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記事No.141に関するスレッドです

戦争と貞操 / タラオ・バンガイ
そんなテイソーな話じゃないが・・・
昭和32年にソ連映画を新東宝が配給したことがあった。
「明治天皇と日露大戦争」などの映画を製作した新東宝も、日教組の活動を
描いた「人間の壁」に自社のスターを出して配給したり、そんな頃の1本だった。
原題は「鶴は翔んでゆく」だったが、当時の新東宝の首脳陣(大蔵貢氏?)の
付けた題名が「戦争と貞操」だった。

「ミハイル・カラトーゾフ監督による、戦争が招いた悲劇を現実的かつ叙情的に
描いた悲恋ドラマ!」とのことで、各映画賞を受賞した名作だったようだ。
当時、新東宝はエロ・グロ・ナンセンスのお手軽作品が多く、終戦時の米兵相手の
女性を「女の防波堤」と言う題で映画化する会社だったからか、この邦題には批判
が多かった。朝日新聞か週刊朝日にもそんな記事が載っていた、と記憶している。

封切り後何十年か経って、今はない六本木WAVEの映画館(シネ・ヴィヴァン)
で、それは再上映された。その時は題名を原題に戻し、ポスターに極めて小さく
(旧題・戦争と貞操)と入れてあった。

あぁ、その時の朝日の映画評に「何故、題名を変えるのか?『戦争と貞操』のタイトルは、
映画の主題を明確に表しているのに・・・」と書かれていた。

ただ、それだけのことで、テイソー?な話じゃないけれど、でも、だが、しかし、何か
暗示に富む話とちゃう?

ん?「ガメラ」の原題は「亀は翔んでゆく」・・・・・・そうだったかもしれないね。

No.141 - 2007/10/17(Wed) 22:57:49 [p1104-ipbf610fukuokachu.fukuoka.ocn.ne.jp]

Re: 戦争と貞操 / 久留米無法松
そのロシア(ソ連)映画は未見です。ロシアの音楽とかは割合聴くほうですが、映画となるとついつい後回しにしてきました。
亀というとジャンプの跳ぶではなくて空を飛ぶという意味の「亀は飛ぶ」のようなタイトルのイランの映画で地雷で足を無くす子供たちの話を映画にしたのがあったはずですが・・・・
(関係ない話ですみません)
新東宝といえばまたひばりさんが登場しますが、「雪之丞 57年」あまり評価されませんでしたが、なかなかの力作だったと思いますが。宇治みさ子もかっこよかったし。

No.142 - 2007/10/18(Thu) 10:24:26 [61-24-15-45.rev.home.ne.jp]

Re: 戦争と貞操 / タラオ・バンガイ
セゾン文化華やか?なりし頃、錦糸町西武のキネカ(映画館)が、ソヴィエト映画専門館に
なって・・・・・何時もガラガラ蛇がトグロを巻いていましたよ。

ソヴィエトと言えば、日航のモスクワ線が開通した日、TBSで特番ありましたね。
鈴木治彦アナとチエミさんが司会をしていました。帰国する前の岡田嘉子さんがお出になって、
その日本語の美しさにうっとりしたものです。その便にはセゾンの堤清二氏も乗っていて、
ビジネスとしての「ソヴィエト」を考えている、と言った意味の発言をしていたと思います。

鶴と言えば「美空ひばりは鶴だった」(麻生千晶)と言う本が出てますね。ひばりはひばりで
イイじゃん、出世魚ならぬ出世鳥かい?ひばりって鳥は・・・・と思いましたが。

「競演・雪之丞変化」ですね。LDで持っています。「大きいけれど薄い」印象の映画でした。
当時は何時もはガラガラ蛇の棲家の新東宝封切館も、この作品の時は満員でした。
新東宝の経営が悪化したので、子供の頃お世話になったお礼に、美空さんは出演したとか。

美空さんの映画って言えば、山村聡監督「風流深川唄」の感想を聞きたいねぇ。無法松さん。

No.143 - 2007/10/18(Thu) 15:32:49 [p2205-ipbf315fukuokachu.fukuoka.ocn.ne.jp]