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記事No.222に関するスレッドです

どぜうの話 / タラオ・バンガイ
勿論、夜も食べるだろうが、私は「うなぎ」は昼のご馳走の様な気がする。
引越しや大掃除、誰かの退院の日とか、そんな時に食べたものだった。
昼の接待にも多かった。小津の「東京暮色」にもそんなシーンが出て来る。

似たもの同士の大違い?の「どじょう」は、これは、夜の、男の、楽しみで、
役者で言えば田中春男、三井弘次さんあたりがピッタリ?の食材だろう。
「朝の波紋」(五所平之助)の中に、デコさん、池部、上原両美男で
どぜう鍋のシーンがあった。

最近出た本「懐かしの昭和を食べ歩く」(森まゆみ著、PHP新書)に、
どぜう鍋が書かれている。創業明治30年の浅草「どぜう飯田屋」で、
永井荷風、小津安二郎などにも愛された名店だそうだ。

この文の中にとてもイイ箇所があった。戦災で焼け、戦後店舗を新築。
「まず最初に帰ってきたのは芸人たちだった。渥美清、美空ひばり、
江利チエミからビートたけしさんまで。」・・・・・・・・

この面子はステキだと思う。三船敏郎、石原裕次郎ではなく渥美清
ビートたけし(北野武ではない!)、山本富士子、岸惠子ではなく
美空ひばり、江利チエミ・・・・・・・ここに名前の挙がった4人が
一緒に来た訳ではないが、なんだかうれしくなる顔ぶれではないか。
美空さんも川田晴久氏の薫陶よろしく、きっと好きだったのだろうと思う。

私は、どぜうは駒形(永六輔氏は「こまかた」と発音するのが正しいと)
の渋谷の支店しか行ったことがないが、「一人どぜう鍋」をしている
女性の方を良くお見かけした。
可なりインパクトのある図だったが、あれってもしやでぶりさん?

今度、是非飯田屋さんにご一緒しましょ!
(写真は飯田屋で筆者の森まゆみ氏)

No.222 - 2008/04/04(Fri) 01:18:34 [i125-201-171-244.s02.a040.ap.plala.or.jp]

Re: どぜうの話 / 久留米無法松
森まゆみさんの御本、東京の町並みのことについてが多いと思いますが、共鳴するところが多いです。この日本という国、大好きではありますが、いいかげん、アメリカさんの占領下から60年以上経っているわけですから、悪い影響の部分(たとえば兵舎のような家とか町中電信柱とか)は早くなくなってほしいですね。

鰻、泥鰌、ともに大人の悦な食べ物なんでしょうが、どうもどちらも形状からして得意ではありません。鰻は故郷久留米では小さい頃鰻つりというのがあって、釣った鰻をその場で割いていたのを見てだめになりました。(今村昌平の<復讐・・・>の中で出てきましたよね)泥鰌は小さい頃飼ったことがあるのですが、子供だったため飽きっぽく、面倒をみるのを忘れていても、泥の中でしぶとく生きている姿を見たり、継母が泥鰌を味噌汁に入れたのを無理やり食べさせられて、これまただめになりました。粋人になれない田舎ものです。

No.223 - 2008/04/05(Sat) 22:16:02 [61-24-15-45.rev.home.ne.jp]

Re: どぜうの話 / zuzu
「谷根千」ファンやったんで、町屋の編集室に押し入ったこともあるんですけど、まゆみさん今どない?

そんで、ここも涼しいわね。

No.228 - 2009/02/01(Sun) 17:49:32 [s189052.ppp.asahi-net.or.jp]