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最大公約数・最小公倍数 / 氷わさび [北海道] [高校2年生]
お久しぶりです。疑問ができましたのでお願いします。
ニューアクションβ2B・例題5からの出典です。

『3つの整式x^2+x-2,x^2+3x+2、(x+2)(x^2-4)の最大公約数と最小公倍数を求めよ』
という問題です。
この問題で各整式を因数分解し、最大公約数をx+2と求めた後、
『また、x-1,x+1,x-2は互いに素であるから』・・・☆とあります。
『互いに素』の定義がわからなかったので本書のまとめで確認したところ、
『2つの整式の最大公約数が定数のとき、この2式は互いに素であるという。』とあります。

ここで疑問が生じたのですが、(1)何故最大公約数x+2は定数なのでしょうか?xは値の変わる変数だから、それに2を足したx+2もまた変数なのではないでしょうか?
(2)このような問題の場合、☆のように互いに素の確認は必要なのでしょうか?


あと、この疑問が解決した後に関連項目としてもう1つお願いしたいことがあります。
この例題5のPOINTとして
『2つの整式P(x)とQ(x)において、その最大公約数をG(x)、最小公倍数をL(x)とするとき、
(2)L(x)=G(x)A(x)B(x)』
と書いてありますが、何故このような式になるのかがわかりません(^^;)
この前に(1)として
『P(x)=G(x)A(x)、Q(x)=G(x)B(x)
(A(x),B(x)は互いに素な整式)』とあり、これはしっくりきたのですが、(2)に関しては手が及びませんでした。

もしよろしければ証明のほどをお願いします。


ご回答よろしくお願いします。

No.3801 - 2009/09/14(Mon) 22:10:04

Re: 最大公約数・最小公倍数 / CORNO [東北] [教育関係者]
おはようございます.
出勤前ですので,とりあえず (1) だけ.

氷わさびさんは勘違いされているようです.

>『また、x-1,x+1,x-2は互いに素であるから』・・・☆とあります。
 x−1,x+1,x−2 の最大公約数は確かに定数です.

No.3802 - 2009/09/15(Tue) 06:25:05

Re: 最大公約数・最小公倍数 / 氷わさび [北海道] [高校1年生]
おはようございます。朝早くありがとうございます。
何故定数なのかを教えていただきたいです。

No.3803 - 2009/09/15(Tue) 08:02:05

Re: 最大公約数・最小公倍数 / CORNO [東北] [教育関係者]
おこんばんはです。

ん〜,私が言った『勘違い』の意味を考えてもらえたかな?

>何故定数なのかを教えていただきたいです。
 もしかしてまだ『x+2が定数』という話でしょうか?
 解答のどこにも『x+2が定数』とは書いていませんし,それを匂わせることすら書いていませんよ.
 解答に書いているのは,『x−1,x+1,x−2 は互いに素であるから』です.
 x−1,x+1,x−2 の最大公約数は確かに定数です.

もしここまでをまだ理解できなければ次の問に答えてください.
理解できたのならば答えなくてかまいません.

問.次の多項式の最大公約数を答えよ.
 (1) x^2−3x+2,x^2−1
 (2) x^2−x−6,x^2−1

No.3804 - 2009/09/15(Tue) 19:13:04

Re: 最大公約数・最小公倍数 / 氷わさび [北海道] [高校1年生]
(1) (x-1)
(2) なし

最大公約数は常に定数なんですね。

No.3805 - 2009/09/15(Tue) 21:38:24

Re: 最大公約数・最小公倍数 / CORNO [東北] [教育関係者]
(1) はx−1 ですね.
これは x を含んでいますから定数ではありません.

(2) 最大公約数がない,なんてことはありません.
たとえば,「5 と 7 の最大公約数は?」と聞くと,「ありません」と言う生徒はよくいます.
でもそんなことはありません.1 という立派な最大公約数があるのです.
今はそれと同様です.最大公約数は 1 です.
ただ,多項式の場合,1 以外に 2 や 5 などと答えても正解です.つまり今の場合,最大公約数は定数です.
でも,この部分はわかりにくいところかもしれないので,納得できなくてもあまりこだわらないでください.
(2) の答は「最大公約数は 1 (=定数)」で充分です.

というところを踏まえて,

>『また、x-1,x+1,x-2は互いに素であるから』・・・☆とあります。
 x−1,x+1,x−2 の最大公約数は確かに定数です.

を納得してもらいたいんですが…

No.3806 - 2009/09/15(Tue) 22:30:23

Re: 最大公約数・最小公倍数 / 氷わさび [北海道] [高校1年生]
あっ!1もありましたね・・・
小学生の頃習った気がします。

丁寧な解説ありがとうございます、そこまで納得できました。

No.3807 - 2009/09/16(Wed) 08:07:39

Re: 最大公約数・最小公倍数 / CORNO [東北] [教育関係者]
じゃあ,次にいきましょう.
これも結論を言ってしまうと,互いに素であることは(述べても差し支えないですが)述べなくてよいでしょう.
つまり,

 「 x^2+x−2=(x−1)(x+2)
   x^2+3x+2=(x+1)(x+2)
   (x+2)(x^2−4)=(x+2)^2(x−2)
  であるから,最大公約数は x+2,最小公倍数は〜 」

で充分と思います.
では,最後のところですが,これも次の問を考えてみてください.

問.次の2数 P,Q について,最大公約数 G,最小公倍数 L を求めよ.
 (1) P=8,Q=18
 (2) P=12,Q=30

No.3808 - 2009/09/16(Wed) 17:06:42

Re: 最大公約数・最小公倍数 / 氷わさび [北海道] [高校1年生]
(1) G=2,L=72
(2) G=6,L=60

でしょうか。

No.3809 - 2009/09/16(Wed) 20:58:48

Re: 最大公約数・最小公倍数 / CORNO [東北] [教育関係者]
続けます.

>(1) G=2,L=72
>(2) G=6,L=60

その通りです.
すると,
 (1) P=4*2=4G,Q=9*2=9G (4と9は互いに素)
 (2) P=2*6=2G,Q=5*6=5G (2と5は互いに素)
と表せて,さらに
 (1) L=4*9*G
 (2) L=2*5*G
となりますよね.
つまり,整数と多項式という違いはありますが,

>(2)L(x)=G(x)A(x)B(x)』

の形になりました.
ここまではどうでしょうか?

No.3810 - 2009/09/17(Thu) 20:26:16

Re: 最大公約数・最小公倍数 / 氷わさび [高校1年生]
そういう発想だったとは・・・まったく思いつきませんでした。
そこまで理解できました。

No.3811 - 2009/09/18(Fri) 16:32:56

Re: 最大公約数・最小公倍数 / CORNO [東北] [教育関係者]
>そこまで理解できました。
 あとは何が問題ですか?

No.3812 - 2009/09/18(Fri) 19:09:45

Re: 最大公約数・最小公倍数 / 氷わさび [高校1年生]
すいません、これで質問終わりでしたね。
先生のおかげで無事解決できました。ありがとうございました。
またの機会にお願いします。

No.3813 - 2009/09/18(Fri) 21:29:20
不等号の記号 / めい [東海] [浪人生]

こんにちは!3回目の質問になります。
京都府立大学の類題です。

関数 y=2sin^2(x)-2asin(x)+a-1について次の問いに答えよ。
(1)a=1のとき、yの最大値、最小値を求めよ、またそのときのxの値を求めよ。
(2)xが 0°≦180°のすべての実数値をとるときのyの最小値 M(a)を求めよ。
(3)y=M(a)のグラフをかけ。

です。最後まで解けたのですが、M(a)の書き方が自分のものと解説のもので
少し異なっているのが疑問です。

解答では
a-1(a<0)
-a^2/2+a-1(0≦a≦2)
-a+1(a>2)

自分の答え
a-1(a<0)
-a^2/2+a-1(0≦a<2)
-a+1(a≧2)

としました。グラフをかくときはすべての区間で連続だから不等号のイコールは
どちらにつけてもよい、ただしどちらかにつけなくてはいけない、と言うお話を
聞いたことがあるのですが2次関数の場合分け問題でも解答の不等号のつけ方が
自分の出した答えと異なることがあるんです。イコールのつけ方に規則があるのか
それともこの場合はどちらでもよいのかと・・・。a≦0から書き出してもよいの
かなとか?何か分かりにくくてすみません。
よろしくお願いいたします。

No.3797 - 2009/09/13(Sun) 17:52:05

Re: 不等号の記号 / CORNO [東北] [教育関係者]
こんばんは,CORNO でございます.

