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記事No.1236に関するスレッドです


「いそしぎ」&「ラドン」 / タロスケ
浜ノさん、僕のいそしぎの印象は映画そのものより、リズテイラーご本人の印象になっちゃってます。
本当はもっと美しいストーリーだったはずですね。

あの有名なテーマ曲は「五木の子守唄」に似ているという声があるようで、口ずさんでみたら・・・・納得。

ゴルゴ13は「鴨撃ち」だったんですね、本来の言葉では。

ペギラさん、「空の大怪獣ラドン」はイーストマンカラーの色合いが美しく、ラドンそのものの造形美もすばらしく、人によっては「ゴジラ」以上と言う人もいる黎明期の傑作です。
僕はDVD持ってるのにブルーレイも買ってしまいました。
ブルーレイは一部、ラドンを吊る糸を消してあるんですが、ファンの間で賛否両論のようです。
カラー第一作ということもあり、うまくいってないカットも正直いってあります。
それはF86セイバー戦闘機のキャノピー(風防)がブルーバック合成がうまくいってないのでチラチラ青いフチが出ること。
でも、博多の岩田屋デパートにラドンが舞い降りるあたりのミニチュアワークは東宝特撮映画史上、最高のものです。
この映画では白川由美さんがまだ新人で演技が固く、メガヌロンの出現に驚いてよろめく演技がなかなかできなかったそうで、本多監督自らが恐怖におののく女性の演技を、女性になりきって見本を示して白川さんに演技指導したそうです。

また、佐原健二さんの、うつろな目で神経過敏になってる記憶喪失演技にも注目。

それと、「風車の弥七」=中谷一郎さんがメガヌロンに襲われる炭鉱夫のひとりとして出てるのにも注意して見てください。
福々しいコメディアンとして人気のあった平凡太郎(たいらぼんたろう)さんが、地盤陥没現場で、ジープを制止する作業員としてチラっと出てますが、黒々とした腋毛がちょとセクシーです。

まだ子供向けということを意識する以前の本格的な怪獣映画、アラはありますが、東宝SF特撮映画の黎明期の傑作であることにまちがいないです。

ペギラさん、みなさん、デアゴスの廉価版でもいいから、第一作「ゴジラ」を買った人はぜひ、この「空の大怪獣ラドン」も買って、揃えておいてください。

No.1236 - 2010/06/19(Sat) 12:12:18