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1000円かあさん / タラオ・バンガイ
CDショップの店頭のワゴンで,「日本名作映画集30」なるDVDを
1枚1000円で売っていた。「東京物語」「麦秋」「雨月物語」「地獄門」
「また逢う日まで」など中々のラインナップである。
作品は映画会社を超えて構成されているが、パッケージの裏に全作品
「50年以上経過しているため・・・」と記してあるので、著作権が切れた
作品と言うことなのか、よく判らないがメッケモノだった。

うれしかったのは、成瀬の「おかあさん」「銀座化粧」があったことで、新東宝
作品なので、「キネマ倶楽部」に国際放映が加入するまで、ビデオに中々ならず
「おかあさん」はアメリカ発売のビデオ「Mother」を取り寄せて初めて見た。
「浮雲」を除けば、戦後の成瀬作品のベスト・ワンではないだろうか?

当初山田五十鈴が予定されていたらしい主役「おかあさん」を、絹代さんが演じ、汚れ役ではないが決してキレイとは言えない役を、母親の「誇り」を内面に輝かせて、見事に表現している。

水木洋子の脚本がまた素晴しい。女性でなければ判らない(書けない)キメ細かさで、
子供に夏みかんを買いに行かせるシーンの「果物屋じゃなくて八百屋で買うのよ、
値段が違うからね」に思わず笑ってしまう。
もちろん成瀬定番のチンドン屋も、ちゃんと出て来る。

No.149 - 2007/10/23(Tue) 19:50:31 [p1248-ipbf212fukuokachu.fukuoka.ocn.ne.jp]

Re: 1000円かあさん / 久留米無法松
こちらもこの映画の素晴らしさはいろんなところで力説してきました。田中絹代さん、自分が若いときは、この人が戦前の大スターだったことがわかりませんでしたが、今はたぶん自分にとって最高の女優さんだと思います。個人的には戦後の成瀬のベストは<流れる>そしてこの<おかあさん>です。父親役の千秋実もよかったですね。DVD,スペイン盤、今回の1000円盤そして自家製と3種類もあります。
No.150 - 2007/10/23(Tue) 20:45:43 [210-135-222-110.parkcity.ne.jp]

Re: 1000円かあさん / タラオ・バンガイ
父親(主人)役は三島雅夫だよ〜〜ん。

早逝する息子の片山明彦も哀しい位良い。
香川京子、岡田英次、三好栄子、沢村貞子、加東大介、沢村貞子、一の宮あつ子、
田武謙三、本間文子、中村是好みんな良い。斉藤一郎の音楽がこれまた良い。
(助監督が石井輝男なのな)

あぁ!芳醇な成瀬の世界。

No.151 - 2007/10/23(Tue) 21:06:39 [p1017-ipbf510fukuokachu.fukuoka.ocn.ne.jp]

Re: 1000円かあさん / 久留米無法j松
すみません。父親役、三島雅夫が頭にあったのに、なぜか
千秋実と書いてしまいました。なぜ?

No.152 - 2007/10/23(Tue) 21:13:20 [210-135-222-110.parkcity.ne.jp]

絹代さんとチエミさん / タラオ・バンガイ
無法松さんのわが国NO1アクトレスは田中絹代さんとのこと。
彼女とチエミさんの実現しなかった幻の企画があったのを、無法松さん「知っとうや?」

そのタイトルは「君大空に果てるとも」原作:川口松太郎(サノサ節)、監督:川頭義郎、
脚本:成澤昌茂、主演:江利チエミ、田中絹代、勝呂誉で、確か昭和37か8年
の年頭に、その年の松竹の製作予定作品として、複数の映画雑誌に発表された。

原作は読んでないが、ラジオドラマで水谷八重子(初代)が演じたのは聞いた。
特攻隊の青年に出撃前夜、芸者が今生の別れに「さのさ節」を歌って聞かせてやる、
そんな話だった。ラジオでは小梅姐さんが「さのさ節」を歌った。映画ではチエミさん
が芸者、勝呂さんが特攻隊員、そして絹代さんは特攻隊員の母で、戦争が終わってから、
芸者に会いに来てお礼を言うのだと思う。チエミさんの「さのさ」がヒットしたので、企画
されたらしい。この頃チエミさんは優先本数契約でもあったのか、松竹の仕事が多い。