まず最初に…
問題文はその通りに書き込みましたか?
たとえば,(1) を見る限り,x の値の範囲が与えられているのが常識的だと思うのですが.

ま,今の質問には影響しないので,回答にいきます.

結論から言えば,今はどうでもかまいません.
問題集によっては,
  a≦0,0≦a≦2,2≦a
なんていうのもあります.
ただし,めいさんの言うように,
  a<0,0<a<2,2<a
はまずいですよ,どちらかにつけなくてはいけませんから.

No.3798 - 2009/09/13(Sun) 18:29:11

Re: 不等号の記号 / めい [東海] [高校1年生]
すみません書き忘れていました。問題文にはただし、0°≦x≦180°とする
とありました。
(2)も0°≦x≦180°のすべての実数値・・・の書き誤りでした。

No.3799 - 2009/09/13(Sun) 19:27:21

Re: 不等号の記号 / めい [東海] [浪人生]
どうもありがとうごさいました。
今回の問題の場合はどちらかについていれば問題ないのですね。
三次関数とy=Kとの解を調べる問題だとしっかり答えと一致する
のですが二次関数の問題になると等号がずれてしまうことが多いので
不安でした。もう少し類題を解いてみたいと思います。

No.3800 - 2009/09/14(Mon) 16:23:53
(No Subject) / ant [高校3年生]
お久しぶりです。前は半年?ほど前にお世話になりました。
回答者の皆様も忙しそうなご様子ですが少し自分の疑問にお付き合い願いたいです。

前回の同値関係に関してもそうでしたが学習を進めていくにあたって
今まで特に気にとめずに来ていた事がふと疑問にあがることがあります。
問題は赤チャート?Uの例題150から、"定数"について質問です。

問)aを定数とする。方程式
log_{2}(x-1) + log_{2}(5-x) = log_{2}(2x-a)
の実数解の個数をaによって分類せよ。

解)真数条件より、1<x<5 かつ a/2<x −(1)
よって、a≦2 のとき 1<x<5
    a<2<10 のとき a/2<x<5
    a≧10のとき (1)を満たすxの値はない。
与式から、(x-1)(5-x)=2x-a ⇔ x^2-4x+5=a
この左辺をf(x)とおくと f(x)=(x-2)^2+1
(※)y=aのとき x=a/2とすると, y=2x
y=f(x)のグラフと y=2x の共有点のx座標は x=1,5
よって実数解の個数は、右の図から・・・


定数というのは定まった数、変数というのは未知、或いは不定である数を表すという風に解釈してきました。
しかし、この問題では定数なのに値はきっちりと定まらず変数のように動くことを前提としたような答え方をしています。
この問題に限らず、係数に"文字の定数"が使われ、判別式で実数解の個数を判別する二次方程式の問題も同様です。

それに、この問題は(※)の部分で「変数=定数」としています。
変わる数と定まった数が一緒??とやはりここでも首を傾げてしまいました。

とりあえず、aを変数と見てf(x)軸の代わりにa軸をとることによって答えを導くやり方は理解しましたが
おそらく厳密な理解ではないので入試で書いたらはねられそうそうな気がします。
どなたか、定数、変数とはなんなのか、詳しくご教授お願いいたします。

No.3774 - 2009/09/05(Sat) 19:19:10

Re: / londontraffic [教育関係者]
antさん,こんばんは.

本題に入る前に
>とりあえず、aを変数と見てf(x)軸の代わりにa軸をとることによって答えを導くやり方は理解しましたが
が,ちょっと気になります.
これ本当は
定数関数y=aと関数y=f(x)の共有点のx座標が方程式f(x)=aの解
と考えるのが正しいです.

さて本題.
>定数というのは定まった数、変数というのは未知、或いは不定である数を表すという風に解釈してきました。
そうですね.素直にそう捉えて構わないと思います.ただし,定数は「定まる1つの値」とは限らないのです.

例えば2次方程式ax^2+bx+c=0(a,b,cは定数でaキ0)といわれた場合,antさんはどう捉えますか?

No.3779 - 2009/09/06(Sun) 18:54:55

Re: / ant [高校3年生]
londontrafficさん、回答ありがとうございます。
かなり頭の中が混乱しているので迷惑をおかけすると思いますがよろしくお願いします

>>とりあえず、aを変数と見てf(x)軸の代わりにa軸をとることによって答えを導くやり方は理解しましたが
>が,ちょっと気になります.

まず最初にこの問題の解説を見て解こうと思ったときに疑問に思ったのが x>a/2というのをどうやって座標平面上にあらわしたらいいんだろう?ということでした。
そこでyを軸にとるのではなくaを軸にとってみると図形と方程式の単元でならったような領域が使えて・・・という感じで解いていきました

すいません。なんとなく答えにいけそうだなぁというぐらいの適当な考えです


>例えば2次方程式ax^2+bx+c=0(a,b,cは定数でaキ0)といわれた場合,antさんはどう捉えますか?
a,b,cが決まっていてxは等式を満たすような2つの値をとり得る、という風に捉えています。

No.3780 - 2009/09/06(Sun) 21:23:35

Re: / londontraffic [教育関係者]
前段を深く話していると本題が疎かになりそうなので,本題の続きです.

>a,b,cが決まっていてxは等式を満たすような2つの値をとり得る、という風に捉えています。
はい.結構です.では次です.

以下mは定数とする.
問1 2次方程式 x^2-mx+1=0が重解をもつときのmの値を求めよ.
問2 2次方程式 x^2-mx+1=0が異なる2つの実数解を持つときのmの値の範囲を定めよ.
勿論答えは
問1 m=±2  問2 m<-2,2<m
さて,antさんはこの2つの問いの解を受け入れますか?

No.3782 - 2009/09/07(Mon) 06:19:52

Re: / ant [高校3年生]
>さて,antさんはこの2つの問いの解を受け入れますか?
うーん、やはり納得はいきません
xもmも変数なのでは?と思ってしまいます。

No.3783 - 2009/09/07(Mon) 07:42:46

Re: / londontraffic [教育関係者]
では
問3 mは定数とする.2次方程式x^2-6x+m=0が重解を持つときのmの値を求めよ.
答えは9ですが,これはどうですか?

No.3784 - 2009/09/07(Mon) 18:42:16

Re: / ant [高校3年生]
mが9にしかなりえないので感覚的に定数かなぁと思います

自分には、例えば
>問1 2次方程式 x^2-mx+1=0が重解をもつときのmの値を求めよ.
の答え m=±2
(x+2)(x-2)=0を解け
の答え x=±2
"方程式が重解をもつ"、"与えられた方程式を満たす"という条件の中身の違いはあれども
xもmも「与えられた条件を満たす2つの値をとりえる数」という風に捉えれば同じであるように思うのです

No.3785 - 2009/09/07(Mon) 20:02:31

Re: / londontraffic [教育関係者]
はい.何となくantさんの思いが少しずつ伝わってきました.
どうしても「1つ」に拘りたいようですね,

先日の
>>例えば2次方程式ax^2+bx+c=0(a,b,cは定数でaキ0)といわれた場合,antさんはどう捉えますか?
>a,b,cが決まっていてxは等式を満たすような2つの値をとり得る、という風に捉えています。

ですが勿論a,b,cの組は無数にあります.(定数でありながら)a,b,cを様々な値に変化させられる解の公式x=frac{-b±sqrt{b^2-4ac}}{2a}をantさんは認めないのでしょうか?

No.3787 - 2009/09/08(Tue) 01:37:41

Re: / ant [高校3年生]
>ですが勿論a,b,cの組は無数にあります.(定数でありながら)a,b,cを様々な値に変化させられる解の公式x=frac{-b±sqrt{b^2-4ac}}{2a}をantさんは認めないのでしょうか?
なにかとても上から目線な言い方になってしまいますが認めるか認めないかといわれたら認めるしかない、としか答えられません・・・

やはり、自分の言語感覚だと前掲したような「変数=未知の数」、「定数=定まった数」という定義は抽象的すぎるように思うのです
解の公式のa,b,cもその式だけをぱっと見せられたら値が定まってない、つまり"未知"の数といえると思いますし
wikipediaの定数のページ(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%9A%E6%95%B0)にも"未知の定数"という表現が使われているように
定数も"未知"という要素を持ちうる以上「変数=未知の数」では変数と定数のどこが違うのか、という説明にはならないと思うのです

偉そうなことを言ってすみません。でも自分の力で調べた限りでは答えにたどり着けなかったので先生方のお力がどうしても必要なんです。

No.3790 - 2009/09/08(Tue) 21:23:28

Re: / londontraffic [教育関係者]
私もwiki見ましたよ(^_^)

先述の2次方程式ax^2+bx+c=0ですが,書いたとおり定数a,b,cは様々な実数と考えることができるので「値が変化する数」と考えることはできます.しかし,私はそれを変数だとは思いません.
何故ならば2次方程式ax^2+bx+c=0では「xが未知数」であり,a,b,cはそのxを決定する定数だからです.
またantさんが今回例に出した問題では,「aを定数」としてあるので「方程式」は「aについての方程式」ではなく「xについての方程式」と考えなさいとしてあるのです.

