| 向かい合う目の和が7で立方体のサイコロが底面が1であるように机の上に置かれている。 この状態から初めて、次の試行を繰り返し行う。 「現在の底面と隣り合う4面のうち1つを新しい底面にする。」 ただし、これらの4面の数字がd_1,d_2,d_3,d_4のときそれぞれの面が新しい底面となる 確率の比はd_1:d_2:d_3:d_4とする。 この試行をn回繰り返した後、底面の数字がmである確率をP_n(m) (n≧1)で表す。 (1)n≧1のときq_n=P_n(1)+P_n(6),r_n=P_n(2)+P_n(5),s_n=P_n(3)+P_n(4)を求めよ。 (2)P_n(m)(m=1,2,3,4,5,6)を求めよ。
与えられた確率の比を使うと思うのですが、どうやって解けば良いのか分かりませんでした。 どなたか教えて下さい。よろしくお願いします。 (出典は分かりません・・学校のプリントなもんで・・・。)
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No.1337 - 2008/10/11(Sat) 20:18:42
| ☆ Re: はじめまして。 / londontraffic ♂ [教育関係者] | | | | はじめまして,kazukiさん.londontrafficと申します.
方針が見つからないときは,とにかく手を動かしてみることです. まず初めに,q_1, r_1, s_1 の3つを求めてカキコしてください. その続きができるならできたところまで,カキコしてください. よろしくお願いしますm(_ _)m
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No.1341 - 2008/10/12(Sun) 08:15:34 |
| ☆ Re: はじめまして。 / kazuki ♂ [関東] [高校3年生] | | | | q_1=P_1(1)+P_1(6)=0 r_1=P_1(2)+P_1(5)=2/6+5/6=7/6 s_1=P_1(3)+P_1(4)=3/6+4/6=7/6
ですか??
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No.1345 - 2008/10/12(Sun) 21:52:48 |
| ☆ Re: はじめまして。 / londontraffic ♂ [教育関係者] | | | | レスありがとうございます.
>q_1=P_1(1)+P_1(6)=0 これはokです. >r_1=P_1(2)+P_1(5)=2/6+5/6=7/6 >s_1=P_1(3)+P_1(4)=3/6+4/6=7/6 これだと確率が1を超えてしまってますね.
もう一度問題文を確認して,正しい確率を出してみましょう. >これらの4面の数字がd_1,d_2,d_3,d_4のときそれぞれの面が新しい底面となる確率の比はd_1:d_2:d_3:d_4とする。 ですので,最初の状態(底面1)だとd_1〜d_4は「2,3,4,5」のいずれかです.それぞれが底面になる確率は, 2:3:4:5の比から2/14,3/14,4/14,5/14になるので, r_1=2/14+5/14=1/2 s_1=3/14+4/14=1/2 になります.
例えば1,6が底面にくることをA,2,5をB,3,4をCとすると,上で確認したことからn回目にAであるとき,n+1回目にB,Cになるのは共に1/2であることがわかると思います.同様に n回目にBのときn+1回目にA,Cとなる確率は共に1/2,n回目にCのときn+1回目にA,Bとなる確率も共に1/2となります.
ここまでいかがですか?ご理解いただけなければ,その旨レスください. またご理解いただいたならば,次は漸化式を作る作業です. 下の6個の( )にあてはまる数を求めてください. q_{n+1}=( )r_n+( )s_n r_{n+1}=( )s_n+( )q_n s_{n+1}=( )q_n+( )r_n
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No.1348 - 2008/10/13(Mon) 07:53:07 |
| ☆ Re: はじめまして。 / kazuki ♂ [関東] [高校3年生] | | | | > 例えば1,6が底面にくることをA,2,5をB,3,4をCとすると,上で確認したことからn回目にAであるとき,n+1回目にB,Cになるのは共に1/2であることがわかると思います.同様に > n回目にBのときn+1回目にA,Cとなる確率は共に1/2,n回目にCのときn+1回目にA,Bとなる確率も共に1/2となります. ここまでは大丈夫です!!
でも漸化式が求められませんでした・・・。
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No.1350 - 2008/10/13(Mon) 10:14:00 |
| ☆ Re: はじめまして。 / londontraffic ♂ [教育関係者] | | | | では続きです.
