イタリア映画は「鉄道員」も「道」(ジェルソミーナ)も名曲ですね。 日本映画のサウンドトラック盤としては「砂の器」の芥川也寸志さんの壮大な組曲「宿命」のLPを持っていましたが今は手元にありません。 きっとCD化されてるはずだから、また探して買ってみたいです。 いつか「懐かシネマ」のコーナーでエッセイを書こうと思ってるのですが、山本直純さん作曲の「男はつらいよ」シリーズの音楽、郷愁があって、せつない恋心があって、素晴らしいです。 寅さんシリーズのサントラ盤はいくつか出てますが、僕は10年以上前に発売された「男はつらいよ・歴代マドンナ名曲集」を愛聴盤にしてます。 特に、寝苦しい夜の”癒し”の音楽として聴くのに最高なんです。 なにしろ、寅さんがマドンナに一目惚れする瞬間の音楽ばかりを集めたものなので、これほど”恋する心”を感じさせる音楽はありません。 しかも、女優さん=マドンナの個性に合わせて曲調もさまざまで飽きません。 この「歴代マドンナ名曲集」は今は手に入りにくいかもしれませんが、割と最近、「寅次郎音楽旅」というとても編集の良いサントラ盤が出てるようなので、まさに”魂の故郷”と言える日本人の心の琴線”に触れるものを感じたい人はぜひ買って聴いてみてください。 直純さんのオリジナルだけでなく、シリーズで使用されたクラシック楽曲なども収録されてるようです。 http://www.tora-san.jp/blog/dvd/cd.html 先日「チャーリーズエンジェル・フルスロットル」がテレビ放映されましたが、敵のアジトが画面に映し出されると、ゴジラ出現のテーマ音楽(モスラ対ゴジラの時の)が流れてました。 ニュータイプの巨大モンスター映画「クローバー・フィールド」のエンディング曲は伊副部さんへのオマージュでした。 「ジョーズ」のジョン・ウィリアムスの音楽はもろ”伊副部節”だったし・・ 案外、国内では評価されてない日本映画の音楽を、外国の映画人のほうが正しく評価してるのかもしれません。 |
『The history of GODZILLA』 は特撮ものも一枚持っていてもいいんじゃないかと思って軽い気持ちで買ったような気がします。 私は邦画は時代劇を除いてあまりレコードやCDは買いません。もっぱら洋画の方です。古い所では少し暗い映画ですけど『鉄道員』なんか印象に残っています。 このCDを改めて聴きなおしてみますと、音楽が佐藤勝さんに変わってから、クラシック音楽が多用されているようです。 例えば「南海の大決闘」等は「はげ山の一夜」とか「天国と地獄」などです。 クラシック音楽を使った映画としては、ルキノ・ヴィスコンティ監督の『ヴェニスに死す』等が有名ですが、これに限らず多数あります。 最近もCMにチャイコフスキーの「弦楽セレナーデ ハ長調 作品48 第一楽章」が使われて人気を博しました。You tubeで聞くと、ああこれかとお分かりになると思います。 チャイコフスキーはお仲間さんだったようですね。 |
さる6月12日放送ぶんで、日本映画界の巨匠、本多猪四郎監督の業績がたたえられたそうです。 残念ながらテレ東系は電波がはいらない(BSジャパンでも放送なし)ので見ることはできませんでしたが、なかなか素晴らしい番組だったようです。 番組には、本多さんを師と仰ぐ大林信彦監督や、かねてからゴジラ・ファンを表明していたジョージ・ルーカス、スティーブン・スピルバーグ両監督はもちろん、あのマーティン・スコセッシ監督までがビデオ・メッセージを寄せてたそうで、その顔ぶれだけでもうれしく思います。 また外国のSF映画評論家(ゴジラ研究家)のキース・エイケンさんが「メッセージは楽しめる作品の中でこそ伝わる」という名言を残しています。 また、本多さんの出身地の山形では、さる6月20日に、本多作品4本の上映と(空の大怪獣ラドン、ガス人間第1号、妖星ゴラス、マタンゴ)と劇作家の井上ひさしさんが本多作品の魅力を語るイベントもあったようです。 