ひろこさん、きっと、私がドネの日記に「郵政民営化」の事を書いたので、あの様にコメントくださったのですね。
「おめでた」や「嬉しい報告」が続き、「喜びの雰囲気」を壊すことがしのびなく、また、政治的な事を書くことにためらいもあり、ドネの日記に「郵政民営化」に関する事を書いたのですが、やはり、より多くの人に知っていただきたく、掲示板にも投稿させていただきます。
亀井静香大臣は、「郵政民営化」を見直そうとしておられますね。 そして、竹中平蔵氏は、小泉政権の時に「郵政民営化」を推し進めた人物ですね。
私も今回の人選はとても問題がある、と思っています。
そもそも、「郵政民営化」の本当の目的は何なのでしょう?
まず、米国の実態ですが、8月に失業率が9.7%、失業者数が1500万人近くに達したそうです。 (テレビでは、10月の失業率を10.2%と言っていましたから、今は、もっと増えているはずです)
しかし、この統計では、ほとんど働く場がなく、1カ月の労働時間36時間未満(1日にやっと1時間程の労働時間です)という半失業者のパートの人までが就業者として数えられているので、この人達を加えると、実質失業者は4253万人になるそうです。 つまり実質失業率は27.5%になり、1930年代の大恐慌時代をしのぐ悲惨な状況のようです。
この様な状況の中で、積み上げられた米国政府の借金を埋める為に、外国のお金が欲しい。 そこで、目に留まったのが、郵便貯金を運営する「ゆうちょ銀行」の資産222兆円、及び、保険・簡易保険を運営する「かんぽ生命」の資産112兆円という日本人が今までコツコツと貯めてきた、合計334兆円もの資産だった、ということのようです。
「郵政民営化の見直し」について報道される内容は、ほとんどが、日本郵政の社長に元官僚を置いたこと。そして、その事に対する批判です。
でも、もっと大きな本質的問題は、現在の計画では、2010年までに「ゆうちょ銀行」と「かんぽ生命」の株式が上場され、2017年までに、この両社の株式が完全売却される、ということではないでしょうか?
「ロスチャイルド」に関する「赤い楯」の著書でもある広瀬隆さんが、次の様に述べておられます。 私は、氏の著作を読んで、深い洞察力を感じ、氏が書かれる内容を信頼しています。 その中の一部ですが紹介させていだきます。
『日本では勘違いされていますが、郵政民営化は、日本人がおこなったことではないのです。 ウォール街をバックにしたアメリカ政府が日本政府に対して強く要求して実施されたものだからです。 “日本に眠っている郵貯”という巨大な金融資産を市場に吐き出させ、アメリカのウォール街が自在に使えるようにするため、思慮のない小泉内閣をたぶらかして行われた民営化政策であることは、アメリカでは初めから常識でした。』
『郵政民営化が、ウォール街の手の中で踊らされてきた「振り込め詐欺」の大がかりなものであることに、日本人は早く気がつかなければなりません。』 (広瀬 隆著 「資本主義崩壊の首謀者たち」より)
『こわいのは、郵便貯金の市場放出を狙っている外国人投資家である。 それをそっくりいただくまで、彼らが忍耐強く日本政府をなだめすかしている動きに、今こそ国民は最大の注意を払う必要がある。 外国人投資家は、日本から金を盗み出し、それを持ち帰って、自分の顧客に利回りを保証することがビジネスなのである。 日本人は、内輪で喧嘩している場合ではない。』 (広瀬 隆著 「日本のゆくえ アジアのゆくえ」より)
「日本のゆくえ アジアのゆくえ」は、2004年9月に出版されたものです。 広瀬氏は、すでにこの時から、日本人に警鐘をならしてこられたのです。
(「たぶらかす」「盗み出す」「振り込め詐欺」などの表現に違和感を持たれる方もいらっしゃるかもしれません。 この様な書き方は、「愛は時空を超えて 57」で克子さんが伝えてきてくれている内容に照らせば、悠々塾の目指すところにはそぐわないかもしれません。しかし、ある意味、ことの本質が分かりやすく表わされている、と私は思いましたので、そのままの文章で紹介させていただきます。)
最後に別の角度から郵便貯金について書かれた文章です。
元外交官の孫崎 享氏が、「日米同盟の正体」の中で、海外の支援において郵便貯金が貴重な資金源であったことを述べておられます。
『支援の中核となる円借款の貴重な資金源は郵便貯金であった。しかし、日本は郵政を民営化した。地方、中小企業等の弱者支援のシステムは今後崩壊していく。われわれは本当に弱者救済のシステムを捨てなければならなかったのであろうか。 将来、弱者切り捨ては社会不安として必ず反動が出てくるだろう。』 (孫崎 享著 「日米同盟の正体」より)
