☆☆ 愛は時空を超えて 247 ☆☆ ―― 霊界の克との対話 ――
飯)こんにちは。 いつもお世話になっています。
克)はい、こんにちは。
飯)そちらからの勧めもあって、出かけてきました。 そちらから伝えられたテーマにつながろうとしたが、三泊ぐらいのつもりだったのを五泊に延ばしてもうまくいかなかった。ちょっといい感じになったのだけど、しばらくしたらまた重い気分に戻ってしまった。帰ってからは出かける前よりも溜息をつくことが多くなっていて、これはけっこう重症かもしれない。 大元の喜びベースは揺らいではいないつもりだけど、現状は喜びベースとはほど遠いと思う。その一方では理屈抜きの「無条件の祝福と感謝」のエネルギーにつながりかけているような気もするのだけれど。
克)はい。今の時期は仕方ないですね。いくら悪意が薄いとはいえ幽界は幽界ですから、波動的にもそれなりの影響を受けることになります。 しかしあなたも分かっているように、悪意の薄い幽界に生きる者たちの代表を、雛型に組み入れることは悠々塾発足当初からのシナリオにあったことです。だからこそこういう展開になっているのです。
飯)もちろんそれは分かっているのだが、今はまだ気持ちのところでの引っ掛かりを昇華できないでいます。少し長く日常を離れたらクリアできるかと思っていたが、今回はそれでもダメだった。情けないけど、今はまだそういう状態です。
克)たまにはそういう状態を味わうのもいいのですよ(笑) 頭では分かっていても、特に大きく脱皮することは誰にとっても容易くはないのです。それは霊界の者も同じです。
飯)そうなんだろうね。もちろん脱皮のレベルは全然違っているのだろうけど。 しかし、定例会が近づいているのに困ったことです。 畑も、出かける前に急いで定植したキャベツやブロッコリーが全部枯れてしまっていた。定植した後に一度雨が降ったし、その後も雨が降る予報だったから大丈夫だと思っていたが、結局は何日も雨が降らず、相変わらずの異常高温で枯れてしまったみたいだ。今までならキャベツやブロッコリーは定植後に一度雨が降れば、それで活着していたのだが、やはり今年の暑さは特別だった。
八月に種を蒔いて、ポットに移植して、毎日水やりもして育てた苗だったし、やはりがっかりしたというか申し訳ない気持ちになった。今年はニンジンも播種後の水やりが十分にできなくて、ほとんど発芽しなかった。なんだかいろんな面でどっと疲れが出たというか、気力が減退してしまっている。
克)農・農業については前回にもお伝えしました。いろいろと思いをめぐらせて、来年から挑みなおせばよろしいのです。 雛型成就も農も、次の大きな進展に向けての計らいであると思ってください。その進展の前にあなたの疲れを解消し、心の澱を吐き出して昇華しておく必要があるのです。まだそうできていないのですから、近いうちにもう一度日常を離れてどこかに籠ることをお勧めします。
飯)いやいや、さすがにそれはできませんよ(笑)
克)あなたがそう言うでしょうが、何を最優先にするかということが問われていると思ってください。
飯)はい。とりあえず、言われていることは分かりました。
克)地上の時間でいえば30年前になりますね。 あなたが自分の役割を受け入れてから、実にさまざまな試練がもたらされてきました。あなたが思いもよらなかったことが次々にもたらされることになりました。その度にあなたは傷つきながらも、意志を高めて踏みとどまり、ようやくここまで働きを進めることができたのです。
農を再開したのも、私が地上を離れたことへの気持ちを紛らわせるためでもありました。もちろんそれもまたシナリオに沿ったことでしたが、あなたは試練の中で働きへの自覚を高めてきたのです。その時その時に生じた心の澱を解消・昇華しながらではありましたが、それでもまだ解消しきれていない心の澱はあなたの中に残っている状態です。あなたの場合はそれを自己増幅はしないのであまり顕在化しないのですが、今回の件で触発されて今までの澱が浮き上がってきています。この機会にできる限り排出・昇華して次に進んでいただきたいのです。
この時期に畑の状態が総崩れになったのももちろん計らいですから、あなたが自分の中の心の澱を排出・解消するまではその計らいは継続されるということになります。 働きにおいても、心を陰らせずにはいられないことが続くことにもなりかねません。
ある時期からは多くの喜びがもたらされ、あなたもずいぶん楽にはなっているのですが、それ以前の苦しみはまだ解消しきれていないのです。感情の澱を理性で処理しても、感覚に近いところの澱までは処理しきれません。 今のあなたにとっては、それらの澱をできる限り排出・昇華することが働きそのものであるとお伝えしておきます。
飯)分かりました。 今は、伝えてもらったことを受けとめて、前向きに検討していきますとしか言えないが。 ある時期までの苦しさについては、それ以降の喜びによって既に解消・昇華されているように思うのだけど、そうではないということなのかな?
