[ 掲示板に戻る ]

過去ログ閲覧モード


No.8325 Darreon  
質問の回答 引用
>それと、その気になれば、投稿内容からDarreonさんの素性が分かってしまうと思うのですが、大丈夫なのですか?
ここで聞くのはヤブ蛇かもですが。あえて素性を明かす必要のない場で自分から経歴などを語る場合は、「言いたい。言わずにはいられない」というケースと、「そう見せかけたい。そう思われたい」というケースがあります。いずれにしても不自然なことには理由があると私は思っています。

他の掲示板では、苗字そのままで投稿を行っていますので、素性が知れること自体には、それ程抵抗はありません。実際知っている人はいますし、分かる人には分かって構わないと。しかし、この問題では、特にプレッシャーを感じているので心理的な躊躇があり、H.N.を新たに作りました。恥ずべき汚点といえるものですが、阿修羅掲示板の議論板の内容は、長文を用意しながら、いざ投稿する段になってプレッシャーに負けて書いたもので、新規登録の際によく承認がされたなと思ったものです。
その意味では、現時点で改めて問われれば、知られたくもないと言えますが、ここでは、そもそも職質する当の本人が知る気もなければ、知り得ないのだから、気にすることはないでしょう。その人が大丈夫かと聞いてくるのだから、質問としては、詮索以上の意味を持ちません。

情報とは、自分が判断するのに利用するためにあるので、ネットのように種々雑多な環境では尚更のこと、本来的には断片をピックアップすれば良いのです。したがって、判断できる者にとっては、それが誰から発せられたかは問題にする必要はありません。私も、さすがに素人では困るだろうとの意識と、ここは個人の掲示板で限られた者以外は見ないだろうという気楽さはありますが、参考情報の提供を前提として、能力のある者なら自ずと判るという基本的スタンスに変わりはありませんから、特に個人的信用を用意する必要を感じません。

好意的に解釈すれば、ここは、あなた個人の大切な住処なので、情報ではなく人の事を気になさるのだと。でも、建前はオープン。生業の巣ということでしょうか。

私のあなたに対する評価を示すなら、
前述の「信用できる人物や組織を選んで信用することも、自分で判断できない者の取る制約行動に過ぎないのです。」の通り、あなたの知見には、専門性以前に制約があるといえます。

>3月後半の時点でのIAEAの公表値は、原発から半径78kmの範囲で200〜900キロベクレル/平方メートルです。
>39kmの中間値で550キロベクレル/平方メートルですから、
すみませんが、上の2点の根拠となる資料をお示しください。

という質問に、その根拠となる資料を示して、分かりやすいようにTable3と具体的な位置も示したにもかかわらず、肝心なそのことには何一つ返答することもなく、関連のない質問だけをされるのですから。
あなたには、この問題は手に余るのではないでしょうか。

しかし、一応質問には答えましょう。

>それにしては14日以降の大気中の放射線量が高くないのではないかという気がします。

ご存知のように、放射線量は、放射線源からの距離の2乗に逆比例します。飽く迄ガンマ線量に拘るのなら、チェルノブイリの犠牲の教訓があるので誰も無謀なことをしないだけで、原発に近づいてみれば納得できます。
実際に臨界反応を把握するには、原発を取り巻くように複数地点で、常時、中性子線量の監視を行う必要があり、監視体制を目的としない遠隔地での偶発的と見なされる粗密な特定時・地点でのガンマ線のスポット値が僅かでも意味を持つことはありません。即ち、根本的な手段の取り違えがあるということです。

基本的なところで誤解があるようなので酷な言い方になりますが、前述の資料のIAEA公表値には、放射線量と表土汚染量の両方が記載されています。その双方を比べて、放射線量とは、そも、如何なる物なのかの基本的感覚を養うことから始めると良いでしょう。現実に、立ち入り禁止区域の指定も放射線量ではなく、放射性物質の汚染量で決めます。何の基礎もなく、「気がする」といわれても返答はできません。

実際には、作業員以外の全ての者にとって体内被曝のみが問題になるにもかかわらず【重要】、ガンマ・ガイガーカウンターの数値を問題にする意味は、端折りますが、ありません。それなら何故、放射線量を測るのか?誰でも安価にできることといえば他に無いからです。ただ、それだけです。
その意味では、汚点とはいえ、阿修羅議論板のその点に対する侮った表現は、誤っていないといえるのです。

この指摘の重さが将来必ず明らかになります。

>彼らも、事の重大さを鑑みて意識的に事実を明らかにしようとしていなのだと、Darreonさんは考えておられるのでしょうか?

これも既に述べていますが、端から誰かの判断に頼ることしかできないマスメディアは言うに及ばず、仮に可能性のある人でさえ「その万歩手前で、無意識か意識的かを問わず必ず規制が働きます。」ということで、決して「重大さを鑑みて意識的」ではありません。
有体に言えば、分かっていないということです。分かって避ける前に、分かる事さえできないというのが実態です。
「これらの制約は、必ず担い手の能力と質をも既定しますから、通常、表現行為者がそのことで不自由を感じることはなく、自覚することさえありません。」ということです。

恐らくは理解できないでしょうが、以下に、倫理的義務で説明します。

沸騰水型原発の概略図は、ご覧になったことがあるでしょう。しかし、実際の原発施設そのものは、ご存じないと思います。

地震が起きた際、緊急冷却装置は作動しませんでした。何故?電源が機能しなかったからです。
ところが、東電の発表する通りに、核分裂は完全停止したと、この国では誰もが信じています。根拠は?

夜間の余剰電力の原因ですから、原発が容易に停止したり開始したりできないことは誰でも知っているでしょう。現実に、完全停止の手続きと確認は、大変な手間です。バラバラの全ての制御棒が4m挿入されたことと、中性子吸収が機能して分裂連鎖の完全停止を確認するまでには、時間が掛かります。

地震の際に電源故障が、信じられているように都合良く起きる確率は非常に小さいといってよいでしょう。核分裂停止が100%完了した後に、冷却系だけが働かないという現象。

そうであって欲しいという希望的観測が、そうでなければ絶対に困る。に、そして、そうに違いない。更に、そうなのだ!に変化するのに、脳のシナプス信号の伝達に要する時間は幾ら掛かるでしょう?かくして、考える前に根拠も無く「コミュニケをなぞるように同じ言葉を使う。」

データ?データは関係機関と検討した後に公表です。無論修正済みです。だから、問題ないでしょう?

ヨーロッパの研究者は、早々に、計器類は壊れているからデータは正しくない。と言っています。その通りです。

客観的に言えば、核分裂は100%の停止には至っていないと考えるのが常識です。実際、米軍の初動は、中性子線吸収剤の提供でした。それも、米国が所有する中で、最も希少な軍事用資材の投入提案だったのです。それを、東電と日本政府は、廃炉にしたくないという理由で断りました。
米軍の緊急提案が何故、最強の中性子線吸収剤だったかは、原発が停止していないと判断しているからです。当然です。これがノーマルな思考です。
保険に過ぎないのなら、それこそ、ホウ酸でもゆっくり入れとけば良い。冷却水と一緒に。

ところが、日本の関係者は、俗に言われる御用学者から反原発学者?に至るまで、このノーマルな思考ができない。共に「コミュニケをなぞるように同じ言葉を使う。」

この時点で、既に終わっています。
「正しさの実現は、ひとえに力量に依存する」「問題が容易な内は、正しさは人柄に依存するように見えますが、高度化する程、力量の違いが決定的な重みを持ちます。」は、これにもそのまま当て嵌まります。

分裂が完全停止していなければ、熱交換冷却系が機能しない状況下で、次には何が起きますか?その先を、予測するのは難しくありません。
ここに、当時の冷却式を提示することができますが、結論を一言でいえば、圧力容器内で水の潜熱を当てにすることなど、ありえないということです。しかも海水。

核分裂が完全停止した状態でさえ、プルトニウム(2〜3割)混合燃料の持つ崩壊熱と反応熱を合わせた積分量は、酸化ウラン燃料の2〜3倍あり、その較差は、長期化するにつれて更に大きくなっていきます。したがって、炉の冷却条件が1・2号機と比べて特別に好条件でもない限り、真っ先に破綻する可能性が高いのは3号機のはずですが、爆発以降取り沙汰されてきたのは、何ですか?

東電は、最近3号機の格納容器の温度上昇を事も無げに測定機器の故障だとしました。いつからでしょうか。
都合の悪いデータとなると一応故障です。何、気にすることはありません。確認するまでもなく、元々、ダミー・データですから。
無い物は、無いのだから。一番の厄介者が、早々に無くなって良かったということです?


17/04/2011(日) 04:36:15



No.8314 飯沼 ホームページ E-mail
4・16 東日本大震災〜福島原発崩壊〜新しい喜びの地上界へ 引用
一応書けたので、はじめから掲載しておきます。
まだ手を入れると思います。
ご意見等、よろしくお願いいたします。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。

★「新しい私たちの国・日本へ」(仮タイトル)

まえがき


「私たちは何か大事なところで道を間違えてきたのではないか?」
「国も社会も出直さなければ、もっとひどいことが起きるような気がする」

今、こういう言葉があちらこちらから聞こえてくる。
多くの人々が、まだ漠然とではあれ、そう思い始めている。
東日本大震災の被害の凄まじさに涙し、フクシマ原発の事態に恐怖と不安に押し潰されそうになりながら、国民は政治や社会に変化を求め、自らも変化しなければならないと思い始めている。
この国も自分たちも、このままではやっていけないのではないか、と。

東日本大震災やフクシマ原発の崩壊は、それほどまでに大きな衝撃だった。
東日本大震災で私たちは掛け替えのない多くのものを失ってしまった。
3万人に近い死者・行方不明者一人ひとりに名前があり、生活があり、家族やつながる人たちがいて、その人の声があって笑顔があった。
流され破壊された建物や船や機械は数さえ知れず、豊かな農地は塩水に浸かった。
埋立地は元の海に戻り、地形すらも変わった中で今はまだ復興の目処さえ立たない。

フクシマ原発の崩壊は現在も継続している。
短期的にも長期的にも、どれほど甚大な被害になるのか誰にも分からない。
どれほどの人命を危険にさらし、海や土や水や空気をどれだけ汚染してしまうのかも分からない状況が続いている。

私たちがすでに失ったもの、これから失うかもしれないものも計り知れない。
しかし、未曾有の大災害による失意とフクシマ原発崩壊の不安の中にあって、私たちに残されているものは絶望だけではない。
私たちは確かなものも見つけ始めているのだ。
確かなものとは、何よりも人と人との心のつながりであり、分かちあい・支えあい・補いあいの心に根ざした人間同士の生きる姿である。

今回の東日本大震災においても、阪神大震災においても、あれだけの大混乱でありながら略奪行為も暴力行為もなく、極めて困難な状況の中で被災者自身が助けあっている日本人の姿は、世界中に驚きと感動を与えたという。
被災を免れた人たちの多くも、すぐさま今の自分にできることを見つけて、積極的に支援に動いた。
「少しでも役に立てるのなら」と、自分の持っているものを惜しげもなく提供した。

日本という国に暮らす人々の素晴らしさこそが、何よりも確かなものである。
そういう人間の心を豊かに自由に開花させることで、私たちは未曾有の危機を乗り越え、世界に先駆けて「新しい人間の国・日本」を再生させることができるのだ。

私たちが見つけた確かなものはそれだけではない。
人間のスケールをはるかに超越している大自然の営みの全てを、人間には見定めることなどできないことを再確認させられた。
これからの私たちは、人間だけの都合を押し通そうとするのではなく、自然そのものや自然界の生命たちとも共生できる社会の仕組みを取り戻していかねばならない。
それは自然との共生のみならず、自分(たち)だけの利益や都合を押し通す「強い者勝ち・弱肉強食」の悪しき競争社会からの卒業でもある。
熾烈な競争を勝ち抜きながらの経済発展よりも、国民の皆がごく普通に生きていける本当の意味で豊かで確かな社会を作るのだ。

思い返せば、私たちは「お金の論理・お金の権威」に人生を振り回されすぎてきた。
いざとなれば最も信頼できるのはお金や財産ではない。
社会的地位や学歴や知識の多さでもない。
人としての心こそが、最も信頼できるものなのだ。

地震国でありながら、巨大地震や巨大津波を「想定外」として、原発の安全神話を吹聴するような愚かで傲慢な科学であってはならない。
科学者は真理の探究により、すべからく皆の喜びと幸せに貢献すべきであって、利権に群がるような者であってはならない。
政治家は、世界の調和というスケールの中で、ただひたすらにその国の人々の幸せのために働くものであって、自らの権力欲や利権や名誉欲を優先するような者はふさわしくない。
メディアは権力におもねることなく、事実に基づいた情報を提供し、真実を掘り下げて国民に示すのが使命であり、権力による情報操作に加担してはならない。
教育は、知識と共に人間としての豊かな心を育む大事な役割を担っている。
知識偏重教育、管理主義的教育の弊害が今の日本を覆いつくしているかのようだ。
首相や閣僚を筆頭として、もちろん例外はあるのだろうが政治家や官僚や大企業の幹部やメディアの記者に至るまで、人間力が貧弱すぎるのだ。
医学・医療は、人間の体を部品のように扱うのではなく、肉体と心は不可分であることを前提に、ミトコンドリアを含む数千兆〜数京個もの体内微生物と人間の心の関連性を解明していく時期を迎えている。
心のエネルギーによって難病が治癒する事例が少なからずあるというのは、紛れもない事実なのだから。

これからの日本の農業も科学技術も医療も、微生物との共生を抜きにしては成り立たないと思う。
広島や長崎でも、微生物による発酵食品を感謝と共にいただくことによって、被曝障害が発現しなかったという報告がある。
フクシマ原発から排出された放射能の被害者は決して少なくない。
私たちの国・日本はその人たちが不安を払拭できるよう、あらゆる可能性を追求し、努力を重ねる責任がある。

日本は変わらねばならない。
国も社会も私たちも「出直し、生き直し」を求められているように思う。
今、私たちは格差や貧困に喘ぐ人たちや使い捨てにされていく人たちを見て見ぬふりをしながら我が身を守り、経済動物として値踏みされ、心を縮めて生きねばならなかった弱肉強食のあの日本に戻すことを願っているのだろうか?
1年間で3万人以上もの人が自死に追いやられ続けた13年間を、まだ延長するのだろうか?
「人として優しく正しく、皆も自分も幸せに」という心と願いを形にしていけば、「私たちの国・日本」は必ず豊かな再生を果たすに違いない。
今、私たちがどちらを選び、その実現のために何を言い、どう動いていくのかが問われているのだ。
この国が滅んでいくのか、「新しい喜びの国・日本」として甦るのか、私たちは今その岐路に立っている。

「政権交代」がかねてからの諸問題の重さをどうにもできないことが分かってしまった頃、東日本大震災・フクシマ原発の崩壊の非常事態がもたらされた。
しかし、こうなるずっと前から当たり前の日常を失い、さまざまな形で非常事態に晒されながら、政治から見捨てられてきた人たちは数千万人もいるのだ。

国の土台である国土そのものが激しく揺さぶられ、やがて火まで噴き上げそうな今こそ、画期的・根源的でしかも確実に有効な施策を講じなければならない。
早急にベーシックインカム制度(基本所得保障・生活手当)を導入し、全ての人が最低限の生活をしていけるようになるところから震災・原発の被災地も復興が始まり、私たちの国・日本も真の再生を果たしていくのだ。

16/04/2011(土) 00:43:51


No.8315  飯沼 ホームページ E-mail
Re: 4・16 東日本大震災〜福島原発崩壊〜新しい喜びの地上界へ 引用
◆日本の社会も人も重く疲れている


東日本大震災・フクシマ原発の崩壊以前から、私たちの国はいくつもの問題を抱えていた。
労働者の所得はこの10年間で大幅な減少を続け、庶民の多くはただ暮らしていくことに追われ、社会は明らかに疲弊していた。
ワーキングプアといわれ、働いているのに生活保護費以下の収入に留まる人たちは1000万人を超えている。
相対的貧困率は2006年の時点で15,7%。
先進国では最悪レベルだった。
その後の現在に至るまで、格差・貧困が改善されたという実感はなく、むしろ悪化の一途をたどっている。
年金制度や社会保障への不信から、中間所得層までもが消費を控えて老後のための貯蓄に回し、経済社会の血液である金銭は健やかな流れを阻害されてしまっている。
近代国家においては「富の再配分」の役割を担うはずの税制も、日本ではその機能を失い、OECDからの指摘を受けても、政府は改善しようともしない。
一抹の不安を感じながらも「国民の生活が第一」の政治を期待して、国民は政権交代を選択したが、鳩山政権は理想の高さと人柄の良さは新鮮だったにしてもかなり国民をがっかりさせた。
菅政権は、既得権を手放そうとしない官僚などの勢力に取り込まれたのか、いともあっさりと国民を裏切った。
福島原発崩壊への対応はあらゆる面においてあまりにもお粗末であり、政府はすでに存在意義を失っている。