脚本の成澤氏は溝口門下であり、新藤兼人の「ある映画監督の生涯」でその美丈夫ぶり
を見ることが出来る。監督作品もある。木下の「香華」も、当初彼が監督の予定だった。
監督の川頭氏は木下門下の、誠実な作風で知られ「子供の眼」「涙」が代表作である。
これだけの粒ぞろいのスタッフ・キャストが具体的に決まっていたのに、製作されなかった
のが残念で仕方がない。脚本が当時のシナリオ誌や映画誌に掲載されていたのでは?
或いは準備稿が出来ていたのでは?と、神保町界隈にも頼んであるが、今のところ
見付かっていない。川頭氏は既に鬼籍に入られたが、脚本の成澤さんは80余歳でご健在である。
昨年、思い切って手紙で問い合わせて見たが、返事はなかった。
 
 絹代さんの「おかあさん」系列の作品では、山村聡監督の「母子草」が小品ながら、
愛すべき佳作だった。この「君大空に果てるとも」も完成していたら、そんな作品に
仕上がったのでは?とチト口惜しい。
(画像は「宗方姉妹」)

No.153 - 2007/10/24(Wed) 16:41:21 [p1117-ipbf505fukuokachu.fukuoka.ocn.ne.jp]

Re: 1000円かあさん / 久留米無法松
「君大空に果てるとも」のことは知りませんでした。さすが日本映画に造詣深いタラオ・バンガイさんです。実現できず惜しかったですね。最近の映画で確か特攻隊が飛び立つ前に好きなベートーヴェンの月光ソナタを聞かせるというのがありましたが・・・
脚本の成澤さん、<ある映画監督の生涯>でその美丈夫ぶりを確かめてみましょう。大好きな<赤線地帯>も彼の本でしたよね。監督作品の<雪夫人絵図>は失敗作といわれているようですが、僕は決して嫌いではありません。川頭義郎さんが川津裕介の実兄だということ知りませんでした。以前テレビで見た<台所の花嫁>(久我美子 日守新一)がなかなか爽やかな映画で好きでしたが。山村聡の<母子草>は未見です。渥美清という人、あまり得意ではありませんが、関係ないですが、<父子草>はお気に入りの映画です。

No.154 - 2007/10/25(Thu) 15:00:50 [61-24-15-45.rev.home.ne.jp]

Re: 1000円かあさん / タラオ・バンガイ
無法松の親分サン、早速の書き込みありがとうござんす!
「月光の夏」でしたね、悪い映画ではなかったけど、私的には渡辺美佐子の演技に、
ある種の翻訳劇調の臭さがあって・・・・(+_+)?・・・・でした。

成澤監督の「雪夫人絵図」は私も同意見です。東映で撮影されながら「お蔵入り」し、
日活のロマンポルノとして封切られた不幸な作品。いずれ「時」が評価するでしょう。
ところで、成澤脚本の溝口で撮る予定だった「青電車」読みましたか?

川頭さん(「台所の花嫁」は「お勝手の花嫁」だと思う)の「子供の眼」は成瀬調の佳作
だったけど、傑作たり得なかったのは、成瀬と違って「視線のいやらしさ」がないから?

「父子草」好きなの?木下惠介脚本、丸山誠治演出、渥美と石立鉄男の「愛の歴史」
・・・・そうなんだ、あれが好きなんだ・・・・・
大映で森茉莉原作「枯葉の寝床」を増村保造監督、田宮二郎、大田博之で撮る計画
があったそう。ただ永田ラッパの「男同士はキビが悪い」の一言で中止になったとか。
当時の田宮も大田もキレイだった。大田は第二の岡田時彦で売り出したかったみたい。
「盲獣」を作る会社だけに、思い切って作ってりゃ良かったのに。今となっては惜しい企画。

