[ 掲示板に戻る ]

記事No.1664に関するスレッドです


昭和29年「透明人間」は意外にも傑作です / 遠来の友タロスケ
デアゴスティーニから先日発売されたDVDマガジン東宝特撮シリーズの「透明人間」(小田基義監督、河津清三郎主演、モノクロ作品)はなかなか良いですよ。

当時の風俗が色濃く出てて、さしづめリアル「三丁目の夕日」って感じです。キャバレーが舞台なので、音楽に溢れてて、三条美紀さんの歌う主題歌(吹き替え?)などは思わず口ずさみたくなるほど。

、ストーリーも俳優さんたちの演技も素晴らしく、ラストシーンなどグっとくるものがあります。

その後のカラー作品「美女と液体人間」(昭和33年)や「ガス人間第一号」(昭和35年)に比べると円谷特撮の見せ場そのものは地味なんですが、作品自体の雰囲気はレトロ感覚にあふれてて独特のムードがあるのです。
ブックレットには続編として企画されて実現しなかった「透明人間対火炎人間」のことなどが紹介してあるし、絶対オススメです。

ペギラさん、「赤胴鈴之介」のあの主題歌はラジオが最初で(映画は知らないけど、たぶん同じ)後年のテレビアニメも同じものが再録音されたみたいです。

「バラン」は小品ながら怪獣映画のエッセンスをギュッと詰め込んだような濃厚味の怪獣映画でしたね。

東海のカッチャンさん、あの分厚い本をよくぞ手にとってくださいました。
ちょっと高価(2600円)だから買えないですよね。
「キングコング対ゴジラ」は怪獣映画がまだ大人の娯楽だった幸福な時代の映画で、高度経済成長時代の象徴のような映画でした。

今のハリウッドのCGを駆使した高度なSFX技術に比べれば、合成もミニチュアも粗いけど、ダイナミックな迫力に満ちていましたね。

No.1664 - 2011/10/31(Mon) 22:40:19