克)はい。かなりの部分は解消・昇華されているといえるのですが、あなたの心に染み付くようにしてまだ残っている澱はあるのです。 もちろんあなたも地上の人間ですから、心の澱や陰りを完全に払しょくすることはできないでしょうが、今の時期にできるだけ解消・昇華しておくことが必要であり、これからの働きの進展に影響を及ぼす可能性があるということです。
特にあなたは過去世や今生の経験から、失敗を回避しようとする面があります。それはある意味では当然のことではありますが、「失敗しないように」を意識の軸にしてしまう傾向があるのです。それがあなたのエネルギーを縮めることになって、結果的に失敗を引き寄せる場合もあります。
特に新しいことをしようとすれば失敗は付きものですから、失敗を経験と学びの喜びとして、大きな喜びに向かっていけばよいのです。特に今年の農に関する大失敗は、あなたの意識を切り替えるための計らいでもあります。
ですから私は、実際に失敗を重ねる中で新たなるエネルギーを獲得するよりも、日常を離れてゆったりとする中でその喜びのエネルギーを獲得することをお勧めしています。意識・エネルギーと地上的現実の仕組みを知っているあなたですから、そういうことは十分に可能なはずなのです。そういうところでも、あなたが得意なスケールの大きい本当の意味での合理性を発揮していただきたいのですが、いかかでしょうか。
飯)なるほどね。 ところで最近、「悠々塾で何を学んできたのだ?」と思うようなことが2件も続いている。一人は心の面でのことで、もう1件は「腸内細菌たちとの共生の大切さ」というか、日々の食生活をあまりにも疎かにしている人の家族の病気だ。
克)はい。こちらからも「何かが起きてから、こんなことになるとは思いもしなかった」ということにならないように、悠々塾で学んだことを日々の生活の軸にしていってくださいと、繰り返しお伝えしてきました。この機会に改めて肝に銘じていただくようにお願いしておきます。
それぞれの魂の意志で、地上人類として初めての「霊性進化の雛型成就のプロジェクト」に参画しているという自覚を高めて、自分なりの感情を解消・昇華して喜びベースを確立し、霊的意識を軸に据えて日々を生きていこうとしてくださいますように。 それと併行して、腸内細菌たちや土壌細菌たちをはじめとする、あらゆる生命たちとの共生の喜びの心で日々を生きていくこと。 この二つが基本中の基本です。
それが雛型成就のスタッフである皆さんがたの現実を造っていくのだということを改めてお伝えしておきます。試練や苦難がもたらされた時こそ霊的意識を高めて実践していくことが、カルマの解消につながり、地上人生の喜びにもつながっていくのです。
祝福や感謝の心を向けにくい相手や状況のなかでこそ、無条件の祝福と感謝の心を高め、そのエネルギーを惜しみなく注いでいけるような自分になる。今がその時期です。
飯)分かりました。 いつもありがとう。 それでは今回はここまでにします。
克)はい。あなたの方こそ、本当にお疲れさまです。 自分が成してきたことに自信をもって、仲間の皆さんと共にもうひと頑張りしてくださいね。
(2025・9・23) |
23/09/2025(火) 10:23:26
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