では親分サン、新米を肴にブタ汁喰い過ぎない様に!「肥満は諸悪の根源」でっせ。

No.155 - 2007/10/25(Thu) 17:56:56 [p2068-ipbf608fukuokachu.fukuoka.ocn.ne.jp]
石濱朗さん / タラオ・バンガイ
20年位前、九州で見た(聞いた)、TVCFが今でも忘れられない。
熊本の銘酒の宣伝だった。
いきなり男の声のナレーションで「美少年、純生パック、新発売!」地方のTVに
当時多かった、画面の動かないCFだった。
「ビショウネン・ジュンナマパック」の韻が妙におかしくて、笑いが止まらなかった。

木下惠介監督の映画には、美しい少年や青年が出て来る。
監督の「趣味」をとやかく言う人もいるが、清々しい男の子がイイのは判らぬでもない。
石濱朗もある時期「先生のお気に入り」の一人だった。
「少年期」「海の花火」などで、その都会的な「美貌」を謳われた。

石濱自伝(「終演の時」)を読むと、黒澤明の「七人の侍」の美少年役に話があったと言う。
完成した映画では木村功が演じていたが、「美少年」にはいささか年令的にムリがあると
思っていたので、そうだったのか!と納得した。大学(立教)に進学の時期だったので、
師匠の木下が断ったと言う。他社出演と言っても、当時の木下の力を持ってすれば可能
だった筈だから、石濱は現在世界的な名作と評価されている作品への、出演の千載一遇の
チャンスを逃したことになる。

友人の黒澤ファンに依れば、「あれは木村で良かった。木村功の演技力が必要な役だ」
とのことだった。映画では男性だけの集団生活の中で、少年が他の六人のアイドル
或いはペット的存在になっている日常が、上手に描かれていると思う。
村の娘(津島惠子)と恋仲になって、白い花の咲く野原での語り合う場面は、殺伐とした
この映画の中で、唯一の美しいシーンだ。
そんな場面を、この時期の石濱朗の「美少年・純生パック」で見たかった気も、私には
しないでもない・・・・しかし、この頃の石濱さんは確かに「眉目秀麗」ですね。

No.146 - 2007/10/21(Sun) 21:11:41 [p2180-ipbf215fukuokachu.fukuoka.ocn.ne.jp]

Re: 石濱朗さん / 久留米無法松
<美少年>は九州では普通にポピュラーな日本酒です。かなり甘口なのでこの名がついたのでは。かといって<美少女>では酒の名前にはなりませんな。まったく反対の<男山>なんていうお酒もありますよね。

石浜明、数ある<伊豆の踊り子>の中では一番適役だったと思いますが。高橋秀樹とか黒沢なにがしでは勉強なんかしそうもない体躯会系ですよね。<惜春鳥>の中では組合運動の闘士でしたか?個人的には小坂一也が好きでしたが。あの映画が出来たころ、まだ会津にはお城が再健されていなかったんですね。

No.147 - 2007/10/22(Mon) 21:12:41 [61-24-15-45.rev.home.ne.jp]

Re: 石濱朗さん / タラオ・バンガイ
「美少年」と言えば、小林正樹のにんじんクラブ製作「怪談」の「雪女」の
挿話があります。村の青年(仲代達矢)と雪女(岸惠子)の出会う場面で、
雪女が青年の顔を見て「美少年だねぇ!」とつぶやくのですが、仲代は美形
ではありますが、年齢的にも「美少年」ではなく、映画館では失笑?が起きました。

余談ですが、二人が野原で交合するシーンがあり、明らかに吹き替えと判る
雪女の乳房ベロンの場面がありました。LDで発売された時にはそのシーンは、
収録されていませんでした。私が見たのは「みゆき座」だか「スカラ座」だか
のロードショーでしたが、一般封切りの際に削除でもしたのでしょうか?
発売中のDVDではどうなのでしょう?