しかし、私たちが目の当たりにしたのは内閣の無能だけではない。
その後に隠然と居を構えている、個々の国民の人生や心情などとは掛け離れたところで硬直化した、巨大な官僚機構の姿が浮き上がってきたのだ。
彼らは電量会社や金融機関などをはじめとするあらゆる巨大企業に天下りし、影響力を行使して便宜を図り、お互いに有形無形の見返りを受けながら、巨大な利権集団を築いてきたに違いない。
善良な国民の生き血を吸いながら、庶民の苦しさなどにはお構いなしに、その利権勢力は成長を続けてきたのだろう。
福島原発崩壊による国民的危機の真っ只中における政治家や官僚や巨大企業・東電の態度・対応を見て、それを再確認させられた。
しかし、この国難の時代、もうそれは終わりにせねばならない。
明治維新以降の150年近くにわたって築き続けられてきた利権的官僚機構を解体し、彼らに「国民のために働く真っ当な公務員」の道を進んでもらわなくてはならない。
本心ではそれへの回帰を願っている官僚が大勢いることを信じよう。

まずは、本当に国民の生活を第一にする一定数以上の政治家たちが勇気を奮って声を上げ、国民を信じて行動に移すことだ。
政治への不信は根深いとはいえ、国民の多くが「国民の生活を第一」の政治を願っていないはずがないのだ。
なぜならば、国民の多くは暮らしに追われ、格差に苛立ち、将来への不安に怯えているのだから。
長年にわたって、社会全体が疲弊してしまっているのだから。
その上に、東日本大震災と福島原発崩壊の惨事が覆いかぶさっているのだ。
政治家が我が身を捨てて国民のために行動すれば、それを支持する国民は決して少なくない。
この危機にあっても政治家が何の変化も見せず、相変わらずの永田町の論理でしか動かないならば、いかに従順に飼いならされた日本人でもいつまでも黙っているとは限らない。
幸か不幸か、今の時代は組織に属さずフリーな立場の国民が数多くいるのだ。
その人たちの多くは、政治に守られることもなく、今の世の実態を骨身にしみて味わってきた人たちだ。
政治家や官僚や大企業がいつまでも己の利権と立場の確保に執着しているなら、突き上げてくるマグマの圧迫に耐えかねた山々が火を噴き始めたとしても、「想定外」の事態ではないだろう。

◆まず何よりも、ベーシックインカム導入を!

「ベーシックインカム制度」とは、「全ての人に無条件で、政府が一定額の基本所得を支給する」という制度のことだ。
「恒久的な生活手当」と言ったほうが分かりやすいかもしれない。
大震災や原発崩壊の被害者だけでなく、格差や貧困でズタズタになってしまった今の世の中を、全ての人が最低限の生活をしていけるような社会に作り変えていくのだ。
ベーシックインカム制度が実現すれば、働いている人にも働いていない人にも、収入の多い人にも少ない人にも、老若男女を問わず、全ての人に一律に無条件に最低限の生活を支える基本所得が保証される。
研究者によって、月額5〜8万円程度の支給額が試算されている。
早急に、一人当たり月額5〜8万円程度のベーシックインカムを恒久的に支給する制度の実施について検討を始める必要がある。
一定期間は被災した県の住民には月額8万円、それ以外の都道府県民には月額5万円というような配慮も考えねばならない。

今回の震災や原発崩壊の被害は甚大だ。
福島原発の後始末と原発破綻による賠償費だけでも、数十兆円を要するだろう。
直接の被害を受けていなくても、その影響による二次被害・三次被害によって生活を破壊される人たちは非常に多い。
複雑多岐にわたるそれらの被害を、政府や行政が網羅して把握することなど不可能だ。
被災者・被害者に該当するかどうか、線引きして仕分けすることなどできないのだ。
被災者・被害者に支援や賠償をするのは当然であるが、そこで不公平感が生じれば、国民の心に亀裂が入ってしまう。
この国難の折、国民の心が分断されてしまえば日本の再生はできない。
何よりも大事なことは、この国に生きる全ての人々が心を合わせて日本を再生していくことだ。

財源の問題は当然ある。
しかし、研究者の試算によれば、所得税を一律45%にすれば、全国民一人当たり月額7万円のベーシックインカムが支給できる。
それでも夫婦と子供2人の世帯の場合、年収1000万円以下の世帯では増収になるとのことだ。
まさに、日本の税制が富の再分配機能を回復するのだ。
強い者勝ちの世の中が、分かちあいの社会に移行するのだ。
ベーシックインカムはいくつもの社会保障制度を統合できるので、行政経費が軽減される。
しかし、ベーシックインカムを基礎としながらも必要な社会福祉保障は継続しなければならない。
ベーシックインカムでカバーできない部分をていねいにフォローしてこそ、ベーシックインカム制度の理念は実現されるのだ。
ベーシックインカムとは別立てでの被災者への支援、原発の被害者への補償・賠償は当然である。
全ての人の存在を尊重し、皆が胸を張って生きていける社会構築のためのベーシックインカム制度を、社会的弱者の切捨てに悪用してはならない。

ベーシックインカムによって所得減になる高額所得者はサラリーマンではなく経営者の側の人たちが多い。
ベーシックインカムによって企業の失業保険の負担なども軽減され、経営者の給与を引き上げることも可能だろう。
デフレも解消して企業の利益も増えるのだから、そうしたいのなら所得税分ぐらいの補填はできるはずだ。
高額所得者はベーシックインカムによって損をするのではなく、今まで優遇されてきた分を社会に還元すると理解すればよいのだと思う。
この国難の時期に、高額な所得税を不満として外国に移住する高額所得者がいれば、それは日本にとって損失ではなく、幸いである。
そんな強欲な有力者などこれからの日本には不要であり、残った者たちが手を携えて、この国を立派に再生していくだけのことだ。

もちろんベーシックインカムの財源は所得税に限定する必要はない。
日銀券とは別に政府通貨(公共通貨)を発行するという方法もある。
ヨーロッパなどはユーロとその国の通貨の二種類のお金が流通している。
政府通貨の発行は貿易や投機マネーと、実際に国民の生活に使うお金を分離するという意味でも興味深いのだが、それらは今後の専門家の検討に委ねたい。

そもそも、15年ほど前から国債の発行が急激に増加し、今では国と地方を合わせた借金総額は1100兆円を超えている。
国民一人当たり860万円以上もの負債を抱えている計算になる。
にもかかわらず国民の大多数の収入は減り続け、庶民のほとんどは生活が苦しくなっている。
こんなおかしな話があってよいはずがない。
今までの日本が間違っていたことは明らかだ。

1980年頃に比べて日本のGNPは約2倍に「成長」している。
しかし、税収は消費税分を除外すればほとんど増えていないのだ。
高所得者層や企業は何十年も減税の恩恵を受けてきた。
1980年には14兆円余りだった国債発行額が2010年には160兆円を超えている。
国債を購入するのは経済的に余裕のある層の人々だろう。
国債を購入すれば利息が得られる。
その利息は国家予算の支出に組み入れられ、国民の皆で負担する仕組みだ。
これでは庶民の暮らしが苦しくなるのも当然である。

意図的であったかどうかは問わないにしても、ここまで国の財政を悪化させ、国民を追い詰める失政を繰り返してきた政・官・財界の人たちが、「ベーシックインカムは財政的に難しい」などと言う資格はない。
国の富を循環させ、皆の幸せのために使ってこそ、本当の意味での豊かな国になるのだ。
これから私たちが再生させようとする日本は、そういう国であってほしい。
それは圧倒的多数の国民の願いであるはずだ。
その実現のためには今までの枠や概念に囚われず、スピーディにシンプルにストレートに、この国に生きる全ての人間が健康で文化的な生活を継続していけるような制度を導入するのだ。
今ならば国民の支持によってベーシックインカム制度を導入できるし、今こそベーシックインカム導入が必要なのだ。

16/04/2011(土) 00:45:40

No.8316  飯沼 ホームページ E-mail
Re: 4・16 東日本大震災〜福島原発崩壊〜新しい喜びの地上界へ 引用
◆ベーシックインカムが導入されたら、どんなことができるのか

まず、震災被災者や原発の被害者の方々の生活や人生再建の経済的基礎となる。
被災地では会社や工場も甚大な被害を受けた。
ベーシックインカムがあれば従業員を解雇せずに、会社や工場の再建をしていける。
ベーシックインカムの財源を増税した所得税でまかなうのであれば、被災者の所得税を減免すれば生活再建はさらに進む。
被災地に行ってボランティアをしたいと思っている人たちも少なくない。
復興には何年もの年月を要するだろう。
ベーシックインカムがあれば、ボランティアに行きやすくなるのは当然だ。
自分はボランティアに行けない人でも、ベーシックインカムによって所得が増えれば、ボランティアに行く人への経済的支援がしやすくなるだろう。
あるいは、増えた所得の一部を寄付して、継続的に被災地の復興支援を続けることもできる。

研究者の試算では、所得税45%で一人あたり月額7万円のベーシックインカム制度が導入されれば、月額年収400万円の世帯(妻は専業主婦・子供一人)の場合、500万円程度の年収になる。
同じ条件で年収300万円の所帯なら約400万円になるのだ。
ほとんど全ての人が今の生活苦から解放され、気持ちさえあれば収入の一部を支援にまわせるだろう。

ベーシックインカムが及ぼす効果は被災地支援だけではない。
年老いた親の介護をしたいが仕事を辞められないという人も、せめて子育て期間中は子供と一緒に過ごしたいが仕事をしなければ生活ができないという人も、それが可能になるのだ。
農林水産業に就きたい人たちも、安心して踏み出せるだろう。
芸術や文化的な活動もしやすくなり、独自の研究に打ち込むこともできる。
利益や営利を中心にしない、心を込めた手作りの店も出しやすくなるだろう。
それら全ては、稼ぎ出す金銭は多くはないかもしれないが国の礎を守り、社会を豊かにし、人と人とのつながりを生み出していく掛け替えのない働きをなしていくのだ。

ベーシックインカムなどが導入されれば働かなくなる人が増えて社会が衰退するという反対意見もある。
しかし、ベーシックインカムが支給されてもそれは最低限の生活保障にすぎず、ほとんどの人は何らかの仕事を続けるだろう。
しかも今の日本には働きたくても仕事がない人たちが何百万人もいて、働いていても生活が成り立たない人たちも何百万人もいるのだ。
人間性を無視するような競争社会で傷つき、心身を病む人たちも何百万人もいる。
すでに今までの経済原理では人間も社会も疲れ果て、限界に達していたのだ。
ベーシックインカム導入のデメリットよりもメリットのほうがはるかに大きい。

16/04/2011(土) 00:47:17

No.8317  飯沼 ホームページ E-mail
Re: 4・16 東日本大震災〜福島原発崩壊〜新しい喜びの地上界へ 引用
◆自然エネルギーの活用で、脱原発・脱化石燃料の日本を


東日本大震災と福島原発の破綻は、今までよりもさらに日本の国力を弱体化させる。
ただでさえ衰退の一途をたどっていた日本に未曾有の天災と人災が降りかかってきたのだ。
円の価値が下落すれば、さらに日本の経済は混乱する。
アメリカの財政事情も極めて厳しく、危惧されているようにドルが破綻すれば、日本の経済も奈落の底に転がり落ちるのは確実だ。
震災と原発破綻の影響は甚大であり、日本の輸出は今までのようにはいかない。
国の経済力が減退すれば、輸入も大きく制約される。
長年にわたって日本は食糧やエネルギー資源などを輸入に依存してきたが、早急に自給と内需を軸に据えたビジョンを打ち立て、実行に移さねばならない。
これ以上国力を落とさないために、国民の生活を守るために、これは極めて緊急性のある課題だ。

日本は、化石燃料のほとんどを輸入に依存し、年間輸入総額は25兆円にのぼる。
輸入総額の30%が化石燃料なのだ。
当然のことながら、亡国の危険をはらむ原発はもうやめねばならない。
最初から分かっていたことではあるが、原発がいかに危険で効率の悪いシステムであるか、私たちは思い知らされたのだから。
廃炉の技術すら確立しておらず、できたとしても作業員の大量被曝と膨大な費用が伴うのだ。
しかも使用済み燃料や廃棄物は半永久的に密閉保管しなければならず、日本ではその場所すら当てがないのが実情なのだ。
原発そのものの危険性の議論は棚上げにしても、地震大国である日本に原発は無理であることは明らかだ。
大いなる自然の営みを、人間の勝手な都合で「想定」することなどしてはならないのだし、できるはずがない。
現在進行中の大惨事に学ぼうとしないことは、まさに亡国の愚である。
原発利権に群がってきた政・官・財・学の面々の責任は極めて大きく、心からの反省と謝罪をしないのであれば、彼らに今後の日本の道筋を語る資格はない。
「危険性を指摘されていたにもかかわらず、コストが掛かるから安全対策をしなかった」というのは、犯罪行為そのものである。
新しい日本は、決してそのような恥知らずで残酷な国であってはならないのだ。

これから私たちは、日本ならではの条件と特性とを生かし、自然や他の生命たちとの共生・共存のなかで、全ての人間が尊重される、分かちあいと支えあい・補いあいの社会を作り上げていくのだ。
原発はもちろんのこと、化石燃料への過剰依存から脱却して、創意工夫によってさまざまな自然エネルギーを活用していく時期を迎えている。
利権集団の圧力を廃したうえで、政・官・財・学が本気になって知恵と技術を結集すれば、それは実現するはずだ。
洋上風力発電などをはじめ、安全で有効な技術はすでにいくつも提示されている。
日本と同じ島国のイギリスでは、10年以内に総電力の30%を洋上風力発電で賄う計画を実施しているのだ。
私たちの国は、使い捨ての浪費社会から再生可能な循環型社会に変貌していかねばならない。

再生可能な循環型社会への移行は、震災復興や原発崩壊による被害の補償や原発そのものの後始末によって、経済力を落とさざるを得ない日本にとっての至上命題でもある。
日本の輸入総額の30%は化石燃料が占めている。
その割合は世界的な需要の増大や投機行為による原油の値上がりによって、さらに上昇していくと考えられる。
実際に、10年ほど前には化石燃料の輸入額は5兆円だったが、2009年は23兆円だ。
日本の穀物輸入総額が1兆円程度なので、23兆円はいかにも大きな輸入額だ。
日本の国力の衰退やアメリカの経済事情によって、円の価値が激しく下落する可能性もある。
いずれにしても化石燃料の大量輸入は、日本にとってさらなる重石になっていくだろう。
資源エネルギー庁の資料によれば、1980年頃と比べて日本のエネルギー消費量は約2倍に増加している。
しかし、工場などの産業部門で消費されるエネルギーはほとんど増えていない。
家庭や事務所・店舗などの民生部門での消費と、自動車や鉄道・航空機などの運輸部門がそれぞれ2倍程度増えた結果である。
つまり、工業部門を削減しなくても、家庭や店舗での省エネと地産地消的な取り組みによって化石燃料の輸入をかなり減らしていけるのだ。

地産地消というのは農産物に限ったことではない。
石炭の80%のエネルギーを有する木炭や、さまざまな有機素材を原料にしてバイオエネルギーの生産・消費のシステムは作っていけるのだ。
大都市集中型の社会や経済から、それぞれの地方の特性を生かした地方分散型の社会・経済への移行は日本再生の必須条件である。
それに伴い、中央集権的な官僚政治も巨大な利権集団も弱体化し、解体されていくだろう。
とはいえ、中央の政治が無策なままでは地方分散型の社会・経済への移行はできない。
大都市に集中している人たちが地方に移住できるような条件・環境を整えてこそ、それは実現するのだ。
そのためにも、ベーシックインカム制度の早急な実現が必要なのである。

