有名なスイトピーの補足遺伝の問題です。
遺伝の基本は理解しているものとして、説明します。
補足遺伝に
補足遺伝の基本的説明と
F2を自家受精したF3の代の紫と白の比について書いてあります。
二酸化炭素など→反応A→色素原Y→反応B→紫色素Z
遺伝子Aは反応Aを起こし、遺伝子aは反応Aを起こさない。
遺伝子Bは反応Bを起こし、遺伝子bは反応Bを起こさない。
AとBを両方持つ時、紫で、それ以外は白です。
★F2の遺伝子型は
AABB:AABb:AAbb
1:2:1
AaBB:AaBb:Aabb
2:4:2
aaBB:aaBb:aabb
1:2:1
ヘテロ(Aa、Bb)がある毎に2倍と覚える。
★F2の表現型は
AABB、AABb、AaBB、AaBb・・・紫(1+2+2+4=9)
AAbb、Aabb、aaBB、aaBb、aabb・・・白(1+2+1+2+1=7)
★色素原Yを加えると紫色素Zを生成する白花の遺伝子型は
色素原Y→反応B→紫色素Zが行えるので、遺伝子Bを持つ。
白花だから、遺伝子Aを持たない
よって、ア.aaBB と イ.aaBbのどちらか。
問題1
ア.aaBB×AAbbの子供の遺伝子型は全てAaBbで紫。でダメ。
イ.aaBb×AAbbの子供の遺伝子型はAaBb:Aabb=1:1.
表現型は紫:白=1:1となる。
問題2
問1の交配で得られた紫花の遺伝子型はAaBb。
これを自家受精するのは、
F1を自家受精してF2を作るのと同じパターンだから、
紫:白=9:7となる。
わからない事は、どんどん質問してください。