後年、雪女を「雪女郎」の題で藤村志保が演じましたが、村の青年に石濱朗が
借り出されて他社出演しています。歳月は残酷で往年の美少年ぶりはなく、批評
にも「任を得ない」と書かれていました。

No.148 - 2007/10/23(Tue) 10:07:10 [p1248-ipbf212fukuokachu.fukuoka.ocn.ne.jp]
お茶と同情 / タラオ・バンガイ
私は邦画ファンだから、洋画は得手でないが、デボラ・カーは知っている。
元祖「クール・ビューティ」の人ですね。亡くなったとか新聞に出ていました。

「黒水仙」「地上より永遠に」「王様と私」などが有名で、「地上より永遠に」の
浜辺でキッスしているポスターは、子供心にドキリンコンした記憶がある。
「地上」を「ここ」に「永遠」を「とわ」とルビが振ってあって、父にこう読むの?
と聞いたら、「ここ」は当て読みだろう、「とわ」は普通は「永久」と書くが、と
教えてくれた。

私の世代で、デボラ・カーの有名な作品は「お茶と同情」だった。
「シスター・ボーイ」なる言葉が、これで一世を風靡した。丸山(美輪)明宏が、その
代表みたいに言われたが、本来はナイーブな心優しい少年の意味なのだろう。

我々「オールド“シスター・ボーイ”」(けっ!)を優しく(おっかなく?)見守る
「“でぶり・かあ”ちゃん」よ、長生きしてくれヨ〜〜〜ォと、書いておこう。

No.144 - 2007/10/19(Fri) 11:36:41 [p2067-ipbf201fukuokachu.fukuoka.ocn.ne.jp]

Re: お茶と同情 / 久留米無法松
 デボラ・カー、あまり美人がいないイギリスにしては、お上品で美しい方でした。少し前にこちらの職場で<王様と私>の上映会をやったのですが、今改めて見るとあの当時のアメリカのアジアを舞台とした映画、仕方がないのでしょうが、どうもステレオタイプ的な見方で、興ざめの部分もありますね。こちらはあまり日本のミュージカル見ていないのですが、日本では越路さん、上月さんあたりが先生役でしたっけ?
 シスターボーイといえば、ジョン・カー、映画「南太平洋」でしたね。

No.145 - 2007/10/21(Sun) 12:12:46 [61-24-15-45.rev.home.ne.jp]
戦争と貞操 / タラオ・バンガイ
そんなテイソーな話じゃないが・・・
昭和32年にソ連映画を新東宝が配給したことがあった。
「明治天皇と日露大戦争」などの映画を製作した新東宝も、日教組の活動を
描いた「人間の壁」に自社のスターを出して配給したり、そんな頃の1本だった。
原題は「鶴は翔んでゆく」だったが、当時の新東宝の首脳陣(大蔵貢氏?)の
付けた題名が「戦争と貞操」だった。

「ミハイル・カラトーゾフ監督による、戦争が招いた悲劇を現実的かつ叙情的に
描いた悲恋ドラマ!」とのことで、各映画賞を受賞した名作だったようだ。
当時、新東宝はエロ・グロ・ナンセンスのお手軽作品が多く、終戦時の米兵相手の
女性を「女の防波堤」と言う題で映画化する会社だったからか、この邦題には批判
が多かった。朝日新聞か週刊朝日にもそんな記事が載っていた、と記憶している。

封切り後何十年か経って、今はない六本木WAVEの映画館(シネ・ヴィヴァン)
で、それは再上映された。その時は題名を原題に戻し、ポスターに極めて小さく
(旧題・戦争と貞操)と入れてあった。

あぁ、その時の朝日の映画評に「何故、題名を変えるのか?『戦争と貞操』のタイトルは、
映画の主題を明確に表しているのに・・・」と書かれていた。

ただ、それだけのことで、テイソー?な話じゃないけれど、でも、だが、しかし、何か
暗示に富む話とちゃう?

ん?「ガメラ」の原題は「亀は翔んでゆく」・・・・・・そうだったかもしれないね。

No.141 - 2007/10/17(Wed) 22:57:49 [p1104-ipbf610fukuokachu.fukuoka.ocn.ne.jp]

Re: 戦争と貞操 / 久留米無法松
そのロシア(ソ連)映画は未見です。ロシアの音楽とかは割合聴くほうですが、映画となるとついつい後回しにしてきました。
亀というとジャンプの跳ぶではなくて空を飛ぶという意味の「亀は飛ぶ」のようなタイトルのイランの映画で地雷で足を無くす子供たちの話を映画にしたのがあったはずですが・・・・
(関係ない話ですみません)
新東宝といえばまたひばりさんが登場しますが、「雪之丞 57年」あまり評価されませんでしたが、なかなかの力作だったと思いますが。宇治みさ子もかっこよかったし。