16/04/2011(土) 00:48:17

No.8318  飯沼 ホームページ E-mail
Re: 4・16 東日本大震災〜福島原発崩壊〜新しい喜びの地上界へ 引用

◆被曝被害の防止・軽減と、心身の健康のために微生物の研究・導入を


福島原発からの放射能放出はいつ収束するかも分からない状態が続いている。
事故発生当初からレベル7の事態であったにもかかわらず、事態の深刻さを隠蔽し続けた政府・東電の責任は極めて重い。
隠蔽に関わった者たちは全て厳重に処罰されることは当然である。
責任の追及とは別に私たちは、被曝した人たちの健康被害を防ぎ軽減するためのありとあらゆる方策を考え、提示していく必要がある。

微生物は強い放射能のなかにあっても生きることができ、放射性物質を安定した物質に変える働きがあることがアメリカのNASAによって明らかにされているという。
広島・長崎の原爆投下地域が数十年以上も草1本生えない不毛の地になるとの予測を覆し、非常に早く浄化されたのも土壌中の微生物の働きによると言われている。
さらに、広島・長崎で強い被曝を受けたにもかかわらず、生酒や生味噌などの発酵食品を摂取していた人たちのなかには、被曝障害を発症しなかったケースもあると伝えられている。

地球上には無数の種類の微生物が生息している。
人間の体内にも、主に腸内に100種類以上、100兆個以上の微生物が生息している。
そこには善玉菌と悪玉菌がいるが、ほとんどはその時の状況次第でどちらにも組みする「日和見菌」であるといわれている。
とすれば、善玉・悪玉という問題ではなく、人間と微生物の健やかな共生の度合いが鍵を握っていると考えられる。
微生物たちの生態や働きなどは未解明の部分が多い。
微生物は放射性物質を安定させたり、放射線によって傷ついた体細胞のDNAの修復に関わる酵素を産出する働きがあるのかもしれない。

人間の1個の細胞中にはミトコンドリアという「微生物」が数百〜数千個も生息している。
人間の体細胞は約60兆個といわれているので、ミトコンドリアの総数は天文学的な数字になる。
人体とは、ミトコンドリアを含む極めて多様な微生物の集合体であるともいえるのだ。
ミトコンドリアは、人間が呼吸によって取り入れた血中酸素を使ってグルコース(ブドウ糖)を分解し、エネルギーを産出する「細胞内のエネルギー工場」と説明されてきた。
研究が進み、最近では「細胞分裂の司令塔」としての働きも解明されてきた。
放射線によって細胞のDNAが傷つけられることから放射線障害は始まる。
であるならば、腸内細菌などの体内微生物相の調和・活性化や細胞内微生物ともいえるミトコンドリアの活性化は、放射線障害の予防や改善につながるはずだ。

最近では医学者からも、腸内微生物やミトコンドリアの活性化の重要性が提示されている。
「ストレスによってミトコンドリアの活動が阻害される」という見解もある。(安保徹新潟大学大学院教授)
今、本当の意味での先進的な医師や医学者によって、心と肉体が相互に密接につながっていることが解明されつつあり、その説は私たちの生活実感とも符合するので多くの人々に支持されている。


◆心こそが人間の本質、生命は心でつながっている


私たちは今、「心のエネルギー」というものの実在を認めていくべき時期を迎えているのだ。
そしてそれが、肉体や他の生命に影響を及ぼし、作用するという事実を素直に認める時期を迎えているのではないだろうか。
「心のエネルギー」などと言えば、科学者を自認する方々からは嘲笑を受けるかもしれない。
しかし、ひとたび事が起きれば制御不能に陥る核エネルギーを「制御可能」と思い込み、大いなる自然の営みのスケールを人間の勝手な都合で「想定」し、「日本の原発は絶対に安全だ」という非科学的な妄言を吹聴してきた科学者たちには何をも嘲笑する資格などあろうはずがない。
日本に原発を建設することを看過してきた科学者の方々も、「分かった者」として上からモノを言う資格はないのだ。
ましてや今の科学や医学では放射線障害を防ぐことも、改善させることもできないのだから、「心のエネルギー」であれ何であれ、被曝した人たちに役立ちそうなことは総動員するのが当たり前ではないか。

私の経験からは、ミトコンドリアを含む微生物たちが人間の想念・心のエネルギーに反応することは間違いない。
「心のエネルギー」を軸として、ミトコンドリアや微生物やその集合体である人間の病などに関われば、非常に興味深いことに気づかされる。
彼らは私たち人間の想念・心のエネルギーを感じ取り、人間の健やかさを回復・増進化したり、逆に人間にとっては不都合な傾向を深めたりもするのだ。
人間の発する想念エネルギーが、微生物たちにとって喜びとなるものであるかどうかが、結果的に人間の健やかさや心地よさを左右するということだ。

自然界にも体内にも、人間にとって好都合な発酵菌もいれば、不都合な腐敗菌も病原菌棲息している。
特定の発酵菌を培養して発酵食品を作ろうとしても、失敗して腐敗菌が繁殖してしまうこともある。
しかし、普通ならば数日で腐敗するはずのものでも、人間が微生物たちの喜びになる想念エネルギーを注げば腐敗せずに発酵し、その状態が極めて長期間維持されるのだ。
たとえば、塩素を抜いた水にご飯を沈め、空気を遮断せずに置いておくと、10日もすれば腐敗してくるだろう。
同じ条件で作った同じものに、微生物を意識して「分け隔てのない無条件の感謝と祝福の想念エネルギー」を注げば、1年が経過しても腐敗せず、芳香を漂わせ、穏やかな発酵状態を維持してくれるのだ。
ただし、「自分(人間)にとって都合のよい結果を得ようとする想念」が混じりこめば、腐敗に転じるのが早くなる。
この事実から私たちはとても大事なことに気づかされる。

共生とは強制ではない。
人間(自分)にとって都合のよい状況を作るために、相手を善玉・悪玉・日和見・病原菌などと選別して、悪玉の力を削いで排除し、善玉には評価と力を与えて日和見をも取り込もうとすることは共生ではなく強制なのだ。
自分の思い通りにしようとすることなのだ。
肉眼には見えず名もなき微生物といえども、一個の生命である。
ミトコンドリアを含む、生命である微生物たちが何京個、何十京個と複合的につながりあって私たちの体は成り立っている。
それら微生物たちに、自分の都合・不都合を超えて分け隔てなく、「存在している生命に対しての無条件の尊重や感謝や祝福の心」を向けることで、彼らも健やかに活動でき、調和に満ちた環境が整備されるのだ。
それは結果的に、人間の体を健やかにしてくれる。
言うまでもないが、そういう想念を最も小さき生命である微生物にまでも注ぐことによって、体だけではなく心の健やかさも甦るのだ。
しかし、これは宗教ではない。
肉眼には見えず、計測もできなくても、間違いなく実在している「心のエネルギー」は、あらゆる生命同士の間で交流し、影響を及ぼしあっているという事実なのだ。
実は、そんなことは普通の人間ならば皆が昔から知っている。
それを無いものに貶め、無意味であるかのように扱ってきた今までの物質偏重の科学が未熟だったにすぎない。

東日本大震災の想像を絶する被害を知って、人々の心が動いたから、物資や金銭や人間も大きく動いたのではないか。
現地に派遣され、必死の救助活動や支援活動に従事している自衛隊員などの公務員も、職務としての役割を越えた人間としての心で働いているのだと思う。
硬直化したシステムに囚われ、心を動かさなかった政府・官僚たちに、最も欠落しているのが「心のエネルギー」なのだ。
「心のエネルギー」こそが、人間や社会の最も基本となる要である。

16/04/2011(土) 00:49:34

No.8319  飯沼 ホームページ E-mail
Re: 4・16 東日本大震災〜福島原発崩壊〜新しい喜びの地上界へ 引用

◆拝金主義の世の中から、心といのち輝く共生の社会へ!


微生物にしても人間にしても、生命が健やかであり、調和を形作っていくには、分け隔てなく無条件で存在を祝福され感謝されることが最大の条件である。
それぞれの違いをも含めてお互いを尊重しあえば、生命総体としての自由でポジティブな調和は自ずと形成されていく。
それが共生社会であり、私たちは日本がこれからそういう国として再生していくことを願っているのだ。
全ての人に分け隔てなく無条件に、基本的な生活手当であるベーシックインカムが支給されることは、まさに共生社会の幕開けになる。

「ベーシックインカムが支給されれば、嫌な仕事に就く人がいなくなる」という意見もあるが、そういう意見は日本人の心を知らないからにすぎない。
しかし、従業員を使い捨てにするような会社や部下を人間扱いしない上司がのさばるような会社には人が集まらず、淘汰されていくだろう。
結果として、社会は今よりもはるかに浄化され、暮らしやすくなる。
社会的ストレスや将来への不安も生活苦も軽減され、お互いが支えあい補いあう余裕が生まれ、人と人とのつながりも回復していくことによって、病も減少し、発症した病も治りやすくなるだろう。
ミトコンドリアを含む体内微生物との共生が広く理解され、さまざまな醗酵食品を感謝と共にいただく習慣が普及すれば、病は激減するはずだ。
微生物たちとの共生を心がけることで、ガンをはじめとする難病が治癒や改善された実例を私は少なからず目の当たりにしている。
ミトコンドリアや体内微生物たちは、宿主以外からの人間の心のエネルギーにも反応する。
これは福島原発崩壊による被曝障害への有効な対策になりえるだろう。

今の日本はさまざまな病が蔓延し、1年間の国民医療費総額は35兆円に達している。
老齢化に伴い、国民医療費は増加の一途をたどっている。
厚労省による1993年の推計では2025年には100兆円を超えるとされていたが、その後厚労省は下方修正を繰り返した結果、2025年の国民医療費は52兆円と推計されている。
庶民は医療においても切り捨てられるということだ。
一体誰のための政府なのか。
しかし、今ですら国民健康保険料の負担は重く、滞納者は全加入世帯の2割・450万世帯にのぼり、病院に行けない人たちが激増している。
日本はすでに完全に行き詰っているのだ。
今の延長上に日本の未来は描けない。
ベーシックインカム制度の導入は、個々人や社会を健やかに活性化するだけでなく、国家財政をも救済する。
今の日本に必要なものは、先見性を持って総合的に根本から国を立て直すビジョンを描ける勇気ある優れた政治家と、それを後押しする国民の声だ。


私たちの国・日本の出直しと国民の生き直し。
それは決して難しいことではない。
社会の仕組みが、一人ひとりの人間に備わっている優しさや正しさを歪めるものでなければ、自ずとそういう世の中は形成されていくのだ。
とりわけ1万年の長きに渡って戦乱の形跡がなかったという縄文の心を受け継ぐこの国は、世界に先駆けて新しい国に作り変えていけるはずだ。
縄文の心は消え去った過去のものではない。
繰り返すが、あの阪神大震災でも、今回の東日本大震災でも、被災者の方々は惨憺たる状態に投げ込まれながら、略奪も暴力もなく、助けあい、分かちあい、支えあって、世界中の人々に深い感動を与えた。
被災を免れた人たちの多くも、すぐさま今の自分にできることを見つけて、積極的に支援に動いた。
「少しでも役に立てるのなら」と、自分の持っているものを惜しげもなく提供した。
その日本の心を生かしてこそ、東日本大震災・福島原発崩壊の危機を乗り越えて、日本が世界に胸を張って示すことのできる「地上人類の新しい夜明け」である。

私たちは宣言する。
私たちの国・日本は、全ての力と心を集めて未曾有の天災と人災を克服する。
ひとりひとりの人間を尊重し、自然やあらゆる生命と共生していく価値観に基づく国に生まれ変わる。
分かちあい・支えあいのなかで、人と人・人と他の生命たちが心を通わせあえる優しく正しい国を目指し、実際にそれを構築していく。
新しい日本の実現こそが、この国難に際して多大なる支援と心を向けてくださっている世界の国々、世界の人々に対する心からの恩返しになると信じるからである。

16/04/2011(土) 00:50:40

No.8322  恵美子
Re: 4・16 東日本大震災〜福島原発崩壊〜新しい喜びの地上界へ 引用
ぬまさん、ご苦労さまでした。
何度も読み返しました。
私を含め、多くの人がこれから生きていく手がかりを求めています。
指し示してくれるはずの人たちの姿はもうどこにもみえないからでもあります。

悠々塾が歩んできた道のり、そしてこれから目指す道のりが
示されていますね。

このメッセージは全ての垣根を越えて受け入れられるものになると
思います。
より多くの人々に届くよう、
受け取った私達一人一人が動いていこうとおもいます。

ありがとう!

16/04/2011(土) 09:25:55

No.8323  あきら&ひとみ
Re: 4・16 東日本大震災〜福島原発崩壊〜新しい喜びの地上界へ 引用
お疲れ様でした。
こんなに分かりやすく構成もしっかりした文章なのに、きっとぬまはイメージが湧きあがるように書き上げたのだろうなと想像できるくらい、エネルギーを感じます。

多くの人の心に染み渡るメッセージだと思います。

17/04/2011(日) 01:17:13

No.8324  飯沼 ホームページ E-mail
Re: 4・16 東日本大震災〜福島原発崩壊〜新しい喜びの地上界へ 引用
今日の、「わかちあい祭り」は大成功でした!
また、さきさんから報告があると思います。
感激しています。

恵美子さん、あきらっち、感想ありがとう。
僕も今日原稿をプリントして初めて通して読みました。
我ながらよく書けていると思いました。
「わかちあい祭り」では僕はほとんど役に立てることがなかったので、原稿に手を入れていました。
細々とかなり手直ししました。
関東定例会には間に合いそうです。

17/04/2011(日) 01:54:05


No.8305 Darreon  
降雨の影響他 引用
若干の説明をします。

前述のTable3の表に掲載されているIAEA公表の土壌表面の放射能汚染値について、特に注目すべきは、3月24日の原発から北西30〜32km地点でのベータ・ガンマ汚染値です。それに拠ると、何と、3800〜4900キロベクレル/平米です。

これは、前にも述べましたようにチェルノブイリの立ち入り禁止区域の放射能汚染値が550キロベクレル/平米を基準にしているのに比べて一桁上回っています。23日との違いからも明らかのように降雨の影響です。

指摘されるようにチェルノブイリとの違いは、人口密度で、200km圏内に1000万もの人々が存在します。この範囲は、IAEA公表値によると凡そ1メガベクレル/平米(1平方メートルの土地に毎秒100万回の原子崩壊がある。)にもなります。これは、チェルノブイリの2倍の汚染値です。また、IAEAの公表値には、プルトニウムなどのウランより重いアルファ核種が一切含まれていないことも考慮しておかねばなりません。

何故、上記の事を誰も口にしないか判るはずです。マスメディアの発言者も反原発の大学教員やNPOも。これは既に、破局的数値です。ロシアと欧州の研究機関の関係者には、中程度の事故であったのが対応の不手際から本当のカタストロフィになってしまったという共通認識が見られます。彼らの中には、相当数の死者・癌罹患者が出ると公言する人もいます。米核戦略のしがらみがない旧東側とロシアが最も正直です。

しかし、日本に居るからには、誰も個人ではこの事実を直視できない。抱えきれないのです。だから、考えないし、コミュニケをなぞるように同じ言葉を使う。

かく言う私も、不特定多数を対象に公言する圧力に耐えられない。既に辞職した立場にもかかわらず、やはり無理です。まして、ラジオで話せるわけはありません。辞めずに職に就いている人に期待しても限界があります。もはや現状は、非常に困難といえます。

チェルノブイリとの更に大きな違いは、これが止まっていないということです。上記の数値を認めてしまうと、これから先が見えない不安に駆られます。
現段階でも、ECRRなどが指摘するように正しくは200kmの住民の移住が必要です。この国で可能ですか?直ちに人口の1割の移住が。これを公言できる人を私は知りません。

いずれ本州の半分は人が住めなくなるという言葉を欧州の一部の研究者から聞きます。確かにその通りですが、日本ではとても同じ言葉を口にできません。

3号機の爆発が水素爆縮ではなく、熱核爆発であるとの知見から、個人的に外務省の親戚を通してロシアの軍事関係者の見解を打診していましたが、結果的に予想通りの結論を得ました。その際、水素爆縮兵器との違いの詳細と臨界爆発の多様性についての情報を北朝鮮の核兵器が更に小型の戦術核であることの例を引いて提供されました。

