| センター2005追試 第四問 の質問です
一辺の長さ2の正三角形ABCの3辺AB、BC、CAの中点をそれぞれD、E、Fとする 0<a<1とし、線分ADを 1–a:a に内分する点をO、線分CEを 1–a:aに内分する点をPとし、直線OPとEFの交点をQ、直線OPとDFの交点をRとする。
という前提の問題です。 問題の中身というより、作図に関する質問です
解答の図はCAとPQが平行になっているのですが、なぜでしょうか? PC:OA=a:1-a なのに平行になるんですか?
よろしくお願いします。
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No.8125 - 2013/01/08(Tue) 19:00:26
| ☆ Re: / 朱雀 ♂ [近畿] [大学生] | | | | メネラウスの定理とは,
「任意の直線lと三角形ABCにおいて,直線lとBC,CA,ABの交点をそれぞれD,E,Fとする.この時,次の等式が成立する:AF/FB*BD/DC*CE/EA=1」
です.今回の問題の図をよく見てください.三角形として△ECFを用いるのは問題ありません.しかし,
EP/PC×CA/AF×FQ/QE=1
は成り立ちません.ここに登場する6個の点のうちE,C,Fは△ECFの頂点なので前述のように問題ありません.しかし残りの三点,つまりP,A,Qはある直線と△ECFを構成する三直線との交点でなければなりません.その直線として直線OPを選ぶのであれば,確かに△ECFとは交点Q,Pを持ちますからQ,Pに問題はありません.でも,直線OPと△ECFの交点に点Aはありませんね?ですから,Aが出てきているのが間違いです.正しくするには,線分OPをO側に延長して,辺CFをF側に延長してそれらの交点をRとすれば,
EP/PC×CR/RF×FQ/QE=1
です.
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No.8150 - 2013/01/10(Thu) 15:07:21 |
| ☆ Re: / 朱雀 ♂ [近畿] [大学生] | | | | おはようございます.
まず,?@式
>OQ=(1ーn)OE+ nOE=(1ーn)ax + (1ーn)y + n(a-1)x + ny = (1ーn) x+ y …?@
ですが,『(1-n)OE+nOE』は正しくは『(1-n)OE+nOF』ですね.そして,もう一つ間違いがあって,『(1-n)x+y』ではなくて『(a-n)x+y』ですね.
さて,vec{OQ}=αvec{x}+βvec{y}の形に表せるとき,α,βはただ1つに決まります.従って,
?@?Aの係数を比較して
(a-m)/m=a-n
ですね.これを解くとn=a-a/m+1がわかるだけだと思います.色々な図形の性質に気づいて,mとnの関係式を導けたのは素晴らしいかと思います.
でも,解答を考える前に,まず次の点について考えてみましょう.
実数u,vを用いて例えば, vec{OQ}=f(a,u)vec{x}+g(a,u)vec{y} vec{OQ}=h(a,v)vec{x}+k(a,v)vec{y} のようにvec{OQ}が2通りに表されたとします.これらを係数比較すると当然2つの式が出てくるわけです.つまり,f(a,u)=h(a,v),g(a,u)=k(a,v)ですね.aは与えられていますから,自分で勝手に導入したu,vをaで表したいのですが,未知数がu,vの2個,方程式も2個あるのでu,vがそれぞれaの式として求まりますね.逆に言えば,uとvしかわからない.ということは知りたい文字をu,vとして用いる必要があります.杏仁さんはu,vとしてDFの内分比m:(1-m)とEFの内分比n:(1-n)のmとnを用いてvec{OQ}を2通りに表しました.そして確かにmとnは分かりましたね.でもそれしか分かりません.
では質問です.今,vec{OP}とvec{OQ}の関係を知りたいわけですね?ということは,これを式に直した時に出てくる未知な実数uを用いてvec{OQ}を表さないといけないわけです.上に書いたように,u,vしか求まらないので,求めたいものをuにするのです.vは杏仁さんのmでもnでも何でも構いませんが,せっかく導いてくれたので,vec{OQ}を表す2通りの敷のうち2番目の式は?@を用いましょうか.1番目の式は未知でそして最も知りたい実数uを用いたvec{OP}とvec{OQ}の関係式を用いてください.
そこまでできれば,係数比較は一瞬で済み,uの値を知ることができ,問題の空欄[ス][セ][ソ]が埋まりますね.
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No.8190 - 2013/01/12(Sat) 09:26:51 |
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