No.142 - 2007/10/18(Thu) 10:24:26 [61-24-15-45.rev.home.ne.jp]

Re: 戦争と貞操 / タラオ・バンガイ
セゾン文化華やか?なりし頃、錦糸町西武のキネカ(映画館)が、ソヴィエト映画専門館に
なって・・・・・何時もガラガラ蛇がトグロを巻いていましたよ。

ソヴィエトと言えば、日航のモスクワ線が開通した日、TBSで特番ありましたね。
鈴木治彦アナとチエミさんが司会をしていました。帰国する前の岡田嘉子さんがお出になって、
その日本語の美しさにうっとりしたものです。その便にはセゾンの堤清二氏も乗っていて、
ビジネスとしての「ソヴィエト」を考えている、と言った意味の発言をしていたと思います。

鶴と言えば「美空ひばりは鶴だった」(麻生千晶)と言う本が出てますね。ひばりはひばりで
イイじゃん、出世魚ならぬ出世鳥かい?ひばりって鳥は・・・・と思いましたが。

「競演・雪之丞変化」ですね。LDで持っています。「大きいけれど薄い」印象の映画でした。
当時は何時もはガラガラ蛇の棲家の新東宝封切館も、この作品の時は満員でした。
新東宝の経営が悪化したので、子供の頃お世話になったお礼に、美空さんは出演したとか。

美空さんの映画って言えば、山村聡監督「風流深川唄」の感想を聞きたいねぇ。無法松さん。

No.143 - 2007/10/18(Thu) 15:32:49 [p2205-ipbf315fukuokachu.fukuoka.ocn.ne.jp]
おばんギャグ / タラオ・バンガイ
高峰デコさんの書いたものに、1年毎日汽車弁でも平気な2枚目に、プロポーズされた、
と言う記述がある。当時これは誰のこと?と、我々仲間で話題になったが、
失礼ながらそれは池部良サマじゃなかろうかと、秘かに「結論」?が出た。

しかし、池部さんがエッセイを発表するようになり、読んでみると食べものに鈍感な人
ではないらしい。

大分前に雑誌「ハイ・ミセス」で、池部さんは高峰さんと対談しているが、これは面白かった。
高峰さんは宇野重吉と共演した「ファニー」の翻案「春の戯れ」を「いもの戯れ」と書く人
だけに、この対談の中で、池部さんとの最初の共演作「希望の青空」を、
「チホウのアホヅラ(痴呆の阿呆面)」と言っている。
無法松さんの喜びそうな「おばんギャグ」?の、可なりキツイ1発だった。

高峰さんは成瀬組、池部さんは豊田組が多かったので、共演は多くないが「朝の波紋」
(五所平之助)は佳作だと思う。
上原謙、岡田英次に池部さんの当時の三大美男スター共演と言われた作品である。
高峰さん、おフランスよりの帰朝第一作でもあった。

さて、汽車弁365日OKの、デコさんへプロポーズした2枚目は一体誰だろうね?

(「チホウのアホヅラ」のスチール、高田稔、入江、高峰、池部、ガキはメイコ)

No.126 - 2007/10/12(Fri) 11:25:42 [p2114-ipbf309fukuokachu.fukuoka.ocn.ne.jp]

Re: おばんギャグ / でぶり
「希望の青空」って、1942年製作なのね。
このスチールから戦時色は感じられない。
まだ平和な家族団らんの風景が描かれている。
この映画はビデオ化されていないのかな?

No.127 - 2007/10/12(Fri) 22:15:42 [softbank221042115103.bbtec.net]

Re: おばんギャグ / タラオ・バンガイ
でぶりサマ おはようございます。
「チホウ家の人々」タラオでございます。

でぶりさんの仰る通り、戦時色は感じられませんね。
デコさん、原節ちゃん、轟ハナ子さん共演の「若き日の歓び」も
昭和18年の映画なのに、轟さん毛皮(それもチンチラ?)着てるのね。
大政翼賛会の標語「ぜいたくは敵だ」は、この後なのでしょうか?
(この名コピーは花森安次さんの作と、巷間伝わっていますが)

>この映画はビデオ化されていないのかな?

