[ 掲示板に戻る ]

過去ログ閲覧モード

同値 / ant [高校3年生]
始めまして。同値関係についてまだいまいち理解が行き届いていないように思い今回質問させていただこうと思い立ちました。
以下教科書傍用問題集より問題と解答の一部を転載させていただきます。
=================================
問)関数 y=√(x+1) のグラフと直線 y=x+k の共有点の個数を調べよ。
解)共有点のx座標は、方程式 √(x+1)=x+k の実数解であるから、両辺を二乗して整理すると
x^2+(2k-1)x+k^2-1=0 −(1)
方程式(1)の判別式をDとするとD=0のとき・・・k=5/4
=================================
今、数学Cで行列を勉強していてその中で必要条件、十分条件なる言葉をちらほら見かけました。
内容は数学Aで既に履修済みなのですがとても得意といえるような分野ではなくあまつさえ復習も殆どしていなかったので改めて勉強しなおしてみました。

そこで、解答を書き進める際に同値関係を保って式変形しなければならないこと、
両辺を二乗するとき他に条件がなければ同値関係が成り立たないことを知りました。

しかし、この答案は方程式(1)の両辺を二乗し、同値関係が崩れている(?)ように見えます。
ですから、k=4/5は二つの図形が接するための必要条件ではありますが十分条件ではないので「逆にk=4/5のとき〜」という一文が必要なのではないのでしょうか?

長々と書いてしまいましたがどなたか回答を頂ければ幸いです。

No.3039 - 2009/05/20(Wed) 19:33:25

Re: 同値 / ウルトラマン [近畿] [教育関係者]
antさん,こんばんわ。

掲題の件ですが,antさんのご指摘の通り,該当の教科書傍用問題集の解答では必要性について言及しているのみで,十分性について考慮されておらず不十分かと思います。少なくとも,「逆にk=5/4のとき,y=√(x+1)とy=x+(5/4)のグラフは〜のようになるから十分」のような記述は必要かと思われます。

No.3040 - 2009/05/20(Wed) 20:19:07

Re: 同値 / ant [高校3年生]
ウルトラマンさん、回答ありがとうございます!

解答中に文章として提示して頂いたような具体的記述は見当たりませんでしたが、
二つの図形が接していることを示すグラフは書かれ、「よって図より」とだけ書かれていました。
ただ、これだけでは不十分である、ということですし
今後、自分が必要性、十分性を意識するという意味もこめてしっかり記述するように気をつけたいと思います。

あと、厚かましいようですがもう一つ
今まで同値関係などを意識せずに式変形を行ってきたので今後問題を解くときに誤った式変形をしてしまわないか不安です。
両辺を二乗する、という以外にありがちな同値関係が崩れてしまう式変形があれば列挙していただけると幸いです。

No.3042 - 2009/05/20(Wed) 20:58:00

Re: 同値 / ウルトラマン [近畿] [教育関係者]
antさん,こんばんわ。

> あと、厚かましいようですがもう一つ
> 今まで同値関係などを意識せずに式変形を行ってきたので今後問題を解くときに誤った式変形をしてしまわないか不安です。
> 両辺を二乗する、という以外にありがちな同値関係が崩れてしまう式変形があれば列挙していただけると幸いです。


同値変形に十分に注意しながら答案を作成する練習をすることは,高校数学を勉強する上で非常に大切なことですので,ぜひとも継続してください。ただ,同値関係が崩れてしまうような典型的な例をここで紹介するのはあまりにも膨大な数になるので,例えば,「数学を決める論証力」(東京出版)なんかを参考にして頂ければと思います。

http://www.tokyo-s.jp/products/d_zoukan/logic/index.html

同値変形に注意しなければいけない典型的な例として「連立方程式の同値性」があります。この本はその辺のことがコンパクトにまとめれている非常にためになる本ですので,是非一度本屋さんで立ち読みしてみて下さい。

No.3043 - 2009/05/20(Wed) 21:19:55

Re: 同値 / ant [高校3年生]
素早く親切な回答ありがとうございました!
まさに自分にとってウルトラマンの如き救世主です!

オススメされた本は今度書店で探してみます
今後不明な点が出たときはお世話になることがあるかもしれませんがそのときはまたよろしくお願いしますm(_ _)m

No.3044 - 2009/05/20(Wed) 21:32:24
証明問題 / いちごだいふく [近畿] [高校1年生]
はじめまし!よろしくお願いします。
高校数学?Tの問題が全く分かりません・・・。
証明問題を見ても、何も思いつきません。何から手を付けていいのかさえ分かりません。


平行四辺形ABCDの対角線のなす角を2等分する2直線が辺AB,BC,CD,DAと交わる点をそれぞれE,F,G,Hとする。

?@AE:EB=CF:FBを証明せよ

?A四角形EFGHの各辺は、ACまたはBDに平行である事を証明せよ


本当に数学が苦手で分からないので、教えて下さい!
お願いします。

No.2879 - 2009/05/07(Thu) 21:26:27

Re: 証明問題 / CORNO [東北] [教育関係者]
おはようございます,CORNO です.

>証明問題を見ても、何も思いつきません。何から手を付けていいのかさえ分かりません。
 とのことですから,ヒントを出しましょう.

(1) 次の重要な定理を知っているでしょうか.
  「△ABC において,∠BAC の二等分線と辺 BC との交点を D とするとき,
       AB:AC=BD:DC                     」
 これを使います.
 さらに「平行四辺形の性質」を使って証明します.
 まずはこの2つで考えてみてください.

No.2895 - 2009/05/09(Sat) 06:51:44

Re: 証明問題 / いちごだいふく [近畿] [高校1年生]
なんとなく分かった気がするので、証明やってみます。
間違いがあれば指摘してください。

(1)
対角線の交点をOとする。
△ABOにおいて、線分OEは∠AOBの二等分線なので、AO:BO=AE:BE  -?@
△BCOにおいて、線分OFは∠BOCの二等分線なので、CO:BO=CF:BF  -?A
対角線は交点で互いに2等分するので、AO=CO   -?B
?@?A?Bより、AE:EB=CF:FB 


(2)
これは・・・中点連結定理を使うのですか?
使うとしたら、どのように書き出せばいいのでしょうか?
教えて下さい!

No.2902 - 2009/05/09(Sat) 13:23:26

Re: 証明問題 / CORNO [東北] [教育関係者]
(1) はいいでしょう.

(2) ですが,「中点」は登場しませんよね.
(1) の結果を使って,ACとEFが平行であることを示します.
他の辺についても同様です.

No.2905 - 2009/05/09(Sat) 14:49:39

Re: 証明問題 / いちごだいふく [近畿] [高校1年生]
相似は使いますか!?

すいません。全く分かりません・・・

もう少し解説をお願いします。

No.2907 - 2009/05/09(Sat) 15:00:06

Re: 証明問題 / CORNO [東北] [教育関係者]
>相似は使いますか!?
 使います.

 (1) の結果を使うのですから,△ABC∽△EBFを考えるしかありません.

No.2908 - 2009/05/09(Sat) 15:08:11

Re: 証明問題 / いちごだいふく [近畿] [高校1年生]
(2)△ABCと△EBFにおいて、
   ∠B共通  -?@
   (1)より、AB:CB=1:1   -?A    
           EB:FB=1:1  -?B
   ?@?A?Bより、2組の辺の比とその間の角が等しいので、
   △ABC∽△EBF
   よって、EF//AC
   ∴四角形EFGHの各辺は、ACまたはBDに平行である 


証明やってみました!・・・・でも、ほんっとに分かりません。
途中で訳がわからなくなりました。。。

教えて下さい。本当に死にそうです

No.2951 - 2009/05/12(Tue) 20:14:21

Re: 証明問題 / CORNO [東北] [教育関係者]
>(1)より、AB:CB=1:1   -?A    
>       EB:FB=1:1  -?B
 いえ,(1) ではこんなことはしていませんよ.
 (1) でやったことは
   AE:EB=CF:FB
 で.これと∠B が共通なことから2つの三角形が相似なことが言えます.

No.2966 - 2009/05/13(Wed) 20:41:08

Re: 証明問題 / いちごだいふく [近畿] [高校1年生]
分かったような気がしますんで家で解いてみます!!
ありがとうございました♪

No.3037 - 2009/05/20(Wed) 15:46:35
(No Subject) / みゆ [中国] [高校3年生]
こんばんは☆始めまして(^^)

早速ですが質問です・・・
x+y=5,xy=1のとき、
次の式の値を求めよ。

?@x2乗+y2乗

という、問題なのですが、
全く問題の意味からして分かりません・・・

教えてください。お願いします!!

