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ウルトラマンメビウス・ファン感想掲示板

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ウルトラマンZ 第6話 帰ってきた男! 考察 / 棺桶のジョー [近畿]
脚本:林壮太郎、監督:坂本浩一

(1) 先輩ウルトラマンがレギュラー客演!
 レイゴさん、藤子さん、皆さんこんにちは。コロナウイルス感染拡大と豪雨災害で大変ですが、皆さんお元気ですか。
 今回より3作前の主役、朝倉リクがジードとして登場、ウルトラシリーズではすでに昭和にて、レオではセブンのダンがレギュラー出演(変身できないものの)があり、ニュージェネレーションシリーズではジードにゼロがレギュラー出演していたものの、今回のようなケースは初。仮面ライダー、スーパー戦隊でもこのような例はなく(過去ヒーローの客演はゴーカイジャー、ジオウでは定番であったもののゲスト出演でレギュラーではない)。リクは変身アイテムを失い、新たにヒカリの作ったゼット同様のメダルを3つ使うアイテムで変身、今回の登場のパターンはエックスにゼロが客演した際を思わせて(同じ坂本監督の演出)、このようにニュージェネレーションシリーズではそれまでになかったことをたくさんやっていて(これは何年も続けているので、前作と違うものにすぐトライできる利点が大きい)。6〜8話は坂本監督によるもので、リクはこの3話のみか、それ以降もレギュラー出演するかは不明なものの、このような挑戦的姿勢は評価できます。
 昭和だと、ウルトラ兄弟の客演は当初歓迎されたものの、すぐに飽きられる、最新ヒーローの引き立て役に過去のヒーローがさせられるなど、ウルトラ兄弟の設定は第3次ウルトラブームの際には批判的でしたが、平成に入り、ティガのウルトラの星で理想的なヒーロー共演が成功して、メビウスでそれが生かされて、ニュージェネレーションシリーズでは劇場版で1作前のヒーローが客演するので定番になり、これは本当に素晴らしい世界ではあります。
(2) ロボット同士のシミュレーションマッチ
 今回は、ストレイジの開発したロボット、セブンガーとウインダムの模擬戦、メビウスでもマケット怪獣の話でこう言う展開もありましたが、ウインダムにヨウコ、セブンガーにハルキが乗り、現実にもロボットが兵器として使用されるならこういう展開はあり得ますが(ボトムズではロボット同士のそれこそプロレス、バトリングというのもありました)、かなりリアルなもの、本格的な特捜チームを設定するのはエックス以来で、あえて特捜チームを設定しなかった作品を4つ経て、様々な試行錯誤が成功しています。
(3) 強敵 ギルバリス出現!
 そして、セブンガーとウインダムのシミュレーションマッチの際に、ジード劇場版に出たギルバリスが出現、ニュージェネレーションシリーズで劇場版の怪獣が後のテレビシリーズに出るのは、オーブ劇場版に出たサデスもあったものの、今回はギャラクトロンの位置を継ぐもので、ジードに倒されたものの、デビルスプリンターにより復活、そして出現を予知したみヘビクラ=ジャグラーが危険と察して、そしてウインダムもセブンガーも通じず、間一髪でジード出現、そして主題歌も流れるのは本当に燃えました。
 ジードが新しい形態で登場したのは、おそらくおもちゃ展開のためと思われるものの、それでも過去にない展開を見せてくれて、坂本さんもジード以来のテレビシリーズ演出で冴えていました。
No.11951 - 2020/07/25(Sat) 15:52:19

ウルトラマンZ 第6話 帰ってきた男! 考察(その2) / 棺桶のジョー [近畿]

(4) リクとジャグラーの出会い
 そして、地球にやってきたリクに、ヘビクラ隊長、ジャグラーが絡むもの、リクはジャグラーとジード劇場版で面識ありですが、ジャグラーは一筋縄ではいかないキャラクターとリクも熟知して、どうやってジャグラーがストレイジの隊長になれたかも疑問ですが、ジード劇場版も坂本さんの演出で、坂本監督がウルトラのテレビシリーズ演出はジード以来(昨年はギャラクシーファイトを演出されたものの)、映画の設定もうまく使って、面白いものではあります。
(5) 不気味なカブラギ・シンヤ
 セレブロに憑依されたカブラギ・シンヤ、オーブ以降のレギュラー対立勢力(ジャグラー、ケイ、昨年では霧崎)のようにオープニングにレギュラーで出てこず、あくまでセロブロの手先。デビルスプリンターにより悪の意思が現れて、ゼットライザーはウルトラマンヒカリが開発して対抗(ジードの時と同じ)、今回はあえて悪役を抽象的に描くことで奥行きを出そうとしているものもあり、ウルトラシリーズではレギュラーの悪の存在が、特に平成だと大半にいたものの、抽象的なもの、それがオーブ以降人間の姿をしたキャラクターで存在感を見せていたものの、今回は前作のタイガの霧崎があまりにも悪辣なキャラクターであったため、それとの差別化の意図もあり悪の描写を変えた模様です。
(6) リクとハルキの出会い
 そして、ギルバリスのコアを、ユカの作戦でケイ素によりおびき出して、ハルキが迎え撃つと、リクと出会い、リクはペガとはぐれたものですが、もちろんハルキとは初顔合わせ、この点はレオの、ウルトラ兄弟永遠の誓いにて、郷が変身できなくなったダンに怪獣ボールを持ってきてアシュランに襲われて傷つき、そしてゲンは当時郷(帰マン)と面識がなかったのを思わせて、そして二人は異空間に入りウルトラマンに変身、そしてジード劇場版の主題歌もかかり燃えました。
 ジードを見たゼットは、ジード先輩と語り、ベリアルを倒してM78星雲に名をとどろかせたヒーローと語り、しかしハルキはジードのこと、ゼットから聞いていない模様で、このチグハグぶりも楽しいものでした。
(7) ユカとヨウコのウルトラマン援護
 そして、最初からミレニアムレポートで頭を痛めていたユカ、これをギルバリスに押し込んで機能停止にさせることを考えついて、このような電脳的な作戦は昭和にはなく(グリッドマン以降のもの)、そしてヨウコもゼットさまを援護するために尽力して、これは特捜チームにてウルトラマンが出たらあとは全部任せるではなく、彼らの実力もあってこその戦いであることを見せてくれて、そしてギルバリスが機能停止になると、二人のウルトラマンが猛攻、ゼットの攻撃でコアごとギルバリス撃破、こういう人類とウルトラマンのコラボは燃えました。また、その前にギルバリス撃退の作戦を基地で立てて、その際にワンダバBGMが流れるのも燃えました(ニュージェネレーションシリーズだとエックス以来)。
(8) デビルスプリンターの正体
 そして、この物語の本質ではある、デビルスプリンターは、ベリアルが宇宙で暴れて、ウルトラ戦士たちが戦った(タロウのストリウム光線の声は石丸さんではなく篠田三郎さんのものであるのにビックリ)際のベリアルの欠片が宇宙で悪さをしているというもの、ベリアルの因子はレギュラー悪役であったジードだけでなく、オーブではサンダーブレスターの要素に、またR/Bでは合体のためのメダルになり、タイガでは偽ベリアルが出て、タイガの際にゼロがベリアルはジードに倒されたと語っているものの、次回のサブタイトルが陛下のメダルというもののように、ベリアルは倒された後でもまた何かありそうです。
 そして、カブラギ・シンヤは戦闘員のバリスレイダーを召喚して、これもジード劇場版に出たもの、シンヤに取りついたセレブロの背後にはかなりの大きな敵がいる模様で、次回はリクがさらわれてセレブロの暗躍になり、そしてゼロがいよいよ地球に来るもので、今後も期待しています。
 神戸、兵庫だとスーパー戦隊、プリキュア、仮面ライダーはイベント再開、ウルトラマンはまだですが、今後に期待しています、お元気で。
No.11952 - 2020/07/25(Sat) 15:52:57

Re: ウルトラマンZ 第6話 帰ってきた男! 考察 / 藤子
 レイゴさん、ジョーさん、皆さんこんばんは。
 今回のバトルシーンはとにかく飛ばしまくりでしたね。ロボットの組み手に始まり、新バージョンでジード降臨、派手な立ち回りを見せたもののコアを取り逃がしてしまいます。その後リクはペガを探すも応答なし。そこへ気色悪い登場の仕方をするヘビクラ。オーブの時のように、ライザーを取り上げたりとか。その後ストレイジのコア捕獲作戦で円陣組んで気合入れたりとか、おかしくて。さて、作戦開始したら邪魔するような形になってまったリク、しかしおかげで二人のウルトラマンの出会いが早くなり…と思ったらとくとくと「師匠と兄弟子」について語りだすZ、しかもハルキに肝心なことを何も教えていないという…タイガ達のようにいつでも会話できるわけではないので不便ですね。しかしそういうことは後にしてストレイジとも共闘、見事撃破!!ですが、この後リクはどうするのでしょう、星雲荘もないので宿なしだし、いきなりストレイジの宿舎というのも…あ、ヘビクラ隊長の権限で?それも次回以降のお楽しみかなと。それにしてもデビルスプリンターが「ベリアルのかけら」とは。カブラギの手にしていたのが目の形に似ていると思ったら…。冗談抜きでマイクロプラスチック並みに厄介ですね。
 では、今夜はこれにて失礼いたします。いよいよ夏本番、皆さまお体には気をつけて下さいね。
No.11953 - 2020/07/27(Mon) 23:21:37

ウルトラマンZ 第7話 陛下のメダル 考察 / 棺桶のジョー [近畿]
脚本:林壮太郎、監督:坂本浩一

(1) ベリアルをめぐるバトル
 レイゴさん、藤子さん、皆さんこんにちは。コロナウイルス感染拡大と水害は大変ですが、いかがでしょうか。
 第7話は前回に続いてジード、リクの客演、さらにゼロも出るものの、デビルスプリンターはベリアルとの戦いで散った因子の争奪戦であり、そしてカブラギ・シンヤが暗躍するものですが、冒頭、ストレイジの基地でリクがカップラーメンを食べるシーン、これは面白い世界ではあり、リクはジードだとカップラーメンばかり食べていたものの、それは青雲荘でのもの、リクがこういう特捜チームの基地に来るのは初めて、ベリアルはジード最終回で倒されたものの、その後も災いを残して、この11年、ウルトラシリーズはゼロとベリアルがリードしていたものですが、リクも囚われて、ベリアル因子を抽出しようとするシンヤたちに、ベリアルは眠らせてやれというのは重く、ジードは悪役の流れを汲んだウルトラヒーローという前例のないものを成功させて、そしてシンヤは戦闘員・バリスレイダーを配下にしてのもの、ウルトラシリーズでは悪の組織のあるものはメビウス以前では少ない(ラスボスはいても、仮面ライダーのショッカーのような悪の組織はなかった)中で、シンヤの暗躍、劇的なもので、戦闘員がリクをねらいストレイジの基地に来るものの、どうやって基地に入ったというツッコミも野暮、戦闘員の正体を見破るヘビクラ隊長の展開、しかしバリスレイダーはリクをさらってしまうもの、リク、ジードが新たなキーパーソンであるのにビックリです。
(2) ハルキにとって、リクくん先輩
 そして、基地にリクを招いたストレイジ、ハルキはリクのことをリクくん先輩と呼び、年下ではあるものの、先に地球を守り、確かにこの呼称は妥当であり、それもリクは重い宿命を背負ったヒーロー、様々な新機軸を展開しているニュージェネレーションシリーズ、意外な点も、新発見もあるのは楽しいものです。
(3) ニュージェネレーションシリーズ初、ウルトラヒーローの等身大バトル
 そして、囚われたリクを救出するために、ユカがバリスレイダーを解析して、敵基地を察知するもので、ハルキとヨウコが敵基地に行くものの、ピンチになり、すると窮地でゼットが急遽変身するものの、ウルトラヒーローの等身大のバトルは、レギュラーであったセブンを除くとかなり少なく、平成ウルトラでは等身大バトルは村石監督の独壇場のものもありましたが、ニュージェネレーションシリーズではウルトラヒーローが等身大で戦うのは初めて(メビウスの、群青の光と影以来14年ぶり)、ただし、巨大ヒーローのウルトラマンが等身大で戦うのは無理もあり、今回は50秒しか戦えないというのは新鮮、過去にはアニメのザ・ウルトラマンだとミクロ化したらエネルギー消耗が倍になるという設定があったものの、そして等身大で戦い、ヨウコをお姫様抱っこしてのバトルはなかなか、監督の坂本さんはウルトラシリーズだけでなく、仮面ライダー、スーパー戦隊、さらにVシネマだとメタルヒーローも演出されて、今や日本特撮界のエース、今回はウルトラマンに新境地を開いてくれました。
(4) 結局、ジャグラーがリクを救出!
 そして、ヘビクラ隊長ことジャグラス・ジャグラーがリクを救出したものの、ジャグラー、ヘビクラの目的はそれだけでなく、敵側の黒幕を探ること、しかしシンヤはこの場合セレブロに憑依された、いわば代理人、ケイや霧崎とは異なり、さらなるバックのいるもので、リクはジード劇場版でジャグラーとは面識があり、それら長く続いているシリーズのメリットをうまく利用した展開はなかなかではあります。
No.11954 - 2020/08/01(Sat) 15:45:22

ウルトラマンZ 第7話 陛下のメダル 考察(その2) / 棺桶のジョー [近畿]

(5) ベリアルメダルによる多段変身
 そして、シンヤはベリアルのメダルを手に入れて、ゼットライザーを利用してベリアル融合獣になるものの、ベリアル+ゴモラ+レッドキングでスカルゴモラになり、そしてメダルを入れ替えてサンダーキラー、ペダニウムゼットンになるもの、これはジードで伏井出ケイはこのような変身はしておらず、ベリアルのメダルの意味合いは大変なものがあり、そして今回はミニチュアセットとCGを使用した様々な迫力ある特撮もあり、坂本さん、等身大バトルと、巨大戦での展開は見事なものがありました。今朝はゼット放映後、ツイッターでベリアルがトレンド入りで、死してなおウルトラシリーズに影響するベリアルの意味も知りました。
(6) リク、ハルキの共闘!
 ヘビクラ隊長はハルキにリクの保護を命じて(これは間接的に変身して戦えの意味)、ヨウコには住民の保護を命じたものの、ここは無人地帯であり、そしてハルキとリクのダブル変身、ウルトラシリーズでは過去の作品の主人公の客演は多数あったものの、これはリク、ジードは準レギュラーではあるものの、新型の変身アイテムを使用してのもの、ニュージェネレーションシリーズだと、常時二人ウルトラマンのいたR/Bと、ゼロが副主人公のジードはあったものの、このような過去のキャラクター客演は燃えました。
(7) 壮絶な坂本特撮巨大バトル!
 今回は坂本さん、昨年のウルトラギャラクシーファイトも演出されたものの、今回は市街地でセットとCGを使用した巨大化バトル、下から見たようなアングルなど様々な演出、これらは昭和の特撮からあったものの、スピード感など素晴らしいもので、坂本さん、ウルトラマンでは2009年の大怪獣バトル・ウルトラ銀河伝説以来のウルトラシリーズとの付き合いですが、様々なものをウルトラにもたらしてくれています。他方、仮面ライダーでは2016年の映画、平成ジェネレーションでは過去のヒーローをオリジナルキャストで多数出すのをライダーの映画で初めてされて、これはウルトラマンのいいところを仮面ライダーに取り入れられたもので、見事です。
(8) ゼロ、ジード、ゼット、超時空の大決戦!
 そして、ベリアル融合獣は強く、ゼットだと過去出た怪獣がかなり強いものも多かったものの、今回ジードに出たベリアル融合獣より強い模様で、そして危機一髪でゼロ登場!エックス以来、テレビシリーズにも多々出ているゼロ、今回はゼットの師匠の位置、3人のウルトラマンが集まってのバトル、ツイッターでは今回をゼロ、ジード、ゼット、超時空の大決戦と、ガイアの劇場版のタイトルにたとえた発信も見たものの、複数のウルトラヒーローが出ていて違和感なし。
 そして、今回は夕陽をバックにした戦い、ウルトラシリーズの昭和からの伝統、セブンとメトロン星人、帰マンのナックル星人・ブラックキング前編、エース最終回など多数あるものですが、ダブルヒーローに続いて、3人のウルトラマンが夕陽をバックに戦うのはすごいもので、田口さんの本格的な怪獣特撮とは異なるもの、2020年にこんな特撮をテレビで見られるのかと思うとすごいものがありました。
 そして、ジャグラーは黒幕を探るのが目的ではあり、そしてシンヤを見つけて、シンヤが黒幕だとヘビクラは気づいた模様で、来週はまた別の悪の存在が来る模様で面白そうです。
(9) そして、ゼロ、リクは宇宙へ
 ベリアル融合獣を倒して、しかし宇宙はデビルスプリンターで大変、リクは地球に残り戦うことも考えたものの、ペガと再開して、宇宙で対処し、地球はゼットとハルキに任せることにした、この展開は妥当であり、6〜8話が坂本さんの演出で3部作になるかと思いきや、次回はガンマフューチャー登場のもの、タイガの劇場版はようやく8月7日公開、前夜祭のオンライン配信もあり、特撮はライダー、戦隊だけでなくウルトラマンも健在、7月からキャラクターイベントも神戸、兵庫では再開(ライダー、戦隊、プリキュアみですが今月はウルトラマンもあるか?)、仮面ライダーは9月から新作セイバー開始発表、今後のウルトラシリーズに期待です。
No.11955 - 2020/08/01(Sat) 15:46:01

Re: ウルトラマンZ 第7話 / 藤子
 レイゴさん、ジョーさん、皆さんこんばんは。
 ゼロ、華やかに脱出!!と思ったら、リクはストレイジ基地内でカップラーメンおかわりしてました。ハルキの買いだめしてた分だったりして。そこへ怪しすぎる「連行します」とやってきた二人組。ヘビクラ隊長、かっこよく応戦するも、黒幕探りのためわざと降参ポーズして逃がします。リクはベリアル因子抽出のため拘束され、メダル完成。辛いですね、自分がベリアルの子である宿命をこの先何度思い知らされるのか。そのころヨウコ先輩は至福のバトル中!!お姫様抱っこで敵を蹴散らす夢の舞踏会攻撃、しかも後半はウルトライケメントリオを間近で観戦、彼女にとっては「神」の一日でありました。
 ゼロの登場も「俺の弟子を名乗るなら」って、ジードでの「俺の相棒なら」とレイトに言ったセリフを思い出します。その後ジードを褒めたらZが「俺は?俺は?」って、ホント子供ねぇ。戦闘終了後、ヘビクラ隊長はカブラギに遭遇、一発喰らうも名札を拾い、今後の展開が楽しみです。
 さて、やっと劇場版タイガが封切ですが、観に行ける確率が非常に低い!!夏休みが短いので上映期間が短くなるかもとかソーシャルディスタンスで入場者制限もかかるでしょうし。ウルトラの奇跡がおきますように。
 では、今夜はこれにて失礼いたします。こちらは熱帯夜です、皆さまお体には気をつけて下さいね。
 
No.11957 - 2020/08/07(Fri) 23:42:12

ウルトラマンZ 第8話 神秘の力 考察 / 棺桶のジョー [近畿]
脚本:小林雄次、監督:坂本浩一

(1) 神秘の力=平成3部作の力
 レイゴさん、藤子さん、皆さんこんにちは。コロナウイルスの猛威は止まらないものですがいかがでしょうか。
 今回は坂本浩一さんの演出3つ目、ピット星人からカブラギ・シンヤがメダルを得て攻撃、そしてシンヤはヨウコ、ユカに姿を見せて、ヘビクラ隊長、ジャグラーにも存在を察知されてしまう、どうやらシンヤはこのような敵側幹部としては、前作の霧崎のように全話出るのではなく、昭和仮面ライダーの幹部みたいに交替するのではないかと思われますが、サブタイトルの神秘の力とは当初、今回の美女コンビの持ってきた力かと思いきや、実際はティガ、ダイナ、ガイアの平成3部作(小中千昭さんによる90年代ウルトラ)の力のことでした。
 冒頭、シンヤは謎の美女二人から怪獣メダルの要素を得て、報酬を、というと二人を支配下にしてしまい、これはエックスの14話でスペクター兄弟が取引したマーキンド星人に報酬を渡さず殺害したのに通じて(その回も坂本さんの演出)、シンヤ、なかなかの悪役で面白かったです。
(2) 柔道による稽古
 そして、ハルキは柔道の名手なものの、ヨウコには勝てず、これは帰マンの2話でウルトラマンとなった郷が超人化したのと逆、ましてやユカは勝てるわけないのですが、こういう運動系によるシーンは、ダイナのあしなが隊長で、ヒビキ隊長がアスカに県道で稽古をつけるシーンを思わせて、そしてハルキはヨウコに負けて、さらにバコさんにも負ける?イナバ・コジローことバコさん、ただならぬキャラクターではあり、ハルキは体育会系ながら屈強なキャラクターではなく、弱いものもあるのですが、過去には体育会系キャラクターは屈強タイプが主体であり、これは新鮮でした。
(3) 変身アイテムを落とす+盗難
 そして、シンヤは得たメダルで、ゴルザ、メルバ、コッヴの力によりトライキングになり、これはギンガS以降出ているファイブキングからレイキュバスとガンQを取ったもの、メダル3つによる変身であり、前回はベリアルのメダルを使って、後2つは怪獣メダルでしたが、そのトライキング、なかなか強敵、ハルキはセブンガーで、ヨウコはウインダムで出撃するも、相手は強敵、そして、ハルキは戦いの中でゼットライザーを落としてしまい、変身アイテムの盗難は第5話でもあったものの、変身アイテムを落とすのは初代マンの定番、これはウルトラマンがあまりに強いので、変身するのにハンディを与えるという意味だと書籍で読んだものの、その後はセブンで3回変身アイテムは盗難にあい、1度(零下140度の決闘)で落としているものの、平成以降で変身アイテムを落とす展開は、ダイナの滅びの微笑前編でアスカがリーフラッシャーを落としてしまう展開(これは初代マンの怪獣殿下へのオマージュ)以来です。
 そして、ユカはヨウコに負けたため、買い出しに行っているものの、その中でゼットライザーを拾い、さらにヨウコと落ち合うものの、ピット星人の女性に、ゼットライザーを持っているのであんたがウルトラマンZだと見られる展開、変身アイテムを持つ=ウルトラマンの人間体という指摘はウルトラシリーズでは初めてであり、そしてヨウコとユカはピット星人の手に落ちてしまう展開は新鮮でした。
No.11958 - 2020/08/08(Sat) 15:28:55

ウルトラマンZ 第8話 神秘の力 考察(その2) / 棺桶のジョー [近畿]

(4) アジトに囚われのヒロイン
 そして、ヨウコとユカはピット星人二人に囚われて、このシーンは予告編にもあったものの、ピット星人はセブンの第3話で、ウルトラシリーズ史上初めて変身アイテムを盗んだキャラクター、その印象もあり、マックスではまた変身アイテムを奪う展開ではあり、今回も変身アイテム絡み、すると、ピット星人姉妹が、何とシンヤとともにヨウコ、ユカの前に現れてビックリ、この手のキャラクターは暗躍が定番ですが、しかしシンヤはすでに前回でヘビクラ隊長に正体を知られた模様(今回のラストも同様)であり、どうやら幹部キャラクターとして交替も近いのでしょう(そのため、ジャグラーや霧崎のようにオープニングに定番の表示なし)。
そして、ゼットライザーを落としたハルキが、どうやってかアジトにたどり着いて、そして囚われたヨウコとユカを救出して、そしてヨウコとユカはピット星人姉妹に反撃、これは坂本さんの得意の女性アクション、エックスでは中盤のスペクター兄弟編であり、坂本アクションはなかなかすごいものがありました。
(5) いよいよ登場、ガンマフューチャー
 そして、シンヤはピット星人姉妹から得たもので、レイキュバス、ガンQのメダルを手に入れてファイブキングになるもの、その前にトライキング段階でハルキは変身して、立ち向かうものの、大変なアクション、前回もそうですが、坂本さんはアクション監督としてパワーレンジャーを支えられて、そしてウルトラマンにも新風を送られたもの、ファイブキングに苦戦するゼットに、ヘビクラ隊長はティガ、ダイナ、ガイアのメダルを渡すもので、これはゼットだと別次元のウルトラマンだと語り、ティガ先輩、ダイナ先輩、ガイア先輩とさけびガンマフューチャーになり、これはスピードタイプ、基本形態3つが揃うのが8話とは少し遅めですが、それだけに満を持しての登場(バックはそれぞれのメインタイトルのところを引用)、と思うと、ティガ、ダイナ、ガイアのそれぞれになり、それぞれの光線技を使うのはビックリ、ファイブキングにはギンガS劇場版でティガ、ダイナ、ガイアが立ち向かったもの(同じ坂本さんの演出)ですが、力を借りているウルトラマンの単体でこのような演出は初めて、ガイアはスプリームバージョン、さらに掛け声はすべてオリジナル(これはメビウス以降徹底されているものの)そして最後はファイブキングを凍らせて(ティガフリーザー、ティガスカイタイプの技)、中に入り撃破、ティガ、ダイナ、ガイアのオリジナルを大切にして、さらにヘビクラ隊長はダイナの、こんな時戦士ならどう思う、とつぶやくのはオーブ・オリジンサーガの延長線上にあるものとSNSの書き込みがありました。
(6) 脚本の吹原さん、役者として出演&追悼:桑田二郎さん
 ゼットの1〜3話の脚本とシリーズ構成、今年5月に亡くなられた吹原幸太さん、第1話に続いてストレイジの化学隊員として出演、冒頭にシンヤに声をかける役と、中盤にヘビクラ隊長がシンヤのことを訪ねるところで、平成ウルトラだと脚本家の右田昌万さんが役者として出られたこともありましたが、5月にわずか37歳で亡くなられて、本当に惜しいです。
 また、漫画家の桑田二郎さんが85歳で亡くなられました。桑田さんはエイトマンの漫画で有名、円谷作品だとウルトラセブン、怪奇大作戦のコミカライズをされて、日本初のヒーロー、月光仮面も漫画版を手掛けられた、60年代のSFマンガの大巨匠、僕も桑田さんのセブン、エイトマンなどに魅せられました・桑田さんのご冥福をお祈りいたします。
(7) そして、キングジョーが…
 今回、ピット星人二人は倒したのではなく拘束したもので、そしてジャグラーもシンヤに切り込み、次回はキングジョー出現、マックス以降2作に一度出ているキングジョー、どうやら今後も出てきそうで、そして、ウルトラマンタイガの劇場版は5カ月遅れで公開、SNSでは好評、神戸の映画館だと売り切れに近いもので、僕も来週には行こうと思い、また淡路島ではゴジラのアトラクションが今月開催、ツイッターでは本日ウルトラマンZがトレンド入り、今後も楽しみです。皆さんお大事に!
No.11959 - 2020/08/08(Sat) 15:29:44

Re: ウルトラマンZ 第8話 / 藤子
 レイゴさん、ジョーさん、皆さんこんばんは。
 えっ、変身アイテムは人間には見えない物じゃなかったっけ?起動途中なら別なのかも。しかし今回はユカもおいしい思いが出来ました。ブツブツ言いながら買い出しから帰る途中、合体怪獣に大はしゃぎ、ライザー拾ってキャッピキャピ、捕まっても意識が戻った途端宇宙人姉妹に目をぎらつかせて執拗に追い回す。怖〜い…。ヨウコ先輩に勝てなくても趣味が絡めばウルトラ無敵!!戦いの終盤でも「Z様♡」のヨウコ先輩と並んで幸せ一杯でした。
 しかしヘビクラ隊長がメダルを渡すシーン、ルーブの野球部監督の餞別を思い出しました。遂に彼の正体は分からなかったのが残念です。ぜひ再登場お願いします。
 では、今夜はこれにて失礼いたします。盆休みも明日まで。どうかご先祖様が悪いものを持って行って下さいますように。
No.11960 - 2020/08/14(Fri) 23:08:35

ウルトラマンZ 第9話 未確認物質 護送指令 考察 / 棺桶のジョー [近畿]
脚本:鈴木智、監督:中川和博、特技監督:尾上克郎

(1) 恒例のアイテム争奪戦
 レイゴさん、藤子さん、皆さんこんにちは。コロナウイルス感染拡大と猛暑で大変ですがいかがでしょうか。
 今回はキングジョー登場、そして第1話でゲネガークを倒した時に飛び散ったメダルを巡る争奪戦、今回はストレイジが手に入れたメダルを研究所に運ぶ間の戦い、これはセブンの700キロを突っ走れに通じて、本体が運んでいたのは偽物で本物は別働隊が運んでいた展開も同じ。こういうアイテム争奪戦はウルトラシリーズだけでなく、東映ヒーローで伊上勝さんが得意にしておられた設計図争奪戦もあり、アニメでもいろいろあったものの、ストレイジは様々なセクションを持ち、特撮ヒーローものではこのような本格的な防衛組織のあるのは久しぶり。そして、キングジョーによる侵略、メダルを巡る争奪戦、オーブ以降、このようなアイテムを巡るバトルは多々あったものですが、特捜チームの存在する中で争奪戦は初、面白いものでした。
(2) 本編と特技監督分業
 今回はウルトラマン初演出の中川和博さんですが、タイガの1〜3話以来の特技監督別業、東映特撮で活躍されている尾上克郎さんが担当、尾上さんもウルトラシリーズ初参加です。ニュージェネレーションシリーズでは本編・特撮を一つの班で撮影する1班体制でやっていて、メビウスまでは本編と特撮を2班でやっていて(第1次シリーズでは特撮2班の場合もあり)、ニュージェネレーションシリーズはコストを下げるために1班体制ですが、大怪獣バトルでも特技監督を別にしたものもありますが、東映特撮のスペシャリスト、尾上さんの特撮、円谷作品では見事でした。
 ちなみに、ウルトラシリーズで特撮の担当者の肩書きは平成以降だと特技監督で統一されていますが、昭和はウルトラQ全話と初代マンの初期が特技監督であったものの、マンの途中から特殊技術になり、これは特技監督という呼称は円谷英二さんが気に入り、他の方が遠慮して使わなくなったと、78年に出たウルトラマン大百科というLPレコードの解説書で満田さんが書かれていました。そしてタロウの途中まで特殊技術、タロウの、矢島信男さん担当の回から特撮監督になり、これは矢島さんが特撮監督の呼称を好まれたためで、以降レオ、80で特撮監督であったものの、平成ゴジラ、ガメラで特技監督の名称が使われたためか、ティガ以降は全て特技監督に統一されています。確かに、特技監督という名称は、ライダー、戦隊の特撮監督とは位置が異なりこれを使うのは妥当でしょう。
(3) キングジョー、分離合体の妙
 今回の怪獣はキングジョー、マックスに再登場して以来ほぼ2作に1回出てきている(ジードのペダニウムゼットンもあったものの)、今回は分離・合体が実に巧みに使われて、もちろんCGによるものですが、分離して、腹部が逃げるストレイジの車を、トンネルの中で追跡するシーンなどユニーク、特撮は近年CGも使うものの、基本的に着ぐるみとミニチュアセットでやっているものの、このような分離・合体の妙は面白く、キングジョーは世界初の分離・合体ロボット(元々は、無数のパーツが飛んできて合体の予定が、セブン当時の特撮技術では無理なのでこの形になった)であり、そして、分離して戦うのは、アニメやスーパー戦隊の合体ロボットではそれほどなく(イデオンが一部分離して戦ったことがありますが)、面白いものでした。
 そして、ヘビクラ隊長とユカを乗せた車を分離して4機で包囲するのは、オリジナルが潜水艦を攻撃するシーン以来、かなり強いキャラクターではあり、ゼットでは出てくる怪獣は大半過去のものを流用しているものの、新鮮な展開が魅力的でした。
No.11961 - 2020/08/15(Sat) 16:12:37

ウルトラマンZ 第9話 未確認物質 護送指令 考察(その2) / 棺桶のジョー [近畿]

(4) キングジョーvsウインダム
 そして、ストレイジの特空機のウインダムとキングジョーの戦い、どちらもセブンで初登場したロボットとロボット的なキャラクターではあるものの、セブンではウインダムはそれほど強くない(ガッツ星人に倒される)、キングジョーはセブン最強の怪獣の一つ、大変な内容で、結局ウインダムは敗れるものの、ユカが、キングジョーを見て無機的なものに魅せられるというのも面白い展開でした。ニュージェネレーションシリーズ、予算の限界もあるものの、工夫していいものを見せてくれています。おそらく、着ぐるみは使用するものの、バックはセットとCGを活用して見事な特撮です。
(5) 敵側は一筋縄ではいかない
 そして、ウルトラメダルは結局、ヘビクラ隊長とユカがキングジョーに渡すものの、これは偽物、昭和ではよくあった展開で、敵を欺くにはまず味方から、というのは平成、令和では珍しく、私のような昭和世代には面白いものでした。
 そして、本物はヨウコが別ルートで運んだものの、待ち受けていたのはカブラギ・シンヤ、これも予想されたものの、シンヤは悪のキャラクターとしては、単にセレブロに憑依されているだけとは言え、過去4作でレギュラー敵対キャラクターのキャラが立っていたのと対照的で面白いものでした。ゼットでは、敵側の組織はないものの、様々な試みをやってくれて満足です。
(6) ゼットvsキングジョーの死闘
 ヨウコの危機を知ってハルキはウルトラマンゼットになり駆け付けるもので、今回では変身バンクシーンは使われず、しかしキングジョーは強く、初めてゼットシウム光線が通じず(オリジナルもセブンのエメリューム光線、アイ・スラッガーを跳ね返した)、中でもキングジョーがゼットに馬乗りになり殴り掛かるシーンは、セブンのウルトラ警備隊西へ前編のラストシーンや、エックスとキングジョーの戦いでもあり、セブンへのオマージュ的なものもありました。ゼットでは昭和怪獣が強く描かれて、キングジョーは昭和屈指の強豪、すごいものでした。
 シンヤの奪ったウルトラメダル、結局ゼットが手にするのは面白い展開で、コスモス、ネクサス、メビウスの3つ、21世紀のウルトラマンでマックスを除くもので面白い選択でした。
 そして、ユカがキングジョーの解析をして、分離する際の接合部が弱点と知り、それをゼットに伝えて反撃する展開があり、オリジナルのキングジョーはドロシー・アンダーソンの情報でウルトラ警備隊がライトンR30爆弾を開発して、それで倒したもので、今回は怪獣の弱点を人間がウルトラマンに教えて、キングジョーを分離させるためにガンマフューチャーになり分身で圧倒。そして分離したところを攻撃して撃破、ゼットではロボット怪獣は初めて、強いキングジョーとそれを攻略するウルトラヒーローと特捜チームの展開は良かったです。
(7) そして、回収されたキングジョーは…
 結局、ゲネガークが放出して、ストレイジの回収したメダルは研究所には行かなかったものの、ともかくキングジョーを倒して、そしてキングジョーの残骸を回収して、これが第3のロボットになるのですが、平成セブンでは昭和で倒されたキングジョーを回収して兵器にしたら暴走していて、次回は宇宙海賊出現、またウルトラマンの等身大バトルもあるみたいで期待しています。
(8) 劇場版ウルトラマンタイガ見ました
 先週5カ月遅れで公開の劇場版ウルトラマンタイガ見ました。映画館は半分の客しか入れないものですが、何とか見られて、もちろんネタバレはしませんが、ウルトラマン映画はどれも素晴らしい。ニュージェネレーションシリーズの主役全員登場はやはり燃えるもので、今映画館で見られなくても、後日DVDでぜひ見てください、感動的な作品です。ヤフー映画では先週公開の映画では最高点でした。
 猛暑は続いて、コロナウイルスも止まらず大変ですが皆さんお大事に。

 
No.11962 - 2020/08/15(Sat) 16:13:31

Re: ウルトラマンZ 第7話 / 藤子
 レイゴさん、ジョーさん、みなさんこんばんは。
 今回もユカはウルトラご機嫌、「どーしよー」とか言いながら敵機襲来を心待ちにしてました。そしたら来ましたキングジョー!!分離合体の鮮やかさ。あれ欲しい、と言い出すお子様は多いと思います。しかし、ギリギリでメダルを奪還したものの、使い方を忘れるって、なんじゃそりゃー!!使い方の違いは何ゆえか、解説があるはずだと待っています。
 それはともかく、分離攻撃に苦しむあまり、「こっちも四体に分かれる」とハルキが苦し紛れに言ったら「それだー!」と新メダルを使用、見事敵を撃破!!しかし、残骸拾うだけでも危険物をそばに置くことになるから怖いのに、ゾンビのような手が…。カブラギのことはヨウコ先輩にも知られたので次の憑依相手も必要ですからね。
 では今夜はこれにて失礼いたします。こちらはひでりで雨が欲しいです。偏りの激しい気候は恐いです。
No.11963 - 2020/08/21(Fri) 23:02:41

ウルトラマンZ 第10話 宇宙海賊登場!考察 / 棺桶のジョー [近畿]
脚本:中野貴雄、監督:中川和博、特技監督:尾上克郎

(1) ニュージェネレーションシリーズ初のオリジナル宇宙人登場
 レイゴさん、藤子さん、皆さんこんにちは。コロナウイルス感染拡大と猛暑で大変ですがいかがでしょうか。
 ゼット第10話は前回倒して接収したキングジョー争奪戦、そして今回登場のバロッサ星人は当初等身大で暗躍して、最後に巨大化してゼットと対決、ウルトラシリーズではこのように最初等身大、最終決戦は巨大化する宇宙人は昭和の初期から定番(バルタン星人など)で、ニュージェネレーションシリーズでは出てくる宇宙人キャラクターは大半それまでの作品からの流用であり、バロッサ星人は昭和からの伝統キャラクターを持ったゼットオリジナル星人は初登場です。そして宇宙海賊、様々なものを力にものを言わせて奪うもの、我々の世代では宇宙海賊というとキャプテンハーロックを思わせて、劇場版ゼロにも宇宙海賊は出てきたものの、最後のオチからしたらなかなか深いキャラクターであり、人間のことを下等生物として、人間の言葉を、とらえた人間の脳を使って発信するのは初代バルタン星人のもの、このところ、ウルトラシリーズだと昭和の設定の展開がなかなか巧みで面白いものでした。
 また、バロッサ星人は様々な道具を使い、忍者怪獣サータンの体毛により透明に擬するというもの、サータンは帰マンの第19話に出てきた透明怪獣、一つ前のベムスターと異なり知名度はそれほどなく、僕のような年季の入ったファンにはニヤリ、のネタでした。
(2) 倒した敵キャラクターを武器として使用
 前回倒したキングジョーをこちらのロボットとして使用するもの、平成セブンの模造された男で展開されたもの、あるいはコスモスの末期に防衛軍がヘルズキングを武器として使用するなど、ウルトラシリーズだと平成に例のあるもの、バコさんは自分たちには危険だと語るのは、こういう前例がウルトラシリーズにあるためで、最後の、パイロット次第とバコさんの言うのは、鉄人28号がリモコンを正義の味方が持つか悪人が持つかで変わるという、科学技術の様々な可能性と危険性を言ったもの、ユカが、産業革命も人類には早すぎたというものの、こういう科学技術の暴走はウルトラシリーズの定番の文明風刺、今回も決まっていました。
(3) 定着した等身大バトル
 バロッサ星人は最初に拘束した隊員の声を使って声紋認証で基地に侵入、こういう基地のセキュリティは大丈夫か、というのは初代マンからいろいろあるものの、バロッサ星人、ユニークで、そしてハルキの手に負えないとして、第7話に続いてのゼットの等身大バトル、ウルトラシリーズでは等身大バトルの続くのはセブン以外は少なく、今回も50秒で解除になったものの、新鮮な展開でした。
 ちなみに、昭和だと初代マン、帰マンの等身大はしっくりこないという意見もあったものの、これらは等身大シーンが少なかったからであり、セブンは第1話から等身大と巨大化を双方見せて説得力があり(最初の変身で等身大であったのはセブンのみ)、平成だと等身大は村石さんが監督の際に一種のサプライズでやって成功して、ゼットの例もそれに似たものです。
No.11964 - 2020/08/23(Sun) 15:13:11

ウルトラマンZ 第10話 宇宙海賊登場!考察(その2) / 棺桶のジョー [近畿]

(4) 助っ人、ジャグラス・ジャグラー
 バロッサ星人の暗躍で、ヨウコを確保してキングジョーを奪おうとするもの、やり方は汚く、するとヘビクラ隊長がジャグラス・ジャグラーの魔人態で登場して助っ人、我々は隊長がジャグラーだと知っているものの、登場人物は知らず、そのギャップをうまくやったものでした。
 そして、バロッサ星人がハルキ、ヨウコの背後から襲う際に、ジャグラーは愚か者は指先を見るなどと示唆するあたり、このジャグラーのユニークさを見せるもので、オーブの際にジャグラーの設定、監督の田口さんや脚本の中野さんは鬼太郎のねずみ男、ルパン三世の峰不二子などのような敵とも味方ともとれるキャラクターと言っておられて、まさにその本領発揮です。
(5) 悪の本領発揮、バロッサ星人
 今回、バロッサ星人は下等生物の言葉は使わないというものの、日本語はわかる?模様で、中でもヨウコを捕まえて、頭を潰す、キングジョーを起動しろとユカに迫るシーン、その際にヨウコは助けてというもので、通常こういう場合は自分はどうなってもいいから地球の平和を守って、となるもので、これはヨウコがバロッサ星人に操られていたためでしょう。そして、ユカの使ったデバイスをヨウコをして破壊させて、なかなかの悪役です。
 そこをジャグラーが助けたわけですが、電源をハルキ、ヨウコが切ってキングジョーの起動を阻止するもの、電源装置を破壊してキングジョーを奪おうとする辺り悪役の存在感は大変です。
(6) 今回の主役、バコさん
 そして、キングジョーが起動したら基地は破壊されるもので、バコさん、部下に退避を命じて、これはヒーローものの定番、それも昭和に多かったもので、こういう展開は平成、令和になり他の作品では見なくなったものでした。
 さらに、バコさん、弁当箱をバロッサ星人に示してこれが最終安全装置だと嘘を言って、バロッサ星人が開けたら日の丸弁当!こういうものを特撮ヒーローもので見るのは久しぶり(どこにでもあるものをこういうキーアイテムにするのは昭和の展開)、そしてハルキが電源コードを操作してバロッサ星人を感電させて撃退、これも昭和テイストの展開ですが、するとバロッサ星人はウルトラメダルを落とすもの、ユニークな展開でした。
(7) 音楽に剣の舞
 バロッサ星人は巨大化すると、剣をたくさん出して、そんなものどこにあったのだと突っ込みたくなるものの、中にはマグマ星人のサーベルもあり、そしてBGMに剣の舞、これはハチャトゥリアンのガイーヌというバレエ音楽で一番有名な曲、テレビのバラエティー番組でもお馴染み。漫画家の故・砂川しげひささんは阪神ファンで、阪神タイガースが負けたときに聴くべき曲としてこの剣の舞を上げておられたものので、ウルトラシリーズではクラシック音楽、セブン最終回のシューマンのピアノ協奏曲など多数使われて、その後アニメでも多用されたものですが、面白い展開でした。
(8) 新メダルで逆転!
 バロッサ星人相手に、トリック戦法で苦戦してカラータイマーの赤くなったゼットに、ヨウコがバロッサ星人の落としたメダル〜帰マン、ゾフィー、父を渡して、ハルキ、ゼットはこれを武器として使用して、剣になり、そしてバックに主題歌もかかり、燃えるもので、最後は八つ裂き光輪的なもので止め、なかなか面白いものでした。しかし、バロッサ星人は弟たちが復讐に来るというもので、卵を1万個産むのであと9999いる、というネタはギャグとして秀逸でした。
 今回はゼット、ガンマフューチャーになり終始そのタイプ、基本タイプ(ゼットの場合はアルファエッジ)になってからタイプチェンジするものの、今回はそれもなし、ユニークなものでした。
(9) ユカは、ジャグラーを解剖したい
 最後、絶体絶命のピンチをジャグラーに救われたユカ、ジャグラーの写真を撮って興味津々、解剖したいというとヘビクラ隊長がコーヒーを吹くシーン、SNSではこれだから主人公、宇宙人は正体を隠さないとならないと書き込みあり、次回は総集編(おそらく、オリンピックの休止を見込んでの展開の穴埋め)ですが、楽しそうです。
(10) ウルトラギャラクシーファイト 大いなる陰謀新たに配信!
 昨年秋に配信されて(それも国際的に)好評のウルトラギャラクシーファイトの新作、大いなる陰謀がこの冬から配信になりました。ウルトラチャンネルのチャンネル登録は100万人を越えて、昨年のギャラクシーファイトは中国で1億回再生されて、ニュージェネレーションヒーロー、ゼットも出るし、ウルトラマンは今や国際的な存在になり、これはCEOの塚越さんがディズニーの重鎮のためでしょうが、これは英語、中国語の吹替も配信、円谷さんは様々な作品のネット配信をされて、意欲的ではあり、今後のウルトラシリーズに期待です!皆さんお元気で!
No.11965 - 2020/08/23(Sun) 15:14:05

Re: ウルトラマンZ 第10話 / 藤子 [北海道]
 レイゴさん、ジョーさん、皆さんこんばんは。
 やっぱり夏の夜は怪談ですね。ゾンビで一度に一万個の卵を産むエイリアンで海賊…ひー、タチが悪すぎる!ヨウコを引きずって操ってキングジョーを奪おうとするバロッサ星人、一応言うことを聞くユカ、それでも撮影するから「おお、こんな時でも今後の参考のために頑張るあなたは偉い!!」と思ったら「解剖したーい♡」でしたか。それはともかくなんとか基地を守ろうとする整備班、みんなバコさんについて行きます!!ここで機転を利かせるバコさん、アルミの弁当箱で釣ってハルキと連携プレー、撃退成功!!ようやく外でバトル開始、敵はかなりイカれた感じで山ほど剣を取り出して何をするかと思ったら、一本づつ抜いて斬りかかる。だったら背負ったままでいいのにと思いましたが重いんでしょうね。それをいちいちはじき返すZもなんだか。そうこうしているうちに剣が抜けなくなり、しめたと思って倒そうと思ったら術中に。私が何やっとんじゃーと叫んだところに新メダルを投げる一途なヨウコ先輩、まー、ゾ兄様とマンとお父様!!こうして光の剣と八つ裂き光輪で撃破、しかしZに「あと9999人弟が」と言われ、ぞぞぞ〜…。
一方バコさん、ヨウコ先輩達に「パイロット次第」と気合を入れました。今回はメテオールの可能性と危険性の話でもありました。
 では、今夜はこれにて失礼いたします。あ、私、映画行けました。もう小怪獣は自分で映画に行けるので、出汁にするというファイナルメテオールは使えませんでしたけど。これで落ち着いて「諸説」を読めます。あー、生殺し長かったわー!!(感涙)
No.11966 - 2020/08/28(Fri) 23:54:04