一時、キネマ倶楽部で発売していました。私は買いそびれて持ってないのですが。
オークションを気長に探せば出るかもね。池部さんとデコさん共演の「愛よ星と共に」
は持っていますが、トルストイの『復活』の翻案の、大メロドラマでした。

〜『復活』の翻案では、山本薩夫で「雪崩」と言うのもありました。
(津島惠子、高千穂ひづる、岡田英次主演)私的には要再評価〜

(「希望の青空」には原節ちゃんも出てるのね、これも時代を感じさせない、おしゃれですが)

No.128 - 2007/10/13(Sat) 11:25:52 [p2124-ipbf510fukuokachu.fukuoka.ocn.ne.jp]

Re: おばんギャグ / 久留米無法松
 デコちゃん、役者としては立派な人ばってん、
どうも偉くなってからの人間性が今ひとつ、可愛げが
なくてすかんですばい。無法松も一度はほれたばってんね。
あれはデコじゃなくて頭デカっちたい。そればってん、
あん人の<流れる>のときの演技はうまかったね。ぴったりたい。<浮雲>は暗すぎるたい。プロポーズした男、誰じゃろか?
こっちはあんまり好かんけど、佐田啓二じゃろか?

 それにしてもメイコというのは・・・すごか顔しとるね。
これ以上いうとセクハラたい。轟鼻子さん・・・アハハ
あの人がでた<州崎パラダイス>よか映画だったね。

 <キネマ倶楽部、日本映画に夢中になり始めのころでしたが、
高かったですね。なかなか手が出なかったです。その頃
皆さんとお知り合いになっていれば共同で買えましたね!>

No.129 - 2007/10/13(Sat) 19:12:05 [61-24-15-45.rev.home.ne.jp]

ハナ子さん / タラオ・バンガイ
何時もチエミさんの「鼻」のことを、私やでぶりさんが言うので、轟ハナ子も鼻子と
思われたかもしれませんが、マキノ雅弘の「ハナ子さん」なる映画に、戦時中主演
したので・・・・・・画像はそれで左は山本礼三郎、灰勝、デコ、轟だって。
山本礼三郎って、でぶり好みかな?「野良犬」良かったですね。豊三の父ですね。

轟さんは「洲崎パラダイス」確かに良かったです。でも「青春怪談」もイイですよ。
でも「陽の当たる坂道」の母親役は、彼女だからこそ後味悪くなく演じられたと思います。
同じ田坂監督の「五番町夕霧楼」の木暮実千代の演技と共に、助演の鑑です。

デコさんの「浮雲」キライですか?あの暗さがたまらんのですがね、私にとっては。
昔の映画を見て全然古さを感じない作品は、浮雲」と大島渚の「太陽の墓場」です。
ヘンな組合わせでしょ?でも私的にはそうなります。大島のことは、また何れいつか
投稿させてもらいます。

「流れる」はデコさんの役は最初なかったと聞いています。彼女のネームバリューを、
藤本さんが利用したのでしょうね。本来は絹代さんが演じた女中の役なんか、ピッタリ
なんですがね、原作通りだと。年令的に未だムリだったのでしょうね。
彼女は「渡り鳥いつ帰る」(久松静児)や「空ゆかば」(堀内真直)が案外イイのですよ。

デコさんにプロポーズした2枚目・・・佐田啓二?そんな気もしますね。
ただ、彼女は意外に大木実と共演がありますねぇ。「張り込み」は結婚後だけど
「この広い空の下で」「子供の眼」・・・もしかしたら?