No.3002 - 2009/05/17(Sun) 20:23:24

Re: (No Subject) / アリス
みゆさんこんばんは?抱?
x^2+y^2=(x+y)^2−2xy

という公式があります。

代入してみましょう。

No.3005 - 2009/05/17(Sun) 20:58:08

Re: / みゆ [中国] [高校1年生]
わかりました!
ありがとうございます(^^)

No.3030 - 2009/05/19(Tue) 20:47:17
(No Subject) / ルイ [東北] [高校3年生]
こんばんは\(゚◇゚*)
先日は、平均値の定理のことでお世話になりました。
今回は、3次以上の導関数について質問させて頂きます。

1次導関数→傾き(傾きが正なのか、負なのか)
2次導関数→傾きの変化(傾きの値が大きくなっていくのか、小さくなっていくのか→凹凸
3次導関数→傾きの変化の変化→……?

3次以上の導関数の正負も1次導関数の正負、2次導関数の正負同様、グラフにおいて目に見える形で現れるのでしょうか?もし現れるとしたら、具体的にどのようにですか(傾き、凹凸のように言葉で表現するとしたら)?くだらない質問かもしれませんが、疑問に思ったので質問させていただきました。よろしくお願いします(^_^;)

No.3018 - 2009/05/18(Mon) 19:55:31

Re: / 一ノ谷 [社会人]
ルイさん,こんにちは.一ノ谷です.

f'''(x)の符号がグラフの図示に寄与しないのは,我々が図を描く場合の基準が直線だからです.

例えば,f'(a)>0ならば,適当な正の数hをとると,fのグラフのa<x<a+hなる部分は領域
 y>f(a) ……(1)
に含まれます.
また,f''(a)>0ならば,適当な正の数hをとると,fのグラフのa<x<a+hなる部分は領域
 y>f(a)+f'(a)(x-a) ……(2)
に含まれます(これらは微分係数の定義と平均値定理から示せます).
そして,f'''(a)>0ならば,適当な正の数hをとると,fのグラフのa<x<a+hなる部分は領域
 y>f(a)+f'(a)(x-a)+(1/2)f''(a)(x-a)^2 ……(3)
に含まれることも知られています.

以上の性質のうち,(1),(2)の境界は直線なので,fのグラフの図を描く場合の参考になります(つまり,頭の中で直線を考えてそれより上側か下側かを頼りにfのグラフの図を描く)が,(3)の境界は一般には放物線なので,我々が放物線を直観的に認識できない以上,fのグラフの図示の助けにはならないわけです.

No.3022 - 2009/05/19(Tue) 13:21:17
数?U / iko [四国] [高校3年生]
はじめまして。

河合塾の、「文系数学の良問プラチカ 数学?TA?UB」の中の、
『aは正の定数とする。
点(x,y)は条件a|x|+|y|≦aをみたす。
y-(x+1)^2の最小値、最大値を求めよ。』
という問題で、

解答をみて、

『a|x|+|y|≦aより|x|+|y|/a≦1となり、
表す領域Dは、
(0,-1)、(0,-a)、(1,0)、(0,a)を結んだ菱形の周及び内部である』

というところまでは理解できたのですが、

『y-(x+1)^2=cとおくとy=(x+1)^2+c…?@となり、
cが最小になるのは、?@が点(1,0)または(0,-a)を通るときであり、
cが最大になるのは、?@がDの第2象限の境界線y=ax+aに接するときまたは点(0,a)を通るときである』

と解いていくらしいのですが、
どうして、?@が点(1,0)または(0,-a)を通るときに最小で、
?@がDの第2象限の境界線y=ax+aに接するときまたは点(0,a)を通るときに最大になるとわかるのかがわかりません…(>_<)

どなたか教えて下さい。
よろしくお願いします。

No.2982 - 2009/05/14(Thu) 21:05:08

Re: 数?U / 河童 [中国] [塾講師]
iko さん、はじめまして。河童です。

回答が非常に遅くなり、申し訳ありません。

iko さんは、実際にグラフを描いて、いろいろ実験してみましたか?
わたしが憂うのは、iko さんが本の解答を読んだだけで理解できないとおっしゃっているのでは、ということなんですが。
間違っていたらごめんなさいね。

?@のグラフは、軸が x = -1 と決まっていて、しかも、x^2 の係数が 1 なのですから、
ひとつだけグラフを描いて、それを、形を変えずに、上下させるだけですね。
いろいろと試してみてください。
それでも納得いかなければ、どこが納得いかないのかを記してください。

No.3009 - 2009/05/17(Sun) 22:30:36

Re: 数?U / iko [四国] [高校3年生]
ありがとうございました。
実際にグラフを描いてみたらわかりました。

x^2 の係数が1というところを見落としていました。
またわからないことがあったら宜しくお願いします。

No.3016 - 2009/05/18(Mon) 15:13:11
数学A 解答 / ジュン [近畿] [高校1年生]
はじめましてジュンと申します。
今回質問させていただくのは学校の定期テストの解答方法(解答用紙にどのようにして
書けばよいのか)についてです。
中学校の数学では答えさえ書いていれば点をもらえていましたが、高校の数学では途中式と答えを書かないと点はもらえないのでしょうか?
このような質問で申し訳ございません。
返事よろしくお願いいたします。

No.2992 - 2009/05/15(Fri) 22:28:43

Re: 数学A 解答 / アリス
ジュンさんこんばんは?抱?

ご質問の件ですが
高校数学にも答えだけの問題もあります。

数学1の基本的な展開や因数分解は答えだけで○になります

この他に記述式の問題が高校でのメインになります。

極端な話、答えだけあっていても途中のががえかたが間違っていたら点(部分点すら)がもらえません。

No.3008 - 2009/05/17(Sun) 21:09:31
三角関数の合成 / かれん [関東] [高校2年生]
はじめまして。
よろしくお願いします。
数件出版のスタンダード数?Uからです。

sinx-√3cosx>-1

です。
sin(x-π/3)>-1/2

までは、解けたのですが、
その先が円をかいて
といてみようと思ったのですが、
理解できません。
教えていただけると、うれしいです。
よろしくお願いします。

No.2999 - 2009/05/17(Sun) 04:33:07

Re: 三角関数の合成 / アリス
かれんさんこんばんは?抱?

x−π/3 =tとおいて、考えてみましょう。

No.3007 - 2009/05/17(Sun) 21:04:36
(No Subject) / すん [高校1年生]
こんにちは。
クリアーA+1の問題で分からないのがありました

図の(ファイルを参照して下さい)
P点を出発点、Qを終点として一筆で書く方法は、何通りあるか。

どの様に解くか分からず1度
地道に解いてみましたが、訳が分からなってしまいました。
解説等、よろしくお願いします

もし、ファイルが貼り付けになってなかったらすいません。
そうしたらもう一度、投稿します。

No.2931 - 2009/05/10(Sun) 12:11:35

Re: / kinopy [塾講師]
すんさん,はじめまして。

掲示板ではやりとりしずらい問題ですが,お互い頑張りましょう(^_^;)

すんさんがどこで訳がわからなくなったのかを知りたいので,少し問題を簡単にしましょう。
この問は2つの円とその直径(?)からできてますが,この図形の左半分を一筆で書く方法が何通りか分かりますか?

No.2962 - 2009/05/13(Wed) 05:08:44

ありがとうございます! / すん [高校1年生]
kinopy はじめまして
ごかいとう
ありがとうございます。


円と直径の交わる点の1つ目を出発点とし
2つ目を終点とし考えたら
6通りになりました

ある程度まで書く方法を考えてみました
しかし、答えの72通りになる為の
流れ(?)がつかめず。。。

学校の先生に聞いてみたんですが
先生は地道にやる、としか言ってくれず。。。

No.2969 - 2009/05/13(Wed) 23:37:27

Re: / kinopy [塾講師]
こんばんは。

> 6通りになりました
正解です!

これはどうやって考えましたか?
線をなぞってでしょうか?

3×2=6ならば最高なのですが…
Pから円と直径の2つ目の交点までの行き方が3通り,1つ目の交点への戻り方が2通りですからね。

もし,この方法がOKならもう一度取り組んでほしいのですが,すんさんの答えが36通りなら書き方を見落としているだけなんですが…

再度考えてダメだったなら,解答を載せますのでその旨おっしゃってくださいね。

No.2972 - 2009/05/14(Thu) 00:26:51

Re: / すん [高校1年生]
最初は普通になぞって
考えました。
けどよく考えたら3×2が
でてきました^^

kinopy さん分かりやすい
解説ありがとうございました。
すごい納得できました!

