| はじめまして。長文失礼します。 赤チャート数Cの確率と確率分布のところで、チェビシェフの不等式が取り上げられていますが、証明が理解できません。 本では次のように書いてあります。
確率変数Xの平均をm、標準偏差をσとする。σ≠0ならば、任意の正の数kに対して、次の不等式が成り立つ。 P(|X-m|≦kσ)≧1-1/k2 …A [証明] Xのとる値を x1, x2, ・・・, xn とし、P(X=xi)=pi とおく。 また、x1, x2, ・・・, xa のとき |X-m|>kσ とし xa+1, xa+2, ・・・, xn のとき |X-m|≦kσ とする。 このとき P(|X-m|≦kσ)=1-P(|X-m|>kσ) =1-?納i=1,a]pi …?@ また、 σ2=?納i=1,n](xi-m)2pi≧?納i=1,a](xi-m)2pi≧k2σ2?納i=1,a]pi σ2>0であるから ?納i=1,a]pi≦1/k2 よって 1-?納i=1,a]pi≧1-1/k2 これと?@により、Aが成り立つ。 終
上の赤文字で書いたところがわからないところです。 自分としては、大小比較なので2つの式の差を作ることを考え ?納i=1,a](xi-m)2pi−k2σ2?納i=1,a]pi=?納i=1,a]{(xi-m)2-k2σ2}pi としました。 ここで、 x1, x2, ・・・, xa のとき |X-m|>kσ とあるから |X-m|>kσ の両辺を2乗して (定義から k>0 また、標準偏差σは分散の正の平方根であるから σ>0 よって kσ>0) (X-m)2>k2σ2 すなわち (X-m)2-k2σ2>0 ゆえに x1, x2, ・・・, xa のとき (X-m)2-k2σ2>0 であることと pi>0 (Xのとる値がxiであり、Xがxiをとる確率がpi)であることから ?納i=1,a]{(xi-m)2-k2σ2}pi>0 したがって ?納i=1,a](xi-m)2pi>k2σ2?納i=1,a]pi となってしまい、≧となることを示せません。どこか間違った解釈をしている部分があるでしょうか。 自分では pi>0 の部分がはっきりしない( pi≧0?)のですがどうでしょうか。 長々と読み辛いところがあるかと思いますが、ご教示よろしくお願いします。
|
No.5998 - 2011/02/24(Thu) 01:25:30
| ☆ Re: チェビシェフの不等式 / londontraffic [教育関係者] | | | | こんにちは. もう国公立前期2次が始まっている所があるので,間に合っていないかもしれませんが.
>自分では pi>0 の部分がはっきりしない( pi≧0?)のですがどうでしょうか。 そうですね.例えばa=1,p_1=0なら等号が成立します. 狙い目はokです.自信持ってください.
|
No.6001 - 2011/02/25(Fri) 15:53:52 |
| ☆ Re: チェビシェフの不等式 / トト ♂ [東北] [高校3年生] | | | | londontraffic様 ありがとうございます。 確率変数XについてP(X=xi)=pi=0となることを考えると、確率が0なのでXがその値をとらない事になり、Xがとる値xiというのに矛盾するのでは…と考えていたのですが、一般には p1+p2+・・・+pn=1 であればpの値のいくつかが0でもかまわないみたいですね。 となれば等号が成立することも納得できました。ありがとうございました。
|
No.6006 - 2011/02/27(Sun) 10:04:08 |
|