私が例に出した問1の解は「定数mは2と-2の2個ありますよ」と捉え,問2の解は「定数mはm<-2,2<mを満たすあらゆる実数ですよ」と捉えれば,mは変数ではないと思えませんか?

No.3791 - 2009/09/08(Tue) 21:58:58

Re: / ant [高校3年生]
感覚的にですが少し分かってきたかもしれません。
文章にするのは難しいですが・・・

つまり、定数、変数ともに文字で表された数は任意の値をとり得えますが
定数が変数の動く範囲を決定する、というような解釈でよろしいのでしょうか?

例えばlondontrafficさんが例に出された問2の答えが指す意味は
「xが異なる2つの実数解の間を動くように仕向けるようなmは-2より小さくて2より大きい」というようなことになるのでしょうか?

No.3793 - 2009/09/08(Tue) 22:54:12

Re: / londontraffic [教育関係者]
レス遅れてすいません.

>定数が変数の動く範囲を決定する、というような解釈でよろしいのでしょうか?
>
>「xが異なる2つの実数解の間を動くように仕向けるようなmは-2より小さくて2より大きい」というようなことになるのでしょうか?

そのような感覚で構わないです.

見方によっては変数と捉えることもできますが,あくまでも方程式や関数の係数・定数項としての役割がほとんどです.

No.3795 - 2009/09/09(Wed) 18:25:57

Re: / ant [高校3年生]
長い間お付き合いいただきありがとうございましたm(_ _)m
とりあえず納得のいく感覚は得られました。
あとはいろいろな問題に当たってより正確な感覚を見に付けたいと思います。

No.3796 - 2009/09/09(Wed) 23:51:27
サイコロをa回投げるとき何回目かで出た目の和がnとなる確率 / kazu [高校1年生]

僕たち(高1です)で検討した結果
a
Σ(n-1)!/{6^k・(k-1)!・(n-k)!}
k=1

重複組み合わせのHを使って表すと
a
Σ(kHn-k)/6^k
k=1

と出ました。(見にくくてすみません)

一応証明もしてみたのですが
自信がありません。
正しいかどうか検証してくださる方はいらっしゃいますでしょうか?
よろしくお願いします。
また、もっと簡単な表し方もありましたら教えてください。

No.3786 - 2009/09/07(Mon) 20:40:43

Re: サイコロをa回投げるとき何回目かで出た目の和がnとなる確率 / 一ノ谷 [社会人]
kazuさん,こんにちわ.一ノ谷です.

綺麗な結果ですが,a,nの大小,そして,サイコロの目が6以下という事実が気になります.

まず,Σ_{k=1}^{a}において(n-k)!を扱うためにはa≦nが必要です.
また,a=1のときkazuさんたちの結果はnによらず1/6となりますが,7≦nなら確率は0となって然るべきですから,n≦6も必要ですね.

逆にa≦n≦6ならば,k(1≦k≦a)回目に初めて和がnになる確率は
 C(n-1,k-1)×(1/6)^{k}
なのでkazuさんたちの結果が成り立ちます.

> もっと簡単な表し方
とくにa=nのときには,2項定理より(7^{a-1})/(6^{a})と整理できます.

No.3789 - 2009/09/08(Tue) 13:38:10

Re: サイコロをa回投げるとき何回目かで出た目の和がnとなる確率 / kazu [甲信越] [高校1年生]
ご指摘ありがとうございます。
時間があればn≧7についても考えてみようと思います。

そのときはまた、ここに投稿してもよろしいでしょうか?

No.3792 - 2009/09/08(Tue) 22:27:13

Re: サイコロをa回投げるとき何回目かで出た目の和がnとなる確率 / 一ノ谷 [社会人]
お待ちしています.
No.3794 - 2009/09/08(Tue) 23:16:32
(No Subject) / ガリ [九州] [高校3年生]
はじめまして。出典は不明です。

問:f(x)=∫(0→π/2)|x−sin^2θ|sinθdθ (0≦x≦1)
  の最大値、最小値を求めよ。

絶対値をはずすのにどう場合分けをしてよいのかわかりません。よろしくお願いします。

No.3766 - 2009/09/01(Tue) 16:19:32

Re: / 新矢(運営者) [近畿] [塾講師]
ガリさん、はじめまして。返信が遅くなり申しわけありません。

絶対値の処理ですが、この問題では、中身の正負で場合わけします。
まず中身が0以上から考えてみましょう。

(1) x-sin^2θ≧0 のとき、

 さて、ここで問題です。
 この x-sin^2θ≧0 はxの不等式とみるのでしょうか?
 それともθの不等式とみるのでしょうか?

どちらの文字の不等式とみるかの理由と、その文字について、この不等式を解いた結果を書き込んでください。

No.3772 - 2009/09/05(Sat) 14:49:36

Re: / ガリ [九州] [高校1年生]
返信ありがとうございます。

x-sin^2θ≧0 についてですが、定積分の中ではxは定数なので、θについて解いてみようと思いました。

sin^2θ≦x
x≧0なので、-√x≦sinθ≦√x
0≦θ≦π/2のとき、0≦sinθ≦√x

となって、θについて解くことはできませんでした><
どこか間違っているのでしょうか?

No.3773 - 2009/09/05(Sat) 16:12:08

Re: / 新矢(運営者) [近畿] [塾講師]
こんばんわ。

>θについて解くことはできませんでした><

xなんてものが入ってますからね。誰にも解けませんよね。
ではどうすればいいのか? ですが、方程式で説明しますね。

θの方程式 sinθ=√x を考えます。
それぞれの文字の取りうる範囲ですが、問題に 0≦x≦1 とありますから、
0≦√x≦1 ですね。もしも x=1/2 なら sinθ=1/√2 ですから、単位円を描けばこれは解けますね。
三角方程式・不等式を解くときの注意は 何πから何πの範囲で解くのか確認しなければなりません。
この問題では、積分区間を見ると、0≦θ≦π/2 であることがわかります。

さて、ここで質問です。
 sinθ=√x は 0≦θ≦π/2 の範囲にいくつ解をもちますか?

No.3775 - 2009/09/05(Sat) 23:22:19

Re: / ガリ [九州] [高校3年生]
おはようございます。

sinθ=√xは0≦θ≦π/2において1つのxに対して1つの解を持ちますよね?

No.3776 - 2009/09/06(Sun) 08:18:58

Re: / 新矢(運営者) [近畿] [塾講師]
こんにちは。まだまだ暑いですね。

そのとおり、ただ一つの解をもちますね。そこで、その解をαとします。
αは何πかはわかりませんが、

0≦α≦π/2 , sin α=√x をみたすような角度ですね。

そこで、このαを用いて、sin^2θ≦x を解いてみるとどうなるでしょう?

No.3777 - 2009/09/06(Sun) 15:29:54

Re: / ガリ [九州] [高校3年生]
なるほど、三角関数の合成の問題でも似たようなのを見たことがあります。

sinα=√xを満たすαを考えると、sin^2θ≦xは
0≦θ≦α 
となりました。

これをもとに場合分けをすればよいのでしょうか?

No.3778 - 2009/09/06(Sun) 17:29:04

Re: / 新矢(運営者) [近畿] [塾講師]
こんばんわ。

>これをもとに場合分けをすればよいのでしょうか?

そうですよ。
場合わけして積分してみてください。
cosαが出てきても大丈夫!
sinα=√x なのですから!!

