今年のクリスマス・ディナー・ショーの売れ行きは? 「seikoちゃん」や「でぶり・ゴー」いや「ひろみ・ゴー」は相変わらず人気なのだろうか。 案外、「綾小路きみまろ」あたりが価格も安めに設定してあって、 人気なのかもしれない。
日ごろ、舞台女優として活躍の夏木マリさんが、暮のディナー・ショー出演を 「年末調整」と表現していたのが、面白い。舞台(しかも新劇)だけの収入 では、普段は厳しいものがある、と言うことなんでしょうね。
日本で最初に、ディナー・ショーをやった人は誰?それこそラテン・クォーターや ミカド、ベラミ、月世界クラスの高級ナイト・クラブは別として、ホテルのディナー ・ショーでは、チエミさんは早い方じゃないでしょうか? ニュー・オータニの「江利チエミ Xマス ディナー・ショー」の広告が、週刊誌に 何度も出ていたのを良く覚えている。自宅が火事で焼けた後、夫妻でニュー・オータニ で暮らしていた関係から、ここでやるのかな?と思いながら、その広告を見たものだ。 価格が「1万円(おみやげ付き)」と設定されていて、おみやげ、って何だろ? と考えたりした。当時(今でもだが)の1万円は、私には大金だった。
演奏が♯&♭やキューバン、ニュー・ハードではなく【ブルー・コーツ】だった。 チエミさんは、ジャズやラテンやXマスソングの他に、「さのさ」も歌うのだろうか? 歌うとすれば、ドレスで歌うのか、着物に着替えるのだろうか?と思った。 (「さのさ」をドレスで歌ったのは聞いたことがある。歌い終わった後ドレスの裾 を上げて、日本調は内股になっちゃうのよ、と客席に話かけていましたね)
私自身は、東京會舘の越路吹雪さんのディナー・ショーには友人と行った。 今と違って当時のクロークは、毛皮のオンパレードで、それは豪華なものだった。 間に1年開けて2回行ったメニューを引っ張り出して見てみると、料理が全く同じもので、 今となっては笑ってしまう。
チエミさんも越路さんも、行きたくてももう居ない。 チエミさんのディナー・ショーは、借金してでも(!)行くべきだったと思う。
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No.185 - 2007/11/27(Tue) 20:42:06 [p1197-ipbf207fukuokachu.fukuoka.ocn.ne.jp]
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