ウルトラマンZ 特別編 特空機 シークレットファイル 考察 / 棺桶のジョー [近畿]
 レイゴさん、藤子さん、皆さんこんにちは。猛暑とコロナウイルス、コロナはウルトラマンダイナも感染と大変ですがいかがでしょうか。

 今回は特別編として、ゼット1〜10話の総集編、ゼットの戦いの振り返りと、サブタイトルによる特空機、セブンガーとウインダムの振り返り、最後には次回の11,12話のさわりもあったものの、ゼットは好評で、そしてウインダムについて、セブンのカプセル怪獣と関連付けて、劇場版大怪獣バトルからの映像も入れて、そして、さらに、ウルトラヒーローとともに戦うロボットということで、ジャンボット、ジャンナインのことが取り上げられて、ジャンナインのシーンにはオリジナルのジャンボーグAから、戦え!ジャンボーグ9のカラオケが使われていたのにはビックリでした(オリジナルは子門真人さんの歌によるものですが、ジャンボーグ9のカラオケは最終決戦に使われていたので覚えています)。
 おそらく、この回に総集編というのは、今年はオリンピック、パラリンピックがあり、そのために休止があるので例年より2週間早く開始、この日はテレビ東京でパラリンピック特番の予定がなくなったので総集編と思われて、こういう総集編は旧ウルトラマン列伝以来の定番で、新撮影のところも少しあり、今後も楽しみです(オーブ以降、11,12話は中間強化形態登場の回で、どうやら武居監督がされる模様です)。

 藤子さん、タイガ劇場版見られたのとことで、本当に良かったです。もちろんネタバレはしないものの、ウルトラマン映画は本当に水準が高く大満足でした。
 また、濱田達臣さん、20歳の誕生日を迎えられてツイッターを解説されました。熱心なウルトラマンファンで龍臣プロとSNSでは呼ばれています。今回の総集編でもウルトラマンゼロ劇場版のナオのシーンもたくさん出て、龍臣さんのことはネット記事にもなっていました、https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/2008/28/news107.html

 9月も目の前なのに猛暑は続きます、皆さんお大事になさってください。
No.11967 - 2020/08/29(Sat) 15:39:15

Re: ウルトラマンZ 特別篇 / 藤子
 レイゴさん、ジョーさん、皆さんこんばんは。
 うーん、三代目のロボットか…。ロプスを拾っていい気になってた人がいたなぁ。二の舞にならないといいな…。誰が動かすんだろう、ヘビクラ隊長は乗らないで欲しい、バコさんが何か考えているといいなぁ。
 ところで、キングジョーは分離合体するけれど、私は一台で変形・収納するタイプも好きなんですよね。今から四十年前に見た「火の鳥2772」のオルガは最高です。欲しかったなあ。そんなわけでジャン兄弟も好きです。セブンガーもですが、ロボットの王道「ロケットパンチ」もしてくるし。皆さんのおすすめロボットは何ですか?
 では、今夜はこれにて失礼いたします。また台風が来ます、皆さんもご無事でありますように。
No.11968 - 2020/09/04(Fri) 23:25:12
ウルトラマンZ 第1話 ご唱和ください、我の名を! 考察 / 棺桶のジョー [近畿]
脚本:吹原幸太 監督:田口清隆

(1) 前代未聞!ばかりの第1話
 レイゴさん、藤子さん、みなさんこんにちは。新型コロナウイルス感染拡大で日本はおろか世界全体大変ですがいかがでしょうか。
 本日ウルトラマンZ開始、これで2013年のギンガ以降、8年連続新作シリーズが続いていることになり、そしてこれだけ続いているので、毎回新しい要素を入れている(前々作のR/Bがコメディ路線で、前作のタイガはシリアスなど)のはすごい!こんなことはウルトラシリーズ50年を超すシリーズで初めてのことであり、今回は、人類側に特捜チーム、ストレイジが巨大ロボットを装備として持ち、冒頭はゴメスが登場するものの、ゴメスは身長20mの設定、セブンガーは55mとほぼ3倍、これまでの怪獣作品だと、敵対する怪獣と主人公側は同程度の大きさのものを破る展開でビックリ(ネクサスの劇場版ULTRAMANでは身長の差がありましたが)。そして怪獣を倒すためにストレイジ出動ですが、主人公ハルキは逃げ遅れた犬を保護して、この段階で命を落とすものではないものの、帰マン第1話の郷と同じ行動。ウルトラシリーズだと過去作品、特に昭和へのオマージュが含まれて、我々オールドファンには楽しめましたが、そしてセブンガーはゴメスを倒すものの、活動時間は3分、これはウルトラマンと合わせたものと、そしてエヴァンゲリオンへのオマージュもあると思いますが、今までにないウルトラシリーズを作ろうとする作り手の意欲はすごいです。
 さらに、ゼットがゲネガークを追って地球に来る展開、危機一髪で師匠ゼロに救われるものの、ゼロはブルトンにより四次元に飛ばされてしまい、ゼットはそのまま地球へ、この展開はメビウス第1話を思わせるものがあり、本当に満足させてくれた第1話でした。
(2) 本格的な特捜チーム再来
 今回は怪獣と闘う特捜チームに主人公が所属する展開で、このような特捜チームは戦闘部隊、かつ主人公が所属するのはエックス以来。そしてクリヤマ長官が設立したものですが、セブンガーがビルを壊してしまい、それで予算を削られるという話、現実ならあるもので、かつて、昭和だとエースのTAC、タロウのZATは戦闘機をしょっちゅう墜落させて、エース、タロウのある日本政府は防衛予算で財政破綻すると言われていたのですが、それをリアリティある展開にしていました。
 さらに、特捜チームは帰マンのMAT以降は大半アルファベットの略語(例外はネクサスのナイトレイダーくらい)、今回のストレイジはアルファベット略語を単語とした(ティガのGUTSと同様)ですが、略語をカタカナ表記とした特捜チームは初めてです。
 そして、隊長のヘビクラ・ショウタを演じる青柳尊哉さんはオーブでライバルのジャグラス・ジャグラーを好演されて、ヘビクラという名前はジャグラーをもじったとの説がSNSでは書かれているものの、昭和だとおなじ役者さんが複数のシリーズに出た例はいくつかあるものの、類似のキャラクターであり、今回のように全く違うキャラクターをされるのは初です。青柳さんは昨年夏に田口監督の提案を承諾されて、パイロットはハルキとヨウコ、分析らユカという展開、そして主人公が最初から特捜チーム所属は全作のタイガ同様(タイガはヒロユキの幼少期に一体化してからE.I.G.S.に入ったものの)、これは初代マン、ティガ、エックスのみ、意欲的なものです。
No.11936 - 2020/06/20(Sat) 15:25:00

ウルトラマンZ 第1話 ご唱和ください、我の名を! 考察(その2) / 棺桶のジョー [近畿]

(3) 平成以降初、命を落とした主人公とウルトラマンが一体化
 そして、ゼロの弟子、ゼットはゲネガークを追って地球に来て、そしてセブンガーに乗っているハルキとともに戦うもの、このような展開はウルトラシリーズ史上初、ニュージェネレーションシリーズはこのようにそれまでにない展開をすることが多く、これは8年新作を続けているからできることで、ゼットはゼロに言わせたら半人前どころか三分の一人前と言われて、ゼットはショックですが、、そして、地球に来たゼットと、セブンガーに乗るハルキが共闘するものの、ゲネガークはかなり強く、ハルキは命を落として、そしてゼットと一体化、これは昭和のウルトラマンの定番、初代マンは自らの過失でハヤタを死なせてしまい、一体化して、そして怪獣により命を落としたものと一体化は帰マン、エース、タロウと定番、つまり昭和ウルトラマンはセブン、レオ、80の自ら人間になっているもの以外はこのタイプ(アニメを除く)ですが、平成以降だと命を落としてウルトラマンと一体化の例は明確にはなく(ティガ、ダイナ、マックスではそれに近いものの、昭和とは全く異なる)、時代は令和になったのですが、昭和テイストの展開には驚きと新鮮なものを感じました。
 また、ハルキは何かあると押忍(オッス)という体育会系、隊長にも了解と言わずこれなのはビックリ、ウルトラシリーズらしい熱血漢であり、ゼットとのコンビも今後楽しみです。そして、ゼットの登場に、ハルキは巨人とのみ語り、他のメンバーもウルトラマンと語らず、これはゼロがいるのに、過去にウルトラヒーローが来た地球とは別世界(これは、過去にウルトラ戦士が来ていたと明確化したのはメビウスのみですが)、それでもウルトラマンを敵とは見なさずで、なかなか面白い展開でした。
(4) 日本語がおかしいゼット
 そして、ゼットとハルキの対話、ウルトラマンと一体化した主人公が複数の意思を持つのは、ニュージェネレーションシリーズだとエックス、タイガとあり、しかしハルキがゼットに日本語が通じるのかというのはビックリ、こういう展開も初めて。宇宙人が地球の言葉、それも日本語をなぜ知っているというツッコミは昭和では無視された(タブー視というより、そんな考察をするようになったのは特撮・アニメ全般でも初代ガンダム以降)もので、丁寧語とそれ以外を混同するもの、こういう展開は特撮、アニメを通して初めて、ゼットはまだまだ未熟なものですが、これは面白い展開でした。さらに、何かあったらウルトラで〇〇という、よくしゃべるウルトラマンはゼロ以降多いものの、実に愉快、何よりゼロに弟子入りして、ゼロは弟子と認めていないものの、それでも宇宙警備隊員(つまり、タロウの教え子、メビウスの後輩)だから、何とも楽しいものでした。
(5) 怪獣特撮最強の田口演出!
 第1話はニュージェネレーションシリーズ演出の大黒柱の田口清隆さんの演出、冒頭から怪獣とロボットの戦いを壮大なスケールで描いて、田口さんはギンガS以降全シリーズに参加して、ギンガS前半クライマックスの大規模特撮で特撮ファンを圧倒して、それ以降特撮ファン、怪獣映画ファンに注目ですが、今回も、セットとCGを駆使しての大規模なもの、まさに怪獣映画とはこうあるべしであり、ビルを壊してウルトラマンと怪獣の格闘する展開など、それまでになかったものビックリです。
 そして、ツイッターを見ていたら、セブンガーとゴメスの戦ったところはビックカメラ京王調布店だったそうです。
(6) 恒例の変身アイテム、メダルの行方
 そして、ゼットはメダルを3つ入れてのもの、メダルを3つ使うのは仮面ライダーオーズがそうですが、今回も怪獣のゲネガークを倒すとメダルが手に入り、これはオーブ以来の展開で、これはおもちゃの販売促進の意味もあるものの、このところウルトラマン関係のグッズは売れており、そして新しいメダルのうち、エース、タロウはハルキが拾ったものの、初代マンはヨウコが拾い、さらにティガ、ダイナ、ガイアのものを拾ったのは誰か?これは面白そうだし、さらに恒例のレギュラー敵役は、今回の地球防衛軍のメンバーカブラギ・シンヤが憑依されたもので、宇宙語を話して、そして字幕の出るのはビックリ、20年前の仮面ライダークウガでは敵のグロンギがグロンギ語というものを話したのですが、今後は楽しみ。
第1話の脚本の吹原さん、先月わずか37歳で亡くなられて、僕よりずっと年下でショック、吹原さん第1話にチョイ役(カメオ出演)、しかし素晴らしい仕事でした。第2話はサブタイトルと予告編を見たら帰マン2話、ダイナ3話を思わせるもので、日本では新型コロナウイルスの猛威が東京では大変、関西は落ち着いたものの、関西一の海水浴場の須磨海岸は今年中止としんどいですが、皆さんお元気で。
No.11937 - 2020/06/20(Sat) 15:25:38

Re: ウルトラマンZ 第1話 ご唱和ください、我の名を! 考察 / 藤子
 レイゴさん、ジョーさん、皆さんこんばんは。
 「Z」と聞いて真っ先に思ったことは、「Xーっ、乱入待ってるわー!!」でした。しかもハルキとの対話シーン、空間に光の線が交差する中であーだこーだって、漫才みたいな会話に突っ込みしまくりそうで、それを止めようとする大地の姿まで目に浮かんでしまいました。
 それはともかく、今回の怪獣達は、建物破壊より直接人々を襲おうとしているようで怖かった。ジュラシック・パークを思い出しました。そしてセブンガーを見てゴジラシリーズの「メカゴジラ・機龍」に似ているなと。心がありそうな気がするからなんですが。
 さて、今回のアイテムはメダルですね。先輩が拾ってしまったメダルはどうやって貰うのでしょうか。二人を物陰で見ていた謎の人物は敵か味方か、そして何か秘密がありそうなヘビクラ隊長。次回が楽しみです。
 それにしてもゼロの(自称)弟子はどんなキャラかと思ったら、「かまってちゃん」みたいですね。「師匠ー!」と追いすがったり、飛び去るときにわざわざ「Z」型に線を描いたり。「俺を見て、もっと見て」って、ゼロは「さあ、俺を見ろ」という感じですよね。
 それでは今日はこれにて失礼いたします。皆さん、梅雨バテなさいませんように。
No.11938 - 2020/06/26(Fri) 23:59:15

ウルトラマンZ 第2話 戦士の心得 考察 / 棺桶のジョー [近畿]
脚本:吹原幸太、監督:田口清隆

(1) 予想通り変身できない展開でも予想外!
 レイゴさん、藤子さん、皆さんおはようございます。コロナウイルス、兵庫県は少し落ち着いてきたものの、東京は大変ですがいかがですか。
 第2話、サブタイトルと予告(ヘビクラ隊長が柔道の稽古をする)のを見て、帰マン第2話、ダイナ第3話みたいにハルキが超人化して思い上がり変身できない、と予想したらそうではなく、今回は電気を吸い透明になれて、その上にサーモグラフィでも検知できないネロンガが相手で、ハルキはセブンガーで立ち向かうものの、敵わないので、ならゼットに変身しようとしてできない、そしてセブンガーは電気エネルギーを吸い取られてアウト、この展開は帰マン2話と異なり、むしろ初代マンの小さな英雄で、ウルトラマンは人類が懸命に戦っている時に手助けをしてくれる(だからイデの安易なやり方ではウルトラマンは来ない)というのに類似する展開で、確かに、セブンガーで対抗できないから変身というのはちょっと安易であり、ハルキは体育会系で、ウルトラシリーズだとダイナのスーパーGUTSが同様もの、アスカ・シンもそうですが、しかしハルキはまだ未熟、しかし誠実なキャラクターで、それで安易にウルトラマンの力を借りようとしてできない、これはウルトラシリーズより、エヴァンゲリオンでシンクロできなかったという展開に通じるものもあり(エヴァンゲリオンはウルトラマンの影響を受けて、そしてウルトラシリーズが新たに影響されている)、ハルキとゼットが対話するものの、こちらはゼットも未熟な戦士、要するにハルキのやる気と一緒でないと(安易にウルトラマンになろうとしたらダメ)変身できない。これは、R/Bだとイサミが、コマ姉を守れなかったことで自信喪失して変身出来ない展開もあり、ニュージェネレーションシリーズ、なかなかやるなというものがありました。
 さらに、変身アイテムは地球人には見えないという設定にはビックリ、これは仮面ライダーでもあんな大きな変身アイテムをどうやって携行しているのだというツッコミはあるのですが、意外な設定でなかなか面白いものでした。
 ゼットは5000歳、初代マンの1/4、でもすでに宇宙警備隊員、ハルキとともに未熟ながら頑張ろうというものは好感が持てました。
(2) 強敵!ネロンガ
 今回はネロンガが怪獣、初代マン第3話では透明怪獣としても、電気を吸う怪獣の印象が強く(初代マンの前では透明になる描写はなし)、かなり強く、ニュージェネレーションシリーズにも出てきたネロンガですが、攻撃にも強く、過去最強のネロンガ、その上透明になったらサーモグラフィでも感知できない。昭和の透明怪獣はカメレオンみたいに保護色になる(クール星人の円盤、ゴルバゴス、これは特殊塗料を吹き付けて可視化できる)ものと、高速回転で見えなくなる(ジャミラの円盤、バイブ星人、解決策は光学的方式)があるものの、それらではない、自由自在に透明になれる神出鬼没、圧倒的な強さでした。ただ、初代マンに出てきたものもそれなりに強かったものの、初代マンがそれに輪をかけて強い(ネロンガの電源を受けてもビクともしない)のでそれほど強いと見えなかったものの、今回は強く、ハルキ、ストレイジを翻弄して、ニュージェネレーションシリーズだと怪獣の着ぐるみは過去のものを流用して、これはファンに批判される(メビウスまではこのような展開はなかった)こともあるものの、過去の怪獣と変化をつけているのは評価すべきです。
No.11939 - 2020/06/28(Sun) 10:28:57

ウルトラマンZ 第2話 戦士の心得 考察(その2) / 棺桶のジョー [近畿]

(3) ストレイジ本部の描写
 ニュージェネレーションシリーズでは本格的な特捜チーム(それも武装を持ったもの)はエックスのXIO以来ですが、ミソは戦闘機ではなくロボットで怪獣と戦うという設定、ウルトラシリーズではもちろん初で、そして特捜チーム、ストレイジの概要をナレーション(外山孝一さん)が解説するのは昭和ウルトラの定番で、平成でもコスモスまではナレーションが重要な役割を担っていたのに、ネクサス、メビウスではナレーションはなく、そしてニュージェネレーションシリーズは、全作のタイガでオープニングナレーションがあった程度、しかしナレーションはウルトラシリーズの要、これはライダー、戦隊もであり、カッコイイナレーションは聞いていてしびれます。
 そして、整備班のイナバコジロー役として橋爪淳さん登場、橋爪さんは僕と同世代の方、かつては時代劇の名手でしたが、頼りになる整備班の役どころで光っていました。
 そして、ヨウコが年下相手に腕相撲して圧勝、このような体育会系のスタイルは過去にダイナのスーパーGUTSでもなく、特捜チームの本格的なものは本当に良かったです。
(4) ヘビクラ隊長の稽古
 そして、敗れたハルキにヘビクラ隊長が柔道で稽古をつけるシーン、これはダイナのあしなが隊長で、ヒビキ隊長がアスカに、怒りをコントロールできて初めて人は強くなれると剣道の稽古で教えるシーンと同じ、昭和のような特訓シーンは平成以降は無意味になり(巨人の星のような昭和のスポ根ものの特訓は今では非科学的と否定されている)、その中で科学的な意味合いのあるものがダイナで平成初の特訓シーンとして登場して、今回も同様のもの、どちらかというと帰マン的なシーンであり、その中で目で見えるものだけを信用するなと目で追うのではなく、感じで取れと諭す展開、これはレオのフリップ星人の話にあった展開で、どうやらヘビクラ隊長はハルキがウルトラマンだと勘付いている(ヒビキ隊長も気が付いていた)、こういう平成以降の展開はなかなか魅力的ではあります。
(5) 令和のイデ?ユカ
 そして、ネロンガに苦戦するストレイジで、対抗策として、ユカが発信機、放電機を短時間で開発、このような天才科学者はウルトラシリーズだとイデを筆頭に男性ばかり(セブンのキングジョーでのドロシー・アンダーソンなどの例はあるものの)、若い女の子、ユカが開発、まさに令和のイデ、そして短時間で開発して、一発しかないというのは、初代マン最終回、ゼットンを倒した無重力弾へのオマージュもあり、燃えるものでした。
(6) ヨウコを守るために変身、決戦!
 発電所を狙うネロンガを迎え撃つストレイジのメンバー、しかし透明になったら体温も消すという、透明怪獣として強いものに、ユカの発明品を撃ち込んだものの、ヨウコの乗るセブンガーが危機になり、そこでハルキが変身、まさにこれは帰マン2話、ダイナ3話と同じ、仲間を守るために立ち上がるウルトラマンのカッコよさであり、ゼットがヨウコの乗るセブンガーをお姫様抱っこはカッコイイ。しかし透明になりゼットを翻弄して、するとハルキは先のヘビクラ隊長の稽古を思い出して、目を閉じて感覚でネロンガに対抗して、ともかくカッコいい、監督の田口さんは怪獣の魅力を見せたら日本一(僕は田口さんにゴジラ映画を監督してほしい)であるとともに、巨大特撮の名手、ヨウコも援護射撃してそして見えないネロンガに、ゼスティウム光線を放ち倒すカッコ良さ!これはシルバー仮面が視力を失っての戦いで、感覚と音を頼りに手裏剣を放ち敵を倒すのに通じて、本当にカッコイイものでした。
 なお、ゼットが戦いの前や後でポーズを取る(オープニングにも出てくる)のは、SNSでは柔道での押忍(オッス!)のポーズの模様です。そして怪獣を倒して去るシーンに、Zの字を描いて行くような外連味は昭和そのもの、ライダー、戦隊、あるいはプリキュアでは昭和オマージュはほとんどないのに、ウルトラシリーズだと、私のようなオールドファンは見ていてこれは昭和の〇〇オマージュだ!と感じさせてくれるのはすごいもので、大変に満足しました。
(7) ゼットにぞっこんのヨウコ
 ネロンガを倒して、するとヨウコは助けてくれたゼットにゾッコン、年齢を聞いて、ハルキが教えてしまう展開、これはヨウコもハルキがウルトラマンだと気づく伏線かも知れないですが、過去にエックス第5話でルイルイが助けてくれたゼロにゼロ様ゾッコンのものもあり、個性的なキャラクターが続出するのは素晴らしいことです。しかしヨウコは初代マンのメダルを持っており、これが今後どうなるか楽しみです。
 次回はどうやら昭和の怪獣殿下のオマージュ的なものみたいで、前回も予告編とサブタイトルを見て昭和の〇〇のオマージュだとオールドファンに感じさせる点はなかなか、ウルトラシリーズもニュージェネレーションシリーズが続いて、あるところは新機軸を出して、あるところは昭和オマージュというのはオールドファンにも最高です、皆さんお元気で。
No.11940 - 2020/06/28(Sun) 10:29:45

Re: ウルトラマンZ 第2話  / 藤子
 レイゴさん、ジョーさん、皆さんこんばんは。
 「ギリギリまでー頑張ってー」からじゃないと変身できないと言われて反省するハルキ。犠牲を増やさないためにもZは戦いたかったけれど、人の力をあてにしないこと、でした。それにしても年を聞いた途端、敬語を使うハルキに「気持ち悪い」って、そうか、ため口聞いてくれないと寂しいのか…。故郷は大混乱、師匠とははぐれ、不安で孤独なんですね。実質年齢は大差ないと思うので、ため口聞いてやってね。
 さて、ハルキに稽古をつけてやるヘビクラ隊長、急に姿を消すなんて、やはり只者ではない。アドバイスの仕方にジャグラーの面影を…。
 そして今度こそネロンガを倒すべく、新兵器を持って出陣するチーム。一度は倒れながらもしっかりそれを撃ち込むヨウコ。お見事!!ウルトラかっこいい!!戦い終わってZにホケーとしながら初代マンのメダルを見つめる彼女ですが、ウルトラ族の五千歳って実質年齢はまだまだ未熟者ですよ。ついでに言えば「枯れ専」は本当に枯れた男性ではなく、ちゃんと魅力のある年上の男性を選びますよ。石坂浩二さんを忘れちゃいけません。素敵♡しかし、よりによって初代マンのメダルを早く回収しないと、かなりまずいのでは。折り返し地点で正体バレに直結するかもとか、色々想像しております。
 ところで、前回書き損ねたことを。ゼロってよっぽどあのマント気にいってるんですね。胸飾りの宝石は「獅子の牙」とか勝手に命名する私。あれじゃオヤジが妬くなぁと思ったら、二次創作サイトですでにネタにされていました。それと、融合相手への態度、タイガは「俺のどこが偉そうなんだ」と文字通り上から目線でしたが、Zは腰が低い方ですね。なんとか礼儀正しくしようとしているのだと思います。最終回までには本当に対等な関係になれるといいですね。タイガも最終回には横に並んで立っていました。正に「バディ・スタディ・ゴー」でした。
 では、今夜はこれにて失礼いたします。早くコロナが終息することを切に願います。
No.11941 - 2020/07/03(Fri) 23:39:12

ウルトラマンZ 第3話 生中継!怪獣輸送大作戦 考察 / 棺桶のジョー [近畿]
脚本:吹原幸太、監督:田口清隆

(1) 冒頭、昭和怪獣再登場!
 レイゴさん、藤子さん、皆さんこんにちは。コロナウイルス感染拡大は東京では大変で、さらに九州南部で豪雨災害と大変な日本列島ですが皆さんいかがでしょうか。
 今回、冒頭にギガスが出現して、セブンガーが立ち向かい撃破するものの、建物を破壊してしまう展開、これは後のゴモラとゼットの戦いもそうですが、巨大ヒーロー(巨大ロボット)と敵怪獣が戦うと建物に被害の出るのは当然で、それをメビウス第1話では建物を楯に使ったメビウスをリュウが批判して、これは監督の田口さんも、建物を守るのもヒーローの役目だが、それを無視して暴れ放題も演出したいといわれていて、しかし現実問題では、こういう防衛組織が戦いで建物を破壊したら当然補償問題は出るものではあり、これはヒーローものだとザンボット3で戦いで市井の人たちが犠牲になる展開が初めて描かれて、ウルトラシリーズではティガの怪獣が出てきた日、ゾンビ怪獣に対処するのでガスタンクを接収して、それで補償問題になると劇中で言及されたものの、現実問題はこういう戦いと建物は大変、そういう点を描いたウルトラシリーズ、なかなか意欲的です。
 そして、セブンガーの新兵器はマジンガーZのロケットパンチ的なもの、こういう必殺技は実写のロボットでもあったものの、面白い展開でした。
(2) 花粉症の主人公
 今回の主人公、ハルキは花粉症でくしゃみが止まらず、現実に花粉症の方はたくさんいて、しかしヒーローもので主人公が花粉症というのは初めて、さらにこれが後でゴモラ復活の一因ではあり、意欲的な設定には脱帽です。そして、ウルトラマンになったら、花粉症を感じなくなるというのも面白い設定でした。
(3) 地球防衛軍上層部登場
 そして、地球防衛軍の上層部、それも外国人幹部が日本のストレイジを視察するもの、こういう組織は国際的なものですが、実際に外国人幹部が出るのは異例、それも喋るのは基本的に日本語ではなく英語、こういうのも異例、初代マンでは外国人隊員が出てきたものの、会話は日本語、そして、今回の展開でストレイジ大ヒンシュクかと思いきや大金星、これは爽快でした。
 さらに、ストレイジの本部はアメリカというのは異例、ウルトラシリーズの本部は、初代マンの科学特捜隊の本部がパリ、エックスのXIOはジュネーブとヨーロッパにあるのが定番で、アメリカに本部のある特捜チームはウルトラシリーズだと初めてです。
(4) 平成総登場のゴモラ
 今回の怪獣はゴモラ、平成ではマックスに再登場して以来大半のシリーズに出てきて(ジードのスカルゴモラなどのバリエーションを含む)。今回は死んでいた?と思われるもの、六甲山ならぬ五甲山にいるものを、トンネル工事で邪魔であり、移動するもの、この設定はパワードに出てきたゴモラを思わせるものの、同時に、初代マンに出てきたもの、ジョンスン島にいたゴモラを生け捕りにして、大阪万博のために日本に空輸するものへのオマージュもあり、そしてゴモラは生体反応がなかったものの、ハルキのくしゃみ?をきっかけに復活、このように死んでいたと思われた怪獣が生きていた展開は、ティガのシーリザーなどあり、しかしゴモラではオリジナルの設定も思わせるものでした。
 そして、今回のゴモラは強く、ゴモラ(初代マンのオリジナル)は光線など使わないのに、生体だけで法外な強さだったのが特徴、特に尻尾が問題ではあり、それだけで初代マンを一度は退けたもの、今回もかなり強く、大怪獣バトルで見せた超振動波みたいなものも使ったものの、飛び道具なし、そして目覚める際の効果音はQのものなど、昭和オマージュたっぷりににやりでした。
No.11942 - 2020/07/05(Sun) 14:54:40

ウルトラマンZ 第3話 生中継!怪獣輸送大作戦 考察(その2) / 棺桶のジョー [近畿]

(5) セブンガーvsゴモラの激突!
 そして、ゴモラが生き返って、セブンガーに乗ったハルキとの戦い、ゴモラを運んでいた時はセブンガー、有線(外部電源)での起動、そしてケーブルを繋ぐシーンはこれもエヴァンゲリオンを思わせて、戦闘だと内蔵のバッテリーでの戦いですが、アメリカの本部からの使者が、子供の時に見た日本のロボットアニメみたいだというのは愉快、日本のロボットアニメは世界的に人気ですが、セブンガーはレオに出た時のものと異なり、ユーモラスなもの、そして攻めていたらと思ったら足を踏み外して苦戦、さらにゴモラと建物を破壊してのもの、これは田口さんの演出されたタイガの円盤が来ないでもビル破壊はあり、田口さんはデジタルよりミニチュアセット特撮にこだわる特技監督、その本領発揮です。
 田口さんはギンガS以降全シリーズで監督をされて、2015年にNHKの平成特撮ルネサンスというBS番組で、ミニチュアの何が悪いと指摘されて、CGではなくアナログ特撮の大事さを熟知された方、今回もおそらくセットは小さめでCGも使うものの、電柱やビルなどミニチュアセットも活用して素晴らしい特撮、特撮は最近CGで何でもありの世界もあるものの、やはりアナログ技術あってこそのCG(昨年のR/B劇場版に出てきたウルトラマングルーブはオールCGですが、着ぐるみ技術をしっかりしてのものだから説得力あり)だと思います。
 また、セブンガーのソフビ人形は大ヒット、売れきれ続出らしいとのこと、レオに1度出てマニア以外には忘れられていたキャラクターの再起は楽しいです。
(6) 勇敢なるヨウコ
 そして、セブンガーが停止して、事務次長らのいるビルがあわや、となったらヨウコが狙撃、それも目がかゆいならこれで、というもの、今回は第1話でヨウコの拾ったマンのメダルがキーポイント、ビルの上に位置するのは意味があり、今回ミリタリー監修などのスタッフもいてなかなかのものでした。ヨウコはハルキより少し年上、これはウルトラシリーズでは異例、特捜チームとして、戦闘部隊としてのものはエックス以来、キャラクターの活かし方もなかなかです。
(7) ゼット、ベータスマッシュ起動!
 そして、ハルキはゼットに変身するものの、ゴモラはかなり強く、生体の力で圧倒、これは初代マンのものを思わせて、と、ゼットはヨウコがマンのメダルを持っていると知り、兄さんとして尊敬するのはなかなか、で、ヨウコからメダルをもらおうとするものの、ハルキの声は通じず、ならボディランゲージで、として、ヨウコはゼットに心酔してこれは容易に把握するのですが、コミカルなものもあり、ゼットは半人前どころか三分の一人前というものの、勇敢な戦士であり、そして、マンのメダルを得て、ベータスマッシュになる際に、マン兄さん、エース兄さん、タロウ兄さんと呼び、アルファエッジではゼロ師匠、セブン師匠、レオ師匠であり、これは面白い。そして力を借りるウルトラヒーローの声はオリジナルというのも本当にいいもので、そして初登場のベータスマッシュは、容姿からレッドマンみたいとSNSでは呼ばれていて、レッドマンは2016年に動画配信で話題を呼んだキャラクター、今見ると残酷なものもあるものの、70年代ならではのキャラクターで、力で圧倒、これはティガのパワータイプより、ダイナのストロングタイプ的なもので、とても良かったです。
(8) 評価されたストレイジ、セブンガー
 クリヤマ長官は、予算を得るために根回ししたものの、作戦失敗でアウト?ではなく、事務次長は、ゼットですら苦戦したゴモラ相手に善戦したセブンガーを評価して、いずれウルトラマン以上のロボットをとまで言うもの、これは過去にダイナの人造ウルトラマンなどを例に失敗との声もあったものの、ウルトラシリーズだと、こういう予算的失敗はそれほど問われない(そうしたら大半の特捜チームは潰れている)ものですが、楽しいものでした。クリヤマ長官は演じられる小倉久寛さんのキャラクターもあり、まるでメビウスのトリヤマ副官みたいでコミカルでそれに終わらないものも良かったです。
 このゼットはシリアス一本槍ではなく、全作のタイガはかなりシリアスな雰囲気を(地球上と宇宙人の共存)やっていたものの、オーブでシリアスとコミカルの共存に成功して、毎年新しいものをやってくれるニュージェネレーションのウルトラシリーズを応援しています。皆さんもお大事に。
No.11943 - 2020/07/05(Sun) 14:55:27

Re: ウルトラマンZ 第3話 / 藤子
 レイゴさん、ジョーさん、皆さんこんばんは。
 花粉症…全っ然他人事じゃないわー、車運転中のくしゃみは恐いのなんのって!!でも眠気が恐いから薬飲まずに頑張る私(泣)。ハルキも耐えようにも「ぶへっくしょい!!」でゴモラが起きるなんて、気の毒すぎる。それで暴れるゴモラを倒すべく変身、出ましたウルトラ鎖鎌!!いえね、ゼロはレオの弟子なのにヌンチャク出してくれないの?と思っていたので嬉しくて。しかしそれでは倒せず、ヨウコがマンのメダルを持っているのに気づいて必死に「頂戴」のジェスチャー。惚れた相手にこれをされちゃあ女はたまりませんよ。めでたく入手してベータスマッシュになったZは勝利を納め、今回は「Z」の字を描かず飛んで行きました。やれやれ、マンのメダルの入手に手間取り、正体バレに直結という私の読みはまたしてもはずれましたが良かった良かった。さて、今回はウルトラ兄弟のメダル装填に「兄さん」と呼びましたが、平成ウルトラのメダルの時は「パイセン」でしょうか。タイガは年下ですが、「タロウ兄さんの息子さん」と呼んだらタイガがキレそうですしね。年より入門の時期で先輩後輩は決まりますが。こんなに若い少年を最前線に送るということは、泰平とは程遠い事態なのだと思ったら恐ろしくも悲しくなります。
 それでは今日はこれにて失礼いたします。水害が早く鎮まりますように。
No.11944 - 2020/07/07(Tue) 23:09:24

ウルトラマンZ 第4話 二号ロボ起動計画 考察 / 棺桶のジョー [近畿]
脚本:鈴木智、監督:辻本貴則

(1) 2号ロボ ウインダム登場
 レイゴさん、藤子さん、皆さんこんにちは。コロナウイルス感染拡大は東京だけでなく全国的に大変で、その上に大雨被害、いかがでしょうか?
 前回の事務次長の視察で建設にOKの出た2号ロボはウインダム、すでに平成ウルトラではメビウスマケット怪獣として出てきたものの、今回はバッテリーに問題があり、5分稼働できるものの、充電に4日かかるもの、最後はユカのアイデアで解決するものの、ウインダムはロボットとして存在して、セブンのカプセル怪獣としては弱い方(最後はガッツ星人に倒される、ただカプセル怪獣はあまり強いとセブンの存在意義がなくなる点もあったためわざと弱くした点あり)ものでしたが、メビウスではなかなか頼りになるもので、今回はロボットとしてなかなかのものでした。
 昨日7月10日はウルトラマンの日、初代マンの第1話の前にあったウルトラマン前夜祭のことも関西のニュースで取り上げられました。こうして、8年連続新しいシリーズが続いていて、今年はウルトラマンフェスティバルは中止でしたが、ウルトラマンタイガの劇場版は8月7日公開と決定して、ともかくウルトラマンはこれから、です。
 そして、ウインダムを開発したユカとバコさん(イナバ・コジロー)の活躍編、他方ヘビクラ隊長はルービックキューブで遊んでいて、それが不思議で、そして予告編を見てエ〜となるものもあり、このキャスティングは妙があります。
(2) 強敵、テレスドン
 今回は怪獣としてテレスドンが登場、エックス以来ですが、今回はかなりの強敵であり、前々回のネロンガもそうでしたが、かなり強く、初戦ではセブンガーを圧倒して、大変なキャラクターではあり、ゼットだと怪獣は強いものとして描かれて、回転して相手を攻撃するなど、昭和になかった要素があり今回も後半にサプライズのパワーアップがありビックリ、今回は監督が辻本さん、ミニチュアのクレーン車には辻本組というお遊びもあり、これはタイガでもあったもの、こういうお遊びのできるのは面白いものでした。
 ゼットだと、新規怪獣は第1話のものを除くと、初代マン、Qの怪獣が選ばれており、来週のペギラは久しぶりの登場、この、ニュージェネレーションシリーズは怪獣の使い回しは批判もあるものの、そのおかげで8年も新作シリーズを続けていられるのです。
(3) カブラギ・シンヤ、本格的な暗躍
 オーブのジャグラー以降、敵対勢力にライバルキャラがいるのが定番になり、ケイや霧崎のような明確な悪役もいたものの、今回、寄生生物セレブロに憑依されたカブラギ・シンヤは伏井出ケイや霧崎たちのようにオープニングにレギュラーとして出ず、第2話と3話にも出ず(しかし見えないところで暗躍していた可能性がある)今回は怪獣メダルを作り、そして怪獣を操作して暗躍するもので、そして日本語ではなく不思議な言語を語り、怪獣メダルは、ウルトラメダルに対抗して制作されたもの(オーブ以降の定番アイテム)、メダルはジラースではなく、ゴジラかと思いきや、であり、この不思議な言語を喋るのは仮面ライダークウガのグロンギ語以来、敵対勢力は前作のタイガの霧崎があまりに悪どいキャラクターであったためか、ゼットでは少し敵キャラを薄くして、それでも主役たちの組織にこのような敵対勢力がいるのは面白いものです。不気味なキャラクターではあり、霧崎のような嫌らしいキャラクターではなく、まさにクウガのグロンギ族的な展開がなかなかいいものです。
No.11945 - 2020/07/11(Sat) 16:01:49

ウルトラマンZ 第4話 二号ロボ起動計画 考察(その2) / 棺桶のジョー [近畿]

(4) ネロンガの破片を利用しての改良
 ユカは様々なものを利用して開発、第2話ではネロンガを撃退するアイテムを即時に開発して、今回は、冷蔵庫にプリンと怪獣の破片があるのがシュールですが、バコさんとともにも開発、それも基地内で焼き芋というレトロな食べ物が出てきて、楽しかったです。アルミフォイルで巻いて焼く、こういう現場ではかつてよくやっていたものですが、昭和テイストのものは面白く、バコさんを演じる橋爪さん、ベテラン役者さん、ニュージェネレーションシリーズにはベテランの方もよく出るものの、出番は少ないものの存在感のあるキャラクターでした。また、ユカとバコさんのシーンに、主題歌スローアレンジのBGMの流れたのも良かったです。
 ユカは怪獣の解析もして、タブレット端末に出てくるとまるで怪獣博士的な存在、メビウスのテッペイとコノミの要素を持っていて、ネロンガは電気の怪獣であり、その要素を利用してロボットを整備する展開はなかなかです。
(5) テレスドンとの決戦!
 かなり強い怪獣のテレスドン、セブンガーで対抗するものの、強く、ハルキは今回ベータスマッシュとして登場、それもセブンガーから出てくる展開は新鮮で、新しいものを模索するニュージェネレーションシリーズ、怪獣の着ぐるみを流用するのは定着したもので、かなり予算を制約されている模様ですが、頑張っているものです。しかしテレスドンは強く、初代マンに出てきた怪獣は、初代マンが強いので圧倒させられる印象がある(それゆえ、初代マンを倒したゼットンの強さはすさまじいものがある)のですが、テレスドンは大変なパワーでやってくれて、監督の辻本さんはニュージェネレーションの常連、特撮もなかなかやってくれました。
(6) ウインダム、出動!
 そして、ヨウコが搭乗して、ウインダム出動、ヨウコはゼット様というものの、起動時に発光があり、サングラスなど防護具をつけてのもの、SFだとヤマトの波動砲発射時が有名ですが、そうして起動したウインダムの活躍はなかなか、セブンガーはレオに登場した際にアシュランを、あと10秒あったら倒せたほどの強さで、ウインダムはそれほどではないものの、怪獣との戦いにロボットを使用するのはパシフィックリムでもありましたが、やはり着ぐるみ怪獣の魅力は絶大です。
(7) サプライズ、エリマキテレスドン!
 と、カブラギ・シンヤが暗躍して、ジラースのメダルを使い、テレスドンをジラースのエリマキによりパワーアップしてのものはビックリ、このようなサプライズは驚き。昭和の怪獣がこのようなサプライズ登場は初のこと。それに対して、ハルキはアルファエッジになり、ウインダムがエリマキを奪うのはオリジナルのジラースの際のオマージュ、今回のウインダムはなかなか強く、間髪を入れずゼットがゼスティウム光線で倒したものはスリリングな展開でした。ジラースはご存知のようにゴジラにエリマキをつけたものですが、その襟巻きがこんなことになるとはビックリでした。
 そして、怪獣メダルをハルキが手にして、すぐに消える不気味さ、今回のレギュラー敵はおそらくシンヤの黒幕と見られて、大変な展開ではありました。そして、ウインダムと共闘して勝利したゼット、Z字を描いて飛んでいくのは毎回、令和の時代に昭和チックな展開でした。
(8) ヘビクラ隊長の正体は?
 そして、予告編を見たら、次回のヘビクラ隊長のオーブでのキャラクターが出てきてこれまたサプライズ、ゼットも緊急事態宣言で撮影を中断した模様ですが、無理せず制作して放映してほしいものです(仮面ライダーとスーパー戦隊は数回総集編などを入れました)。皆さんお大事になさってください。
No.11946 - 2020/07/11(Sat) 16:02:42

Re: ウルトラマンZ 第4話 / 藤子
 レイゴさん、ジョーさん、皆さんこんにちは。
 ウィンダムの設計等で自分の意のままにならないことに不満たらたらのユカ。世間はそういうものだとため息をついた人はどれほどいるでしょう。しかし、バコさんの焼き芋の鉄板で何か掴むんですよね、それが冷蔵庫の中の「ネロンガの一部」…って、ハルキのプリンが入ってるってことはセキュリティも何もないじゃないかーっっ!!しかもそれが焼きプリンになってるわ、名札が一部焦げてるわって、ほっとけばネロンガが自力で復活するかもと思ったら怖すぎます。
 さて、テレスドンとのリベンジマッチ、ヨウコ先輩、「Z様」って、もはやデート気分かも。Zもウィンダムも派手なプロレス技を披露してくれて楽しい私。が、カブラギからメダルを与えられ、エリマキトカゲになるテレスドン、エリマキをパラポラにして光線技を反射するとは何と厄介な!しかしウィンダム復活、エリマキを引きちぎり、Zが止めを刺してコンビプレーの勝利。無表情でこめかみをグリグリしながら首を傾げるカブラギ、他のオモチャを欲しがるヘビクラ隊長。うーん、怪しいイケメンが二人もいると深読みも難しい。
 そして次回予告。きゃー、ジャグラー、出てくれるのねー!!待ってるわー♡
 一方、ボイスドラマで「いい怪獣」のことを教えるゼロ。なんでピグモンを自慢しないかなー、戦士じゃないけど「小さな英雄」で、「心の支え」でしょ?ちょっと恥ずかしいのかな。
 では、今日はこれにて失礼いたします。早く梅雨が明けて、様々な復興支援を実行できますように。
No.11947 - 2020/07/14(Tue) 15:10:37

ウルトラマンZ 第5話 ファースト・ジャグリング 考察 / 棺桶のジョー [近畿]

脚本:中野貴雄、監督:辻本孝則

(1) ショック!体長はジャグラーだった!
 レイゴさん、藤子さん、皆さんこんにちは。新型コロナウイルス感染拡大はさらにひどくなり、豪雨災害も大変ですがいかがでしょうか。
 今回のトピックスは、予告編で一瞬出てきたジャグラス・ジャグラー、隊長がこれを演じられた青柳さんで、関連性は感じていたものの、まさか本物のジャグラス・ジャグラーであったとは、であり、もちろんジャグラーは悪役ではなく、オーブでは最終的にガイたちと共闘したものですが、今回も悪役ではなく、そもそもそ特捜チームの隊長がこのような役とは前代未聞、どうやら第1話でティガ、ダイナ、ガイアのメダルを回収したのもヘビクラ隊長らしく、昭和では同じ役者さんが後のシリーズにレギュラー出演は3つあったものの、このような登場は前代未聞、ウルトラマンシリーズ、様々な要素をやってくれてこれは面白いものです。
 アニメージュ+に、青柳さんのインタビューがありました、https://animageplus.jp/articles/detail/32392
 今回はオーブのメイン脚本の中野さんのもので、最後のヘビクラ隊長はまさにジャグラス・ジャグラーそのもの、ジャグラーは悪役ではなく、オーブの監督の田口さんは、ガイがギターを持った渡り鳥の小林旭さんなら、ジャグラーは宍戸錠さんだと言われた意味が理解できました。サブタイトルのファースト・ジャグリングというのも面白い展開でした。
(2) 変身アイテム盗難!
 そして、ヨウコのピンチにハルキが変身しようとしたら、ジャグラーが現れてゼットライザーを強奪、ウルトラヒーローの変身アイテム盗難はセブンで3回あって以来定番で、過去の意図は変身できないように、ですが、今回はダークゼットライザーを作るためのもの、オーブ以降、主人公の変身アイテムと同じものの闇版が出るのが定番になり、しかしそれらは敵対するキャラクターがもともと持っていたもので、主人公の変身アイテムを利用して闇版を作るとは前代未聞。ゼットを見ていて、第1話からヒーローものの定番のものがあると思ったら意表をつく展開であり、そしてハルキの元にゼットライザーを戻すもので、最後はゼットに敗北してヘビクラはボロボロでも笑っており、まさにジャグラーそのもの、ヘビクラ隊長はもちろんハルキがウルトラマンだと知っている模様で、そして変身アイテムにゼットの本体?がある模様で、変身アイテムと離れると意思疎通ができない展開は新鮮でした。
No.11948 - 2020/07/18(Sat) 15:24:25