No.2996 - 2009/05/16(Sat) 23:54:37
平均値の定理 / ルイ [東北] [高校3年生]
こんにちは。\(゚◇゚*)
平均値の定理の証明が分かりません。

教科書の例題で、

a>0の時 1/(a+1)<log(a+1)−loga<1/a を示せ。

解答例として、
%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%
関数f(x)=logxは、x>0で微分可能で、f'(x)=1/x
よって、区間[a,a+1]において、平均値の定理を用いると
{log(a+1)−loga}/{(a+1)−a}=1/c a<c<a+1
すなわち、
log(a+1)−loga=1/c a<c<a+1
を満たす実数cが存在する。
a>0とa<c<a+1から
1/(a+1)<1/c<1/a
したがって、1/(a+1)<log(a+1)−loga<1/a
%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%

と書かれていますが、納得できません。
というのも、平均値の定理に伴う条件「a<c<a+1」なのです。
これがあるからこそ、1/(a+1)<1/c<1/aが成り立つと思うのですが、違うのですか?
この場合、例えば、条件「a<a+1<c」の下で必ず実数cが存在する、ということがあり得ないことは言わなくてもいいのでしょうか?
関数g(x)=sinxなどであれば、平均値の定理から、a<bの時、(g(a)−g(b))/(a−b)=coscを満たす実数cがa<c<bがあるのは明らかですが、a<b<cとしても、(g(a)−g(b))/(a−b)=coscを満たす実数cは存在しますよね(周期関数ですので)?

もし、教科書の例題のf(x)もこのように、a<a+1<cの条件下でも、{log(a+1)−loga}/{(a+1)−a}=1/cを満たす実数cが存在するとなれば、1/a>1/(a+1)>1/cとなり、不等式「1/(a+1)>log(a+1)−loga」が成り立つ、という結論になってはしまわないのですか?実際にf(x)のグラフを描いてみれば、a<a+1<cでは全く成り立たないことは明らかに分かるのですが、教科書ではこのグラフの形状について全く触れられていません。どうして、そのことについて言及しないでも、証明できたことになるのですか?この部分について詳しく教えてください。よろしくお願いします。

No.2939 - 2009/05/11(Mon) 17:46:12

Re: 平均値の定理 / ルイ [東北] [高校3年生]
↑で言う「必ず存在する」というのは、「全てのaに対して、必ずa<c<a+1の範囲内で、等式を満たす実数cが存在する」と言う意味です。
No.2940 - 2009/05/11(Mon) 17:56:16

Re: 平均値の定理 / ルイ [東北] [高校1年生]
最初の記事に「平均値の定理の証明が分かりません」と書いてありますが、これは間違いで、正しくは「平均値の定理を用いた不等式の証明が分かりません」でした。
No.2945 - 2009/05/11(Mon) 21:17:52

Re: 平均値の定理 / k [塾講師]
ルイさん,こんばんは。

> 平均値の定理に伴う条件「a<c<a+1」なのです。
> これがあるからこそ、1/(a+1)<1/c<1/aが成り立つと思うのですが、違うのですか?


そのとおりです^^

> a<a+1<cの条件下でも、{log(a+1)−loga}/{(a+1)−a}=1/cを満たす実数cが存在するとなれば、1/a>1/(a+1)>1/cとなり、不等式「1/(a+1)>log(a+1)−loga」が成り立つ、という結論になってはしまわないのですか?

それも正しいです。

平均値の定理は「a<c<bに{f(a)-f(b)}/(a-b)=f'(c)となるcが存在する」ことを述べているだけで,「この区間以外に存在するかどうか」は述べていません。



本問の場合は,具体的すぎるかもしれないので次の例を考えてください

 A<{f(a)-f(b)}/(a-b)<B を証明しようとして上記のcを使って A<f'(c)<B が示せたとします。

もちろん,区間(a,b)以外に {f(a)-f(b)}/(a-b)=f'(d)となるdは存在するかもしれません。
でも,そのようなdが存在したとしても f'(d)=f'(c) ですよね?

f'(c)を使って不等式が成り立つことが分かったのですから,それと等しいf'(d)について考える必要はありません。


ルイさんの疑問にちゃんと答えられてなければその旨書き込みお願いします^^

No.2960 - 2009/05/13(Wed) 04:59:56

Re: 平均値の定理 / ルイ [東北] [高校3年生]
k先生、返信ありがとうございます。

まず、解決した部分について書かせていただきます。
1/xはx>0の範囲で減少関数であり、1/x=1/cを満たす実数はcしかありませんので、区間a<c<a+1にcが存在することが「平均値の定理」より明らかなので、この範囲以外に1/cと等しい1/dを満たすdは存在しませんね…(ということで教科書の例題のほうは無視してください)

では、本題のほうに…

>もちろん,区間(a,b)以外に {f(a)-f(b)}/(a-b)=f'(d)となるdは存在するかもしれません。
>でも,そのようなdが存在したとしても f'(d)=f'(c) ですよね?


とありますが、「f'(d)=f'(c)」となるのは分かります。どちらも{f(a)-f(b)}/(a-b)に等しいのですから。でも、a<x<bに存在するcと、(a<)b<xに存在するdとでは、関数の値は等しくても、その不等式(a,b,cまたはa,b,d大小関係)が変わるので、結果として得られる不等式も変わってくるのではないでしょうか?

No.2964 - 2009/05/13(Wed) 18:16:52

Re: 平均値の定理 / kinopy [塾講師]
こんばんは。
久々の回答のせいで(?)前回は自分の名前の途中までしか入力してなかったkinopyです(^_^;)

> 結果として得られる不等式も変わってくるのではないでしょうか?
う〜ん,教科書の方とのからみで混乱されているようです。

> 1/xはx>0の範囲で減少関数であり、1/x=1/cを満たす実数はcしかありませんので…
というあたりを背理法でやってみましょうか…

平均値の定理より
f(x)=log xとして,f(a+1)-f(a)=f'(c)=1/cとなるcがa<c<a+1に存在する。

ここで,f(a+1)-f(a)=f'(d)=1/dとなるdがa<a+1<dに存在するとすると,1/c=1/dであるが
 a<c<a+1<dより,1/a>1/c>1/(a+1)>1/d なので矛盾する。
よって,このようなdは存在しない。

って感じでもdが存在しないことは分かります。

結局,不等式に矛盾が起こるようなdは存在しない。ということなのですがいかがでしょうか?

No.2971 - 2009/05/14(Thu) 00:10:23

Re: 平均値の定理 / ルイ [東北] [高校3年生]
あっ、ペンギンさんのアイコンだったので、やはりkinopy先生でしたか。

こんばんは。

本当に混乱しているようです…
関数f(x)の導関数f′(x)が単調増加や、単調減少関数の場合は、どんな値も高々1つのxでしかとれませんので、そもそも1/c=1/dなどのような式を満たすc≠dでのdは存在しないことも分かりますし、先生の仰る背理法での証明も理解できます。というわけで教科書の問題のほうは理解できました。

>結局,不等式に矛盾が起こるようなdは存在しない。ということなのですがいかがでしょうか?
について…
教科書の例題のほうでは、先生の背理法により矛盾が生じるdが存在しないことが示されました。矛盾が生じないとは、開区間(a,a+1)にあること、という理解で良いですよね?

また、ところで、
>A<{f(a)-f(b)}/(a-b)<B を証明しようとして上記のcを使って A<f'(c)<B が示せたとします。
とありましたが、ここで先生の仰る関数f(x)とは、例題どおりのf(x)=logxを指すのか、それとも一般の関数を指すのか、どちらなのでしょうか?前者なら理解できました。(0<)a<bの時、A=1/b、B=1/aとおけば、絶対不等式となります。また、矛盾を生じるようなdもこの関数の場合は存在しません。

けれども、f(x)が一般の関数を指すのだとすると、やはり理解できません…
先に述べたように、f(x)が全体で微分可能な、ある周期関数として、この場合、「平均値の定理」を使わずに、「{f(a)−f(b)}/(a−b)=f'(d)、(但しa<b<d)を満たすdがある」と持っていけますよね(周期関数なら、平均値の定理でのcより少なくとも整数周期分ずらせば、必ず同じ傾きが現れますので。)?