No.3781 - 2009/09/07(Mon) 00:07:00

Re: / ガリ [九州] [高校1年生]
遅くなりました。

積分してみた結果、f(x)はかなり複雑な関数になりました^^;
それを微分して増減調べたら最大値は2(x=0)、最小値は1/4(x=3/4)でした。

解答が手元にないので合っているかわかりませんが、解き方はわかりました。
ありがとうございました。

No.3788 - 2009/09/08(Tue) 11:17:03
(No Subject) / こい [高校1年生]
よろしくおねがいします。
看護学校の入試問題です。答えは解るのですが、答えに行き着く過程がわかりません。

次の数式を因数分解しなさい。
 2          2
?@A−2BC+AC−4B

   2
?AAX−(A+2)X+2


の2問です。 よろしくおねがいします。

No.3768 - 2009/09/02(Wed) 05:33:12

Re: / 新矢(運営者) [近畿] [塾講師]
こいさん、こんにちは。返信が遅くなり申しわけありません。

さて、因数分解の出発点は『式を、次数の一番低い文字で整理する』です。

(1) a^2-2bc+ac-4b^2 (通常、文字は大文字でなく小文字を使います)

この式は、aについてみると2次式。bについてみると2次式。cについてみると1次式ですが、このことはOKですか?
OKならば、次数の一番低い c について、式を整理してみてください。

掲示板における数式の表し方は↓を参照ください。
http://lykeion.info/kango/kango_bbs/hyouki.htm

No.3771 - 2009/09/05(Sat) 14:26:43
入試問題集2009(理系)206番 / ルイ [東北] [高校3年生]
ルイです。お久しぶりです。

実数a,bがすべての値をとって変化するとき,積分∫[0→1]│x2+ax+b│dxがとる値の最小値と,そのときのa,b,の値を,次のようにして求めよ。
(1) 任意の実数Aに対して
    │A│+A≧0(等号はA≦0のとき),│A│−A≧0(等号はA≧0のとき)
 が成り立つことを示せ。
(2) 関数f(x)に対する積分を
    I=∫[0→1]│f(x)│dx,J=∫[0→c]f(x)dx−∫[c→d]f(x)dx+∫[d→1]f(x)dx(0<c<d<1)
 とする。こんとき,任意の関数f(x)に対してI≧Jが成り立つことを示せ。また,等号が成り立つのは,3つの区間0≦x≦c,c≦x≦d,d≦x≦1で,f(x)がそれぞれどのような条件を満たすときか。
(3) f(x)=x2+ax+bの場合を考える。このとき,Jの値をa,b,c,dの式で表し,a,b,について整理して,aの係数とbの係数を求めよ。さらに,Jの値がa,b,の値に関係なく一定値になるようにc,d,の値を定めよ。
(4) 積分∫[0→1]│x2+ax+b│dxがとる値の最小値と,そのときのa,b,の値を求めよ。〔09 近畿大・医(推薦)〕

◆考え方◆
(1)は省略します。

(2)Iを3つの区間に分けて,Jとの差をとれば(1)で示したことを用いて,被積分関数が常に正となり,0<c<d<1から,I−J≧0が示されました。等号成立は,0≦x≦c,d≦x≦1でf(x)≧0,c≦x≦dでf(x)≦0

(3)単純計算で結果のみ記すと,
(c2−d2+1/2)a+(2c−2d+1)b+2c3/3−2d3/3+1/3
aの係数はc2−d2+1/2
bの係数は2c−2d+1
a,bの恒等式となるには,c=1/4,d=3/4

…とここまでは解けたのですが,(3)と(4)の関連性がまったくわかりません。模範解答には,

(以下抜粋)
(4)(2)で示したことは,0<c<d<1である任意のc,dについて成り立つから,任意の関数f(x)に対して
【∫[0→1]│f(x)│dx≧∫[0→1/4]f(x)dx−∫[1/4→3/4]f(x)dx+∫[3/4→1]f(x)dx】
が成り立つ。等号が成り立つのは
0≦x≦1/4,3/4≦x≦1でx2+ax+b≧0,1/4≦x≦3/4でx2+ax+b≦0
となるときである。
方程式x2+ax+b=0について,解と係数の関係から
a=−(1/4+3/4)=−1 b=(1/4)・(3/4)=3/16
よって,∫[0→1]│x2+ax+b│dxは,a=−1,b=3/16のとき最小値1/16をとる。

…とこうあるのですけれども,何をしているのかがさっぱりわかりません。【 】部分で勝手にc,dの値を定めていますが,確かに任意のc,dに対して不等式が成り立つことは(2)で証明されていますが,c,dの値によって最小値が変わったりはしないのでしょうか?

No.3718 - 2009/08/26(Wed) 02:04:21

Re: 入試問題集2009(理系)206番 / ルイ [東北] [高校1年生]
↑よく考えてみると,

左辺は∫[0→1]│x2+ax+b│で常に同じであり,かつ,全てのc,d(0<c<d<1)に対して右辺以上で,しかも最小値をとる条件があるので,右辺は必ず最小値となっている。それならば,一番考えやすいc,dを選ぼう。

という方針ですか?

No.3720 - 2009/08/26(Wed) 16:08:16

Re: 入試問題集2009(理系)206番 / 一ノ谷 [社会人]
ルイさん,こんにちは.一ノ谷です.

> しかも最小値をとる条件があるので,右辺は必ず最小値となっている。
> それならば,一番考えやすいc,dを選ぼう。
誤認です.

一般に関数の最小値の定義は
 mはf(a,b)(a,bは実数)の最小値である
⇔「任意の実数a,bについてf(a,b)≧m」…(A)かつ「ある実数a,bについてf(a,b)=m」…(B)
でした.ここでmはa,bの値によらない定数であることに注意してもう一度考えてみて下さい.

No.3744 - 2009/08/29(Sat) 13:43:31

Re: 入試問題集2009(理系)206番 / ルイ [東北] [高校3年生]
一ノ谷先生、返答、ありがとうございます。返信が遅くなり申し訳ありません。

右辺にa,bがあってはならないのでしょうか?

No.3769 - 2009/09/03(Thu) 02:40:20

Re: 入試問題集2009(理系)206番 / 一ノ谷 [社会人]
その通りです.
No.3770 - 2009/09/03(Thu) 18:55:07
積分 / あやか [近畿] [高校3年生]
こんにちは。あやかです(^∪^)

連立方程式 
    ?I^2+y^2≦4、y≧?I^2-2
のあらわす領域の面積を求めよ。

おしえてください。

No.3762 - 2009/08/31(Mon) 20:03:42

Re: 積分 / 七 [近畿] [社会人]
あやかさん、おはようございます。


> 連立方程式 
>     ?I^2+y^2≦4、y≧?I^2-2

連立不等式ですね。

円?I^2+y^2=4、放物線y=?I^2-2
の3つの共有点の座標および
?I^2+y^2≦4、y≧?I^2-2 のあらわす領域はわかりますか

No.3763 - 2009/09/01(Tue) 07:07:31

Re: 積分 / 七 [近畿] [社会人]
よそで回答がついたようですね。
No.3767 - 2009/09/01(Tue) 18:34:34
倍数の証明 / ヘボ太 [浪人生]
よろしくお願いします。一橋の問題です。
(1)はなんとかできましたが(2)がわかりません。

【問題】
整数a,b,c,dが等式a2+b2+c2=d2を満たすとする.
(1)dが3の倍数でないならば,a,b,cの中に3の倍数がちょうど2つあることを示せ.
(2)dが2の倍数でも3の倍数でもないならば,a,b,cのうち少なくとも1つは6の倍数であることを示せ.

【解答】
(1)
a2+b2+c2=d2・・・?@とする。
nを3の倍数でない整数とすると、
n=3k±1(kは整数)と表せる。
n2=3(3k2±2k)±1
よって、n2を3で割ると1余る。
よって、d2も3で割ると1余り、

(ア)a,b,cのうち3つとも3の倍数のとき、
a2+b2+c2は3の倍数となり、?@に矛盾。
(イ)a,b,cのうち2つだけが3の倍数のとき、
a2+b2+c2は3で割ると1余るので?@を満たす。
(ウ)a,b,cのうち1つだけが3の倍数のとき、
a2+b2+c2は3で割ると2余るので?@に矛盾。
(エ)a,b,cのどれも3の倍数でないとき、
a2+b2+c2は3の倍数となり、?@に矛盾。

(ア)〜(エ)より、題意は示された。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(2)
dは3の倍数でないから、(1)より、
a=3p,b=3q,c=3r±1 (p,q,rは整数)とおける。


この後、aかbの少なくとも一方が2の倍数であることを示せばいいのだと思うのですが、わかりません。

No.3605 - 2009/08/12(Wed) 22:05:28

Re: 倍数の証明 / 河童 [中国] [塾講師]
ヘボ太さん、こんばんは。河童です。

問題を見ていろいろ悩んだのですが、思い切って次の事実を証明するのが一番早そうです。

まず、(1)の問題を忘れてください。
その上で、

a^2 + b^2 + c^2 = d^2 が成り立つとき、a, b, c のうち少なくとも2つは偶数である。

これを証明してみましょう。
難しいかな?