ウルトラマンZ 第5話 ファースト・ジャグリング 考察(その2) / 棺桶のジョー [近畿]

(3) ペギラ、ウルトラQ以来の再登場!
 そして、今回はペギラ登場、昭和怪獣の再登場は定番ではあるものの、ペギラはQのペギラが来たと、東京氷河期に出てきたものの、その後はあのレッドマンにアトラクションものとして登場したのみ、ステージには出てきたものの、テレビシリーズに再登場はQ以来。そしてQに出てきたものは倒されておらず、ペギミンHが苦手で、それをぶつけられて退散したもので、今回は古代に封印されたものが、地球温暖化で復活して、封印したアイテムを狙っての襲撃でした。
 今回のペギラも強く、冷凍光線を吐いて無重力状態にするのはQの時と同じで、舞い上げられた車がひっくり返り壊れる描写など、CGの賜物、監督の辻本さん、意欲的な特撮もやってくれて、今回まで再登場した怪獣はQとマンのものですが、どれも強いものとしての描写はさすがのものです。
 そして、今回は冒頭で怪獣が出現して、この間ジャグラーのシーンもあったものの、全体が怪獣とのバトル連続、ペギラの後はゼッパンドンまで出てきたものの、全編戦闘シーンのものは帰マンのベムスターの話でもあったものの、バトルシーンの連続、それもミニチュアセットとCGを多用して、ゼットとペギラの空中戦などすばらしい迫力ではあり、かつて映画「ULTRAMAN」で初めて空中戦をCGでやった(ネクサスを手掛けた名アニメーターの板野一郎さんのもの)のにビックリしたものの、VFXは進化しています。
(4) ヨウコを守るためにセブンガーで出撃
 ハルキはゼットに変身できず、ヨウコの窮地救うために、無許可でセブンガーに乗り出撃(ウインダムの時もフォースゲートオープンとセブンのウルトラホーク1号発進の際のアナウンスを再現)、このような出撃は昭和から多々あったものの、ハルキはペギラを牽制したあと、セブンガーから離れてウインダムのヨウコを救出、このような使命感にあふれるものはすごい、ハルキは熱血漢、ウルトラシリーズの主人公には多いタイプでも、前作のヒロユキがホマレから熱血バカと言われたのとは対照的、そして、そんなハルキの前にジャグラーが現れてゼットライザーを返すもの、変身アイテム盗難でも前代未聞の展開、そして変身して、今回は空中戦、なかなかすごいです。
(5) 新アイテム登場!
 そして、アラスカから発見された遺跡はウルトラヒーローの武器、太古に来ていたウルトラマンの残したアイテムは、初代マンのバラージの青い石のものがあったのですが、これを狙ってペギラは襲撃して、そしてゼットはこれを武器のゼットランスアローとして活用、新アイテムを見てペギラが怯えるのもユニーク、オーブのハリケーンスラッシュの武器に似たものですが、これを使用して一撃でペギラを撃破、新アイテムとしては帰マンのウルトラブレスレット並みのものでした。
(6) 延長戦、ゼッパンドン出現!
 すると、ジャグラス・ジャグラーはダークゼットライザーにゼットン、パンドン、そしてマガオロチのメダルを召喚して自らゼッパンドンになりゼットに挑戦、CMをはさんでのこのような展開は驚き、ジャグラーはオーブでは最終的にガイ、オーブと共闘して、劇場版ジードでも同様であり、これらの展開には驚きました。そして、ゼットを窮地に追い込んで、カラータイマーが赤になり、しかしハルキもゼットも怪獣退治の専門家として奮起して、ゼットランスアローで撃退、そこに主題歌も戦闘テーマとして使用されて、なかなかカッコ良かったです。
(7) ジャグラーの意図は?
 で、ヘビクラ隊長はハルキに無断でセブンガーを壊したことで始末書を書けというものの、この後はジャグラス・ジャグラーそのもの、過去に、敵対勢力であったキャラクターの再登場はなく、次回はジードのリクが登場して、オーブ、ジードの世界との繋がりもある模様です。
 コロナ禍で休止していたキャラクターイベントも7月から再開、プリキュアとスーパー戦隊が中心ですが、いずれウルトラマンもあると思います。皆さんお大事に。
No.11949 - 2020/07/18(Sat) 15:25:29

Re: ウルトラマンZ 第5話 / 藤子
 レイゴさん、ジョーさん、皆さんこんばんは。
 えっ、Zは自分がさらわれた上に闇版作られたことが分からなかったとは!!ハルキがライザー取り出すまで眠っているということですか。それにしてもヘビクラ隊長、やっぱりジャグラー本人だったんですね。一匹オオカミのような彼が組織に属しているとは、驚きです。しかし気になるのは起動のためにカードを入れる時、ジャグラーではなく「ヘビクラ」とライザーが唱えること。この人間名には言葉遊び以外に何か意味が?彼は入隊する時に素性をどうやってごまかしたのか、ルーブのアサヒの時のように記憶の上書をする「力」を使えるのか?謎は深まるばかりです。
 それでは今日はこれにて失礼いたします。こちらは急に蒸し暑くなってきました。これに加えてコロナ第二波が心配ですが、どうか皆さん、気をつけて下さいね。
No.11950 - 2020/07/23(Thu) 23:27:23
レイゴ管理人 / 明けましておめでとうとございます。 [地球外]
明けましておめでとうとございます。

旧年中は並ならぬお世話になりありがとうございました。

特に、棺桶のジョーさん、藤子さんの書き込みに楽しませていただき、深く感謝しております。

今年も変わらずよろしくお願い致します。
令和でのウルトラマンの益々の活躍を期待しております。

最近では、動画サイトでもウルトラマンを随時見ることが出来、とてもよい環境になっています。

新作、旧作も変わらず応援していきたいと思います。

皆さま、どうぞよろしくお願い致します。
No.11926 - 2020/01/01(Wed) 08:37:22

Re: 明けましておめでとうとございます / 棺桶のジョー [近畿]
 レイゴさん、藤子さん、みなさん明けましておめでとうございます。
 2019年はウルトラマンタイガで盛り上がりました。特撮ヒーローはこのところ、ライダー、戦隊とともに盛り上がり、タイガは放映後ツイッターで話題になる名作でした。また、昨年後半はウルトラヒーローのイベントにいくつも行き、子供たちの盛り上がりに強い感銘を受けました。首都圏ではウルトラヒーローEXPOも好評で、ひらかたパークにも行こうと思います。
 ウルトラシリーズは一時しんどかったものの、2013年以降は年の後半は新作を制作して盛り上がり、円谷プロも昨年は海外版権の裁判に完全勝訴して、アメリカでも展開がある模様です。
 年始は寒いです、お気を付けて、今年もよろしくお願いいたします、お元気で。
No.11927 - 2020/01/01(Wed) 15:30:40

Re: 明けましておめでとうございます / 藤子
 レイゴさん、ジョーさん、みなさん明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
 さて、タイガ本編中に描かれなかった事の中にトライスクワッド結成の件がありますが、これはイベントのショーであったそうですね。できれば次回作の前にテレビで放送して欲しいです。「生まれた星は違っても(年齢も)」仲間になることを決めたのはなぜか知りたいです。タイガが俺様なのは「二世」だの「温室育ち」だの言われ続けたことへの反発らしいですが。フーマの師匠のゲルグはフーマと融合しているという説があるそうですし、タイタスがジョーニアス達と会話するシーンも見てみたい。
 今朝は水たまりに氷が張っていました。いよいよ冬本番ですね、みなさんお体には気をつけて下さいね。
No.11928 - 2020/01/01(Wed) 23:25:59

ウルトラマンの名脚本家、上原正三さん死去 / 棺桶のジョー [近畿]
 レイゴさん、藤子さん、皆さんこんばんは。暖かい冬ですが皆さんお元気ですか。
 今日は、新年早々悲しいニュース、ウルトラシリーズを筆頭に無数の特撮ヒーロー、アニメの脚本を書かれた名脚本家、上原正三さんが82歳で亡くなられました。
https://www.asahi.com/articles/ASN185WJVN18TIPE01R.html
https://news.livedoor.com/article/detail/17639742/
 上原さんは1937年沖縄生まれ、同郷の金城哲夫さんに誘われて円谷プロに入り、ウルトラQで脚本家デビュー、その後初代マン、セブンを経て怪奇大作戦、帰ってきたウルトラマンではメインの脚本をされて、エースの前半と、タロウの初期を終えると他社の、特に東映特撮に参加されて、イナズマンを経て秘密戦隊ゴレンジャーを大成功させて、その後今に至るスーパー戦隊シリーズ(今年で実に45年、78年のわずか1年の空白を除いてずっと続いている)を成功させて、サンバルカンまでメインライターをされて、80年代は宇宙刑事ギャバンに始まるメタルヒーローシリーズを成功させて、90年代にオーレンジャーを最後に東映ヒーローを終えた後、平成ウルトラでは、ティガの「ウルトラの星」で24年ぶりにウルトラシリーズを書いて、これがウルトラヒーローの共演の歴史を変えたことを考えると、上原さんの功績は大きく、その後ダイナ1本、Qダークファンタジー4本(シリーズ構成も担当)、マックス2本を経て、2017年に幼少期の体験を書いたキムジナーkidsを書かれて坪田譲治文学賞を得て、沖縄の体験から、怪獣使いと少年は日本のヒーローの歴史に残る名作であり、その他、ロボコンのような作品も書いて、上原さんはウルトラマン、仮面ライダー(1作目の企画に参加、脚本はblackのみ)、スーパー戦隊、メタルヒーローと日本の4大特撮ヒーローでメインスタッフを務められて、おそらく参加された作品の数とジャンルではギネスブックものでしょう(ゲッターロボ、キャプテンハーロックなどアニメも多数)。私も上原さんなしに特撮ヒーローファンにはならなかったもので、もちろん、ウルトラシリーズの脚本の大黒柱、上原さんなしにウルトラシリーズはあり得ず、まさに特撮ヒーロー界、ウルトラシリーズの巨人でした。上原さん、本当にありがとうございました!今週末、ひらかたパークのウルトラマンイベント、上原さんの追悼の意味も込めていきます。
 暖冬ですが、インフルエンザもはやっています、皆さんお大事に。
No.11929 - 2020/01/09(Thu) 18:59:38

ウルトラヒーローEXPO ニュージェネレーションワールド in OSAKA行きました&上原正三さん訃報続報 / 棺桶のジョー [近畿]
 レイゴさん、藤子さん、皆さんこんにちは。暖冬ではありますが、お元気ですか。
 ひらかたパークでの、ウルトラヒーローEXPO、ニュージェネレーションワールド行きました。ひらかたパークでは2年連続ウルトラマンフェスティバルでしたが、今回はギンガ以降のニュージェネレーションシリーズとゼロに特化した展示、そしてステージであり、様々な写真を撮りました。昨年3月にアリオ八尾であったイベントにライヴステージを足したようなもので、親子連れだけでなく、大人だけ〜と言っても私のような昭和世代ではなく、おそらくティガなどの平成ウルトラリアタイ世代と思われて、そういう人たちも多数来ていて、楽しいものでした。
 ライヴステージは、ネタバレはしませんが、光と様々な演出もあるもので、このイベント、昭和ウルトラ数人と、ゼロ、ニュージェネレーションヒーローたちの活躍するもので、迫力満点のものでした。
 また、ヒーローと写真を撮れるウルトラショットもあり、私はステージの後でセブンと写真を撮りました。
 スタッフの皆さんと上原正三さんのことを語り、その上原さんの名作、怪獣使いと少年、円谷ギャラクシーにて特別無料公開です、https://galaxy.m-78.jp/tv_9-6.html?utm_source=twitter&utm_medium=social&utm_campaign=200110_uehara こういうことでファンに貢献する円谷さんはえらいです(それもどうやらデジタルリマスター版です)。
 上原正三さんの訃報は、沖縄タイムスでも取り上げられて、https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/520865 他にもhttps://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/2001/10/news144.html  https://news.mynavi.jp/article/20200110-952819/ https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200109/k10012239831000.html 
 上原さんは、膨大な特撮とアニメのキャラクターを描かれて、特に特撮ヒーローではウルトラマン、仮面ライダー、スーパー戦隊、メタルヒーローすべての創成期に関わられて、今日の特撮の興隆を生み出した大功労者です。上原さん、本当にありがとうございました。
 神戸では、阪神淡路大震災25年になります。私は佐渡裕の指揮による震災25年コンサートに来週行きます。まだ寒い日が続きますが、皆さんお大事に。
No.11930 - 2020/01/12(Sun) 16:34:45

コロナウイルスで大変ですがお元気ですか / 棺桶のジョー [近畿]
 レイゴさん、藤子さん、皆さんこんにちは。少し遅れて、この1ヶ月コロナウイルスで大変、兵庫県では感染者は出ていないものの、観光客激減、北海道など緊急事態宣言ですが、お元気ですか。
 来週、ウルトラマンタイガ劇場版公開、しかしコロナウイルスのために、試写会は残念ながら無観客でしたが、出演者の皆さんの熱い思いは伝えられました。
https://dengekionline.com/articles/26123/
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200227-00224840-mvwalk-movi
https://www.excite.co.jp/news/article/Oricon_2156250/

 劇場版の内容はいくつか報じられているもので、何よりギンガ以降のオリジナルキャストが全員登場!これはウルトラシリーズ史上最多(メビウス&ウルトラ兄弟や、超8兄弟並み)、ウルトラシリーズだと、オリジナルキャストが呼べば必ず来るというのはすごいことで、この前、R/Bのカツミ役の平田さんがドラマで、ネクサスの主役川久保拓司さんと共演など、ウルトラシリーズも結構盛り上がっています。
 少し前ですが、2月9日、大阪の花博記念公園ハウジングガーデンにタイガが来て、この日は寒かったものの、劇場版のチケットが当たるというためかたくさんの親子連れが来て、私は残念ながら当たらなかったものの、これだけ子供たちの来るウルトラマンはすごいと思いました。
 ウルトラマンのイベントも、コロナウイルスで中止であり、明日はアリオ八尾でのイベントも中止、また演奏会、ライヴも中止が続きますが、明日はテレビ東京系でタイガ劇場版特番もあり(ウルトラの劇場版特番は大怪獣バトル・ウルトラ銀河伝説が様々なバラエティーで取り上げられて以来)もあります、皆さん、どうかお大事になさってください。
No.11931 - 2020/02/29(Sat) 16:26:46

ウルトラマンタイガ劇場版 延期 / 棺桶のジョー [近畿]
 レイゴさん、藤子さん、皆さんこんにちは。コロナウイルスは神戸でも感染者が出て、トイレットペーパー買い占めなど大変ですがいかがですか。
 本日はウルトラマンタイガ劇場版を観に行く予定が、コロナウイルスのために延期になりました、2日に発表、https://m-78.jp/news/post-5450/ ドラえもん映画も延期で、どうやら子供向けコンテンツが延期になり、こんなことはウルトラマンの歴史で初めて(2011年のスーパー戦隊35作記念映画は東日本大震災のために撮影が遅れて3週間遅れで公開がありましたが)。その他、円谷さんのHPを見たらイベントは軒並み中止、ウルトラマンだけでなく、仮面ライダー、戦隊ヒーロー、プリキュアも中止ばかり、特に戦隊とプリキュアは新作シリーズ開始なのでしんどいです。
 円谷さん、ニュージェネレーションシリーズの1〜3話をyoutubeで配信です。https://m-78.jp/news/post-5456/ また、マーベルコミックスとの提携のウルトラマンも発表です、https://www.cinematoday.jp/news/N0114442
 先週はタイガ劇場版特番が放映されて、盛り上がりました。
 私も、地元での演奏会中止、スポーツだとプロ野球のオープン戦は無観客試合、大相撲大阪場所もだし、Jリーグもそうで、大変な春、コロナウイルスはインフルエンザと異なり気温が上がったら流行は止まるのではなく、学校もお休み、大変ですが、皆さんお大事になさってください。
No.11932 - 2020/03/07(Sat) 15:46:50

2020年新ウルトラヒーロー ウルトラマンZ(ゼット)登場! / 棺桶のジョー [近畿]
 レイゴさん、藤子さん、皆さんこんばんは。コロナウイルス感染拡大は止まらず、オリンピックも延期と大変ですが、お元気ですか。
 昨日朝に円谷さんのHPを見てビックリ、6月開始の今年の新作シリーズ、ウルトラマンZ(ゼット)が発表されました。昨年のタイガ、一昨年のR/Bより1ヶ月早いです。
https://m-78.jp/news/post-5477/
https://www.cinematoday.jp/news/N0114941
 ゼットは何とゼロの弟子、熱血漢、体育会系のキャラでも、ゼロに言わせたら半人前どころか三分の一人前とは言うものの。正義感の強いキャラクター、カラータイマーはZの字(ビクトリー、エックス、オーブに続いての形)、体は青が主体のデザインで、ゼロも登場して10年、ついに弟子を取るまでになり、ゼロの師匠はレオ、その師匠はセブン、主人公は久しぶりに特捜チームに所属の形で、これで2013年のギンガ以降8年連続新作シリーズ、実は、新作のタイトルはファンが特許庁の登録商標で開始の数か月前に把握してSNSで発信する、これは仮面ライダー、スーパー戦隊、プリキュアでファンがここ10年ほどやっているもので知り、ウルトラマンもそうしてライダー、戦隊、プリキュア同様の毎年新作シリーズの仲間入りです。何よりも、旧ウルトラマン列伝以来この枠は10年連続であり、これで当面、年の後半は新作シリーズを見ることができるのは大きいです。また、例年より2週間早い6月20日開始というのは、オリンピックが予定されていたため、それの特別番組による休止期間が2回あるためと思います(…と言うことは、ライダー、戦隊、プリキュアも同様のものかも知れません)
 ただ、タイガの劇場版はまだ公開の具体的な日程は発表されず、同時期上映のドラえもんは8月に、プリキュアは5月ですが、ゼット開始前に何とか劇場公開してほしいです。コロナウイルスのためにイベントも中止、先週はハーバーランドにティガの来る予定でしたが中止ですが、何とか来月はウルトラマンのイベント、再開してほしいです。
 コロナウイルスは大変、神戸も外国人観光客がほとんどいなくなり大変ですが、皆さんお大事になさってください。
No.11933 - 2020/03/27(Fri) 19:30:12

ウルトラマン80 円谷チャンネルで配信開始! / 棺桶のジョー [近畿]
 円谷さんのyoutubeでの動画配信、昨日、突然円谷チャンネルでウルトラマン80放映開始40年を記念して、その80が毎週木曜日に動画配信開始、ツイッターではウルトラマン80がトレンド入りです。80は、ウルトラシリーズでも半ば幻の作品、もちろん今ではDVDになっているものの、関西では一度も地上波で再放送はなく、おそらく82年にTBSが再放送したのが唯一のもの(そのため、メビウスの思い出の先生の際に、80を知らなかったファンが大半でした)、10年前にファミリー劇場で初のCS放映があり、同じく2010年にDVDになったものの、今回の動画配信はそれらと影響力は段違いで、多くのファンは今回初めて80を見ると思われて、当時の特撮界は、スーパー戦隊シリーズが再開して今まで続いているものの、ウルトラシリーズと仮面ライダーはしんどく、一時休止の前ですが、今見るとCGを全く使わないアナログ特撮で素晴らしい完成度、SNSでもこれで初めて見たファンが盛り上がり、円谷さんは様々な作品を動画配信されていますが、過去最高の盛り上がりです。私も、平成ウルトラ世代のファンに見てほしいです。
 コロナウイルスでは、特撮界にて、キラメイジャーの主役、小宮璃央さんが感染で撮影中断、ライダー、戦隊ファンだけでなく多くの特撮ファンを心配させて、同時にエールも送られて、タイガの劇場版の公開時期も未定ですが、ウルトラシリーズはしんどい時期を無数に経てきたもので、新作ゼットとともに来年の55周年につなげてほしいです(来年は仮面ライダー50周年です)。皆さん、コロナで大変ですがお大事になさってください。
No.11934 - 2020/04/03(Fri) 20:12:15

ウルトラマンゼット いよいよ6月20日開始 / 棺桶のジョー [近畿]
 レイゴさん、藤子さん、皆さんこんにちは。新型コロナウイルスで世界中大変ですがいかがでしょうか。
 再来週6月20日開始のウルトラマンゼット、昨日はオンラインで制作発表もありました。
https://m-78.jp/news/post-5525/
 メイン監督は今やニュージェネレーションシリーズの大黒柱、田口清隆さん、シリーズ構成もされて、そしてメインライターの吹原幸太さん、何と先月わずか37歳で亡くなられたと聞いて驚きました。脚本、監督はニュージェネレーションシリーズお馴染みの方も参加です。
 そして、キャストで大注目は、ヘビクラ隊長役の青柳尊哉さん、オーブでジャグラス・ジャグラーを好演されて、昭和だと同じ役者さんが複数のシリーズにレギュラー出演は桜井浩子さん(Qと初代マン)、毒蝮三太夫(石井伊吉)さん(初代マンとセブン)、森次晃嗣さん(セブンとレオ)などあったものの、平成以降では初、また主人公は最初から特捜チーム所属、それもロボットを操縦する(セブンガーとウインダムが設定)もの、またベテラン俳優さんも小倉久寛さん、橋爪淳さんと出られて、今後も楽しみです。
 コロナ禍で大変、ドラマなど撮影中断、仮面ライダーと戦隊シリーズも中断して、総集編などでつないでいて、おそらくウルトラマンゼットも中断期間ができると思いますが、しかしウルトラシリーズはいつ果てるとも知れない中断期間を何度も経験しており、2,3カ月間の空くのは僕はOK、その分いいものを作ってほしいです。幸いにこのところ、特撮ヒーローはウルトラマンと仮面ライダー、スーパー戦隊が良い意味でライバル関係にあり、互いを高め合っていて、今後に期待です。
 新型コロナウイルス禍は大変で、神戸でもデパート、映画館休館、演奏会は4カ月以上行われず、それでも、スポーツは再開であり、SNSでも緊急事態宣言の際に特撮ヒーローはどうなると危惧もあったものの、何とか再開しており、今年はオリンピックや甲子園はありませんが、特撮ヒーローは日本の誇り、応援したいです。大変な中です、皆さんお大事に。
No.11935 - 2020/06/06(Sat) 16:04:49
ウルトラマンタイガ 第22話 タッコングは謎だ 考察 / 棺桶のジョー [近畿]
脚本:柳井??緒、監督:辻本貴則

(1) 追悼:矢島信男特撮監督
 レイゴさん、藤子さん、皆さんこんばんは。寒くなりましたがお元気ですか。
 まず、ウルトラシリーズでもタロウ、レオで特撮監督を担当された矢島信男さんが亡くなられました、91歳でした、https://www.asahi.com/articles/ASMCZ3D08MCZUTFL001.html 矢島さんは円谷英二監督の愛弟子の一人、東映で活躍されて、特撮研究所を創設されて、第1次怪獣ブームの際に東映でキャプテンウルトラ、ジャイアントロボを担当されて、第2次怪獣ブームではまずピープロのスペクトルマンをされた後、円谷プロでミラーマン後半のメインの特撮、ジャンボーグAを経て、タロウ末期からウルトラシリーズに参加、レオではメインの特撮で、その後は東映でスーパー戦隊シリーズ、メタルヒーローシリーズをされて、昭和の特撮に大いに貢献されました。平成になり、東映特撮は弟子の佛田洋さんに任せられていたものですが、矢島さん、本当にありがとうございました。
(2) マイナーな昭和怪獣再登場
 今回は、タッコングは謎だ、というサブタイトル、冒頭で親子がたこ焼きを食べていると、今回のメインキャラ、シンジが出てきて、BGMは帰マンのもので、タッコングは帰マン第1,2話に登場したものの、その後はメビウス以降も再登場はなく、忘れられたキャラクターですが、今回は善玉?(ただし、ギーストロンにも正義はあり)としての登場で、次々と帰マンのBGMの出るもので、昭和リアタイ世代は燃えました。そして、見ていくとタッコングの必然性はあり、納得です。
(3) 宇宙人への偏見・排斥
 テレビにて、市民に宇宙人について聞いても好意的な反応はなく、しかしこれは日本でも外国人へのヘイトスピーチがまかり通り、さらに世界では移民・難民排斥の動き、トランプ大統領はメキシコ国境に壁など、これは宇宙人を移民・難民・外国人に置き換えたら同じことが現実世界にあり、もちろん、ウルトラシリーズでは宇宙人排斥は批判されて、エースの最後の願い、どんな国の人たちとも仲良くなろうとする気持ちを失わないでくれ、これは市川森一さんの思いですが、現実社会は市川さんの願いと逆に行くものであり、その中で、E.G.I.S.はホマレが宇宙人であり、今回昭和テイストの作品で、今週は三谷幸喜さん、市川さんの業績を朝日新聞のコラムで説かれていましたが、市川さんの書かれたエースの願いを無視したら、世界は滅びるでしょう。
(4) タッコングの実態
 そして、タッコングを最初、ヒロユキは敵怪獣と思うものの、カナは、明確な敵意なしに攻撃できないと語り、これは初代マンの幻の雪山で、怪獣=悪ではない、というものですが、ヒロユキは放置できないと、タイガに変身、出かけるヒロユキの意味、ホマレとカナはヒロユキがウルトラマンだと気付いているでしょう、しかしタッコングは倒せず、タイタスの力もオイルで退けられて、フーマのウルトラソナーを使うものの、タイムリミットで退却、このような3分経っておしまい、という展開はウルトラシリーズでは珍しく、しかし、タッコングは悪の存在ではないので納得です。
 さらに、タッコング、鼻提灯を出して眠り、寝る無害?な怪獣は初代マンのガヴァドンとスカイドン、いずれも実相寺作品でしたが、今回は暢気なものでした。
No.11912 - 2019/11/30(Sat) 19:05:54

ウルトラマンタイガ 第22話 タッコングは謎だ 考察(その2) / 棺桶のジョー [近畿]

(5) 地球の使者 シンジ
 そうして、一旦敗退したヒロユキに接触する少年、シンジ、シンジの口から、人間が自然環境を破壊するので地球が怒ってギーストロンを派遣して人類を滅ぼそうとする展開、ウルトラシリーズではグレートの最終回は、オゾン層破壊をする人類を滅ぼすために、地球そのものが怪獣コダラーとシラリーを派遣するもの、あるいはマックスの最終回も地球環境問題がテーマであり、しかし地球温暖化について、我が国では石炭火力発電を推進、アメリカではトランプ大統領がパリ協定離脱と、環境問題では30年前より退化したしたものですが、しかし、シンジはヒロユキたちが地球環境問題をちゃんとすると信じての接触であり、シンジの位置付けは、セブンの、ノンマルトの使者での真一と同じ、同じく左頬にほくろがあり、またタコの怪獣を使用する(ノンマルトの怪獣ガイロスは蛸怪獣)のも似ていて、そしてタッコングは人類の味方であるものの、高齢になり、ギーストロンと対抗できず、ヒロユキ、タイガに助太刀を求めたのは納得です。BGMといい、展開と言い、昭和テイスト、これはオーブで銭湯のようなものではなく、昭和ウルトラの後継者的なものでした。
 タイガは当初、タッコングに敗退で、それをシンジに突っ込まれるものの、二人は信頼関係はあり、これはヒューマニストのヒロユキの包容力ならではでしょう。
(6) 強力な怪獣、ギーストロン
 そして、ギーストロン出現、ギーストロンはすでに夏のウルトラマンフェスティバルに出てきたものの、帰マンのアーストロンの進化系、アーストロンは凶暴怪獣、ギーストロンは凶猛怪獣、光線による切断を使い、今回、辻本監督のツイッターを見たら、CGではなくミニチュアセット主体の特撮で、このところ、特撮ではライダー、戦隊が圧倒的な存在感ですが、こういうミニチュアセットと着ぐるみによる特撮は素晴らしく、タイガではCGも使用しつつ、アナログ特撮でやってくれて、素晴らしいものです。そして、ミニチュアセットの中には、TSUJIMOTOのタンクローリーもあり、こういう細かいところは楽しいです。
(7) まさかの、名曲夕陽に立つウルトラマンが使われる!
 そして、ヒロユキはシンジを信用して、タッコングとともにギーストロンに立ち向かい、ギーストロンの攻撃を、タッコングが盾になり防ぐのもなるほどですが、何と、タイガがトライストリウムになるや、BGMに帰マンのメインテーマ、夕陽に立つウルトラマン(帰マンM13)が流れて仰天!平成以降のウルトラシリーズで、昭和ウルトラのBGMは、ティガのウルトラの星では宮内國郎さんの、ウルトラQを主体に選曲された例はあるものの、その後、メビウスでは昭和ヒーローの登場時にオリジナルBGMは使用されず、今回は帰マンから、冒頭に怪獣使いと少年での曲など使われて、私が、ウルトラシリーズのBGMで一番好きな帰マンのメインテーマ、それもイントロからの使用(今年出た帰マンのBGMCDの解説書によると、夕陽に立つウルトラマンはイントロが省略されての使用がほとんど)で、それもフルサイズ、本当に燃えました。過去のBGM使用は今の時代では制限もある(劇場版ウルトラマンギンガSでは、登場するヒーローのオリジナルBGM使用で大変だった)ものですが、かつて、昭和ウルトラマンでは音楽の予算の関係(たくさん曲を作れない、大編成の曲を作れない)のために過去の作品のBGMを流用するのが当たり前で、冬木透さんも過去の流用はしたくないと言われていたものの、こういうサービス使用は大歓迎です。
(8) ヒロユキとシンジの絆
 ギーストロンを倒し、タッコングは去り、シンジは地球環境問題を説いて、ヒロユキも応えるもので、シンジはノンマルトの使者的な位置、しかし今回はハッピーエンドで良かったです。
 しかし、前回、霧崎が地底ミサイルでエーテルを破壊して、そして前作R/Bのラストでのルーゴサイト襲来のようなカウントダウンであり、そして来週は何とニセウルトラマンベリアルと、そしてゼロが登場、後3回ですが、ウルトラマンタイガ、楽しみです。
No.11913 - 2019/11/30(Sat) 19:06:36

Re: ウルトラマンタイガ 第22話 タッコングは謎だ 考察 / 藤子
 レイゴさん、ジョーさん、皆さんこんにちは。
 いきなり攻撃するなと言っても未知のものには恐怖先行、先手必勝、どうすればいいのか分かりませんね。幸いタッコングはやり返すこともなく眠りについてくれて良かった。そこへシンジ君登場。服といい(昔自分が着ていた物そっくり)、「○○しておくれよ」というセリフといい、昭和の匂い満載で嬉しくて泣けてきそうでした。彼がノンマルトの時と違うのは人間への敵意がないこと。ギーストロンとタッコングの関係性を聞いて、本来、共に地球の守護者たるものが人間を許すか許さないかで敵対してしまったことを知り、納得しつつもギーストロンを倒さねばならなかったヒロユキとタイガ。エーテル破壊も原因の一つでしょう。シンジは「今回だけ特別」と言いました。人間は本当に反省し、すぐに環境改善しなければなりません。帰りマンには光化学スモッグを吹き飛ばす怪獣が出ましたが、「便利だ」みたいなことを言って呑気に笑う登場人物達に「違うでしょ」と思ったものです。
 次回は偽ベリアルとゼロが出るとか。ゼロが宿敵として出てくるのは当たり前ですが、ジードは出ないのかな…偽でも「父親」を二回も倒すのは辛いからその方がいいか…。
 では、今日はこれにて失礼いたします。遂に寒い冬がやってきました。皆様、お体には気をつけて下さいね。
No.11914 - 2019/12/06(Fri) 14:34:08

ウルトラマンタイガ 第23話 激突!ウルトラビッグマッチ! 考察 / 棺桶のジョー [近畿]
脚本:皐月彩、監督:辻本貴則

(1) 前代未聞の全編特撮バトル編
 レイゴさん、藤子さん、皆さんこんばんは、寒いですがいかがですか。ここ数年ウルトラマン新作は夏開始、冬の寒い時期に終了になり、季節と連動しています。
 まず、ウルトラマンタイガの後番組として、ウルトラマンクロニクル、ZERO&GEEDに決まりました(https://m-78.jp/news/post-5340/  )。これにより、ウルトラシリーズはギンガ第一期以来、1〜6月は再放送と総集編、7〜12月には新作シリーズの展開で、今のようなテレビも特撮番組もきびしい時代に、このように半年新作、半年再放送は妥当です。
 今回は、宇宙人たち、チブル星人マブゼとスラン星人、ザラブ星人、ゴドラ星人が、彼らはヴィラン・ギルドのメンバーの模様で、タイガたちと対立するのはもちろん、トレギアも彼らにとっては邪魔者であり、それを排除するために、ベリアル因子を使ってニセウルトラマンベリアルというもので、ベリアルは怪獣扱いですが、ここではニセウルトラヒーローの要素を使ったもので面白い展開でした。宇宙人たちが集団で活動するのは、メビウス&ウルトラ兄弟での宇宙人連合、オーブの惑星侵連合があり、いずれも昭和宇宙人の集団、今回はスラン星人と平成キャラクターもいたものの、面白い構成でした。
 そして、今回は前半にニセベリアルが出て、ヒロユキは前半で変身してずっと最後までバトルシーン、このように、かつての、真ん中のCM前に変身して後半ずっとバトルというのは、ウルトラシリーズでは珍しく、昭和では皆無(前半に変身したらバトルは終わり、後半でまた変身になる)、ミラーマンだと後半シリーズにこういう形はよくありましたが、平成ウルトラでコスモスのゴンvsギギにこういう形があったくらいで、異例です。
 今回のサブタイトルは、タロウの歌え!怪獣ビッグマッチを思わせて、こちらは無害な怪獣を悪用しようとする宇宙人(モデルは石原慎太郎当時の参院議員)のものでしたが、今回はハードな面もありました。
(2) お遊び満載
 今回は、冒頭でE.G.I.S.にてランチになり、カップラーメンが3つあり、4人なのに、と思ったら、それぞれ蘭(ラン)、望(タイガ・ノゾムから)、玲人(レイト)と書いてあり、これはウルトラマンゼロがかつて憑依した人間の名前であり、これはツイッターを見ていてわかったのですが、ウルトラマンタイガは放映されると#ウルトラマンタイガで多数の発信がされて、SNS時代のウルトラヒーローではあります。
 また、ヒロユキが変身アイテムとフォークを間違えるのは、初代マンの空の贈り物の、ハヤタがベータカプセルとスプーンを間違える展開をまねたもので、これに似た展開は平成では多々あるものの、面白いものでした。こういう過去作品を使ってのお遊びは他の特撮作品にはなく、アニメでもほとんどない、ウルトラシリーズならではの面白さです(スカイドンでベータカプセルと間違える展開は、実相寺監督、当時プロデューサーに大変怒られたそうですが、今やあれはウルトラシリーズはおろか、特撮・アニメを代表するギャグシーンであり、後年黒部進さんがカレー、スプーンのギャグをしているのですが、昭和初期の大変さを今は思います)。
No.11915 - 2019/12/07(Sat) 20:53:04

ウルトラマンタイガ 第23話 激突!ウルトラビッグマッチ! 考察(その2) / 棺桶のジョー [近畿]

(3) ニセ怪獣vs主人公、トレギア
 今回、チブル星人マブゼの発言から、彼らはトレギアを仲間ではなく敵対勢力として把握している模様で、ニセベリアルはタイガとトレギアを共に倒すためのもので、ニセベリアルは手が黄色など本物と異なり、そしてゼロの発言から本物のベリアルはジードに倒されたわけであり、それでもベリアル因子というもので残り、R/Bでも最強形態のルーブになるためのクリスタルが初代マンとベリアル、ベリアルは2009年に映画でデビューして以来、悪役として活躍して、今回は偽物でも声はジードの際と同じ小野さんで、パワーはあるものの知性のないもの、これは面白いものです。ヒーローもので、敵勢力が2系統あり三つ巴となるのは、一番有名なのはZガンダム末期の主人公エウーゴとティターンズ、ネオジオンとのものがあり、今回はヴィラン・ギルドとトレギアの2系統の悪は作品に奥行きを増しています。
 また、悪役宇宙人たちが、タイガとニセベリアルの戦いをスマホで動画撮影している点など、今の時代あのメディア事情を見せていておもしろいです。
(4) 祝!ウルトラマンゼロ登場10年
 そして、今年はベリアルとともに、映画「大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説」でウルトラマンゼロがデビューして10年、この間はウルトラシリーズの歴史の中でも一番しんどい時で、ゼロはセブンの息子という設定を聞いてビックリで、当初父親と全く異なるキャラクターには戸惑いもあったものの、あれほど強烈な個性があったから10年も続いたわけで、ゼロが主役のテレビシリーズはないにも関わらず、今では全ウルトラヒーローでティガに次ぐ人気、今年夏に姫路のウルトラマンのイベントに行き、スタッフから、ゼロは今初めてウルトラマンを見る子供たちが最初に見るウルトラヒーローで、それで人気が高いというのです。
 今回はベリアル因子を追っての地球への来訪、ゼロが、レギュラーのジードを除いて、地球に来るのはエックス以来、劇場版はR/Bを除いて皆勤ですが、今回はタイガにプラズマゼロレットを渡すシーンは、完全に帰マンのウルトラセブン参上で、セブンが帰マンにブレスレットを与えるシーンへのオマージュでしょう。
(5) どこまで卑劣になるのか、トレギア
 そして、この三つ巴の戦いにトレギアも参加して、ヴィラン・ギルドのメンバーのいるビルを、ニセベリアルに襲わせるように仕向けるあたり、今までトレギアの悪辣さは知っていたのですが、ビックリです。
 そして、ゼロとタイガの攻撃が来たら、何とニセベリアルを盾にして逃れるとはビックリ、悪と悪、必殺仕置人みたいに、相手が悪なら、その上を行く悪が勝つというもので、トレギアの悪どさは今まで無数見せつけられていたのに、ビックリです。
(6) タイガとゼロの友情
 これを見たら、タイガとゼロは面識がもちろんあり、二人とも地球で戦ったウルトラ戦士の息子で、タロウはウルトラの父、母の実子、セブンの母親はウルトラの母の妹であり、タイガとゼロは血縁関係(はとこ同士)ですが、ゼロはデビューして10年、今やウルトラ戦士でも、ベテランの部類(旧ウルトラマン列伝のナビゲーター以降、ここ9年はレギュラー枠)であり、それが新人に託すのは見事なものでした。
 しかし、トレギア、霧崎の仕掛けたもので、エーテルを地底ミサイルで破壊して、ラスボス怪獣ウーラーが地球に接近、前作R/Bでのルーゴサイトを思わせるもので、次回のサブタイトルは私はピリカ、ピリカには過去に霧崎が仕掛けをして、R/Bでは最後から2番目のサブタイトルは私はハッピー、御剣サキが死ぬ展開で、次回はまた楽しみです。
(7) 初代ウルトラマン、クリスマスショーに行きました
 先週、イオンモール茨木にて、初代ウルトラマンがクリスマススタイルで現れて、イベントがあり、毎年この時期になるとサンタクロースのマント姿のウルトラヒーローがイベントに登場、仮面ライダーやスーパー戦隊のヒーローにはないもので、参加していたのは4,5歳以下の子供たち、中では、科学特捜隊の制服を見た4歳くらいのお子さんもいて、既製服ではなくどうやら親御さん、あるいは祖父母が手作りの模様で、中ではクイズに2歳のお子さんも上がり、本当に良かったです。
 また、今NHKにて、首都直下地震の番組があり、これの特技演出をされているのが田口清隆さん、田口さん、様々な特撮をされて、今やニュージェネレーションシリーズ監督の大黒柱、このところ特撮は仮面ライダーもスーパー戦隊も好調で、今月末には仮面ライダーの正月映画があり、昨年の暮れと今年の夏にはサプライズゲストが出て、今度も期待されるし、特撮ヒーローは不滅です!
No.11916 - 2019/12/07(Sat) 20:53:56

Re: ウルトラマンタイガ 第23話 / 藤子
 レイゴさん、ジョーさん、皆さんこんばんは。
 偽ウルトラマンで「なんじゃこりゃー!」レベルは久しぶりですね。口が開くのにはドン引きでした。ベリアルマスクには歯があるというのは知っていましたが。これなら偽初代マンに勝てるかも。それは置いといて、偽ベリアルに「飼い主」を潰させるトレギア、どこまでもブレない悪人です。しかも迷いのないゼロをつまらないとか、タイガのことを一番面白いとか、人の心をもてあそぶのが楽しくてたまらない様子。戦い方もいつも華麗なるステップというか、ゼロとの空中戦に臨む時のジャンプもバレエか空中ブランコのようです。あの仮面の下にどんな闇があるのか、もう少しで分かるのか…。謎解きはギリギリまで待たないとしてくれないのかな、そしてヒロユキはいつまでタイガ達のことを隠しているのか、絶対バレてると思いますが。
 今回のゼロは更に先輩らしくなっていましたね。ただ、やはり風来坊のせいか、あまりタイガと会うことはなかったようです。「あなたはウルトラマンゼロ」…ゼロ兄さんじゃないんだ、他人行儀だなーと思いました。まあ、タイガにはトライスクワッドという仲間がいるからウルトラ兄弟には入っていないのかも。でもねー、ゼロ兄ちゃんぐらい言ってくれると期待してしまってたから寂しいわー。
 そして何やら一人で必死に作業するピリカ。来週はいよいよ彼女の秘密が明かされるわけですね。夕子のように何かの使命を帯びているのでしょうか。でも、トレギアが何を仕掛けてくるか、心配です。
 それでは今日はこれにて失礼いたします。今年も残すところ三週間足らず、お体には気をつけて下さいね。
No.11917 - 2019/12/12(Thu) 23:23:54

ウルトラマンタイガ 第24話 私はピリカ 考察 / 棺桶のジョー [近畿]
脚本:中野貴雄、監督:市野龍一

(1) 予想外!ピリカはアンドロイド
 レイゴさん、藤子さん、皆さんこんばんは。ここ7年、ニュージェネレーションシリーズの最終回は寒い季節ですが、皆さんお元気ですか。
 今回のサブタイトル、昨年のR/Bの第24話のサブタイトルは、私はハッピーというもので、御剣サキが消滅した衝撃でしたが、今回、ピリカの正体はアンドロイド、ウーラーの対策として送り込まれたもので、それをカナが保護してE.G.I.S.のメンバーとしたもので、ピリカの特異性は、霧崎がE.G.I.S.事務所に来た時だけでなく、ナイトファングの音波にやられなかったことや、前回、4人いるのにカップラーメンが3つしかなかったことなど伏線が張られており、これで、E.G.I.S.は主人公はウルトラマン、ホマレは宇宙人、そしてアンドロイドというもの、特捜チームでのアンドロイドの隊員は、マックスのエリーがいたくらいで、異例です。
(2) ニュージェネレーションシリーズ恒例の巨大ラスボス
 今回出た怪獣のウーラーは宇宙の全てを食べてしまうもので、同様の怪獣にはオーブ最終回のマガタノオロチ、R/B最終回のルーゴサイトも同様、地球、宇宙規模で破壊するキャラクターは、エックス最終回のグリーザとともに、ニュージェネレーションシリーズのラスボスの定番であり、そして今回は、ギャラクトロンマーク2が霧崎により出現して、それをタイガが迎え撃ち、撃退したかと思いきや、ウーラーがギャラクトロンを食べてしまう展開はビックリでした。ウーラーは外見で超強力な怪獣ではなく、ティガ最終回のガタノゾーアのようなものではないですが、全てを食べてしまう展開はオーブのマガタノオロチと類似して、そしてタイガの光線を食べてしまう展開は、ベムスターがウルトラヒーローの光線技を腹で吸収してしまう延長上ですが、最強形態のトライストリウムの光線を食べてしまうとは恐ろしく、ウーラーは外見だとそれほど恐ろしいものではない(ガタノゾーアのようなものではなく、これはマガタノオロチやルーゴサイトも同様ですが)のに怖いです。
(3) 仲間のいるピリカと嘲笑する霧崎
 ピリカはウーラー対策のためのアンドロイドであり、自らを捨てて使命達成するのを、霧崎は例により嘲笑して、しかし、ピリカは自分には仲間、友達がいると還すもの、霧崎=トレギアは他人への嫌がらせ行為が生きがいのようなもので、絆という言葉を嫌い、他方ピリカ、ヒロユキたちは仲間意識、友情が力、これはタイガ、ウルトラシリーズだけでなく、日本の特撮、アニメのヒーロー・ヒロインはみなそうですが、仲間を思う力はヒーローの源泉、それを理解しないものが悪になるのでしょう。
(4) 変則的なバトル
 今回、ギャラクトロンの出現により、ヒロユキは前半で変身して、前回のように、CMをまたいでのバトル、ウルトラシリーズだとCM前、前半に変身したら敗北して、後半2度目の変身にてリベンジのパターンが、初代マンの空の贈り物により確立したものですが、今回は中間部にバトル、ギャラクトロンを食べてしまうウーラーに、トライストリウムとして対峙するものの敗北して、その後はカナ、ホマレとともにピリカのことになり、ラストシーンでまた変身という展開は異例で、ニュージェネレーションシリーズではそれまでにない展開を上手くやっていて、ウーラーは大変な強敵、このような強敵は最終回全編に出るのかで定番になり、シリーズの脚本、なかなか凝っていて面白いものです。
No.11918 - 2019/12/14(Sat) 20:29:39

ウルトラマンタイガ 第24話 私はピリカ 考察(その2) / 棺桶のジョー [近畿]