同様にしてe<a<bの範囲内でもやはりeは存在します。平均値の定理によりa<c<bの範囲内で更にcも存在するので、等式のほうは全く同じでも、不等式は結局、順序が入れ替わったものが3種類出来てしまいます。異なった条件を使えば、不等式の場合、その結果も変わると思いますが、どうなのでしょうか。

No.2973 - 2009/05/14(Thu) 01:01:12

Re: 平均値の定理 / ルイ [東北] [高校3年生]
↑c,d,eと文字を3種類も出しましたが、次のことが言いたいので、全部cに統一させていただきます。

「a<b<cでもa<c<bでもc<a<bのどの範囲にも不等式{f(a)−f(b)}/(a−b)=f'(c)を満たすcが少なくとも1つはある」ような関数の場合、どの不等式を用いるかで、得られる不等式が変わるというのは町がないのでしょうアk?

No.2974 - 2009/05/14(Thu) 01:05:12

Re: 平均値の定理 / kinopy [塾講師]
こんばんは。
そうです!ぐれたペンギンがトレードマークです(笑)

>教科書の例題のほうでは、先生の背理法により矛盾が生じるdが存在しないことが示されました。矛盾が生じないとは、開区間(a,a+1)にあること、という理解で良いですよね?
この例題の場合はそうですね。そのようなdが「あるとすれば」(a,a+1)にしかないことが背理法から分かりました。


>>A<{f(a)-f(b)}/(a-b)<B を証明しようとして上記のcを使って A<f'(c)<B が示せたとします。
>とありましたが、ここで先生の仰る関数f(x)とは、例題どおりのf(x)=logxを指すのか、それとも一般の関数を指すのか、どちらなのでしょうか?

は一般の関数のつもりです。

この例題の場合,a<c<bからf'(c)の範囲が定まってしまったのが混乱の原因かもしれないですが…

ちょっとひとつ前の記事の話からコメントしていきますがその前に確認を…
ルイさんの言われる,「不等式の結果…」というのはf'(c)やf'(d)の範囲のことですよね?

> 先に述べたように、f(x)が全体で微分可能な、ある周期関数として、この場合、「平均値の定理」を使わずに、「{f(a)−f(b)}/(a−b)=f'(d)、(但しa<b<d)を満たすdがある」と持っていけますよね(周期関数なら、平均値の定理でのcより少なくとも整数周期分ずらせば、必ず同じ傾きが現れますので。)?
はい,そこはOKです。
> 同様にしてe<a<bの範囲内でもやはりeは存在します。
ここもいいです。

> 不等式は結局、順序が入れ替わったものが3種類出来てしまいます。
この不等式はe,c,dの不等号という意味でしょうか?

f'(e)=f'(c)=f'(d)なのは大丈夫のようですが…
e<a<c<b<dの大小関係から,f'(e),f'(c),f'(d)の間に大小関係が生じるという意味でしょうか?

このあたりでルイさんの疑問点を私が正しくとらえているか不安になってきましたので,まずこれに対してのレスをお願いしますm(__)m

No.2975 - 2009/05/14(Thu) 03:17:45

Re: 平均値の定理 / ルイ [東北] [高校3年生]
返信ありがとうございます\(゚◇゚*) \(゚◇゚*)

え〜と…
> 不等式は結局、順序が入れ替わったものが3種類出来てしまいます。
についてですが、ここでは不等式を証明すること、ではなく、絶対不等式を作る、という観点(本質的に同じなので)で書かせていただきます。

平均値の定理を用いれば、
{f(a)−f(b)}/(a−b)=f'(c) a<c<b
が得られ、この2つを使って、不等式が作れます。
例えば、
f(x)=logxについては、(真数条件よりx>0)
平均値の定理より、
(logb−logb)/(a−b)=1/c …(甲) (0<)a<c<b …(乙)
不等式の逆数を取って、1/a>1/c>1/b
よって、不等式1/a>(logb−logb)/(a−b)>1/b …(丙)
が得られます。導関数f'(x)=1/x(x>0)は単調減少なので、開区間(a,b)の外には(甲)を満たすcはありませんが、仮にあるとします。すると、
(logb−logb)/(a−b)=1/c …(甲) (0<)a<b<c …(乙')
不等式の逆数を取って、1/a>1/b>1/c
よって、不等式1/a>1/b>(logb−logb)/(a−b) …(丙')
が得られます。ここで(乙)と(乙')ではa,b,cの大小関係が異なっていることにより、それを用いて得られる不等式(丙)、(丙')も大小が入れ替わっています。

上の関数では、そこでも述べたとおり、(甲)かつ(乙)を満たすcはあっても、(甲)かつ(乙')を満たすcはありません(これは先生の背理法による証明から明らかです)。したがって、不等式(丙')は成り立ちえません。しかし、こと、周期関数においては、(甲)かつ(乙)、(甲)かつ(乙')、どちらをとってもそれを満たすcは存在しますよね?
そこで、周期関数f(x)に対しては、
・{f(a)−f(b)}/(a−b)=f'(c) …(等式P) a<c<b(不等式X)
・{f(a)−f(b)}/(a−b)=f'(c) …(等式P) c<a<b(不等式Y)
・{f(a)−f(b)}/(a−b)=f'(c) …(等式P) a<b<c(不等式Z)
のどれをとっても、これを満たすcは必ず存在しますよね?ということは、(等式P)と(不等式X)から導かれる不等式S、(等式P)と(不等式Y)からみちびかれる不等式T、(等式P)と(不等式Z)から導かれる不等式Uについて、不等式S、T、Uは互いに異なるはずです。このことにより、3種類の結果が得られるのではないか(それも互いに矛盾していて同時には成り立ち得ない)?と思うわけです。

※このことと、先生の仰る
>もちろん,区間(a,b)以外に {f(a)-f(b)}/(a-b)=f'(d)となるdは存在するかもしれません。
>でも,そのようなdが存在したとしても f'(d)=f'(c) ですよね?
>f'(c)を使って不等式が成り立つことが分かったのですから,それと等しいf'(d)について考える必要はありません。

とが、相反するような気がしてなりません。確かにf'(c)=f'(d)ですが、不等式Xのようなa<c<bと不等式Zのようなa<b<dでは、得られる不等式S、Uは異なるのではないか?それなのに、「考える必要はありません」というのが引っかかります。

> 不等式は結局、順序が入れ替わったものが3種類出来てしまいます。
とは、つまり、区間(a,b)から見て、{f(a)−f(b)}/(a−b)=f'(c)を満たすcが、左側にあるのか(この場合をeと書いただけ)、区間内にあるのか(この場合をcと書いただけ)、右側にあるのか(この場合dと書いただけ)、ということです。上の例で言えば、不等式(X)(Y)(Z)の3種類が出来るのではないか、こういうことです。

No.2976 - 2009/05/14(Thu) 03:43:27

Re: 平均値の定理 / kinopy [塾講師]
う〜ん…

> (等式P)と(不等式X)から導かれる不等式S、(等式P)と(不等式Y)からみちびかれる不等式T、(等式P)と(不等式Z)から導かれる不等式Uについて、不等式S、T、Uは互いに異なるはずです。
ルイさんのレスの不等式S,T,Uとは「f'(c)に関する不等式」というように読めるのですがそれでいいですか?

さらに,「xの範囲が異なるのだから,f'(x)の取りうる値の範囲(不等式)も異なる」と読んだのですがそれでいいですか?

一応,今日はその解釈でレスします。違ってたら指摘してください。

周期(でなくてもいいですが)関数f(x)について
・{f(a)−f(b)}/(a−b)=f'(c) …(等式P) a<c<b(不等式X)
は存在します(平均値)
・{f(a)−f(b)}/(a−b)=f'(d) …(等式P) d<a<b(不等式Y)
を満たすdが存在するとします。

ここで,ルイさんと同じくPとX,Yから導かれた不等式をそれぞれS,Tとします。

S,Tは完全に一致しなくても問題はありません。
ただし,共通部分がないときは教科書の例題と同じく背理法により,「そのようなdは存在しない」ことになります。

具体的にはf(x)=sin xとしてa=0,b=π/2とでもしましょうか。
(sinπ/2-sin0)/(π/2)=f'(c)=cos cとなるcが0<c<π/2に存在します。
このcos cの満たす不等式は0<cos c<1…(*)です。

d<0ののとき-1≦cos d≦1…(**)です。でも,これは(*)と矛盾しないですよね?
共通部分があるので同時に成り立ちえます。

これを-π<d<-π/2とすると,-1<cos d<0で(*)と矛盾します。
この場合は教科書の例題と同じく「-π<d<-π/2にはそのようなdは存在しない」ということになります。

(*)と(**)は共通部分を持っているので結局0<cos c=cos d<1です。


どうでしょうか?