No.3625 - 2009/08/17(Mon) 23:22:45

Re: 倍数の証明 / 河童 [中国] [塾講師]
と書いた途端に、こんなことを考えました。

(2)の設定では、d^2 が奇数ですから、左辺の候補として、

奇数 + 奇数 + 奇数

偶数 + 偶数 + 奇数

この二通りしかありません。
従って、a, b, c のすべてが奇数ということはあり得ない、ということが証明できればいいですね。
これは、上のわたしの回答に書いた事実より少しだけ簡単に証明できます。

ヒントは『4で割ってみよう』です。

No.3626 - 2009/08/17(Mon) 23:35:30

Re: 倍数の証明 / ヘボ太 [浪人生]
パソコンがしばらく使えず、返信大変遅くなりました。
申し訳ありません。

偶数+偶数+奇数の場合は、(1)よりa,b,cのなかに3の倍数はちょうど2つあることから、a,b,cの中に3の倍数でありかつその2乗が偶数であるものが存在するので、6の倍数が存在します。
奇数+奇数+奇数の場合はとっかかりがわかりません。

おっしゃるとおり、a,b,cのすべてが奇数というのはあり得ないと言えばいいのだと思うのですが。

ヒントの4で割る、というのも使い方がわからなかったのですが、dは奇数なのでd^2を4で割った余りは1だというのは気付きました。

No.3756 - 2009/08/30(Sun) 17:56:05

Re: 倍数の証明 / 河童 [中国] [塾講師]
ヘボ太さん、こんばんは。

> dは奇数なのでd^2を4で割った余りは1だというのは気付きました

そうですね。
おっしゃるとおり、右辺を 4 で割ると余りは 1 になります。
では、左辺はどうでしょうか?

No.3757 - 2009/08/30(Sun) 21:32:39

Re: 倍数の証明 / ヘボ太 [高校1年生]
a^2もb^2もc^2も4で割ると余り1ですから、a^2+b^2+c^2は4で割ると余り3になります。
よって奇数+奇数+奇数のケースはあり得ない、でいいのでしょうか?

まとめてみると、

【解答】
(2)
d^2 は奇数より、左辺のa^2+b^2+c^2は
奇数+奇数+奇数
偶数+偶数+奇数
のいずれか。

(i)偶数+偶数+奇数の場合
(1)よりa,b,cのなかに3の倍数はちょうど2つあることから、a,b,cの中に3の倍数でありかつその2乗が偶数であるものが存在するので、6の倍数が存在する。

(ii)奇数+奇数+奇数の場合
d^2は4で割ると余り1。
一方、a^2,b^2,c^2も4で割るとそれぞれ余り1なので、a^2+b^2+c^2は4で割って余り3となり矛盾。
よってこのケースはあり得ない。

(i)(ii)より、a,b,cの中に少なくとも1つ、6の倍数が存在する。


これで解答として成り立っていますか?

No.3758 - 2009/08/30(Sun) 22:56:31

Re: 倍数の証明 / 河童 [中国] [塾講師]
そうですね。その答案で十分だと思います。

あっ、そうそう、偶数の平方は4で割り切れ、奇数の平方は4で割ると1余ることは式で述べておいた方がいいですね。
この手の問題は『合同式』を勉強すると非常に見通しよく処理できますので、余裕があれば参考書などで勉強されるといいですね。

No.3759 - 2009/08/30(Sun) 23:55:42

Re: 倍数の証明 / ヘボ太 [高校1年生]
河童先生、ありがとうございました。
No.3760 - 2009/08/31(Mon) 00:19:25
(No Subject) / rika [近畿] [高校3年生]
はじめましてrikaです.
考え方がわからないので教えて下さい。
お願いします。

x,y,zが,
x+y+z=5
x^2+y^2+z^2=5
を満たすとき,
(1)xy+yz+zx の値を求めよ.
(2)さらに,xyz=8 も満たすとき,x^5+y^5+z^5 の値を求めよ.

No.3749 - 2009/08/29(Sat) 18:07:17

Re: / rika [近畿] [高校3年生]
(1)
x+y+z=5
両辺二乗して
(x+y+z)=25
x^2+y^2+z^2+2(xy+yz+zx)=25
5+2(xy+yz+zx)=25
xy+yz+zx=10

(2)の考え方を教えて下さい。

No.3750 - 2009/08/29(Sat) 18:57:21

Re: / 一ノ谷 [社会人]
rikaさん,こんばんは.一ノ谷です.

方法は幾つかありますが,以下が一般的です.
1)x,y,zを3解とするtについての3次方程式を一つ作る
2)その方程式の辺々にt^{n}を掛けてx^{n+3}=5x^{n+2}-10x^{n+1}+8x^{n}などの成立を示す
3)f(n)=x^{n}+y^{n}+z^{n} (nは整数)とおき,f(0)=3,f(1)=f(2)=5,f(n+3)=5f(n+2)-10f(n+1)+8f(n) (nは整数)の成立を示し,f(3),f(4),f(5)の値を求める

No.3751 - 2009/08/29(Sat) 19:46:38

Re: / rika [近畿] [高校3年生]
一ノ谷さん,こんばんは。
回答ありがとうございます。
f(n+3)=5f(n+2)-10f(n+1)+8f(n) (nは整数)の成立が理解できないので教えて下さい。

(2)
x+y+z=5
xy+yz+zx=10
xyz=8
よりx,y,zは
t^3-5t^2+10t-8=0 …?@
の3つの解である.
?@にt^nを掛けて,
t^{n+3}-5t^{n+2}+10t^{n+1}-8t^{n}=0
⇔t^{n+3}=5t^{n+2}-10t^{n+1}+8t^{n}
ここで,
f(n)=x^n+y^n+z^n (nは整数)
とおくと,
f(0)=x^0+y^0+z^0=3
f(1)=x+y+z=5
f(2)=x^2+y^2+z^2=5
f(n+3)=5f(n+2)-10f(n+1)+8f(n)
f(3)=5f(2)-10f(1)+8f(0)=5*5-10*5+8*3=-1
f(4)=5f(3)-10f(2)+8f(1)=5*(-1)-10*5+8*5=-15
f(5)=5f(4)-10f(3)+8f(2)=5*(-15)-10*(-1)+8*5=-25
ゆえに,x^5+y^5+z^5=-25

No.3753 - 2009/08/29(Sat) 21:48:33

Re: / 一ノ谷 [社会人]
作り方から
 t^{n+3}=5t^{n+2}-10t^{n+1}+8t^{n}
は,tがx,y,zの何れでも成り立つので
 x^{n+3}=5x^{n+2}-10x^{n+1}+8x^{n},
 y^{n+3}=5y^{n+2}-10y^{n+1}+8y^{n},
 z^{n+3}=5z^{n+2}-10z^{n+1}+8z^{n}
の辺々の和をとればよいでしょう.

No.3754 - 2009/08/29(Sat) 22:23:36

Re: / rika [近畿] [高校3年生]
わかりました。
ありがとうございます。

No.3755 - 2009/08/30(Sun) 15:01:22
(No Subject) / 美樹 [関東] [高校3年生]
行列 α 3
 A=    で,−1<α<1,−1<β<1,α≠βとするとき次の問いに答えよ。
   0 β 

ただし,Eは単位行列とする。

(1)A^2,A^3をそれぞれ求めよ。


(2)                x[n] y[n]
E+A+A^2+……+A^n=      とおくとき
0 x[n]

 lim x[n],lim y[n]を求めよ。
n→∞ n→∞


 まず    α^2 3(α+β)
 (1)A^2=
        0  β^2

       α^3 3(α^2+αβ+β^2
  A^3=
        0  β^3

(2)x[n]=1+α+α^2+α^3+……+α^n

lim x[n]=1/(1-α)となりました。
n→∞
  
  問題はy[n]の方で、
  y[n]=0+3+3(α+β)+3(α^2+αβ+β^2)
    =3+3(α+β)+3(α+β)^2−3αβ?
  どのように求めればよいのか分かりません
  よろしくお願いします。

No.3697 - 2009/08/25(Tue) 01:09:21

Re: / 一ノ谷 [社会人]
美樹さん,こんにちは.一ノ谷です.