(5) 現実的な宇宙人排斥
 前後するものの、ウーラーの出現を宇宙人のせいとして排斥する展開、これは現実にヘイトスピーチ、ヘイトデモが日本に存在して、海外では移民排斥のデモやそういう政党の伸長もあり、もちろん、ウルトラシリーズでは怪獣使いと少年以来、そのような排斥は批判されるもので、こういう展開はウルトラシリーズならでは、ライダーや戦隊ヒーローだと宇宙人排斥のテーマはなく、そして、最終回では宇宙人たちも仲間になる模様で、これは貴重な展開です。
(6) ヴィラン・ギルドが善玉?
 そして、ヴィラン・ギルドのマグマ星人とマーキンド星人、ウーラーの出現でもう地球で活動は不可能となったら、ピリカは彼らのデバイスを使いウーラーへの侵入を試みて、彼らは名目上でも主人公側について、もちろん、タイガでも宇宙人は全員悪ではなく、むしろ善玉宇宙人の方が多かったものの、今回のマグマ星人とマーキンド星人は過去に善玉での登場はなし、オーブの、ニセモノのブルースのような、ババルウ星人の善人化もあったものの、今回は宇宙人と地球人の共存共栄が模索されて、このようなテーマはスタートレック、宇宙の騎士テッカマンなどあったものの、新鮮な展開です。
(7) ピリカの自己犠牲
 そして、ピリカはウーラーを倒すために、自ら犠牲になることを選び、カナたちは阻止しようとして、実際ヒロユキはピリカに手を差し伸べて、あと一歩のところでピリカは犠牲になり、このような自己犠牲は、ヒーローものでは定番、ジャイアントロボは地球を救うために、原子力エネルギーの塊のギロチン帝王とともに宇宙に散ったのが最初、ただ、ジャイアントロボの最終回は、最後のナレーションにて、またジャイアントロボが来てくれるかも知れないとあり、そして仮面ライダーV3の第2話では、1号2号は水爆を持つ怪人を太平洋に連れていって爆発させて、しかしそれで1号2号は死んだのではなく、またV3だと最後から2話目、ライダーマンはプロトンミサイルによるデストロンの作戦阻止のためにロケットに乗り込んで軌道を変えて宇宙にて爆発、これはライダーマンが自己犠牲により地球を救ったというものですが、しかしライダーマンは生きていて、この二つは、いずれも核兵器という絶対の悪とヒーローが安易に心中してはいけないという意味だと私は解釈しており、生き残ることこそ最大の正義であるという意味が、今回もあったと思います。おそらく、ピリカは帰ってくるでしょう。
(8) そして、最終決戦へ
 ピリカの自己犠牲に応じて、ヒロユキは飛び出し、トライスクワッドのメンバーも、勝てる保証がなくても戦う、キャプテンハーロックが劇場版999にて、男は負けるとわかっていても戦わないといけない時があると語り、このセリフはダイナの、うたかたの空夢で再現されて、次回は、人類と宇宙人たちも総決起して、最終決戦、タイガもあと1回、楽しみです。
(9) 円谷コンベンション大盛況!シン・ウルトラマン関係
 東京ドームでは今日と明日、円谷コンベンション開催、その中でシン・ウルトラマンのデザイン、カラータイマーのないものが発表されて、ツイッターではトレンド入り、イベントそのものも大変な盛況で、また第1次シリーズの監督の飯島敏弘さんとライターの白石雅彦さんのトークショーもあり、東京は大変に盛り上がり、さらに、アニメ「ULTRAMAN」を東京MXテレビで地上波放映、アニメ・グリッドマンに続いてダイナゼノンなど発表されて、来年3月にはタイガの劇場版もあると思うし、また海外版権の裁判も控訴審で勝訴、今後のウルトラシリーズ、円谷プロには期待です!年内にもウルトラヒーローのイベントはあり、行こうと思います、インフルエンザも流行っています、皆さんお元気で。
No.11919 - 2019/12/14(Sat) 20:30:39

Re: ウルトラマンタイガ 第24話 / 藤子
 レイゴさん、ジョーさん、皆さんこんにちは。
 ピリカはアンドロイドでしたか…。人工知能が感情を持つというのはエリーもレムもそうでしたね。ピノキオのように生身の体になれないのは悲しいことですが。ただ、彼女たちには語り部になるという道をがあると思うのです。立ちはだかる闇も壁も知った上で共存共栄を説く誰かは必要だと思います。「ピリカ」という言葉の意味を調べて見たら、「良い、かわいい」等、いい意味がたくさんあって、その中には「治す」というのが今はぴったりなのではと思いました。地球の陸と海の守護者が争い、宇宙人排斥運動が激化し、そしてウーラーが全てを食い尽くそうとしています。それを待ち望むトレギア。自分もを含めて無になればいいということでしょうか。ウーラーも人類の環境破壊の産物、どこの知性体も同じ過ちを繰り返す愚か者だから?でも、不治の病と言われても治療法を見つけて生き延びようとするのは当然のことで、その可能性を否定されてはたまりません。トレギアもベリアルのように宇宙の塵に還るしかないのでしょうか。そしてタロウはトレギアのために泣くのでしょうか。リクは「さよなら、父さん」と呟きましたね。
 それでは今日はこれにて失礼いたします。今年も残り少なくなりました。年末年始の忙しさが目前に迫っています。皆さん、お体には気をつけて下さいね。
No.11920 - 2019/12/19(Thu) 16:23:48

ウルトラマンタイガ 第25話 バディ ステディ ゴー 考察 / 棺桶のジョー [近畿]
脚本:林壮太郎、監督:市野龍一

(1) 前代未聞、ウーラーはラスボスではなかった!
 レイゴさん、藤子さん、皆さんこんばんは。私は本日、仮面ライダーの冬映画を見て、戻ってタイガの最終回、録画で見ました。
 冒頭、タイガはウーラーに正攻法で立ち向かうものの、エネルギーを吸い取られて敗退、この時点ではウーラーの実態は知られず、マガタノオロチやルーゴサイトの類型と思っていたので、しかし、その後変身解除したヒロユキに声をかけたものがマグマ星人とマーキンド星人だと容易に想像つきました。
 そして、ウーラーの体内に入ったピリカからの通信で、ウーラーの実態がわかり、これ、第24話に登場したウーラーはすべてを食べつくすもので、オーブのマガタノオロチ、R/Bのルーゴサイトのようなラスボスと思いきや、ウーラーには悪意はなく、本来は平和的のキャラクターであり、体内にブラックホールを持つため無限に食べ続けて、それをホワイトホールにより解消する展開はビックリ、てっきり、E.G.I.S.のメンバーと宇宙人が力を合わせてウーラーを倒すと思いきや、まったく違うもので、こういう展開のルーツはコスモス、怪獣そのものが悪なのではなく、共存共栄を、というところに持って行ったのはビックリ、ウルトラシリーズで、コスモスのような作品を作ってきたことが、コスモス終了後17年、生きてきたとは驚きです。
 そして、ピリカは自己犠牲なものの、ウーラー対策を発信して、これはギンガSの最終回で、マナがビクルギエルの体内に取り込まれて大逆転のきっかけをつくるものを思わせてくれました。
(2) 本当は敵なんかいない…
 冒頭、市民が宇宙人排斥をするのは、日本でもヘイトスピーチが爆発して(川崎市では刑事罰のある条例もできたものの)、そして、国際的には移民・難民排斥が行われて、選挙でも移民・難民受け入れを拒否する極右政党が伸長する中で、前編に出てきたマグマ星人、マーキンド星人がE.G.I.S.に協力、第24話の展開からこれは想像ついたものの、それでも感動的ではあり、また、市民たちが排斥していた宇宙人たちに助けられて、彼らが敵でないと知る、これはエースの最後の言葉「優しさを失わないでくれ、弱いものをいたわり、お互いに助け合い、どんな国の人とも仲良くなろうとする気持ちを忘れないでくれ、たとえその気持ちが何百回裏切られても、これが私の最後の願いだ」、名脚本家、市川森一さんの示されたウルトラシリーズ最高の理想、それを体現したもので、コスモスの主題歌で、本当は敵なんかいない、それを再現したもの、この最終回を市川さん天国からご覧になり、拍手しておられると思います。
(3) そして、ヒロユキの正体は
 そして、マグマ星人たちとの連携プレーで、最後の仕上げで、カナがタイガにやってもらおう、これは例えば帰マンの第5話で、岸田長官が、困ったらウルトラマンが来てくれるという無責任発言とは根本的に違い、佐倉警部はどうやって、と説くと、ほとんどのファンは、カナとホマレがヒロユキの正体に気付いていると思い、まさにその通りで、もちろんこれは正体をばらすのではなく、ダイナの最終回で、アスカが最後の作戦を提言して、すると自らの正体がばれるものの、そこでヒビキ隊長が絶妙なフォローをするものと同じ、そしてカナ、ホマレにとってウルトラマンはヒロユキとともに仲間であり、前編で、霧崎の嘲笑に、ピリカが、私には仲間が、友達がいると返したのと同じ、こういう友情と仲間意識はヒーローの力の源であり、ヒーローの正体は、最初から判明していたギンガ第1期とジードを除くと最終回付近で判明する(昭和の展開と同じ)ものですが、これはカナ、ホマレがヒロユキを信頼しているからであり、佐倉警部のフォローもすごいものでした。平成以降、隊長などが主人公の正体を途中から気づく展開が定着したものもあります。
No.11921 - 2019/12/21(Sat) 20:41:09

ウルトラマンタイガ 第25話 バディ ステディ ゴー 考察(その2) / 棺桶のジョー [近畿]

(4) ウーラー封印作戦
 そして、マグマ星人の提案で、エネルギーを放射して地下に消えたウーラーをおびき出すこと、マグマ星人はレオの故郷を滅ぼした極悪宇宙人ですが、今回は善玉、ニュージェネレーションシリーズでは以前も、ナックル星人、ババルウ星人など昭和の極悪宇宙人が善玉になったことはあるものの、今回はマグマウェーブと、ホワイトホースを作り出すブラスターを弾提供して、一発しかない、仕損じるなというのは初代マン最終回、岩本博士が開発した無重力弾の展開へのオマージュでしょう。そして、ホマレがマグマ星人とともに作戦に成功して、この作戦をカナがバディ・ステディ・ゴーと命名、ガイア最終回、乱橋チーフの建造した新型戦闘機を使用して、これで戦うのではなく、地球全体にいる地球怪獣のエネルギーを東京にいるガイア(我夢)とアグル(藤宮)に届ける、ミッションネーム、ガイアのものと同様、そして、これが成功して、最後の仕上げにヒロユキがタイガに変身、すると、宇宙人たちを迫害していた民衆が称賛して、それを霧崎が嘲笑する展開、現実でも、移民・難民排斥はあるものの、そこからスポーツ選手になって活躍したら称賛されるものがあり、あるいは、帰マンの星空より愛をこめて、ケンタウルス星人は自分は侵略者として排斥されて、郷=ウルトラマンは称賛されるものもあり、しかし、地球人を守ろうと、宇宙人が尽力して、ウルトラマンを地球人と宇宙人の架け橋とするもの、これこそウルトラシリーズの追求してきた理想の究極、先の市川さんによるエースの最後の願いの21世紀、令和版、ウルトラシリーズでは宇宙人を排撃する人間の醜さを、怪獣使いと少年で描いて、そして怪獣との共存もコスモスで描いて、これはウルトラシリーズの53年追求してきた理想の最たるものです。
(5) トレギアとの最終決戦
 霧崎は、ヒロユキたちの作戦を邪魔しようとするものの、怪獣との絆というのかと嘲笑して、しかし、コスモスでは最終回、地球の怪獣たちがコスモスを援護して、このトレギアは絆とか、友情とか、要するにヒーローの力が大嫌いなものですが、しかしタイタス、フーマの活躍もあり、ウーラーに最後のエネルギーを与えて封印するのに成功、タイガとヒロユキの信頼関係のなすべきものではあり、そして、タイガはウーラーを封印して、そしてトレギアに光に還ることを諭しても、トレギアは拒否、そして最終決戦、クワトロスクワッドブラスターでトレギアにとどめを刺す、タイガのテレビシリーズで悪辣さをこれでもかとやってきたトレギア、負けた理由は簡単にわかり、前編で霧崎にピリカが、私には仲間も友達もいる、友達、仲間こそヒーローの力の源であり、特撮、アニメを問わず戦後ヒーローたちが追求してきたテーマの究極です。
(6) 大団円
 そして、ウーラー封印作戦に協力したマグマ星人とマーキンド星人はE.G.I.S.のメンバーとして採用されて、どうやら政府もこのような宇宙人の採用に乗り出したもので、すでにホマレは宇宙人ではあるものの、このように地球人と宇宙人の共存共栄は様々な作品で展開されましたが、タイガは感動的なものでした。
 そして、佐倉警部、カナにもう一人雇ってほしいとして、予想通りピリカが帰還、これは昨年のR/B最終回のラストシーンでアサヒが生還したのと同じもの、感動的な展開でした。そして、地球人と宇宙人の共存共栄の、奇跡の物語は幕を閉じました。
(7) ウルトラマンタロウとの撮影会に行きました
 そして、先週15日は大阪府吹田市にウルトラマンタロウとの撮影会に行きました。タイガの父親のためか大変な人気、整理券は1回目は手に入らず2回目のものを手に入れて、様々な写真も撮りました。私も昔は第1次ウルトラシリーズ至上主義者でタロウは駄作と特撮同人誌に書いたこともあるものの、タロウは昭和だと怪獣を殺さない話が一番多く、コスモスの渋谷プロデューサーはこれに感化されて怪獣保護を打ち出して成功して、今のニュージェネレーションシリーズにつながるものです。大人のみで参加していた人も結構いて、タロウはかつての低評価から名作として認識されたものもありました。
 次回は総集編であり、これもフォローします。
(8) 劇場版はタロウ闇落ち+ニュージェネレーションオリジナルキャスト総登場!
 そして、来年3月にウルトラマンタイガ劇場版公開、毎年7〜12月に新作シリーズ制作・放映、3月に劇場版を最終回と並行して制作して公開、これが7年続いているわけで、その上にニュージェネレーションシリーズの主人公、ヒカル、ショウ、大地、ガイ、リク、カツミ、イサミが総登場、これだけ劇場版に過去のオリジナルキャストの揃うのは超ウルトラ8兄弟以来、仮面ライダーでは、平成20作記念のジオウで過去のオリジナルキャストがほぼ全作出てきて、10作目のディケイドではオリジナルキャストはほとんど出なかったのと対照的、おそらくウルトラマンが頑張っているから、仮面ライダーも、あるいはスーパー戦隊も頑張ろうというものになり、今週夏に出た平成大特撮1989-2019と言うムック本をGETして、昭和末期に低迷していた特撮が平成になり盛り返して、80年代の、特撮はもうダメだ、という意識は過去のものになり、今後の特撮ヒーロー(明日はニュージェネレーションファイトの最終回)、期待しています。インフルエンザも流行っています、お大事に。

 
No.11922 - 2019/12/21(Sat) 20:41:57

Re: ウルトラマンタイガ 第25話 / 藤子
 レイゴさん、ジョーさん、皆さんこんばんは。
 ピリカが本当に「治して」帰って来たー!!しかし「患者」がウーラーなのは本当に想定外、なんだかナウシカを思い出しました。マグマ星人達も、オーブの時のように「地球はもうだめだから」と逃げ出すこともできたのに共闘を申し出て、そこもかなり具体的でしたね。次のシリーズからは異星人達が堂々と正社員、正隊員として制服を着ているかも知れません。
 それにしても、まさに「本当の戦いはこれからだ」という終わり方でしたね。トレギアの仮面も鎧も取れぬまま、一時閉幕という感じを受けました。劇場版こそ本当の最終回だとひたすら待つ私。…と、いうことは、ネタバレパンドラの箱との戦いもこれからだー、ひーっ!!
 それでは今日はこれにて失礼いたします。年末年始の慌ただしい中、お体には気をつけて下さいね。
No.11923 - 2019/12/27(Fri) 22:35:35

ウルトラマンタイガ特別編 そしてタイガがここにいる&タイガ、ニュージェネレーションシリーズ総括 / 棺桶のジョー [近畿]
 レイゴさん、藤子さん、皆さんこんばんは。今のところ暖冬ですが、いががですか?
 先週、ウルトラマンタイガ最終回を終えて。年末は総集編でしたが、ともかく有意義でした。このサブタイトル、そしてタイガがここにいる、はタロウの主題歌の一部をもじったもので、面白いものでした。
(1) 継続は力なり、ニュージェネレーションシリーズ7年継続
 ともかく、これでギンガ第一期以来、年の後半は7年連続でテレビシリーズが続いているものであり、ネットでは1年続かないことを批判する声も多々ありますが、しかし1年続くテレビシリーズは今、仮面ライダー、スーパー戦隊の他は実質NHK大河ドラマのみであり、つまりライダーと戦隊はテレビ界では例外中の例外、どちらもおもちゃの売れ行きはウルトラマンよりはるかに上で、戦隊ヒーローはパワーレンジャーの海外展開もあるため1年続くのであり、今のニュージェネレーションシリーズ、数字的には、厳しいことを言うと深夜枠アニメより低いものもあり、その中で良識的なものを続けて、そして旧ウルトラマン列伝からは実に9年目であり、まさに、継続は力なり、ウルトラシリーズの歴史で、例え年に25話でもこれだけ新作の続いた前例はなく、私のように初代マンから見ていたら、シリーズが中断したら、次はいつ始まるかわからない、どころか、もう二度とテレビシリーズなどないと思われた時期も多々あり、今の様子だと、新年のクロニクルを経て、7月から新作の始まるのは確実であり、このように長期続いているのは、今はテレビは昭和はおろか、平成初期と比較しても大変ではあり、その中でこれだけ続けているのは高く評価すべきです。
(2) 長期シリーズで様々な新機軸を展開
 メビウスまで、ウルトラシリーズは基本的なフォーマット(特捜チームがいて、基本的には初代マンの展開を踏襲)を続けていたものの、ニュージェネレーションシリーズはオーブ以降、特捜チームをなくす(製作費の問題もあるものの)、ジードでは悪にルーツを持つヒーロー(仮面ライダーは基本的にこれだが、円谷作品では悪が正義の味方になる展開はほとんど前例なし)、R/Bでは兄弟ウルトラマン、ホームドラマをうまくやるとして、今回はタロウの息子で、他の星のウルトラマンと協力する、地球人と宇宙人の共存共栄など、シリーズごとに様々な展開があり、タイガは、前作のR/Bがコメディ風であったのでシリアスにした(タロウも、かつてマニアが批判したような能天気なものばかりではない)、そして様々なドラマをやり、これだけ長期シリーズになっているから新機軸も出せて、ウルトラシリーズは水戸黄門のように同様の展開を続けるべきという意見もあるものの、水戸黄門や、あるいは男はつらいよも長期シリーズとしては異例、ライダーも戦隊ヒーローも、あるいはプリキュアも様々な新機軸を新作で出しており、ニュージェネレーションシリーズはライダー、戦隊のいいところを取り入れていると感じます。今年はウルトラヒーローのイベントも多く行きましたが、様々な観客が来て、主要なところは4,5歳くらいの男の子たち、つまりニュージェネレーションシリーズが始まってから生まれた子供たちではあり、ライダー、戦隊とともに(数字面では水をあけられているものの)テレビシリーズの確立した意味を感じます。
(3) ライダー、戦隊とともに高めあう
 さらに、見逃せないのは、並行している特撮ヒーローの仮面ライダー、スーパー戦隊シリーズも、ここ2,3年を見ていると、ウルトラシリーズの充実に負けじと、様々なものを出して、仮面ライダーだと平成ライダー20作記念のジオウは、それまでのシリーズのオリジナルキャストをたくさん出す、これは同じアニバーサリーでも、10作目のディケイドではオリジナルキャストはほとんど出ず、またライダーでも脚本など工夫もあり、戦隊ヒーローだとルパンレンジャーvsパトレンジャーは三谷幸喜さんがほめてくださり、ギャラクシー賞を受賞するほどで、今のリュウソウジャーも様々な工夫をして、特撮ヒーローの長い歴史で、3つの主要ヒーローが互いに高めあうのは初めてのことで、今の仮面ライダーゼロワンも注目されて、私のように80年代の特撮暗黒時代のしんどさをしる(当時はスーパー戦隊とメタルヒーローはずっと続いていたものの、ゴジラ、ウルトラ、ライダーの確固たるシリーズがなく、特撮はアニメに対して圧倒的な劣勢だった)ものとしては、これは歓迎します。
(4) ウルトラマンのイベントも恒例化
 今、大阪のひらかたパークにて、ウルトラマンエキスポ、ニュージェネレーションワールド開催であり、東京ではウルトラヒーローズエキスポと、こういうイベントの規模は年々拡大して、ライダーと戦隊ヒーローではこういう規模のイベントは少ない(ただ、商業施設や住宅展示場でのライダー、戦隊、プリキュアのイベントの数はウルトラマンの10倍)、ともかくこういう拡大は歓迎です。ひらかたパークは年明け2週目に行き、年始早々、神戸で仮面ライダーのイベントが2つあるのでそちらに行こうと思います(仮面ライダーのイベントはほぼ100%現行ヒーローかその3つ前くらいまでで、昭和ライダーの出るイベントは関西だと年に1度あるかくらい)。
(5) 2020年も頼むぞ、ウルトラマン
 そして、ニュージェネレーションシリーズ、様々な批判(半年しかない、おもちゃの宣伝のために作っている)もあるものの、これだけシリーズを続けたのは大変なことではあり、来年も新作シリーズは確実です。まさに、ウルトラシリーズは不滅です。年末年始は厳寒です、皆さんお元気で。
No.11924 - 2019/12/28(Sat) 16:27:39

Re: ウルトラマンタイガ特別編 / 藤子
 レイゴさん、ジョーさん、皆さんこんばんは。
 ここ数年、劇場版を見に行けなかった私ですが、今回ばかりは何としてもと思っております。トレギアのことが気になって仕方ないからです。レンタル開始まで待ってられない!!一年で一番忙しい時期ですが、それが私の来年の目標です。タイガ第一話でその後のタロウと先輩達に何があったのか心配でしたし、霊能者や「遠くない未来にまた会いましょう」と言った魔女や、人工守護神作ってしまった科学者にも出て欲しい。出るかなあ…。
 それでは皆さんよいお年を。来年もよろしくお願いいたします。
No.11925 - 2019/12/31(Tue) 23:34:28
ウルトラマンタイガ 第18話 新しき世界のために 考察 / 棺桶のジョー [近畿]
脚本:足立淳一郎、監督:辻本貴則

(1) 虐げられた宇宙人たちの蜂起の物語
 レイゴさん、藤子さん、皆さん、まだ災害ラッシュですがいかがですか?
 今回は、地球の中でひっそりと暮らしていても、しいたげられた小森セイジ(バット星人)と水野ヒトミ(ピット星人)の物語、彼らは地球の中で暮らしていても、地球人に虐げられるもの、現実世界でも、戦争で難民が出て、あるいは生活できず移民になり、世界で移民排斥、それを唱える指導者が人気を得る時代に、宇宙人たちの行動は侵略ではなく、虐げられたものたちが地位向上を求めてのもので、冒頭、ベムラーを操るフック星人も、宇宙人にも住みやすい社会に革命を目指し、そのために怪獣を操るもの、このような、革命集団の出てくるのは72年のアイアンキング、前半は大和民族に排斥された少数民族、さらに革命集団であり、これはアイアンキングの脚本の佐々木守さん、このような勢力への理解のあったためのものですが、しかし、このように本来平和に暮らすべき存在に武器を与えて戦争にするものは、現実の世界にも在り、タイガはかなりシリアスな要素でやってくれて、今回、セイジ、ヒトミは一応ハッピーエンドであったとしても、ラストシーンは衝撃的、後味の悪いものを何回もやるのは、ウルトラシリーズとして意欲的なものだと感じました。
(2) 冒頭から戦闘シーン
 そして、やはり革命を目指すフック星人に操られたベムラーとの戦い、これはミニチュアセットをうまく駆使しての意欲的なもの、後半のゼットンとの戦いでも、ミニチュアセットにてラーメン屋さんが大変になるものを描いて、監督の辻本さん、このような凝ったミニチュアセットを多用されて、そして当初フーマが対峙するものの、タイタスになり、タイタスはアストロビームでベムラーを撃退、アストロビームはジョーニアスの必殺技、このような額のビームランプから発射される光線技は、ウルトラセブンのエメリューム光線があまりに有名ですが、その後、エースのパンチレーザー、レオのレオクロスビームとあったものの、使用頻度はセブンに比べて極めて少なく(タロウで、額から発射するヒーロー光線が設定されて、内山まもるさんのザ・ウルトラマンでは描かれたものの、テレビ本篇には出ず)、ジョーニアスのアストロビームも第2話の一度のみの使用、平成以降のウルトラシリーズで、額から発射される光線技は初の使用かも知れません(ゼロにもエメリューム光線と同様の技はあるものの、使用例は少ない)。
 このように、冒頭から戦闘シーンというのは、昭和には稀、平成でメビウスの、故郷のない男で初めて描かれて、ニュージェネレーションシリーズでは何度かあったものですが、これは辻本さんの凝ったミニチュアワーク、電車を通しての描写とか、本当にアナログ的なものがあり、このところ、ニュージェネレーションシリーズでは特撮も、アナログとCGをうまくやって見事なものを見せてくれて素晴らしいです。
(3) ホマレとセイジの友情
 そして、休みでいたホマレ、たい焼きを食べていたら、人間たちに暴力をふるわれるセイジを見て、助けに入り、これはなるほど、ですが、ホマレと宇宙人の扱いは第4話のヴォルクなどあり、このタイガで、地球に宇宙人が秘かに暮らしている設定の展開が見事です。そして、地球人に対して蜂起するのも、黒幕は霧崎で、この霧崎の悪辣さ、これほどの悪役は特撮ヒーローものでは前代未聞のもの、タイガでも、第9話の小田をけしかけてタイガと戦わせるなど、悪の中でも特異的なものですが、今回は、ホマレ、宇宙人としてセイジに親近感を持ち、仕事が終わるとセイジのところに行く、そしてセイジも、メフィラス星で流行していたマンダリンジュース、これはタロウに登場したメフィラス星人がマンダリン草を悪用した件へのオマージュではあり、そして、小さなアパートにいる描写、これも昭和の刑事ドラマでよくあったもの、今でもある光景ですが、テレビ画面では40数年前に戻ったかのようなものを感じました。
 そして、ヒトミと同棲しているものですが、これも70年代の神田川のような世界、やられていたセイジが、社会に復讐する、アイアンキングの敵側のような革命集団ではなく、人間たちの世界への敵愾心を発散するもので、その背景に、霧崎にたきつけられてのものがあり、本来平和的に暮らすべき宇宙人にこのような存在とは、ハードな世界です。
No.11900 - 2019/11/03(Sun) 15:25:04

ウルトラマンタイガ 第18話 新しき世界のために 考察(その2) / 棺桶のジョー [近畿]

(4) マックス以降ほぼ皆勤のゼットン
 今回、霧崎はセイジにゼットンを使わせて、そしてセイジの実態はバット星人、帰マンと、ウルトラマンサーガでゼットンを操った宇宙人であり、ゼットンはマックスで平成に本格的に再登場(それまで、初代マン、帰マンの最終回と、パワードの最終回に登場)して、それ以降メビウス、大怪獣バトルに出て、ギンガの番外編に出て以来、ゼットンとその種族(ハイパーゼットンやゼッパンドン、ペダニウムゼットンなども含む)はジードまで全部に出て、前作のR/Bではゼットンの仲間は出てこなかった(ハローウィンの回のコスプレのみ)ものの、今回はゼットン、初代の流れのものはエックス以来、これだけ頻繁に出るなら、初代マンを倒した最強の怪獣という意味合いは薄れるものの、今回はバリアを張ってのもので、タロウの息子とゼットンの戦い、昭和ではゼットンと戦ったのは初代マン、帰マンとパワードのみでしたが、マックス以降、大半のウルトラヒーローと戦っているゼットン、タイガはトライストリウムになり、剣で切断する形で倒して、ゼットンを切断技で倒すのは初です。
 なお、今回出てきたゼットンの着ぐるみは新装らしく、マックス以来10年以上使ってきたものをリニューアルの模様です。
(5) ゼットン登場シーンにクラシック音楽
 今回、セイジがゼットンを召喚するシーンのBGMに、ドヴォルザークの交響曲第9番「新世界から」の第3、4楽章を使用、スカルゴモラ召喚シーンは霧崎がベートーヴェンの第九を指揮するようなものがあり、今回は純粋なBGMとしてですが、ニュージェネレーションシリーズでクラシック音楽の多用は初です。
 また、BGMでは、タイガの主題歌のスローアレンジ曲がこのところ多用されて、第15話でのタイガの闇落ち、第16話でヒロユキたちがタイガを助けるシーン、第17話ではミードの改心と、主題歌のスローアレンジBGMはティガで効果的によく使われて、ニュージェネレーションシリーズではこれほど多用されるのは初です。
(6) ホマレは、ヒロユキの正体に気づいた?
 そして、セイジはヒロユキを拘束して、ゼットンの餌食にしようとして、変身するもので、これを見たら、ヒロユキがウルトラマンになっていると、ホマレは知るもので、実際ホマレはヒロユキにお前がウルトラマンかと問うものの、これは今までの展開を見ていたら、ヒロユキがウルトラマンだと勘付くものでしょう。平成ウルトラマンでは、主人公の正体に気づくものが、ティガ、ダイナ、ガイアでは隊長が知るものであり、コスモスではフブキ隊員が気付いて、マックスでは最終回でカイトが正体を明かし、メビウスでは中盤で正体が仲間に知られるものでしたが、これはホマレ、ヒロユキがウルトラマンに変身していると気付いているでしょう。
(7) ハッピーエンドと思いきや
 そして、ホマレの尽力でセイジは革命をあきらめて引っ越し、これでハッピーエンドと思ったら、霧崎がホマレを狙撃するもので、この展開は驚き、前回でミードがカナをかばい凶弾に倒れるシーンと同じ、そして霧崎=トレギアは絆という言葉が大嫌いな模様で、それでヒロユキを翻弄して、これでヒロユキはE.G.I.S.を次回離れる模様で、連続ドラマとしての作り方は、前作のR/Bのラスト7話が連続もので成功して、今後にも期待です。
(8) ウルトラギャラクシーファイト 好調配信中
 ウルトラギャラクシーファイト、第6話が配信、盛り上がり、これがタイガとR/Bまでをつなぐものになり、これは楽しみです。
(9) ウルトラマンタイガのイベントに行きました
 昨日、イオンモール伊丹(兵庫県の東の端、伊丹空港のあるところ)でウルトラマンタイガショーがあり、行きました。タイガが、レイビーク星人の操るベムスター、ムルチ、フック星人と戦い、悪役はレイビーク星人でしたが、タイガもタロウもオリジナルの声で楽しめました。放映中のウルトラヒーローのショーに行くのは、エックスとR/B以来、最後に、グループ撮影ですが、タイガとも写真を撮れました。ただ、今まではウルトラシリーズだと写真のインターネット、SNSアップは許可されていたのに、今回はダメ、その後、大阪の阪急三番街のM78ショップに行ってもウルトラマンの写真のインターネットアップは禁止になったとのことで、ちょっとさびしいです。今週は姫路にウルトラ6兄弟が来ますし、また門戸厄神のウルトラ縁日もあります。皆さんお元気で。
No.11901 - 2019/11/03(Sun) 15:25:53

Re: ウルトラマンタイガ 第18話 新しき世界のために 考察 / 藤子
 レイゴさん、ジョーさん、皆さんこんばんは。
 ホマレが休日に並んで買ったのは羽根つき鯛焼き、おお、やっと「好物」が。ウルトラシリーズの楽しみの一つは好きな食べ物でしたが、タイガではなかなか出なかったもので。が、それをチンピラに落とされてブチギレ、セイジを助けたところ、宇宙人同士で意気投合、昭和的なアパートで酒盛り。その後もちょくちょく遊びに行くホマレはとても楽しそうでしたが、セイジの真意を知って愕然、押し入るも指スタンガンで失神させられて、目覚めるとヒトミが。革命を止めるため説得しようとするホマレを振り切る彼女、ホマレがヒロユキと共にセイジを探しに行くとヒロユキをゼットンの的にされて、火球に撃たれた直後にタイガ登場!!タイガとゼットン、ホマレとセイジのバトルが重なり、見ごたえがありました。戦いながらも説得を続けるホマレにセイジは革命を諦めてくれました。しかしこのままではセイジ達は霧崎に消されてしまう、と思ったら撃たれたのはなんとホマレ!そうか、霧崎はタイガとヒロユキに苦痛を味わわせたいから。遂に怒り狂うヒロユキ。…しかし、ヒロユキ、ホマレにはタイガのことを打ち明けてもいいのではと思いました。社長もピリカも宇宙人との共存共栄、共闘について動いてくれる人ですから。
 それでは今日はこれにて失礼いたします。やっと秋が来たと思ったらいきなり冬が来そうです。皆様、どうぞお体には気をつけて下さいね。
No.11902 - 2019/11/08(Fri) 23:26:02

ウルトラマンタイガ 第19話 雷撃を跳ね返せ! 考察 / 棺桶のジョー [近畿]
脚本:森江美咲、監督:辻本貴則

(1) 70年代刑事ドラマテイスト
 レイゴさん、藤子さん、皆さんこんばんは。大災害のラッシュですがお元気ですか。
 今回は、前回のラストでホマレが霧崎に狙撃されて、ヒロユキが怒りに燃えているものの、退職届、これは70年代の刑事ドラマでは、仲間を狙撃された若手刑事が、辞表を出して、一匹狼で捜査するものがよくあり、太陽にほえろでのマカロニ、ジーパンを思わせて、そしてヒロユキは退職届を出したものの、霧崎と関係する宇宙人を締め上げるもの、これはジーパン刑事で何度か見ていたもので、あの優しそうなヒロユキが、鬼の面相で霧崎の仲間?を締め上げるのはショックでした。もちろん、こんなことはヒーローとして、また人間として失格ですが、ヒーローものでも、刑事ドラマでも、主人公が怒りに任せて暴走するのはかつてはよくあり、しかしこのところ、平成以降はこういう展開は珍しく、私にはヒロユキが松田優作さんやショーケン、あるいは勝野洋さんを思わせました。このところ、仮面ライダーや戦隊ヒーローでは昭和テイストの描写はほとんどなく、このような昭和の刑事ドラマ的な展開は新鮮でした。
 この、ヒロユキが辞表(退職届)を出した理由、こんな危険なことはしていられないというものの、実質は一人で解決しようとする、これも70年代の刑事ドラマ的なもので、しかしヒーローは一人では戦えず、これはもちろんカナの言う通りですが、しかし仲間を傷つけられて、怒りに燃えて暴走する展開は平成以降では珍しく、70年代では、ガッチャマンで、主人公の父親が地球を救うために犠牲になり、それで主人公は敵ギャラクターを常軌を逸した展開で追い詰めるものなどあったものの、そういう展開は90年代以降少なく、ウルトラシリーズでも、このような昭和テイストの展開は、メビウスまで稀で、オーブが昭和テイスト満載で成功して、私のような70年代の刑事ドラマのリアタイ世代には懐かしいものですが、今の子供たちには昭和テイストはどう写っているのでしょうか?
 これは、E.G.I.S.が、カナが元刑事として創設したことが利いていて、似たような組織に怪奇大作戦のSRIがあるものの、刑事ドラマは今や相棒を除くと長期シリーズはほとんどない時代に、新鮮でした。
(2) カナが諭す
 そして、退職届を出したヒロユキ、ホマレの病院にいるとして、カナが会いに行き、そして思い上がったヒロユキをカナが諭すシーンは、それこそ太陽にほえろで、ボスがマカロニやジーパンを諭すシーンがあり、そしてBGMに主題歌のスローテンポのアレンジ曲、この曲はよくかかるものの、ここはベテランであるカナの言うことが正しく、似た展開は、ダイナで、暴走したアスカをヒビキ体長が諭す展開(目覚めよアスカや、あしなが隊長などであり)があったものの、ヒロユキが主人公として、久しぶりに熱血漢として描かれて、それ故に問題も起こし、それを年長者が諭すのはヒーローもので定番、ヒロユキは、ホマレを傷つけた責任を感じて、しかし怒りに任せて回りが見えなくなり、これは、ダイナのあしなが隊長で、ヒビキ隊長が、アスカに、怒りをコントールできて初めて人は強くなれると諭して、それによりダイナはゴルザ2に勝利で来たのですが、同様の展開、これも昭和テイスト、ヒビキ隊長は演じた木之元亮さん、太陽にほえろのロッキー刑事でデビューして、ダイナではそのためか太陽にほえろ的な展開もよくあり、70年代の石原裕次郎、ボスの位置をヒビキ隊長に置き換えたものでしたが、今回はカナがボス的な位置でした。
No.11903 - 2019/11/09(Sat) 21:24:12

ウルトラマンタイガ 第19話 雷撃を跳ね返せ! 考察(その2) / 棺桶のジョー [近畿]

(3) ゴロサンダー、見た目はコミカル、しかし中身は…
 そして、霧崎、トレギアが召喚した怪獣、ゴロサンダー、予告編を見たらコミカル怪獣かと思い、実際に相撲の展開をするなど一軒コミカルなものの、ゴロサンダーを見たものにはが死が訪れるというもの、見たものは死ぬ、ズバット最終回の総統Dがそれであったものの、ゴロサンダーは見た目コミカルでそんな怖いキャラクターとは思われないものの、カナを実質人質に取り、これはオーブで初代のギャラクトロンがナオミを取り込んだものに似て、もちろん人質を取るのは卑怯な悪役のやることですが、ここでヒロユキはカナを無事取り返す使命も帯びたことになり、そして変身です。
(4) 意欲的な辻本特撮
 今回は11,12話を撮られた辻本さん、ミニチュアワークが素晴らしく、ゴロサンダーが暴れて道路がつぶされるシーンなど、ミニチュア特撮の極致で、特撮というと今や仮面ライダーが特撮の代名詞ですが、しかしセットを組んでミニチュアワークはやはり素晴らしく、辻本さん、昨年のR/Bでもオーブダーク登場の会などミニチュアワークは見事、タイガでも第12話は素晴らしく、こういう本格的な特撮展開は21世紀だと珍しいものでした。
(5) 一人ではないから勝てる
 タイガがゴロサンダーに苦戦して、タイタスになり、2話連続のアストロビーム、しかしタイタスも苦戦ではあり、そしてカナの言った、ヒロユキは一人ではないが勝利の鍵になる、ダイナのあしなが隊長に似た展開で、トライストリウムになり、剣でカナの入ったへそを切り取り、タイタスの力で一気に倒す、これはおもちゃのための展開も見られたものの、特撮シーンは評価すべきです。
 そして、ヒロユキはカナを救出して、これでカナもヒロユキがウルトラマンであることを気づいたのではないかと思います。
(6) 想像を絶する悪、霧崎!
 で、ヒロユキがカナを救出して、ホマレも意識を取り戻してめでたしめでたし…と思いきや、まだ字間がると思ったら、ピリカのいるE.G.I.S.事務所に出現して、そしてピリカに迫り、これはまた人質に取るのかと思いきや、あるいは洗脳するのかと思いきや、ピリカの中に何かを見つけた模様で、次回はトレギアも霧崎も出ないものの、底知れぬ悪であり、このような本格的な悪役キャラクターは今時珍しく、次回は、宇宙人と地球人を区別するものが出てくるもの、ウルトラシリーズだと怪獣使いと少年以来の、宇宙人=悪というものに切り込む模様で、今後も楽しみです。
(7) 姫路でウルトラ6兄弟のイベントに行きました。
 私は兵庫県で3週連続特撮ヒーローイベント、先週のイオンモール伊丹でのタイガに続いて、今週はイオンモール姫路リバーシティで、ウルトラ6ヒーロー、ゾフィー、初代マン、セブン、帰マン、エース、タロウ、つまりウルトラ6兄弟がマント姿で来て、一緒に写真撮りました。ウルトラマンでも平成以降のキャラクターのイベントの多い中で珍しく昭和ヒーローのみ、そのためか大人だけで来ていた人もいくつかあり、この中で帰マンは着ぐるみを見るのは意外にも初、帰マンとゾフィー、タロウは一緒に写真を取るのは初で、とても良かったです。
 なお、先週タイガのイベントで、ウルトラマンの写真のインターネット、SNSアップ禁止とされていたので、円谷さんに打診したら、イベントによりアップ禁止はあるものの、基本的にウルトラマンのイベントの写真とインターネットにUPしていいとメールをいただきました。仮面ライダーと戦隊ヒーローはダメですが、ウルトラマンはSNSに上げたら宣伝になります。 
 ただ、毎年秋の兵庫県西宮市の門戸厄神のウルトラ縁日は、今年はウルトラマンではなく、リュウソウジャーと仮面ライダービルドになってしまい残念です。しかし、これからウルトラマンのイベントもあるので期待しています。皆さんお元気で。
No.11904 - 2019/11/09(Sat) 21:25:01

Re: ウルトラマンタイガ 第19話 / 藤子
 レイゴさん、ジョーさん、皆さんこんばんは。
 一人じゃ勝てないって分かってるはずなのに、暴走するヒロユキ。タイガ達とは「我らは一つ」なのだから、地球の仲間とも一つになるべき、早く打ち明けるべきなのに、どうしてそうなるかなー!!とイライラハラハラ。そこへゴロサンダー登場、カナをでべそに閉じ込めてしまいます。タロウ本編にもこういう体形の怪獣が何頭かいましたね。変身するも苦戦するタイガ達、しかし気が付いたカナが「頑張ってー!!」と叫ぶのを聞き、反撃開始、切り取ったでべそをそっと地面に下して救出成功。その後でべそだけ復活したのでまた何か出るのかと思いましたが。それはともかく、後は全力で倒すだけ。はー、やれやれ。その後カナに頭を下げるヒロユキ、みんなでホマレの見舞いに行くと思いきや、やはり霧崎出現。しかしピリカの目の中を覗くと何やら…。謎の高笑いを聞いたと思ったところで机の上でハッと気が付くピリカ。彼女も只者ではないようですが、何を背負っているのか。そろそろ謎解きが始まるのでしょうか。
 では、今夜はこれにて失礼いたします。冷え込んできましたので、皆さまお体には気をつけて下さいね。
No.11905 - 2019/11/15(Fri) 23:41:27

ウルトラマンタイガ 第20話 砂のお城 考察 / 棺桶のジョー [近畿]
脚本:中野貴雄、監督:武居正能

(1) 宇宙人発見器とその意味
 レイゴさん、藤子さん、みなさん急に寒くなりましたがお元気ですか。
 今回は宇宙人を地球人と判別する装置、CQ(アマチュア無線の呼び名)をめぐるものと、エネルギー関連企業との不正取引を取り上げたもので、宇宙人を地球人と判別する装置は、シルバー仮面で春日光三(篠田三郎さん演じる)が父親から宇宙人の変身を見破れるスペクトルグラスを与えられていて、これにより、特に等身大編では宇宙人が人間に化けているのを光三が発見するシーンが多々あるものの、今回は、タイガの世界では宇宙人がひそかに地球にいて、ヴィラン・ギルドのような悪の組織もあり、それにより宇宙人=悪と言う概念ができて、ニュースに出てきたように地元住民とのトラブルになり、これは現実世界で、日本でも移民が多数実質来て、日本人による排斥運動も起こり、さらに世界的には、アメリカのトランプ大統領がメキシコとの国境に壁を作ると言って支持を集めて、このような、自分たちと違うものを排斥する社会に、日本も、世界中もなり、こういう傾向には、帰マンの怪獣使いと少年で、宇宙人を差別排斥するものを否定しているのですが、今回、CQを開発した女性科学者、若宮サチコは、幼少時にいじめられっ子で、それを救ってくれたミスティを探すためで、シルバー仮面の場合は宇宙人の侵略を防ぐものでしたが、今回はサチコの思いによるもので、防衛兵器ではなく、しかし、今の実社会に外国人発見器などあったら、悪用されるのは自明の理であり、今回は最後の佐倉警部の言葉で救われたものの、こういう現実社会の問題を取り上げるのはやはりウルトラシリーズならではです。
(2) サチコとミスティ
 今回はサチコ、護衛を外事X課から依頼されて、そして現場に行ったヒロユキとホマレ、サチコがヒロユキの足を踏むのはギャグとして、やや蛇足なものの、シリアスな内容を和らげるものはありました。
 ミスティは、佐倉警部の部下で、言わば秘密捜査員、あるいは潜入捜査官であり、佐倉警部は2,4話に出てきて、怪奇大作戦の町田警部と似たもので、タイガではE.G.I.S.は警備会社としても、警察と関連を持ち、犯罪捜査組織の一環であり、ミスティのような秘密捜査官は70年代の刑事ドラマによく出てきたものですが、最後の展開を見たらヴィラン・ギルドは国際的組織のようで、仮面ライダーでもショッカーは国際的な組織でした(海外のショッカーと戦うために1号2号は海外に行った)が、これは面白い展開です。
(3) インサイダー取引犯罪
 そして、エネルギー企業のエレトロンを巡り、発電設備を破壊して、それにより株価を上下させて、それにより株により儲けようとするもの、これは現実社会に、企業の業績情報を先んじて手に入れて株を売買して儲ける、インサイダー取引があり、これはアメリカだと重罪、国家の根幹にかかるものとして処罰されるものですが、ヴィラン・ギルドは怪獣の売買だけでなく、このような破壊活動もして金儲けをしようとするもので、このような犯罪行為がヒーローもので取り入れられたのは初、20世紀までの特撮、アニメのヒーローものではなかった要素で、これは見事なものでした。
No.11906 - 2019/11/16(Sat) 19:27:19

ウルトラマンタイガ 第20話 砂のお城 考察(その2) / 棺桶のジョー [近畿]