No.2977 - 2009/05/14(Thu) 05:49:14

Re: 平均値の定理 / ルイ [東北] [高校3年生]
まず、私の記事に書いた
>・{f(a)−f(b)}/(a−b)=f'(c) …(等式P) a<c<b(不等式X)
>・{f(a)−f(b)}/(a−b)=f'(c) …(等式P) c<a<b(不等式Y)
>・{f(a)−f(b)}/(a−b)=f'(c) …(等式P) a<b<c(不等式Z)

は、そもそも、不等式X、Y、Zで何周期分かずらせば全てa<c<bに同じなので、この分け方には意味がないことに気づきました。よって、解決ということに…。こちらの勘違いで、迷惑を掛けてすみません(汗
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

理解としては次のような感じでいいのでしょうか…?自信がありませんが

『平均値の定理により「{f(a)−f(b)}/(a−b)=f'(c) a<c<b」を満たす実数cが少なくとも1つは存在する。ここで、開区間(a,b)外にcが存在するかどうかは調べないと分からない。もし存在するとしても、ゆるい条件しか与えられないため(先生の例で、−1≦cosd≦1のように、coscよりゆるい条件しか与えられない)、結局、「平均値の定理」によって得られるcが一番きつい条件であり、またf'(c)=f'(d)であることから、共通範囲をとれば、明らかにf'(c)の範囲に含まれてしまう。(★)もし、開区間(a,b)外に存在しないなら、当然、f'(c)の範囲は、平均値の定理によって求められるもの、それしか存在せず、結果としてそれが得られる不等式となる(★)』

もう一度、確認させていただきたいのですが、上の(★)で囲まれた部分について、
教科書の例題で、(logb−loga)/(b−a)=1/c (a<c<b)
を満たす実数cの存在が、平均値の定理より示されます。
ここから、不等式1/b<(logb−loga)/(b−a)<1/a
が導かれるのは、開区間(a,b)外にcが存在しないからですか(これは先生の背理法によって証明済み)?それとも、存在の有無に関わらず成り立つのでしょうか?
>もちろん,区間(a,b)以外に {f(a)-f(b)}/(a-b)=f'(d)となるdは存在するかもしれません。
>でも,そのようなdが存在したとしても f'(d)=f'(c) ですよね?

とありましたが、証明をしない段階では、開区間(a,b)外にdが存在する可能性は消えません。でも先生の仰るように、f'(c)=f'(d)であるという理由で、dについては考えなくてもいい理由がどうしても分かりません(汗
背理法での証明前には、
(logb−loga)/(b−a)=1/d (a<b<d)
が成り立つかもしれません。
もし、存在すれば、不等式の逆数を取って、1/a>1/b>1/d
よって、1/b>(logb−loga)/(b−a)
になるとしか思えません。
でも、教科書にしてもやはり、cが開区間(a,b)内にしかないことに全く触れていません…これは、(A)そのことを証明しなくても、つまり、開区間(a,b)外にdが存在しても全く影響がないから。(B)証明するまでもなく存在しないことは明らかだから。

(A)(B)どちらの理由により、証明がないのかすら分からない状況です。

No.2979 - 2009/05/14(Thu) 17:27:11

Re: 平均値の定理 / kinopy [塾講師]
こんばんは

> もし存在するとしても、ゆるい条件しか与えられないため(先生の例で、−1≦cosd≦1のように、coscよりゆるい条件しか与えられない)、結局、「平均値の定理」によって得られるcが一番きつい条件であり
「f'(c)の不等式が一番きつい」という意味だと思いますが,それは分からないのではないかな?
無理やりですが…(^_^;)
x≧0でf(x)=2sin x,x<0でf(x)=sin xという関数を考え,a=π,b=0とすると
-2<2cos c<2ですが,-1≦cos d≦1です。
(f(x)はx=0で微分可能ではないですが,そこは本題でないので大目に見てください(^_^;))

> でも先生の仰るように、f'(c)=f'(d)であるという理由で、dについては考えなくてもいい理由がどうしても分かりません(汗

今証明したいのは 1/b<(logb−loga)/(b−a)<1/a です。
で(logb−loga)/(b−a)=1/cとなるcが平均値の定理によって存在することがわかりました。
そして 1/b<1/c<1/a …(*)であることが示されたので 
 1/b<(logb−loga)/(b−a)<1/a が証明できたことになります。

この時点で(a,b)以外に(logb−loga)/(b−a)=1/dとなるdの存在は可能性としては残っています。
しかし,仮に存在したとしても1/c=1/d…(**)なのですから,
dの範囲からでなく(*)と(**)よりただちに1/b<1/d<1/aが導かれます。

ですから,ルイさんのいう(A)の理由ですね。
平均値を使う際に区間外のdの存在を考慮する必要は全くありません。

No.2985 - 2009/05/15(Fri) 00:03:36

Re: 平均値の定理 / ルイ [東北] [高校3年生]
こんばんは〜

>この時点で(a,b)以外に(logb−loga)/(b−a)=1/dとなるdの存在は可能性としては残っています。
>しかし,仮に存在したとしても1/c=1/d…(**)なのですから,
>dの範囲からでなく(*)と(**)よりただちに1/b<1/d<1/aが導かれます。


よく分かりました。
c、dなどの位置関係がどうであれ、f'(c)、f'(d)に与えられる範囲(不等式)は結局、同じなのですね。

不等式a<c<bだけ見せられると、a<b<dでもdが存在するのでは…?と思ってしまってましたが、f'(c)つまり1/cを含む形である、1/a<1/c<1/bで見せられると、dが存在しても、1/cは1/dに等しいので、当然1/a、1/bに挟まれますね。非常に分かりやすかったです。(まぁ…この場合は関数が関数なだけにc=dは自明なのですが、導関数が2次式以上になってくると、(c、dの大小関係とf'(c)とf'(d)の大小関係は関係なく)、c、dはa、bから見て相対的な位置は異なりますが、あくまでf'(c)、f'(d)は同じ値である、というのが重要なのですね?

f(x)=x3 f'(x)=3x2
例えば、開区間(−3,0)でc=−√3が存在する。つまりa(=−3)<c<b(=0)で存在。
またb<c<a<0より、3a2>3c2>3b2
ここで、区間外にどんなd(実際に区間(−3,0)外の範囲にd=√3が存在する)が存在しようとも、f'(c)=f'(d)より、3c2=3d2であり、3a2>3d2>3b2
というように、結局同じ不等式となる、ということですか。

No.2987 - 2009/05/15(Fri) 00:52:12

Re: 平均値の定理 / kinopy [塾講師]
そういうことです。

私がルイさんの疑問点を迷ってしまったので,長くなりましたが理解されたようで何よりです^^

No.2988 - 2009/05/15(Fri) 01:45:08

Re: 平均値の定理 / ルイ [東北] [高校3年生]
疑問が解決してスッキリしました。
私の変な思い込みや勘違いなども多々ありましたが(汗、お付き合いくださってありがとうございました\(゚◇゚*)

No.2989 - 2009/05/15(Fri) 01:57:13
pattun さんへ / 河童 [中国] [塾講師]
pattun さん、こんばんは。

連立方程式の基本的な解き方は今まで述べたとおりでよいのですが、二点ほど気を付けなければいけないことがあります。

『?@かつ?A』という連立方程式で、?@÷?A のように辺々割り算して?Bが得られたとします。
この場合、?A×?Bから?@が得られますので、元の連立方程式は『?Aかつ?B』と同値です。
しかし、?@÷?Bをすれば?Aが得られるからといって、『?@かつ?B』と同値であるとするのは少し危険です。
というのも、?Bの辺々が0である場合を考慮しなければならないからで、この場合は、どちらに代入してもいいというわけにはいきませんね。

また、連立方程式を代入法で解く場合も注意が必要です。
『?@かつ?A』という連立方程式で、?@を?Aに代入して?Bが得られたとします。
この場合、得られた?Bは、必ず?@に代入してください。
?Aの方に代入してはいけません。
この理由は、今まで述べたことの証明とともに、あとのレスでお話しします。