方法は幾つかありますが,問文にα≠βとあるので,作者は,Aのべき乗の(1,2)成分を
3=3(α-β)/(α-β),
3(α+β)=3(α^{2}-β^{2})/(α-β),
3(α^{2}+αβ+β^{2})=3(α^{3}-β^{3})/(α-β),
…,
3(α^{n}-β^{n})/(α-β)
としてから和をとることを期待していると思われます.

No.3706 - 2009/08/25(Tue) 15:43:02

Re: / 美樹 [関東] [高校3年生]
一ノ谷さん,こんにちは。
α≠βというのがヒントになっているんですね

lim y[n]=lim (α^n−β^n)/(α−β)
n→∞ n→∞
    =lim (α−β)(α^n-1+α^n-2β+α^n-3β^2+……+β^n-1)/(α−β)
n→∞
    =lim (α^n-1+α^n-2β+α^n-3β^2+……+β^n-1)
n→∞

この後、どのように求めればよいのでしょうか?

No.3736 - 2009/08/28(Fri) 19:13:05

Re: / 美樹 [関東] [高校3年生]
一ノ谷さん、すみません
続きで疑問が出てきたので、再度よろしくお願いします。

No.3739 - 2009/08/29(Sat) 00:12:37

Re: / 一ノ谷 [社会人]
もう一度,y[n]の定義を確認して下さい.
No.3741 - 2009/08/29(Sat) 01:00:48

Re: / 美樹 [関東] [高校3年生]
lim y[n]=lim{3(α−β)/(α−β)+3(α^2−β^2)/(α−β)+3(α^3−β^3)/(α−β)
n→∞ n→∞

       +3(α^n−β^n)/(α−β)}

 この後、どうすればよいのでしょうか?
 おねがいします。

No.3742 - 2009/08/29(Sat) 02:40:31

Re: / 一ノ谷 [社会人]
x[n]と同じく,|α{<1,{β|<1より
lim_{n→∞}3{( (α+α^{2}+…+α^{n}) - (β+β^{2}+…+β^{n}) )/(α-β)
=3( 1/(1-α) - 1/(1-β) )/(α-β)
=3/((1-α)(1-β))
です.

No.3743 - 2009/08/29(Sat) 13:08:35

Re: / 美樹 [関東] [高校3年生]
わかりました。
ありがとうございます。

No.3745 - 2009/08/29(Sat) 15:45:55
計算、論理 / ばる [四国] [高校3年生]
一ノ谷さん、激しく同意します(笑)よろしくお願いします。
今年受験なもので…わからないと焦って余計頭が固まってしまします。別に関係ないですけど…丁寧に教えてくださること感謝します。

No.3691 - 2009/08/25(Tue) 00:14:23

Re: 計算、論理 / 一ノ谷 [社会人]
では,まず問題の仕組みを理解するために次を解いてみて下さい.

問1 実数a,bがa^2+b^2=a+bを満たすとき,a+bの値の範囲を求めよ.

No.3692 - 2009/08/25(Tue) 00:26:26

Re: 計算、論理 / ばる [四国] [高校1年生]
0以上です。
No.3693 - 2009/08/25(Tue) 00:36:11

Re: 計算、論理 / ばる [四国] [高校1年生]
あ、考え方は…
a,b実数より、a^2≧0,b^2≧0よりa^2+b^2=a+b≧0
です。

No.3694 - 2009/08/25(Tue) 00:39:15

Re: 計算、論理 / 一ノ谷 [社会人]
それはいけません.例えば,a+b=5となることはありますか?
(今夜の返信は,ここまでとしますので,じっくり考えてみて下さい)

No.3695 - 2009/08/25(Tue) 00:50:26

Re: 計算、論理 / ばる [四国] [高校3年生]
やばい…何を考えていいのかわかりません…はぁ…
No.3696 - 2009/08/25(Tue) 01:05:45

Re: 計算、論理 / ばる [四国] [高校3年生]
a^2+b^2=a+b=k・・・?@

?@⇔a^2+b^2=a+b・・・?A、かつ、a+b=k・・・?B

⇔(a-1/2)^2+(b-1/2)^2=1/2・・・?Cかつ?B
 
 ⇔2a^2-2ak+k^2-k=0・・・?Dかつ?B(?Bを?Cに代入)

?Dを満たす実数aが存在する範囲は二次方程式?Dの判別式をD/4≧0⇔0≦k≦1
これかつ?B⇒0≦a+b≦1

ん〜わかってないのにできてるような気がして解いているだけです。。。僕が何もわかってない定で教えていただけると嬉しいです。特に最後は⇒でよいのか?・・・

No.3699 - 2009/08/25(Tue) 02:14:29

Re: 計算、論理 / 一ノ谷 [社会人]
そう先を急がず,まず
 a+b=5となることはあるか? a+b=1となることはあるか?
に理由を付して答えて下さい.実はこれこそ問題の仕組みであり,ここが理解できれば何をすれば解答になるのかが判り
> 最後は⇒でよいのか
や,最初の疑問の解決にも繋がります.

No.3705 - 2009/08/25(Tue) 15:28:38

Re: 計算、論理 / ばる [四国] [高校3年生]
すいません。では・・・

a^2+b^2=a+b・・・?@ かつ a+b=5・・・?A

を満たす実数a,bの存在を調べる。

?A⇔b=-a+5
これを?@に代入してa^2-5a+10=0・・・?B

?@かつ?A⇔?Bかつ?A(代入の原理)

ここで少なくとも?Bを満たす実数aは存在しない(?Bの判別式<0であるから)ので?@かつ?Aを満たす実数a,bは存在しない。よってa+b=5となることはない。

a+b=1・・・?Cも同様にしてa^2-a=0⇔a=0or1・・・?D(?@かつ?A⇔?Cかつ?D)
a=1のときb=0,a=0のときb=1
よってa+b=1となる実数a,bは存在する。

どうでしょうか?

No.3708 - 2009/08/25(Tue) 19:50:29

Re: 計算、論理 / 一ノ谷 [社会人]
>a^2+b^2=a+b・・・?@ かつ a+b=5・・・?A
>を満たす実数a,bの存在を調べる。

完璧です.それこそが設問の意味であり,解答においてなすべきは
 a^2+b^2=a+bかつa+b=kを満たす実数a,bが存在するような実数kの範囲を求める
ことです.

一般的に述べるなら
 x,y,…が条件C(x,y,…)を満たすとき,関数f(x,y,…)の値の範囲を求めよ
というのは
 C(x,y,…)かつf(x,y,…)=kを満たすx,y,…が存在するようなkの範囲を求めよ
ということになります.

ここまではどうでしょう?

No.3709 - 2009/08/25(Tue) 20:48:25

Re: 計算、論理 / ばる [四国] [高校1年生]
まぁ…それ以上の説明はないのでしょうし、前よりは理解してる感じが出てきたので、まぁOkということで・・・(あいまいですみません。
No.3710 - 2009/08/25(Tue) 21:26:13

Re: 計算、論理 / 一ノ谷 [社会人]
> まぁOkということで・・・
ちょっと危なげですが,OKであれば,最初の
>互いに異なる4数x,y,z,uに対して、次の式が成り立つ時、この式の値を求めよ。
>(x+y+z)/x=(y+z+u)/y=(z+u+x)/z=(u+x+y)/u
をNo.3709のスタイルにまず書き直し,出来るところまで解いてみて下さい.

No.3711 - 2009/08/25(Tue) 21:45:34

Re: 計算、論理 / ばる [四国] [高校3年生]
No.3699の問題で、題意は

2a^2-2ak+k^2-k=0・・・?Dかつ?B

を満たす実数a,bの存在する条件を求める。ことと同値ですが、僕の解答では?Dを満たす実数aが存在する条件しか調べてないのですが…?Dかつ?Bを満たす実数a,bの存在条件を述べないとダメなのにこれは間違っているような、というかモヤモヤ感があるのですが・・・


最初の問題は、(x+y+z)/x=(y+z+u)/y=(z+u+x)/z=(u+x+y)/u・・・A
かつ (u+x+y)/u=k・・・B 
を満たす、異なる複素数x,y,z,uの存在条件を求める。ということと同義で、さらに、異なる複素数x,y,z,uの存在条件とは、x,y,z,uが異なるための条件と読みかえられて

「AかつBかつx,y,z,uが異なる」⇔・・・AかつBをどういじるかの方針が立ちません。(どう同値変形すればよいかがわからないということです)

やっとわかってきたのですが、やはり、ここで「AかつB」から必要条件で言えることが、「AかつB」を満たしており、さらにx,y,z,uが異なることを確かめる。という方針がわかりやすいかと。。。

だいぶ進歩したと思うのですがどうでしょう?

