ヌマ、返信ありがとうございます。 ヌマ、さきさんをはじめ皆さんにはこれまでたくさんお気持ちを向けていただいて、 おちからをお貸しいただいたにも関わらず申し訳ありません。
>そして、先のことなど人間には分からないのですから、これからのことを「こうなるに違いない」と決めつけることもありません。
血液検査の結果が悪化していたこともありますが、 父が親への思いを吐き出すことを拒否したことで、私は、もう治らないと思いました。 まさにヌマのおっしゃるように >もたらされる(かもしれない)ことが恐ろしいから、その衝撃をあらかじめ緩和するためのネガティブ思考は、単に自分を守るためであり、「自己中・我よし」です。 だったと思います。
今日は先生から血液検査の結果を受けてお話して頂きました。 父自身の現実検討能力の問題もありますが、これまで全ての情報を伝えていなかったのもあって、父は自分の状態を分かっていませんでした。 先生のお話を父がどこまで理解したかは分かりませんが、現実と向き合う大きなきっかけを頂きました。
もちろんもっと早くに向き合うきっかけを提供することも出来たと思うし、父を信じていなかったからそれが出来なかったのだと思います。 そして、これからどれだけ時間があるのか分からないし、父が前に進むのか足を止めたままでいるのか後退するのかも分かりませんが、 今日、このような機会をいただけたことに感謝しており、父とともに私自身も生と死と向き合っていきたいと思っています。 そして、先日にぃくんに父が親への思いを吐き出すのが難しいのであれば、それ以外の方法を考えればいい、 父にとっての大きな喜びは何なのか考えればいいと言われました。 これだ!というのは分からないし、治癒や回復を拘ることになるのかもしれないし、私たちに出来ることは少ないかもしれないですが、 これからも治すことも含めて父に喜びをもたらせるよう、心を遣い考え、父とともに喜びのなかで生きていきたいと思っています。
先生もおっしゃっていましたが、体の中の状態は悪化してきているのに、体調は確実に良くなってきていました。 特に先週の金曜あたりからは父自身が「天国みたい」と言うほどに、痛みも無く体調が良好で気持ちも健やかに過ごせていました。 そして父と心を通わせることが出来るようになりました。大きな大きな喜びです。 それは皆さんのおかげであり、あのような状況にも関わらずヌマやさきさん、みさおさんが働きかけて下さり、 これまで皆さんにたくさんお気持ちを向けていただき、あたたかいメッセージを頂けたこと、 そしてにぃくんに、心より感謝しています。
父の今がどうであれ、私は父を信じます。 そして今を健やかに喜びのなかで喜びをもたらせるように、私自身も心の作業を続けていきます。
下記はヌマに報告させて頂いたメールとなります。
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こんにちは。 往診の先生がいらして下さいました。 父は開口一番、あとどれくらいもつのかと聞いていました。
先生のお話は下記の通りです。 長い時間、繰り返しながらお話下さったので、要約させて頂きます。
◆先生→あとどれくらいもつのかについては、実際のところ神様にしか分かりません。 血液検査の結果はあくまで数字なので、数字がこうだからこうなるとか、 数字がこんな風に上がってきたから今後もこうなっていくということは誰にも分かりません。 確かに数字は厳しい結果でした。 ですが、ここのところずっと体調は良かったですよね。 お友達と4時間も元気にお話できた日がありましたよね、 あの時も今と同じような数字だったと思いますが、とても元気でしたよね。 数字を見ると不安になるお気持ちはよく分かりますが、 数字はあくまで数字で、今の数字はこうですよ、というだけのことなのですよ。
◆父→ビリルビンはどれくらいまで上がるとダメですか?高くても黄疸が出ない人もいますか? 先生→30、40の方もいますし、これくらいになったらダメということはありません。 ビリルビンだけで状態は判断出来ませんし、ビリルビンだけで言うと、 ビリルビンが高くても状態が良い方もいれば、低くても状態の悪い方もいらっしゃいます。 ですが○○さんに黄疸が出ているのは確かです。
◆父→駄目なら駄目で覚悟を決めたり、やらなければいけないことがあります。
先生→いつその時が来るかは誰にも分からないので、あとどれくらいかははっきりとは分かりません。 週単位で状態をみながら、今月超すことを目標にしていきましょう、そして来月もまたその繰り返しになります。 ただし、覚悟という意味においては覚悟は決めて下さい。 それがいつなのかは誰にも分からないし、もう駄目だから覚悟をするというのではなく、 今後の過ごし方を考えていく上で大切なことです。やらなければいけないことはどんな事ですか?
父→特にありません。希望が無いから。 希望がもてるならやりたいことも出てくるかもしれませんが悪化する一方だし、 全く良くならないし、これだけ悪くなっているので、希望はもてません。
先生→全く良くなっていないということは無いですよ。 炎症は改善していますし、ご自宅に帰られてから体調やお気持ちはどうですか?楽になっていませんか?
父→変わりません。
先生→この間、お友達がいらして下さった時は4時間もお話出来るくらいお元気になられてましたよね。
父→はい。友人が来てくれてとても嬉しかったです。
先生→そういうお気持ちが大事だと思いますよ。
◆父→こんな状態からでも良くなった人はいますか?
