◆トランプ政権が「自閉症の主要原因を妊婦のアセトアミノフェン服用」だと公式に発表し、乳幼児のワクチンについても言及。しかし、問題の根幹は「現代文明そのもの」だと私は思います
投稿日:2025年9月23日 in deep
https://indeep.jp/trump-warns-pregnant-women-to-avoid-acetaminophen/
犯人はアセトアミノフェンだと明言 トランプ氏が、9月22日に、政権の公式な発表として、
「アセトアミノフェンが自閉症と関係している」
とする声明を発表しました。
発表するトランプ氏とRFKジュニア氏(左)
トランプ政権は、以前から、自閉症の原因に関しての大規模な発表をおこなうと述べていましたけれど、今回の発表では、解熱鎮痛剤をターゲットとしたものになったようです。以下のように報じられています。
アメリカの報道ですので、原文は「タイレノール」という製品名になっていますが(日本ではカロナール)、その成分はアセトアミノフェンですので、ここでは、アセトアミノフェンに変更しています。
「服用しないでください」:トランプ大統領、自閉症への懸念から妊婦にアセトアミノフェンを避けるよう警告
トランプ大統領は月曜日、アセトアミノフェンが自閉症に関連しているという懸念から、 妊婦はアセトアミノフェンの使用を避けるよう警告した。
「アセトアミノフェンに関して(妊婦は)服用してはいけない」とトランプ大統領は述べ、FDA は妊娠中のアセトアミノフェンの危険性について医師に通知を出し、安全ラベルの変更手続きを開始すると付け加えた。
ロバート・F・ケネディ・ジュニア保健長官を含むトランプ政権当局者が記者会見を開き、自閉症との関連が疑われるとして妊婦に対し、タイレノールの有効成分であるアセトアミノフェンの使用を控えるよう警告する予定であると報じた。
保健福祉省によるこの新たなガイダンスは、妊娠中のアセトアミノフェン使用が自閉症の原因であると主張する一連の訴訟を受けて発覚したものだ。
連邦判事は 2023年に科学的根拠に欠陥があるとしてこれらの主張を却下した。また、2024年にスウェーデンで行われた 250万人の兄弟姉妹を対象とした研究では、出生前のアセトアミノフェン使用と自閉症リスクの関連は認められなかった。
zerohedge.com
まあ…単純な発表ですよね。
アメリカでおびただしく自閉症が増えていることは確かであり、CDC は、以下のように、現在、アメリカでは 36人に 1人が自閉症と診断されるとしています。
米国の自閉症率の推移
CDC
一応書いておきますと、自閉症と「診断された」子どもの数です。つまり、診断の方法が変更されるたびに、この率は変わりますので(このあたりは、ADHD の診断ともやや似ています)、正確な推移といえるかどうかはわからないですが、それでも、著しい増加を見せているであろうことはわかります。
上のグラフの推移ですと、以下のような形です。
1970年 10,000人に 1人
1985年 2,500人に 1人
2000年 250人に 1人
2010年 110人に 1人
2018年 36人に 1人
そして、トランプ氏と RFK ジュニア氏が「その原因」として発表したアセトアミノフェンが医療用として広く用いられるようになったのは、
「 1950年代」
です。
アセトアミノフェンは、1877年に発見され、医療用として広く用いられるに至ったのは1950年代以降である。米国と欧州で最も利用される鎮痛薬・総合感冒薬となっている。 Wikipedia
ですので、アセトアミノフェンを自閉症の「主要な単一の原因」とするには、やや無理があります。
ただし、アセトアミノフェン、つまりカロナールの妊娠中の女性への投与には大きなリスクがあることは事実です。それは何度も記事にしています。
・…相次ぐ「アセトアミノフェンと胎児の脳損傷」に関しての医学論文 In Deep 2017年12月27日
この記事でご紹介した論文には以下のようにあります。
[結果] アセトアミノフェンは、研究に参加した妊娠中の母親の 49.8%が使用していた。妊娠中にアセトアミノフェンを使用した場合、その子どもの成長における困難の度合いに有意に高いスコアが見いだされたが、他の薬(アスピリン、制酸薬、抗生物質)では有意な差はなかった。また、妊娠中にアセトアミノフェンを使用した母親の子どもは、7歳と11歳の時点で ADHD のリスクが高かった。
最も大きな問題は、
> 研究に参加した妊娠中の母親の 49.8%が アセトアミノフェンを使用していた。
という部分で、あまりにも多くの妊婦さんたちが、妊娠中なのに、解熱鎮痛剤を服用しすぎているということにあるのかもしれません。