No.3727 - 2009/08/27(Thu) 15:59:24

Re: 計算、論理 / 一ノ谷 [社会人]
> モヤモヤ感
?B⇔b=k-aなので「aが実数⇔a,bが実数」です.

>どう同値変形すればよいか
x,y,z,uについて解く向きに進みましょう.例えば,No.3708の前者は,bを消去してaの方程式を作り,本来はそれをa=,b=まで変形すべきところを,解の公式を既知として判別式の利用に留めているに過ぎず,後者は簡単に解けるので直接確かめているわけです.何れにせよ「確かめる」には,まず「それぞれの変数について解く(性質が見極められる形に同値変形する)」ことです.

> ここで「AかつB」から必要条件で言えることが、「AかつB」を満たしており、
そのような条件が見付かればそれはもはや必要十分条件ですから話は簡単ですが,そのような条件は見付かるでしょうか?先のスレッドから察するに,もしかすると,ばるさんは
 AかつB⇒x+y+z+u=0またはk=3
を得た後,逆に
 x+y+z+u=0またはk=3⇒AかつB
を示そうと思われたのかも知れませんが,この後者は成り立ちません.一般に
 P⇒Q
が成り立つとき
 P⇒(QかつP)
も成り立つので,これと常に成り立つ(QかつP)⇒Pとを合わせた
 P⇔(QかつP)
という同値変形が得られます.ばるさんのNo.3655の例なら
 x+y=1,x+2y=1⇒y=0
ゆえに
 x+y=1,x+2y=1⇔y=0,x+y=1,x+2y=1
ということです.

>さらにx,y,z,uが異なることを確かめる
今回の問題ではOKですが,一般には変形の過程でx-yで割りたいケースもありますから,x,y,z,uが異なるという条件を後回しにするかは状況によります.

以上,とくにP⇒QからP⇔(QかつP)が得られるという部分が重要で,これなしに(x+y+z+u)(k-3)=0を用いる解答は作れません.計算は略し,同値性に重きを置いて途中まで書きますので,確認してみて下さい.
 AかつB
⇔x+y+z=kx,y+z+u=ky,z+u+x=kz,u+x+y=ku,x,y,z,u≠0
⇒(x+y+z+u)(k-3)=0
ゆえに
 AかつB
⇔(x+y+z+u)(k-3)=0,x+y+z=kx,y+z+u=ky,z+u+x=kz,u+x+y=ku,x,y,z,u≠0
⇔(x+y+z+u)(k-3)=0,x+y+z=kx,y+z+u=ky,z+u+x=kz,x,y,z,u≠0
⇔x+y+z+u=0,x+y+z=kx,y+z+u=ky,z+u+x=kz,x,y,z,u≠0…(1)
 またはk=3,x+y+z=kx,y+z+u=ky,z+u+x=kz,x,y,z,u≠0…(2)
ここで(1),(2)それぞれを連立方程式として解くと
(1)
⇔u=-(x+y+z),(1-k)x+y+z=0,x=-ky,y=-kz,x,y,z,u≠0
⇔u=-(x+y+z),(k^{2}+1)(k-1)z=0,x=k^{2}z,y=-kz,x,y,z,u≠0
⇔k=-i,u=-iz,x=-z,y=iz,x,y,z,u≠0…(3)
 またはk=i,u=iz,x=-z,y=-iz,x,y,z,u≠0…(4)
 またはk=1,u=-z,x=z,y=-z,x,y,z,u≠0…(5),
(2)
⇔k=3,y+z=2x,z+u=2y,u+x=2z,x,y,z,u≠0
⇔k=3,x=y=z=u,x,y,z,u≠0…(6)
となるので
((3)または(4)または(5)または(6))かつx,y,z,uは相異なる
を満たすx,y,z,uが存在するためのkの条件は….

No.3729 - 2009/08/27(Thu) 20:22:27

Re: 計算、論理 / ばる [四国] [高校1年生]
ちょっとまた疑問がでてきたので、一つずつ疑問を整理させてください。
まず1つめ。。。

a^2+b^2=a+b・・・?A、かつ、a+b=k・・・?Bを満たす実数a,bが「存在する条件」を求める。

?Aかつ?B

2a^2-2ak+k^2-k=0・・・?Dかつ?B

より、題意は?Dかつ?Bを満たす実数a,bが存在する条件に言い換えられたことになる。

ここで、その、存在する条件を考える。

?B⇔b=k-aより、これを満たす実数bが存在する条件はkが実数でかつaが実数であること。・・・P
?Dを満たす実数aが存在する条件は、?Dの判別式≧0であること。即ち、1≦k≦2であること。・・・Q
よって題意はPかつQであること、に言い換えられて、Q⇒Pは真なので、Q⇔PかつQであるから、求める条件はQ、即ち1≦k≦2。
ということでしょうか?

また戻りますが、最初の「存在する条件」という言い換えは感覚的な理解があるように思えるのですが、それはそれでしっくりくるまで覚えておくぐらいの気でいればよいのでしょうか?
何回考えても何か、感覚的感が残りますが、それでよいのでしょうか?つまり、この言い換えを仲介する説明はないのでしょうか?

あと、?BをPで言い換える時、bについてしか述べてなく、?Bかつ?Dを満たす実数a,bが存在する条件だから、aについては述べてなくて・・・なんかその辺とかすっきりしないんです。

さらに、これに関していろいろ参考書をちょっと見てみたのですが、x=aかつf(x)=0が成り立つための条件(xの存在条件)は、f(a)=0である。と書いてありました。
まず、これは、何というか・・・式的な同値ではないですよね?f(a)=0からx=aは導けませんし、意味でとれば、x=aであるしかなくそのx=aでf(x)=0が成立すればよいから、f(a)=0が必要十分条件なんだ。と解釈しています。
そして、この問題では、?B⇔b=k-aから、実数bが存在するためには、kが実数かつaが実数かつb=k-aの形であるしかなく、その実数bに関して?Aが成立すればよいから、この問題の題意の必要十分条件は?Dが成立すること、即ちaが実数であること、となるので、aが実数である条件を言えばこの問題は解けたことになるのでしょうか?

No.3733 - 2009/08/28(Fri) 15:30:56

Re: 計算、論理 / ばる [四国] [高校1年生]
上の最後の文・・・

この問題の必要十分条件は?Dかつ「kが実数」も付け加えるべきでしょうか・・・

というか、こんなにいろいろ考えないとダメなのでしょうか・・・(疲

No.3734 - 2009/08/28(Fri) 15:38:12

Re: 計算、論理 / ばる [四国] [高校1年生]
何度も失礼します。もうひとつ例題に関係した疑問で、例えば、これは大学への数学の論理に関する参考書からの引用ですが、

2次方程式x^2+ax+b=0が異なる2解をもち(実数とはかぎらない)、しかもその2解がp,ap+bの形で表されるような実数a,bの全体を考えるとき、aはどのような範囲にあるか

という問題で、同じように存在条件について触れていて、解と係数の関係より、
(a+1)p+b=-a・・・?@、ap^2+bp=b・・・?Aが成り立つことが、とりあえず2解がp,ap+bであることと同値、とし、?@かつ?Aが成り立つことの言い換えとして、?@かつ?Aを満たすpが存在する。と書いてあります。

疑問はどの文字を選ぶか。即ち、pが存在する条件を求める問題に言い換えるのか、aが存在する条件を求める問題に言い換えるのか、あるいはbなのか。どうやって判断すればよいのでしょうか?

だいたい以上のことが、一ノ谷さんが挙げてくれた例題に関する疑問の数々です。
長い質問大変失礼します。

No.3735 - 2009/08/28(Fri) 18:35:21

Re: 計算、論理 / 一ノ谷 [社会人]
じっくり行きましょう.

