皆さん! あけましておめでとうございます!! いやぁ家のベランダから見る富士山はとてもとても綺麗です。 皆さんは元旦をどのように過ごされているのでしょうか? 僕は例年,自宅で、の〜んびりしているのですが、の〜んびりの中でも、仕事の準備は始めようかと思っています。 そして,昨年の「大晦日」にも書かせていただきましたが、今年には、どうしてもマスタ−しなければいけない事があり、それを一日でも早く自分のものにするべく猪突猛進する所存です。 それは何かと申しますと・・・ 「心・技・体」という言葉がありますが,僕はこれらが、ある意味「並列」である事が、一番バランス的にも、とてもいい状態なのではないのかと思っています。 その中でも,今年、己の血となり肉としなければいけないものとは「技」の部分で「欠如」していると気がついたからこそ、いえ、間違っていた事が分かったからこそ、挑んで、自分の中に「当たり前」として存在させなければいけないものだと思ったんです。 簡単に言ってしまえば「50代の中原茂の喋り」を確立する事,と言ったところでしょうか。 自分はとても怠け者なので,大分時間が掛かってしまっていて、ようやく「実感」する事が出来るようになり、今になって、一段階・一段階、よっこらしょという感じで登り始めている感じなんです。 「プロ」なので,比類なき「技」を持ち、それを磨き続ける事は当たり前の事で。 その「技」に対して「感動」もしていただける訳で。 若い頃は「気持ち」「気持ち」「心」「心」と,「心」が「技」や「体」を引っ張ってきたんですが、そしてそうでなければいけないんだという思いがあったのですが、様々な仕事に遭遇する内に「遅い!」と言われるかもしれませんが「心」だけではどうにもならない場面があるという事も痛感したんです。 そこには,揺るぎない「技」が絶対に必要なんだと。 出来ない事はないように,なくしていかなければいけないのだと。 勿論「技」も自分の中に溶け込ませて「当たり前」のレベルにまでしていかなければ意味がないのだと。 今迄でも,例えば僕は、どちらかというと、息の多い「息声」なので、吹き替えなどでのいい例は「ビバリ−ヒルズ高校白書・青春白書」なんですが、喋りが早すぎて、ニュアンスが伝えられるかどうか(セリフの分量はカット出来ない時)という時「一つ一つの音の息の量をカットして、セリフをシャ−プにしよう」と考え、ブランドンのセリフをよりシャ−プにするよう心掛けました。まぁ殆どがそうだったんですが。(笑) そうする事で,0.25秒から半秒、そして一秒を稼ぐ事が出来、よりニュアンスに集中出来る時間を創ろうと。 そういった「技」や,勿論「喋り」の「技」も自分では追求してきたつもりでした。 でも残念な事に「つもり」だったのです。 「つもり」では「プロ」というにはあまりにも「滑稽」です。 その事を,金沢さんからバシッと指摘され、遅まきながら、今「習得」の途次にあるという訳なんです。 大きな,とても大きな括りで言うと「エモ−ショナル」と「説明」と二つに本当にザックリで申し訳ないのですが、分かれる訳なんですが(ナレ−ションに関して)、僕が身につけなければいけないのは「説明」の方なんです。 いわゆる「企業物」と言われるもので,皆さんが日頃、テレビなどで聞いている、オンエア−の番組物とは、全く違う物なんです。 全く違う物なので,それをしっかり「仕事」とするからには、全く違う「技」が必要になってくる訳で。 そこのところを取り違えていたので,今が「さぁ大変!」となってしまっている訳です。ハハハハハハ・・・・・(笑うところではない事は分かっていますが、もう笑うしかないですよね) その事を,金沢さんに鋭くご指摘いただいたので、有り難く思っているのです。 その目標は「今の,50代の、中原茂の喋りを、堂々と、現出させる事」で,その為の訓練を今,僕は僕なりに行っているところなんです。 今,普通に、他人と喋っているように、喋れれば一番いい訳なんですが、そこを最大の目標にして、突っ走ってる訳ですよ、ハイ・・・イヤ、嘘を付きました。走ってませんね、歩いてます。ハハハ・・・ そしてその事は,他の種類の仕事達にも、いいように働いているようです。 より「中原茂」という中心に向かって「コア」へ向かって,深く静かに潜行を進めていき、もう「中原茂」でしかないところに行き着く。 そしてそこから更に「深化」が始まる。 それこそが「本当」なんだと「当たり前」なんだと思いました。 あっ勿論一番大事な事は「伝える」という事で。 伝わらなければ何にもなりませんので。 今目指している事が,ちゃんと己のものとなれば、それこそ「自由自在」になる訳で。 これは,金沢さんの言葉なんですが。 う〜ん,ここまで長々と書いてきて、皆さんに上手く伝わっているのかが微妙なんですがね。(苦笑)
今迄にも,優れた声優・ナレ−タ−の方達がいらっしゃいました。 先人達にはとてつもない方々がいらっしゃいました。 現在にもそういう方は多くいらっしゃます。 そういう方達と僕は肩を並べたい。 堂々と胸を張って肩を並べたい。
僕の「希望」は「蒼穹」を自由に翔び回る事です。 己に「負荷」を掛け続けながら,それでも自由に翔び続ける事です。
「思い,挑み続ければ必ず叶う」と僕は信じています。 そして「自分」をしっかりと信じてやりたいと。
皆さん,今年も「中原茂」をよろしくお願いいたします!
それでは又!!
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No.2401 - 2013/01/01(Tue) 13:12:00
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