あれは丁度8年前の今頃?夫の転地療養の為に借りたこの家に3人のこどもと共にやってきたことをふと思い出しました。休職中の夫が復職するまでの少しの間だし?そんな気楽な気持ちだったような気がします。(こどもたちも不登校でしたので支障もなく)
夫が休職して間もない頃だったのでしょうか、朋ちゃんに言われ色んな時に思い出される忘れられない言葉があります。 「直樹さんの命と仕事 どっちが大事ですか?」
(いやいや・・・夫はもうしばらく休めば大丈夫!そんな大袈裟な事ではないはずだけど???)
その頃全く理解出来なかった言葉の意味をようやく理解出来たのは 復職を経て退職した夫の`心からの笑顔`を見た時だったような気がします。(その記憶さえも曖昧な私ですが^^;)
朋ちゃんの言葉は、夫の心を感じ理解すればこその言葉だったこと、そして私の心を・・・本当有り難いことでした。
思えば「この人とずっと一緒にいたい・・・」ただその気持ちだけで夫と結婚した私。一緒にいられる事がただただ嬉しかった昔を懐かしく思う時 やっぱり「命あればこそ」と思います。(でも、23年も一緒にいるといて当たり前の存在。つい先日は家族を養う気持ちはあるのか?などどちっぽけな自分を夫にぶつけてしまってました・・・愚かな私。アハハ)
生きてると思いがけないことがあるもので?丁度その頃、誰も行く人いなくて余ってるんだけど?と、サン=テグジュベリの「星の王子さま」のミュージカルのチケットを知人に貰い、観に行ったのです・・・ 「心で見なくちゃ、ものごとは見えないってことさ。かんじんなことは、目に見えないんだよ」
「出逢ったことが すべてさ」
偶然にしてはあまりにもタイムリーで・・・
その日以来、会場で買ったCDを聴いては「星の王子さま」の余韻に浸っている私。図書館で本も借りてきて・・・この年になって初めて読みました。なかなかいいですよ・・・
一方「高校生の頃に読んだけど、宮沢賢治みたいに意味の分かりにくい話だった」と夫。
そう言えば、私の知らない間に息子も読んだと言ってました。
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No.509 - 2008/04/24(Thu) 16:36:17
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