No.130 - 2007/10/13(Sat) 23:14:03 [p2124-ipbf510fukuokachu.fukuoka.ocn.ne.jp]

Re: おばんギャグ / modern
久々にお邪魔します。珍しいスチル写真満載ですな!ウハウハ致します。
ところで、どこのどなたか存じない方がYOUTUBEに「希望の青空」をアップされていますよ。

No.131 - 2007/10/14(Sun) 06:41:20 [ntchba302062.chba.nt.ftth.ppp.infoweb.ne.jp]

Re: おばんギャグ / でぶり
「希望の青空」のアップ、どこのどなたか存じませんが、有り難うございます。
入江たか子&原節子というビッグネームの共演が実現していたんですね。
このあと戦局はどんどん悪化してゆき、入江さんも、どんどん・・・あぁ無情。。。


No.132 - 2007/10/14(Sun) 16:24:24 [softbank221042115103.bbtec.net]

戦時中の映画 / タラオ・バンガイ
わぁ〜!「希望の青空」だ。Youtubeで見れました。
何処の何方か、ありがとうございます。
この映画には伊達里子も出てるンですね。入江自伝に出て来る方ですが、
映画の中では見たことないのですよ。
それに月田一郎も名前が載っていますね。五十鈴さんの最初のご主人だった人。
どんな顔の人だったのだろ?

入江さんのご主人だった田村道美氏は、有楽町の高級舶来品店の支配人を
していましたね。鼻筋の通った美男子でした。近くに娘の若葉さんのご主人が
トンカツ屋をしていて、たか子さんも若葉さんも良くお店に出ていました。
元夫婦が顔を合わすことはなかった様ですが。

三大美女の内、原さんを除く二人と高峰さんの顔合わせ(他に山根寿子さんも)
の「4つの結婚」のスチール。太宰治原作(「佳日」)、サザエさんの青柳信雄
監督で昭和19年の作品。これも戦争を感じさせない喜劇だった様です。
また、Youtubeに出ないかな?

No.133 - 2007/10/14(Sun) 16:36:29 [p2224-ipbf303fukuokachu.fukuoka.ocn.ne.jp]

Re: おばんギャグ / 久留米無法松
以前、デコさんのこと、きついこと書いてしまい、でぶりさんに
すっかり嫌われてしまったのではと心配しております。
お詫びに戦前の二枚目オンパレードの画像を紹介します。
1942年の国策映画「南海の花束」に今回、どんなお顔だったのかと疑問が出た<月田二郎>さんの写真をほかのキャストと
一緒にアップしますね。月田さんはいわゆる今でいうと
ソース顔、山田先生が日本的なお顔だったからこのバタ臭さに
ひかれたのでしょうか?戦後すぐに36歳という若さで
亡くなられましたが。この映画にはこちらがひいきだった
河津清三郎、大日方伝そして田中春男も出演していました。
皆さんまだ30代でした。それからここにはタラババンガイさんが以前紹介された25歳の頃の堤真佐子さんも出ています。

No.138 - 2007/10/16(Tue) 11:31:30 [61-24-15-45.rev.home.ne.jp]

南海の花束 / タラオ・バンガイ
南海の花束・・・・
そんな映画があったなんて、しかもこれは
<南方の新航路開拓に賭ける男たちの姿をダイナミックに描く航空アクションの傑作!
『ゴジラ』の円谷英二が描く本格航空映画>とのことで、12月にDVDが出るンだってね。
・・・・堤真佐子さんが出てるなら、買ってみっか。でも円谷英二で売ってるけど
監督は阿部豊・・・ジャッキーさんだよね。志賀暁子孕ませて捨てたワルイ奴?

無法松さんは五十鈴さんを山田先生と書いているけど、新演伎座にでも居たの?
月田一郎って山下真司みたいな顔の人ですね。大日向伝ってのも私には「謎」の人
ですが、ブラジルに家族で移住したとか。河津、田中イイですね。水島道太郎や
菅井一郎も。菅井さんは日活で何本か監督しているけど、典型的なB級映画。

山村聡さんで盛り上がった時、本当は山形勲さんも投稿したかったけど、
彼と監督の沢島忠さんを書くと、美空さんのことを避けて通れないので・・・・・
それこそ無法松さんに嫌われること言わなきゃならないし・・・で、止めました。
でも、「浮雲」「点と線」は名演!日活の舟木一夫の映画でも良かったですよ。
私は大好きな役者でしたね。

顔が謎の人って、入江さんの兄の東坊城恭長、役者も監督もしたそうですが、
写真見たことないのです。原作者の泉鏡花は「滝の白糸」の岡田時彦の役を、
彼にさせたがったと読んだことありますが。