ところで、ペギラさん所有のCD「ゴジラのすべて HISTRY of GODZILLA Vol.1」は僕も持ってます。 各作品2曲づつというのが、あまりに駆け足すぎて、ちょっと物足りないですが、各作品の予告篇の音楽・音声も収録されてるのがちょっと変わってて価値あるCDですね。 ところで「ゴジラ」の音楽的なハイライトのひとつ「平和の祈り」。 制服もさまざまなすごい人数の女学生が大きな講堂の中で聖歌合唱するシーンですが、後ろのほう2階の女学生は”作画合成(マット合成)”だと思ってる人が多いと思います。 実はあれ、本物の女学生をあれだけの人数あつめて撮影されたそうです、すごいですね。 これは「宇宙船」という雑誌で、かつて本多監督がインタビューで語ってた事実です。 あの荘厳な、格調高い雰囲気こそが本多作品の魅力だと思います。 |
これも一つの偏見かも知れないですが…大人の男の足にはすね毛がフサフサ有って当たり前、無いとおかしい。 そう思うんですね。確かに薄毛の人も居るんで暴言になってしまうかも知れないですが…。 |
タロスケさんは脚にアピール感じる、そういってるわたしは、強いて言えば、手かな、電車の中で、じっと見知らぬ人の手を眺めて、なんともいえない想像が働きますね。やっぱりごつい手って、物語性があります。 三人の相手とつきあってる知人の話。ひとりは、あっさり別れ、理由は相手が浮気っぽかったため、独占できなかったため。もうひとりは、Hメイルを妻に見られたのが理由だったそうで、ただちょっと真偽はどうかと疑ってしまう。その人は信じ切ってるんだけど。私からすれば、その人の毎日、毎日メイルしてくる密着感がしんどかったんでは、ここらへんでお開きのほうがきれいんではと、決心したのかな?と思ってしまう。マメなのはいいけど、過ぎたらちょっと息苦しい? 知人は今、彼の外出先や家の近く、車を止めて待っていると、いってますが。この先、どうなるやら。 |
「ライムライト」は名曲中の名曲と言う感じです。チェットアトキンスのギターのLPレコードが子供の頃あって良く聞いていました。「スマイル」も良かった。こちらは大人になってサントラ盤を購入しました。 黒澤監督の弁によると映画音楽というのは作品の足し算ではなくて掛け算になるそうです。私が子供の頃○○ヒットパレードみたいなものがラジオ番組であって、大抵ベスト10の中に映画音楽が何曲か顔を出していました。 ロリコンの語源はタロスケさんの仰るとおりで小説からきているみたいです。 しかし4回も結婚するというのはすごいですね。 |
「街の灯」のテーマ曲「花売り娘〜ラ・ヴィオレテラ」は珍しくチャップリン本人の作曲ではなく、当時のヒット曲だそうで、とても美しいメロディですね。 「ライムライト」などチャップリン本人の作曲した曲とイメージは通じるものがあるように感じます。 この「花売り娘」は、15年ほど前、京成電鉄のCM曲「美しい人よ」として、オリジナルの歌詞を付けた大貫妙子さんの歌が関東地区のみで流れていたようです。 ヒューマニズムあふれる作品を次々と発表したチャップリンは艶福家としても有名で、4度の結婚相手はいずれも10代の少女でした。 スタンリー・キューブリックによって映画化もされたウラジミール・ナボコフの小説「ロリータ」は、チャップリンの2番目の妻、リリータ・マクマレーとの醜聞からインスピレーションを受けて書かれたものだという記事を、最近なにかの週刊誌で読みました。 ロリータ・コンプレックス=「ロリコン」の語源がチャップリンだったなんて、どこまでが事実かわからないけど、ちょっとショック??? でも、チャプリン自身がいかなるセクシャリティーの人であっても、彼の作品は素晴らしいのだから、それでいいのじゃないでしょうか? チャップリンの映画は「黄金狂時代」以降のものは「ニューヨークの王様」など、数本観てないですが、やはり「街の灯」が一番好きな作品です。 |