先生→何万人と診てきたわけではありませんが、経過は皆さんそれぞれ違います。 楽しく旅行されたりしている方もいらっしゃいますよ。
◆先生→○○さんは色んなことを自分で決めることが出来ておられるので良いと思います。 ご家族の皆さんもこうして気持ちを向けて下さっていますがいかがですか。
父→娘は私が治すとか言っていますが娘に治せるはずがないし、妻も私は分からないの一点張りです。 私が望んでいることと、家族がしてくれることにギャップがあるし、 なんでも自分で考えて決めなきゃいけないので負担が大きいです。 家族は私がこんな気持ちでいることは知らないと思います。知ろうともしません。
先生→奥様とも娘さんともお話させて頂いていますが、お二人とも○○さんのことをすごく考えて下さっていますよ。 特に娘さんは仕事柄もありますしよく理解されているので、委ねられるところは委ねていかれると良いと思います。 ですが、自分で考えて決めるということも大事にされて下さい。 どう過ごしていくか、どう過ごしていきたいかを自分で考え、決めていくことは大切です。 自分で決められるというのは有難いことですよ。
◆先生→ご家族の皆さんはいかがですか?
私→先生のおっしゃるようにいつその時が来るかは誰にも分からないと思います。 でも私も含めみんないつかはその時が来ると思います。 不安な気持ちはよく分かりますが、不安で心を苦しくするのではなく、 今を感謝して、嬉しいな楽しいなって暮らしていけたらと思っています。 心が苦しいと体も辛い、心が喜びで溢れていたら体も喜ぶと思うし、それが明日に繋がるとも思っています。 なので、父の不安な気持ちも受け止めたいし、支えていきたい、出来ることは何でもしたいと思っています。
先生→娘さんのおっしゃる通りだと思います。 今をどう過ごすかが大切なので、血液検査の結果を知れたことは、どう過ごすかを改めて考える良い機会になったのではないでしょうか。
◆先生→やれることが無いわけではありません。これからもその時々、痛みや体が楽になる方法を考えていきます。 体調を見ながらになりますが、家族やご友人との時間を大切にして、やりたいことを楽しんでいって頂ければと思っています。 この2週間、痛みはありましたが、よく頑張っておられると思いますよ。 お友達と4時間もお話出来たってすごいことですよ。
父→頑張れていますか?
先生→はい。とてもよく頑張られていると思いますよ。 この2週間、特にここ最近はすごく体調が良かったのですごいなぁと喜ばしく思っています。 でもその時も体の中の状態は今と同じくらいだったと思いますよ。 やはりあれですね(と言って、剣道の昇段審査に受かった時の賞状を指差し)、これまで体を鍛えてこられて良かったですね。
父→ありがとうございますと笑顔。 しかし、痛いと言ってマッサージを要望。
先生→家族のマッサージが一番効くでしょう?しかも娘さんはプロですからお幸せですね。
父→はい。妻とは全然違います。ですが、私はこうして家族に囲まれて恵まれていると思います。
先生→本当に、そうだと思いますよ。
私→こんなことでも無ければ、父にこうやってマッサージすることも無かったでしょうし、父とこうして過ごせて嬉しいです。 父はとにかくじっとしてるのが嫌な人で、仕事に趣味に動きまわっていましたから、 家で家族でこんなに濃密に過ごすのは初めてだと思います。 父は病気で辛いと思いますが、だからこそ得られた今を、私も母も有り難く思っています。
先生→幸せですね。こうした時間を大切にされて下さいね。
父→ありがとうございます。気持ちが楽になりました。 なるようにしかならないし、楽しく生きていけるようにします。
先生→不安になられたらいつでも連絡して下さい。
以上です。 その後、父は痛みは続いていますが、イライラは無くなりました。 完全に不安を手離せたわけではないと思うので、やや元気はありませんが、やつ当たりはありません。
余命に関しては、私からも改めて聞いていません。 お薬に関しては気持ちのところと神経痛に効く頓服を出して下さいました。
次回は月曜日に来て下さる予定です。 にぃくんも立ち会ってくれます。
今を健やかに生きていきます。
***** 追記
食事は朝食はカステラ半分、昼食は無し、夕食は2割。 痛みは断続的に続いており、今日は頓服の使用が多いです。 足のむくみは増えています。 気持ちのところでは落ち着いており(とはいえもうすぐ死ぬんだモードではあります)、 母が父の言っていることをなかなか理解出来なかった時は口調が強くなっていますが、感謝の言葉も口にしており、 「家が良いとは言ってもお世話する方は大変だ。特にお母さんが一番大変だ。有難い。」と言っていました。 |
10/07/2013(水) 22:52:46
No.11277 飯沼 |
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大変な中での報告、ありがとうございました。
すべては、それでよろしいのだと思います。
こういう書き方をすれば変に聞こえるかもしれませんが、ほんとにそのままそう思っています。
全てはそれでよろしいのです。
人間が選択実行したことにふさわしく計らわれた結果ですし、これからも選択実行にふさわしく佳きに計らわれるのです。 そしてどんな思いもいつかは必ず喜びに戻る(変わる)のです。 実にありがたいことだと思います。 |
10/07/2013(水) 23:41:17
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No.11282 恵美子 |
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ちぃさん、 刻々と変化する大変な中にありながらの報告、ありがとう。 そのすべてが私たちにとっても大きな学びなのだと思っています。
そして、東京の文世さんの投稿、、、 今まさにこの時期に、でした。 あらためて思います。
お父さんの魂の輝きがこころとからだにいきわたるように! 私たち一人一人が霊主体従を軸に、揺るぎないエネルギーを 注いでいくこと。 何があっても”大丈夫”
今を健やかに、、、喜び合えることを喜んでいこう。
リセットします。
☆5月の定例会で買ったISSINのCD,,, ”生きて" ”だいじょうぶ” ”帰ろう” 歌っていると、決まってお父さんの顔が浮かびます。 |
11/07/2013(木) 09:49:24
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