No.139 - 2007/10/16(Tue) 13:39:19 [p1006-ipbf207fukuokachu.fukuoka.ocn.ne.jp]

Re: おばんギャグ / でぶり
無法松さん、どうぞご心配なく。

ここで足をくずして、楽しんで頂けているようで喜ばしい限りです。

芸能人は、私たち下々のファンのネタに上がってなんぼの商売でしょ? 
今回のようなウィットに富んだ辛口トークは私も望むところです。
どんどん本音で書いてくださいね。

No.140 - 2007/10/17(Wed) 01:15:45 [softbank221042115103.bbtec.net]
でぶり好み〜1〜 / タラオ・バンガイ
でぶりさんの「好いたらしい」おっちゃんはこの人。岡譲二サマ。
昭和17年東宝「武蔵坊弁慶」(渡辺邦男)での雄姿。
牛若丸は、もちろん でぶりさんでしょうヨ、きっとね。

No.134 - 2007/10/15(Mon) 13:45:06 [p2181-ipbf603fukuokachu.fukuoka.ocn.ne.jp]

でぶり好み〜2〜 / タラオ・バンガイ
でぶりさんの「好いたらしい」お兄ちゃんはこの人。林長二郎サマ。
デブリンにもパラリンにもなる前のお美しいお姿。しかし眉毛が太いネェ。
昭和7年松竹「不如帰」(五所平之助) ダッコされてるのは
もちろん でぶり嬢ちゃん。一体、でぶりさんって幾つなの?

No.135 - 2007/10/15(Mon) 13:48:49 [p2181-ipbf603fukuokachu.fukuoka.ocn.ne.jp]

Re: でぶり好み〜1〜 / でぶり
あらまぁ、ぱらりんの素敵なこと!
学生に化けてはみたものの、眉毛だけ時代劇がかってませんか?

長二郎:「蒲田の子役なんかに負けへんで。私の方が綺麗やし。」
秀子:「ふん!」

No.136 - 2007/10/15(Mon) 20:20:10 [softbank221042115103.bbtec.net]

Re: でぶり好み〜2〜 / タラオ・バンガイ
パラリン様の役は学生ではなく、海軍少尉だそう。武男と浪子の物語は最後に浪子が
「千年も万年も生きたいわぁ」と言って、死ぬンじゃなかったかな?
相手役・川崎弘子は福田蘭童(尺八奏者、「笛吹童子」「紅孔雀」の音楽も)の奥さんに
なって、石橋エータローは福田氏の息子で、でも川崎さんとは他人です。

逢初夢子も出てるのね。「もしもしアタシ夢子」は赤線地帯の三益愛子の名台詞。
関係ないか?それで、竹内良一って岡田嘉子に食われた人か?

No.137 - 2007/10/15(Mon) 21:07:52 [p2181-ipbf603fukuokachu.fukuoka.ocn.ne.jp]
「わたしの人生」 / タラオ・バンガイ
おっとっと、あぶないヨ・・・・・・・・・・・「あらよッと!」

大昔、チエミさんがラジオのフランキー・堺さんの番組に出ました。
フラさんが、その当時凝っていたヨットの話をしたら、チエミさんたら
間髪を入れずに「あらよッと(あら、ヨット)!」と切り替えしてました。
そんな当意即妙の受け応えの出来る方でしたネ、チエミさんって。

この写真、「わたしの人生綱渡り」程度の意味で、他意はありません。
深い意味ないってば・・・・・・「ホカク」しないでね。でぶりさん!

No.124 - 2007/10/09(Tue) 23:31:34 [p2218-ipbf505fukuokachu.fukuoka.ocn.ne.jp]

Re: 「わたしの人生」 / 久留米無法松
 チエミさんが言うとほめられるけど
こちらが連発する駄洒落、ただの親父ギャグとしか
言ってくれません。あの国民的放送局の料理番組の
アナウンサーとまだお若いのにおつむが寂しくなって
おられるお天気おじさんの、親父ギャグ、いいですよ。

 

No.125 - 2007/10/11(Thu) 22:06:49 [61-24-15-45.rev.home.ne.jp]
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