以上の事は、ほとんど報道されていないのではないか、と思います。 知らない内に、「事」が進められていく恐ろしさを感じます。
それから、私は政治経済にうとく、得られる情報も限られている一主婦です。 私が書きました内容に、異論、訂正、補足などがありましたら、どうぞお伝えください。 私は、みなさんと「本当のこと」を共有したい、と思います。
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13/11/2009(金) 23:53:35
No.6224 飯沼 |
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☆春が来るさん
タイムリーな投稿、ありがとうございます。
>「たぶらかす」「盗み出す」「振り込め詐欺」などの表現に違和感を持たれる方もいらっしゃるかもしれません。
まさにそのとおりのことですから、何の違和感も持ちません。(少なくとも僕は、ですが) アメリカ自身が郵便事業は国営なのですし、よほどの魂胆がなければ、他国の郵便事業を民営化するように要求してきたりはしませんからね。
国民の大人しさというのかおバカぶりをいいことに、政府、マスコミの合意のもとに、郵貯・簡保の334兆円をかっさらわれて、おまけに日本が官民で保有している米国債500兆円も紙くずにされて、貧乏国になって、アジアの小国としてコツコツと自活していくのも悪くないのかもしれませんね(半分は冗談ですよ・笑)
太平洋戦争での日本の経済的損失は、今の金額にして1700兆円ぐらいになるそうです。 朝鮮戦争がなければ、日本は世界の最貧国レベルから再出発しなければならなかったのです。 戦後の奇跡的な復興は、朝鮮戦争による特需のおかげです。 朝鮮の人たち数百万人の生命と引き換えに、日本経済は立ち直ったのです。
悪銭身につかずと言えば、言葉は悪いですが・・・。
アメリカに貢いで貢いで、そして捨てられて、それからやっと目が覚めて、真人間の国づくりをしていくことになるのも悪くはないかと。 そんな気にもなってしまうぐらいに、あまりにも愚かでブザマな我が日本です。 嘘のないありのままの心で、この国に生きる民のささやかな幸せを願い、それを自分の喜びとして、人生の全てを懸けて働くリーダーはいないものでしょうか・・・。 |
14/11/2009(土) 00:57:29
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No.6226 マトリョーシカ |
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えぇーっ 今度の人選にも問題あるんですか。。。 よくなるんかと思っていました。 なんか、ショックです。。。 |
14/11/2009(土) 09:49:03
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No.6227 飯沼 |
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日本の政治家がに本の国益のために、アメリカの意向(利益)に反したことをしようとすれば、今までは必ず(別件で)潰されてきました。 それを一番よく知っているのが小沢一郎さんだと思います。
今回の郵政人事も、潰されてしまわないためのある種の配慮なのかもしれないという気はしています。 僕がそう思いたいだけなのかもしれませんが・・・。
小沢さんと亀井さんとの間で何らかの意思一致がなければ、今回の人事はありえないと思うのです。 小沢さんの指示だけなら、今の亀井さんなら拒否するでしょう。 亀井さんは郵政民営化については、はっきりとした「見直し」を主張しているのですから、それに沿った人事を行なうはずです。 しかし、あからさまにそれをすれば潰される可能性が高いというところで、今回の玉虫色の人事になったのではないかと、好意的な深読みもできます。
戦後の日本はアメリカの属国として扱われてきました。 アメリカの利益のために日本があったのです。 そこからどう独立していくのか、それは実はとても難しいことなのだと思います。 小沢さんは、それをやろうとしているのかもしれないと。 僕がそう思いたいだけで、実は全然違っているのかもしれませんが。 |
14/11/2009(土) 10:36:55
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No.6228 ひろこ |
