こんばんは。 数日ぶりの書き込みになります。
久しぶりに克の子供たちのことを書きますね。
☆妹のねねが肩の負傷を押して県大会に出場し、個人戦では優勝した相手と3回戦で当たって負けたところまではお知らせしました。 翌日の団体戦でも振るわなかったことも本人が書いていましたね。
普通ならこれで「夏が終わった」となって、3年生は引退するのですが、ねねの中学の柔道部は引退はなしで、今もお弁当を持って朝8時前の電車に乗って部活に行っています。 毎朝、ねねを起こすのが一苦労です(笑) 午前中は練習で、午後からは柔道部の仲間と一緒に夏休みの宿題をしているそうです。 ねねは転校の影響もあって1学期の成績がまさに「予選落ち」なので、夏休みは塾のスケジュールも充実しています(笑)
部活が終わって家に帰って、軽く何か食べるとすぐに塾に行って90分×2の受講です。 県大会前は何だかんだで塾もよく休みましたから、本人も自覚しているようで頑張って行っています。 私もうちの子供たちも塾には行ったことがなかったのですが、塾の個人面談とかもあって、ずいぶん整備されているのですね。
柔道のことですが、ちょっと意外で光栄なことがありました。 県大会のあった姫路の武道館に、奈良県のT高校の柔道部の顧問さんが来ていたそうで、その人がねねの中学の顧問さんにねねをT高校にスカウトしてくれたというのです。 T高校は、女子柔道でも近畿屈指の学校だそうで、全国から選手が集まってきているそうです。 ご存知のようにねねは県大会で3回戦敗退ですから、よほどねねの素質を見込んでくれたのでしょう。 全国大会にも進めずに気落ちしていたねねにとっても、この話は光栄で嬉しかったようです。
しかし、T高校に行くとなれば寮生活ですし、スポーツ入学ですから、3年間柔道部を辞めることもできません。 県大会の様子を見ていても、ねねは全然格闘家としての雰囲気ではなく、会場で一人茫洋としている感じでした。 私も思わずどこかのお父さんのように、「気合じゃあー」と叫びそうになりました(笑) 専門家の目にかなったのですし、案外こういう子が伸びるのかもしれませんが、私としてはとてもじゃないけどそんな高校に行かせる気にはなれません。 本人は多少気持が動いたようですが、「自分は亀ちゃん(中学の柔道部の顧問の先生)がいたから柔道を続けてきたんだと思う。亀ちゃんがいないところで無茶苦茶ハードな練習に耐えて柔道を続けようとは思わない」ということで、T高校行きはお断りしました。 一件落着で、ホッとしています。
しかし、ほとんど実績のないねねの素質を見込んでスカウトしてくれたT高校の顧問さんには感謝しています。 分野は違っていても、私もヒーラーの素質を秘めている人を見つけたときにはなんとも言えない嬉しい気持ちになるものです。 そしてその人の可能性を引き出していくために、その人に必要だと思われる関わり方をしていくのですが、段々に輝きを発揮し始める様子はなんとも嬉しいものです。 「この壁を越えなければ・・・」と、あえて壁になった私の真意が伝わらず、私に躓いてしまう様子を見せられる時などは、「何で分からんのだ・・・」という気持ちになったり、ある時は「頼むからそこを越えてくれ。今そこを越えれば、必ず次が開けるのだから・・・」と、祈るような気持で突き放したり、見守ったりするものです。 誰にでも自分の意志と意欲で越えねばならない壁はあるのですし、そこだけはどうしても自分で越えてもらわねば次に進めないのです。 それがその人の力になっていくということなのでしょう。 これは病の人にも、悩みやトラブルを抱える人にも言えることのように思います。
柔道に関して言えば、ねねは柔道にそこまでの強い意志と意欲があるとは思えませんでした。 あの子が花開かせる分野は、もう少し別の世界のような気がしています。 本人もそう言っているので、これでよかったのだと思います。 そんな感じで、ねねは元気に頑張っています。
☆姉のしぃのほうも、ようやく受験勉強に身が入り始めたようです。 頑張っていても、家の人の励ましや応援はないみたいで、しかも、ねねがこちらに来てからはほとんど夕食を家で作ってもらえていないそうです。 最近はメールよりも毎日のように電話が掛かってくることが増えました。
「受験勉強や塾のスケジュールがあるから夏休みはとても行けない」と言ってたのですが、8月11日から14日まで篠山に来ることになりました。 どうしたわけか、しぃの希望を聞き入れて、東京の彼氏も招待することになったのですよ! 彼とは、ねねを迎えに行ったときに1度会っていますが、なかなかいいヤツのようでしゅ(笑)
彼(S君)に関しては、これも導きとしか思えないことがあります。 しぃはあれで自分の心を人に見せたくないところがあって、自分の境遇などについてもあまり人とは話していないようです。 そんなしぃだから、お正月に出雲の須佐神社の大杉のところで、皆さん方を前にして泣きじゃくっていたことが驚きでもあり、嬉しくもあったのです。
東京へ行って、誰も知らない高校で、自分の気持を隠したままで過ごすのかと思えば胸が痛みました。 ところが、です。 同じ学校のS君と知り合ってみれば、彼の境遇がしぃと合致しすぎているのです。 S君にはひとり妹がいて、その子はねねと同じ学年です。 S君のご両親はずいぶん前に離婚していて、お母さんと一緒に暮らしています。 そのお母さんは、克と同じ種類の病気を患っておられるそうです。(今はお元気だということですが) そして、S君の家にはお母さんの彼氏(と言っても頭髪の薄いオジサンらしいです)がよく来ていて、S君も妹さんもその人を信頼して、とてもなついているのだそうです。 そのオジサンは案外に物知りで、くだらない親父ギャグで周囲をしらけさせる名人だそうです(ここは私とちょっと違っています!) さらに、なんとそのオジサンは沼○さんという苗字で、しぃはその人のことを「第2ヌマ」と呼んでいるとか・・・。
しぃもずいぶん気に入ってもらっているようで、体育祭などの時にはS君のお母さんががしぃのお弁当を作ってくれたりしています。 先日は「第2ヌマ」さんも一緒に、桃狩りに連れて行ってもらったそうです。 まるでシナリオのような話ですが、事実です。 しぃも安心してS君に心を開き、彼のお母さんに甘えることができているようです。
東京の家の様子は寒々しい限りですし、8月は福島で克の一周忌が行われるとかいう話ですが、納骨の時と同様に子供たちにも声は掛かっていません。 そういう中であの子たちがこうしてやっていけているのは、悠々塾につながる皆さんからの応援や、霊界側の計らいとしか思えない配剤があればこそです。 改めて、霊界側と皆さんに感謝です。 |
03/08/2006(木) 00:17:47
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