あと、コロナの頃や、インフルエンザシーズンなどもそうですが、小さな子どもに対して、「ちょっとした熱なのに」解熱鎮痛剤を服用させてしまう事例が多すぎるのです。
その問題点は以下などに書いています。
・子どもがみんな解熱剤でやられてしまう In Deep 2022年8月27日
「熱を無理に下げることがよくない」ことについては、この記事にも書いていますが、ここで取り上げたシアトル小児病院のウェブサイトにある「発熱 - 俗説と事実」の以下の部分だけで十分です。
発熱は体の免疫システムをオンにします。それらは体が感染と戦うのを助けています。 37.8° 〜 40°C の通常の発熱は、病気の子どもにとっては良いことなのです。
42° C を超えない限り、熱で脳が損傷を受けることはないとも書かれてあり、また、子どもにとっては、「 39℃までは微熱」という定義も書かれています。
また、一般的に、「アセトアミノフェンは脳炎を引き起こさない」等と言われることがありますが、上の記事には、日本小児科学会の「インフルエンザ脳炎・脳症における解熱剤の影響について」という文書を引用しています。
そこにある数字からは、
「脳炎による死亡事例の 80%は解熱剤を服用していた子どもたち」
だということがわかるのです。
そして、アセトアミノフェンでも脳炎で死亡している事例は、それなりにあることも示されています。
名古屋大学医学部による研究より
idsc.nih.go.jp
さらに、ニュージーランド大学の研究論文には、以下のようにはっきりと書かれています。
結論
動物モデルでは、インフルエンザ感染に対する解熱剤による治療は死亡リスクを高める。
ここには、以下のようにあり、「熱を上げなければ、インフルエンザウイルスは消えない」ことが示されます。
> インフルエンザウイルスは上気道で 33〜37℃で複製し、ヒトに感染する最も自然に発生する A型インフルエンザ株は温度感受性であり、38℃ - 41℃ の生理学的範囲内の高温で複製が阻害される。
38℃以上の熱が出ないと、インフルエンザウイルスは消えない(複製を止めない)のです。
こういうことからも、アセトアミノフェンを含む解熱鎮痛剤というのは悪い作用のほうが強く、できるだけ飲まないのが最良だとは思います。
まあ、解熱のことはともかくとして、自閉症に話を戻しますと、原因については単一ではないはずですが、その中で「関係があることがかなり示されている」ものが、「腸内細菌との関係」です。
妊娠中の母親の腸内細菌環境と自閉症の関係 これは、以下の記事で、米バージニア大学の科学者たちによる論文をご紹介したことがあります。
「子どもが自閉症となるリスクは母親の腸内の微生物の健康状態によって決定される」可能性が示された研究です。
・自閉症の子どもが生まれる決定的な要因が米バージニア大学の研究者により特定される。それは「母親の腸内細菌環境」 In Deep 2018年7月30日
正確には、腸内マイクロバイオームの「インターロイキン-17a」というものと関係するというものでした。
今のところ、これが明確な理由として確立されているわけではないですが、たとえば、Google AI の説明は以下のようになっています。
インターロイキン-17a (IL-17a) と自閉症の関係については、直接的な因果関係が示されているわけではありませんが、自閉症スペクトラム症(ASD)の原因となる炎症反応に一部関与している可能性が示唆されています。
自閉症の病態に炎症が関わる可能性があり、その炎症反応に関与する物質の一つとしてIL-17aが注目されており、今後の研究が待たれます。 Google AI
あと、腸内細菌と自閉症が関係する事柄として、英国の進化生物学の博士の方が書いた『あなたの体は9割が細菌』という著作があり、そこには以下のような下りもあります。
『あなたの体は9割が細菌』より
後発性(生後しばらくしてから初めて診断される)自閉症の原因として、破傷風菌類が腸内で繁殖することにより、その毒素が脳に到達して自閉症になるケースがあることが分かってきた。
この原因のひとつが乳幼児期の抗生物質の使用によるもの。抗生物質が腸内の破傷風菌の繁殖を阻止する細菌類をころしてしまうことで、破傷風菌が繁殖する。
このように「乳幼児への抗生物質の投与により自閉症的な症状が出る」場合があることが確認されています。
しかし、これらも、単一のメカニズムではなく、もう少し入り組んだ部分があるのだと思いますけれど、いずれにしても「原因は単純な話ではない」とは思います。
何しろ(アメリカの場合)50年前に 10,000人に 1人が自閉症だったものが、今では 36人に 1人ということになっているのですから、