この問題とは別になりますが、西側では北朝鮮の核保有について未だ不確定な情報がある中で、呆気ない程明瞭に説明されているのには多少驚きましたが、ロシアにしてみれば、最早現段階では取り立てて秘密にする事ではないのでしょう。

ロシア外務省は、この事故を切っ掛けに日本との関係改善を本格的に構えているようで(非公式ルートとはいえ、規制の無いスムーズな情報提供の背景にはこれもあるのかもしれません。)、早い段階で被災地域の住民に対するロシア極東地域の移住地と恒久的な就労の提供を提案しています。これには、近年、中国・北朝鮮との三国国境地域を中心に活発化している極東地域開発の人材・労働力補強と安全保障の強化を視野に入れている側面があります。私は、最も現実的で有り難い提案と考えますが、米戦略との絡みから、果たして日本国民と政府が同様の判断をするかは疑問です。

予想される質問として、軍事関係者に情報を打診することの理由を説明しましょう。これは、科学者なら別段何でもない当然のことなのですが、一言でいうなら現象を経験したことがないからです。日本には臨界爆発についての原理的な知識を有する者はいても、私も含めて一人も実際に実験を経験した者がいないので、現象としての最終判断ができないからです。核保有国ではないので当然ですが、このハンディは、今回の様にいざという時には大きいのです。

それが、誰もが無条件にこの判断を避ける理由ですが、本当に知らないことは言えない。当然でしょう。責任?慎重?と言えば聞こえは良いですが、要は科学者としての力量不足に過ぎないということです。

結局、日本人なら臨界爆発を誰も言えない。言う人は無責任です。事実だとしても無責任なのです。責任とは、所詮、その人の能力の限界を示す概念ですから、限界を超えてしまえば、責任を持つ故に、誤った結論になってしまいます。責任のある発言が嘘を生み出す原因がここにあります。当局と同じ事をなぞってしまうのは、責任感よりも力量の絶対的限界が原因です。それでいいのでしょうか。

無能者の責任と無責任とは、究極的には区別が付かなくなるのです。現実に対応できない故の限定的責任と、保身との区別も同様に付きません。

確実な事を科学者としての責任を取れる範囲で発言する人は、信用できると看做すことも可能ですが、それだけでは判断が正しいとはとても言えません。確実に責任が取れる範囲とは、即ち能力の範囲を意味するからです。結局のところ、正しさの実現は、ひとえに力量に依存するのです。

問題が容易な内は、正しさは人柄に依存するように見えますが、高度化する程、力量の違いが決定的な重みを持ちます。多くの人にとっては、都合の良いことではありません。心構えと生き方のみならず、これは、才能と長期に渡る膨大な蓄積がなければ発揮し得ないからです。

真に他者より正しい判断ができる者は、他者よりも能力の有る者であって、単に誠実な者ではないのです。

日本の世間から見れば、東大の教員は優秀ということになりますが、中から見れば、それこそピンキリの世界です。更に理工学系の場合、最も優秀な研究者は、東大には残らないという常識があります。何処に行くのか?科学技術者の世界は、科研費の支配の下にあります。例えば、アメリカの戦略企業であるIBMの研究者一人当たりの科研費と日本の科学文部省のそれとは、2桁から4桁の開きがあります。
あなたが、今の科研費の百分の一で研究をしろと言わればどう思うでしょう?万分の一なら?お笑い様です。次元とテーマが違います。そうです。科研費は科学者の次元を決めます。だから、世界の最も優秀な科学技術者はアメリカの軍事予算の下に組み込まれていくのです。

えっ?

本当です。最新兵器に関与できる科学者は、世界にほんの一握りしかいません。東大の教員程度の才能では手の届かない雲の上の世界です。事実、米戦略企業の研究者になれる者は、東大の場合、数年に一人輩出できれば上出来です。そしてその人は、必ず出て行きます。若い内に。

だから、科学という制度に余り期待してはいけません。これから未来は更にそういえると思います。

放射能被害を超える「光の戦士」。良い言葉です。上記の内容は、常識人や一般に言うところの生活者には余りに重い深刻な内容ですから、多くの人目に晒すよりも、この場所で良かったのではないでしょうか。


〈ちょっと常識科学解説--今回のお題は、水素爆発?〉

水素H2と酸素O2が反応すると、水H2Oが生成されるので、爆発などという現象は起きません。 爆縮といって、気体から液体への急激な体積の縮小が起きます。

水素爆縮の際には[Hydrogen Implosion:膨張を意味するExplosionを用いるのは誤りで、正しくはこのように収縮、内破を意味するImplosionと記述する。]、水素と酸素が結合して水が生成されますが、それによって生じる真空と水の体積比は1859:1で、その結果、空気中の水素と酸素を合わせた気体分圧は、1860分の1にまで縮小することになります。
また、今回の原発事故のケースの様に、これが放射性物質の近辺で起きた場合は、急激な空気圧の減少によって周囲に拡散される放射能レベルが一時的に低下することがあります。(兵器としてこれを応用する場合は、トーチカなどの軍事施設内部の気圧を急激に低下させた後にその真空を利用した殺傷兵器を投入する手段として使用するようです。知るべきことではないですが、図式解説までありました。)

3号機で我々が目撃したのは、全く逆の現象で、瓦礫や黒煙を伴った爆風が急激に上昇する熱爆発そのものでした。これは、一時的な空気膨張では起こりえない、膨大な熱エネルギーが周囲の大気を巻き込んだ気流を発生させることによって引き起こされるもので、その勢いは、上空800mの高さにまで及んでいます。ロシアの兵器専門家の言では、この現象を引き起こすことができるのは、現在でも核兵器の他には無いということです。建屋の鉄骨の一部が変形だけでなく溶解していることからも熱現象が確認できます。更にこの時、炉内の核燃料の他に、格納容器上部の使用済み燃料プールも崩壊して半径2kmの範囲にジルコニウムのシースと核燃料ペレットが撒き散らされたのが、無人偵察機の映像によって確認されたそうです。

15/04/2011(金) 10:56:53


No.8307  さき ホームページ
Re: 降雨の影響他 引用
Darreonさん、貴重な情報をありがとうございます。
思ったこと。
誰も抱えきれなくても現実は現実、事実は事実として進行しています。
福島原発の現場にいる人たち、避難区域の人たち、その周辺、関東の人たち、そして関西に住む私も。この現実のなかにおかれ、この現実に直面しています。
どんなに困難であっても、そこから逃げることはできない。
だったら真実を求めます。
地球と人類を人質にしながら、いまだ人類が経験したことのない事態に直面してて、誰もその答えや処方箋を持ってない。けれどそこでのより正しい判断、より正しい対処はあるでしょう。Darreonさんのような方が、そのためにご自分の知識や能力、人間として力のすべてを発揮して欲しいと思います。
この掲示板はそういう専門的な場じゃないですが、Darreonさんが培ってこられたものを生かして下さい。
この事態に直面する一人ひとりが、それぞれがこれまで培ってきたもののすべてをかけて挑んでいくしかない、そう思ってます。

15/04/2011(金) 12:15:54

No.8308  あきら&ひとみ
Re: 降雨の影響他 引用
Darreonさん、こんばんは。
貴重な情報が含まれていますので、一生懸命読ませていただきました。
この掲示板はスピリチュアルリズムをベースにしたものですが、そこに興味が有る無しに関わらず、また何かあればいろいろ教えていただければ有り難く思います。

15/04/2011(金) 20:33:18

No.8309  飯沼 ホームページ E-mail
Re: 降雨の影響他 引用
☆Darreonさん
貴重な情報と素人向けの説明コーナー、ありがとうございます。

14日の日本の報道では、ロシアの原子力公社のトップが、福島原発事故がレベル7と評価されたことについて、「行きすぎ・過大評価・間違い」などとコメントした、というように伝えられています。

そのこととDarreonさんからの(ロシアの対応のついての)情報とはかなり隔たりがあるのですが、そのあたりのことはどうお考えでしょうか?

15/04/2011(金) 20:43:11

No.8312  Darreon
Re: 降雨の影響他 引用
国家機関のトップの見解は、既に、科学の制約で述べた通り、「体制の意図を受けて、この核危機の情報拡散を避けて過小に見せている」「誰が一番困るのかは明らかで、それは、他ならぬ核兵器保有の国連安全保障理事会常任五カ国と、核独占を本質として発足したNPT体制、そして、その下部機関のIAEA」ということであり、核クラブと原子力ロビーは、国に関係なく一つの強固な利害共同体です。したがって、それに属する人の見解は、常にどのような時でも一貫して決まっているものです。それについては、国籍の違いは無視して構いません。
したがって、ECRRも指摘していますが、チェルノブイリ事故時の隠蔽の例もあるようにIAEAのデータもあてにはできませんが、それでも、時にリークがあるということです。特に一次資料のデータは、それらを考慮した上で読むのです。

専門家の世界は、それぞれの立場があります。今のロシアは、ソビエト時代ほどの国家統制と意思統一を発揮していない、様々なセクターが関連を持って存在している国です。その意味では、西側よりも隙間の多い国という印象です。
それ故に、個別情報を引き出し易すくなっているともいえるのですが、この件で入手した情報も当局のチェックを受けていない同様のものです。スムーズだったというのは、接触に制約がなかったということを意味しています。友好的で警戒心がなかったという感触を持ちました。

これには、時期的に危機的であることへの同情があり、全般的に情報提供の敷居が下がっていたという情勢も働いていると考えています。事実、ロシア当局の対応は、西側以上に協力的で、外務省関係者も感謝していました。一般的にいえば、時期が異なれば、対応の仕方も変わってくるのは当然のことです。

ただ、科学・工学業界の専門家というのは、総合性が不在なだけに、言うなればマニアの集まりという風があります。市民組織などと関わりを持つことで社会性を獲得していく人は、反主流派(学会・業界的には最周辺)のごく少数で、大多数は、雇用者である体制に肯定的で、それに伴って自己イメージも小児の如く肯定的なのが通常です。それ故に無邪気ともいえるでしょう。それに批判的で、辞めてしまう者は、明らかに異端といえ、かつては近い立場であった兄弟(駒場にある院の教員)とも話が通じなくなっています。

余談ですが、この掲示板は、字数の制限も感じることがなくプレビューも可能で、書き易いですね。

15/04/2011(金) 22:51:04

No.8313  飯沼 ホームページ E-mail
Re: 降雨の影響他 引用
早速にありがとうございます。

信頼できる可能性のある貴重な情報(のひとつ)として、しっかりと意識においていきます。

これからもいろいろお聞きすると思いますが、回答可能な範囲で結構ですのでよろしくお願いします。
猜疑心の強い私ですから、もちろん鵜呑みにはいたしません。

で、早速にまたご意見をおききしたいのですが。
3号機の格納容器は爆発したのではないかという印象を持っている人は少なくありません。
私もそのなかの一人ですが、それにしては14日以降の大気中の放射線量が高くないのではないかという気がします。
各地の市民による計測値もそれほどの値を示していないように思います。
とはいえ、格納容器が爆発すればどれほどの値を示すものなのか、私には分かりませんが、同じような印象を持っている人もいるようです。
水を掛けているからとか、風向きの関係もあるのでしょうが、それにしても、という気がしています。
大気中の放射線量について、Darreonさんはどうお考えでしょうか?

それと、その気になれば、投稿内容からDarreonさんの素性が分かってしまうと思うのですが、大丈夫なのですか?
ここで聞くのはヤブ蛇かもですが。
あえて素性を明かす必要のない場で自分から経歴などを語る場合は、「言いたい。言わずにはいられない」というケースと、「そう見せかけたい。そう思われたい」というケースがあります。
いずれにしても不自然なことには理由があると私は思っています。

>余談ですが、この掲示板は、字数の制限も感じることがなくプレビューも可能で、書き易いですね。

ここは「板違い」のルールもありませんしね。
たまに職質めいたものがあるのがイマイチでしょう。

15/04/2011(金) 23:35:41

No.8320  飯沼 ホームページ E-mail
Re: 降雨の影響他 引用
★Darreonさん、もうひとつお聞きします。

3号機の爆発の件ですが、大手メディアの記者たちだけでなく、フリーランスのジャーナリストたちも、あまり掘り下げて質問していないように感じます。
彼らも、事の重大さを鑑みて意識的に事実を明らかにしようとしていなのだと、Darreonさんは考えておられるのでしょうか?

私はそこのところがずっと引っ掛かっています。

16/04/2011(土) 01:20:00


No.8304 飯沼 ホームページ E-mail
4・15  東日本大震災〜福島原発崩壊〜新しい喜びの地上界へ 引用
◆タービン建屋地下水、放射性濃度上昇 福島原発1・2号機
東電が発表 2011/4/15 (日経新聞)

東京電力は14日、福島第1原発1、2号機のタービン建屋付近の地下水について、放射性物質の濃度が1週間前に比べて10倍ほど上昇していると発表した。タービン建屋地下には高濃度の汚染水があり、しみ出した可能性がある。東電は同日、経済産業省原子力安全・保安院に報告、監視強化の指示を受けた。

 1〜6号機の地下水について13日に試料を採取して調べた。1号機は放射性ヨウ素131が1立方センチメートル当たり400ベクレル、2号機は同610ベクレルと1週間前の6日に比べて10倍ほど濃度が高まった。原子炉の通常運転時に炉心にある水とほぼ同等の濃度という。
。。。。。。。。。。。

15/04/2011(金) 09:26:39


No.8310  飯沼 ホームページ E-mail
Re: 4・15  東日本大震災〜福島原発崩壊〜新しい喜びの地上界へ 引用
今日は、原稿書きに追われて掲示板の更新ができませんでした。
何とか第一稿、書けました。
今晩中に、ここにもアップいたします。
明日にでもお読みください。
明日はドネの「わかちあい祭り」で早朝から京都に出かけるので、掲示板の更新はできません。

日曜日中に原稿を仕上げて、印刷や製本作業にかかります。
23日の関東定例会に間に合うように、まゆみさんに頑張ってもらいます。
関東定例会で上京するので、何人かの政治家さんルートに配布して回ります。
復興構想会議の特別顧問の梅原猛さんには以前に「古事記を読み解く」などを送らせていただき、葉書をいただいたことがあるので、今度の冊子も送ります。

今日も9時のエネルギー、よろしくお願いします。

15/04/2011(金) 20:56:40

No.8311  飯沼 ホームページ E-mail
Re: 4・15  東日本大震災〜福島原発崩壊〜新しい喜びの地上界へ 引用

◆津波伴うM8級、1か月内にも再来…専門家


 東日本大震災の震源域の東側で、マグニチュード(M)8級の巨大地震が発生する可能性が高いとして、複数の研究機関が分析を進めている。


 日本海溝の東側で海のプレート(岩板)が引っ張られる力が強くなっているためで、早ければ1か月以内に津波を伴う地震が再来する危険がある。

 M9・0の東日本大震災は、押し合っていた海のプレートと陸のプレートの境界面が破壊されて起きた。そのため周辺の地殻にかかる力が変化し、東日本全体で地震が誘発されている。

 京都大防災研究所の遠田晋次准教授(地震地質学)は全地球測位システム(GPS)の測定データから、海のプレート内部で引っ張られる力が強くなっていることを突き止めた。明治三陸地震(1896年)の37年後、昭和三陸地震を起こしたメカニズムと共通しているという。「今、昭和三陸規模の地震が起きると、仙台市で10メートルの津波が押し寄せる計算になる」と言う。

(2011年4月14日19時01分 読売新聞)

15/04/2011(金) 21:35:16


No.8302 Darreon ホームページ 
科学の制約 引用
纏った資料が、下記にありますからご覧ください。
独立民間機関のEuroean Committee on Radiation Riskが30日にリリースした分析です。

Table3参照。
ttp://nonuclear.se/files/fukusima-health-ECRR20110330.pdf

ご質問の件ですが、この掲示板は、最近福島の原発関連の情報をWEB検索して知りました。阿修羅掲示板もその縁で同時期となります。従って、投稿は、この度が初めてです。

他の事は、当方の関与する内容ではありませんが、熱心に放射能漏洩の現状について書かれているので、それに関するコメントのみに目を通させて頂いていました。

その中で、3号機の当局発表について疑問を持たれているので、一般に知られていない土壌汚染のデータをお知らせした次第です。

当方は長く国立教育機関を通して物理学に携わってきた経験上(理論物理学・核融合関連研究)、国家公務員を中心に構成された学会(科学文部省の科研費の範疇にある。)、国、関連産業界、産業労働者として適応した国民、国体中心の政治集団、マスメディア等の一体的融合によって構成された意識の強固さを痛感していますから、主体的に疑問を持ち、考えることから始めなければ、突然結論を示しても拒絶反応しかないとの判断を有しています。

