[ 掲示板に戻る ]

記事No.387に関するスレッドです

〔最近購入したCD〕ケーゲル/ショスタコーヴィチ交響曲第15番 / ハムラ@管理人 [近畿]
ヴァイトブリックからリリースされたケーゲル指揮ライプツィヒ放送交響楽団によるショスタコーヴィチ交響曲選集(第4番、第5番、第6番、第9番、第11番、第14番、第15番)が分売されました。今回は私が大好きな交響曲第15番を聴きました。1972年のライヴ録音です。聴衆ノイズがありますが、耳につくほどではありません。

演奏は、音型が明確で、細部をあいまいにしません。厳格なリズム処理を見せます。まさにドイツ音楽のアプローチで、この作品が持つユーモアなセンスは感じられません。いたって真面目に演奏しています。打楽器を強めに演奏しているのも特徴。特に、木琴は硬いマレットで叩いていて、少し音色が硬いのが残念。弦楽器は強い音圧で弾いていますが、金管楽器が肝心なところで音を外すのが惜しい。

第1楽章から緊張感がみなぎる演奏。第3楽章は速いテンポで演奏。そのせいかトロンボーンが派手に音を外しています。第4楽章は中間部の強奏が壮絶。対旋律のホルンが不協和音気味に響きます。この部分は何度も聴きました。高揚感がすばらしい。第4楽章最後の弦楽器の全音符の延ばしは、かなり音量を抑えて演奏。精神が浄化されるようです。

演奏が終わった後もしばらく拍手が起こりません。理解のある聴衆です。

ヴァイトブリック WEITBLICK SSS0039-2
No.387 - 2006/02/09(Thu) 00:03:36

- HOME - お知らせ(3/8) - 記事検索 - 携帯用URL - フィード - ヘルプ - メール - 環境設定 -

- Icon: オーボエ オーボア -

Rocket Board Type-LS (Free) Rocket BBS