「生活している環境全体にあらゆる要素が拡大している」
という気はします。
上に挙げた以外の環境毒とかもあるかもしれないですし、場合によっては「電磁波」なんてのもあるかもしれません。強い電磁波が、脳神経に影響を与えることは研究でわかっています。特に小さな子どもやお腹の赤ちゃんには影響が強いです。
携帯で通話すると、脳周辺の DNA が切断される問題が研究で示されています。以下の記事にあります。
・そして5Gと子どもたちとお腹の赤ちゃんたちの脳 In Deep 2023年3月28日
この 10年、20年、と携帯の電波は強力になり続けていて、宇宙空間からは、おびたただしい数の衛星から電磁波が降り注ぎ続けています。
上の記事では「乳児や小児におけるアセトアミノフェンの使用は自閉症のリスクを高める」という研究を抜粋していますが、以下のように書かれています。
ディフェンダー誌の記事より
自閉症スペクトラム障害におけるアセトアミノフェンの役割を理解するためには、アセトアミノフェンが単独で自閉症スペクトラム障害を引き起こすわけではないということを理解することにある。
アセトアミノフェンのマイナスの影響は「酸化ストレス」の存在下で起こる。
現在の多くの赤ちゃんや子どもたちは、感染、抗生物質による治療、ワクチン接種、心理的ストレス、重金属、ビタミンB代謝の問題、EMF (低周波の電磁界)への曝露、タバコの煙や、汚れた空気への曝露、有機リン酸塩への暴露など、さまざまな環境的および遺伝的要因によって過剰な酸化ストレスにさらされている。
というように、「アセトアミノフェンの有害性を増す要因」が環境中にあまりにも多くありすぎることが問題なのだと読むことができます。
ですので、トランプ氏と RFKジュニア氏が発表した「自閉症の主要な原因はアセトアミノフェン」という内容はあまりにも単純な話だとは思います。
すぐに薬に頼るアメリカ人の生活習慣そのものの問題でもあり、今の状況ですと、アセトアミノフェンがダメだと知れば、他の解熱鎮痛剤に走るだけです。
ワクチンの問題 今回の発表で具体的になされたわけではないですが、乳幼児への過度なワクチン接種についても、多少言及されていたようです。
アメリカ食品医薬品局(FDA)は、以下を医師たちに通知すると述べたそう。
1. ワクチンスケジュールが過度/過剰/一括りにされている
2. ワクチン反応の治療としてのアセトアミノフェンの使用を廃止すべき
3. 妊娠中のアセトアミノフェンの使用を廃止すべき
4. ワクチンによる傷害を訴える母親(親)を黙らせたり悪者扱いしたりすることを終了させる
5. 「25年前に行われるべきだった研究を(今後)行う」
また、トランプ大統領は、「アーミッシュには自閉症はいない」とも述べていたようです。アーミッシュは、現代文明の利器を避け、伝統的な生活様式を保持し、自給自足生活をしているアメリカ人たちのことです。
アーミッシュには、推奨されるワクチン接種を子どもに行わない人たちが多いことを前提とした発言だと思いますが、データ的には「いない」のではなく、
「アーミッシュの子どもが自閉症と診断される割合はアメリカ全体の平均の約 3分の 1」
というあたりが調査レベルでわかっていることのようです (何年の調査かは不明)。
しかし、アーミッシュが避けているのは、ワクチンだけではなく、携帯電話のようなものも確実に避けているでしょうし、電子レンジや液晶テレビなども当然持つ人はいないでしょう。
それだけに、アーミッシュの子どもたちは、さまざまな病気のリスクが大変に低いことは確かでしょうけれど、「それでもゼロではない」ということもあります。
根が深い問題だと思います。
アーミッシュといえども、空から四六時中降ってくる電磁波に対抗しようもないでしょうし、広い範囲で大気中を漂う極微細粒子も避けようがないでしょう (もちろん都市部より空気はきれいでしょうが)。
参考グラフ:人工衛星の運用数の推移(近年はほとんど携帯電話用)
indeep.jp
参考記事:「大気汚染は胎盤を通してお腹の中の赤ちゃんに直接影響を与える」ことが判明した論文を見て In Deep 2019年9月18日
自閉症や ADHD の子どもたちが増えている原因は、どう考えても単一ではないです。現代社会そのもののさまざまな部分に原因があると思われます。
しかし、物事の単純化を好むトランプ政権は今回、自閉症をアセトアミノフェンと結びつけ、次は乳幼児のワクチンに踏み込むのだと思います。ワクチンの一部に添加物(アジュバント)として使われているアルミニウムなどが脳神経などに非常に強く作用することはすで多くの研究でわかっています。