> まず1つめ。。。
一般に
 (S(x)かつT(x))を満たすxが存在する
が成り立つならば
 (S(x)を満たすxが存在する)かつ(T(x)を満たすxが存在する)
も成り立ちますが,逆は不可なので,「(?Dかつ?B)を満たす実数a,bが存在する」を「PかつQ」と言い換えるのは早計です.

言い換え(つまり,同値変形)は「〜が存在する」を作用させる前に
 a^2+b^2=a+bかつa+b=k
⇔2a^2-2ak+k^2-k=0かつb=k-a
⇔(a=(k+√(2k-k^2))/2,b=k-(k+√(2k-k^2))/2)または(a=(k-√(2k-k^2))/2,b=k-(k-√(2k-k^2))/2)…(*)
のように済ませておき,そのあとで
(*)を満たす実数a,bが存在する
⇔k,√(2k-k^2)が実数
⇔kが実数,2k-k^2≧0
⇔0≦k≦2
とするのがロジカル(≠実践的)な解答です.

> x=aかつf(x)=0が成り立つための条件(xの存在条件)は、f(a)=0である
> これは、何というか・・・式的な同値ではないですよね?
丁寧に書くなら
 (x=aかつf(x)=0)を満たすxが存在するための条件はf(a)=0である
つまり
 (x=aかつf(x)=0)を満たすxが存在する ⇔ f(a)=0
です.ここで注意したいのは,fを固定すると
 x=aかつf(x)=0はx,aについての条件,f(a)=0はaについての条件
なので当然
 x=aかつf(x)=0 ⇔ f(a)=0
は成り立ちませんが,「を満たすxが存在する」を付ける(これを特称量化と言います)と,例えば
 (x=aかつx^2-1=0)を満たすxが存在する ⇔ a^2-1=0
のように同値になります.

こうした議論では,扱っているのがどの変数についての条件なのかを常に意識することが大切であり,例えば(*)までの各条件は「a,b,kについての条件」ですが「(*)を満たす実数a,bが存在する」以降の各条件は「kについての条件」で,もちろん設問が求めている範囲も「kについての条件」で表されます.

> この言い換えを仲介する説明はないのでしょうか?
言い換えではなく,こちらが定義なのです.ばるさんはかなり勉強されているようなので,例えば「tが区間p≦t≦q上を動くとき,直線L(x,y,t)=0の通過範囲Sを求めよ」といった形で経験済みではないかと思いますが如何でしょう?

> こんなにいろいろ考えないとダメなのでしょうか・・・(疲
それはばるさんがどのレベルを望まれているかによります.数学教育の現場では,ある概念を教えるにあたり,数学での定義ではなく,何か直観に訴える別のものとして伝えることがあります.例えば,関数f(x)の値域とは何か?を話す際にはグラフを書いて説明するのが普通ですが,値域の定義は
 k∈(集合Dを定義域とする関数fの値域) ⇔ x∈Dかつf(x)=kを満たすxが存在する
なのです.1変数の実数値関数ならグラフの絵による理解でも困ることは少ないでしょうが,最初の問のような多変数の関数を理詰めで扱おうとすればやはり定義を踏まえた上でなければ….

>どの文字を選ぶか
答で要求された変数以外の全てです.例えば
「a^2+b^2=1かつa,bは実数のとき,aの範囲を求めよ」なら求める条件は
「a^2+b^2=1を満たす実数bが存在するためのaの条件」,
「a^2+b^2=a+b=kかつa,bは実数のとき,kの範囲を求めよ」なら求める条件は
「a^2+b^2=a+b=kを満たす実数a,bが存在するためのkの条件」,
「a^2-4b≠0かつ(a+1)p+b=-aかつp(ap+b)=bかつa,bは実数かつpは複素数のとき,aの範囲を求めよ」なら求める条件は
「a^2-4b≠0かつ(a+1)p+b=-aかつp(ap+b)=bを満たす実数b,複素数pが存在するためのaの条件」です.

No.3737 - 2009/08/28(Fri) 21:54:10

Re: 計算、論理 / ばる [四国] [高校1年生]
>(S(x)かつT(x))を満たすxが存在する
が成り立つならば
 (S(x)を満たすxが存在する)かつ(T(x)を満たすxが存在する)
も成り立ちますが,逆は不可

あ、そうなんですか。。。それを実感する何か簡単な反例の思いつく例をあげてもらえませんでしょうか?


>とするのがロジカル(≠実践的)な解答です.

実践的な解答には納得のいくロジカルな解答はないのでしょうか?確かに、このように、解答を書けば疑問の余地はないですね。しかし、実際判別式をとると思います。しかし、実践的な解答は僕が詰まったように、何かすっきりしない部分がでてしまう、ということになるのでしょうか?・・・

>例えば「tが区間p≦t≦q上を動くとき,直線L(x,y,t)=0の通過範囲Sを求めよ」といった形で経験済みではないかと思いますが如何でしょう?

う〜ん、存在条件を意識しますかね・・・通過範囲⇔存在範囲って感じですか?・・・すみません、僕はそんなに勉強してないみたいです。(焦

>それはばるさんがどのレベルを望まれているかによります

一応京大理系志望なのですが、将来数学との関わりは、特に論理に関しては全くないと思います。

No.3738 - 2009/08/28(Fri) 23:33:43

Re: 計算、論理 / 一ノ谷 [社会人]
>反例
S(x)をx=0,T(x)をx=1など.

>部分がでてしまう
可能性があるということです.

No.3740 - 2009/08/29(Sat) 01:00:04
(No Subject) / カイト [近畿] [高校3年生]
こんにちは、またよろしくお願いします。
2つの曲線y=a/(x+1)^2(aは正数)とy=1/xについて
(1)この2つの曲線が相異なる2点で交わるようなaの値の範囲を求めよ。
(2)a=6のときこの2つの曲線で囲まれるような部分の面積Sをもとめよ。
(1)はできたのですが、(2)はどちらのグラフが上になるのかの判断がつきません。
どんな問題に関しても、グラフの位置関係を判断するには微分して増減表をかいて調べる以外に方法はないのでしょうか。何か良い方法があれば教えていただきたいです。

No.3714 - 2009/08/26(Wed) 00:16:27

Re: / 新矢(運営者) [近畿] [塾講師]
カイトさん、こんにちは。

>微分して増減表をかいて調べる以外に方法はないのでしょうか。

その前に、y=6/(x+1)^2 のグラフを微分して増減表を書いて、極限を求めて描いてみましたか?
まだでしたら描いてみてください。
そこに y=1/x のグラフを、ちゃんと“交点のx座標を求めてから”描き足してみてください。

積分区間、およびどちらが上か? わかりましたか?

No.3732 - 2009/08/28(Fri) 14:39:34
場合の数 / ザラ [九州] [社会人]
はじめまして。次の問題がわかりません。

男女6人ずつ12人を4人ずつ3つのグループに分ける。
(1)各グループが男女2人ずつとなるような分け方は何通りあるか。
(2)(1)のようにわけるとき、女Aさんと男Bさんが同じ組になるような分け方は何通りあるか。

答えは、(1)1350通り(2)450通り になるらしいのですが、全くわかりません。
よろしくお願いします。

No.3677 - 2009/08/23(Sun) 13:59:07

Re: 場合の数 / 新矢(運営者) [近畿] [塾講師]
はじめまして。

『全くわかりません』では、どこまで戻って説明させていただけばいいのかがわかりませんので、基礎を確認させていただきます。

【問】12人を4人ずつA組B組C組の3つの組に分ける。分け方は何通りあるか?

この問題ならOKでしょうか?

No.3731 - 2009/08/28(Fri) 14:24:29
(No Subject) / mimi [東海] [高校2年生]
こんにちは☆
はじめましてです!
さっそく質問です。

1・n+2(n-1)+3(n-2)+・・・+(n-1)・2+n・1
和を求めよ。
解答
1/6n(n+1)(n+2)

この問題に解説がついてなく私馬鹿なのでどう問題を解けばいいのか
わからないです!
いろいろ公式をつかってみたりはしたんですけど答えにはたどり着けません。
こんな私をどなたか助けてください!

No.3726 - 2009/08/27(Thu) 14:36:22

Re: / eme [四国] [社会人]
mimiさん はじめまして。

> 1・n+2(n-1)+3(n-2)+・・・+(n-1)・2+n・1
> 和を求めよ。


まずはシグマを使った式で表してみて下さい。

No.3730 - 2009/08/28(Fri) 13:22:34
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