「命最優先 大山弘一のブログ」より転載させていただきます。 なお、県民健康調査は福島原発事故の時に18歳未満であった人の甲状腺の検査です。
ttp://mak55.exblog.jp/21798471/
◆第19回福島県民健康調査検討会:これでも放射線と関係ない?!2巡目、診断人数半分で15人が癌?! ttps://www.pref.fukushima.lg.jp/uploaded/attachment/115322.pdf
大雑把に言うと 『本格検査(事故後2回目)で、12万人の検査をしたところ 2次検査が必要とされたのは千人余り、そのうち半分が2次検査を受けた。
さらに 15%の54人が細胞診を受け、結果、15人がガン。』
つまり、事故後、4年目に2回目の検査で 新たに15人の癌(95%以上確率)が見つかった。ということは
対象者全員が細胞診断したら30人以上だった!!!!
2.二次検査結果
(1)二次検査実施状況平成 26 年 6 月からは本格検査対象者についても二次検査を実施しており、
対象者 1,043人のうち 593 人(56.9%)が受診し、そのうち 491 人(82.8%)が二次検査を終了している。
※4その 491 人のうち、142 人(28.9%)は一次検査基準で A1、A2 範囲内であることが確認され、次回検査となった。
一方、349 人(71.1%)は、概ね 6 か月後または 1 年後に通常診療(保険診療)となる方等であった。
(2)細胞診等結果穿刺吸引細胞診を行った方のうち、15 人が「悪性ないし悪性疑い」の判定となった。
15 人の性別は男性 6 人、女性 9 人であった。
また、二次検査時点での年齢は 10 歳から 22歳(平均年齢は 16.8±3.5 歳)、
腫瘍の大きさ 5.3mm から 17.3mm(平均腫瘍径は 9.1±3.4mm)であった。
なお、15 人の先行検査の結果は、A 判定が 14 人(A1 が 8 人、A2 が 6 人)、B 判定が 1 人であった。 。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。 。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
被ばくか過剰診断のいずれか
こうした結果について、甲状腺評価部会は検討委員会に中間とりまとめを提出した。同とりまとめでは、これまでの検査結果は「地域がん登録で把握されている甲状腺がんの罹患統計などから推定される有病数に比べて数十倍のオーダーで多い。 」と指摘。その理由としては、「被ばくによる過剰発生か過剰診断のいずれか」が考えられるとした。 その上で、これまでに発見された甲状腺がんが被ばくによるものかどうかを結論づけることはできないとしながらも、「被ばく線量がチェルノブイリ事故と比べてはるかに少ないこと」「 事故当時 5 歳以下からの発見はないこと」などから、放射線の影響とは考えにくいと結論づけた。 |
19/05/2015(火) 00:23:22
No.13131 さき |
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Re: 第19回福島県民健康調査検討会、速報です。 |
引用 |
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ぬまさん昨日メールもらっていたのにすみません。 仕事から帰ってから記者会見だけ動画みました。
ttp://www.ourplanet-tv.org/ こちら↑(配布資料のリンクもあり)
事故当時18才以下の子どもの甲状腺検査では 悪性または悪性疑いと診断されたのは127人 そのうち103人が手術によって、甲状腺がんと確定した。 2巡目の本格検査で 15人ががん又はその疑いと診断されている。 (1巡目でA1判定が8人、A2判定が6人、B判定が1人)
という事態が進行しています。
そのなかで ↓↓ 同検討委員会で、2011年の事故後から、福島県民健康調査の甲状腺検査を担当してきた福島県立医大の鈴木眞一教授は、甲状腺がんの治療に専念するために、同大学の放射線医学県民健康監理センターの担当を退任したことが報告された。後任に、事故後、長崎大学から福島入りし、福島県の放射線リスク管理アドバザーを務めていた大津留晶教授が就任した。 ただ、鈴木眞一教授が臨床部門、大津留教授は県民健康センターと分業が進んだ結果、甲状腺がんの手術症例に関する詳細について、大津留教授はほとんど解答することができなかった。甲状腺評価部会ではこれまで、県は2次検査以降の手術症例のデータについても、県民のもの解答し、詳細な臨床例についても情報公開を進めるべきだとの考えが示されてきたが、大幅に後退した。 ↑↑ 甲状腺専門医の鈴木真一氏が辞めてて、 それが(福島医大の都合?)で勝手に決まってて、 後任者は(詳細はわからない)と言って話がすまされる。 記者の質問に対し、「〇〇先生、話すことがあったら答えて下さい(言うことがなかったら答えなくていいし)」という星座長の横柄な進行が際立ってた。
避難者住宅の無償提供延長求めます↓ ttp://blog.goo.ne.jp/donationship/e/a5567a9065c703bd6fda25249241bb5a |
19/05/2015(火) 08:09:44
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No.13132 飯沼正晴 |