ここまではよろしいでしょうか。

No.2873 - 2009/05/07(Thu) 00:18:53

Re: pattun さんへ / pattun [中国] [高校1年生]
こんばんは

はい
そこまでは大丈夫です。

No.2880 - 2009/05/07(Thu) 22:50:33

Re: pattun さんへ / 河童 [中国] [塾講師]
pattun さん、こんばんは。

それでは、証明に入りますが、たいしたことではありません。
しかし、理解できるまでに時間がかかるかも知れません。
そのときは、証明はともかく、今まで述べた連立方程式の解き方をマスターすることに力を注いでください。

では、下の図を見てください。クリックすれば拡大されます。
これは、

?@ かつ ?A → ?B

をベン図で表したものです。
?@ かつ ?A を表す部分(真理集合)が、?Bのそれにスッポリ含まれていますね。
さて、ここで、この図の中の『?@ かつ ?B』にあたる部分を探してください。
先程の ?@ かつ ?A の部分は、この ?@ かつ ?B の部分にもスッポリ含まれていませんか?
確かめてみてください。
これはすなわち、

?@ かつ ?A → ?B が成り立つとき ?@ かつ ?A → ?@ かつ ?B も成り立つ

ことを意味します。

では、逆に、?B と ?@ を組んで ?A が得られたとしましょう。
つまり、

?@ かつ ?B → ?A

です。
このとき、先程と同様に、?@ かつ ?B → ?@ かつ ?A が成り立ちます。
すなわち、

?@ かつ ?B → ?A が成り立つとき ?@ かつ ?B → ?@ かつ ?A も成り立つ

ことを意味します。
上の赤字の部分をよおく見てください。
『?@ かつ ?A』と『?@ かつ ?B』が同値であることが分かりましたね。
どうでしょうか?

では、最後に、代入法にいきましょう。

y = f(x) …… ?@ かつ g( x, y ) = 0 …… ?A

これは、?@ かつ ?A という連立方程式で、
?@は、y について解いた式で、右辺は x の式です。
また、?A は、x と y の式です。

さて、?@ を ?A に代入しますと、

g( x, f(x) ) = 0 …… ?B

という式ができますね。
この ?B と 元の ?@ を組むと、?A と同じ式が出来ますね。
?B の f(x) の部分を y に変えるだけですからね。
つまり、?@ かつ ?A は、?@ かつ ?B と同値、言い換えれば、出てきた?Bを?@に代入すればよいことになります。

ところが、出てきた?Bを、今度は?Aの方と組んでみますと、

g( x, y ) = g( x, f(x) )

という式が出来ますね。
ところが、これから、?@ の y = f(x) は得られませんね。
何故なら、式 g の値が等しいからと言って、その中の y と f(x) が等しいとは限らないからです。
例えば、sin x = sin y だからといって、x = y とは限りませんよね。
つまり、代入法で解く場合は、?Aの方に代入してはまずいんですね。

最後の方は駆け足で進みましたが、これでお分かりでしょうか。

No.2885 - 2009/05/08(Fri) 02:40:54

Re: pattun さんへ / pattun [中国] [高校3年生]
こんばんは

校内模試など、多忙でパソコンをつける機会がなく
返信が遅れてしまったこと誠に申し訳ありませんでした


そして、分かりやすい説明ありがとうございます。

よく分かりました。

No.2984 - 2009/05/14(Thu) 22:50:39
順列組み合わせ / りのあ [九州] [新高校1年生]
はじめてお世話になります。
高校のテストに出ました。

正方形のタイルの表面には、上下左右が対称となるような仕切り線を入れ、8つの部分に分ける。この8つの部分を7種類の色全部を使って塗り分けたい。7色のうち1色(赤色とする)だけ2つの部分にぬることになるが、赤色は少なくとも1か所、外側の部分にぬらなければならないものとして、塗り分けるには何通りの方法があるか。
ただし、赤色は隣り合う部分には塗れないものとする。


答えは  2520通りです。


赤を固定して、他の色を決めていく解き方で解きました。
最後まで解けたと思ったのですが答えがあいません。
 
問題には図がついていたのですが、表記できなくてすみません。
図についてですが・・・

正方形の中に正方形があって縦と横に分割されている。
『』のような形が出てきます。
よろしくお願いします。

No.2872 - 2009/05/06(Wed) 23:33:42

Re: 順列組み合わせ / 河童 [中国] [塾講師]
りのあさん、こんにちは。河童です。

ご質問の内容と解答を併せて考えると、下のような図になるのですが、いかがですか?
図をクリックしてみてください。
もし、見られないときはおっしゃってくださいね。

No.2875 - 2009/05/07(Thu) 14:03:58

Re: 順列組み合わせ / りのあ [九州] [高校1年生]
ありがとうございます!
はい、図はその通りです。

解説の方を、どうぞよろしくお願いします。

No.2878 - 2009/05/07(Thu) 17:39:05

Re: 順列組み合わせ / 河童 [中国] [塾講師]
りのあさん、こんばんは。

解説の前に、いきなりで申し訳ないのですが、次の問題を考えてみてください。
りのあさんは、『赤を固定して』と書いてらっしゃいますが、
固定することの意味をどのように理解されているか知りたいのです。

あっ、でも、間違えてもぜーんぜん気にしなくていいですよ^^
そのために勉強しているんですからね。

さて、では。
本問に似通った問題にしましょう。

【問題】 異なる6色の色球をひとつずつと(例えば、白、黒、青、黄、緑、橙)、
     それと異なる色球2つ(例えば、赤×2)の合計8つを円形に並べる。
     このときの円順列の数を求めなさい。

答えだけでなく、どのように考えたのかも書いてくださいね。

No.2884 - 2009/05/08(Fri) 00:32:34

Re: 順列組み合わせ / りのあ [九州] [高校1年生]
こんばんは。ありがとうございます。

【問題】を解いてみました。

赤の位置関係が、隣同士・一個離れ・二個離れ・向い側、と四種類あり、円順列で、赤を区別しないため、赤の固定は4通り。
あとの6つは6!。
∴4×6!で、2880


私は、区別しない同じ色などの物が出てくる順列・組み合わせが苦手なので、解き方を詳しく教えてください。よろしくお願いします。

No.2886 - 2009/05/08(Fri) 19:16:49

Re: 順列組み合わせ / 河童 [中国] [塾講師]
りのあさん、こんばんは。

やはり、赤の場所で場合分けされましたね。
もちろん間違った方法ではないのですが、実は、赤ではなく他の色を固定する方がいいんです。
というより、赤は固定できないんです。
ビックリしましたか?
赤は固定できないという意味は、あとで分かると思います。

円順列は、『全体がどう見えるか』ではなく、『他のものがどう見えるか』が重要なんです。

りのあさんは、円順列というのは回転させて同じに見える場合は同じものと見なす、というルールは知ってますね。
例えば中華料理店の丸いテーブルに座るとき、花子さんが窓際に座ろうと、ドアの近くに座ろうと、はたまたトイレのすぐ近くに座って臭い思いをしようと『第三者にとっては』関係ないわけです。
ところが、『花子さんから見て』花子さんの向かいに大好きな太郎君が座るのと、苦手な次郎君が座るのでは『花子さんにとって』大きな違いですよね。

さて、いまわたしが出した【問題】の円順列の数が正しく数えられたとして、そのすべてが書き出してあるとしましょう。
りのあさんが例えば白い球になったとして考えてみてください。
自分の右隣に赤がいて、その右隣にも赤がいて、そのまた右隣には青がいて、黒、黄、緑と続いて自分の左隣の橙が最後。
そんな状況を想像してみてください。
さて、この並び方は、さっきの書き出したリストの中にありますか?
もちろんありますよね。
だって、このリストにはすべての場合が書き出してあるんですから。
では、今度は、黒と黄の席を入れ替えてみましょう。
これもリストに載ってますよね?
そして、ここが大事なんですが、最初の並び方と、黒と黄を入れ替えた並び方は、同じ並び方ですか?それとも違う並び方ですか?
違う並び方ですよね。
だって、りのあさんから見て、黒と黄の位置が違うんですから。

さあ、ここまで言えば分かったでしょうか。
『一つしかないものを固定』すれば、つまり上の例ではりのあさん、白い球ですね、これを固定してやれば、あとは、残ったものを並べればいいんですね。
その順列の数こそがすべての数になるんですね。

ここまでは理解できましたか?