(4) サチコとミスティ、その内実
 そして、CQができたらヴィラン・ギルドに大変なことになり、バド星人が狙撃しようとして、ミスティが救う展開、バド星人は2年前のジードでも狙撃手として登場して、その脅威からサチコを守るためにミスティが活躍、これも刑事ドラマ的、そして、ミスティはヴィラン・ギルドの仲間を装い、実際は潜入捜査、これも70年代の刑事ドラマにあり、前回もそうですが、タイガだとドラマ展開が40数年前の刑事ドラマの要素を見せてくれています。バド星人はヒロユキを襲いサチコを拉致するもので、今回は霧崎、トレギアは出てこなかったものの、卑怯なキャラクターを見せてくれました。
 そして、ホマレが、ミスティをヴィラン・ギルドの一員としてつけて、そして戦闘員たちに対峙したら、ミスティとともに銃、武器を向けて動くな、このような展開も70年代の刑事ドラマであり、ところが、バド星人は超獣アリブンタを操り暗躍。アリブンタはオーブ、R/Bにも出てきたものの、ヒロユキはまずタイタスになり対峙するものの、蟻酸によりタイタスを苦しめて、アリブンタはエースの5話でも蟻酸を吐いて人を溶かす描写があり、それを踏襲したもので、さらに地底を自由自在に移動してタイタスを苦しめて、これもエースの時は、エースに地底に行く能力がなく、夕子が蟻地獄に巻き込まれたのを利用して地底に行く(その後、エースは自力で地底にいけるようになる)ものでしたが、音を利用してタイタスはアリブンタの動きを見て攻撃、なるほどです。また、タイタスは神が許してもウルトラマッスルは許さない、これは美少女仮面ポワトリンの、神が許してもポワトリンは許さないへのオマージュでしょう。
(5) 超獣の存在意義
 そして、アリブンタ、オーブでは本格的な超獣、R/Bではオーブダークの前座でしたが、かなり強く描かれて、超獣とは怪獣を超えたという意味ですが、しかしタロウ以降は超獣は新作ではほとんど出てこない(エースに出たものの再登場のみ、タロウ1話のオイルドリンカーが最後の新規超獣)、アリブンタはタイタスを翻弄して、かなりの強さを見せてくれました。
(6) 佐倉警部 初のアクション
 そして、佐倉警部、ホマレとミスティのピンチに颯爽と現れて、アクションを見せてくれて、鶴見しんごさん、ウルトラシリーズではコスモスの映画3作とメビウス&ウルトラ兄弟、超8兄弟に出られて、刑事としてのアクションはさすが、ミスティが鶴見警部の部下と言う設定は納得、これも70年代の刑事ドラマ、太陽にほえろや特捜最前線、Gメン75などでよく見ました。
(7) 見事な武居特撮
 今回は、ミニチュアセットを組んでの特撮、中にはどさくさ紛れに武居飯店という看板もあり、これは第12話の辻本組のお遊びと同じ、このような凝ったミニチュアセット、タイガではよく見るもので、ミニチュアセットと着ぐるみはウルトラ特撮の根本、確かにCGもいいですが、それはアナログ特撮あってのことで、ニュージェネレーションシリーズはメビウス以前より予算は相当限定されているのに、果敢に優れた特撮を展開するスタッフには感服ものです。
(8) CQが眠れる世の中がいい
 最後、CQは外事X課に配備されることになり、カナが、それを地球人と宇宙人を分断することを危惧したら、佐倉警部は、CQの眠れる世の中が幸せだと語り、これはマッハバロンのエンディングテーマ、眠れマッハバロン、マッハバロンの眠れる世の中が平和で素晴らしいという歌詞へのオマージュでしょう(脚本の中野さん、演じる風見さんはマッハバロンリアタイ世代です)。
 そして、ミスティはアメリカのヴィラン・ギルドを追うために旅立ち、サブタイトルの砂のお城、サチコの子供時代にミスティの作ってくれたものでしょうが、再現されて、タイガではゲストキャラクターが悲劇的な最期を遂げる前例の多い中で、気持ちのいい結末でした。
 明日は兵庫県西宮市の門戸厄神、人形供養祭、今年はウルトラ縁日ではないものの、行ってみようと思っています。インフルエンザも流行っています、皆さんお大事に。
No.11907 - 2019/11/16(Sat) 19:28:07

Re: ウルトラマンタイガ 第19話 / 藤子
 レイゴさん、ジョーさん、皆さんこんにちは。
 テッペイとコノミを合わせたような女性科学者サチコの作ったCQは侵略宇宙人にとっては脅威、ひっそりと生きていたい宇宙人には差別助長になりかねかい両刃の剣。ただ幼馴染に会いたいだけだったのですが。そんな彼女を護衛するもあっさり彼女をさらわれるヒロユキ。人質にとられて武器を捨てるホマレ達ですが、しっかり足を踏むサチコ。偶然かも知れませんが、痴漢から逃げるには有効な手段です。おかげで形勢逆転、その後アリブンタによる瓦礫からサチコをかばうミスティ。そこへ現れる佐倉さん、カッコよすぎです!!一方アリブンタもタイガに倒され一件落着。
 その後、宇宙人と共存共栄できる未来をと話し合う社長と佐倉さん。そうですね、正体を隠すのは辛いことですから。
 そして、サチコに「帰ってくるから」と約束して去っていくミスティ。うんうん、その言葉が欲しかった。本当に帰ってきてね。しかし、「砂のお城」とは、なんと儚いタイトル、また悲劇的なラストではと思いましたが、よ、よかった、無事でした…。
 それでは今日はこれにて失礼いたします。最終回に共闘してくれそうな宇宙人も増えてきました。みんな生き延びてくれますように。
No.11908 - 2019/11/22(Fri) 13:27:37

ウルトラマンタイガ 第21話 地球の友人 考察 / 棺桶のジョー [近畿]
脚本:小林弘利、監督:武居正能

(1) 復讐のために特捜チームに入隊する青年
 レイゴさん、藤子さん、皆さんこんにちは。
 今回は、冒頭、ゼットンの襲撃で母親を傷つけられた青年、田崎修が主役、肉親を殺されて、復讐のためにヒーローになるのは仮面ライダーV3、風見志郎が典型であり、そして肉親を宇宙人に殺されて、宇宙人を憎むキャラクターは、シルバー仮面の春日光三、宇宙の騎士テッカマンの南城二などあり、光三と城二はともに味方の宇宙人を攻撃してしまう展開もあるのですが、今回修は母親を殺されたのではなく、傷つけられて、そして霧崎の手引きで、宇宙人に復讐するためにE.G.I.S.に入社、ウルトラシリーズで、怪獣により肉親を失った家族の物語は、タロウの、ウルトラのクリスマスツリー、キングトータス、クイーントータスの回で親を失った少女にミラクル星人が優しくするものがありましたが、宇宙人への復讐のために特捜チームに入ると言うのは前代未聞、今回登場したゴース星人は第18話の小森の仲間との設定ですが、しかし展開を見るに、修は悪人ではなく、霧崎により宇宙人にやられた、それでE.G.I.S.に入り復讐しろとそそのかされたものの模様で、修はウルトラセブン「栄光は誰のために」の青木隊員のようなものではなく、根は善良なキャラクターであり、それをこのように暴走させる霧崎、トレギアの悪辣さが目立つものでした。V3も、あるいはズバットの早川健も復讐のために戦うのは一面で、もちろん正義と平和のために戦ったわけですが、復讐はヒーローものでは禁句であり、今回の修も、帰マンのウルトラマン夕日に死すで復讐のために戦い倒されたものに通じるものがありました。
 その修、復讐のためにE.G.I.S.に入ったというものの、偏見をカナが批判して、修も外見で偏見にさらされたもの、これを聞いて、カナは修が暴走しつつも、命を守る余地があると見たのでしょう。
(2) CQ早くも悪用
 修の母親は重症というものでしたが、これは昭和なら間違いなく母親は死亡の展開でしょう。このところ、表現規制で死ぬシーンはタブーの模様ですが、それを上手く手に取ったもので、また前回登場したCQが早くも使用されたものの、宇宙人への復讐に燃える修はそれを、霧崎とのものに悪用してしまうもので、そしてゴース星人を発見、しかし霧崎の目的はゴース星人の持つ地底ミサイルであり、霧崎が修を導く時点でこんなどんでん返しがあるとは思わなかったです。
(3) 暴力は決してゆるされない
 そして、ゴース星人を修が見つけて、追い詰めて、締め上げるのですが、しかし気を失ったホマレを通して、地球の言葉が喋れないために語るのは、初代マンの、侵略者を撃てで、イデの宇宙語はわかりにくく、アラシを通してバルタン星人がハヤタと会話するシーンへのオマージュであり、ゴース星人とバンドンはセブン最終回の極悪コンビですが、今回は悪意のない存在、昭和の極悪キャラクターが、にゅーじぇシリーズでも無害なものになる(エックスの青雲荘、オーブの、ニセモノのブルース)ものがあるのですが、修が、宇宙人はみんな同じだと、外見などで排撃して、そして暴力をふるうのも、これは治安維持で暴力ではないというのですが、もちろんこれは暴力、歴史上、治安維持の美名のもとに多くの人たちが弾圧されて、殺された人も多い、そういう歴史を見ているもので、宇宙人=悪という観点はやってはいけないことというのは、帰マンの怪獣使いと少年以来ウルトラシリーズだけでなく、ヒーローものではやってはいけないこと、しかし、母親への復讐に燃える修の暴走は、現実に排外主義の跋扈する現代に重いものを見せてくれました。
No.11909 - 2019/11/24(Sun) 20:02:17

ウルトラマンタイガ 第21話 地球の友人 考察(その2) / 棺桶のジョー [近畿]

(4) 無害な怪獣
 バンドンが登場したのは、パンドンにとってゴース星人は親で、それを助けるためで、本来は無害なもの、ゴース星人は18話の小森と行動していたものの、地球侵略の意図はなく、しかし、修にとって、暴れる怪獣はゼットンもパンドンも、侵略者の尖兵とおもってしまうもので、このような展開は、メビウスの、怪獣使いの遺産にあったものの、修は内面ではヒロユキと同じくヒューマニストであり、そこに、霧崎、トレギアの悪意の入るものでした。
(5) どこまで卑劣になれば気が済むのか、トレギア、霧崎
 そして、霧崎がヒロユキの前に立ちはだかるもので、霧崎はゴース星人の地底ミサイルを使用するためのものですが、ジグソーパズルに世界をなぞらえて、ヒロユキを翻弄するもので、霧崎=トレギアはパンドンが無害な怪獣なのに、それを暴れさせて、タイガに倒させる意図があり、これまでトレギアの悪意をこれでもかと見せつけられたものの、この悪はものすごいものでした。
 そして、修が改心して、パンドンに悪意がないとタイガ、ヒロユキが気付くと、霧崎がトレギアに変身してパンドンを葬るのは戦慄、今までチビスケ、ミードと、無害な怪獣、宇宙人が霧崎、トレギアに葬られたものの、この悪にタイガはトライストリウムになり対決するものの、トレギアは倒せず、この、底知れぬ悪の存在感はおそろしいほどです。
(6) 何と、エーテル理論!
 トレギア、霧崎の目的は、ゴース星人の持つ地底ミサイルを悪用して、5大元素のひとつ、エーテルを破壊するもので、これは、エーテル理論と言われて、SFの世界でも半世紀以上に否定されているものですが、特撮映画の惑星大戦争では、このエーテル理論が最後に使われて、宇宙戦艦轟天のドリルでエーテルを破壊して敵を倒すものがあり、惑星大戦争は公開された77年当時、SFファンの批判を受けて(ただし、当時は特撮は暗黒時代、SFファンから評価された日本の特撮はほとんどなかったのです)、しかしこの話の最後を見たら、エーテルを破壊して、トレギアの野望につなげるもので、こういうオールドファンしか知らないネタを突っ込んでくるとは意外でした。
(7) そして、修は改心して
 最後、修は自らのやり方の間違いと、トレギア、霧崎に悪用されていたことを知り、ゴース星人を許してやり、改心するもので、これは市川森一さんが、エースの最後の言葉に込めたテーマ、武力で平和は得られない、平和は何度裏切られようと信じて赦すことでしか得られないというものそのままではあり、そして修はE.G.I.S.に入らず、母親のリハビリに立ち会うことになり、修が最後悲劇的なものになるのかと思いきや異なり、ハッピーエンドでしたが、他方、地底ミサイルによるエーテル破壊は後に禍根を残した模様で、後4話ですが、今後もタイガには期待です。
(8) リュウソウジャー、団時朗さんで帰マンネタ
 そして、先週の騎士竜戦隊リュウソウジャー、この作品は帰マンの郷秀樹を演じた団時朗さんが長老役で出られて、先週は頭に帰ってきたとある、矢文が帰マンのウルトラランスである、ヒロインをアキちゃんと間違えるなど、帰マンオマージュラッシュ、ただ、映像作品はおろか、イベントでもウルトラマンとライダー、戦隊ヒーローの共演はダメだそうですが、再来年の仮面ライダー50年に何かやってほしいです。
 兵庫県西宮市の門戸厄神、人形供養祭、仮面ライダービルド、ジーニアスフォームが来て、一緒に写真を撮りました。今まで5年連続ウルトラ縁日から今年はライダーと戦隊ヒーロー、大人一人で来ていた人も数人いました。この秋は仮面ライダーゼロワン、リュウソウジャー、仮面ライダーV3とも写真を撮れて特撮ファンとして収穫は多かったです。
(9) ウルトラマン、マーベルコミックになる!
 そして、ビックリしたのは、ウルトラマンが、マーベル・エンタテインメントからコミック版になるというのです。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000074.000033128.html
 円谷プロの現会長の塚越隆行さん、ディズニー出身とのことで、意欲的なことを次々と発信されて、ネットでは塚越さんのやり方、ディズニー式で問題の声も間々あるものの、テレビでも何度も昭和とは比較にならない厳しい状況で、このような意欲的なことをするのは応援したいものです、寒くなります、皆さんお大事に。
No.11910 - 2019/11/24(Sun) 20:03:05

Re: ウルトラマンタイガ 第21話 / 藤子
 レイゴさん、ジョーさん、皆さんこんにちは。
 この話ではトリピーの「宇宙人なんか」とアンデレスホリゾントのカナタを思い出しました。「宇宙人みな悪人」と、ひとくくりにしてはいけないのですが、先に拳を振り上げてしまう。ゴース星人の依代になっていたホマレは悲しそうでした。意識があったのではないでしょうか。
 それにしてもパンドンをあんな風に切り刻むとは、なんと残忍なトレギア。しかも地底ミサイルをうちこんでしまいました。あれ、後から中和剤のようなミサイルを撃ち込んで止めるとか、地球自身に語り掛けてエーテル再生とか出来ないでしょうか。地球も意思を持つ一つの生命体といいますから。今回はキングに頼れませんし。ゴース星人は帰ってしまいましたが、何か対策を考えてくれないかな、いやいや、人の力をあてにしないこと!でも、この世界の地球の科学力だけでは無理でしょう、ヒカリが来てくれないかな…。天才科学者同士、何か因縁があるに違いないと、ずーっと待っているのですが。
 今回の救いはゴース星人が修を許してくれたことです。見習うべきですね。…次回予告では「ノンマルトの使者」かな?と思いましたが、セブン本編では人間はノンマルトに謝罪することはなくて、ダンとアンヌは重くて苦い気持ちを抱えたままでした。もうそんなことがありませんように。
 では、今日はこれにて失礼いたします。寒いのは苦手ですが、まともな冬が来ないのは困ります。インフルエンザの猛威が心配です、皆さま気をつけて下さいね。
No.11911 - 2019/11/28(Thu) 11:50:48
ウルトラマンタイガ 第14話 護る力と闘う力 考察 / 棺桶のジョー [近畿]
脚本:勝治京子 監督:市野龍一

(1) 「防衛兵器」の危うさ
 レイゴさん、藤子さん、ビルガモさん皆さん、10月なのに首都圏をはじめ全国的に暑い模様ですがいかがですか。
 今回はオープニングが2番になり、これはニュージェネレーションシリーズの定番なものの、エンディングテーマ変更、そして、登場した宇宙人科学者、イルトが主役、彼は宇宙で惑星を怪獣の脅威から守るためにギガデロスを作り、ギガデロスはHPだと惑星守護神、つまり防衛兵器としてのロボットであり、ところが、それが暴走して惑星を滅ぼしてしまうもの、このような「兵器」はまさに諸刃の剣であるというのは、過去にもウルトラシリーズでは無数あり、またSFヒーローものでの定番のネタ、ティガではマキシマ砲がそれで、ダイナではネオ・マキシマ砲は同様のものであり、それらのルーツは、初代ゴジラを倒すために芹澤博士がオキシジェンデストロイヤーを使うことを決意するものの、この科学技術が悪用されるのを恐れて、ゴジラを倒した後、芹澤博士は自らの命を絶つ結果、これはその後の日本でのヒーローの哲学になり、兵器では平和は来ないというのは絶対であり、特にウルトラシリーズでは科学技術の暴走をテーマに無数の描写がされて、ところが、ギガデロスの暴走はトレギアが原因であり、このトレギアというキャラクター、本当に悪として卓越しているものの、武器は使い方では自らを滅ぼすというもので、オーブにギャラクトロンの初登場以来のもので、後半の始まりは前後編かと思いきや、イルトの意図とウルトラマンのことを描くものになりました。
 この、ギガデロスのことは、怪獣災害に困っていたものに守護神を作り喜ばれたが、暴走してその星の脅威になり、というのは、初代ゴジラのオキシジェンデストロイヤーを封印することなく続けたようなものと思われて、イルトは令和の芹澤博士のような位置も感じました。
(2) イルトの意図
 イルトは自ら開発したギガデロスを倒すのに、タイガたちと協力するのではなく、タイガを封印してのもので、イルトはヒロユキを拘束して、そしてウルトラマンのことを「兵器」と称していて、ギガデロスも兵器として作られたもの、これを見て、ダイナの第49話「新たなる影」で人造ウルトラマン・テラノイドを作ったゴンドウ参謀、人類最強の防衛兵器、ウルトラマンと称していて、ところがテラノイドはすぐにエネルギーを失いスフィアに乗っ取られてゼルガノイドとして敵になるのですが、これと似たものを見て、先のティガ第20話の、マキシマ砲の件では、脚本の小中千昭さんに、初代ゴジラの芹澤博士の悲劇を忘れたのかという抗議があり、ダイナでは、ゴンドウ参謀は自らを光のエネルギーとしてダイナを復活させて、そして続く太陽系消滅では、ネオ・マキシマ砲を使うのに、開発者のキサラギ博士は人智によりコントロールできる力、ウルトラマンダイナがそうであるように、と語り、このギガデロスは人造ウルトラマンに似た展開ではあり、そしてギガデロスの制御に失敗して、武力は悪と思った模様で、これは前述のように、芹澤博士がオキシジェンデストロイヤーを封印せず自らの命も絶たず、その後自らの兵器を始末しているようなものと感じました。イルトにとって、開始時にはギガデロスもウルトラマンも同じ兵器というものなのでしょう。
No.11888 - 2019/10/05(Sat) 18:44:13

ウルトラマンタイガ 第14話 護る力と闘う力 考察(その2) / 棺桶のジョー [近畿]

(3) ゆるいE.G.I.S.
 そして、冒頭でヒロユキがイルトに拘束されて、このE.G.I.S.は実にゆるい組織で、特捜チームではなく民間企業ですが、IT技術を駆使するピリカ、武闘派のホマレとユニークなキャラクターが出てきて、今回はピリカとイルトがネットを駆使して対決するなど、面白いものでした。今回はヒロユキ以外はそれほど出ずでしたが、この緩さは面白いです。
(4) 不気味な霧崎
 そして、トレギア、霧崎は今回女性用の傘をさして、社交ダンスみたいなものをやり、悪役として大変な存在感ではあり、ダンスを踊り、警官に排除されようとなるとギガデロスを出現させる、この悪役の圧倒的な存在感はすごいもので、そして一方、ヒロユキをイルトから解放するもので、イルトがヒロユキから奪った変身アイテムを奪い取りヒロユキに戻す、こんなシーンはウルトラシリーズはおろかヒーローもので前代未聞(ヒロユキも、タイガたちも霧崎がトレギア人間態とは気づいていない模様)、トレギアはタイガを悪用するために泳がせているものらしく、七瀬さんの演技も大変なもので、仰け反って相手を嘲笑する姿勢は戦慄もの、今回はトレギアに変身しなかったものの、大変な悪役でした。
(5) 光線で分身するギガデロス
 そして、まずフーマに変身したもので、手裏剣光線で倒したかと思いきや、分身するもので、ギガデロスが分身するのは、ガッツ星人がセブンのアイ・スラッガーを受けても分身するようなものではなく、しかしこれは数が増えたのではなく、まさに忍者のようなもので、かなりの強敵。そして分身は今だと当然CGで描かれて、昭和は分身の分着ぐるみが要った(ガッツ星人がそう)もので、平成でもダイナでガラオンに対してミラクルタイプが分身した際は複数の着ぐるみ+スーツアクターでやっていたものの、今はCGでうまくやれて、このギガデロスは兵器であり、この仕様にはビックリです。兵器としての怪獣とは、ウルトラシリーズに出てくる侵略宇宙人にとって怪獣は生物兵器的なものですが、本来は正義?のためのものがこうなってしまう、ウルトラシリーズでは武力により平和は来ないという描写はたくさんあるものの、これは斬新なものでした。
(6) ウルトラマンが暴走!
 今回、ギガデロスの脅威に、ナイトファングの力を利用して、音波でギガデロスの分身を封じるのですが、その際にカラータイマーの周囲に黒いものがわいて、そしてヒロユキが冷静になれというのに、タイガは暴走気味でギガデロスを攻撃、これはオーブでのサンダーブレスターの暴走とは意味は異なるものの、タイガは我を忘れて暴走であり、ヒロユキに言われて我に返るものの、どうやらトレギアの狙いはタイガを暴走させて手中にするものらしく、タイガはウルトラマンの歴史に名を残すというものは不気味ではあり唖然でした。
(7) イルトの旅は終わらない
 最後、イルトはウルトラマンが兵器ではないことを理解して、他のギガデロスを封印するために旅立つものの、まだ旅は終わらず、ヒロユキはホマレにイルトを紹介しようとしていなくなる、こういう展開は昭和的なもので今見ると新鮮でした。サブタイトルの護る力と戦う力は兵器の是非、科学の是非を問うものでした。しかし、今回暴走したタイガ、どうやら次回以降に禍根を残した模様で、次回はスカルゴモラ登場、さらにベリアルのことも因子として出てくる模様で、次回にも期待です。
(8) ひらかたパーク、年末年始はニュージェネレーションワールド
 昨年一昨年と、大阪のひらかたパークで、その年の夏にやったウルトラマンフェスティバル、東京の展示を持ってきてのものでしたが、今年はニュージェネレーションワールド http://www.hirakatapark.co.jp/topic/show/ultra-expo-2019 ギンガ以降のもので、最近の円谷さんは、ゼロとギンガ以降のヒーローでイベントをして、2016〜17年は初代マン、セブン50年のためか昭和ヒーローのイベントが多かったものの、このところはそれでも意欲的にイベントをして、応援しています、皆さんお元気で。
No.11889 - 2019/10/05(Sat) 18:44:49

Re: ウルトラマンタイガ 第14話 / 藤子
 レイゴさん、ジョーさん、みなさんこんばんは。
 何やら助けを求めるタイガ、その後も呼びかけに答えなかったり暴走したり、霧崎の罠がじわじわと迫るのを感じます。トレギアの最も憎むのがタロウなら、その愛息を陥れることで復讐するのは納得できます。しかし、その理由はまだまだ明かされないのでしょうね。
 それにしてもイルトがギガデロスの破壊を決意し、「ごめんね」と詫びるシーンは切なかった…。愛しているから辛いけれど、過ちは正さねばなりません。科学の不始末を科学でつけようとする悲しい旅は一生続くのでしょう。ところで、ギガデロスはルーブに出て来たルーゴサイトに似ているような気がします。
 では、今夜はこれにて失礼いたします。
No.11890 - 2019/10/11(Fri) 23:05:46

ウルトラマンタイガ 第15話 キミの声が聞こえない 考察 / 棺桶のジョー [近畿]
脚本:中野貴雄、監督:市野龍一

(1) トレギアの目的はタイガの闇落ち
 レイゴさん、藤子さん、皆さんこんばんは。台風19号は大変なことになりましたが、ご無事でしたか。神戸でも風は強く、大変な水害に衝撃を受けました。
 今回は、前回の続き、タイガが暴走を始めて、そして最後にタイガがトレギアの手中に落ちて、今回は少年カンタの依頼で、E.G.I.S.に友人の生物、モコの捜索を依頼、これはヴィラン・ギルドの一員、チブル星人マブゼによる融合獣の出現もあり、これは来週までメイン監督の市野さん3本持ちかと思いきや、来週は武居監督ですが、冒頭、悪夢にうなされるヒロユキ、そして鏡の中で霧崎が仮面をつけて、E.G.I.S.の制服を着て、仮面を外し霧崎の顔を見せて、要するに霧崎はある種、ヒロユキの陰画であり、そしてカンタの依頼、今回、タイガは一方的にスカルゴモラを倒してしまい、ウルトラヒーローはこのように一方的な暴力は許されず、ましてや父親のタロウは怪獣を数多く逃がしたものですが、これはタイガ、未熟な故に暴走してしまう、帰マン第2話の郷の陰画的なものもありました。そして、トレギアはタイガを手中にして、これが目的であり、さらに怪獣のリングも、前回で使用して影が出てきて、倒した怪獣の力が使えるのはエックスでもあったものの、エックスだと怪獣は仲間であったのに、今回は悪の力を使ったために闇落ち、トレギアが、ご利用は計画的にと消費者金融のCMをパロってタイガを嘲笑するなど大変な世界で、ジードの16話でもジードをベリアルのところに闇落ちさせるものでしたが、トレギアの悪としての存在感はすごいものでした。タロウのことをナンバー6と嘯き、トレギアが悪の権化であり、悪のヒーローではない(ハカイダーやタイガージョーではない)悪の悪たるものはすごいです。
(2) 久しぶりにウルトラシリーズでクラシック音楽使用
 今回、スカルゴモラ出現シーンに、ベートーヴェンの第九のクライマックスが流れて、ウルトラシリーズとクラシック音楽はセブン最終回のシューマンのピアノ協奏曲はあまりに有名ですが、第九はエヴァンゲリオンでも渚カヲルの回に使用されたものの、今回は何と霧崎が指揮棒を持ち音楽を奏でるかのようなものには驚き、特撮・アニメでのクラシック音楽使用は定着したものもありますが、悪役が音楽を指揮するとは前代未聞、ビックリでした。
(3) ヒューマニスト、ヒロユキの善意を悪用
 今回、カンタにとってのモコは、ヒロユキにとってのチビスケであり、それ故に依頼を受けた(…ものの、仕事料?はどうしたのか…と言うと、ヒーローものは成り立たない?実際、平成ライダーの主役の大半は無職で、どうやって食べているのかと突っ込みが時々あり)もので、ヒロユキは第1話でも、相手が宇宙人でも守るという、近年まれに見るヒューマニスト、昭和にはこういうヒューマニストは無数いた、というより特撮・アニメのヒーローはヒューマニストでないとダメであったのですが、近年はこういうヒューマニストは珍しく、というより、このようなヒューマニストという面は強調されなくなったものの、ヒーローの力はヒューマニズムであり、そしてカンタのためにモコを探すもので、ところがモコはチブル星人の手中にあり、ヴィラン・ギルドは怪獣を作って儲ける存在、第1話などのマーキンド星人らは倒されなかったものの、悪意は善意の対照的な存在であり、トレギアの悪意にはビックリです。
 また、マブゼはオークションでゴモラ、レッドキングとともにベリアルの因子を手に入れて、ベリアルはジードの悪役で、オーブではサンダーブレスターを形成するもの、R/Bでも初代マンのクリスタルとともに重要な因子であり、今回は因子というだけですが、ベリアルは今でもニュージェネレーションシリーズの悪役キャラクターとして光っているものがあります。
No.11891 - 2019/10/14(Mon) 14:54:55

ウルトラマンタイガ 第15話 キミの声が聞こえない 考察(その2) / 棺桶のジョー [近畿]

(4) やはり仲間は信頼できる
 ヒロユキとカンタが敵のアジトで拘束されて、大変だと思ったらホマレが助けに入る、これは容易に想像されたものの、ホマレはヒロユキを完全に信頼してこの行動にしたもので、カナやピリカも同様のもの、仲間を信じるのはヒーローものでは定番ではあるものの、これも昭和的な世界で、仮面ライダーではこういう展開は稀になり、スーパー戦隊だとこういうものもあるものですが、昭和的な仲間を守る、というのは気持ち良いものです。
(5) 怪獣に対峙するものの…
 そして、スカルゴモラとタイガが戦うものの、戦うというより一方的に攻撃するだけ、こんなものはウルトラシリーズでは異例ではあり、モコを通してカンタはスカルゴモラの悲鳴を聞いて、ウルトラヒーローの暴走は異例、このあたりエヴァンゲリオンには暴走はあったものの、複雑な展開ではあり、タイガは未熟なウルトラヒーローではあるものの、ダイナのあしなが隊長で、ヒビキ体長がアスカに、怒りをコントロールできて初めて強くなれると諭したことがあり、タイガは本当に強いものではなく、これは複雑な展開でした。
 サブタイトル、君の声が聞こえない、はトレギアの手に落ちてしまったタイガの窮状のことであり、絶望的なものもありました。
(6) 闇落ち、赤いままのカラータイマー
 今回、衝撃的であったのが、トレギアの手に落ちたタイガのカラータイマーが赤のまま、ウルトラヒーローの危機はカラータイマーの赤い点滅であるのに、赤のままというのは過去になく、ウルトラゼロファイト第2部でゼロがベリアルに乗っ取られてゼロダークネスになったのを思わせて、ショックでした。
 次回の展開は、おそらく…ですが期待しています。
(7) リュウソウジャーのイベントに行きました
 昨日は神戸最大の住宅公園にて、騎士竜戦隊リュウソウジャーのイベントに行きました。8月にウルトラマンゼロ、9月には仮面ライダーゼロワンが来たところ、ほとんどは小さい子供たちが親御さんに連れられて、私のような大人一人は私だけ(ゼロ、ゼロワンの時は1組大人だけもいましたが)、ましてやゴレンジャーリアタイ世代は皆無(笑)でした。秋には、また西宮の門戸厄神でウルトラ縁日があると思い、初代マン、セブンリアタイ世代として行きます、まだ災害もあります、皆さんお大事になさってください。
No.11892 - 2019/10/14(Mon) 14:55:41

Re: ウルトラマンタイガ 第15話 / 藤子
 レイゴさん、ジョーさん、皆さんこんにちは。
 暴走するタイガを止められない仲間たち、それをあざ笑うトレギアはまさに指揮棒で操っているのですね。またしてもナンバー6、タロウの息子と逆なでする所は「末っ子」呼ばわりされた若き日の父親を思い出させます。
 それにしてもイージスはセキュリティが甘いなあ、カンタ君、勝手に入るなんて、敵のスパイかと思ってしまいました。しかし依頼はモコを探してほしいとのこと、おお、ジードに出て来たあの可愛いの!どうやら寂しい人のところにやってくるような。が、見つけたと思ったらマッドサイエンティストの合成怪獣研究所。ハネジローもそういう目にあわされました。しかもエレキングの子まで、うわー、コノミ助けに来てー!と思ってたら檻を破壊し、「逃げろ」とヒロユキ。でもこのままではX課に処分されるんじゃ、いやいや、きっと分かってくれる人がいる!
 そしてやはり暴走するタイガ、仲間の制止も聞きません、タイタスとかに無理矢理チェンジすることは出来ないのですね。まんまとトレギアの手中に落ちるタイガ、仲間たちも次々闇の中へ。「絆」という言葉を嗤う彼は、地球人も心底憎み、軽蔑しているようです。何があったのでしょうか。それと初めから気になっていることがあります。鎧で隠したカラータイマーの形状です。それも鍵なのでしょうが、待つ身は辛い!諸説あるらしいから気になって仕方ない!!でも、絶対フタは開けないぞー!!
 では、今日はこれにて失礼いたします。
No.11893 - 2019/10/18(Fri) 14:42:28

ウルトラマンタイガ 第16話 我らは一つ 考察 / 棺桶のジョー [近畿]
脚本:林壮太郎、監督:武居正能

(1) 敵の手に落ちたウルトラマンの救出
 レイゴさん、藤子さん、皆さんこんにちは。台風19号の被害は大変なもので、関西は被害なかったものの、いかかですか?
 前回、トレギアの罠に落ちて闇に染まったタイガ、ヒロユキと分離してしまい、過去にウルトラヒーローが敗れて一体化している人間と分離するのはコスモスのエクリプス登場編であり、またギンガSでは前半クライマックスでファイブキングに敗れてヒカルとショウを分離したこともありましたが、今回はタイガの闇落ちでヒロユキとの絆を断ち切られた結果、そしてヒロユキにはタイタスもフーマもこの際には見えなくなり、まさに絶体絶命、しかしE.G.I.S.のメンバーがまずヒロユキを救出して、そしてタイガを救出するもの、いきなりウルトラマンを救うのではなく、このやり方は納得できて、またHPにウルトラマンタロウの名前があり、タロウが息子を救いに来るのかと思いきや、実質回想シーンのみ、そこで太郎はタイガに絆の大切さを説くものの、タイガは否定して、それで宇宙を旅してこいとなり、これは納得のもので、ウルトラシリーズでは第2時シリーズではウルトラヒーローが危機になったら、ウルトラ兄弟や父、母が助けるのは、これでは人間、特捜チームの必要性がないと批判されたこともあったもので、今回はヒロユキがタイガの闇落ちで錯乱状態になり、それを救うのに、ピリカの発案で脳波にて語りかけるのは妥当で、そしてヒロユキも闇落ちの危機の中で、主題歌のスローテンポアレンジのBGMをバックにヒロユキが我を取り戻すのは納得です。主題歌スローテンポBGMは平成だとティガで多用されて、15話のラストの、タイガの闇落ちのシーンで使われたのは、ティガが最終回前編でガタノゾーアに敗れて石像にされるシーンを思わせて、今回、ヒロユキはE.G.I.S.の中で最年少であり、仲間3人は先輩、そしてタイタスとフーマも仲間であり、これまでトレギアが絆という言葉を嫌っていたのを思うと、やはり絆はウルトラヒーローの力ではあり、納得でした。
(2) とことんの悪、トレギア、霧崎
 そして、タイガを失ったヒロユキに、霧崎になったトレギアが接触して、ヒロユキを嘲笑するシーンは戦慄もの、このようなえげつない悪は仮面ライダー、戦隊ヒーローには出てこず、この霧崎、白と青の服装のユニークなものがあり、そして今回、霧崎の口から光の国に攻め込むという発言があり、トレギアの意図はベリアルと同様のもの、光の国M78星雲攻略であり、ともかく、悪役として大変な存在感のもので、オーブ以降のニュージェネレーションシリーズに出てくる悪役、敵役は個性的、元々悪役はウルトラシリーズだと卑怯なことを平気でやる手合いが、特に第2次シリーズで多かったものの、タイガを闇落ちさせて、そしてビルを壊す展開は大変なものではあり、悪というものの存在感を見せてもらいました。
No.11894 - 2019/10/20(Sun) 16:09:18

ウルトラマンタイガ 第16話 我らは一つ 考察(その2) / 棺桶のジョー [近畿]

(3) ヒロユキの救出
 そして、ピリカの発案で、ヒロユキに脳波で話しかけるもの、エックスにて前半クライマックスや最終回、電脳空間でエックスを救出するものを思わせて、ヒロユキはまだ未熟なものを先輩3人が導く展開は納得、かけがえのない仲間の意味で、さらに扉が開いて闇が迫るものを、タイタスとフーマが扉を閉めてヒロユキを守ろうとする展開、この闇はティガ最終回前編のものを思わせたもので、トレギアがあれだけ絆という言葉を嫌うのは、それだけ絆というものが仲間を思う気持ち、正義の発議であることを示しているということであり、仲間の思いが主人公を助けるのはヒーローものでの定番ですが、これは素晴らしい展開でした。
 そして、ヒロユキはかつてタイガに助けられて、今度はヒロユキが助ける番というのも、ヒーローものの定番ですが、敵の手に落ちたヒーロー(セブン暗殺計画のように処刑される運命で、今回のように敵に利用される展開は異例)を救出、その中で、世田谷ならぬ世田原が舞台、これは円谷さんがかつて世田谷区にあったためでしょう、人々の避難を誘導するE.G.I.S.のメンバーはさすがです。
(4) タイガを救出
 続いて、タイガを救出するために、フーマ、タイタスの変身アイテムがあり、それを使うと、霧崎はヘルベロスとナイトファングを召喚して、タイガととともに戦わせて、ウルトラヒーローが敵に操られるのはセブンの蒸発都市でダンカンに操られるなどあるものの異例であり、そしてカラータイマーが赤のままではなく、赤く言わば消えている、ウルトラマンの魂が消えている模様で、タイガを取り戻すために、ヒロユキ、タイタス、フーマが奮闘するのは、ウルトラシリーズではこういう展開も多々あるものの、タイガはかなり未熟なウルトラヒーローであり、ヒロユキが、君が僕で僕が君だ、これは第1話のタイガの俺がお前でお前が俺だのオマージュ的なものですが、それでタイガは我を取り戻し、カラータイマーが青い輝きを取り戻して、そして悪辣だった霧崎が初めて狼狽するのは新鮮であり、タイガはトライブレードを得て、トライストリウムになり、三人のウルトラマンの合体は想像されたものの、新鮮でした。
(5) 合体ウルトラマン、トライストリウム
 そして、三人の合体でトライストリウム、合体ウルトラマンは前作でロッソとブルの合体でルーブ、劇場版ではグルーブになり、トライストリウムは赤と青で、SNSではZATの制服を思わせるとの書き込みを見ましたが、合体はアイテムの予告でわかり、また我らは一つのサブタイトルからも想像されて、そしてトライブレードで怪獣を圧倒して、そして狼狽した霧崎はトレギアになるものの、トライストリウムに圧倒されて、今回初の敗退、R/B劇場版ではグルーブに敗れてもまた出てくるものでしたが、かなりの強敵、トレギアを退けたのは大変なものです。
(6) 取り戻した絆、そして
 E.G.I.S.のメンバーもタイガの勝利を祝福して、やはり仲間というものはヒーローの基本だと思いました。そして、初めて敗れた霧崎は狂気の様相でラストシーン、ジードでペダニウムゼットンで敗れてケイが狂気に至ったものを思わせて、霧崎は一旦退場ではなく、次回もトレギア共々出てくる模様で、今後も楽しみです。
 平成ウルトラの脚本家、小中千昭さんのティガの小説版読みました。ティガがコナンさんにとって特別な存在だと知りました。そして、ドラマにもなり話題のトクサツガガガ、第16巻にはウルトラマンのオマージュ、ソールマンの詳細もあり楽しめました。門戸厄神では11月17日にウルトラ縁日もあり、また11月には伊丹にタイガも来るので行くつもりです。皆さんお元気で。
No.11895 - 2019/10/20(Sun) 16:10:03

Re: ウルトラマンタイガ 第16話 / 藤子
 レイゴさん、ジョーさん、皆さんこんばんは。
 ひいいいい、トレギアのおぞましさはこれまでの怪しいイケメンを遥かに凌いでいて怖くてたまりません!「温室育ち」とまで言う彼の抱える闇の芯とは何でしょう。とにかくタロウの大切な物を全て否定しないと気が済まないようです。一方、何とかヒロユキを呼び戻そうと脳波に飛び込む社長たち。その会話の中にタイタスとフーマも現れ、闇を入れまいとドアを抑えて励まします。そして目覚めたヒロユキの左腕には新しいブレスレット、緊急事態に「あなたも助けに行きなさい」と送り出す仲間たち。フーマ、タイタスと共に呼びかけ続け、カラータイマーに飛び込み、遂にタイガを取り戻す!そして三人とヒロユキが融合した新たな姿にショックを受ける霧崎、怪獣が倒された後、初めて怒りを露わにして攻撃するも敗北、その後ヒロユキの名を呼んで狂ったように笑う…。どこまで壊れて行くのでしょう。
 それでは今日はこれにて失礼いたします。

 追伸 もうすぐハロウィンですが、皆さんの恐いものは何ですか?私は「ネタバレ、ネタバレ♪」とフタをパカパカさせて歌うパンドラの箱です。ああ、うっとうしい!!
No.11896 - 2019/10/25(Fri) 23:29:48

ウルトラマンタイガ 第17話 ガーディアンエンジェル 考察 / 棺桶のジョー [近畿]
脚本:柳井??緒、監督:武居正能

(1) 刑事ドラマテイストのもの
 レイゴさん、藤子さん皆さん、台風の後でまた大雨と大変な災害ラッシュですがお元気ですか。
 今回は、悪事の常習犯、宇宙人ミードとカナの物語で、ミードは外事X課時代にカナに4度逮捕されたもので、こういう憎めない悪党と刑事の物語は太陽にほえろや特捜最前線によくあったもので、しかし、ミードは故郷に帰るので金欲しさに怪獣の起動装置の運び屋をして、さらにその背後に霧崎のいたもの、当初、ミードの追われていたシーンで助ける(というより自らの計略のために利用した、最後の展開は霧崎にとってミードは捨て駒に過ぎないことの証拠)ものが霧崎とは、あの特徴ある服装で分かるものの、そしてミードとカナの面白い物語であり、しかし、最後の展開は昭和リアタイの私にもビックリでした。
(2) 昭和テイストのミード
 そして、E.G.I.S.に保護してもらい、夕食もご馳走になる、これも昭和テイストのもので、そもそも刑事ドラマ自体平成に入り衰退して、70年代後半には刑事ドラマの放映されていない日はなかったのに、今やレギュラーは東映とテレビ朝日の相棒のみですが、ミードの役どころは、ご飯のお代わりをほしいというのも、昭和のドラマで、ウルトラシリーズではメビウス、いやエックスまで昭和テイストのものは皆無であったのに、オーブ以降昭和テイストが色々出てくるのは楽しいです。
(3) カナ、前線に出る
 そして、ミードの護衛をカナはヒロユキとホマレにさせようとして、しかしミードはカナでないと納得しないというもので、報酬というものの、どう考えてもミードはお金を払っておらず、しかしタイガのシリーズで、E.G.I.S.が報酬をちゃんともらったのはひょっとして第1話のみ、まあ、SFものでは主人公はどうやって稼いでいるのかというものがあり(そもそも、TACファルコンなど1機墜落させただけで国会で問題になります)、仮面ライダーだと昭和ライダーは職業があったものの、平成ライダーは大半無職というのがSNSであるものの、そしてカナは初めてE.G.I.S.のジャケットを着て帽子もかぶり、カナのこの姿は初、しかし演じる新山千春さんは2001年にゴジラ・モスラ・キングギドラで主役であり、今回はアクションも見せて(第6話でも見せていたものの、今回は本格的なもの)指定地点のショッピングモール(アリオ上尾)に連れてきて、アリオは関西だとアリオ八尾は円谷ジャングルのあったところ、今年春にはニュージェネレーションフェスティバルもありましたが、ウルトラマン関係のイベントもよく行われる模様、ショッピングモールでのこのような光景は仮面ライダーやスーパー戦隊では出てこないものですが、昭和の特撮ファンでは、シルバー仮面で商店街にて宇宙人とのバトルシーンを思わせます。
 で、ミードは故郷に帰るのでお土産として、ツケをカナにという展開は笑えました。
(4) そして、裏切る…
 そして、ミードが故郷に帰るというのは嘘、怪獣の起動装置の運び屋であり、しかしこれを巡り宇宙人たちのバトル、彼らはヴィラン・ギルドというものの、要するに実在の暴力団的なもので、そして抗争であり、ヴィラン・ギルドという組織ではなく総称、ミードは結局カナを利用したものですが、それでも、ミードは転んだ女の子にやさしくして、カナのいうようにミードは悪党ではあるものの、悪人ではない、こういう言葉は貴重であり、タイガはかなりシリアスなものを展開して、納得させられるものもありました。
 そして、ヴィラン・ギルドのメンバーはペダン星人、キングジョーを操っていた連中の末裔ですが、最初に現れた際は黒づくめ、ショッカー戦闘員より、実在のテロ組織の戦闘員みたいで、こういう悪の側がリアルなのは大変なものです。
No.11897 - 2019/10/27(Sun) 19:13:43

ウルトラマンタイガ 第17話 ガーディアンエンジェル 考察(その2) / 棺桶のジョー [近畿]