したがって、教育上の観点から不特定多数の掲示板では問題提起が適当として、個別問題ではない総覧的な結論を示すことは避けていますから、結果的に自覚的な個人の方に対してのみ情報やコメントを提供することにしています。

土壌汚染値の提示について、>どこが「重要な欠落」なのか、よく分かりません。と仰るのなら、対象を誤ったに過ぎませんから、そのことは構いません。質問内容から、警戒心もしくは猜疑心の強い方と判断できますが、個人的利害に関わることではない物理数値に過ぎませんから、自身で検索するなりすれば必要な判断は可能ですので、人的興味のない当方から見れば、後の質問は無用で奇妙な詮索と感じました。

この度、過去の内容にも目を通してみましたが、科学について、科学史・科学哲学の学習経験も無いナイーブな見解を持っておられるようですので、肝心な理学的内容は無理としても、社会的観点として以下を参考にお読みください。個人に対する見解は、その中で能力の届く範囲でされると良いでしょう。あなた方の努力が報われますように。

----------------

技術者や専門研究者は、雇用者の意思の範囲で行動することを暗黙の内に身に付けており、その思考内容は、所属機関と地位に強く規定され、その程度は被雇用期間に比例してさらに顕著になってゆきます。

敢えて名指しはしませんが、仮に普段から原発に反対してきた者でも自由に事実を考えられるわけではありません。比較的信頼に値する論者だとは云えても、それは制限された範囲内でのことでです。その者が無給でなければ尚更のことで、例えば、国家公務員の場合は、雇用者は国であり、給与・退職手当・年金等を生涯を通して受けようとする意図が有る限り、国家体制に抵触する重大なことは、その万歩手前で、無意識か意識的かを問わず必ず規制が働きます。

ひも付きではない独立NPOも例外ではなく、この場合は、社会的に受け入れられることが死活問題であるため、それを超える行動は自ずと避けるし、能力もその範囲内の限定された者で構成されるようになります。

出版関連の場合は、顧客を対象とする営利事業であるため、顧客の需要を満たす内容に制限されます。したがって、社会・政治・経済問題の原因が仮に顧客である国民の責任であっても、直接そのことに言及することはありません。例えば、選挙結果をもって、国民総体を批判する媒体を決して見ることがないのは、それを買手である国民自身が望まないためです。あらゆる問題の批判の対象は、顧客対象以外の特定の何者かになることが予め決められています。

そして、これらの制約は、必ず担い手の能力と質をも既定しますから、通常、表現行為者がそのことで不自由を感じることはなく、自覚することさえありません。

また、信用できる人物や組織を選んで信用することも、自分で判断できない者の取る制約行動に過ぎないのです。

特定の論者の他に、国内のメディアは当てにならないので海外のメディアに頼ろうとする向きもありますが、世界最大の核関連産業を擁する上に核戦略を安全保障政策の根幹に位置付けている米国では、メディアは体制の意図を受けて、この核危機の情報拡散を避けて過小に見せていることは、複数の論者の言を待つまでもなく明らかとなっています。このことは、メディアの経営母体の一体化が進んでから久しい他の西側諸国でも事情は同じで、核兵器は言うに及ばず、年々世論の核エネルギーに対する共感と支持が低下し続けている現状では、事実を知らせることを各国政府も大手メディアも共に望んではいません。

科学理論の客観性と職業科学者の利害性は、何ら対立することなく共存してきたし、これからも共存し得るものです。言い古されてきたことですが、主体は科学を使う者であり、科学の方法は、それらによって使われる道具に過ぎないからです。

そして、科学的成果は、科研費の多寡に大きく左右され(職業科学者は、このことの重さを日々実感している。)それは常に資本と権力によって出資されるから、科学者もまた、その下で働く道具であり、結局のところ科学の客観性は、最大の権力の実現の枠内で最大の実力を発揮し得るものとなっています。それがあなた方が見てきた世界の現実であり、実際、科学は、それらの利害を達成するための最有力の手段です。科学的利便を享受しているつもりの消費者は、その結果の付随物に過ぎず、それぞれが利得者か被害者のどちらの側に位置付けられるのかは、ひとえに資本と権力の都合で決められます。 

このケースの場合の焦点は、東電と利害を一にする勢力の大きさです。日本政府が一蓮托生なのは誰もが認めるところですが、原子力発電の存在、即ち原子力の平和利用という題目自体が、元来、核兵器生産体制の土台を支える云わばバックアップとして創設されてきたことを思えば、もし、プルトニウムの環境漏洩の毒性に世界の注目が集まることになった場合、誰が一番困るのかは明らかで、それは、他ならぬ核兵器保有の国連安全保障理事会常任五カ国と、核独占を本質として発足したNPT体制、そして、その下部機関のIAEAです。

人々は、一般に核兵器は使用しなければ良いと考えています。しかし本当に問題なのは、人工的に作り出したものを完全に自然環境から隔離することは不可能だということです。仮に今日、全ての核兵器を廃棄することにしましょう。果たしてプルトニウムを始めとする膨大な量の放射性物質を安全に環境から隔離する方法があるでしょうか。答えは否です。おそらく、それが経済的コストの問題か技術的不備が原因かは問わず、早晩、意外に短い段階で、その内いくらかは環境中に漏れ出すことになるでしょう。

その原因の原理を表すなら、宇宙に閉鎖系は存在せず、全て開放系のみだということに集約されます。実は、物質かエネルギーかを問わず、完全な閉じ込めは原理上不可能なのです。永久機関が存在しない根本的理由は、エネルギー回収の効率の問題ではなく、完全な閉鎖系は存在しないという理由に拠っています。原理上不可能なことに、人の手は、挑戦するようにはできていません。

即ち、全てのプルトニウムは、最終的に我々の体を通過してゆくということです。それが生物個体にとって致命的であるのは言うまでもありません。また、自分のみが、もしくは自分の世代が死ぬまでの期間だけ何とかなれば良いという態度が、いかに醜くセルフィッシュであるかをここに言及する必要もないでしょう。

自己も含めて敵の多さが理解頂けたでしょうか。

---------------

以上、ご参考までに。

14/04/2011(木) 22:58:34


No.8303  飯沼 ホームページ E-mail
Re: 科学の制約 引用
☆Darreonさん

丁寧な返信をありがとうございます。

>福島第1原発3号機の爆発に関して、重要な欠落があるので指摘させていただきます。

という冒頭の一文を、この掲示板にも書き、阿修羅掲示板に投稿した内容に重大な欠落があるとの指摘だと読んでいました。
それで、Darreonさんの投稿を読んでも、「3号機原子炉は実は爆発したのではないか」という点において一致しているのに、なぜ重要な欠落があるのか分からなかったのです。
私の不十分な書き方がDarreonさんにしてみればすでに「重要な欠落」であるのかもしれませんが、Darreonさんほどの能力をお持ちの方ならば、私のような普通の人間に分かるように書いていただければありがたかったと思います。
今後、普通の人間と意見交換するときの参考になさってくだされば、お互いに不愉快な思いは減るのじゃないかと思います。

ご指摘のように、私は科学について、科学史・科学哲学の学習経験も無い人間ですし、この掲示板につながるほとんどの人もそうだと思います。
ですからここでの情報・議論はあまり専門的に踏み込んだものでなく、科学について、科学史・科学哲学の学習経験も無い人間にも理解できる程度にしたいと思っています。
その意味では明らかにスレ違いであったのでしょう。

今回の投稿の後半の部分については、素人ながらそれなりに認識はしているつもりです。
それももちろん、言われるまでもなく私の能力の届く範囲に過ぎませんが、わざわざ言わねばならないことなのでしょうか?

前回の返信でいろいろお聞きしたことは謝ります。
すみませんでした。

この掲示板は解説以来15年間ぐらい、投稿規制も管理者による削除もほとんど全く行なわず運営してきました。
その間、いろんなこともあり、掲示板が大荒れに荒れたこともありました。
それでも、投稿規制などをしたくなかったので、その半面において私がナーバスになっている面があったのだと思い、本気で反省しています。
ただ、言い訳のように聞こえるでしょうが、私は「不自然なことには理由がある」という視点で物事を見るラインを有しています。
それが行き過ぎて不快感を与えないように気をつけていきます。
失礼いたしました。

>自己も含めて敵の多さが理解頂けたでしょうか。

に関しては、私には理解できません。
「宇宙に閉鎖系は存在せず、全て開放系のみ」だということであるならば、敵も味方も存在のしようがなく、全ては宇宙という開放系のなかで大いなる調和に向かい、その原初的な過程で不調和な状態で存在しているものも含めて、(宇宙という開放系の)調和のなかの一コマ・一物なのだと思っています。

これについて、議論する余裕も能力も持ち合わせていませんが、長く国立教育機関を通して物理学に携わってきた方に否定されても笑われても、私にはそうとしか思えないでしょう。

15/04/2011(金) 00:45:03


No.8295 飯沼 ホームページ E-mail
4・14  東日本大震災〜福島原発崩壊〜新しい喜びの地上界へ 引用
★「新しい私たちの国・日本へ」(仮)


★見出し未定


東日本大震災・フクシマ原発の崩壊以前から、私たちの国はいくつもの問題を抱えていた。
労働者の所得はこの10年間で大幅な減少を続け、庶民の多くはただ暮らしていくことに追われ、社会は明らかに疲弊していた。
ワーキングプアといわれ、働いているのに生活保護費以下の収入に留まる人たちは1000万人を超えている。
相対的貧困率は2006年の時点で15,7%。
先進国では最悪レベルだった。

その後の現在に至るまで、格差・貧困が改善されたという実感はなく、むしろ悪化の一途をたどっている。
年金制度や社会保障への不信から、中間所得層までもが消費を控えて老後のための貯蓄に回し、経済社会の血液である金銭は健やかな流れを阻害されてしまっている。
近代国家においては「富の再配分」の役割を担うはずの税制も、日本ではその機能を失い、OECDからの指摘を受けても、政府は改善しようともしない。

一抹の不安を感じながらも「国民の生活が第一」の政治を期待して、国民は政権交代を選択したが、鳩山政権は理想の高さと人柄の良さは新鮮だったにしてもかなり国民をがっかりさせた。
菅政権は、既得権を手放そうとしない官僚などの勢力に取り込まれたのか、いともあっさりと国民を裏切った。
福島原発崩壊への対応はあらゆる面においてあまりにもお粗末であり、政府はすでに存在意義を失っている。
しかし、私たちが目の当たりにしたのは内閣の無能だけではない。
その後に隠然と居を構えている、個々の国民の人生や心情などとは掛け離れたところで硬直化した、巨大な官僚機構の姿が浮き上がってきたのだ。

彼らは電量会社や金融機関などをはじめとするあらゆる巨大企業に天下りし、影響力を行使して便宜を図り、お互いに有形無形の見返りを受けながら、巨大な利権集団を築いてきたに違いない。
善良な国民の生き血を吸いながら、庶民の苦しさなどにはお構いなしに、その利権勢力は成長を続けてきたのだろう。
福島原発崩壊による国民的危機の真っ只中における政治家や官僚や巨大企業・東電の態度・対応を見て、それを再確認させられた。
しかし、この国難の時代、もうそれは終わりにせねばならない。
明治維新以降の150年近くにわたって築き続けられてきた利権的官僚機構を解体し、彼らに「国民のために働く真っ当な公務員」の道を進んでもらわなくてはならない。
本心ではそれへの回帰を願っている官僚も少なくないと信じよう。

日本再生への道はひとつしかない。
それは、本当に国民の生活を第一にする一定数以上の政治家たちが勇気を奮って声を上げ、国民を信じて行動に移すことだ。
政治への不信は根深いとはいえ、国民の多くが「国民の生活を第一」の政治を願っていないはずがないのだ。
なぜならば、国民の多くは窮乏し、格差に苛立ち、将来への不安に怯えているのだから。
長年にわたって、社会全体が疲弊してしまっているのだから。
その上に、東日本大震災と福島原発崩壊の惨事が覆いかぶさっているのだ。
政治家が我が身を捨てて国民のために行動すれば、それを支持する国民は決して少なくない。

この危機にあっても政治家が何の変化も見せず、相変わらずの永田町の論理でしか動かないならば、いかに従順に飼いならされた日本人でもいつまでも黙っているとは限らない。
幸か不幸か、今の時代は組織に属さずフリーな立場の国民が数多くいるのだ。
その人たちの多くは、政治に守られることもなく、今の世の実態を骨身にしみて味わってきた人たちだ。
政治家や官僚や大企業がいつまでも己の利権と立場の確保に執着しているなら、突き上げてくるマグマの圧迫に耐えかねた山々が火を噴き始めたとしても、「想定外」の事態ではないだろう。


★まず何よりも、ベーシックインカム導入を!


「ベーシックインカム制度」とは、「全ての人に無条件で、政府が一定額の基本所得を支給する」という制度のことだ。
「生活手当て」と言ったほうが分かりやすいかもしれない。
大震災や原発崩壊だけでなく、格差や貧困でズタズタになってしまった今の世の中を、全ての人が最低限の生活をしていけるような社会に作り変えていくのだ。
ベーシックインカム制度が実現すれば、働いている人にも働いていない人にも、収入の多い人にも少ない人にも、老若男女を問わず、全ての人に一律に無条件に最低限の生活を支える基本所得が保証される。
研究者によって、月額5〜8万円程度の支給額が試算されている。
早急に、一人当たり月額5〜8万円程度のベーシックインカムを恒久的に支給する制度の実施について検討を始めてほしい。

今回の震災や原発崩壊の被害は甚大だ。
福島原発の後始末と原発破綻による賠償費だけでも、数十兆円を要するだろう。
直接の被害を受けていなくても、その影響による二次被害・三次被害によって生活を破壊される人たちは非常に多い。
複雑多岐にわたるそれらの被害を、政府や行政が網羅して把握することなど不可能だ。
被災者・被害者に該当するかどうか、線引きして仕分けすることなどできないのだ。

被災者・被害者には支援や賠償をするのは当然であるが、そこで不公平感が生じれば、国民の心に亀裂が入ってしまう。
この国難の折、国民の心が分断されてしまえば日本の再生はできない。
何よりも大事なことは、この国に生きる全ての者が心を合わせて日本を再生していくことだ。

財源の問題は当然ある。
しかし、研究者の試算によれば、所得税を一律45%にすれば、全国民一人当たり月額7万円のベーシックインカムが支給できる。
それでも、夫婦と子供2人の世帯の場合、年収1000万円以下の世帯では増収になるとのことだ。
まさに、日本の税制が富の再分配機能を回復するのだ。
強い者勝ちの世の中が、分かちあいの社会に移行するのだ。
ベーシックインカムはいくつもの社会保障制度を統合できるので、行政経費が軽減される。
しかし、ベーシックインカムを基礎としながらも必要な社会保障を継続し、被災者への支援や原発の被害者への補償・賠償は当然である。
全ての人の存在を尊重し、皆が胸を張って生きていける社会構築のためのベーシックインカム制度を、社会的弱者の切捨てに悪用してはならない。

ベーシックインカムによって所得減になる高額所得者はサラリーマンではなく経営者の側の人たちが多い。
ベーシックインカムによって企業の失業保険の負担なども軽減され、経営者の給与を引き上げることも可能だろう。
デフレも解消して企業の利益も増えるのだから、そうしたいのなら所得税分ぐらいの補填はできるはずだ。
高額所得者はベーシックインカムによって損をするのではなく、今まで優遇されてきた分を社会に還元すると理解すればよいのだと思う。
この国難の時期に、高額な所得税を不満として外国に移住する高額所得者がいれば、それは日本にとって損失ではなく、幸いである。
そんな強欲な有力者などこれからの日本には不要であり、残った者たちが手を携えて、この国を立派に再生していくだけのことだ。

