舞鶴女子高生殺害事件で無罪確定へ 7月10日 14時43分
6年前、京都府舞鶴市で高校1年の女子生徒が殺害された事件で、殺人などの罪に問われた男性について、最高裁判所は「犯人とするには合理的な疑いが残る」と判断して検察の上告を退け、1審の無期懲役を取り消した2審の無罪判決が確定することになりました。
無職の中勝美さん(65)は、平成20年、京都府舞鶴市の雑木林で高校1年生だった小杉美穂さん(当時15)を殺害した罪などに問われました。 事件への関わりを裏づける直接的な証拠がないなか、検察が現場近くでの目撃証言など状況証拠を積み重ねて起訴したのに対し、被告の男性は取り調べ段階から一貫して関与を否定していました。 1審は無期懲役を言い渡しましたが、2審は「目撃証言は信用できない」などとして、無罪を言い渡したため、検察が上告していました。 これについて、最高裁判所第1小法廷の横田尤孝裁判長は「目撃者は当初、『若い男を見た』と証言していたのに捜査が進むにつれて被告に特徴が一致するよう変遷していて、警察の情報などに影響された可能性があり、証言は信用できない。被告が取り調べで被害者の所持品の色などを言い当てたのも取調官が示唆や誘導をしたとみる余地があり、犯人とするには合理的な疑いが残る」と判断して、10日までに上告を退ける決定をしました。 5人の裁判官全員一致の決定で、これにより無罪が確定することになりました。 |
10/07/2014(木) 14:52:48
No.12269 祐造 |
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今日、ラジオのニュースで聞いたのですが…。
この判決を受けて、「犯人」とされた中勝美さんの弁護人が出したコメントが、ニュースで報道されていました。
弁護人によると、当初から取り調べの録音・録画を検察に要請していたのだが、検察はこれを拒否したのだそうです。
密室による取り調べと調書の作成は、検察の意のままにしておきたかった、 ということなのでしょうか。
最近の司法改革案の中で「司法取引」が取りざたされていますが、これも「冤罪」の温床なのだそうですね。
「検察」って、なんのために存在するのでしょうかね。 |
11/07/2014(金) 02:11:35
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