(4) カナの戦い
 そして、ミードは裏切ったものの、それでも彼を信じようとするカナ、ミードは悪党だが悪人ではない、先の女の子を助けたことによるもので、このセリフは見事、これを見て、私はエースの最後の言葉の意味、市川森一さんは、平和は武力では得られない、平和を得るためには何度裏切られようとも信じて赦すしかないと、ウルトラマン40周年の2006年に赤旗日曜版のインタビューで言われていたのを思い出しました。そして、カナも警棒を使ってヴィラン・ギルドのメンバーと戦い、こういう等身大アクションもニュージェネレーションシリーズの魅力です。
 ミードはカナのことを宇宙人たちの天使と語り、これがサブタイトルのガーディアンエンジェルの由来ですが、特撮ヒーローものの醍醐味はこういうところにもあります。
(5) 卑怯金メダル、霧崎(その1)
 今回、怪獣の起動装置を操作したのは宇宙人ではなく、霧崎、トレギアの模様で、怪獣デマーガが暴れて、ショッピングモールに迫り、他方ヒロユキにとってカナとホマレが戦い、どちらを助けるのかという選択をヒロユキに迫る霧崎、これは多数を助けるために、少数の犠牲はやむを得ないという方向性はウルトラマンはおろかライダー、戦隊、アニメでもなく、どちらも助けないといけないわけで、しかしタイガは怪獣と戦う気で満々、こういう卑劣なこと、ラストシーンはもっとえぐいのに、トレギア、霧崎のあくどさは何回も見たのに唖然です。
 そのタイガ、最初はデマーガを鼻であしらいそして反撃されて、結局トライストリウムで倒すものですが、この後の展開は予測すらできませんでした。
(6) 卑怯金メダル 霧崎(その2)
 そして、最後、ミードは逮捕されることになり、悪党がまた逮捕、というシーンは、太陽にほえろなどで無数見たもの、これでミードが更生するもので大団円、と思いきや、何者かがカナを狙撃して、カナを守るためにミードが身代わりになり凶弾に倒れる、そして撃ったのは霧崎、もちろん、これはカナを狙ったのではなく、カナを狙うとミードが身代わりになると思ってのものでしょう、このように、身代わりで凶弾に倒れると言うのも、昭和の刑事ドラマにたくさんありましたが、今回は衝撃的、暴力団の人間が世話になった刑事を助けるために凶弾にやられるのは刑事ドラマでは40数年前にたくさんあったものですが、ミードがまさか犠牲になるとは、第2話でチビスケがトレギアの凶弾に倒れるのと同様の衝撃でした。こういうどんでん返し的な展開、ジードでアリエがベリアルであったと分かったもの以来(あれも武居さんの演出)でした。
 そして、この後味の悪い結果に沈むヒロユキに、霧崎が何とE.G.I.S.の事務所に入り挑発、霧崎はヒロユキがカナたちを助けるのか、怪獣に襲われる民衆を助けるのかと試したというものの、こんな卑劣なことを平気で言うとは、これほど卑劣なことをやった悪役はウルトラシリーズでも稀ではあり、最後に自らの正体がトレギアであることを明かして、ヒロユキとタイガを嘲笑して去るのは戦慄もの、ヒロユキは、僕は絶対に負けないというものの、第2話のラストシーン、霧崎が女の子に風船を上げて壊して喜ぶシーンのような戦慄ものでした。これはトレギアが悪役と言うより、もう一人の主役的なものでした。先週、タイガに初めて敗れて落ち込んでいるかと思いきや、悪辣ぶりはバージョンアップしておりびっくりです。
(7) ウルトラマンギャラクシーファイト配信中
 毎週日曜日に、ウルトラマンの配信、ギャラクシーファイト、数分ずつですが、マレーシアのCGアニメに出ていたウルトラマンリブットが本格的に特撮映像に登場(着ぐるみは新ウルトラマン列伝最終回に登場済み)、これも好評、英語、中国語版も配信して、今後の展開も楽しみです。
(8) 昭和レジェンド、仮面ライダーV3のイベントに行きました
 そして、昨日はイオンモール姫路大津にて、仮面ライダーV3が来ると言うので電車賃払い行きました。ライダーだと、昭和ライダーのイベントは極めて珍しく(ウルトラマンのイベントも、50周年の頃は昭和ヒーローが多かったものの、このところはゼロとニュージェネレーションヒーローがメインです)、ほとんどが最新作のライダーか、あるいは少し前のキャラクターで、昭和ライダーのイベントは2年ぶり、例により集まっていた子供たちはV3も知っている模様で、中には大人向けのクイズ、風見志郎を演じた俳優は、というものもあり、私もV3と写真を撮れました。ただ、インターネットへの写真アップ禁止が残念でしたが、来週はイオンモール伊丹にタイガが来るので行くつもりです。皆さんお元気で。
No.11898 - 2019/10/27(Sun) 19:14:36

Re: ウルトラマンタイガ 第17話 / 藤子
 レイゴさん、ジョーさん、皆さんこんばんは。
 あのセミ星人の少女、被害者の遺族だったなんて、しかも実験動物にされるとは。この件で霧崎が「これでも人間は正義か、守る価値はあるのか?」と詰め寄りかねないと思いました。ジードのAIGでは強制送還はあってもそんなことはなかったのに。地球人も宇宙の一員としてはまだまだ未熟ということを表しているのでしょうか。
 それとミードは連行される前にカナに挨拶する暇をもらうシーンは昭和の刑事ドラマ的でしたね。その後盾となり散るところも。霧崎は挑発はするものの前ほどは笑わなくなったような。自分が願うほどはうまくことが運ばないので苛立っているようにも見えます。タロウを苦しめるための格好の道具であるタイガをもてあそぶつもりがヒロユキに取られた、お気に入りのオモチャをとられた子供のようです。嫉妬しているようにも見えます。
 それでは今日はこれにて失礼いたします。急に寒くなったような気がしますが、皆さんどうかお体には気をつけて下さいね。
No.11899 - 2019/11/01(Fri) 23:30:21
ウルトラマンタイガ 第7話 魔の山へ 考察 / 棺桶のジョー [近畿]
脚本:林壮太郎、監督:神谷誠

(1) 伝統的な過去の怪獣退治もの
 レイゴさん、藤子さん、皆さんこんばんは。台風、幸いに神戸は被害ではそれほどなかったですが、いかがでしたか?
 今回は冒頭に、今回のメイン怪獣ナイトファングを過去に英雄が封印して、それを復活させようとする悪役との闘いに、アイドルの絡むもの、過去に退治された怪獣の復活は、初代マンのネロンガなどあり、ティガの、よみがえる鬼神にもあり、過去の怪獣復活はよくあるものの、今回はナイトファングが悪夢魔獣として、しかし今回は宇宙人の侵略兵器として復活させようとするもので、過去の作品の姿勢に、新しい要素を入れるのは、このところのウルトラシリーズのミソです、ニュージェネレーションシリーズは従来のウルトラシリーズになかった要素をうまく入れて、面白いものです。
 舞台は九頭竜村、こういう魔境ものによく出てくる名前で、サブタイトルの魔の山へ、はセブン11話の魔の山へ飛べのもじり?あるいは、80の、魔の怪獣島へ飛べにも通じます。
(2) 霊感アイドル?
 さらに、今回は電波系霊能力アイドル、天王寺藍が登場して、ライヴをインターネットで中継するもの、最近のアイドルにはよくあるものの、霊能力というオカルト的なものが出てきて、なかなか愉快で、それの護衛を任せられたE.G.I.S.、アイドルとSFのルーツはマクロスですが、今回はゴスロリスタイルで、その昔ナイトファングを封印した勇者の生まれ変わり、天王寺藍を演じられるのは仮面女子の胡桃そらさん、本格的なアイドルのゲスト出演はウルトラシリーズでも異例(ティガの主役の長野博さんは元々アイドルでしたが)、かなりぶっ飛んだキャラクターで、こういう流行をうまく取り入れるのはウルトラシリーズ(ライダーではこのようなネタはまずない)です。
(3) 祟りじゃ〜九頭竜の祟りじゃ
 今回、九頭竜村に伝わる伝説、儀式など、横溝正史さんの名作、八つ墓村を思わせて、シーンは、77年版の映画で祟りじゃ〜八つ墓の祟りじゃ、というようなものを思わせて、まさに昭和テイスト、こういうものはオカルトというより、日本の怪奇もの、ゲゲゲの鬼太郎にもあったような形式の延長線上にあります。実際、村での儀式など、昭和の怪奇もの(怪奇大作戦の霧の童話にもあった)を思わせて、ライダー、戦隊では昭和テイストのものはほとんど出ないのに、ウルトラシリーズでは時々思いっきり昭和テイストではあり、面白いものです。脚本の林さんも監督の神谷さんも私より少し下の世代で、おそらく70年代の祟りじゃ〜はテレビCMでご存知でしょう、レトロ志向も面白いものです。
(4) 変身怪人・ババルウ星人の面目躍如
 そして、藍のマネージャー、本人曰くプロデューサーの肥後に、ババルウ星人が成り代わるもの、ババルウ星人は平成でも頻出して、他のものに変身して暗躍する(唯一、オーブのゲスト出演時は善玉)もので、そして、フック星人とともに暗躍、プロデューサーが逃げだして実態がわかるものの、ピリカが村の儀式での画像解析で、宇宙人を見つけるもの、これは現実に画像解析したらわかりますが、こういう展開はライダー、戦隊にはあまりなく、そしてホマレがフック星人を取り押さえて、ホマレの正体はウィキペディアにもあるものの、何か意味深です。
No.11866 - 2019/08/19(Mon) 19:16:23

ウルトラマンタイガ 第7話 魔の山へ 考察 / 棺桶のジョー [近畿]

(5) 巨大化バトル、第1ラウンド+第2ラウンド
 そして、ババルウ星人が巨大化して、ヒロユキがタイガに変身してのバトル、しかし、これはナイトファング復活の前哨戦に過ぎないのですが、過去にもウルトラヒーローを様々苦しめてきたババルウ星人、今回もやってくれて、結局フーマがとどめを刺すものの、まさか、この段階ではババルウ星人はかませ犬的なものとは思いませんでした。
 ところが、ババルウ星人を倒しても、ナイトファングの封印が解けて、これはタイタスが気付くものの、一つの怪獣を倒して、また新たなものが現れる、ウルトラシリーズだと映画「ティガ&ダイナ」でメインの敵と思われていたデスフェイサーを倒した後、クイーンモネラがダイナに襲い掛かるものがあり、今回もメインの怪獣の前触れ、ババルウ星人戦でエネルギーの尽きたフーマ、タイガに戻るものの、ナイトファングの一撃を受けてショック!ナイトファングは3つ目の目がポイント、まさに三つ目がとおるにも通じる世界、タイガのやられるシーンで後編へ、ショッキングなシーンで前編ラストは、セブンがキングジョーに圧倒されて終わり、帰マンがグドン、ツインテールに挟み撃ちに会い終わりなど昭和から多々あるものの、驚きました。
(6) 今回は出番なしのトレギア、しかし…
 今回はオープニングを見ても霧崎、トレギアの出番はなく、しかし第8話の予告編には出て、やはり黒幕がトレギアの模様で、悪役として実に面白いものです。悪役はヒーローものだけでなく、刑事ドラマ、時代劇にも必須ですが、こういう悪役の個性的なものは面白いです。
(7) 大ピンチ!ジオウを救え!
 …全然関係ありませんが、我が関西では仮面ライダー、スーパー戦隊、プリキュアが夏の甲子園中継のために時間変更になり、その上に台風で変更で、仮面ライダージオウは8月25日が最終回なのですが、延びて、何と翌26日に放映、このため、知らずに最終回みられない人が出ると懸念されて、毎年夏は困るものの、最終回順延?は初めてで難儀です…
 友人のゴジラ研究家が、和歌山で、ゴジラ、和歌山上陸と題したイベントを、何と宝田明さんを招いてやるのです。特撮はしんどい時期も多かったものの、今や不滅です!
No.11867 - 2019/08/19(Mon) 19:16:59

Re: ウルトラマンタイガ 第8話 / 藤子
 レイゴさん、ジョーさん、皆さんこんばんは。
 黒い悪魔の前に飛び降りる白装束、神剣を振りかざして山に封印。そして時は流れてゴスロリアイドル登場。私思うんですが、霊能力と超能力ってどう違うんだろうと。あの映像から宇宙人を見つけ出すピリカも凄いと思いますが。しかし社長の「宇宙人がらみは保険適用外」って、それ専門でやってるとばかり…。
 それはともかく、何かあるたびに貼りついた笑顔で振り向く村人、その杖の飾りがノーバのような…。ということは、そのうち出てくる?しかしババルウ星人に強引に封印を解除させられ、村人たちはそのまま成仏?本当に成仏できるのかなぁ…。一方、ババルウ星人と戦うタイガ、前半はキレのある格闘技を見られて楽しかったのですが、ちょっと油断してやりかえされ、フーマと交代。モノマネ星人のマネをしてからかい、勝ったと思ったら黒い真打登場、またタイガに代わるも…。うーん、次が待ち遠しい。葵が真の巫女姫となって共闘するのでしょうか。
 それでは今日はこれにて失礼いたします。早く秋になってほしいです。残酷暑はもういいです。
No.11868 - 2019/08/23(Fri) 23:08:32

ウルトラマンタイガ 第8話 悪魔を撃て! 考察 / 棺桶のジョー [近畿]
脚本:林壮太郎、監督:神谷誠

(1) 強敵、ナイトファング
 レイゴさん、藤子さん、少し涼しくなりましたがお元気ですか。
 タイガ初の前後編作品で、タイガのパワーアップ編、怪獣ナイトファングはトレギア=霧崎がタイガを倒す、というより嫌がらせのために復活させたもので、ババルウ星人やフック星人はトレギアの手先であり、ナイトファングに圧倒されっぱなしのタイガ、そしてナイトファングは飛び去り、ブルの力でタイガは追撃するものの、手に負えず、3つ目の目からの攻撃がポイントであり、このような強敵を出して前後編でやるのはオーブ以来の定番、この手のパワーアップ編となるとヒーローの弱さが目立ってしまう面もある(帰マンは強さの描写に失敗して弱いとの印象付けをしてしまい、それでブレスレットによるパワーアップとなったが、それ以降はブレスレット的なアイテムはタロウ、レオでは弱いからの展開は避けられた)のですが、これは強敵相手のもので、納得できる展開でした。
 前編は山間部での戦い、後編は市街地での戦い、タイガでは市街地のセットを組んでの特撮も多く、意欲的であります。前編は伝奇的なものでしたが、後編は本格的なSFものです。そして、サブタイトルの悪魔を撃て!魔のところが目玉、これは今回の藍の設定によるもので、さらにこれは初代マンの、悪魔はふたたびへのオマージュでしょう。
(2) 悪夢を武器にする怪獣
 今回の怪獣、ナイトファングは、第3の目から音波を出して、人々に悪夢を見させて、それを言わばマイナスエネルギーにするもので、それを聴くと意識を失い悪夢を見る、音を聞くなと言うタイガの警告でピリカのみ間に合いヘッドホンをしても、ヒロユキ、ホマレ、カナと藍は意識を失い、これは戦え!マイティジャックでこのような音波で人間を操るものもありました。そして、ナイトファングのことはタイタスがよく知るもので、藍の肩にいると藍がそれを重いという展開、これはヒロユキに憑依しているタイガ、タイタス、フーマは、仮面ライダー電王のイマジン、いつもは等身大で闊歩しているものとはことなり、変身前はこのような小さなもので活動することができるもので、過去に、変身前の主人公とバディ関係のウルトラマンでは近年だとエックスがあり、その場合はエクスデバイザーに入っているものとして大地と会話でしたが、これは面白い設定です。
(3) 音波で反撃!
 そして、ピリカは音波を調べて、逆の波形をぶつけたら対抗できると知るもの、これは光線、電波を中和するもの(サンダーバード第3話で、ロケット太陽号を救うのに電波を照射して逆噴射を点火させるなど前例多数あり)で、早速役所などのスピーカーを使用して反撃、E.G.I.S.は武装した戦闘機などはもたないものの、ピリカは前回で画像解析して宇宙人の存在を見つけるなどオペレーターとして優秀で、E.G.I.S.は4人のメンバーでうまく活動しており、オーブ以降、科学特捜隊のような特捜チームの設定のない世界で、様々な工夫で面白いものをやってくれています。
(4) やはり黒幕!霧崎
 前回登場しなかったトレギア=霧崎、どうやらタイガ打倒のためにナイトファング復活をババルウ星人らにさせた模様で、霧崎とババルウ星人、フック星人の接触は描かれなかったものの、このトレギアの目的は地球侵略ではなく、当面はタイガたちへの嫌がらせであり、そして登場したシーンで切っていたカードはトランプではなくタロットカード、この霧崎という名前はひょっとしたら切り裂きジャックにヒントが在るのかも知れませんが、演じる七瀬公さんの、何とも言えない演技、嫌味でもあり、そして悪役としての存在感は、必殺シリーズに出てきたような極悪人とも異なり面白いものです。
No.11869 - 2019/08/26(Mon) 18:53:53

ウルトラマンタイガ 第8話 悪魔を撃て! 考察(その2) / 棺桶のジョー [近畿]

(5) 藍の過去
 7,8話のゲストの天王寺藍、右目に眼パッチであり、右目が赤く、超能力者の要素があり、それゆえに排除されて、ウルトラシリーズでは、ティガの「拝啓ウルトラマン様」のゲスト、キリノ・マキオは超能力者でそれゆえに排除されて、帰マンの怪獣使いと少年の良少年のような要素があり、そしてアイドルになるものの、霊能力アイドルなどの面ではあり、そして、ナイトファングを封印した戦士の末裔であり、そして、この危機に、自らの存在をかけてタイガを助けようとするもので、これはキリノ・マキオと同様のものもあり(ダイゴを挑発していたキリノ・マキオはダイゴ=ティガが弱いものを守るために戦っていると知り、最後は協力する)、今回は初期でのパワーアップ編、ジードではゼロがビヨンドになるのにカプセルをウルトラマンヒカリが持ってきてくれたものを、今回のアイテム、光の剣は藍が導いたもので、これは面白い展開です。
(6) タイガ、パワーアップ!
 そして、ヒロユキはタイガに変身して、ナイトファングに立ち向かうものの劣勢、そしてテレビでは、タイガのことを人類の味方のような銀色の巨人というものの、この世界(地球)には過去にウルトラヒーローは来なかった模様で、というより、過去にウルトラヒーローがいたことになっているシリーズはメビウスくらいですが、そして苦戦するタイガ、しかし藍の手により、かつて封印した剣を導き出して、そして藍はそれをタイガに与えて、タイガは変身アイテムを強化して、フォトンアースになるもの、このところウルトラヒーローも、仮面ライダーもこういうアイテムでパワーアップ、タイプチェンジするものが多いですが、金色になりパワーアップ、平成ライダーでは金色になりパワーアップするのはクウガ、龍騎、剣と初期にあり、ウルトラシリーズだと金色のものはジードのロイヤルメガマスター、またR/Bでも合体したループは金色ではあり、そしてタイガはパワーアップしても、必殺技はタロウのストリウム光線のバリエーションであり、今回はパワーアップした光線でナイトファングを倒したもので、パワーアップはこのところのシリーズの展開とは言え、面白い世界でした。
(7) またもや嫌がらせのトレギア
 そして、ナイトファングが倒されたら、霧崎がトレギアに変身して、しかしもしトレギアの目的が本当にタイガを倒すことなら、ナイトファングとともに追撃をかけていたはずであり(帰マンの、ウルトラマン夕陽に死すのように、帰マンをブラックキングに痛めつけさせて、ナックル星人がとどめを刺したように)、これは完全に嫌がらせ、そして、タイガと殴り合いになり、これはあしたのジョーのクロスカウンターであり、これはウルトラシリーズだとダイナが偽ダイナと闘った際にクロスカウンターで倒したこともあるものの、今回は傷み分け、今回トレギアは、さすがタロウの息子だと嘯いたものの、こういう、地球侵略以外に目的のある悪役は面白く、ジードではケイをベリアルが手下として利用していて、タイガではトレギアが直接人間態になり、最後、霧崎はタロットカードで嘯く様子も面白いものでした。
(8) 誰が赤鬼だ!
 そして、藍はアイドルとして再出発ですが、ヒロユキに、星の人(タイタス)、青い人(フーマ)、角のあるものが守護霊というもの、タイガのことを赤鬼と表現して、ヒロユキは苦笑ですが、タイガは激怒、赤鬼と言うと昭和のオールドトラキチには87年にヤクルトに来て阪神の池田投手から3打席連続ホームランを打ったホーナーのことを思い出しますが、確かに、赤鬼とはタイガも怒りますね(笑)。しかし、タイガは、体色の基本は銀で、タロウは赤主体…とは言うものの、昭和のオールドウルトラファンは、シルバー族のウルトラの父と母からレッド族のタロウがどうして生まれたという疑問・考察もありました。
(9) ウルトラマンフェスティバル 累計入場者500万人達成!
 東京で好評にて開催中のウルトラマンフェスティバル、8月23日に累計入場者数は500万人になったそうです。今年で29回目、夏休みのイベントとしてすっかり定着して、ウルトラファンとしてうれしいです。今後のタイガにも期待です!
No.11870 - 2019/08/26(Mon) 18:54:37

Re: ウルトラマンタイガ 第8話 / 藤子
 レイゴさん、ジョーさん、皆さんこんばんは。
 「偽物のフリ」という手があったか…。自分の能力を持て余し、「一般人」の中で息をひそめるというのはよくありますが。しかし、どうしても今のままでは苦しくてたまらない。自分なりの答えを見つけて少し大人になって歩き出す彼女に幸あれと願います。
 それにしてもタイタスは結構出たがりますね。なんとなく気づく葵に驚いて逃げたすところが可愛いこと。でもいっそのこと、面と向かって対話するところが見たいのですが。彼が霊能力者でもあることは第3話で証明されてますから。
 それにしてもトレギアの真の目的は何でしょう。この世の全てを嘲笑しているかのような悪役は時々いますが、何か欲しいものがあるのかさえ疑問です。今回も「さすがタロウの息子だ」と、タイガが一番プレッシャーを感じるセリフをわざわざ言うし。
 では、今夜はこれにて失礼いたします。早く天候が落ち着くことを切に願います。
No.11871 - 2019/08/30(Fri) 23:06:49

ウルトラマンタイガ 第9話 それぞれの今 考察 / 棺桶のジョー [近畿]
脚本:三浦有為子、監督:武居正能

(1) 副主人公が宇宙人
 レイゴさん、藤子さん、皆さんこんばんは。各地で大雨ですがお元気ですか。
 今回、ラストシーンでホマレが、自分は宇宙人だとカミングアウトして、その兆候は4話からあったものの、SFもので副主人公が宇宙人というのはスタートレックのミスタースポックがあまりに有名で、私の永遠のアニメ、宇宙の騎士テッカマンのアンドロー梅田もあり、このタイガの世界では、地球に宇宙人がいる設定、ウルトラシリーズではそれがよくあり、そして宇宙人=悪として見られる傾向は昭和からずっとあり、その最たるものが帰マンの怪獣使いと少年ですが、このタイガの地球では、宇宙人がひそかに地球に共存しているもので、ウルトラシリーズだと、特捜チームに主人公以外に宇宙人のいるのは初(80では末期にユリアンがいたものの、ユリアンはM78星雲人でこれとは意味が異なる)、そして、ヒロユキはもちろん、カナもピリカも受け入れて、もちろんウルトラシリーズでは当然の展開ですが、現実には排外主義の跋扈する令和日本で、こういう展開は貴重です。
(2) 無敵のホマレ
 そして、朝に格闘の訓練、ヒロユキに対してホマレは267連勝、ウルトラヒーローが憑依したら超人化する展開が帰マンとダイナにあり(これはその後の思いあがる展開の伏線でしたが)、ホマレは格闘に秀でたもので、おそらく生まれた時から地球にいたと思われて、エックスでも主人公の大地よりヒロインのアスナの方が格闘技に優れた面もあり、副主人公が存在感を見せるのは面白いです。
(3) 怪獣を太古に封印
 冒頭、怪獣マジャッパを封印、これはマイコのお守りなものの、決して開けてはいけない、これは初代マンの悪魔は再びのアボラス、バニラと同様で、マジャッパはオーブのマガジャッパの仲間、マガジャッパは悪臭を放つものでしたが、今回は逆にいい香りを放つものの、それで幻想を見せるもの、今は特撮ヒーローものだと表現規制が厳しく、特に毒ガスはオウム事件のためにヒーローもので禁止になり、そんな中こういう表現は意欲的です。
(4) 怪獣、宇宙人災害のための保険
 そして、冒頭にE.G.I.S.に怪獣、宇宙人のための保険が打診されるもの、これはE.G.I.S.が怪獣、宇宙人のことをよく扱うため、スペクトルマンで、公害Gメンが怪獣とよく遭遇して対処したために、怪獣Gメンになったのと似ており、現実にも、怪獣が頻出したらそのための保険も、自然災害のように行われるでしょう。こういう現実的な設定は面白いものです。
(5) ホマレの幼馴染、マイコ
 今回のヒロイン、マイコ、先祖がマジャッパを封印して、彼女も宇宙人一族の末裔、このタイガの時代設定は不明なものの、おそらく現実の今の社会とは別世界と思われて、宇宙人が地球に普通にいるのは、ウルトラQの宇宙指令M877以来よくあるものの、マイコがかつて見たホマレは野性的なキャラクターではあり、各メンバーの掘り下げはテレビシリーズで色々あるものの、こういう展開は楽しいものです。
No.11872 - 2019/08/31(Sat) 19:50:28

ウルトラマンタイガ 第9話 それぞれの今 考察(その2) / 棺桶のジョー [近畿]

(6) ヴィラン・ギルド久しぶりの登場
 そして、マイコの持つ秘宝を狙い宇宙人が暗躍、ヴィラン・ギルドの一員、今回はトレギア、霧崎は登場しなかったものの、当然のこととして裏で何かやっていると思われて、マジャッパを封印したものを、オークションで売るために暗躍、狙うのはタリスマンというもの、タリスマンとは秘宝のことですが、我らウルトラファンには80の主題歌グループのことになり、それはともかく、怪獣が商品になる世界での攻防戦、ヴィラン・ギルドには今のところ第6話を除くと巨大化する宇宙人はおらず、怪獣を操るタイプであり、冒頭の、怪獣相手の保険とともによく練られた設定だと思います。
 そして、怪獣が出てしまうと、ホマレに対してぶっCENSOREDやるという物騒な発言、これを聞いて、昭和世代は、刑事ドラマの草分けのザ・ガードマンで、悪役の今井健二さんがガードマンでてこい、ぶっCENSOREDやるとライフルを振り回すのを思い出しました。悪役のキャラクターは、近年だと仮面ライダー、スーパー戦隊より
(7) 初めて最初からフーマに変身
 今回はスピードが求められるため、最初からフーマに変身、ウルトラヒーローも仮面ライダーも平成の初期はまず基本形態(ティガだとマルチ、ダイナだとフラッシュ)になりそこからタイプチェンジでしたが、その後、特に仮面ライダーはタイプチェンジが頻繁になり、違うフォームにいきなりなることもありましたが、今回はマジャッパ相手にスピードで勝負、しかしマジャッパは毒のあるものでフーマを惑わずものの、マイコの指示で対決して、これは特撮もうまくやってくれて、監督の武居さんはR/Bのメイン監督をされて活躍されて、今回は面白い構図をやってくれました。
(8) マイコとの連携で勝利
 そして、マジャッパの動きをマイコの指示で打ち破り、最後はタイガがフォトンアース(地球の光の意味)で対峙して、最後はストリウム光線のバリエーションで倒し、この特撮シーン、ビルの壊れるのはどうやらCGみたいで、第6話の大規模なビル破壊もミニチュアとCGをうまく使い、私は特撮は基本的に着ぐるみとミニチュアでやり、そしてCGは最低限にすべきと思い、今年のゴジラ最新作はオールCGでしたが、しかしCGが安くうまく使えて、特撮ヒーローものは制作費を削減できる面もあり、これは見事でした。
(9) そして、ホマレふられて…
 この手の展開、ホマレはマイコとゴールインのはずがふられて、でしたが、しかしホマレはマイコが宇宙人として地球にいる意味を知り、カミングアウト、もちろんE.G.I.S.全員受け入れたものですが、この分だとホマレはヒロユキがウルトラマンであることに感づいている模様で、タイガは2クール目からエンディングテーマ変更らしく、今後も楽しみです。
(10) そして、仮面ライダーは関西では配信されず…
 関西の夏の魔の時間、高校野球甲子園で仮面ライダー、プリキュア、そして昨年から戦隊シリーズも順延で、今年は何と仮面ライダージオウ、8月25日に最終回でしたが、関西ではそこにひとつ前の分、最終回は翌26日に放送されて、素晴らしいものでしたが、次作のゼロワンの配信は25日のみで関西では見られず、それはないよ、でした。ライダー、戦隊では東映特撮ファンクラブ、有料配信があり、今年は甲子園順延対策でこれに入った人もSNSを見たらいて、しかし、仮面ライダーも好調な模様で、特撮ヒーローはここ数年どれも快調、これからも応援しています。
No.11873 - 2019/08/31(Sat) 19:51:15

Re: ウルトラマンタイガ 第9話 / 藤子
 レイゴさん、ジョーさん、皆さんこんばんは。
 うわー、汚染水怪獣来たー!と思ったら毒ガスと強力放水でした。これにフーマもタイガも苦戦、それを救ったのが巫女のごときマイコ。オーブでもタマユラ姫とナターシャの末裔が活躍しました。マトリョーシカの中身は子孫への伝言でしたが、マイコの祖母から伝わる「お守り」は封印だった。前回も過去に封印した怪獣を退治する話でしたね。まだこれからも出るかも知れません。
 さて、今回のテーマは「打ち明けて、受け入れてもらえること」でした。副主人公の正体バラシが早い段階で出ましたね。私の勝手な想像は「プラズマ太陽の暴走から逃れたウルトラ族の子孫」です。たまたま別の星にいたとか、シェルターの中にいたとか。
 それと、宇宙人・怪獣による損害保険の話ですが、ジードのニコニコ保険(実はAIB)のような組織が必要になるでしょうね。ホマレはそこでゼナのように後輩の指導をする日が来るかも知れません。
 では、今夜はこれにて失礼いたします。また台風か…。皆さん、どうぞご無事でいて下さいね。
No.11874 - 2019/09/06(Fri) 23:58:42

ウルトラマンタイガ 第10話 夕映えの戦士 考察 / 棺桶のジョー [近畿]
脚本:柳井??緒、監督:武居正能

(1) ウルトラヒーローと夕陽
 レイゴさん、藤子さん、皆さんこんばんは。猛烈な残暑ですがいかかですか。
 今回はナックル星人、ブラックキング登場、そして夕陽、ウルトラヒーローと夕陽はよく合うもので、バップのミュージックファイルのプロデューサー、高島幹夫さんは帰マンのメインテーマM-13を夕陽にたつウルトラマンと名付けて、今年出た帰マンの3枚組CDにもその表記で、ウルトラヒーローと夕陽は、セブンとメトロン星人、帰マンの、ウルトラマン夕陽に死す、エース最終回、タロウとピッコロなど多数あり、ニュージェネレーションではギンガSの君に会うために、メトロン星人とムルチの回にあり、そしてナックル星人、ブラックキングコンビ復活のエックス5話の決戦シーンも夕陽、今回は夕陽をテーマにしたもので、ナックル星人の人間態、小田の描いた絵には夕陽に立つウルトラマンのものがあり、明示はされていないもののこれはフォルムからして帰マンでしょう(帰マンのレーザーディスクのボックスもので、開田裕治さんの描かれたイラストと同じものです)。あらゆる意味で帰マン37,38話のオマージュがあり、ウルトラヒーローと夕陽の世界の集大成で良かったです。
(2) ニュージェネレーションシリーズ皆勤のナックル星人
 そして、ナックル星人登場、帰マン37,38話に出て以来、昭和での再登場はないものの、映画「メビウス&ウルトラ兄弟」で復活して以来頻出であり、ニュージェネレーションシリーズでは、ギンガでは後半の幹部、ギンガSでは最終回にダークルギエル特戦隊として登場、その関係で新ウルトラマン列伝でも登場、エックスではブラックキングとともに登場し、われら星雲では善玉として登場、オーブでは惑星侵略連合の一員、ジードでは劇場版にチョイ役で出て、R/Bでは明日なき世界にこれもチョイ役で出て、今のところニュージェネレーションシリーズ皆勤です(マックス以降ほぼ皆勤のゼットンはR/Bには登場せず、ゴモラはオーブに登場していない)。
 ナックル星人人間態を演じられた石橋保さんは、ネクサスのナイトレーダーの和倉隊長を演じられて、映画「ウルトラマンゼロ」では主人公の父親役、ウルトラシリーズのレギュラーが後にゲスト出演するのは無数ありますが、久しぶりに見られて感激です。
 ナックル星人は極悪な役どころですが、エックスの2回目とR/Bでは善玉、コミカルなものもあり、今回のオデッサはSNSでも初代との関連性が語られているものの、初代はとてもじゃないけど誇り高き戦士ではない、SF界卑怯さのオリンピックで金メダルであり、今回は正々堂々として、戦いに誇りを持つもの、しかし、今は平和に暮らしていたものの、ブラックキングの卵を持っていて、戦いに執着するものと、平和を志向するもののはざまでこうなったもので、最後は切ないものでした。
(3) 令和卑怯オリンピック金メダルのトレギア
 そして、小田をけしかける役でトレギア、霧崎登場、平和に暮らしていた小田をけしかけて、タイガと戦わせるためで、トレギアの卑怯さは第2話の展開でも際立っていたものの、これは驚くべきもので、演じられる七瀬公さんも乗りに乗ったもの、こういう悪役、仮面ライダーやスーパー戦隊ではいないもの、えげつない悪役は、昭和だと東映ヒーローにも出てきたものの、21世紀以降は東映ヒーローで強烈な悪役はおらず、今回は、シリーズで初めてヒロユキより先に変身して、ヒロユキを挑発して、そしてブラックキングを孵化させるものの、戦いが盛り上がったら、自分はいなくなり、そしてタイガとオデッサの戦いを嘲笑しながら見ているという、悪の中の悪、このところヒーローものはアニメではなくなり、ウルトラマンとライダー、戦隊のみですが、これだけえげつない悪役は、令和の卑怯さのオリンピックで金メダルでしょう。
No.11875 - 2019/09/07(Sat) 21:04:44

ウルトラマンタイガ 第10話 夕映えの戦士 考察(その2) / 棺桶のジョー [近畿]

(4) お金のない特捜チームE.G.I.S.
 今回、冒頭でヒロユキが活動で窓ガラスを割ってしまい、カナに叱咤されるもの、このE.G.I.S.は第1話で、車をローンで買ったところだから傷つけないで、というところから、科学特捜隊のようなものとは異なるものの、本当にお金がなく、しかしE.G.I.S.は中小企業どころか零細企業、オーブのSSPも請求書を送りつけられるものもあり、現実はこういうもので、かつて、昭和のウルトラシリーズのように、戦闘機を毎回墜落させていたらやっていられないもので、ウルトラシリーズはニュージェネレーションシリーズ自体それまでより少ない予算でやっていたものですが、現実のシビアさを知らせてくれました。
(5) こちらも頻出のブラックキング
 そして、ナックル星人とともにブラックキング登場、ブラックキングも帰マン37,38話に出て以来昭和での再登場はないものの、大怪獣バトル・ウルトラ銀河伝説で平成に初登場して以来、ニュージェネレーションシリーズは常連、ナックル星人との顔合わせもエックス、オーブに続くものの、かなり強いものとして描かれて、大怪獣バトル・ウルトラ銀河伝説のパンフには帰マンを倒した強い怪獣とありましたが、帰マン37話では郷=帰マンを精神的に動揺させて、そしてナックル星人と二人がかりで戦ったから一旦帰マンを倒したものの、38話では初代マン、セブンの友情を心の支えにした帰マンに倒されており、それほど圧倒的に強いというものではないですが、今回は強敵として描かれて、ところがタイタスとなったら、ブラックキングの火炎攻撃も全く動じず、タイタスはブラックキングを圧倒して倒していて、タイタスはパワータイプのウルトラヒーローとしてはまさに最強です。
(6) そして、ナックル星人とタイガの戦い
 小田は、かつて戦士として名をはせたものの、結局戦士からは引退して、この地球で平穏に暮らしていた(タイガの地球は、メビウスとは異なり、かつてウルトラヒーローが来ていたところではない)ものの、結局戦士としてのものを捨てられず、そしてトレギアにたきつけられての戦いであったものの、これを見る限りオデッサに、タイガを倒す意図はなく、タイガに倒されるために戦ったようなもので、ナックル星人はニュージェネレーションシリーズで様々なものが出てきたものの、今回は卑怯なものではなく、誇り高き戦士であり、そして破滅的な存在、オデッサの倒されるのを見て笑っている霧崎を見て戦慄もので、ゲッターロボGで、主人公に倒されるために出てきた敵幹部がいましたが、それを思わせるものでした。
(7) これで、良かったのか…
 結局、タイガはオデッサを倒したものの、それで良かったか、ヒロユキもタイガも迷うもので、タイガではこういう後味の悪い要素の話もあり、ウルトラシリーズは問題提起を半世紀以上してきたものの、ウルトラシリーズは単なる勧善懲悪ではなく、深いものを感じさせてくれる世界でした。
(8) 劇場版R/BのDVD買いました
 そして、3月に公開されたウルトラマンR/B劇場版のDVDも買いました。これで、テレビシリーズを7〜12月にやり、翌年春に劇場版公開は5年連続、今回は合体ウルトラマンのグルーブをオールCGでやっていて、着ぐるみのジードと握手するシーンもあり、おそらく、再来年のシン・ウルトラマンはCG主体と思われてその予行演習かも知れませんが、毎年新しいことに挑戦しているニュージェネレーションシリーズは頼もしいです。
(9) 西岡徳馬さん、ウルトラの祖父とライダーの祖父を演じる!
 そして、仮面ライダーはゼロワン開始、第1話ではお笑い芸人のなかやまきんに君が怪人の人間態として登場して話題ですが、主人公の祖父を西岡徳馬さんがされて、西岡さんウルトラの父の声で、今はタイガの祖父、つまり西岡さん、ウルトラマンと仮面ライダー両方の祖父をやったことになり、SNSでも話題になりましたが、これは平成以降、ウルトラマンと仮面ライダー両方に出た俳優さんが激増しているため(両方にレギュラー出演した人は20人以上、ゲスト出演を入れたら数十人)、もちろんライダー、ウルトラマンともに平成以降の長く続いているためで、今後も特撮ヒーローは期待できます!台風も来ます、お大事に。
No.11876 - 2019/09/07(Sat) 21:05:40

Re: ウルトラマンタイガ 第7話 魔の山へ 考察 / 藤子
 レイゴさん、ジョーさん、皆さんこんばんは。
 初っ端から社長に叱られるヒロユキ、ああ、自分の痛い過去を思い出す…。ベンチで落ち込む彼に声をかける小田さんは愚痴を聞いてくれる優しいおじさん。しかし、その正体はナックル星人。帰りマンでのヒロインと兄になんと惨いことをしたことか。その彼とは別人でしたが、うわー、最低最悪の敵がー!!と叫ばずにはいられませんでした。戦いを捨てたい彼をそそのかす霧崎、孵化してしまうブラックキング、当然戦うヒロユキ。自分の本心でもある怪獣の死に、真の姿で倒されることを決意するしかなかった。それにしても、ますますえげつなくなる霧崎、戦いが終わった後に「哀れな…」とでも言いたげに目を閉じ、首を横に振る。まるで舞台の一幕のようですね。その後悩むタイガとヒロユキ。残念ながら、絶対正解というものはないのですね。全てを救うというのはあまりにも難しいことです。
 それでは今日はこれにて失礼いたします。
No.11877 - 2019/09/13(Fri) 22:36:43

ウルトラマンタイガ 第11話 星の魔法が消えた午後 考察 / 棺桶のジョー [近畿]
脚本:小林弘利、監督:辻本貴則

(1) 魔法と怪獣
 レイゴさん、藤子さん、台風15号で千葉、伊豆大島は大変でしたがいかがでしたか。
 今回はタイガ前半のクライマックス、魔法使い麻璃亜とヒロユキが出合い、前半クライマックスの敵怪獣はギマイラ、80以来、さらに前座の怪獣パゴスはウルトラQに出て以来の再登場、トレギア、霧崎は出なかったものの、第7,8話同様後編で重要なものになる模様です。そして、魔法使いはウルトラシリーズでは珍しく、仮面ライダーではウィザードが魔法使い、戦隊はマジレンジャー、そしてプリキュアにはズバリ魔法つかいプリキュアがいるのですが、この分だと数年後にウルトラシリーズでも魔法使いのウルトラヒーローが出るかも知れません(怪獣だとレオに出たプレッシャー星人は魔法使いでしたが)。麻璃亜は宇宙人であり、タイガではホマレが宇宙人であり、地球人と宇宙人の共存共栄が描かれて、そして魔法使いが怪獣を覚醒させるヴィラン・ギルドの手法になるなど、大変にユニークなものです。
 前作のR/Bではゲストキャラクターが少なかったものの、タイガでは毎回面白いゲストが出て、シリーズごとに作風を変えており、かつての、初代マンやセブンのバリエーション路線を続けていたものが、ニュージェネレーションシリーズでは毎年変化に富んだものをやってくれて頼もしいものです。麻璃亜は魔法使い、超能力を狙われてのもので、SFの展開は素晴らしいです。
 監督の辻本さんはR/Bでも活躍されて、タイガでも見事な特撮ではあり、一時、円谷さんもしんどく、新作シリーズなど夢物語であった時期もあるものの、新作をうまく続けて、そして東映さんの仮面ライダー、スーパー戦隊もウルトラマンに負けじと作品のレベルを上げて、ルパンレンジャーvsパトレンジャーは三谷幸喜さんが評価してくださり、ギャラクシー賞を受賞、我らの円谷プロもアニメのグリッドマンが星雲賞であり、このところ特撮ヒーロー3作が競い合い盛り上がり大変に素晴らしいことです。
(2) 人助けが趣味のカナ
 そして、冒頭、E.G.I.S.の事務所に社長カナの幼馴染が来て、カナは世話して、この件で、ヒロユキは、カナの趣味は人助けと語る点、第3話であの社長からの小切手を、悪人のものとして破り捨てて、そして第6話での宇宙に帰りたかった男への態度もそれであり、演じる新山千春さんはゴジラ・モスラ・キングギドラで主演されて、特撮をご存知の方でこれは面白かったです。
(3) テレビニュースによる怪獣出現察知
 すると、テレビのニュース、あるいはワイドショーで、木による襲撃を知り、それを映像解析して被害を知りカナとホマレ出動、この、映像解析は第7話でも村人の中に宇宙人のいるのをピリカが見つけて、このような構図はウルトラシリーズだと最新のものを取り入れて、他方オーブのような昭和レトロもあり、なかなか面白いものをやってくれます。
(4) ヴィラン・ギルドのゼラン星人
 今回はヴィラン・ギルドにゼラン星人オショロ登場、ゼラン星人は帰マン「悪魔と天使の間に」で帰マン暗殺を計画した宇宙人、劇中では死んだ後に正体のわかるマスクが一瞬でたのみでしたが、平成以降は大怪獣バトルに出て、オーブ、ジードではチョイ役、今回は怪獣を操り侵略行為をするのは帰マン以来であり、ヴィラン・ギルドのメンバーは主に昭和ウルトラの宇宙人の仲間ですが、このようなオリジナルでは仮面のみ作られたキャラクターがうまく使われて楽しいです。
No.11878 - 2019/09/14(Sat) 20:06:27

ウルトラマンタイガ 第11話 星の魔法が消えた午後 考察(その2) / 棺桶のジョー [近畿]

(5) 強いパゴス!
 そして、最初に出てきたのはパゴス、実にウルトラQ以来の再登場であり、Qの段階ではそれほど強いものとは思わなかったものの、強い装甲でタイガも歯が経たず、タイタスになるものの、今度はドリルの光線で、前回ブラックキングを一蹴したタイタスに大打撃を与えるものにはビックリ。そしてフーマになり、弱点の腹を攻撃して倒すものの、これほど強い怪獣とは、であり、そしてパゴスはギマイラの前座であり、令和の時代でも、昭和の怪獣が活躍するのは面白いです。そして、パゴスは、光線技で爆発、ではなく、目を閉じて絶命、そして涙の流れるものは新鮮で、パゴスは元々悪の怪獣ではなく、自然に生息するものであり、それだけにギマイラの強さが光ります。
 タイタスが打撃を受けて、ヒロユキも同じところにダメージであり、これはウルトラシリーズでは帰マンの4話、キングザウルス3世に攻撃された足を郷もダメージのもの以来、一体化している人間も傷を負うのはよくあり、そういうもののなかった初代マンは例外ですが、この、怪獣の特撮、かなり凝ったミニチュアセットと、おそらくCGを駆使して意欲的ではあり、着ぐるみ特撮の本質があり、ウルトラシリーズでは、劇場版R/BでウルトラマングルーブをオールCGでやり注目されたものの、やはりCGはアナログ(着ぐるみ、ミニチュアセット)あってのもので、98年のハリウッド版ゴジラのように、CGの欠点ばかり目立つ時代(当時、特撮ファンが、CGは着ぐるみミニチュアの使えないハリウッドが使うもので、日本の特撮ではつかうべきではないとの意見も雑誌に書きました)ではないものの、ライダーと戦隊では経費削減のためもあるものの、CGがどうかと思うものもあるものの、ウルトラシリーズではCGは理想的に使われています。
(6) ギマイラ、まさかの再登場!
 そして、ヴィラン・ギルド、そしてそれらの黒幕のトレギアにとって本命はギマイラ、80の第17,18話に出てきた吸血怪獣ですが、イトウチーフを怪獣ラブラスにしてしまう、人間の血を吸って侵略を企てるなど、実質的には侵略宇宙人であり、高度な知能を持ち、前編には出ていないものの、ラプラス、そしてダロンを操り80を敗北寸前に追いつめて、しかしイトウチーフ、ラブラスが覚醒して共にダロンを倒したものの、このような知られざる怪獣が再登場とは、ニュージェネレーションシリーズでは中盤の怪獣は比較的大物ですが、昭和怪獣の再登場が中盤のもの、いわゆる中ボスとは驚き、ギマイラは80の第18話でかなりの強敵として描かれて、最後は80のムーンサルトキックで倒されるものの、80は半ば幻の作品、もちろん今ではDVDになっているものの、地上波再放送がザ・ウルトラマンとともに極端に少なく、ところが私は80の本放送、いずれ再放送があると思いあまり見ず、そして関西では地上波再放送はなし、もちろんメビウスでサラマンドラやホーは再登場したものの、ギマイラはまさにまさかの再登場、そして80の時以上に狡猾なキャラクターであり、ヒロユキはタイガに変身して立ち向かうものの、すでにエネルギーを使い果たした後、ジードのように次の変身まで20時間かかるものではないですが、予想通り最初からカラータイマーは点滅して大ピンチ、次回は当初変身できなくなるもので、オーブ、ジードでは変身アイテムを奪われて変身不能でしたが、今後も楽しみです。
(7) タイでウルトラマン&仏像コラボ騒動
 今日の朝日新聞にも載りましたが、タイで大学生の女性がウルトラヒーローと仏像のコラボの絵を描いて、保守政治家から批判されたというものの(https://www.jiji.com/jc/article?k=2019091200683&g=int )、タイではウルトラマンも大人気、仮面ライダーに至っては、日本に次ぐ人気であり、私は問題ない(これを言うなら進めパイレーツやドクタースランプでのパロディは…)、7人そろったものでは、ガイア、ダイナ、ゼロ、母に紛れてユリアン!もいてビックリ、タイでウルトラマンがどれだけ愛されているかを知りました。
(8) 令和にまさかの復活!仮面ライダーMXTVで再放送!
 そして、今週大きな話題になっていたのが、東京MXTVで、10月から昭和ライダーの再放送、始めに1号2号編から、それも夕方18時半からといい時間帯であり(https://www.cinematoday.jp/news/N0111093 )、MXTVは円谷劇場と題してウルトラシリーズなどの再放送をしてくれて、そして昭和ライダー、平成ライダーしか知らない子供たちにも、昭和ライダーの雄姿を再確認してもらうのには絶好の機会、いくらDVD・ブルーレイ・動画配信の時代゛でも地上波放送は大事で、この分だと再来年の仮面ライダー50周年をショッカーライダー編で祝うことになり、関西だとアニメ・特撮の再放送はサンテレビの独断場、2013年からは朝7時からここ10年ほどの平成ライダーとスーパー戦隊を再放送して、またサンテレビはガンダム1作目も今再放送中、監督の富野さんがサンテレビ見てくださいとビデオメッセージを寄せるほど、ともかく、特撮もアニメも何とか盛り上がり、頼もしいです。
No.11879 - 2019/09/14(Sat) 20:07:31