もちろんベーシックインカムの財源は所得税に限定する必要はない。
日銀券とは別に政府通貨(公共通貨)を発行するという方法もある。
ヨーロッパなどはユーロとその国の通貨の二種類のお金が流通している。
政府通貨の発行は貿易や投機マネーと、実際に国民の生活に使うお金を分離するという意味でもとても興味深いのだが、それらは今後の専門家の検討に委ねたい。
そもそも、15年ほど前から国債の発行が急激に増加し、今では国と地方を合わせた借金総額は1100兆円を超えている。
国民一人当たり860万円以上もの負債を抱えている計算になる。
なのに、国民の大多数の収入は減り続け、庶民のほとんどは生活が苦しくなっている。
こんなおかしな話があってよいはずがない。
今までの日本の政治が間違っていたことは明らかだ。

1980年頃に比べて日本のGNPは約2倍に「成長」している。
1980年には14兆円余りだった国債発行額が2010年には160兆円を超えている。
しかし、税収は消費税分を除外すればほとんど増えていないのだ。
これでは庶民の暮らしが苦しくなるのも当然である。

意図的であったかどうかは問わないにしても、ここまで国の財政を悪化させ、国民を追い詰める失政を繰り返してきた政・官・財界の人たちが、「ベーシックインカムは財政的に難しい」などと言う資格はない。
国の富を循環させ、皆の幸せのために使ってこそ、本当の意味での豊かな国になるのだ。
これから私たちが再生させようとする日本は、そういう国であってほしい。
それは圧倒的多数の国民の願いであるはずだ。
その実現のためには今までの枠や概念に囚われず、スピーディにシンプルにストレートに、この国に生きる全ての人間が、健康で文化的な生活を継続していけるような制度を導入するのだ。
今ならば国民の支持によってベーシックインカム制度を導入できるし、今こそベーシックインカム導入が必要なのだ。


★今、ベーシックインカムが導入されたら、どんなことができるのか


まず、震災被災者や原発の被害者の方々の生活や人生再建の経済的基礎となる。
被災地では会社や工場も甚大な被害を受けた。
ベーシックインカムがあれば従業員を解雇せずに、会社や工場の再建をしていける。
ベーシックインカムの財源を増税した所得税でまかなうのであれば、被災者の所得税を減免すれば生活再建はさらに進む。
被災地に行ってボランティアをしたいと思っている人たちも少なくない。
復興には何年もの年月を要する。
ベーシックインカムがあれば、ボランティアに行きやすくなるのは当然だ。
自分はボランティアに行けない人でも、ベーシックインカムによって所得が増えれば、ボランティアに行く人への経済的支援がしやすくなるだろう。
あるいは、増えた所得の一部を寄付して、継続的に被災地の復興支援を続けることもできる。

研究者の試算では、一人あたり月額7万円のベーシックインカム制度が導入されれば、月額年収400万円の世帯(妻は専業主婦・子供1人)の場合、500万円程度の年収になる。
同じ条件で年収300万円の所帯なら約400万円になるのだ。
ほとんど全ての人が今の生活苦から解放され、気持ちさえあれば収入の一部を支援にまわせるだろう。

ベーシックインカムの効果は被災地支援だけではない。
年老いた親の介護をしたいが仕事を辞められないという人も、せめて子育て期間中は子供と一緒に過ごしたいが仕事をしなければ生活ができないという人も、それが可能になるのだ。
農林水産業に就きたい人たちも、安心して踏み出せるだろう。
芸術や文化的な活動もしやすくなり、独自の研究に打ち込むこともできる。
利益や営利を中心にしない、心を込めた手作りの店も出しやすくなるだろう。
それら全ては、稼ぎ出す金銭は多くはないかもしれないが国の礎を守り、社会を豊かにし、人と人とのつながりを生み出していく掛け替えのない働きをなしていくのだ。

ベーシックインカムなどが導入されれば働かなくなる人が増えて社会が衰退するという反対意見もある。
しかし、働きたくても仕事がない人たちが何百万人もいて、働いていても生活が成り立たない人たちも何百万人もいるのだ。
人間性を無視するような競争社会で傷つき、心身を病む人たちも何百万人もいる。
すでに今までの経済原理では人間も社会も疲れ果て、限界に達していたのだ。
。。。。。。。。。。。。。

(まだ下書きですが、今日はとりあえずここまで掲載します。ご意見ご感想などありましたらぜひお知らせください。参考にさせていただきます)

14/04/2011(木) 11:31:42


No.8296  飯沼 ホームページ E-mail
Re: 4・14  東日本大震災〜福島原発崩壊〜新しい喜びの地上界へ 引用
★昨夜のMBSラジオでの小出先生のお話の要約があったので、転載させていただきます。
。。。。。。。。

まぎれもなくレベル7。安全委員会にはとっくの昔にレベル7と分かっていた。3月17日には。政府としては事故を小さく見せたい、見せたいとしてきた。

冷却ポンプがぶっ壊れ、注水するしかない。本当なら風呂ぐらいの温度。それが今は90度。4号機の燃料棒の損傷は当たり前。ボロボロに壊れてる。燃料棒の頭が水の上にでているのではないかと心配してる

4号機の燃料棒が破損してるのは当たり前。水素爆発した時点で確定。プールの水位は10Mあるはずが、燃料棒の頭が水面からでているのではないかと疑ってる。出てると冷やすことが殆どできない。そういったことを心配してる

もっと注水するしかない。ただし、水をかければ汚染水が増える。
プールが漏れているのではないかと心配してる。建屋にたまったり、地面にしみ出したり。使用済み燃料棒を取り出すのはとてつもなく難しい

生命体に一番影響与えたのがストロンチウム、次にセシウム。一度環境にだしてしまうと中々減らない。ストロンチウムというのはガンマ線を出さない、ベータ線しか出さない。ベータ線を測るのは相当難しい。

ストロンチウム90というのはカルシウムと同じ挙動を取る。人間はカルシウムと同じものだと勘違いして体に取り込んでしまう。
ストロンチウム90は生命に対して非常に毒性が強い。骨ガンや白血病を引き起こす。
風に乗ってあっちこっち飛び散ってしまった

14/04/2011(木) 11:41:13

No.8297  飯沼 ホームページ E-mail
Re: 4・14  東日本大震災〜福島原発崩壊〜新しい喜びの地上界へ 引用
福島原発2号機の原子炉温度が変です。

ttp://atmc.jp/plant/temperature/

溶融した核燃料が大量に格納容器外に出始めている可能性もあると思います。

今後のデーターを注視してください。

何か分かれば、またお知らせします。

14/04/2011(木) 15:59:04

No.8298  エーチャン
Re: 4・14  東日本大震災〜福島原発崩壊〜新しい喜びの地上界へ 引用
飯沼さん

★「新しい私たちの国・日本へ」(仮)について

一点、以下の部分について私の意見があるので記します。


「ベーシックインカムなどが導入されれば働かなくなる人が増えて社会が衰退するという反対意見もある。
しかし、働きたくても仕事がない人たちが何百万人もいて、働いていても生活が成り立たない人たちも何百万人もいるのだ。
人間性を無視するような競争社会で傷つき、心身を病む人たちも何百万人もいる。
すでに今までの経済原理では人間も社会も疲れ果て、限界に達していたのだ。」


「しかし…」以下の部分は、今でも社会が衰退しているということを述べているのだと思いますが、「ベーシックインカムの導入により働かなくなる人が増える」ということの反論にはなっていないと思います。箇条書きですが、私であれば次のように書いてみたいと思います。

1.まったくの一人暮らしでの自給自足の場合を除いて、仕事とは本来、人の役に立つ働きをすることである。そして、その対価として、自らの生活に必要な物資(今ではお金)を得るのである。

2.しかし、今では、仕事の意味は「人の役に立つ」ということより、「お金」をどれだけ得るかということに圧倒的に大きな比重が置かれるようになり、またこれが当たり前の考え方(常識的価値観)となっている。

3.前項の2.で述べた価値観の下において、一定の収入が保証されると言うことになれば、その分働かなくなるということも言えるかもしれない。

4.しかし、仕事の本来的意味、「人の役に立つ」という観点が前面に押し出されれば、ベーシックインカムが導入されて、一定の所得が保障されるとしても、なお喜んで人のために働く、ということになるのではないか。実際、今でも「人のために役立ちたい」という思いで働いている人は少なくないと思う。

大体、以上のようなところです。ちょっと(というか相当)舌足らずの部分もありますが、言いたいことは分かっていただけると思います。

14/04/2011(木) 16:05:27

No.8299  ひろこ
Re: 4・14  東日本大震災〜福島原発崩壊〜新しい喜びの地上界へ 引用
ぬまさんお疲れ様です。
関東と関西の仕事をしていますが今は関西も仕事は止まっています。小さな会社をしていると、売り上げが下がっても社員の人の
社会保険や失業保険・労災保険・給料等は従来の金額を支払わなければなりません。

ベーシックインカムが導入されたらこういう事態になっても
安心して社員の人達の事も考えられるし、被災地で役に立ちたいと
思っていても、働くことで精一杯で動けないという人も動けると
思います。
政府紙幣で出来ないのかなぁと思います。

14/04/2011(木) 16:53:44

No.8300  飯沼 ホームページ E-mail
Re: 4・14  東日本大震災〜福島原発崩壊〜新しい喜びの地上界へ 引用
☆エーチャンさん

ご意見、ありがとうございます!
「3・11から新しい私たちの国・日本へ」(仮)は、エネルギーを込めて簡潔に書き上げようと思って、説明的な部分はずいぶんと省きました。
ご指摘の箇所、自分でも気づいていたのですが、エーチャンさんの目は誤魔化せなかったようですね。

ご提案いただいたほどには掘り下げて書くことはできませんが、せめて筋が通るように修正します。
ありがとうございました!

☆ひろこさん

いつもお気遣いいただき、ありがとうございます。
今の私は自分のことなどどうでもよくて、とにかく福島原発に鎮まってもらうことと被害者を最小限にすることと癒すこと、それとこの国の出直し、人々の生き直しのために働くことが全てです。(日々のヒーリングはもちろんですが。)

なんとしてもベーシックインカム、実現させたいです。
政府紙幣はすぐには難しいのかもしれませんね。
でも、できればそれがいいと思っています。

地域通貨というものもありますが、たとえば都道府県や近畿圏とかの単位で、その地域で通用する通貨(兵庫マネーとか近畿マネーなど)をベーシックインカムとして支給すればどうなるのでしょうね?
江戸時代には、幕府の貨幣とは別に藩札があって、それなりに流通していたようですが。
。。。。。。。。。。。

修羅掲示板への投稿、おかげさまで拍手ランキングやアクセスランキングがどんどん上がっています。
アクセス数は1万ぐらいになり、他のブログでも紹介されていました。
ご協力、ありがとうございます。

皆さん、今日も9時のエネルギー、よろしくおねがいします!!
おひとりおひとりに返信できていませんが、皆さんからの書き込み、とても心強いです。
にぃくん、皆さん、おー!

14/04/2011(木) 20:46:05

No.8301  エーチャン
Re: 4・14  東日本大震災〜福島原発崩壊〜新しい喜びの地上界へ 引用
飯沼さん

少しでもお役に立つことができたようで、本当に嬉しいです。箇条書きの文章を書きながら、ベーシックインカムを通して、価値観の転換を図る道筋が見えてきたような気がしました。

これからも、また何か役立つことができればと願っています。(決して足を引っ張ることはしてはならないと肝に銘じています!)

14/04/2011(木) 22:40:59


No.8293 Darreon ホームページ 
兵庫のヌマさんへ 引用
福島第1原発3号機の爆発に関して、重要な欠落があるので指摘させていただきます。

日本の各都道府県が発表しているこれまでの放射性降下物の総量は、数十キロベクレル/平方メートル以下ですが、3月後半の時点でのIAEAの公表値は、原発から半径78kmの範囲で200〜900キロベクレル/平方メートルです。これは、チェルノブイリの立ち入り禁止区域に指定されている半径30km内の規定が555キロベクレル/平方メートル以上とされていることと比べても、39kmの中間値で550キロベクレル/平方メートルですから、同等以上の土壌汚染レベルということになります。

日本では、何故かこの事実はマスメディアの情報には載っていません。そのため、既にチェルノブイリを超えた放射能汚染状態にあるにも関わらず、誤った認識が流布されています。

黒鉛炉の火災を伴った水蒸気爆発を超える放射性降下物が何によって引き起こされたかは、もはや指摘する必要はないでしょうが、当局発表の虚偽(圧力・格納両容器に異常がない。放射線レベルは上昇していないという内容。尚、当日の大気移動は、太平洋に出た後に北西に左旋回して北東北から本州に再上陸して更に南下しています。また、一般に、放出源の風上では放射線は殆んど検出されませんから、特定時・地点のスポット値は意味を持ちませんし、逆にそれを利用して印象を操作できます。)を真に受けることで、3号機の爆発に関する正しい認識を困難にしています。

以上のことを考慮して、もう一度、爆発映像を確認してみてください。(リンク)

14/04/2011(木) 02:45:49


No.8294  飯沼 ホームページ E-mail
Re: 兵庫のヌマさんへ 引用
★Darreonさん

情報をありがとうございます。
ただ、私にはどこが「重要な欠落」なのか、よく分かりません。

>3月後半の時点でのIAEAの公表値は、原発から半径78kmの範囲で200〜900キロベクレル/平方メートルです。
>39kmの中間値で550キロベクレル/平方メートルですから、

すみませんが、上の2点の根拠となる資料をお示しください。

それと、小出先生も、「現状ではチェルノブイリで放出された放射能の1割程度だと思います」と言っておられますが、それも誤りだということなのでしょうか?
小出先生は立場上、できるだけ推測を排して、公表されている事実・数値に基づいてはおられます。
3号機の爆発などについての議論に流れることを回避しながら、必要なことを人々に伝えておられるのだと思います。

私自身は、「おそらくは3号機は原子炉が爆発しているように思う。もしもそうだとすれば、チェルノブイリに匹敵する放射能が放出されたはずだ」と書き、この掲示板を読む方々にくれぐれも注意をするよう呼びかけてきました。

Darreonさんにお聞きしたいことがあります。
私は確かに「兵庫のヌマ」のハンドルネームで、阿修羅掲示板に投稿しました。
「兵庫のヌマさんへ」とのタイトルなので、Darreonさんは修羅掲示板をお読みになったのだと思うのですが、そこからどうしてこの掲示板が分かったのですか?

それと、この掲示板よりも阿修羅掲示板のほうがはるかに読者が多いのに、なぜ阿修羅掲示板のほうにコメントしなかったのでしょうか?

Darreonさんは、この掲示板への投稿は初めてですか?

最後にお聞きしますが、この掲示板への投稿なのに、なぜ「兵庫のヌマさんへ」なのですか?