No.2893 - 2009/05/09(Sat) 04:26:20

Re: 順列組み合わせ / りのあ [九州] [高校1年生]
こんばんは。説明ありがとうございます。

多分理解できたと思います。


その方法で【問題】を解いてみると、

赤を固定するのではなく、他の6つの色球のうちの1つを固定するから、(8−1)!
正し、赤を区別しないため、2!で割る。よって、
2520通り

この前の解答とでた値が違うのですが…。どうぞよろしくお願いします。

No.2926 - 2009/05/10(Sun) 01:17:46

(No Subject) / 河童 [中国] [塾講師]
りのあさん、こんばんは。

大正解です!!
多分などと言わず、この際ですからしっかり理解しましょうね^^
要は簡単なことで、りのあさんから見て違う並び方に見えるものはすべて異なる場合のはずで、しかもそれ以外にはない。
それ以外にはないというのは、りのあさんが実際に席について見た並び方以外のものが、先のリストの中にあるわけがないということです。
だって、リストの中のすべてに、りのあさんが登場するんですから。
場合の数を数える上で最も大切な、『重複がなく』『数え漏れもない』という条件を満たしていますね。

さて、では、最初のりのあさんの答案のどこが間違っているのか。

> 赤の位置関係が、隣同士・一個離れ・二個離れ・向い側、と四種類あり、
> 円順列で、赤を区別しないため、赤の固定は4通り。
> あとの6つは6!。
> ∴4×6!で、2880

この四種類の場合分けのうち、四つ目の『向い側』が問題ですね。
赤を『ふたつとも』固定した場合、一方の赤ともう一方の赤のふたり(?)から見た風景(他のひとの並び方)に同じものがあったらまずいですよね。
分かりますか?
分かりにくければ、赤が向かい合って座っている場合を考えてみてください。
赤のAさんから見た並び方と、赤のBさんから見た並び方がまったく同じ場合が出てきませんか?
それが分かれば、他の三つの固定の仕方についてはOKだということが分かると思います。

とりあえず、このレスは以上にして、その他諸々のことについてはりのあさんの返事を待ってお話ししましょう。

No.2936 - 2009/05/11(Mon) 03:48:30

Re: 順列組み合わせ / りのあ [九州] [高校1年生]
こんばんは。ありがとうございます。

円順列=1,周りの風景は気にしない。
    2,1人しか存在しない人、物を固定する。
    3,その固定した人から見る他の人、物の並び方が円順列となる。

というのが、私が理解したことです。
間違いや足りないことがありましたら、教えてください。お願いします。


【問題】では、向い側以外の3つの固定に関しては、いいので、3×6!
向い側にある場合は、どちらの赤球でみるかで、同じ場合がでてくるので、
6!÷2 ということになる。

3つの固定がいい理由は、2つどちらで見るかで、風景が変わってしまうからですよね?
よろしくお願いします。

No.2947 - 2009/05/12(Tue) 00:33:46

Re: 順列組み合わせ / 河童 [中国] [塾講師]
りのあさん、こんばんは。

そのような理解でおよそよろしいかと思います。

> 向い側にある場合は、どちらの赤球でみるかで、同じ場合がでてくるので、
> 6!÷2 ということになる。

そういうことですね。
赤のAが向かいの赤のBの位置にくるように180度回転させたとき、まったく同じ並び方が2度ずつダブるわけですね。
それに対して他の3つの場合は、一回転させる間に、赤の並び方が同じになることがありませんよね。

ところで、今回のように、ひとつしか存在しないものがない場合、
例えば、赤2個、白4個のような場合に、固定させるものがないため、今回のように簡単にいきません。
そこで、もうひとつの、『回転』による考え方で答案を書いておきます。
これがしっかり理解できると、先の4つの場合分けの中で、何故3つが良かったのか、その理由もはっきり分かると思います。
りのあさんは、とりあえず次の答案を理解された上で、いよいよ本題の解答にとりかかってください。

【別解】まず、円順列でなく、ふつうの順列を考える。つまり、回転させて同じになっても別の並び方と考える。
    このとき、すべての場合の数は、赤×2、その他6色が1つずつの順列で、

    8! / 2 ! = 20160 (通り)

    このうち、任意の1つを考える。
    この1つの並びを、一回転させるとき、360度回転で元にもどる。
    8個の球の中に、ただひとつしかないものがあるため、360度回転させる間、元と同じ並び方になることはない。
    従って、20160 通りのうち、同じものが8通りずつダブることになる。
    よって、求めるべき円順列は、

    20160 ÷ 8 = 2520
    

    

    

No.2948 - 2009/05/12(Tue) 02:57:18

Re: 順列組み合わせ / りのあ [九州] [高校1年生]
こんばんは。

円順列の仕組みは理解できたのですが、私が質問した問題への利用の仕方が分かりません。赤を固定できないなら、他の1色を固定するということですか?
また、円順列の問題かどうかというのさえわかりません。

解説よろしくお願いします。

No.2955 - 2009/05/12(Tue) 22:42:51

Re: 順列組み合わせ / 河童 [中国] [塾講師]
りのあさん、こんばんは。

問題の図は、90°回転で元に戻る形をしていて、円順列そのものですよね。
4つのものを円形に並べるのと同じです。
「円じゃなくて四角じゃないか」なんて言わないでくださいね^^
問題の正方形を円に変えればいいんですから。

ところで、りのあさんがされたように、赤を固定してももちろん問題ありません。
あるいはそちらの方が、計算自体は楽なのかも知れません。
しかし、最初に赤を固定してしまうと、どうしても重複を考慮しなければいけません。
実際りのあさんもどこかで間違えましたよね。
それに対して、他のひとつ(以降、白でいきます)を固定すると重複の心配がなくなるのは、いままで見てきたとおりです。
そこで、徹底的に白を主役にして考えてみます。

まず、白を外側の正方形のどれかに固定します。
そして、赤の位置によって場合分けします。
既に白を固定してしまったので、今度は赤を固定しても重複の心配が要らないのが嬉しいところです。
お分かりですか?
次に白を内側の正方形に固定します。
同様に赤の位置で場合分けして終わりです。

ひとつだけわたしがやってみますので、続きはりのあさんが挑戦してください。

【白が外側、赤が外に1個、内に1個】

外の3つのどこに赤を置いても、内には3通りの赤の置き方があり、残りはどこに置いてもよいので、

3 × 3 × 5 ! (通り)

No.2956 - 2009/05/13(Wed) 03:40:39

追記です / 河童 [中国] [塾講師]
お分かりのように、白を外側に固定すると、『内側までも見渡せる』ところが嬉しいですね。
つまり、いままで見てきたように、白を外側に固定した瞬間、『白から見てどう見えるか』だけを考えればよいのです。
白から見えるすべての場合を求めればいいんですね。
ところが、このとき、白が内側にある場合がまったく現れません。
ですから、次に、白が内側にいる場合も考えなければいけません。
この両方を考えて初めて、『重複も漏れもなく』数えることができるわけです。

No.2957 - 2009/05/13(Wed) 03:59:17

Re: 順列組み合わせ / りのあ [九州] [高校1年生]
こんばんは。

上記のようにすると、
(白、赤、赤)=(外、外、外):1×5!
       =(外、外、内):3×3×5!
       =(内、外、外):2×5!
       =(内、外、内):3×5!+2×5!

これで宜しいでしょうか?

No.2965 - 2009/05/13(Wed) 18:17:27

Re: 順列組み合わせ / 河童 [中国] [塾講師]
りのあさん、こんばんは。


> (白、赤、赤)=(外、外、外):1×5!
         =(外、外、内):3×3×5!
         =(内、外、外):2×5!
         =(内、外、内):3×5!+2×5!

最後の (内、外、内)の部分は、3×5!+3×2×5! ですね。
もしかすると、記入ミスかな?
丁寧に書くと、

1×3×5!+3×2×5!