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Re: 第19回福島県民健康調査検討会、速報です。 |
引用 |
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さきさん、補足コメントありがとう。
2巡目の検査で、新たに16人が「甲状腺ガンまたは甲状腺ガンの疑い」と診断されたことは重大だと思います。 「甲状腺ガンの疑い」の場合も、細胞診をしたら95%はガンであるわけです。
しかも、2〜3年前の検査ではガンの可能性が低い(問題なし)とされるA判定の人たちが14人も「ガンまたはその可能性が高い」という判定を受けています。
確か以前の検討会では、「最近の検査機器は性能が高くなっているので、甲状腺ガンの発見率が高くなった」と言っていたのですが、2巡目で何人も甲状腺にガンが発見されたことで、その見解は成り立たなくなりました。
かなりの勢いで、若年者の新たな甲状腺ガンが増えているのです。
未成年者や若年者の甲状腺がんの発症は極めて少ないのに、福島ではその数十倍の人が甲状腺ガンになっているのです。
県民健康調査検討会の見解では、「放射線の影響によるものとは考えにくい」ということですが、そうであれば「一斉検診によるスクリーニング効果」ということになるのでしょう。
もしもそうであれば、「一斉検診でで甲状腺ガンが発見されても、実際に発症するかどうかは分からず、発症したとしてもずっと先のことになるケースが多い」ということになります。 「つまり急いで手術する必要があるとは言えない」ということになるはずです。
しかし、すでに手術を受けた人たちの多くがリンパ節への転移があったという情報があったと思います。 そういう具体的な情報を隠すために、甲状腺の専門医である鈴木眞一教授が検討会に姿を見せなくなったのかもしれません。 (鈴木眞一教授が勝手に論文を書いたから外されたという情報もありますが)
もしもスクリーニング効果であれば、原発事故以前や福島以外の地域では、未成年者や若年者の甲状腺ガンの発症は極めて少ないのですから、急いで手術する必要性は薄く、手術することが「過剰治療」にあたる可能性があります。
もしも本当に、「リンパ節転移があっても発症はしないケースが多い」のであれば、甲状腺ガンというものに対する今の医療の評価・見解・対応が激変する事態であると思います。 そしてそれは甲状腺ガンに限ってのことなのか、他の臓器のガンについても「検査でリンパ節転移を伴うガンが発見されても、実際には発症しないケースがたくさんある可能性があるのではないか?」という視点が必要になり、今の医療に衝撃が走るぐらいのことだと思うのです。
しかし、おそらくはそういうことではなく、「やはり放射線の影響による未成年者・若年者の甲状腺ガンがが激増しつつある」ということのように思います。
「チェルノブイリ事故よりも被ばく量が少ない」とのことですが、実際にはどれほどの放射能が放出されたのか分からないのです。 水素爆発なのか、あるいは3号機は核爆発だったのかで、大きく変わってきますし、水素爆発だったにしても放出量を少なく見積もりすぎているという指摘もあります。
実際には「福島の事故はチェルノブイリ事故よりもかなり多くの放射能を放出した」ということのようです。
つまり、「被曝量が少ないから放射線の影響とは考えにくい」という検討会の見解は、根拠が薄いと言わねばなりません。 (ただ、事故当時5歳未満だった子供さんに今のところ甲状腺ガンは発見されていないことは意識に入れておく必要はあるでしょう。)
放射能による健康被害は甲状腺ガンだけではなく、実際にはありとあらゆる病や症状が発生します。 ただ、チェルノブイリに比べれば汚染された食物を食べる度合いは少ないようなので、健康被害が少なくて済むように願いたいものです。
福島原発事故は未だ収束していないのですし、溶融した数百トンもの核燃料が今どこにどういう状態であるのかも分かりません。
そういう状態の福島を離れて子供を育てたいと願う親御さんたちに、各自治体が提供している住居の貸与を来年に打ち切るという流れが明らかになってきましたが、打ち切り要請を決めたといわれる福島県当局はどこまで残酷非道なのか、驚くばかりです。 何よりも、冷たさ・意地の悪さに愕然とします。
庶民が頑張って、被災者の皆さんが安心して暮らせる状況を作りたいと思います。 |
19/05/2015(火) 11:12:56
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No.13138 飯沼正晴 |
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Re: 第19回福島県民健康調査検討会、速報です。 |
引用 |
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>そういう状態の福島を離れて子供を育てたいと願う親御さんたちに、各自治体が提供している住居の貸与を来年に打ち切るという流れが明らかになってきましたが、打ち切り要請を決めたといわれる福島県当局はどこまで残酷非道なのか、驚くばかりです。<
朝日新聞では、福島県がそのような方針を決めたという報道だったようですが、福島県当局は「現在検討中」というコメントをしているそうです。
朝日新聞の記者にやんわりとリークして世間の反応を見るつもりだったのか、あるいはつい本音が漏れてしまったのかのどちらかでしょう。 |
19/05/2015(火) 20:38:19
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