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記事No.2451に関するスレッドです


森繁に会いに東京へ行った少年 / 遠来の友タロスケ
アキオさんのいわれるように高倉建さんは普通に冗談も言う、オチャメな人だったようですね。
ナイナイの岡村さんに「勝新太郎です」なんてて電話かけてくるそうです。

ところで、
数ヶ月ぶりに神戸三宮に飲みに出ました。
これは、いきつけのスナックで60代(昭和27年生まれ)の常連、Oさんから聞いた話です。
Oさんは14歳の時、あの森繁久弥さんの弟子になりたくて、神戸から東京・上野まで一人で行ったというのです。
しかも、たった三千円だけ持って(当時はドン行で片道2700円だったそうです)。
上野についても、森繁さんに会う手立ては何一つないし、ポケットには、たった300円しかない。
お腹がすいて、何度もお店のパンを盗もうと思ったけど、それもできず、途方にくれていたところ、警察に保護されて警察署へ・・・・
警察署は青山だったそうですが、せっかく東京にきたんだから、ということで、東京タワーなどの名所のあるところを遠回りしてくれたそうです。パトカーの窓からの、つかの間の東京見物。
結局、警察署が家族に電話して、お父さんが神戸から迎えにくることになったそうで、森繁さんには会えなかった。
この話を聞いて、バカだな〜っと思う人もいるでしょうが、僕は気持ちが分かりすぎて涙が出そうになりました。
なんの計画性もないOさんの行動は、子供っぽいと言えば子供っぽいけど、情熱に突き動かされて、思わず後先のことを考えずに行動を起こさざるを得なかった気持ちや、大好きでたまらなかった森繁さんヘの思い。
いざ、東京へ来た時の不安な気持ち。
みなさんはOさんの、この行動、どう感じられるでしょうか?

No.2451 - 2014/11/26(Wed) 12:33:19