Re: ウルトラマンタイガ 第11話 / 藤子
 レイゴさん、ジョーさん、皆さんこんばんは。
 魔法と聞いて「タロウも色々出してたな」と。ロープを鎖にしたり、花を咲かせたり。もしやタイガも何かするのかと思ったらそれどころじゃなく、魔力をなくした魔女を庇って戦い、負傷。息つく間もなく次の敵が現れ、変身するもカラータイマー点滅、ピンチのシーンで次回に続く…。もしや霧崎、麻璃亜に「魔女裁判で殺された先祖の敵を討ちたくないか」とかそそのかさないでしょうね。第三話のように。魔女裁判に切支丹弾圧、その他人種差別が絶えませんからね。ブラック校則に「生まれつきでも外国人でも黒髪以外禁止」にはあきれました。私の住んでいる土地では黒髪以外が珍しくなく、気にもしませんが、よそから引っ越してきた人たちに言いがかりをつけられて辛い思いをしている人もいます。遠い先祖に北欧系の人がいれば、オーブのタマユラ姫のような先祖がえりの人は実在するのです。なんだか論点がずれてきましたが、共存共栄を可能にするには「自分にないものを持っている」からといって、一々騒がないようにしなければと思います。魔女や霊能者と言われる人々が怯えずに暮らせますように。
 それにしても天災(人災)はますますひどくなりますね。これからは各地からの連絡があってもなくても、まずはヘリやドローンを飛ばして状況確認ができるようにするとか。そう簡単にはいかないのでしょうけど。
 では、今夜はこれにて失礼いたします。
No.11880 - 2019/09/19(Thu) 23:26:27

ウルトラマンタイガ 第12話 それでも宇宙は夢を見る 考察 / 棺桶のジョー [近畿]
脚本:小林弘利、監督:辻本貴則

(1) 魔法を悪用するインベーダー
 レイゴさん、藤子さん、皆さんこんばんは。台風15号で千葉県は大変、さらに台風17号も来ていますが、お元気ですか。
 前回のラストで登場したギマイラ、吸血怪獣というものの、吸い尽くして相手をCENSOREDのではなく、エネルギー源として使うもので、これがゼラン星人オショロの意図したもの、オショロはヴィラン・ギルドのメンバーと思われて、オショロの目的は地球侵略ではなく、怪獣による混乱を狙ったものと思われて、オショロと霧崎の関係、どうやらオショロは霧崎からギマイラを得た模様で、ただし、オショロは悪党というより何か憎めない存在であり、むしろオショロを焚き付けて悪事を進める霧崎、トレギアに恐ろしいものを感じました。ギマイラは80の際ではイトウチーフを怪獣にして、怪獣より侵略宇宙人の位置付けであったものの、今回はトレギア、ヴィラン・ギルドに操られる怪獣、トレギアの意図は地球侵略とは違う模様ですが、シリーズの中間部分の中ボスに昭和怪獣が改めて出るのはニュージェネレーションシリーズ初(ギンガ1期はバルキー星人とティガダークなものの、あの時は新作着ぐるみを作れなかったため)、そして、80からはメビウスでサラマンドラとホー、ジードでザンドリアス、タイガでギマイラと、80は地上波再放送が他の昭和シリーズに比べて極端に少ないために幻に近い(ニュージェネレーションクロニクルで、ブースカが幻のザ・ウルトラマンと書いていたのもその通り、ザ・ウルトラマンも80もいずれ再放送があると思っていて関西では地上波再放送はなしです)中で再登場は面白いものです。
 前編のラストで、ギマイラ出現にてタイガに変身するものの、最初からカラータイマーが赤、これはパゴスと戦った直後のためより、パゴスとの戦いで受けたダメージのための模様で、ウルトラシリーズでは、ジードだと一度戦ったら次は20時間変身できない設定があったものの、今回は受けたダメージのため、2度目の戦いでタイガはギマイラを倒しており、さらに、オーブ、ジードと第12話でパワーアップでしたが、今回はなし、むしろ、トレギア、霧崎に重点を置いての切れ目の模様の第12話でした。
(2) ギマイラの犠牲になったパゴス
 前回、オショロの意図に反して現れたパゴスは、自然界に生息する怪獣、生息地をギマイラに追われて止む無く地上に現れたもので、フーマに倒されたものの、生息域を奪われて、人間界に出るしかなく、そして倒される、このような、怪獣はそんな悪ではなく、自然の生物という視点は初代マンからあり、コスモスでは怪獣を保護する発想になり、その前座はガイアの最終回、根源破滅招来体の侵略に、地球の怪獣たちが一斉蜂起して、そのエネルギーで倒されたガイア、アグルを復活させるものですが、パゴスは悪の怪獣ではなく、倒すしかないのかと悲しくなり、こういうことで考えさせるのもウルトラシリーズのものです。現実にも、この前の台風15号も一種の怪獣、地震、津波などの自然災害もそうで、しかしそうしたら、自然を破壊する人間こそ地球にとっての害悪であるという観点も成り立ち、今のアマゾンの大火災もそうだし、宇宙猿人ゴリは公害をつくる人間こそ悪として怪獣を放つもので、ガイアでは、アグルは地球環境を破壊する人類を当初敵視していて、こういう観点はウルトラシリーズの本領ではあります。
No.11881 - 2019/09/21(Sat) 20:15:40

ウルトラマンタイガ 第12話 それでも宇宙は夢を見る 考察(その2) / 棺桶のジョー [近畿]

(3) 魔法は地球を救う
 前回からのゲスト麻璃亜、魔法を使おうとして、どうやら使えなくなったのはギマイラのための模様で、このタイガの世界では宇宙人が地球にたくさんいる設定ですが、魔法の使える世界こそ幸福である展開で、これには納得。そして、ギマイラ2度目の出現に、ヒロユキは変身しようとしてできず、変身できないのは変身アイテムを奪われただけでなく、環境により変身できない(セブンの怪しい隣人や、散歩する惑星などあり)ものもあり、そして麻璃亜が魔法を使うと変身可能になる展開は良かったです。
(4) 悪ノリ要素のゼラン星人オショロ
 前回に続いて、ゼラン星人オショロ、前編ではマスク姿も出たものの、今回は人間態のみで、中でも「そう説明書に書いてある」というあたり、おそらく、ヴィラン・ギルドの中で怪獣兵器は解説書、マニュアルがあり、侵略のためにお金を出して手に入れて、という展開は過去のシリーズではなく、そして麻璃亜を悪用しようとするものの、全く様にならず、結局トレギアに利用されただけで、ヴィラン・ギルドのメンバーは様々なものがあり、最後は円盤でトンズラする展開は笑えました。
(5) 麻璃亜の過去
 そして、魔法使い、麻璃亜は惑星サラサを滅ぼされて地球に来たもの、惑星サンサなら、リアルロボットのボトムズに出てきたものですが、サラサは海の星であり、麻璃亜がこれを魔法で再現すると皆がスマホで写真を撮るもので、また、虹が地球と上下逆に出て、海の星から来た麻璃亜の思いが出てきて印象的でした。
(6) 主題歌が戦闘テーマ
 今回、ギマイラとの決戦シーンに主題歌、ウルトラシリーズでは主題歌をバトルシーンに使うのはセブンからあり、タロウ、レオでは定番で、平成以降は主題歌のバトルシーン使用は単発的ですが、やはり燃えて、今回もタイガがフォトンアースになり、盛り上がるところでやってくれて素晴らしいものでした。
(7) 不気味なトレギア
 そして、タイガの登場を嘲笑する霧崎、夢は諸刃の剣と嘯き、今のところ霧崎は主人公たちの前には、第4話でホマレとやり合ったのみですが、ヴィラン・ギルドとは深い関係にあり、ヴィラン・ギルドのボスというわけではないのに、存在感は大変なもので、最後、タイガがギマイラを倒した後で、タイガの夢が悪夢になる、それが自分の望みというもの、これまでもタイガたちをトレギアとして挑発して、しかし、タイガたちが戦い終えてから現れて、倒そうとしたらできたものもあるのに、タイガ、ヒロユキたちに嫌がらせをするのが楽しいようなキャラクターであり、霧崎の白と青の服も印象的であり、ウルトラシリーズには印象的な悪役が多く、特にオーブ以降は敵側(ジャグラーや御剣サキのように主人公側に来ることもある)が魅力的ですが、このような悪役は異例です。
(8) 魔法は不滅
 最後、麻璃亜はまた旅立つもので、魔法の棒が箒になり飛ぶと言うのはセンス・オブ・ワンダーであり、次回は恒例の第13話での総集編ですが、どうやらヒロユキと霧崎が出合う模様で、タイガには今後も期待したいです。
 そして、パゴスの遺体を処理するトラックに辻本組とあり、これは美術スタッフが今回の監督が辻本さんなのでやったおあそび、この手のお遊びはウルトラシリーズではよくあり、ティガでは、ゴブニュ・オグマには村石監督なのでムライシと刻印があるなど、昭和から様々なものがあり、楽しいです。

 このところ、タイガは放映後、ツイッターで#ウルトラマンタイガとしてファンたちが感想をSNSで発信して、また、ニュージェネレーションシリーズでは人気声優の起用も注目されて、ライブドアニュースにもあり、https://news.livedoor.com/article/detail/17115430/ なお、去年は大阪のウルトラマンフェスティバル、今頃にやると発表でしたが、今年はまだないものの、夏のウルトラマンフェスティバルは好評で、ひらかたパークでやるならまた行きたいです。皆さん、寒暖の差が激しいです、台風も続きます、どうぞお大事に。来週は神戸新長田の鉄人28号モニュメント10周年イベントがあります!私も行きます!
No.11882 - 2019/09/21(Sat) 20:16:37

マックスの青山草太さんと仕事しました / ビルガモ [関東] [ Mail ]
レイゴさん、ジョーさん、藤子さん、こちらでは本当にお久しぶりです。
ジョーさんたちの熱い番組考察を久々見て頭の下がる思いです。

さて今回超久々にお邪魔しましたのは、先月ウルトラマンマックスの主役の青山草太さんと仕事をしたので番宣がてらそのお話をしたく、書き込みしました。

彼がレギュラーの一人として参加しているNHKBSで放送している「にっぽんトレッキング100 小笠原SP」という番組で28日土曜の午後9時から放送予定です。

彼はこの番組をたくさんやっていてレポートも非常にうまいです。カイト隊員同様、素の青山草太さんも好青年でした。

彼からは、マックスの撮影初期は黒部さんや桜井さんから、「そんな表情じゃ怪獣が出たということが伝わらないぞ」と何度もNGをだされ、胃が痛くなるほど緊張感が現場にただよっていたそうです。

マックスファンタジーのサイトも見せて、当時みんなで応援して感想かいてたよと言ったらよろこんでくれていました。

彼は個人事務所ゆえ、お仕事も大変なようですががんばってもらいたいです。

ついでに、半年ほど前にレイゴさんだけにはお知らせしたのですが、杉浦太陽くんとも彼のやっているレギュラー番組で仕事をご一緒したことがありまして。

彼にも真の勇者のサイトを見せたら、彼はこのサイトを知っていて、見てましたよと言っていました。

コスモス当時、彼のお母さんが息子を応援しているサイトがあるのを見て太陽くんに教えたそうです。

久々の書き込みすみません。皆様もかわらずお元気で。
No.11883 - 2019/09/23(Mon) 07:41:00

Re: ウルトラマンタイガ 第12話 / 藤子
 レイゴさん、ジョーさん、ビルガモさん、皆さんこんばんは。ビルガモさん、本当にまたお会いできてうれしいです。
 さて、今回私が気になったのは、ホマレが麻琉亜を責めるようなことを言ってしまったことです。肝心な時に力が出ない、それは彼女が被害者だから。それは分かっているはずなのに、色々とこれまでのことで溜まっていたのでしょうけど。社長が(ちょっと!!)という風につついてくれましたが。
 それと、霧崎の「やがて悪夢に変わる」ですが、思い出したのは「良くも悪くも想像したことを実体化させる」という化け物が出た漫画です。人の神経を逆なでするのが楽しくてたまらないような彼はこの先何をしかけるのか。「こちらはちょっといじっただけ、転がり落ちていくのはそちらの勝手」とか言いそうです。
 では、今夜はこれにて失礼いたします。皆さんもお体には気をつけて下さいね。
No.11884 - 2019/09/27(Fri) 23:26:34

ウルトラマンタイガ 第13話 イージス超会議 考察 / 棺桶のジョー [近畿]
脚本:足立淳一郎、監督:越 知靖

(1) おいおい、イメージキャラクター?
 レイゴさん、藤子さん、皆さんこんばんは。
 ビルガモさん、お久しぶりです。このところ、ウルトラシリーズはニュージェネレーションシリーズ、好調で、ネット配信のウルトラギャラクシーファイトも始まり、日本語だけでなく、英語版、中国語版も配信!すごいことです。
 今回は、オーブ以来の定番、第13話は折り返しで総集編、主人公は変身せず、1話〜12話のダイジェストですが、E.G.I.S.のイメージキャラクターを決めるというもので、今回はウルトラヒーローが3人いて、どれをイメージキャラクターにするか、こういう展開もあるのかと思い、タイガ、タイタス、フーマは生まれた星は異なるものの、トライスクワッドの一員であり、いずれもイメージキャラクターになり、過去には似たような展開がメビウスでもありましたが、それぞれのウルトラマンの特徴を過去の映像で紹介して、これは貴重なもので、しかし結局カナの選んだ?タイガになるものの、不思議なもので、どうせならE.G.I.S.は3人のウルトラマンみたいに様々な展開ができるとして3人ともイメージキャラクターにしたら、とも思いましたが、今回はタイガが選ばれて、この路線は基本ギャグですが、面白い点がありました。
 今回、3人のウルトラマンにイメージソングがかかり、タイプチェンジではないですが、過去にはダイナでフラッシュ、ミラクル、ストロングのイメージソングがあり、劇中ではそれほど効果的には使われず(ダイナではタイプ別のテーマBGMが多用された)それ以来です
(2) 切れるピリカ
 で、ピリカが、報告書がなっていないとヒロユキ、ホマレをつるし上げる件、切れ方が面白く、ギャグ的なものがあり、ギャグは前作のR/Bでうまくホームコメディと展開して、今回も演じる吉永アユリさんもノリノリであり、楽しいものでした。
No.11885 - 2019/10/01(Tue) 18:43:35

ウルトラマンタイガ 第13話 イージス超会議 考察(その2) / 棺桶のジョー [近畿]

(3) そして、霧崎がヒロユキと出会う
 今回は、イメージキャラクター選びに愛想をつかした?ヒロユキが出てきて、すると、トレギア人間態の霧崎が接近、不気味なもので、悪役キャラクターはオーブ以降ユニークなものを見せているニュージェネレーションシリーズ、演じる七瀬公さんも見事で、ヒロユキを嘲笑するもので、この霧崎、トレギアの目的は地球侵略ではなく、今までを見たらタイガたちに嫌がらせをするのが面白いというようなものの、第12話のラストを見ても、タイガの力を悪用するもので、これ、タイガも霧崎がトレギアの人間態と見抜けず、さすがに気配は感じた模様ですが、不思議なもので、悪役キャラクター、東映ヒーローだと仮面ライダーでもスーパー戦隊でもそれほど尖ったものはなく、ウルトラシリーズは光っています。
(4) タロウの守った地球
 タイガにとって、父親のタロウがかつて守った地球ですが、この世界で過去にウルトラヒーローが来ていたと知るものはなく(第1話で誰もウルトラマンを知らなかった)、ただ今までのウルトラシリーズで、過去にウルトラマンが来ていたと明確に示されたのはメビウスのみ、つまり過去の作品はパラレルワールドであり、これはこれでいいと思います。
 そして、ラストシーン、次回の事件の出動で終わり、今後も楽しみです。
(5) 神戸新長田 鉄人28号モニュメント10周年!
 イベントと言うと、昨年一昨年と大阪のひらかたパークでウルトラマンフェスティバル、夏に東京でやったものを持ってきてのものでしたが、夏には大阪でもやると発表されていたのに今年はまだ、この前、大阪の阪急三番街のM78ショップで聞いてもまだ情報はなく、しかし何かやってほしいです。
 そして、巨大ヒーローというと元祖、鉄人28号、神戸の新長田のモニュメントは2009年に完成して10周年、そのイベントがあり、当地の幼稚園児たちが主題歌(1作目と2004年版のもの)を歌い、そして何より、初代鉄人で敷島博士の声を当てられた矢田稔さん、2009年のお披露目の際にも来られて、そして88歳!の今年も来てくださり、感激でした。新長田はお好み焼き屋さんの密度が日本一であり、しかし人口減少はしんどく、皆さんも神戸に来られたら鉄人を見てお好み焼き食べてください。
 さらに、9月には仮面ライダーゼロワンのイベント、神戸で2回あり行きました。どちらも、未就学児たちが親に連れられて、ゼロワンのベルトを持ってきて、特撮ヒーローの人気に圧倒されて、2度目はゼロワンと写真を撮れました。ここでは8月にウルトラマンゼロも来て、本当に良かったです。
 10月と言うのに暑いですが、皆さんお大事に。
No.11886 - 2019/10/01(Tue) 18:44:32

Re: ウルトラマンタイガ 第13話 / 藤子
 レイゴさん、ジョーさん、皆さんこんばんは。
 おお、ピリカさん強い!!戦闘能力の高い女性は大好きです。そんな彼女の一押しがタイタス、以前ポージングに「いらないよー」と言ってなかったっけ。それにしてもヒロユキの目の前と頭の中でそれぞれうるさい三人組、しびれた筈の足で脱走するのも当然です。そこへ霧崎登場、怖すぎます。その霧崎=トレギアがタイガスパークを開発したらしい…。つまりタイガの意思に反して勝手にいじることができると?青の科学者ウルトラマンと言えばヒカリ、彼とも繫がりがあるのなら今後登場が期待されますが。
 では、今夜はこれにて失礼いたします。
No.11887 - 2019/10/04(Fri) 22:41:51
ウルトラマンタイガ 第1話 バディゴー! 考察 / 棺桶のジョー [近畿]
脚本:林壮太郎、監督:市野龍一、特技監督:神谷誠

(1) 史上初!7年連続新作ウルトラマン登場!
 レイゴさん、藤子さん、皆さんお元気ですか。
 7月6日、ニュージェネレーションヒーロー最新作、ウルトラマンタイガ始まりました。これで2013年のギンガ以来7年連続新作シリーズが続いているわけで、過去、断続期間を多く作ってきたウルトラシリーズもこれで7年、1〜6月は再放送や総集編、7〜12月に新作シリーズとなったわけで、このところの円谷さん、昨年秋はSSSSグリッドマンのアニメでカルト的人気を博して、アニメ「ULTRAMAN」も制作して、そして新作はタロウの息子、タイガ、同じ息子でも、セブンの息子ゼロが不良っぽく粗削りなキャラクターであり、それまでにないキャラクターで、その後ギンガ開始までウルトラシリーズを引っ張って、そしてタイガは、円谷さんの動画を見たら、おとなしい優等生的なもの、タイタス、フーマとトライスクワッド(トライは3を、スクワッドは戦隊を意味する、スーパー戦隊の戦隊はスクワッド)を組むもので、他方、敵役のトレギアは実に卑怯なキャラクター、第1話の冒頭で敵キャラクターのウルトラマンの出るのはジード第1話でベリアルが時空破壊爆弾を作動させるものがあり、タイガではニュージェネレーションヒーロー7人がトレギアと対決、そのやり口の卑怯さは、卑怯なことをするのは特に第2次ウルトラシリーズではたくさん出ていましたが、ビックリで、そしてタイガ、タイタス、フーマの3人が立ち向かい、これは壮烈なオープニングでした。
 ウルトラシリーズは、水戸黄門のように同じようなものを繰り返すべきという意見もありますが、しかし仮面ライダーシリーズを見たら新しい要素に果敢に挑戦して続いていて、他方スーパー戦隊シリーズは基本形態は44年同じでも同様に新機軸を取り入れて、これは好ましい傾向です。
(2) 主人公ヒロユキのキャラクター
 今回、主人公工藤ヒロユキは最初から特捜チーム(に相当する)E.I.G.S.の一員で、主人公が最初から特捜チームに所属しているのは初代マン、ティガ、エックスのみであり、しかしEIGSは民間企業で、従来なら隊長に相当する佐々木カナ(2001年のゴジラ・モスラ・キングギドラ大怪獣総攻撃でヒロインを演じた新山千春さんが好演)は女性、このような組織のトップが女性なのは平成ウルトラ以来多数あり、そして専用車がまだリースでお金の心配をする点などリアルであり、特捜チームがレギュラーであるのはエックス以来で、それもお金をもらって仕事するタイプ、過去の特捜チームは全て国家的組織で公務員?であったものの、そのヒロユキの任務にタイガが着目して、一体化するもので、これはウルトラシリーズでは珍しい(多くの昭和シリーズでは主人公が命を落とすようなことがあり、それでウルトラマンが一体化して蘇生して活躍する)です。
 第1話の依頼人は宇宙人で、ザンドリアスの子供を運び宇宙に帰るものの、そのザンドリアスの子供に価値があり、宇宙人が狙う展開、ウルトラシリーズでは人知れず宇宙人が地球にいる設定は、ウルトラQの宇宙指令M777以来たくさんありますが、護衛を民間企業がするのは、刑事ドラマ黎明期のザ・ガードマンの東京パトロールのウルトラマン版のようで(ザ・カードマンは刑事ドラマとして、その後太陽にほえろや必殺シリーズで活躍される悪役俳優さんをたくさん輩出した作品で、警察以外の民間組織の活躍を描いたもので、これは初代ウルトラマンの科学特捜隊のルーツだと私は考察しています)興味深いです。
 第1話で私の注目したのは2点、まず依頼人河津が宇宙人であり、それでも助けるのかと言われて、ヒロユキは困っている人を前に地球人も宇宙人もないと言うこと、これはハヤタからカツミ、イサミまでウルトラシリーズの過去の主人公なら同じことを語り行動したでしょう、いや、特撮・アニメを問わず日本のヒーローなら同じことを言い行動したはずで、しかしそういう当たり前のことがしんどいことになった殺伐としたこの時代に、当たり前のヒューマニズムを体現したキャラクターであり、ヒューマニズムはヒーローの力の源であり、武力ではない(超兵器を使用したら、ウルトラシリーズではすべて失敗しているのがその証拠、あるいは、心を持たない人造ウルトラマンのテラノイドが役に立たなかったのも同じ)ことで、さらに、ザンドリアスの子供が下敷きになり、ヒロユキは逃げずに助けようとしたこと、これもウルトラシリーズの主人公、いやヒーローなら皆同じことをしたはずであり、実際に帰マンの郷はこれで小鳥を逃がそうとした子供を助けて命を落とし、ウルトラマンとして蘇生したわけですが、このような、ウルトラシリーズの53年の歴史で不滅の要素を持つから、どんな逆境になってもウルトラシリーズは続いていたのであり、これはありふれたものではない、今や、殺伐とした社会だからこそウルトラヒーローは求められているのだと信じます。
 ヒロユキは自分のことを僕と呼び、タイガは俺であり、メビウスまでのウルトラシリーズだと自分のことを俺と呼ぶ主人公は少なかったのに、大怪獣バトルでレイが自分のことを俺と呼び、そして何よりゼロが自分のことを俺と呼び、ニュージェネレーションシリーズではリクとヒロユキを除いて俺であり、これはポケモンや妖怪ウォッチの主人公が自分を俺と呼んでいるためかと思います。
No.11847 - 2019/07/06(Sat) 14:55:11

ウルトラマンタイガ 第1話 バディゴー! 考察(その2) / 棺桶のジョー [近畿]

(3) メイン監督市野さん、12年ぶりに特技監督神谷さん
 今回、第1〜3話は本篇と特技監督が分担で、ニュージェネレーションシリーズでは本篇と特技監督兼任、撮影を一班体制でやり、特技監督を別に置くのは大怪獣バトル以来12年ぶり、監督の市野龍一さんはガイア以来ウルトラシリーズで20年以上活躍されて、ニュージェネレーションシリーズではオーブ以来の常連、私と同世代で、おそらく第1次ウルトラシリーズをリアルタイムで見られたはずで、田口清隆さんのように私の下の世代より上のベテランを起用して、また神谷誠さんは前作のR/Bからウルトラシリーズに参加されて、今回はまず、本篇でアクションシーンがハリウッド映画みたいなスピード感があり、宇宙人たちがたくさん出てきて、等身大アクションはニュージェネレーションシリーズでは重視されているものの、今回はすごいの一言であり、神谷さんもベテランの方で、大変な力量を見せてくれました。
 なお、特撮を担当するのは平成以降は特技監督の名称で統一されていて、ウルトラシリーズではQと初代マンの途中まで特技監督の表記が、初代マンの途中から特殊技術になり、これは特技監督の名称が円谷英二監督の好んだものでそれに配慮したもの(78年の暮れに出たウルトラマン大全集というレコードの解説文で満田かずほさんの記述による)で、タロウの途中から特撮監督になりましたが、やはりウルトラシリーズでは特技監督がぴったりです。
 それで、第1話はウルトラヒーローが11人、巨大怪獣は3体、等身大宇宙人4人はウルトラシリーズの第1話での最多登場、すごいものでした。
(4) 名前の由来が面白い
 主人公、ウルトラマンタイガはタロウの息子ですが、仮面ライダーにもタイガがいて、2002年の仮面ライダー龍騎に出てきた13人の仮面ライダーの一人、それもウルトラマンネオスの主役、高槻純さんが演じたという、何とも因縁があり、この仮面ライダー龍騎では従来型の正義の味方の要素を排したもので、悪の仮面ライダーがたくさん出てきて、タイガはややサイケデリックな役どころでしたが、最後は子供が車にひかれそうになったところを助けて自ら犠牲になるものでした。
 さらに、O-50出身のウルトラマンフーマ、フーマとは宇宙刑事シャイダーの悪の組織で、しかし主役のシャイダーを演じたのは円谷浩さん、円谷一さんの息子さんで、その関係でシャイダーの脚本を上原正三さんが全話執筆されました。円谷浩さんはティガのウルトラの星で父親の一役をされて、ダイナ、ガイアの順レギュラーでした。
 その他、今やっている仮面ライダージオウには仮面ライダーギンガというキャラクターが出てきて、声もウルトラマンギンガと同じ杉田智和さん、これは仮面ライダーギンガが、過去の仮面ライダーキバ関係のキャラクターとして出てきて、杉田さん仮面ライダーキバで声優をされたいた関係で、ウルトラマンと仮面ライダー、東映ヒーローの関係は面白いです。
(5) ニュージェネレーションシリーズ初のM78出身ウルトラマン
 タイガはタロウの息子で、ニュージェネレーションシリーズでは初のM78星雲出身の主役、そしてU40のタイタス、0-50のフーマとともに現れて、冒頭の展開でトレギアにダメージを受けて通常の活動ができなくなり、それでヒロユキの体を借りてのもの、これはウルトラシリーズ定番なものの、十全に納得できました。
 また、E.I.G.S.のメンバーがウルトラマンのことを知らず、河津さんの言葉でウルトラマンタイガと知るのは、この地球は初代マン〜80、メビウス世界ではないと思われて、この他のウルトラマンがどう出るか楽しみです。
(6) これからが楽しみ
 ウルトラマンR/Bの劇場版でデビューした悪役ウルトラマン、トレギアはベリアルとは全く異なったキャラクターで、ジードのベリアルと異なり人間態を持ち、オーブ以降レギュラーの敵役が出ているものの、いずれも個性的で楽しみです。
 そして、ミラーマンの主役を演じられた石田信之さん、がんで亡くなられました、私も、両親ともにがんで亡くなり、石田さんにはぜひともがんと闘い勝って欲しかったですが、石田さんは不滅、日本特撮党の党首を辞任される鈴木美潮さんもミラーマンを見て特撮ファンになったもので、ミラーマン最終回のサブタイトル、さよならミラーマンは現実になったものの、石田信之さんは不滅です!
(7) 特撮に限界はない!
 そして、特撮つながりで、先月大阪のアリオ八尾(円谷ジャングルのあったところ)でゴジラのイベントがあり、初代ゴジラが来て、さらに1作目の主役の宝田明さんのトークショーもあり、私の友人で和歌山の大学の先生が行き、彼は昨年春に新聞にゴジラと憲法、ゴジラと原子力の記事を書いて宝田さんからお手紙も来て、そこでトークショーではゴジラ研究家として紹介してもらい、宝田さんと写真も撮り、このイベント、私が特撮ファンのブログで知り教えてあげたのですが、ゴジラはハリウッド版のものも公開されて、仮面ライダー、スーパー戦隊も何とか維持されて、特撮は不滅です、蒸し暑いです、熱中症に気を付けて、お元気で。
No.11848 - 2019/07/06(Sat) 14:56:52

Re: ウルトラマンタイガ 第1話 バディゴー! 考察 / 藤子
 レイゴさん、ジョーさん、皆さんこんばんは。
 タイガと聞いて思い出すのはウルトラマンサーガのタイガノゾム、それを演じたのがDAIGO、ダイゴといえばティガのマドカダイゴ…もしかして何か深い繋がりがストーリーの底にあるとか。そしてタイガのプロテクターの配色はティガに似てるような、しかもシルバーレッド系の体はメビウスに似ているので、母親はメビウスの身内だったりしてとか、中身がゼロに似ているのは「親戚のお兄ちゃん」の影響かとか、またしても深読みが止まらない私。
 それはともかく、最初から緊迫の展開、束になってもトレギアにかなわないニュージェネレーションズ、先輩たちからアイテムを贈られて戦うもそれぞれ弾き飛ばされるタイガ達、そしてタロウは…。生き別れる親子から始まる物語ですね。そして月日は流れ、こわばった顔つきの男性を護送するヒロユキ、そこへ謎の声が警告、なぜか逃げ出す依頼人。実は彼はさらわれた怪獣の子を救うために戦う宇宙人だった。この辺も時代を反映してますね。密輸ペットの問題が後を絶ちませんものね。しかしマグマ星人に邪魔をされ、ショータイム的オークションが始まってしまいます。我が子を救おうと盾になる母親を見て何かを思い出すようなヒロユキ、瓦礫の下からその子を救うため逃げない彼に遂にタイガが共闘を呼びかけます。変身アイテムは二つで一つ、これはエースの指輪を思い出しました。しかし、片方でもなくしたら大変ですね。アイテム紛失、盗難は今までにもありましたからね。そして遂に変身、自分の変化に戸惑いながらも戦うヒロユキ、苦労しつつも勝利した後の二人の会話にはちょっと笑いました。「どこが偉そうなんだ」って、やっぱりゼロ兄さんの影響でしょう。
 しかし、社長も先輩たちもみんな何やらクセがありそうでワクワクしますね。社長、本当は全部知ってるんじゃないですか、ホマレ先輩、どうやって河津さんを救出したんですか?来週が楽しみです。
 ところで、タロウに息子ができて安心したことが。セブンが叔母夫婦より先に孫を授かったらどうしようかと心配でしたし、ゼロに弟分ができて何よりです。
 では、今夜はこれにて失礼いたします。皆様、梅雨バテと水害には気をつけて下さいね。
No.11849 - 2019/07/10(Wed) 23:49:55

ウルトラマンタイガ 第2話 トレギア 考察 / 棺桶のジョー [近畿]
脚本:中野貴雄、監督:市野龍一、特技監督:神谷誠

(1) 前代未聞!幼少時にヒロユキと一体化していたタイガ
レイゴさん、藤子さん、皆さんこんばんは。東京は梅雨寒ですがいかがですか。
 まず、冒頭、10歳の際のヒロユキがチビスケ(キングゲスラ)と仲良く、しかしチビスケを怪獣兵器にしようとするレキューム人にさらわれて、それに抵抗しようとした10歳のヒロユキを救うために、光の粒子になっていたタイガが一体化して、そして12年とはビックリ!それまでのウルトラシリーズでは、ウルトラヒーローと人間が一体化する場合は、第1話の段階で地球に初めて来ていたのに、こんな前に来ていたとは驚きで、要するに第1話冒頭の展開は12年前であり、このように、過去に類例のない展開をニュージェネレーションシリーズではやっており、これは7年間、半年ずつなら新作を作れているためで、これはまさに、継続は力なりです。これ、第1話ではタイガがトレギアに敗れて、そして地球で活動するために適切な一体化する人間を探してヒロユキにたどり着いたと思ったのに、ビックリです。
(2) 便利屋?E.I.G.S.
そして、警視庁の佐倉警部が出てきて、E.I.G.S.に仕事を依頼、風見しんごさんは映画「メビウス&ウルトラ兄弟」以来のウルトラシリーズ登場で、警察や公的な組織が特捜チームに依頼するのは、近年だとオーブの渋川のオッサン、古くは怪奇大作戦の町田警部などあり、E.I.G.S.は警護・警護などをする民間企業であり、しかし実態は警察の依頼で怪獣のこともやるもの、これはウルトラシリーズの特捜チームとして面白い位置付けです。E.I.G.S.は一種、便利屋的で、こういう位置付けだと自由度も高く面白いです。
 E.I.G.S.は民間企業で、カナは隊長ではなく社長ですが、第1話で車をローンで買ったばかりというもの、現実ではイージス・アショアは何千億円もするのですが、やり繰りの厳しい中小企業みたいで、オーブでSSPに請求書のラッシュという昭和テイストのものも面白いです。
 この、お金のないというもの、ウルトラマンエースのTACやタロウのZATは戦闘機をしょっちゅう墜落させており、昭和の特撮ファンからは、エースやタロウの日本政府は防衛費で財政破綻すると皮肉られていて、現実に、エースだとタックファルコンは設定では210mもあり、こんなものをしょっちゅう墜落させていたら国会で問題になるでしょう。ガンダムの後番組、トライダーG7ではやはり民間企業が地球防衛をして、そんなに撃ったら予算がなくなるという展開もありました。
(3) 答えのない質問?
 そして、キングゲスラ出現、タイガは変身して怪獣と戦えというものの、ヒロユキは逃げ遅れた人を助けようとして、結局キングゲスラに逃げられてしまうものの、これは帰マンの第5話で、郷がグドン攻撃を命じられたものの、子供がいるとして攻撃せず、岸田隊員に責められる展開を思い出して、しかし、これはヒロユキ、タイガともに間違いではなく、限定された状態で誰を最初に助けるべきか?というのは、答えのない質問というか、ウルトラヒーローが53年続けてきた模索です。が、タイガはここで怪獣を倒さないと被害が広がると語り、これが後でトレギアから一種のブーメランみたいになるとは驚きました。
No.11850 - 2019/07/16(Tue) 19:05:45

ウルトラマンタイガ 第2話 トレギア 考察(その2) / 棺桶のジョー [近畿]

(4) 悪の勢力が2系統!
 タイガだと、悪の勢力に2系統、一つはタイガの宿敵、トレギア、そして怪獣兵器を売買する商人たち、ウィキペディアではヴィラン(悪役)・ギルドと称されていて、彼らは怪獣による金儲けが目的であり、地球侵略が目的ではない模様で、そしてトレギアがあり、悪に2系統あるのは珍しく、スーパー戦隊では、前作のルパンレンジャーvsパトレンジャーでは対立する2つの組織が結局協力することになり、これは新・必殺仕事人で主水、秀のチームと勇次、おりくのチームに同様のものがありますが、ヴィラン・ギルドとトレギアは敵対している(ギルドのマーキンド星人がトレギア出現でオークションを血融資する)ものもあり、何より、宇宙からやってきた悪の目的はほとんどの特撮・アニメでは地球侵略であり、ベリアルもそうでしたが、トレギアは地球侵略が目的ではない模様で、これは新鮮な設定です。
(5) 怪獣兵器を救う
 そして、ヒロユキはレキューム人を見て、チビスケをさらったものと知り、キングゲスラがチビスケと理解するもの、これはコスモスでカオスヘッダーに取りつかれたリドリアスをコスモスが救おうとする展開もあり、あるいは、タロウの赤い靴はいていた、では怪獣にされた少女(北島隊員の幼馴染)を救おうとするものもあり、ウルトラシリーズではこのように無害な怪獣が暴れて、それを救おうとするものは多数あり、ここではヒロユキとタイガが別人格である設定を生かしています。
(6) 極悪非道のトレギア!
 そして、チビスケを助けようとしたヒロユキ、タイガに立ちはだかるトレギア、霧崎の姿で、変身アイテムにより悪のウルトラマンになり、タイガはこの時点ではタイタス、フーマをトレギアに殺されたと思い、もちろんヒロユキはそれを知らず、タイガとヒロユキが別人格であるのを生かして、さらに、トレギアは、タイガに止めとして、結局チビスケが盾になり死んでいく、これはマックスの遥かなる友人にもあり、チビスケがこうするのは予想されたものの、その後、トレギアが、怪獣を倒さないと被害が広がっていたと嘯く点、これは最初に、タイガが、ヒロユキに逃げ遅れた人を助けるより怪獣を倒せと言ったことへのブーメランであり、トレギアはチビスケがタイガのために死んでいったことを喜んでいる模様で、これほどえげつないことをした悪役も久しぶり、ウルトラシリーズでは卑劣なことをする悪役が、特に第2次ウルトラシリーズで多く出ているものの、こういう悪役は久しぶり、むしろ東映ヒーローでは悪役が卑怯なことは嫌というものもあり、最後、タイガはロッソの力で一矢報いるものの、卑劣さに唖然でした。
(7) 衝撃の結末
 第2話のラストシーン、少女に霧崎が風船を渡して、ありがとうと言われたら、風船を破裂させて少女を失望させる、要するにトレギアは人が困るのを見て喜んでいるわけで、映画R/Bでのトレギアは、笑うセールスマンみたいとSNSでもありましたが、このようなラストシーンは異例で、ネットでは第2話を見て後味が悪かったとの感想を複数見ましたが、トレギアは必殺シリーズの初期にいたえげつない悪役みたいなものがあり、今後のタイガも楽しみです。
 3連休は神戸でウルトラマンのイベントに行き、例により性懲りもなくジードと写真を撮ったものの、前にいた親子連れ、昨年末にハーバーランドに来られていませんでしたかと言われて、神戸は狭い、夏はウルトラマンフェスティバルも東京であり、冬のひらかたパークでの開催は未定と大阪のM78ショップで聞きましたが、ぜひ開催してほしく、今後のウルトラシリーズに期待です。
No.11851 - 2019/07/16(Tue) 19:06:30

Re: ウルトラマンタイガ 第2話 / 藤子
 レイゴさん、ジョーさん、皆さんこんばんは。
 トレギアはかつてないほど冷徹で陰湿ですね。いつも薄笑いを浮かべて力の差を見せつけ、去っていく。前回「光が正義と誰が決めた」と言いましたが、今回も色々考えさせられる台詞を残していきました。人間態の服も「道化師」風、歴代ウルトラマンを挑発するような「青い」風船、変身アイテムは「ドミノ」と呼ばれる仮面のようです。妖し過ぎます。そして変身後の姿はパパルウ星人のようですね。
 一方、タイガとヒロユキは対話しながら戦う故に衝突も起こりがち、二者択一で意見が割れてしまいます。仲間がいれば役割分担もできるのに、それは次回の話ですし、まずは地球人の信頼を得て共闘…というのが理想ですが。渋川さんのようにすぐに実働部隊を回せる人もいないようです。早く来てくれ、仲間たち!!
 それでは今日はこれにて失礼いたします。早く梅雨が明けますように。
No.11853 - 2019/07/19(Fri) 23:56:21

ウルトラマンタイガ 第3話 星の復讐者 考察 / 棺桶のジョー [近畿]
脚本:林壮太郎、監督:市野龍一、特技監督:神谷誠

(1) 黙とう:京都アニメーション
 レイゴさん、藤子さん、皆さんこんにちは。
 まず、ウルトラマンではありませんが、京都アニメーションのスタジオの放火事件、私も大ショックでした。京アニの作品は関西だと大半サンテレビの深夜枠で放映されて、ヒット作の涼宮ハルヒの憂鬱は兵庫県西宮市(阪神甲子園球場のあるところ)が舞台で、西宮市はハルヒで町おこししていて、私も、アニメに出てくる喫茶店ドリームに先週行ってきたところなのです。ドリームの店主さんも心を痛められました。私は化学が専門で、ガソリンに火をつけてあんな大惨事とは愕然で、とんでもないこと、まるで本物の初代ナックル星人が現れたようで、亡くなられた皆さんにお悔やみ申し上げます。
(2) 宇宙開発の犠牲者の宇宙飛行士の物語
 今回は宇宙開発の犠牲になった宇宙飛行士・九条レントの悲劇、初代マン「故郷は地球」のジャミラを思わせて、さらにティガの「サヨナラ地球」の要素もあり、誕生日にロケットを打ち上げて事故、これは現実社会にもあり、ところがそれにトレギアが関り、事故の原因を作った社長に復讐するもので、前回に続いてシリアス系の話、トレギアは人間の不幸を悪用するもので、ベリアルのようなヤクザ的?なキャラクターと異なり、人間の悪の感情を悪用する、ヤプール人みたいなものがあります。トレギアの悪どさは、劇場版R/Bより進化して、こういう悪役はウルトラシリーズでは異例で、面白い展開です。
(3) 悪い人間でも守らないといけないのか?
 今回、事故を起こしたベンチャー企業の社長、今里光は大金でE.I.G.S.に警護を依頼して、事故で人を死なせたものでも守らないといけないのか?これはウルトラシリーズではよくあるものの、ヒロユキがたとえお金のためとは言えためらう展開は驚きました。
 さらにビックリしたのが、タイガがレントの主張に共感する点、自らもタイタスとフーマをトレギアに殺されたとこの時点で思い、ヒロユキも全開でチビスケをトレギアに殺されたものの、過去のシリーズでは、どんな悪人でも守らないといけないとなるのに、タイガは今里を許せないというのは、これは故郷は地球でのイデの発言と同じ、故郷は地球でのイデの発言、立場は多くの視聴者と共通して、あの場合ジャミラを宇宙から来た怪獣として、正体を明かすことなく倒せと科特隊のパリ本部は命じて、それにイデは背こうとしてアラシと言い合いになり、あれはイデが人間、主役ではないから言えたものの、ウルトラマンのタイガが許せないと語るのは、ウルトラシリーズでは初めてで、今回は今里がもう一つの悪役、ホマレが守ろうとして、命令するなと言う展開など、こういう悪役に人間側を見せるのはウルトラシリーズならではです。ウルトラヒーローが復讐と口にするのは帰マンがウルトラマン夕日に死すで、坂田兄妹を殺された郷=帰マンがブラックキングに復讐してやると言って結局処刑されるのを思い出しました。
 しかし、今里は助けようとするホマレに命令するな、ヒロユキを身代わりにしてしまうなど、非人間的行動のラッシュ、こういうキャラクターはウルトラシリーズに過去にも例はあるものの、ここまでやってくれたら圧巻です。
 今回の監督の市野龍一さん、ツイッターで京都アニメーション放火事件と今回の話を結び付けて、憎しみから復習心に取りつかれてしまうと実は加害者と同じ道をたどることになる、それは間違っているとこの話で伝えたかったと発信されて、これは正義とは何か?を53年伝え続けてきたウルトラシリーズの真骨頂、復讐は何もうみださないことを何度も繰り返しています。
No.11854 - 2019/07/20(Sat) 21:02:38

ウルトラマンタイガ 第3話 星の復讐者 考察(その2) / 棺桶のジョー [近畿]

