[ 掲示板に戻る ]

記事No.156に関するスレッドです

八波むと志さん / タラオ・バンガイ
最近知ったことだが、美空さんが亡くなった後、追悼公演はしてないと言う。
私は、てっきりあったと思っていたのだが。チエミさんも山本紫朗氏演出で企画
されながら、実現しなかった。越路さんは、死後何年か経って東宝劇場であった。
越路さんは隣の日生劇場での「ロング・リサイタル」で、一時代を築いた人だけに、
どうせやるならと、残念な気がして結局行かなかった。(TV録画中継で見た。)

何故こんなことを今になって思ったかと言うと、神保町の老舗の古書店の店主から
★舞台台本「八波むと志追悼公演 
〈東宝宝塚劇場/1964年5月30日1時・6時/構成=山本紫朗/出演=江利チエミ・越路吹雪
・森繁久彌・クレージーキャッツ・渥美清・あきれたぼういず・フランキー堺〉

が入荷したので、どうか?とお報せ戴いたからだ。喜劇役者のTさん所蔵のものだったらしい。
台本の表紙に「T様」とマジックで書いてあると言う。欲しかったが、価格が新品のノート型パソコン
1台程だったので、残念ながら諦めた。

因みに内容はこんなものらしい。

<昼の部>第一部「八波むと志追悼の辞〜歌の華ひらく〜あるスリラー〜
再び歌の華ひらく〜幽霊」/『源治店』 第二部『次郎長裸道中』/『最後の伝令』
 <夜の部>第一部「八波むと志追悼の辞〜クレージーキャッツ登場〜歌の華ひらく
〜あきれたぼういず」/『源治店』 第二部『次郎長裸道中』/「歌の花篭〜あるスリラー
〜再び歌の花篭」/『最後の伝令』  
【出演者】
一龍柴貞鳳・藤本有弘・菊田一夫・弘田三枝子・世志凡太・石川進・宮城まり子・柳沢真一
・柳家金語楼・中尾ミエ・ジェリー藤尾・コロンビアトップ・コロンビアライト・渥美清・高島忠夫
・水谷良重・林家三平・朝丘雪路・あきれたぼういず(益田喜頓・坊屋三郎・有木山太)
・市村俊幸・フランキー堺・由利徹・佐山俊二
・クレージーキャッツ・江戸家猫八・泉和助・水原弘
・森繁久彌・越路吹雪・江利チエミ
しかしこれを見ると如何に菊田一夫氏が、八波さんの才能を愛し、期待していたかが判る。
またその死にどれだけのショックを受けたかも判る。「マイ・フェア・レディ」の再演の最中の
交通事故死だった。
追悼公演の5月30日と言う日は、劇場の本公演のない日で、出演者を集めやすかったのだろう。
チエミさんも梅コマ公演を終えての出演だった聞いている。

「葉っぱのフレディ」ならぬ「八波のドウリトッル」は幸せだったと思う。
そして、少しうらやましい気が今更している。

No.156 - 2007/10/27(Sat) 14:33:43 [p1032-ipbf212fukuokachu.fukuoka.ocn.ne.jp]