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tommyさん
あ、緑・タバコのほうじゃなくて、 「イチモツにょっきり×2」のバージョンのほうね(笑)。
このジャケットかっこいいよねぇ、お世辞じゃなくて。
私も、このジャケットはチェックしていました。ただ、緑・タバコ持っているから、いいやと買うの控えてました。 そうなんだ、店頭から消えていたんですね。
>日本の経済が強く、 >ソニー・レコードも好き勝手にやっていました。
ただ、私、思うんですけど、日本先行発売のマイルスの音源、つまり、「あちら」が許可を出したものは、ひどい音源が多いとの噂も業界内で聴いたことがあります。
ようするに、「本国」は、クズ音源しか日本には許可を出さない、と。
私はあまり海賊版を聴いていないので、これはある人からの受け売りなんですが、どうもそうらしい。
たとえば、日本のみ発売の「ブラック・ビューティ」なんて、同じ時期のライブの音源の中では最低の出来だったらしいじゃないですか。 アルバムに収録された日の前の日か後の日の演奏のほうが圧倒的に素晴らしかったらしい。だけど、素晴らしかった日の演奏にはなぜか許可が降りなかった、らしいです。
一応許可だして、理解あるふりしつつも、「ニッポン人、真贋美ないね、金にもの言わせりゃいいってもんじゃないんだぜ」と陰で舌を出していたのかもしれません。
じつは、私も著作権からみの仕事を某黒ネズミカンパニーとやったときに、このようなアメリカ人のビジネス的メンタリティを垣間見たことがあるので(言い方悪いけど、要は「死蔵コンテンツを押し付けてお手並み拝見!」ってことです)、この話もあながち噂だけじゃないような気がします)
それと。 日本のみ発売だった『ダーク・メイガス』は、すさまじい演奏で私は好きですし、これは演奏がダメだから「向こう」が許可したとは思えないのですが、マイルスの電気路線は、『ビッチェズ』はたしかに50万枚を突破したとはいえ、それ以降のアルバムはセールス的には「?」なものも多く、「あちら」側も、「残り物音源使って、好き勝手やってちょ」状態だったのかもしれません。
やっぱりエレクトリック・マイルスは理解、浸透するには時間のかかる類の音楽だと思うし(もちろん全部じゃないよ。ジャック・ジョンソンなんかはいいよね〜)、おそらくリアルタイムでの当時は、今以上に心底「ええわ〜」と受け入れる人って少なかったのかもしれません。
BIG BOYの林さんも、若い頃は、エレキマイルスの2枚組のレコードは中古屋に行くと、数百円単位でほとんど投げ売り状態だったといってましたから。
ワイト島のおかげで白人リスナーは増えたけど、それを憂いてマイルスは『オン・ザ・コーナー』を作ったわけでしょ?
むしろ、エレキ路線のマイルスが正統に評価されはじめているのは、最近なのかもしれません。
現在までに続いている音楽を俯瞰した上で、過去を振り返る目線で「じつは凄かった」という文脈で語るのは簡単で、ラクですからね。
……あ、それって俺?(笑)
私もテクノ聴いて、ジャズ聴いて、自宅でシコシコとテクノジャズの音源を多重録音して作っていたからこそ、マイルスの音楽的な狙いが「音重ね師」としての視点から、なんとなく分かったのだけど、その経験がなければ、頑迷な4ビートオヤジになっていたかもしれません。
ハナシかわって、 なるほど、ハーブ・アルバートみたいと仰った意味が分かりましたよ。 オケ対ラッパね(笑)。
でも、私、手法はどうであれ、カラオケマイルスも好きなんですよ。 左利き機関銃ジャケットのアルバムぐらいです、あんまり聴く気がおきないのは。
あと、シエスタか。それと、ディンゴもね。あと、スターピープルもいまいちかな。 ……って、結構あるじゃん(笑)。
私が好きなのは、 ウィ・ウォント・マイルスと デコイと アマンドラ、 ドゥ・バップ ですね。
TUTUは? いらん!(笑)
ウイントン・マルサリスは、このアルバムがいかにダメかを論理的に証明できると豪語したらしいですが、 私にとっては、そんな必要ありません。 「その後のアマンドラと聴き比べな」のひと言でおしまいです(笑)。
一番最初の音の「ジャン!」だけで、「はい、ごちそうさま〜」です(笑)。
シエスタもそうだけど、私、マーカスが作る打ち込み中心のオケってダメみたい。安っぽい。 ウィ・ウォントなんかでのベースのプレイは素晴らしいんですけどね。
したがって、マーカスのソロアルバムもすべて却下!(笑) ベーシストからは評価高いらしいけど、ベーシストな俺が聴いても「なにこれ、手品?サーカス?」ってな感じで彼のテクニックにはまったく感動なし。 手品、アクロバットの類で喜ぶようでは、まだまだ子供。それは音楽性とは別のところにある次元のことです。
で、ハナシがそれちゃいましたけど、 カラオケマイルスは、上記4枚あればいいんじゃない?っていうのはもちろん今日の気分の中での極論ですが、やっぱり、聞きやすい分、軽いよね。ま、この軽みもマイルスなり!ではあるんだけど。
でも、ライブ映像とかみると、 リッキー・ウェルマン(ds) フォーリー(ベースにギターの弦を4本張った楽器) ケニー・ギャレット(as,fl) の3人が参加しているバンドは一体感があってイイです。
ジョンスコやダリル・ジョーンズ参加の頃もイイですね。
ただ、復帰後のライブ映像には《ヒューマン・ネイチャー》が多いので、食傷してしまうことも。
悪い曲じゃないんだけど、坂本龍一の「戦メリ」のように、「またかよ」感が否めません(笑)。 |
No.656 2007/07/10(Tue) 23:02:08
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