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政治の事に疎い私ですが、色んな事を知るにつれ疑問が 沸いてきます。 副島氏と植草氏の対談本に書かれていたことですが 次の首相になる重要な立場の人が、アメリカが養えていけない年間7万人のアメリカ軍6000億円の予算をつぎ込んでいるのを小沢さんは「米国に唯々諾々と従うのではなく、私達もきちんとした世界戦略を持ち少なくとも日本に関する事柄については役割を分担すべきだ。そうすれば米国の役割は減る」と発言したところからが 秘書逮捕の背景だそうです。
りそな国有化直前に監査法人の方の不審な死を遂げた事があり、 インサイダー疑惑を指摘していた植草さんが逮捕されました。 アメリカの投資家達が「植草はガリレオだ。ガリレオを火あぶりにしろ」と言ったそうです。 亡くなった中川さんにしても正しい事を主張する人達が 実践していけるような世の中になるように、亀井さんも他の人達も 潰されない様に進んでいって下さるように祈っています。 |
14/11/2009(土) 11:38:14
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No.6234 飯沼 |
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☆参考のために
911事件の直後に、事件の不審点につながる事実を発見し、十月十日の特集番組でそのことに触れたNHK解説委員主幹のH氏の場合もそうでした。番組のなかでH氏は、「崩壊解体された世界貿易センタービルの死者には、四千人いたイスラエル国籍のユダヤ人、(イスラエルと)二重国籍の米国人が一人もいなかった」と指摘しました。これは911事件がアラブ人のテロではない可能性を強く示唆する発言です。その放送の五日後に、H氏はNHK放送センターの敷地内で転落死しましたが、警察は遺体の解剖もせず「CENSORED」として処理しています。
小泉政権下ではりそな銀行に二兆円もの税金が投入されましたが、このりそな危機は作られたものであり、りそな株暴落の時期に大量に株を買い、税金投入で株価が上がってから売却した国際金融組織に莫大な利益をもたらしたようです。この時期にも不可解な事件がいくつも起きています。
〇六年には「りそな銀行が自民党に五十四億円もの融資(実質的には献金?)をしている」とのスクープに関わったとみられる朝日新聞の敏腕記者が、記事掲載前夜に東京湾で水死しました。まったくCENSOREDするような状況ではないにもかかわらず、警察はCENSOREDとして処理しています。
〇三年には、りそな銀行の会計監査を担当し、りそな危機が偽装であることを察知したと思われる会計士が、自宅マンション屋上から墜落死した件なども、不審点があるにもかかわらず、警察によってCENSOREDとされました。
竹中平蔵総務大臣に批判的な記事を書いていた、読売新聞政治記者のIさんは、後ろ手に手錠をかけられ、口のなかに靴下を詰めこまれ、口にガムテープを貼られた状態で、自宅玄関で死亡していました。帰宅した同居の母親が発見したのですが、警察は事故として処理しました。
〇六年には、りそな銀行の脱税問題を調査していたとみられる国税調査官が、手鏡で女子高校生のスカートのなかを覗いていたとして、神奈川県警に逮捕されています。
当時早稲田大学教授だった植草一秀さんの「手鏡事件」は有名です。小泉&竹中氏の経済政策を鋭く批判し、秀でた経済評論家であり優れた政策提言者でもある植草一秀さんも、りそな銀行の闇を追求した本を出版する直前に痴漢事件で逮捕されました。
常識的に考えて、警察官が横浜駅から品川駅まで植草さんを尾行して逮捕したこと自体が不自然すぎます。植草さんの無実を証明することのできた防犯ビデオの映像も消去されていたそうです。しかも被害者とされる女性が立件を望んでいなかったにもかかわらず、植草さんは起訴され、有罪判決を受けました。
植草さんはその後も信念に基づく言論活動をやめることなく続け、再び痴漢行為で逮捕されます。この事件もメディアで騒がれました。植草さんは重いショルダーバッグを肩に掛けて吊り革につかまり、反対側の手には傘を持っていた状態でした。植草さんの様子を見ていた乗客も出廷して「不審な様子はなかった」と証言しています。 目撃したわけではないので断言はしませんし、私の見解を押し付けもしませんが、植草さんは無実であり、でっち上げ逮捕・誤認逮捕だと私は思います。 植草さんは屈することなく、国民のため、国のために評論活動を継続しておられます。 私たち庶民が無責任なマスコミに流されず、「本当のこと」を見極め、感じ取っていく必要があると思うのです。 |
16/11/2009(月) 02:23:08
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