(4) 賢者タイタスの救い
 これで、救いとなったのは、トレギアに倒されたと思われていたタイタス、どうやらタイガ同様宇宙をさまよって、レントの妻ナナの魂を救い、そして復活、タイタスは体型から仮面ライダー電王のキンタロスみたいなものかと思いきや全く異なり、アニメザ・ウルトラマンのジョーニアスの出身地U40の出身で、まさにその振る舞いは賢者そのもの、タイタスもタイガ同様若い戦士であるものの、人格者ではあり、ナナを救って、そして実体を取り戻してギャラクトロンと戦い、撃破して、さらに地球に落下するデブリを処理してトレギアと戦い、従来この手の筋肉的なキャラクターは理性的な態度はなかったものの、まさに人格者で、その後落ちてくる人工衛星を撃破、さらにトレギアを相手に正々堂々と戦うのは見事です。
 タイタスが正義漢であり、その分トレギアの極悪非道が強調されて、あのギャラクトロン(オーブもジードも苦戦)を倒した後、タイタスにちょっかいを入れて、これ、人間態の霧崎、復讐劇を映画でも見るようにポップコーンを食べながら見て、そして嫌がらせ、こういう嫌味な悪役は最近例がなく、悪もここまで来たら立派、です。
 さらに、デブリについて、タイガが始末しようかと言うと、ヒロユキは人間がやると語り、これはいい意味でウルトラマン任せではない展開で、納得できました。
(5) 精巧な神谷特撮
 今回も神谷誠さんが特技監督、ミニチュアの電車や車、セットとCGをうまく使い、神谷さんはゴジラ映画や日本沈没の2006年版もされて、川北さん、樋口さんの教えを受けたベテラン、見事なもので、ニュージェネレーションシリーズでも屈指の特撮でした。
(6) 悪いものの金は受け取るな! 
 さらに、ビックリしたのは、最後、ホマレが今里をぶん殴るシーン、これは視聴者がホマレなら皆同じことをしていたでしょうし、ウルトラシリーズでは過去にエースの、銀河に散った5つの星、欠陥ミサイルで北斗に特攻を命じた高倉司令官を竜体長が殴り追放するシーンが過去にあり、刑事ドラマだと、例えば特捜最前線で、護衛を依頼していたものが実は悪人だったという展開で同様のものがありました。今里は人間の姿をした怪獣みたいなもの、80の、80vsウルトラセブン、あれでは少年を襲った暴走族は、俺たちは人間の姿をした怪獣だと叫ぶシーンがあり、それの延長線上にあり、ホマレはヒロユキを熱血バカと、これはいい意味で語り、まさに、悪は滅びるを地で行くものでした。そしてラストシーン、解決して、社長がお寿司というものの、今里から受け取った小切手を捨てたシーンはさすが、いわば、小切手は汚いお金であり、悪に加担してはいけないいうもので、この後、今里は事故の責任を問われることでしょう。その社長カナの行為をタイガもタイタスも評価、タイガはウルトラの母のことをばあちゃんと言い、このシリアスな内容の中で救いでした。
 タイガはSNSでも好評で、そしてウルトラマンフェスティバルも開幕、関西のテレビでは爆笑問題のお二人が宣伝してくださるのが放映されて、田中さんも太田さんも私の数歳年下ですが、熱心に宣伝してくださり、SNSでも行かれた方は好評とのことで、またTBSラジオでもウルトラマンタロウ特集があり、私もかつては第1次シリーズ至上主義?でしたが今はタロウも評価して、今後もウルトラシリーズを応援します。
No.11855 - 2019/07/20(Sat) 21:03:41

Re: ウルトラマンタイガ 第3話 / 藤子
 レイゴさん、ジョーさん、皆さんこんばんは。
 あの社長さん、最低ですね。そもそも誕生日ロケットが事故を起こしたこと自体もみ消していたのでしょう。そこを言わずに大金積んで守れと言っておきながら「俺に命令するな」とか「何すんだよ」…見捨ててやりたくなりますよ。そんな彼に復讐しようとする九条に同調、同情するタイガ、しかし彼に手を貸していたのは敵のトレギアだった。そしてギャラクトロンと融合する九条と戦うもヒロユキに止められ、反撃できないタイガ、しかしそこへ「もうやめて!!」と止めに入ったのはナナだった。愛する人に復讐を止められて共に天に召されるという展開は久々に見ました。悔しくて悲しくても復讐は更なる罪です。ナナが美しい心の持ち主で救われました。それに手を貸したのはタイタス、タイガ歓喜!早速タイタスにタイプチェンジ、その時のセリフが「使いなさい」おお、品のある声で正に賢者。ボディービルダーのポージングとのギャップに「キャー!!」…すいません。
 ギャラクトロンを倒し、最後のデブリを始末しに行く彼にちょっかいを出すトレギアに構わないところも素敵。しかし馬鹿にしてから去るトレギア。
 その後、まるで懲りてない社長を殴るホマレ、小切手を破り捨てる社長。それを見てほめるタイガ達。「うちのばあちゃんほどじゃないけどな」こういうセリフでもタイガが愛されて育ったことが分かります。ところで彼はキングのことをなんと呼ぶのでしょう。白鬚じいちゃんじゃないでしょうね。そうそうタイタス、ヒロユキにデブリとかのことを教えて欲しいです。
 それでは今日はこれにて失礼いたします。梅雨が明けたら猛暑が牙をむくのでしょう、皆さまお大事に。
No.11856 - 2019/07/26(Fri) 22:38:24

ウルトラマンタイガ 第4話 郡狼の挽歌 考察 / 棺桶のジョー [近畿]
脚本:中野貴雄、監督:田口清隆

(1) 時限爆弾、聞き込みなど刑事ドラマの要素
 レイゴさん、藤子さん、皆さんこんばんは。梅雨明けで猛暑ですがお元気ですか。
 第4話はウルトラマンニュージェネレーションシリーズ監督の大黒柱、田口清隆さんの演出、中野貴雄さんの脚本、冒頭、ヴィラン・ギルドにより、怪獣爆弾を仕掛けて身代金をというもの、時限爆弾はヒーローものの定番で、爆発までに解除と言うのはよくあるものの、時間になったら怪獣を暴れさせる展開は面白く、そして今回はホマレが主役、手がかりを求めて聞き込みなど、刑事ドラマの手法で、太陽にほえろや特捜最前線にあったもの、特に特捜最前線ではメイン脚本家の長坂秀佳さんが好んだ手法であり、事件解決に、佐倉警部がE.G.IS..に協力依頼、警察だと小回りが利かないなどの要素はユニーク、E.G.IS.はかつて警視庁にいた佐々木カナ社長が設立した設定は怪奇大作戦のSRIと同じで、佐倉警部は怪奇大作戦の町田警部そのもの、そして、ホマレはかつて宇宙人ギャングの一員、刑事ドラマだとヤクザなどにいたものが刑事になる例はいろいろあり、今回は警察もの的な要素、同じ中野脚本、田口演出のエックス、実録XIO24時の要素もあるものの、これはコメディ、こちらはハードボイルドの刑事ドラマであり、冒頭、ヒロユキに実家から荷物、それで同封されていたキャップがヒントになるのは面白いです。脚本の中野さんは私と同年代でおそらく70〜80年代は刑事ドラマに熱中されていたと思われて、田口さんは生まれる前の作品もDVDで研究されている模様で、刑事ドラマには様々なタイプがありますが、今回はハードボイルド+アクション志向、まるで40年以上前の刑事ドラマ的なものでした。今回はホマレとヒロユキが先輩後輩の関係、二人の刑事ものとして、75年の俺たちの勲章、松田優作さんと中村雅俊さんを思わせるものでした。実際にサブタイトルの群狼の挽歌はチャールズ・ブロンソンさん主演の狼の挽歌のモジリであり、さらに70年代の刑事ドラマを思わせる要素もありました。ホマレが容疑者に心当たりがある、これも刑事ドラマの定番です。
 そして、現在開催中のウルトラマンフェスティバルにて、ウルトラギャラクシーファイトニュージェネレーションヒーローズが9月末からネット配信されることが発表されました、https://m-78.jp/news/post-5180/ これは劇場版ウルトラマンR/Bとタイガ第1話までのドラマを描くもので、演出はあらゆる特撮ヒーローのエース、坂本浩一さん、これは日曜日の10時からの配信と言うのがポイント、特撮ファンは日曜日、9時から仮面ライダー、9時半からスーパー戦隊、そして10時からこちらとSNSは盛り上がっています。
(2) 聞き込み、刑事ドラマの定番
 そして、怪獣爆弾爆発までの時間を画面に示して、まず、聞き込みしたのがファントン星人、こういう刑事ドラマの聞き込みは太陽にほえろで露口茂さん演じる山さんのものを思わせて、情報の代金として今回はカスピ海ヨーグルトを使うものなど面白いもので、タイガの世界には宇宙人がたくさんいるという設定であり、そして、結局ヒロユキが実家から送ってもらった王冠を条件に情報提供であり、太陽にほえろだと情報の対価として幾ばくかのお金を情報屋に渡すものの、こういうものは今の表現規制では困難かも知れず、そして得た情報をもとにさらに聞き込み、まさに70年代の、昭和の刑事ドラマではあり、私のような昭和世代のファンにはたまらないものでした。
(3) ギャング、ヴォルクの背景
 刑事ドラマで、犯人に主人公が見覚え、面識のあるというものはよくあり、今回のゲスト、ヴォルクはギャングからホマレに助けられたもので、これも刑事ドラマ的なもの、さらにホマレに助けられて、お茶漬けをご馳走になる、こういう展開も昭和的なもので、調べに来たホマレとヒロユキを拉致して、そして素性がわかる、どこまでも昭和、仮面ライダーやスーパー戦隊には昭和的な要素は皆無で、田口さん、オーブで昭和テイストのものをやってくれて、タイガでも古き良き時代の昭和ドラマであり、私のような1960年代生まれのものには懐かしいですが、若い人たちはこんな昭和テイストはどう映ったでしょうか?
 そして、ヴォルクは力のあるものが勝つというものを語り、ホマレは暴力では何も解決しないと語る、どちらが正しいか言う必要はないですが、しかし追いつめられたヴォルクにも事情があり、さらにギャング同士の抗争でヴォルクは命を落とす、ハードボイルド展開、見事でした。
No.11857 - 2019/07/29(Mon) 18:32:58

ウルトラマンタイガ 第4話 郡狼の挽歌 考察(その2) / 棺桶のジョー [近畿]

(4) さすがの田口特撮
 今回は田口さんが本篇と特技監督兼任、ニュージェネレーションシリーズの定番ですが、田口さんはCGより着ぐるみ、ミニチュア特撮にこだわるもので、今回もエックス、オーブで見せてくれた縦横無尽な世界で、田口さん2016年に兵庫県尼崎市でトークショーされて、ニュージェネレーションシリーズは本篇を5日、特撮を2日で撮り終えないとならず相当大変な模様ですが、それでもこれだけの特撮で、特にミニチュアワークが素晴らしく、ヒーローと怪獣のアクションも素晴らしく、まさにザ・特撮、今ゴジラのハリウッド映画新作もヒットしましたが、やはり怪獣映画は着ぐるみとミニチュアですし、私は今後国内でゴジラ映画を撮るなら、田口さんに特技監督してほしいです。
(5) 満を持してフーマ登場!
 今回の怪獣はデアボリック、オーブ劇場版に出たもので、タイガが苦戦したら、ヴォルトがヴィラン・ギルドから得たペンダントにフーマがいて、それで復活、トライスクワッド再結成、そして、前回出たタイタスはマッチョ型で赤のパワータイプ、フーマは青のスピードタイプ、ティガ以降、ウルトラもライダーも赤=パワー、青=スピードですが、見事な特撮で、これ、刑事ドラマでは、犯人役が刑事の腕の中で息を引き取る展開は定番ですが、それでフーマを蘇生させて、ヴォルクのことは見事です。フーマは、デアボリック相手に指を立ててピースマークではない、後2秒で倒される、これは北斗の拳の展開、スピード感など、忍者的な要素で、ウルトラヒーローでは忍者の要素を取り入れたキャラクターは初、しかし忍者は日本の集団ヒーローのルーツ、日本初の集団ヒーローは忍者部隊月光、東映初の集団ヒーローは仮面の忍者赤影ですし、フーマは性格的に仮面ライダー電王のイマジンのリュウタロスを思わせるものもあり、電王みたいに主人公に憑依して性格が変わるものではないですが、面白い展開です。
(6) 悪もここまでやるか?トレギア、霧崎
 そして、トレギアの人間態、霧崎が初めてE.G.IS.の前に現れて、ヴォルトにこれをさせた黒幕、ホマレの怒りは尋常ではなく、ところが、トレギア=霧崎はこういうことをさせて喜んでいる模様で、ウルトラシリーズの悪役はえげつないものも多いのですが、このトレギアは別格です。ホマレの怒りは当然で、しかし霧崎は負け犬が夢を見られただけでもいいだろうというような挑発、悪事をやって自己肯定、こういう悪役は大変な存在感です。
 そして、フーマが怪獣を倒して去ろうとしたら、霧崎がトレギアに変身して足を引っ張るシーン、過去に映画「ウルトラマンティガ&ダイナ」でデスフェイサーを倒して去ろうとしたダイナをクイーンモネラが捉えるシーンはあったものの、あれはエネルギーを消耗したダイナを倒すため、今回はトレギアにフーマを倒す意図はないと見られて、要するに嫌がらせであり、このトレギア、R/B劇場版でデビューして、悪役として大変な存在感ではあり、ジードのケイは悪役として見事でしたが、トレギアは悪のヒーロー(キカイダーに対するハカイダー、ライオン丸に対するタイガージョー)ではなく、えげつない悪役で、トレギアの目的は地球侵略ではなく、ヴィラン・ギルドを利用している様子は悪というものの奥の深さ(最近のライダー、戦隊だとえげつないことをする悪役は表現規制もあるのかない)を見せてくれました。
(7) ハードボイルドエンディング
 最後、ヴォルクを助けられず、後味の悪い様子のホマレ、これは刑事ドラマでよくあったエンディング、タイガは、タロウの息子とのことで、タロウはかつて第1次ウルトラ至上主義者から批判されたものの、ハードな内容もあり、今回は田口さんの入魂の演出を楽しめました。
(8) 令和のライダーはゼロワン!
 そして、ウルトラマンと並ぶ特撮ヒーロー、仮面ライダーの令和第1作はゼロワン、タイトルを知るや皆さんキカイダーゼロワンを想起して、SNSには太陽電池で動くのか、仁王像の中から出てくるのかと書き込みがあり、このところ仮面ライダーとスーパー戦隊、東映特撮もウルトラシリーズが長期間続いているので刺激を受けて、内容は向上して、今年初めにドラマで話題をさらったトクサツガガガにもウルトラマンはソールマンとして登場して、作者ももちろんエールを下さり、そして、円谷さんが昨年制作されたグリッドマンのアニメ版、SSSS GRIDMAN、何と星雲賞メディア部門受賞です!https://natalie.mu/comic/news/341445また、先週は兵庫県姫路市にセブンとゼロのイベントに行き、大変な数の人たちが参加して、大人一人で来ていた人もチラホラ、係員さんによると、今の子供たちのウルトラファンが最初に見るウルトラヒーローはゼロでそれで人気が高いというもので、ともかく、特撮ヒーローは不滅です!
 
No.11858 - 2019/07/29(Mon) 18:33:46

Re: ウルトラマンタイガ 第1話 バディゴー! 考察 / 藤子
 レイゴさん、ジョーさん、皆さんこんばんは。
 大好きな兄貴が、尊敬する兄貴がカタギになるなんてーーーーー!!というのは久々に見ました。孤児を救いたいから金が必要というのは事実で厳しい現実です。タイガーマスクもそうでした。でも、裏稼業は必ず誰かの裏切りや事故で惨い結末を迎えます。ホマレはそれを何とかしたくてイージスに入り、それをヴォルグに分かってほしかったけど、素直に聞いてくれないことも分かっていた。辛くて悲しい結末になりました。
 さて、まさか三人目がペンダントの中から出てくるとは思いませんでしたね。フーマは風魔一族だからこれも忍術のうちとか。それにしてもヤンチャですねー!タイガも結構子供っぽいけど、こっちの方がすごかったりして、騒がしい居候が増えてヒロユキは大変です。タイタスがちゃんと仕切ってくれないと。ヤンチャ坊主たちはゼロに影響を受けていると思います。後二秒は二万年早いぜから来てるのかもと思いました。
 そしてまたしても嫌がらせに来るトレギア。悪の色気の凄いこと!!腹は立つけど絶対人気が出るタイプ。マコッちゃんがスチャラカチャラリーだっただけに。
 それでは今日はこれにて失礼いたします。台風対策をおわすれなく。
No.11859 - 2019/08/02(Fri) 23:00:11

ウルトラマンタイガ 第5話 きみの決める未来 考察 / 棺桶のジョー [近畿]
脚本:皐月彩、監督:田口清隆

(1) タイガ初の本格的な侵略もの
 レイゴさん、藤子さん、皆さん猛暑ですがいかがですか。
 今回は冒頭から怪獣が出現、毒炎怪獣セグメゲル、第1話以来の新怪獣で、そして毒が武器、このところ表現規制で毒ガスをヒーローもので使えなくなった(オウム事件で毒ガスをまく、水源池に毒を入れるという昭和の常套手段はダメなのだそうです)中で、これは面白く、そして怪獣出現にヒロユキが人知れず姿を消して変身、いきなりバトル、最初からウルトラヒーローと怪獣のバトルになる例は少なく(メビウスの故郷のない男などあるものの)、そしてセグメゲルは強く、毒を吐いてタイガを苦しめるもので、セグメゲルはパワー系の怪獣(ゴモラのようなものなど)ではなく、ともかく、怪獣出現→パニック→ヒーローとのバトルの展開は見事で、過去にダマーラ星を滅ぼした怪獣、このような侵略怪獣は多々あったものの、セグメゲルはセブンに出てきたエレキングみたいな侵略用の生物兵器ではなく、かなり異色のもので、この段階ではタイガは何とか退けるのがやっと、正統派のものとは一ひねりしたもので、タイガは第2話以降かなりシリアスな要素を入れて、今回も田口さんの演出、怪獣映画として完成度も高く、SF性の強いものは面白かったです。
 そして、E.G.I.S.の本部にダマーラ星人が表れて侵略を警告、そしてE.G.I.S.が怪獣対策に乗り出すものの、あのダマーラ星人にお金があるように見えず、どうしたのか?多分、警察が出したのではないかと思われます(カナが佐倉警部に連絡すると言っており、第2話、第4話も警察がお金をだしたと思います)が、タイガでは地球に宇宙人がたくさんいて暮らしている、ウルトラシリーズではQの宇宙指令M777以来の伝統ですが、こういう設定を生かして、そしてタイガがダメージを受けて、人間と一体化している場合でもウルトラヒーローがダメージを受けると人間もダメージを受ける、これは昭和から多々あるもの(帰マン第4話など)、それでヒロユキは本部で仕事になり、その分ピリカに視点を当てたものになりました。また、今回はヴィラン・ギルドが登場せず、トレギアの仕掛けによる侵略でそれも面白い視点でした。
(2) 侵略を命じられた尖兵の悲劇
 ピリカは冒頭のスマホを見ていた点でも、ファッションに興味があり、本部では眼鏡をかけていて、そして現地調査に出て、ピリカが本部から出るのは初めて、そして、ファッションで今回の召喚士・葵と出会い、このような侵略の尖兵は帰マンの星空に愛をこめてやタロウの赤い靴はいていたなど昭和にあり、ルーツはセブンの盗まれたウルトラアイであり、そして葵もファッションが好きでピリカと葵は意気投合、一緒にタピオカミルクティーを飲むあたり、現代の流行を取り入れて面白いです。
(3) 傷ついたヒロユキは本部で留守番…
 冒頭、負傷したヒロユキは本部で映像のチェック、その際にタイガ、タイタス、フーマの三人とパソコンを調べながらチェックするものの、ヒロユキの時はウルトラヒーローの3人は小さい姿で、タイガがマグカップに落ちるなど秀逸、ウルトラマンは巨大ヒーローですが、変身前にこうして小さく描写されるのは面白く、トクサツガガガに出てくるソールマン、ウルトラヒーローのオマージュキャラクターは人間をバッテリーにして戦うというものの具現化であり、その中でセグメゲルを葵が召喚している写真を発見する、いつもは前線で戦うものが本部でこういうものは面白い展開です。
No.11860 - 2019/08/07(Wed) 19:12:43

ウルトラマンタイガ 第5話 きみの決める未来 考察(その2) / 棺桶のジョー [近畿]

(4) 強力な怪獣セグメゲル
 今回の新怪獣セグメゲルは恐竜型のオーソドックスなものですが、毒を武器として、町の破壊よりウルトラヒーローを倒す方に視点のある生物兵器であり、今回はタイガ→フーマ→タイタスとチェンジしたものの、驚いたのは、タイタスが尻尾が武器でこれを切断したら、怪獣の体液が猛毒でそれを浴びてタイタスが絶体絶命であり、ゴモラのように尻尾が厄介な怪獣はそれを切断したら目途が付くのに、切断で逆襲は珍しく、光線技が跳ね返されて危機になるのは初代マンのバルタン星人2代目からあるものの、こうして切断して逆にヒーローが窮地と言うのは珍しく(セブン暗殺計画で、ガッツ星人がアイ・スラッガーを分身して避ける展開はあるものの)、破壊力は大変なもので、またミニチュアセットを駆使しての大規模な特撮、生物兵器としての怪獣は、初代ゼットン以来無数にあるものの、このセグメゲルは異例でした。田口さん、特技監督としてはニュージェネレーション監督の首位打者、少ない予算でこれだけやっているのは評価できます。
(5) 友情に目覚めて…
 今回はゲストの葵、侵略の尖兵であり、そして背後にトレギア=霧崎がいて、今回はトレギアは出てこなかったものの、この侵略を操り、人間たちが不幸になるのを見て笑いの止まらない霧崎は本当に戦慄もので、昭和以来卑劣な悪役を無数に出してきたウルトラシリーズでも、これは唖然で、しかし、葵はピリカと心を通い合わせて、葵はおそらくしんどい境遇を強いられて、そして環境の良い地球を得ようとしたもの、これはスペクトルマンで、悪役の宇宙猿人ゴリは美しい地球を公害で汚す人類を排斥しようとしたようなものにも通じるものの、葵には、自らのためになってくれたピリカを通して、人命の大切さに気付いて、侵略行為をやめる、盗まれたウルトラアイで、マゼラン星人マヤが、自分の星に裏切られたと知り、ダンにウルトラアイを返すのと似た行為(その後、マヤは実質自害)であり、ウルトラシリーズでは宇宙人=悪ではないし、それを突き詰めたものが帰マンの怪獣使いと少年ですが、これは、ピリカのヒューマニズムが悪を打ち破ったもので、こういう行為は昭和以来ウルトラシリーズには無数あるものの、何か切ないです。
 そして、葵の自己犠牲によりタイタスが復活して、逆光演出は川北紘一さんが平成ゴジラでよくされたもの、田口さんもジードの12話、マグニフィセント登場のシーンで使用して、そして怪獣を倒す展開は、ヒロインの自己犠牲で勝つ切なさを見ました。
(6) 切ないエンディング
 怪獣は倒して、ピリカも元通りというものの、スマホでの葵とのツーショット写真を見て切ないというのは物悲しいものもあり、タイガだと第2話のチビスケ、第3話のレントとナナ、第4話のヴォルクとゲストが命を落としており、以前、第1次ウルトラシリーズ至上主義者からタロウはお子様ランチと酷評されていたものの、実際にはシリアスな展開も多く、それを想起させるものもありました。
(7) ビックリ!シン・ウルトラマン始動!
 で、皆さんご存知と思いますが、シン・ゴジラの庵野さん、樋口さんによる映画「シン・ウルトラマン」が2021年に公開と、公式発表、円谷さんのHPにもありました。
https://m-78.jp/news/post-5190/
 庵野さんは大阪芸大の学生時代に自主制作映画「帰ってきたウルトラマン」を作られて、今や伝説のものですが(その他、庵野さん、アニメ「ウルトラマンUSA」にも参加されているとのことです)、この庵野さんのウルトラマンのことは数か月前からネットでは報じられて、私はネタと思っていたものの、本当でビックリ、それも配給は東宝で、ウルトラマン映画の東宝の配給は89年のウルトラマンUSA以来、本格的な平成以降のウルトラマン映画は初で、公開の年はウルトラマン55周年です。
 特撮は、停滞と再起を繰り返して、しんどい時も多い(と言うか、ウルトラシリーズではしんどい時期ばかりで近年のように1年の後半は新作が約束されているというのは初めて)のですが、コミックとドラマでトクサツガガガも大ヒット、今や特撮は日本の文化になり、仮面ライダーやスーパー戦隊シリーズは日本だけでなく世界で大人気、仮面ライダーだと、平成ライダー全員の変身ポーズを再現する海外の特撮ファンの動画が公開されて、もちろんウルトラシリーズも大人気、今関係悪化の韓国でも大人気で、特撮ヒーローに国境はありません。この前、姫路のウルトラヒーローショーにやってきた子供たちの数を見たら安心であり、仮面ライダーの新作映画にはとんでもないゲストが出ているので、まさに、特撮ヒーローは不滅です。
No.11861 - 2019/08/07(Wed) 19:13:30

Re: ウルトラマンタイガ 第5話 / 藤子
 レイゴさん、ジョーさん、皆さんこんばんは。
 ショーウィンドー前で「あー!!これ下さーい!!」長らくこういう買い物してないわー!!(滝涙)うんうん、女子はこういうことで友達になれるのよね。でもツーショットでは笑えない葵…ああ、召喚士としてこの居心地のいい場所を壊さなければいけない、この楽しいひと時も吹き飛ばすのが仕事だなんて。しかしなぜ彼女は召喚士に選ばれたのか。何か脅迫されているのか、そこは語られませんでした。後半で出てくるのかも。
 しかし、なぜ尾を切ったんだ、タイタス!全身毒のかたまりなのは攻撃で分かっていたろうに。毒液を浴びて苦しむタイタス、自分の正体を知っても背負って行こうとするピリカに遂に葵の心は決まります。でもそれは自分の命と引き換えだった。タイタスの中に入った時、その魂が保存されているといいのですが。レントの妻のナナは彼のおかげで駆けつけられたのですから、彼女も後半で復活を期待します。
 しかし、前半でタイガがコーヒーカップにボチャンって、半実体なんですね。ヒロユキがつまんで救出しようとするも沈む彼を助けないタイタス達。「あー、いい湯だった」とか言って出てくるのかと思いましたが。
 それでは今日はこれにて失礼いたします。台風がそれることを切に願います。
No.11862 - 2019/08/09(Fri) 23:22:41

ウルトラマンタイガ 第6話 円盤が来ない 考察 / 棺桶のジョー [近畿]
脚本:足木淳一郎、監督:田口清隆

(1) セブン「円盤が来た」の後日談
 レイゴさん、藤子さん、皆さんこんばんは。猛暑ですがお元気ですか?
 今回はタイガで、セブン第45話の円盤が来た、の51年後、すでに同様のものは、セブンの狙われた町が、実相寺監督のウルトラ最後の演出、マックスの狙われない街になり、また帰マンの怪獣使いと少年の後日談がメビウスの怪獣使いの遺産になり、今回は円盤が来たに出られた高野浩幸さんがゲスト出演で、円盤が来た、でペロリンガ星人の人間態を演じられた高野さん、その51年後、こういう凝ったものはウルトラシリーズならでは、過去のレジェンド俳優さんが出てくるのはライダー、戦隊でもあるものの(ライダーでは今やっているジオウ、平成ライダーの20作目で過去19作の大半のオリジナルキャストが出た)、そのネタ元の円盤が来た、でフクシン青年(今年亡くなられた冷泉公裕さん演じた)の、望遠鏡と円盤のネタをやってくれて、そして円盤はサブタイトルとは裏腹に来たものの、やって来たのは同胞ではなくトレギアの手先、ガピア星人アベル、タイガを倒すためにトレギア=霧崎の雇ったヒットマン、このようなネタは面白く、監督の田口さんは実質的なデビュー作のギンガSの、君に会うために、ですでに実相寺テイストのものをされて、実相寺さんの奥様、原千佐子さんは田口さんとギンガS、オーブにゲスト出演されて、ニュージェネレーションシリーズ演出の大黒柱、正統派の怪獣映画的なものも、実相寺テイストもされて、田口さんのおかげで我々ウルトラファンは安心していられるものもあり、痛快でした。
(2) 史上初!昭和、平成、令和制覇の高野さん
 今回の、宇宙に帰りたかった男を演じられた高野浩幸さん、セブンの円盤が来た、でフクシン君に出会うペロリンガ星人の人間態の少年を演じられて、第2次ウルトラシリーズでは帰マンの怪獣少年の復讐に出られて、翌年超人バロムワンで主役、平成ではティガのキリエル人を、悪魔の予言(実質的なティガのパイロット作品)と悪魔の審判で演じられて、そしてタイガにも出られて、特撮ヒーローもので、史上初の昭和→平成→令和の3世代制覇です(声優さんでは、石丸博也さんがタロウの声を3世代されていますが)。尤も、この調子だと再来年はウルトラシリーズ55年で、昭和のオリジナルキャストも出られると思いますが、こうして昭和から続けて俳優さんが出てくださるのは、ウルトラシリーズの社会的評価が昭和とは比較にならないほど高まったとは言えありがたいことです。
(3) トレギアのヒットマン登場
 今回もヴィラン・ギルドは登場せず、トレギア=霧崎の依頼でタイガを倒すためのヒットマンにやってきたガピア星人アベル、オーブ劇場版に出たサデスの弟であり、侵略者がウルトラヒーローを倒すためにヒットマン(実質的な殺し屋)の宇宙人を雇うというのはウルトラシリーズでは異例、スペクトルマンでは、宇宙猿人ゴリがスペクトルマンを倒すために宇宙から刺客を呼ぶものはありましたが、トレギアは今回、アベルに正体を見せろと言われて、初めて等身大で変身して、アベルはウルトラマンかと残念がるもので、要するに兄の仇とウルトラヒーローを狙っていた模様で、ガペア星人サデスはオーブ劇場版で山寺宏一さんの声で絶好調でしたが、こちらもノリノリのキャラクターでした。トレギアが卑怯極まりないキャラクターであり、対照的なヒットマンとは面白いものでした。
No.11863 - 2019/08/11(Sun) 19:34:43

ウルトラマンタイガ 第6話 円盤が来ない 考察(その2) / 棺桶のジョー [近畿]

(4) カナの過去
 今回はカナの過去、警視庁外事X課にいて、セミ少女を助けられずであり、このタイガだと、主役のヒロユキ、そしてホマレ、ピリカ、カナと困っている人を見たら放っておけないタイプの人間ばかり、もちろんヒーロー番組の主役はそうであるべきですが、しかし現実にはトレギア、霧崎みたいなことをする人間の方が多く、その中でアベルに狙われた星に帰りたい男とカナが出合い、保護してE.G.I.S.本部に連れて帰るもので、そこでこの男とカナ、ヒロユキのシーンにセブンのBGM、冬木透さんが実相寺作品のために作曲されたもの、セブンの円盤が来たでフクシン君が望遠鏡を見るシーンにかかっていたものが使用されて、ニュージェネレーションシリーズで昭和のBGMが使われるのは初めて、さらに手に持った冊子にはアストラとあり、この手の細かいネタは、マックスの怪獣はなぜ現れるのか、で赤星昇一郎さんのゲストがてれびくんを持っていたこともあり、こだわるのはウルトラシリーズですが、実に痛快です。また、冒頭のシーン、ヒロユキがタイタスとフーマの名前を知っていてホマレが不審がるシーン、ホマレはどうやらウルトラマンの正体がヒロユキだと気付きつつある模様で(エックスだと、ゼロ客演の回でグルマン博士が、大地が変身しているのを感じる展開あり)、色々と伏線を張って面白い展開です。
 そして、星に帰りたい男は出ていくものの、カナと話して蕎麦のことになり、これは円盤が来た、でフクシン君が蕎麦を食べていたネタによるものでしょう、蕎麦なら信州とか、これは昭和テイストであり、田口さんの生まれる前のテレビドラマ、特撮ヒーローのネタですが、とても痛快です。
(5) そんなに建物を壊して大丈夫?
 そして、アベルが巨大化して、ヒロユキがタイガに変身して戦うものの、町のミニチュアセットを壊しまくり、アベルがビルを壊してタイガに投げつける、これなど、メビウスなら、リュウ隊員が、何をやっているんだ、何も守れていないじゃないかというもので、監督の田口さん、オーブ12話のサンダープレスター登場の際にビルを壊して投げるものをされて、ウルトラヒーローは街を守りながら戦わないとならないのがネックだが、そういう制約なしで暴れまくるのをやってみたいと言われていて、実際に街を壊しまくり、昭和の80年代の特撮同人誌で、ウルトラヒーローが町を壊して損害賠償請求できるかという考察も乗り、柳田理科雄さん、空想法律読本でも書かれていましたが、こういう町の破壊というものは今の表現規制もあり、また相次ぐ自然災害もあり街を破壊する展開は制限されているというものの、そして特撮の予算もしんどい中でこういう意欲的なものを見せてくれるのは、さすが田口監督であり、特撮はニュージェネレーションシリーズ、予算でしんどくても頑張っているのはすごいです。
 さらに、フーマになって、アベルに剣で刺されたかと思ったら影であり、逆転するのは痛快、最後は兄と同様に切断技で倒されて、面白いものでした。
(6) 地球への希望
 この、宇宙に帰りたかった男、地球に愛想をつかして…でも、カナの行動に納得して、地球に残ることになり、マックスの狙われない街では、携帯電話に依存する人類はメトロン星人が手を下さなくても滅びる、というのと対照的でした。また、最後のカナと宇宙に帰りたい男のラストシーンは水の反映で、何か実相寺チック、田口さん、本格的な怪獣特撮と、実相寺テイストをやってくれて、本当にウルトラマンニュージェネレーションシリーズ演出の大黒柱です。
 そして、宇宙に帰りたかった男のそばに、まさかのペロリンガ星人登場、宇宙に連れて帰ってやるというものの(声もオリジナルのものを模倣)、宇宙に帰りたい男は地球に希望を見出してここに残るとして、そこにオリジナルのペロリンガ星人の円盤登場もビックリ!これはCGでしょうが、オリジナルは灰皿、サラダボールなどを2つ貼り合わせたもので(文献、資料により何を使ったかは違うものの)、セブンの末期、予算もなく、円盤をたくさん作るのに…日常のものを使ったのですが、第4惑星の悪夢でも注射器に羽を付けてロケットにしており、実相寺さんは88年に出た、ウルトラマンのできるまで、では、特撮スタッフは魔法使いであり、シンデレラのかぼちゃを馬車にしたように、日常にあるものを宇宙船にしたのだと解説されて感動しました。これは、サラダボールを貼り合わせたというものから、80年代の特撮同人誌で、ウルトラセブンのサブタイトルを他の作品風にする企画があり、80風にすると、襲来!サラダボール軍団(襲来!吸血ボール軍団がオリジナル)にしてバカ受けの投稿がありました。
 ラストシーン、宇宙に帰りたかった男が自転車に乗るシーンは、言うまでもなく円盤が来た、のラストシーンへのオマージュ、田口さん、寓話的なものは、ギンガSの、ガンQの涙でもあり、とても気持ちのいいものでした。次回もセブンの、魔の山に飛べのオマージュ的なサブタイトルであり、今後のウルトラシリーズは楽しみです。
 本日は神戸にゼロがきて、暑い中でお盆であったためか人出は少なかったものの、子供たちのゼロの人気は絶大でした。台風も心配です、皆さんお元気で。
No.11864 - 2019/08/11(Sun) 19:35:39

Re: ウルトラマンタイガ 第6話 / 藤子
 レイゴさん、ジョーさん、皆さんこんにちは。
 アデルは霧崎に陰湿な殺し方の注文を受け出かけるも、どちらかというとチーム・スクワッドの楽勝。しかし宇宙に帰りたかった男のセリフにあるように、街の破壊ぶりは酷いものでした。これではヒーローと慕われるわけがない、もしやこれこそが霧崎の真の狙いではと思いました。ビルを盾にするタイガにバカヤローと叫ぶ人は後から出てくるかも知れません。帰るのをやめた男が笑顔で自転車で去っていくのが救いでしたが。それにしてもカナが警察を辞めた理由があの少女を救えなかったことだとは。あの子は親と一緒に地球に来ただけ、地球での倫理観を知らなかっただけ。でも、地球では許されない罪を犯したから…。だからカナは宇宙人と共存共栄できる地球にしたい。果てない夢ですが、諦めたくはない。宇宙人との交流は罠だったり周囲の無理解だったりで上手く行かない話が多いのですが、タイガは特にそこに焦点を当てた作品なのかも知れません。
 ところで今回は戦闘シーンにコミカルなところがありましたね。タイタスのポージングに「いらないよー」とバッサリ切り捨てるピリカ、カナに「まかせろ」と言わんばかりの顔をするフーマ。タイガは…放り投げられたビルを守ろうとしながらも結局倒してしまい、心が痛みました。
 では、今日はこれにて失礼いたします。早く台風が去りますように。
No.11865 - 2019/08/15(Thu) 14:11:23
新作ウルトラシリーズ、ウルトラマンタイガ発表! / 棺桶のジョー [近畿]
 レイゴさん、藤子さん、皆さんこんばんは。暖かくなりましたが、お元気ですか。
 7月からの新作ウルトラマンのテレビシリーズが本日18日に発表、タイトルはウルトラマンタイガです。
https://m-78.jp/taiga/
https://animeanime.jp/article/2019/04/18/44971.html
https://hobby.dengeki.com/news/747418/
https://www.agara.co.jp/article/4992
 タイガはタロウの息子で、次作の主役がタロウの息子というのは先月からSNSなどで語られていたものの、タロウの息子タイガ、ジョーニアスと同郷のU40出身のタイタス、オーブ、ロッソ、ブルと同郷のO-50出身のフーマ、設定を見たら、タイガはティガのマルチタイプ、ダイナのフラッシュタイプ、タイタスはパワータイプ、ストロングタイプ、フーマはスカイタイプ、ミラクルタイプみたいですが、今回はそれぞれが別のウルトラマンで、主人公に3人のウルトラマンが憑依する形で、これは仮面ライダー電王とイマジンの関係を思わせて、主人公工藤ヒロユキは久しぶりに特捜チームE.G.I.S.イージスの所属、そして劇場版R/Bに出てきてウルトラマントレギアは予想通りタイガの敵役です。新作ウルトラマンのことは来週のフィギュア王で発表とSNSでは出ていたものの、その前に発表でした。
 ともかく、大きいのはこれにより7年連続で年の後半にウルトラマンのテレビシリーズが放映されることで、ネットではニュージェネレーションシリーズが半年なのを相変わらず批判する声もあるものの、しかし今のテレビの環境を思い、さらに円谷さんの体力も考えると、半年ずつのシリーズを細く長く続けるのは賢明で、何より、この7年ウルトラマンの新作シリーズの続いていることで、仮面ライダー、スーパー戦隊といい意味でのライバル関係が成り立ち、ライダー、戦隊もウルトラに負けずいいものをとしており、仮面ライダージオウ、リュウソウジャーともに大好評、さらに仮面ライダー映画の最新作、平成ジェネレーションフォーエバーは大変に高い評価を得て、ファンでも2度3度見て感激したという声がSNSにあふれて、特撮はこのところ好調で、書籍でも、名著述家の白石雅彦さん、怪奇大作戦の挑戦という素晴らしい本を出されて、またライター、編集者の友井建人さんは昭和メカゴジラ鋼鉄図鑑という素晴らしいムック本を出されて、またウルトラマンR/Bは超全集を買い見事で、特撮が一時の低迷期を超えて充実しており、これからにも期待しています。花粉の季節です、お元気で。
No.11846 - 2019/04/18(Thu) 20:07:43
管理人レイゴ / 新年明けましておめでとうございます。 [地球外]
みなさん新年明けましておめでとうございます。

平成中は大変お世話になりました。

特に、ジョーさんが、ご都合で書き込みが出来ない時があり、ジョーさん頼みにしていた事もあり、大変心配しました。ジョーさんが無事に復帰され、途中から藤子さんにも支えて頂きました。

本当にありがとうございました。

昔チャットに参加されていた方からも、懐かしい、とメールを頂きました。

みなさん今年も変わらずよろしくお願い致します。

長く続けていくためには沢山のみなさんの支えが必要です。
平成は平和に終わりを告げようとしています。平和というのも個人が思うだけではなく、みんなの相手を思い合う努力が必要です。

ウルトラマンが守りたいもの、我々も守っていきましょう!

本年もどうぞよろしくお願い致します。
No.11841 - 2019/01/01(Tue) 10:44:58

今年もよろしくお願いします / 棺桶のジョー [近畿]
レイゴさん、藤子さん、皆さんこんばんは、寒いですが皆様お元気ですか。 
 私の事情により、あけましておめでとうございますと言えませんが、ウルトラシリーズでは目覚ましいものでした。昨年は私の都合でR/Bレビューを中断して申し訳ありません。しかし、ウルトラマンR/Bは素晴らしい内容で、何よりギンガ第一期以来6年もシリーズは続き、そして今年も後半は新作シリーズと予想されて、このところ円谷さんの業績も好調で、一昔前、特撮は仮面ライダーとスーパー戦隊の東映の独壇場であったものが、本家の円谷プロも新作をコンスタントに制作できるようになったのは大変に大きいです。さらに、ウルトラマンフェスティバルの関西のものも2年連続行われて、ウルトラヒーローエキスポも好評で、このところウルトラシリーズのファンにはうれしいことが続きます。
 私のいる神戸は関西でいち早くM78ショップを開店して、2013年に1年限定の予定が好評で、その後1/6初代マン胸像を設置した観光スポットになり、他方、円谷さんはグリッドマンのアニメ版を制作して、これがまたSNSで話題になり、円谷さんも多角的戦略をされてうれしいものです。
 数年前、本当にウルトラシリーズはしんどかったものの、今後は大丈夫です、ウルトラシリーズは不滅です!お元気で。
No.11842 - 2019/01/01(Tue) 19:15:14

Re: 管理人レイゴ / 藤子
 レイゴさん、ジョーさん、皆さん、あけましておめでとうございます。
 子持ちになってからはまったウルトラマン。掲示板デビュー当時は小怪獣だった子供たちも中二病ヤプールです。まだまだ子供のくせにと言いたい半面、色々一人でできるようになっちゃって、と思う今日この頃。なにせ主人公の親に感情移入してしまうんですからね。私がルーブに食いついたのも、まさにそこです。イサミの気持ちも分かります、私も末っ子次女で、姉にコンプレックスを抱いていましたから。アサヒが帰って来なかったら、一番立ち直れないのは彼だと思いました。だって、「にい」と慕いつつ飴ちゃんくれて上手にお守してくれたのは彼女です。帰って来てくれて本当に良かった。
 ところで、カツミは昭和系、イサミは平成系のイケメンだと思いませんか。服装も性格も。次の時代はどんな若者が築くのか、それがどう作品に反映されるのか、これからも見続けて行こうと思います。
 では、皆さんも年末年始の疲れを溜め込まずに仕事始めを迎えられますように。
No.11843 - 2019/01/01(Tue) 23:07:29

ウルトラマンフェスティバル in ひらかたパーク&TDGショップ行きました / 棺桶のジョー [近畿]
 レイゴさん、藤子さん皆さんこんばんは、寒いですがお元気ですか。
 年始に、ウルトラマン関係のイベントに行き、まず、阪急西宮ガーデンズのロフトに、ティガ、ダイナ、ガイアの平成三部作(小中千昭さんは90年代ウルトラと言われるもの)のショップ、TDGができて、そこにティガが来て、一緒に写真を撮りました。貴重な当時の制服やミニチュア、台本などの展示があり、店頭にティガの等身大フィギュアがあり598000円!そして、ティガと写真を撮っていたのは、ウルトラヒーローの撮影会だと、いつもだと子供たち4対大人1の割合ですが、この日は子供と大人がほぼ同数、いや少し大人、と言っても20〜30代、おそらく、子供の時にティガを見てそこからウルトラシリーズや特撮ヒーローにはまった人たちが多く来て、私もティガと2ポーズ撮らせてもらい、素晴らしいイベントでした。
 そして、真打ち、ウルトラマンフェスティバル in ひらかたパークに行きました。入り口には初代ウルトラマンとダイナの巨大なフィギュアが出迎えて、展示は東京でも行われたもので、平成ウルトラ、特にニュージェネレーションシリーズのものが多く、楽しめました。こちらでもティガと写真を撮りました。さらに、イベント限定ソフビ人形は、タロウとルーブは売り切れでビックリ!こちらは親子連れが多かったのですが、子供たちの目は輝いており、ひらかたパークは大阪府の北東部にあり、距離は離れても、大阪の中心地の梅田からは意外と時間もかからず行けました。
 かつて、2003年までウルトラマンフェスティバルは東京と関西で同時開催でしたが、夏に東京でやって、冬に同じ整備を関西に持ってくるのは懸命なもので、ステージも盛り上がり、ネットではウルトラマンの人気はオワコンとか陰口も叩かれるものの、人気は健在であり安心しました。
 ウルトラシリーズは一時しんどい時もあったものの、関西でのウルトラマンフェスティバル、前回は14年ぶりで、そして今回2年連続、素晴らしいもので、ウルトラシリーズの人気に安心しました、皆様お元気で。
No.11844 - 2019/01/18(Fri) 19:32:04

劇場版ウルトラマンR/B 行きました&トクサツガガガ 大ヒット! / 棺桶のジョー [近畿]
 レイゴさん、藤子さん、皆さんこんばんは。劇場版ウルトラマンR/Bが公開されて、2日目に行きました。ウルトラマン映画がテレビシリーズの後で春に公開されるようになり5年、過去、ウルトラマン映画は公開時期が固定されていなかったものが、毎年7〜12月にテレビシリーズ、翌年3月に劇場版という流れが固定されたことは、今後もテレビシリーズを毎年後半に続くことになり歓迎です。
 ネタバレは避けますが、今回R/Bのメイン監督の武居さんにより、テレビシリーズのいい流れを見せて、そして、VFXがすごいもので、特撮技術が劇的に発展して、ストーリーも素晴らしく、そして、ウルトラマン映画が丁寧にやっているのに触発されたのか、仮面ライダー映画も水準が劇的に向上して、日本を代表する特撮ヒーローが元気なのはうれしいです。
 そして、NHKのドラマで、コミック「トクサツガガガ」が製作されて、私はこのコミックを知らず、テレビで初めて知ったものの、これはご存知のように、特撮オタクの女性が主人公で、現行のスーパー戦隊にはまり、特撮ファンにはたまらないもので、最終回のラストシーンに、何と宮内洋さんが、それも仮面ライダーV3の風見史郎の衣装で登場して最高でした。これ、トクサツガガガは特撮シーンを、本物の東映が製作して、スーツアクターさんもスーパー戦隊オリジナルの方がされて特撮ヒーローがここまで社会に進展したのかと感動モノでした。この前、神戸三宮センタープラザ、アニメ・特撮フィギュア店が数十軒あるところでウルトラマンのフィギュアを買い、店員さんにトクサツガガガと宮内さんの話をしたら、盛り上がり、この店員さんはどうやら20〜30代、リアルタイムで宮内ヒーローはご覧になっていないものの、おそらくDVDでご覧になった方で、うれしいです。原作には我がウルトラマンに相当する特撮キャラクターも出ているとのことで、いずれ続編も作って欲しいです。
 花粉も大変です、お元気で。
No.11845 - 2019/03/12(Tue) 19:19:29
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