ですので、そこに踏み込むこと自体は悪いことではないですが、問題が解決するかどうかは微妙です。
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◆致死率が最大で50%近くとなるハンタウイルスを、アメリカ国防総省が資金提供した研究により「空気中の粒子に変える実験」が実施される
https://earthreview.net/pentagon-experiments-involving-aerosolized-hantavirus/ 投稿日:2025年9月21日 |
24/09/2025(水) 10:09:12
| No.43104 飯沼正晴 |
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2025年9月定例会に向けてのメッセージ
皆さん、こんにちは。 克子です。
前回の定例会以降、悠々塾では極めて初歩的な混乱が続いています。 あまりの非常識さ・レベルの低さに嫌気が差している人もいるかもしれませんが、霊界側では今回の混乱を「重要な節目における産みの苦しみ」として捉えています。
今までもお伝えしてきたように、悠々塾に参画している皆さんは決して霊的エリートではありません。 人としての善良さをベースにしながらも、重いカルマゆえにそれぞれがさまざまな陰りを抱き、陰りに埋没していた時期も経験している人が多いのです。 その意味ではまさに「選ばれし迷える子羊」であり、その人たちが「光の戦士」に成長することで、地上人類の霊性進化の雛型が成就するのです。
神は、全ての生命・全ての事象を向上進化の喜びの過程として祝福しておられます。 同時に、その次元の境涯の向上進化に向けての役割を担い、自他に苦しみをもたらしながらも担った役割を果たしている者たちに対して、感謝なさっているのです。
喜びの霊界に生き、地上人類の霊性進化の手助けをさせていただいている者たちも同様に、地上の人間・地上の生命たちに祝福と感謝の眼差しをベースにしているのです。
私たち霊界の者は皆さんがたの自由意思を尊重いたしますが、こういう時こそ地上人類の霊性進化の雛型成就のプロジェクトに参画している人間にふさわしい自由意思を発揮してくださいますよう、お願いせずにはいられません。
もちろんそれは問題を曖昧にすることでもなく、安易な着地を図ることでもありません。 現状がかけ離れているとしても同じ「選ばれし迷える子羊」として、共に「光の戦士」に成長していくために、自分がどうしていくかが問われているのです。
さて今回は、問題になっている人に「今、自分が死ぬとしたらどうなるか」について、話していただきます。(前回の定例会メッセージをしっかり読みなおしておくように。ダラダラ話すのではなく、前回抜け落としていた母親の介護のことを軸に話してください)
その後で仲間の皆さんも参加して、彼と話をします。 説得は無意味でしょうが、もちろん地上の人間としての思いの丈をぶつけてもかまいません。
そして、彼に「無条件の祝福と感謝」のエネルギーを注いでください。 まず、彼を除外した全員で「無条件の祝福と感謝」のエネルギーを共鳴させて、「場」のエネルギーを確立します。
次に、にいクンが頭頂から、さきさんは胸のチャクラから、ちいさんは鳩尾のチャクラから、Bさんは仙骨(丹田・会陰のチャクラ)から、オレンジさんは注がれたエネルギーを足の裏から受けて、にいクンに戻します。 飯沼はにいクンの後ろから、私と共鳴しながらさらに高次のエネルギーを注ぎ込みます。
他の皆さんは「場」のエネルギーを維持しながら、ふと感じたチャクラがあればそこにエネルギーを注いでください。(にいクンがもういいと思うまで続けます)
その人の場合は憑依霊とほぼ一体化しているので、特に憑依霊を意識する必要はありません。 。。。。。。。。
【実習】(時間の余裕があればということになりますが)
二人一組になります。 相手の頭頂から「無条件の祝福と感謝」のエネルギーを注ぎます。 各チャクラを経由して、足の裏に抜けるエネルギーを、会陰のチャクラから順に回収しながら、また頭頂から注ぎます。 立場を入れ替えて、同じエネルギーを注ぎます。
次に、相手を「自分が素直に無条件の祝福と感謝のエネルギーを注ぎにくい人」だと思って、そのエネルギーを注ぎ込みます。
相手を替えながら、同じ作業を続けてください。
なお、今回の懇親会は特に楽しく盛り上がってくださいね。 もちろん、さまざまな思いを吐き出すことも必要ですが。 |
24/09/2025(水) 14:07:14
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