いろいろお聞きしてすみませんが、ちょっと気になったもので。

14/04/2011(木) 11:15:57


No.8285 飯沼 ホームページ E-mail
4・13 東日本大震災〜福島原発崩壊〜新しい喜びの地上界へ 引用
★「新しい私たちの国・日本へ」(仮)

まえがき


「私たちは何か大事なところで道を間違えてきたのではないか?」
「国も社会も出直さなければ、もっとひどいことが起きるような気がする」

今、こういう言葉があちらこちらから聞こえてくる。
多くの人々が、まだ漠然とではあれ、そう思い始めている。
東日本大震災の被害の凄まじさに涙し、フクシマ原発の事態に恐怖と不安に押し潰されそうになりながら、国民は政治や社会に変化を求め、自らも変化しなければならないと思い始めている。
この国も自分たちも、このままではやっていけないのではないか、と。

東日本大震災やフクシマ原発の崩壊は、それほどまでに大きな衝撃だった。
東日本大震災で私たちは掛け替えのない多くのものを失ってしまった。
3万人に近い死者・行方不明者一人ひとりに名前があり、生活があり、家族やつながる人たちがいて、その人の声があって笑顔があった。
流され破壊された建物や船や機械は数さえ知れず、豊かな農地は塩水に浸かった。
埋立地は元の海に戻り、地形すらも変わった中で今はまだ復興の目処さえ立たない。

フクシマ原発の崩壊は現在も継続している。
短期的にも長期的にも、どれほど甚大な被害になるのか誰にも分からない。
どれほどの人命を危険にさらし、海や土や水や空気をどれだけ汚染してしまうのかも分からない状況が続いている。

私たちがすでに失ったもの、これから失うかもしれないものも計り知れない。
しかし、未曾有の大災害による失意とフクシマ原発崩壊の不安の中にあって、私たちに残されているものは絶望だけではない。
私たちは確かなものも見つけ始めているのだ。
確かなものとは、何よりも人と人との心のつながりであり、分かちあい・支えあい・補いあいの心に根ざした人間同士の生きる姿である。

今回の東日本大震災においても、阪神大震災においても、あれだけの大混乱でありながら略奪行為も暴力行為もなく、極めて困難な状況の中で被災者自身が助けあっている日本人の姿は、世界中に驚きと感動を与えたという。
被災を免れた人たちの多くも、すぐさま今の自分にできることを見つけて、積極的に支援に動いた。
「少しでも役に立てるのなら」と、自分の持っているものを惜しげもなく提供した。

日本という国に暮らす人々の素晴らしさこそが、何よりも確かなものである。
そういう人間の心を豊かに自由に開花させることで、私たちは未曾有の危機を乗り越え、世界に先駆けて「新しい人間の国・日本」を再生させることができるのだ。

私たちが見つけた確かなものはそれだけではない。
人間のスケールをはるかに超越している大自然の営みの全てを、人間には見定めることなどできないことを再確認させられた。
これからの私たちは、人間だけの都合を押し通そうとするのではなく、自然そのものや自然界の生命たちとも共生できる社会の仕組みを取り戻していかねばならない。
それは自然との共生のみならず、自分(たち)だけの利益や都合を押し通す「強い者勝ち・弱肉強食」の悪しき競争社会からの卒業でもある。
熾烈な競争を勝ち抜きながらの経済発展よりも、国民の皆がごく普通に生きていける本当の意味で豊かで確かな社会を作るのだ。

思い返せば、私たちは「お金の論理・お金の権威」に人生を振り回されすぎてきた。
いざとなれば最も信頼できるのはお金や財産ではない。
社会的地位や学歴や知識の多さでもない。
人としての心こそが、最も信頼できるものなのだ。

地震国でありながら、巨大地震や巨大津波を「想定外」として、原発の安全神話を吹聴するような愚かで傲慢な科学であってはならない。
科学者は真理の探究により、すべからく皆の喜びと幸せに貢献すべきであって、利権に群がるような者であってはならない。
政治家は、世界の調和というスケールの中で、ただひたすらにその国の人々の幸せのために働くものであって、自らの権力欲や利権や名誉欲を優先するような者はふさわしくない。
メディアは権力におもねることなく、事実に基づいた情報を提供し、真実を掘り下げて国民に示すのが使命であり、権力による情報操作に加担してはならない。
教育は、知識と共に人間としての豊かな心を育む大事な役割を担っている。
知識偏重教育、管理主義的教育の弊害が今の日本を覆いつくしているかのようだ。
首相や閣僚を筆頭として、もちろん例外はあるのだろうが政治家や官僚や大企業の幹部やメディアの記者に至るまで、人間力が貧弱すぎるのだ。
医学・医療は、人間の体を部品のように扱うのではなく、肉体と心は不可分であることを前提に、ミトコンドリアを含む数千兆〜数京個もの体内微生物と人間の心の関連性を解明していく時期を迎えている。
心のエネルギーによって難病が治癒する事例が少なからずあるというのは、紛れもない事実なのだから。

これからの日本の農業も科学技術も医療も、微生物との共生を抜きにしては成り立たないと思う。
広島や長崎でも、微生物による発酵食品を感謝と共にいただくことによって、被曝障害が発現しなかったという報告がある。
フクシマ原発から排出された放射能の被害者は決して少なくない。
私たちの国・日本はその人たちが不安を払拭できるよう、あらゆる可能性を追求し、努力を重ねる責任がある。

日本は変わらねばならない。
国も社会も私たちも「出直し、生き直し」を求められているように思う。
今、私たちは格差や貧困に喘ぐ人たちや使い捨てにされていく人たちを見て見ぬふりをしながら我が身を守り、経済動物として値踏みされ、心を縮めて生きねばならなかった弱肉強食のあの日本に戻すことを願っているのだろうか?
1年間で3万人以上もの人が自死に追いやられ続けた13年間を、まだ延長するのだろうか?
「人として優しく正しく、皆も自分も幸せに」という心と願いを形にしていけば、「私たちの国・日本」は必ず豊かな再生を果たすに違いない。
今、私たちがどちらを選び、その実現のために何を言い、どう動いていくのかが問われているのだ。
この国が滅んでいくのか、「新しい喜びの国・日本」として甦るのか、私たちは今その岐路に立っている。

「政権交代」がかねてからの諸問題の重さをどうにもできないことが分かってしまった頃、東日本大震災・フクシマ原発の崩壊の非常事態がもたらされた。
しかし、こうなるずっと前から当たり前の日常を失い、さまざまな形で非常事態に晒されながら、政治から見捨てられてきた人たちは数千万人もいるのだ。

国の土台である国土そのものが激しく揺さぶられ、やがて火まで噴き上げそうな今こそ、画期的・根源的でしかも確実に有効な施策を講じなければならない。
早急にベーシックインカム制度(基本所得保障・生活手当)を導入し、全ての人が最低限の生活をしていけるようになるところから震災・原発の被災地も復興が始まり、私たちの国・日本も真の再生を果たしていくのだ。

13/04/2011(水) 10:43:28


No.8286  飯沼 ホームページ E-mail
Re: 4・13 東日本大震災〜福島原発崩壊〜新しい喜びの地上界へ 引用
◆福島第1原発 4号機プール、再び水温上昇
毎日新聞 4月13日(水)11時19分配信

東日本大震災の4日後に原子炉建屋が爆発で大破した東京電力福島第1原発4号機で、使用済み燃料プールの水温が90度まで上昇していることが13日、東電の調べで分かった。付近の放射線量も毎時84ミリシーベルトと極めて高い。
(中略)
 東電は12日、燃料棒の損傷度を調べるためプールの水を遠隔操作で採取した。この時、水温が90度と判明。爆発前日の84度を上回った。また、プールの約6メートル上空で通常の10万倍以上となる高い放射線量を計測した。燃料は水に覆われ、露出していなかったという。高線量の原因について、東電は「プール内の燃料の損傷か、圧力容器内の物質が出た可能性などが考えられる」と推測し、放射性物質の成分を分析している。

 現在、圧送車を使ってプールを冷やすための水を補給しているが、その量を増やせば、放射性物質に汚染された水があふれて対応が難しくなる。一方、余熱で蒸発した分だけを補給する現状では沸騰は避けられない。東電の松本純一原子力・立地本部長代理は「(海水で冷やす)通常の循環冷却装置を早く復旧させたいが、建屋内の放射線量が高く作業ができない」と話す。【山田大輔】
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110413-00000011-maip-soci
。。。。。。。。。。。。。。

13/04/2011(水) 11:40:28

No.8287  さき ホームページ
Re: 4・13 東日本大震災〜福島原発崩壊〜新しい喜びの地上界へ 引用
ドネーションシップわかちあいから、お知らせさせて下さい。
今週の土曜日に京都でチャリティーイベントをします。
詳細はこちらを↓右上の家マークからもいけます
ttp://blog.goo.ne.jp/donationship/e/ec6d21b9f0abd10fa2abb68dda0dadae

地震の前から計画していたものですがこの事態をうけて
つながろう被災地と!届けようわかちあいの心!
と掲げて被災地支援メッセージ&募金を募ります。
来場下さった皆様との対話を大切に、人とのふれあいのあたたかさが感じられるイベントにしたいとスタッフ会員の皆さんと一緒に準備してきました。
関西近郊の方、ご都合つきましたら是非ご来場下さい。
ISSINのライブは素敵ですし、
その場を共有して一緒に過ごしていただけるだけでも嬉しいです。

新しい喜びの世の中を顕現するのは
私たち一人一人の心だから。
誰かがやってくれるじゃないから。
自分の心を信じて、特別じゃないふつーの人間の一人として
皆さんと出会い心を交わせたら何よりだと思っています。

13/04/2011(水) 12:58:27

No.8288  飯沼 ホームページ E-mail
Re: 4・13 東日本大震災〜福島原発崩壊〜新しい喜びの地上界へ 引用
☆ 4・16わかちあい祭り、皆さんおいでくださいね!
 イッシンさんのステージは何時と何時だっけ?

。。。。。。。。。。。。

★8286の記事に戻ります。
実はすごいことが書かれています。
    ↓
「高線量の原因について、東電は「プール内の燃料の損傷か、圧力容器内の物質が出た可能性などが考えられる」と推測し、放射性物質の成分を分析している。」

「圧力容器内の物質が出た可能性」とは、どういうことなのでしょう?
4号機は定期点検中で、圧力容器は空だったはずです。
圧量容器内の極めて高い放射性物質が出た可能性とは?
それは16日の3号機の爆発によって核燃料が4号機建屋まで飛んでいったということになります。

10日に書いた記事を再掲します。
           ↓
東電が公表している資料の一部を下にコピーします。
今までも同じことが書いてあったのに私が気づかなかっただけなのか、今月あたりに書き加えられたのかは分かりませんが、昨夜気づきました。

13日と14日にベントして圧力を抜いても収まらず、14日の爆発の直前に格納容器の圧力が異常上昇しています。
その直後にあの爆発があって、その後は格納容器の圧力が高まることもなく、むしろ圧力が失われ、ベントも行なわれていません。
これは普通に考えれば、「格納容器が破裂して爆発した」ということだと思います。
プルトニウム入りの核燃料は木っ端微塵に吹っ飛ばされて散乱しているのではないでしょうか?
その割には大気中の放射線量が高くなっていないと思います。

《3号機》
<3月>
11日15:42 10条通報(全交流電源喪失)
13日05:10 15条事象発生(非常用炉心
冷却装置注水不能)
13日08:41 ベント開始
13日13:12 原子炉への海水注入開始
14日05:20 ベント開始
14日07:44 15条事象発生
(格納容器圧力異常上昇)
14日11:01 水素爆発
。。。。。。。。。。。。。。

4号機も水素爆発しているのですから、プールの燃料が損傷しているのは当然です。
というか、損傷しているから水素爆発したのです。
それとは別に、東電が「圧力容器内の物質が出た可能性」を示唆するコメントをしたことが重大なのです。
3号機の圧力容器が爆発したことを隠しきれなくなっているのかもしれません。

もしも3号機格納容器が爆発していたのなら、放出された放射能はチェルノブイリの1割程度などではなく、チェルノブイリに匹敵するでしょう。
そうであれば関東地方に降った「黄色い雨」が何であったのかもわかります。
非常に広範囲に放射能が飛散し、非常に多くの人が体外被曝・体内被曝している可能性があります。

政府・東電はなぜ、住民に国民に子供たちに危険を知らせなかったのか!
原発の事故とは別に、これだけは絶対に許せない。

13/04/2011(水) 14:05:39

No.8289  飯沼 ホームページ E-mail
Re: 4・13 東日本大震災〜福島原発崩壊〜新しい喜びの地上界へ 引用
☆りんさんからのメールです(2通)

飯沼さん、黄色の粉ですが、私も車についていたので気になっていましたがやはり花粉だけではないようですね、、子供にはマスクをして学校や習い事に行かせていますが、学校にもマスクをしてきている子はほとんどいなくて、息子は友達になんでマスクしてるの?放射能なんてとんでないよ、と言われるそうです、、、。言われるのは嫌みたいだけど私はマスクをさせています。

今までは私と息子だけが祈っていましたが
主人に思いきって一緒に9時に祈って欲しいとお願いしたら、一緒に祈ろうと言ってくれました!!
だから三人で一緒に送ります!

。。。。。。。。。。。。。

飯沼さん、私は今日から希望をもって生きていきます。
周りの人にも希望を与えていきます

昨日ずっと考えていました、、
このまま死んだら後悔するなぁって、
胸を張って戻れないよな〜って。
このまま自分の囚われから抜け出さないで、人様の役にも立てずに死んだら
その方が後悔する

もしかしたら原発によって命は短くなるかもしれないけど、胸をはってもどれるように、周りの人の幸せを考えながらいきたいと思えた。

いつも不安に逃げてばかりいたから
やっぱりどんな時も希望をもって最後まで諦めないで前に向けるように
喜びのエネルギーを注いでいきたい!

きっと私の事だからまたしょっ中不安になると思うけど、だけどその度に気持ちを切り替えて努力していきます。

だから原発の事も最後まで諦めないで
エネルギーを送ります!
。。。。。。。。。。。

★携帯からの投稿ができないようなので、代理投稿しました。
 とても嬉しいメールでした!

13/04/2011(水) 17:12:55

No.8290  さき ホームページ
Re: 4・13 東日本大震災〜福島原発崩壊〜新しい喜びの地上界へ 引用
ぬまさん、
4号機のプール上空で通常の10万倍以上!の放射線量って、、
確かにさらっと、
>圧力容器内の物質が出た可能性、、と書いてある。
それってどこから来たの?ですね。

国は国民のいのちを守らない、守る気がない。
露骨もいいとこです。
いつまでもみんな黙ってると思ったら大間違いです。

封印された「人体への影響について」 
誰が責任を取るのか(2011.04.13、週刊現代の記事です)
ttp://gendai.ismedia.jp/articles/-/2415

★りんさん、お久しぶりです。
私もメッセージ嬉しかったです。
私も今回のことがあってこのまま死んだら後悔すると思いました。
あかん、まだやり残してると思いました。
胸張って還れるようにがんばります。
心をあわせていきましょうね。

★ぬまさん、みなさん、
16日のいっしんのライブは
13時〜と、16時〜。どちらも約40分です
11時からのオープニングでも少し歌ってもらいます。
皆さんに聴いてほしいです。

一緒に、新しい私たちの国にむかっていこう。
今日もエネルギーの共鳴でお会いしましょう。

13/04/2011(水) 18:11:09

No.8291  飯沼 ホームページ E-mail
Re: 4・13 東日本大震災〜福島原発崩壊〜新しい喜びの地上界へ 引用
★「東電が、3号機圧力容器の爆発(の可能性)を示唆した!」のタイトルで、阿修羅掲示板に投稿しました。

この欄の右上の家のマークからアクセスできます。
よろしければアクセスして、拍手をお願いいたします。

13/04/2011(水) 19:24:00

No.8292  エーチャン
Re: 4・13 東日本大震災〜福島原発崩壊〜新しい喜びの地上界へ 引用
飯沼さん

「新しい私たちの国・日本へ」のまえがきを読みました。改めて思ったことですが、有史以来当たり前とされてきた価値観を転換して新しい価値観をたてることができるのは、おそらく飯沼さんしかいないのではないでしょうか。

全ての人間、生物がよろこびに満たされて生きる社会の実現に向けて、悠々塾に連なる人々とともに私も精一杯飯沼さんをサポートしていきます。

13/04/2011(水) 22:19:49


No.8266 飯沼 ホームページ E-mail
4・12 東日本大震災〜福島原発崩壊〜新しい喜びの地上界 引用
◆福島原発事故、チェルノブイリと同じ「レベル7」も=報道


[東京 12日 ロイター] 日本政府は、東京電力(9501.T: 株価, ニュース, レポート)の福島第1原子力発電所の事故について、原発事故の深刻さを示す国際原子力事象評価尺度(INES)で最悪となる「レベル7」に引き上げる検討に入った。これは1986年に旧ソ連で起きたチェルノブイリ原発事故に並ぶもの。国内メディア各社が12日報じた。
 それによると、原子力安全委員会の試算で、福島原発から放出される放射性物質の量が最大で1時間当たり1万テラベクレル(1テラベクレルは1兆ベクレル)に上ることが分かった。

 日本政府はこれまで、事故のレベルが1979年の米スリーマイルアイランド原発事故と同じ「レベル5」としていた。
ttp://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-20554420110411
。。。。。。。。。。。。。。。。。。

「黄色い雨」のことです。
今の季節は関西でも雨に黄砂は混じりますが、いろんなブログでアップされているようなあんなにはなりません。
黄砂は関西の方が多いはずなので、あれは黄砂ではないと思います。
そもそも気象庁は「花粉」と説明しているわけですし。
花粉が混じっているのは間違いないでしょうが、あの黄色の元が全部花粉かと言えば、やはり違うように思います。

私は20年以上、杉が植林された山のふもとの村に住んでいました。
春になると、スギ花粉が飛散する様子が霧のように見えていました。
でも、雨の後にあんなふうに黄色い何かが残るなんてことはなかった。
篠山も山に囲まれた盆地ですが、あんなことにはなりません。

