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店は明日、どうなってるか楽しみですね。というか怖いかも。
リズム感は訓練、後天的環境にずいぶん影響は受けると思います。
たとえば、ユッス・ンドゥールのように、Nが冒頭ではじまる単語の多いアフリカの言語だと、日常に喋っている言葉そのものがアフタービートなので、体のリズム感そのものがアフタービートにならざるをえない。 tommyじゃなくて、ntommy(ントミー)ですから。これをくりかえすと、ntommy,ntommy,ntommy,ntommy……、う〜ん、リズムだ。
でも、それはそうとしても、 それでも、やっぱり天性のリズム感の良さっていうのもあるとも思います。
たとえば、ジャコとか、パーカーとか、パウエルとか、モンクとかベイシーとか。
結局は、ジャズジャイアンツな人たちが多いわけですが、 彼らのスタイルを真似ている人のそっくりなフレーズと、オリジナルのフレーズの存在感の大きな違いって、微妙なリズム、タイミングの差が、音の強さを決定しているように思います。
あと、先日、ベースをはじめたての頃の私のライブ映像を見たのですが、今とぜーんぜん、変わっていない。 音の雰囲気が今も昔もまったく一緒。 ちょっとショックでした。
だって、あれからずいぶん、練習もしてきたんですから。 増えたのは、引き出しと経験値だけだったのか、って感じ。
もちろん、よく聴くと、今よりは稚拙なんですが、パッと聴き、音の雰囲気がまったくおなじに感じたのは、私のリズム感、ビート感が、今も昔も変わっていないのだなということに気がつきました。
つまり、リズム感に関しては、まったく成長していないという衝撃の事実です(笑)。
でもね、思うんです。基礎を身につけている段階の最初の3〜6ヶ月ぐらいの表現力で、その人の音のベーシックな佇まいって決定してしまうんじゃないかと。
最近強くそう思います。
だから、楽器習いたての初期に一生懸命訓練しておかないと、あとは永遠に音の雰囲気を決定する幹の部分は変わらないままだということ。
だって、先日「intro」で15年ぶりぐらいにお会いした、昔スクールでリズムセクションを組んでいたドラマーの人のドラミングも、ぜーんぜんスピード感かわらなかったし。 手数はもちろん増えているし技術は向上しているんだけれども、やっぱり「その人の音」なんですよね。
人間の持つベーシックな部分(PCでいうOSのようなもの)は、なかなかそうカンタンには変わらない、といのが私の持論です。
つまり、言っちゃ悪いけど、マコちゃんも相当努力しないと、10年経っても20年経っても、技術的には向上はするでしょうが、ピアノの持つ雰囲気は、「あんな感じ」のままで終わってしまう気がします……。
>「Tommyさんのボサノバはいいね〜」と褒められました・・・。 >はっははは、2年間の努力の賜物です(笑)。 努力の結果じゃなくて、tommyさんは元来リズム感がいいんだよ。 仕事っぷりから判断するに。 それは、沖縄で育っていた頃からの基礎ビートってのがきっとあって、そのリズム感と、沖縄のリズム感があわなかった。 だから、東京に来たわけでしょ? で、東京で多忙な生活のほうが性にあっていた、と書くと「そんなこたない、ただ忙しかっただけだ」となるかもしれないけれども、その忙しさの中で泳げたから、今があるわけでしょ? だから、tommyさんのリズム感は、沖縄で生まれた頃から東京だったんだよ。 だから、お兄さんからは「突然変異」と呼ばれる(笑)。 |
No.1247 2008/04/09(Wed) 01:03:25
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