まず初めに、私が十勝を感じる瞬間は、飛行機が着陸態勢に入り、分厚い雲海を抜けた先に広がる、どこまでも続く真っ平な光景を目にした時。 その次に、私が十勝を感じる瞬間は、空港を出て、清冽な大気にその身を浸し、覆われ、思いっきり深呼吸をした時。 その次に、私が十勝を感じる瞬間は、真冬の道、前方を走るバスが、お尻を左右に振りながら、ダンスを踊るように滑って行く様を目にした時。 その次に、私が十勝を感じる瞬間は、どこまでも真っ直ぐに続く道と、どこまでも真っ直ぐに伸びる木々と、中でも、ブルー・スプルース達を目にした時。 その次に、私が十勝を感じる瞬間は、春の陽射しの中、一面に広がるタンポポの圧巻の様を目にした時。 その次に、私が十勝を感じる瞬間は、北海道ホテルの前でバスを降り、懐かしいホテルの威容と、梟の飛び立つ様を目にした時。 その次に、私が十勝を感じる瞬間は、部屋のカーテンを開け放ち、焦がれていた、日高の山波を目にした時。 その次に、私が十勝を感じる瞬間は、ホテルの中庭である小さき森を歩き、エゾリスの愛らしい姿・仕草に心を癒された時。 その次に、私が十勝を感じる瞬間は「FM・JAGA」に再訪を果たした時。 そして、私が、十勝を、帯広を、もっとも強く感じる瞬間は、地元の様々な人達と再会を果たし、又帰って来たと改めて感じさせて頂いた時。 そう、私が十勝を感じる瞬間は、当たり前のように、その息吹を自分の中に感じた時。 自分を十勝が感じてくれた時。 それが、私が十勝を感じる瞬間で、その在り様は、まるで万華鏡の如く千変万化し、美しい模様だけを私の中に、深く静かに残して行く。 しっかりと己が心に刻まれて。 しっかりと己が心を震わせて。 十勝を、帯広を心に抱いて、ただ、しんしんと、しんしんと、生きていきたい。 ただ、しんしんと、しんしんと・・・
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No.2713 - 2014/07/18(Fri) 16:45:22
| ☆ 文章を読んで / 秋月ぴろ | | | 私は十勝…北海道に行ったことがないのですが…文章を拝見して脳裏に光景がふと浮かんでくるようでした。 梅雨明けの声はまだ聞けずですが暑さのおりお身体ご自愛ください
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No.2714 - 2014/07/20(Sun) 12:04:11 |
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