上で出したA,B,Cを使って説明します. n+1回目にA(q_{n+1})となるのはn回目はB,C(r_n,s_n)でなくてはならず,それぞれからAとなるのは1/2の確率ですから, q_{n+1}=1/2r_n+1/2s_n・・・(あ) となります.同様に, r_{n+1}=1/2s_n+1/2q_n・・・(い) s_{n+1}=1/2q_n+1/2r_n・・・(う) が得られます.
ここまでどうですか?okなら (あ)-(い),(い)−(う),(う)−(あ) を作ってみてください.
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No.1351 - 2008/10/13(Mon) 11:40:59 |
| ☆ Re: はじめまして。 / kazuki ♂ [関東] [高校3年生] | | | | q_{n+1}=1/2r_n+1/2s_n・・・(あ) r_{n+1}=1/2s_n+1/2q_n・・・(い) s_{n+1}=1/2q_n+1/2r_n・・・(う)
(あ)-(い)=q_{n+1}-r_{n+1}=1/2r_n+1/2s_n-1/2s_n-1/2q_n=1/2r_n-1/2q_n (い)-(う)=r_{n+1}-s_{n+1}=1/2s_n+1/2q_n-1/2q_n-1/2r_n=1/2s_n-1/2r_n (う)-(あ)=s_{n+1}-q_{n+1}=1/2q_n+1/2r_n-1/2r_n-1/2s_n=1/2q_n-1/2s_n
と出ました!
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No.1354 - 2008/10/13(Mon) 12:51:01 |
| ☆ Re: はじめまして。 / londontraffic ♂ [教育関係者] | | | | okです.
(あ)-(い)より q_{n+1}-r_{n+1}=1/2r_n-1/2q_n=-1/2(q_n-r_n) となるので,q_n-r_n=A_nとすれば, ・A_{n+1}=-1/2A_n から{A_n}は公比-1/2の等比数列 ・A_1=q_1-r_1から,{A_n}は初項-1/2 ゆえに,q_n-r_n=(-1/2)・(-1/2)^{n-1}=(-1/2)^nとなります.
同様に(う)-(あ)から作られる s_{n+1}-q_{n+1}=1/2q_n-1/2s_n より,s_n-q_nを求めてみてください.
よろしくお願いします.
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No.1357 - 2008/10/13(Mon) 15:50:43 |
| ☆ Re: はじめまして。 / kazuki ♂ [関東] [高校3年生] | | | | s_n-q_n=-(-1/2)^n となりました。。
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No.1360 - 2008/10/13(Mon) 19:29:29 |
| ☆ Re: はじめまして。 / londontraffic ♂ [教育関係者] | | | | はい. (1)もいよいよ佳境です.
放っておいた(い)-(う)より r_n=s_n が出てきますが,残念ながら q_n-r_n=(-1/2)^n s_n-q_n=-(-1/2)^n r_n=s_n の3本からは答えが出てきません. しかしながら,実はもう一本の式が存在します.それは q_n+r_n+s_n=1 です.
q_n-r_n=(-1/2)^n s_n-q_n=-(-1/2)^n r_n=s_n q_n+r_n+s_n=1 の4本から,q_n,r_n,s_nの3つを出してください.
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No.1361 - 2008/10/13(Mon) 20:59:09 |
| ☆ Re: はじめまして。 / kazuki ♂ [関東] [高校3年生] | | | | q_n=1/3+2/3(-1/2)^n
r_n=s_n=1/3-1/3(-1/2)^n
と出ました!!
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No.1362 - 2008/10/13(Mon) 21:25:23 |
| ☆ Re: はじめまして。 / londontraffic ♂ [高校1年生] | | | | okですよ. (2)は以下ようにすればできるハズ 例えばP_n(1)だと n-1回目には1,6以外(先述のB,Cの状態)から,1/14の確率で底面
頑張ってみてください.
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No.1367 - 2008/10/14(Tue) 07:15:47 |
| ☆ 遅くなりました。 / kazuki ♂ [関東] [高校3年生] | | | | 遅くなってすいません。
(2)も解決しました!
londontraffic先生どうもありがとうございました。
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No.1390 - 2008/10/17(Fri) 21:27:50 |
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