です。
外の赤、内の赤、赤以外の順に掛けています。
白のすぐ外(隣り)に赤を置いた場合、内の3つに赤が置けて、
それ以外の3カ所に赤を置いた場合、内に置ける場所は2カ所になりますね。
これで合計

21×5!=2520

ですね。

No.2968 - 2009/05/13(Wed) 23:35:12

Re: 順列組み合わせ / りのあ [九州] [高校1年生]
こんばんは。

すみません、記入ミスでした。この問題は完璧に理解できたと思います。
毎日お世話になりました。ありがとうございました。

No.2983 - 2009/05/14(Thu) 21:30:51
添削願い / 冷えたミソスープ [中国] [社会人]
回答に不備があるかどうか添削よろしく願います。

問:8個のさいころを振る時、出る目の"組み合わせ"の数を求めよ。


【以下、私の解答】
この問題は、1の目〜6の目の異なる6組に、目の出る権利(計8つ)を分配する"組み合わせの数"を求めるのと同じである。
つまり、8つの区別のつかないものを異なる6組に分配する"場合の数"を求めればよい。
よって13C5=1287



追記:少し混乱しているのですが、"組み合わせの数"と"場合の数"の違いがいま一つよく分かりません。何となくは理解しているのですが・・・。

No.2853 - 2009/05/04(Mon) 17:17:41

Re: 添削願い / 新矢 (運営者) [近畿] [塾講師]
こんにちは。
回答が遅くなってしまいました。

場合の数とは,組み合わせの数や順列の数など,『何通り』と表現できるものの総称です。
質問の問題ですが,考え方も答もOKです。

記述の仕方も特に問題はないと思います。私なら
「区別のつかない8個のさいころを,1の目がでる,2の目がでる,…6の目がでるの区別のつく6つのグループに分配する場合の数(組み合わせの数でも可)を求めればよい」
とでも書くかな?

No.2874 - 2009/05/07(Thu) 13:54:45

Re: 添削願い / 冷えたミソスープ [中国] [社会人]
返答が遅れて大変申し訳ありませんでした。

要するに"場合の数"とは"組み合わせの数"と"順列"などをひっくるめた広義的な概念なんですね?

No.2946 - 2009/05/11(Mon) 22:05:23

Re: 添削願い / 新矢 (運営者) [近畿] [塾講師]
こんばんわ。

>"場合の数"とは"組み合わせの数"と"順列"などをひっくるめた広義的な概念なんですね?

その理解で差し支えないと思います

No.2949 - 2009/05/12(Tue) 03:03:00

Re: 添削願い / 冷えたミソスープ [中国] [社会人]
ありがとうございました。。。
No.2952 - 2009/05/12(Tue) 21:10:12
極限 / ルイ [東北] [新高校3年生]
こんばんは。久しぶりに利用させていただきます\(゚◇゚*)
今回の春休み明けの校内実力判定テストの問題です。

[問題]
放物線C
y=−anx2+an
を考える。ここに、n=0,1,2,3,…、またこの範囲における全てのnに対してan≧0であり、更に、条件「nの値が互いに異なれば、anの値も互いに異なる」を満たしている。
また、anに対する放物線Cを、便宜のため、それをCnと表す。

(1)放物線Cがnの値に依存することなく通る点の座標を全て求めよ。
(2)便宜上a0を考え、その値を0とする。つまり、C0は放物線ではなくy=0、つまりx軸を表す。ここに、CnとCn−1で囲まれた部分の面積をSnとおく。いま、Sn=(4/7)nとする。数列anの一般項を求めよ。
(3)(3)の数列anに対して、lim[n→∞]anを求めよ。
(4)命題「Snを適当に設定するならば、lim[n→∞]anは全ての正数値を取りうる」の真偽と、その証明を述べよ。

今、気づきましたが、学年・ご職業のところが、新○○となってますね。

考えたことは、次に書きます。

No.2731 - 2009/04/11(Sat) 01:40:34

Re: 極限 / ルイ [東北] [新高校3年生]
(1)anに関する恒等式と言う考え方で、求めた座標は(−1,0),(1,0)です。

(2)Sn
=∫[−1〜1](−anx2+an+an−1x2−an−1)dx
=(−an+an−1)∫[−1〜1](x2−1)dx
=(−an+an−1)×(−1/6)(1−(−1))3
=4(an−an−1)/3
=(4/7)n

Sn+1=4(an+1−an)/3=(4/7)n+1

よって、an+1n=3・4n/7n+1

次に、S1=4/7であり、
∫[−1〜1](−a1x2+a1)dx
=−a1(x2−1)dx
=4a1/3
=4/7
∴a1=3/7

an+1nは数列anの階差数列なので、
n≧2において、an
=a1+(3/7)Σ[k=1〜n−1](4/7)k
=3/7+3/7{(4/7)(1−(4/7)n−1)/(1−4/7)}
=3/7+4/7−(4/7)n
=1−(4/7)n
これはn=1としても成り立っている。
よって、一般項an=1−(4/7)n

(3)1

※テストでの記述について、(1)と(3)はもちろん上のような書き方ではありません。(2)に関してはほとんど同じ書き方だったと思いますが、まず(2)に関して丸はもらえるでしょうか?

No.2732 - 2009/04/11(Sat) 02:21:26

Re: 極限 / CORNO [東北] [新高校1年生]
おはようございます,CORNO です.

>次に、S1=4/7であり、
>∫[−1〜1](−a1x2+a1)dx
>=−a1(x2−1)dx  …(*)
>=4a1/3
>=4/7
 (*) のところは書き込みミスとして,無視します.
 最初のところでa_1≧0」を入れるべきだと思います.

 で,私が一番気にかかるのは,
   「a_n と a_(n+1) ではどちらが大きいの?」
 ということです.
 a_n と a_(n+1) の大小が決まらなければ,C_n と C_(n+1) のどちらが上側にあるのかも決まりません.
 ここをきちんとやれば,問題ないのではないかと思います.

No.2736 - 2009/04/12(Sun) 06:14:38

Re: 極限 / ルイ [東北] [高校3年生]
本当に,すみません.
インターネットに接続できる環境でなかった期間,放置してしまいました.
この問題は,条件が間違っていました(問題が書かれた用紙は提出したのでうろ覚えで質問してしまいました.すみません)

No.2938 - 2009/05/11(Mon) 17:31:42
お願いします / Sin [四国] [高校3年生]
曲線K:y=cos2x(-π/4≦x≦π/4)とy軸との交点をPとし、曲線K上に
点Pと異なる点Q(t,cos2t)をとる。線分PQの垂直二等分線lがy軸と
交わる点をRとする。
(1)点Rのy座標をtを用いて表せ。
(2)2点P,Qを通り、点Pで曲線Kと共通な接線を持つ円をCとする。点Q
が点Pに限りなく近づく時、円Cの半径rはどのような値に近づくか。
〜お願いします〜

何年か分からないのですが 信州大学の問題です。

No.2925 - 2009/05/10(Sun) 01:07:33

Re: お願いします / 新矢 (運営者) [近畿] [塾講師]
こんばんわ。

『書き込まれる方へのお願い』にありますように,問題文のみの書き込みはご遠慮いただいております。疑問点が回答者に伝わるように質問お願いします。

No.2927 - 2009/05/10(Sun) 01:20:33

Re: お願いします / Sin [四国] [高校1年生]
すみません。
まず(2)の問題文の意味が分からないです。
接線あたりの。

No.2928 - 2009/05/10(Sun) 01:30:25

Re: お願いします / 新矢 (運営者) [近畿] [塾講師]
こんにちは。

>点Pで曲線Kと共通な接線を持つ円をCとする。

簡単にいえば,点Pにおいて,曲線Kと円Cが接するという意味です。

No.2937 - 2009/05/11(Mon) 14:03:58
漸化式  / ういうい [地球外] [高校3年生]
こんにちは。東大の入試問題です。

X1=1とする。
Xn+1の値はXnの1を10で、0を1で置き換えたものとする。
例えば
X2=10
X3=101
X4=10110
X5=10110101 となる。

(1)Xnの桁数anを求めよ。
(2)Xnに含まれる"01"の個数を求めよ。    以上です。

通常の方法では解けましたが、2進法で示されたものと考えた時の解法が知りたいです。
つまり上で示された値を10進法に変換して、
X1=1
X2=2
X3=5
X4=22 のように考えて解きたいということです。

又、第6項まで見たところ Xn+2=10nXn+1+Xn という漸化式が予想されました。 
この予想を証明し、一般項Xnを求めたいのですが、方法が全くわかりません。

よろしくお願いします。

No.2932 - 2009/05/10(Sun) 12:46:07

Re: 漸化式  / 一ノ谷 [社会人]
ういういさん,こんばんは.一ノ谷です.

その漸化式は
「 0,1 の列として X_{n+1} の右に X_{n} を付けたものが X_{n+2} である」…(*)
と同値であり,全ての正の整数について(*)となることは帰納法ですぐに示せます.

しかし,この漸化式を解くことは難しいでしょうし,問われている結果は(*)から直接得られますね.

なお,漸化式の 10 の指数は n ではなく a_{n} です.

No.2935 - 2009/05/11(Mon) 01:02:40
全1160件 [ ページ : << 1 ... 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 ... 78 >> ]