政府は重大な嘘をついている可能性があります。
チェルノブイリの時と同じであるかもしれないという認識は必要でしょう。

1986年のチェルノブイリの事故の後の約10年間、ソ連の平均寿命は激しく下降しました。
事故後数年で急激に下がり始め、7〜8年目が下のピークでした。
そして、事故後20年の時点でも、まだ事故当時の平均寿命に戻っていません。
他のOECD加盟国の平均寿命は、ほぼ右肩上がりに伸びているのに、です。
今でもロシアの平均寿命はOECD加盟国の平均に比べると、男性で12歳、女性で8歳程度短くなっています。
ロシアは事故前から平均寿命が短い国ではあったのですが、それでも事故までは横ばいか上昇傾向でした。
事故を境に激しく下降したのです。

あの広大なロシアでも、チェルノブイリ事故の影響が顕著にみられるのです。
ttp://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/8985.html

福島の場合は収束の目処さえ立たず、さらに悪化する可能性が十分にある状態です。
政府の言う、「直ちに健康に影響を及ぼす数値・状態ではない」という説明に騙されないよう、十分にお気をつけください。
あの説明は、たとえば1時間にビールを1本飲むとして、最初の1〜2時間の段階で、「直ちに健康に影響を及ぼす状態ではない」と言っているようなものです。
体内被曝という“つまみ”も食べながら、1時間に1本、1日中何週間も何ヶ月も飲み続ければどうなるかです。

これは不安を煽るためのものではありません。
現実をしっかり認識した上で、対処法があるからお伝えしています。
対処法については今までもずっとお伝えしてきました。
今、繰り返して書く余裕がないので、以前の書き込みをさかのぼってお読みください。

12/04/2011(火) 09:49:44


No.8267  飯沼 ホームページ E-mail
Re: 4・12 東日本大震災〜福島原発崩壊〜新しい喜びの地上界 引用
保安院が福島原発事故のレベルを、チェルノブイリ並みのレベル7に引き上げました。

人類史上最悪の原発事故が今も進行中です。
大気中の放射線量とは別に、放射性物質は全国に飛散していると思います。
特に地面にはかなりの放射性物質が降り積もっています。

東京都杉並区の屋上では、毎時6マイクロシーベルトが計測されています。
この値は1年間で52ミリシーベルトになります。
ttp://www.youtube.com/watch?v=AUMib19gT_Y

関西方面の方もご注意ください。
特に胎児や乳幼児は放射能の影響を受けやすいので、くれぐれも注意が必要です。
しかし、心を縮めないように。
ミトコンドリアを含む体内微生物さんたちが、おおらかに健やかに活性化できる環境を提供させていただきましょう。
それは土壌や海や空気に対しても全く同じです。

12/04/2011(火) 10:55:49

No.8268  飯沼 ホームページ E-mail
Re: 4・12 東日本大震災〜福島原発崩壊〜新しい喜びの地上界 引用
なぜ今になって、レベル7に引き上げたのか?

10日にあった統一地方選への影響を計算してのものでしょう。
レベル7の事故が進行中ということになれば、脱原発派の候補が当選する可能性が高いからです。
ちなみに、10日の選挙では、脱原発を掲げる候補はあまり当選できていません。
各地の知事選では原発推進派の候補が当選しています。
知事が脱原発派になれば、知事の権限で新規原発の建設を認めない決定ができるはずです。

チェルノブイリ近郊被曝した人たちは、20〜25歳の若者がほとんどいないそうです。(何年か前の調査だと思います)
生き残っている若者も、ほとんどが首に「チェルノブイリネックレス」といわれる甲状腺ガンの摘出手術痕があるそうです。

日本政府は、福島原発周辺地域の住民の避難を遅らせました。
これは政府による殺人行為です。

しかし、この国ではチェルノブイリと同じような悲しい展開にさせてはなりません。
私たちはすでに、放射線による発病を抑え、発病した人を治し、癒す方法を知っています。
放射性物質に鎮まってもらう方法も知っています。

皆さん、心して、共にヒーラーとして働いていきましょう。
そのためにも、今の自分が抱えているかげりや闇に意識を当てて、解消に向かわせましょう。
自分という人間の存在が、言動が、周囲の人たちや皆の喜びになるように自分を切り変えて、出直し・生き直ししていきましょう。

小さな自分の小さな気持ちなどに囚われている時ではありません。
もう、くだらない意地もプライドも、不平不満も、恨みや許し難さも、自己否定も自信のなさも、分かってもらえない苛立ちや寂しさも、かなぐり捨ててしまいましょう。

光の戦士として、全てを癒すヒーラーとして、生きていく意志を高め、決意を固めましょう。
そのうえで、今の自分に与えられている仕事や役割をおろそかにすることなく、全てを喜びに変えていきましょう。
。。。。。。。。

今、思って書き換えたのですが、
「自分を変える」といえば、今までの自分が重くのしかかってくるような気がします。
でも、自分(のスイッチ)を切り替えればいいのだと思います。
だって、本来の喜びの自分はすでに自分のなかにあるのですから。

またまた福島原発あたりを震源とする震度6弱の巨大地震が起きました。
陸側のプレートの地殻変動が移りつつあるようです。
まだまだ連鎖しそうな雰囲気です。

天意によって、原発が狙い打ちされているかのようです。
原発利権に群がってきた政・官・財・学の面々は未だ謝罪も反省もするつもりはないようです。
いかにも自分たちが賢そうに見せかけながら、実は幼子よりもモノが分かっていなかったカネに汚い残酷無比なおバカさんたちです。
彼らの責任は後に問うにして、あるいは霊界の裁量にお任せするとして、今、私たちは彼らを厳しく批判しながらも、同時代を生きる同じ人間として天や全ての生命たちに対して、彼らの代わりに心から謝罪しましょう。

大いなる自然の営みを人間の勝手な都合で矮小化して「想定」したり、人間を含むあらゆる生命たちに多大なるご迷惑をお掛けしているのです。
諸悪の根源のように怖れられ、忌み嫌われている核燃料たちにも謝罪せずにはいられません。
この国と自分自身の出直し・生き直しの決意を込めて、彼ら全てに心からの謝罪をせずにはいられません。

12/04/2011(火) 12:02:07

No.8269  さき ホームページ
Re: 4・12 東日本大震災〜福島原発崩壊〜新しい喜びの地上界 引用
ぬまさん、わかった。
がんばる!!

12/04/2011(火) 12:53:56

No.8270  しのしの
Re: 4・12 東日本大震災〜福島原発崩壊〜新しい喜びの地上界 引用
私も、がんばります!!

12/04/2011(火) 13:03:32

No.8271  さいこ
Re: 4・12 東日本大震災〜福島原発崩壊〜新しい喜びの地上界 引用
ヌマさん、いつもありがとございます。
震災からずっと、私の周りの人たちとの温度差に自分を縮めて、なんで分かってくれへんのか…て思っていました。
でもそうでなくて、自分の問題なんだというのが分かりました。
周りになんと思われようと、自分が与えられた仕事や役割をしてこそなんですよね。
希望を持って、私もがんばります!!

12/04/2011(火) 13:26:15

No.8272  ひらり
Re: 4・12 東日本大震災〜福島原発崩壊〜新しい喜びの地上界 引用

希望を胸に、私も頑張ります!!

12/04/2011(火) 13:36:42

No.8273  恵美子
Re: 4・12 東日本大震災〜福島原発崩壊〜新しい喜びの地上界 引用
ぬまさん、ありがとう!
気持ちが折れそうになって、、
祈りの時、思わず ”許してはもらえまいか、、”
そんな気持ちになっていました。
立て直します。
あきらめない!

昨日、高知県では”光化学注意報”が発令されました。
この時季濃度は濃いほうだが、県内では工場も減っており、
どうして値が上がったのか分からない、と県は言ってます。
これも何か相互作用があってのことなのかもしれませんね。

12/04/2011(火) 13:52:36

No.8274  エーチャン
Re: 4・12 東日本大震災〜福島原発崩壊〜新しい喜びの地上界 引用
今、「愛は時空を越えて」を読み返していて、去年の9月23日に掲載された克子さんのメッセージを引用します。

「今の日本や世界に本当に必要なことは、「生命はひと連なり」という真理を心技体の全てで会得し、それを軸にして建て替え・建て直しを進めていくことにほかなりません。
「生命はひと連なり」「人として優しく・正しく。皆も自分も幸せに」こそが普遍の真理ですから、それらをキーとして設定し、一定以上のエネルギーを伴った振動を与えれば、物事も人々も自ずと調和した喜びの状況を形成していけるのです。」

今の時期、この克子さんのことばは本当に大切だと思います。

また、連日の飯沼さんの書き込みにも圧倒されます。No.8268の書き込みも本当にすごくて、私もがんばります、としか言いようがありません。

12/04/2011(火) 14:32:16

No.8275  祐造
Re: 4・12 東日本大震災〜福島原発崩壊〜新しい喜びの地上界 引用
クルマのラジオで「レベル7」を知りました。
なんでこの時期に? と思って、でも分かりませんでした。
選挙と聞いて、府に落ちると同時に、暴れ出しそうになりました。
そういえば、避難区域を拡大したのも選挙の翌日!
3月16日の時点でレベル7とわかってたらしいので、1ヶ月近くも放置したことになるります。
その間に子どもたちの内部被曝もすすんでしまった。
ほんまに殺人です。
こんなことをくわだてるヤツラも自分らと同じ人間かと思うと、悔しくてなりません。

怒りを決意に変えないかんと思います。
僕もがんばる!

12/04/2011(火) 15:16:34

No.8276  飯沼 ホームページ E-mail
Re: 4・12 東日本大震災〜福島原発崩壊〜新しい喜びの地上界 引用
8268、書き加えました。

12/04/2011(火) 15:20:23

No.8277  ホープ E-mail
Re: 4・12 東日本大震災〜福島原発崩壊〜新しい喜びの地上界 引用
その通りです。もうあれこれ言わずやるのみです。
アラカンだって参加してますぞ!

12/04/2011(火) 18:30:31

No.8278  ツインズ
Re: 4・12 東日本大震災〜福島原発崩壊〜新しい喜びの地上界 引用
飯沼さんありがとうございます。胸にぐぐぐぐっときました。諦めたくない。私もがんばります。

9時のエネルギーを送るとき、毎日「ふるさと」を口ずさみます。涙が止めどなく溢れてきます。悲しいからではなく、このくにが愛おしくて愛おしくてたまらないから。謝罪の気持ちも、核燃料も含めたすべてのものと共生を願う気持ちも自然とわいてきます。私のようにすぐに邪念が入ってしまう人にお勧めです。今日は右手にものすごい痺れを感じました。

12/04/2011(火) 22:29:40

No.8279  ひろこ
Re: 4・12 東日本大震災〜福島原発崩壊〜新しい喜びの地上界 引用
ぬまさん
わかった。
頑張る!

だから2年よりもっと長生きしてください。

今は、掲示板を直接開かないで
ホームページで克子さんに会ってからここに来ます。

12/04/2011(火) 22:33:24

No.8280  あきこ
Re: 4・12 東日本大震災〜福島原発崩壊〜新しい喜びの地上界 引用
私もがんばる!!

12/04/2011(火) 22:45:03

No.8282  ゆうき
Re: 4・12 東日本大震災〜福島原発崩壊〜新しい喜びの地上界 引用
こんな事になるのなら、あの時に反原発の歌を作っておけばよかった。ほんとそう思っています。

反原発の歌。(あとほんの少し残っていますが、)ほとんど出来ました。
僕の思いをストレートに歌詞にしています。
出来上がったらビデオに撮ってYOUTUBEにアップしたいと思っています。
(その時はこちらに宣伝させていただきます)


今日、ヨメがこのメッセージを手書きで書いてくれました↓

「皆さん、心して、共にヒーラーとして働いていきましょう。
そのためにも、今の自分が抱えているかげりや闇に意識を当てて、解消に向かわせましょう。
自分という人間の存在が、言動が、周囲の人たちや皆の喜びになるように自分を切り変えて、出直し・生き直ししていきましょう。

小さな自分の小さな気持ちなどに囚われている時ではありません。
もう、くだらない意地もプライドも、不平不満も、恨みや許し難さも、自己否定も自信のなさも、分かってもらえない苛立ちや寂しさも、かなぐり捨ててしまいましょう。

光の戦士として、全てを癒すヒーラーとして、生きていく意志を高め、決意を固めましょう。
そのうえで、今の自分に与えられている仕事や役割をおろそかにすることなく、全てを喜びに変えていきましょう。」

今度こそ、みんなと一緒に働き抜きます!
おー!

12/04/2011(火) 23:06:55

No.8283  にぃ&ちぃ
Re: 4・12 東日本大震災〜福島原発崩壊〜新しい喜びの地上界 引用
おー! おー!
          にぃ

私も喜んで光の戦士として自分を役立てていきます!
これまで、”本気を出す”というのは、なんて言うのかウォーって全力疾走するようなチカラを出すイメージを抱いていました。
そして、ウォーとなれない自分を責めてみたり、焦って空回りしてみたり。
不安や恐れを抱いては違う意味でウォーとなってしまったり。
また、新しい自分に生まれ変わろうと思っては、今までにない自分というのか未知の自分?を探してみては分からない!!ってなってしまったり。
結局それは「いつもの私」で、随分無駄にエネルギーを費やしてしまいました。
でも、灯台下暗し。新しい自分はちゃんとここにおるやん!と思ったら、よし!と思いました。
たくさん重ね着していた心の衣を全部取っ払って、シンプルに私らしく生きていきます。
そのまんまの私こそが最強だと。
鎧を着て武装するのではなく、私は私ならではの輝きでもって皆さんと共に光の戦士になります。
          ちぃ

12/04/2011(火) 23:50:34

No.8284  藍子 ホームページ
Re: 4・12 東日本大震災〜福島原発崩壊〜新しい喜びの地上界 引用
私も自分のスイッチを変えて光の戦士になります。

どうみられるかではなく、自分がどうしたいのか。どうしたって、よく思う人もいれば悪く思う人もいるのだから。それなら自分が本当にやりたい方をぐんぐん進めばいいんだと、ずーっと昔から言われていたことが、今になって自分でそう思えるようになってきました。

放射能で汚染された水も空気も土も人も癒します。癒すつもりで生き、歌います。そうできるのだと信じ切ります。そうできる。
私はそのために生まれてきたのだから。自信がないとずっとぐじぐじ言っていたけれど、未熟でも逃げない限り、そうできる。

目を開けて、しっかり現実をみます。汚すぎる世の中をしっかり見ます。そして、その中でも光る良心や真心を糧にして、希望の新しい世界を目指します。

一緒に進みます。変化を恐れません。

13/04/2011(水) 08:59:06


No.8281 F  K  
今のうちに投稿です 引用
悠々塾の掲示板が数日間、みられない状態が続き、さきさんにサーバーに問題があって。と聞きほっとしました。

原子力発電所は、存在するだけで放射能を出し続け、仮に今、全国の原発を全部停止しても、数十年間放射能を出し続け、その処理には、莫大な費用と時間がかかる。放射能は、世界に放出され、原発推進派の人たちも例外なく被爆するということが、なぜ、わからないのだろう?あるいは、自分達だけは、大丈夫だとでも思っているのだろうか。

福島の原発事故が終息に向かわないのと平行して、世界中で原発反対運動が起きている。あの原発大国のフランスでさえも、原発に頼らないエネルギーを、とデモが起こっている。まさに、克子さんのいうこの日本から、世直しが起こっています。

しかし、日本の政府の言い分は、今の生活の質を落としてもいいのか、原発がなければ、それは、維持できいない。といいつづけている。多くの国民は、放射能のの本当の怖さを知れば、もっと慎ましい生活でいい、と思うことだろう。何も、経済大国でなくても、ささやかでも将来を安心して暮らすことのできる生活を望んでいると思います。

今の政府にこの反省がなければ、また、多くの人々の犠牲によって
気付かされることになります。

人間の勝手な都合で、不本意にも翻弄されているウランさんに感謝しつつ、これ以上、不幸な人々が増えないように、毎晩、祈っています。

12/04/2011(火) 22:52:14


全3961件 [ ページ : << 1 ... 244 245 246 247 248 249 250 251 252 253 254 255 256 257 258 ... 397 >> ]

- HOME - お知らせ(3/8) - 記事検索 - 携帯用URL - フィード - ヘルプ - メール - 環境設定 -

Rocket Board Type-X Rocket BBS