もうすぐ私の誕生日です。 「ちょっと早いけど」って言いながら息子にゲームソフトをもらいました。 ほとんどゲーム経験のない私が「ねぇ、あれ面白いのかな〜?私にできるかな〜?やっぱりダメだよね〜」って、指をくわえていたピクミン?Uです。 でも、楽しむ以前にコントローラーの使い方から何から教わらないと何も始まらなくて、説明書を片手に、息子をお手本に、ぼちぼち、ぼちぼち楽しんでいます。
のんきな親子3人で、わいわい楽しい時間です。 でも、こんなに幸せなのに、子ども達が寝ちゃった夜中になぜか涙があふれます、、、 この時季、どうしても思い出すのが2年前のいまごろ、、、 私は離婚したくて家を出て、実家にお世話になってた2年前のいまごろ、、、
中学で不登校してた息子は高校に入学したばかり、娘は小6で時どき保健室登校、、、 そんな中で家を出た私、、、 夏の間、子ども達は両方の家を行ったり来たりして、よく駅まで送り迎えしました。 行きは音楽を聴きいたり、3人でおしゃべりしながら楽しいドライブ気分♪ でも、駅でふたりを見送ると、とたんに私はひとりになります、、、 車の中はしんとして、となりには誰もいません、、、 さんざん苦しんで、ほかに路がなくて、もがきながら自分で決めたことだから後悔はない、、、 でも、それまで味わったことのない寂しさに、本当にひとりぼっちになったのかも、、、
そのまままっすぐ実家に帰る気がしなくて、山道をぐるぐる走って、ひと気の無いキャンプ場に車を停めて、ひとりで泣きました。 ずーっとずーっと泣き続けるような気がしたけど、そんなこともなく、私の帰りを心配する両親を思うと涙は止まりました。
そして、誕生日を迎える0時ちょうど、胸が破れるような寂しさはもう消えていて、来年はどこでこの日を迎えるんだろ〜、私って意外と強いのかもな〜、なんてずうずうしい自分を笑ってました。 母が心配そうに部屋をのぞきにきてくれた時にも、泣いてなくてよかった。
まだ自分を大切にする生き方を知らず、誰にも大切にされないのが当り前だったころは、自分の誕生日がちっとも嬉しくなかったな〜 「また去年と変わらない、つまんない一年に決まってる、日付なんてただの記号だし」ってワクワクとはほど遠い気分で、、、 子ども達の誕生日は楽しみだったけど、自分の誕生日なんてなくてもかまわない、、、っていうカンジ、、、
あれから状況は変化しつづけて、私の誕生日にワクワクする子ども達に、私もワクワクするようになってきました。 ふとしたときに、あの日の胸が破れるような寂しい気持ちは現れて、ちょっとつらくなります、、、
娘が昼過ぎに起きてきて、寝ぼけ顔で「おはよ〜」ってい言うのがしあわせ、、、 朝早くバイトに出た息子が「ただいま〜」って帰ってくるのがしあわせ、、、 ゲームのへたくそな私にイライラしないでつきあってくれるのがしあわせ、、、 砂つぶみたいな小さな出来事も、私の手の中ではキラキラ光ってて、ダイヤモンドよりも輝いています。 誕生日も、そうじゃない日も、私には特別な日がたくさんあって、泣いてても笑ってても、今日の私を大切にするのがイチバンなのかなって思います。
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No.1036 - 2009/07/03(Fri) 15:30:51
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