| http://catman.bar-nemanja.com/2017/09/blog-post_19.html?m=0 純引紹介記事 ↑ リンク
純引蒸留を最も活用くださっている、 北条氏の氣水コレクションは60を超えていると聞いています。 植物の奥深さですね、 、、
日本独自のらんびき文化発祥の豆知識〜 北条さんブログより 以下記事コピー 2017/09/19 蒸留器伝来の歴史と純引蒸留器 本日は蒸留器伝来について調べた情報を一部ご紹介させて頂きます。 蒸留器が日本に来たのは琉球王国に焼酎の製造法が到来した15世紀中頃ではと言われています。 琉球王国は1420年に現在のタイランドにあたるシャム国と交易が始まり、この頃の文献に焼酎、火酒、阿刺吉酒、南蛮酒といった蒸留酒らしきものの存在が明らかになっています。
1429年に琉球王朝が首里三箇に琉球酒(1671年以降泡盛と呼ばれる)の製造を認め、1477年に朝鮮の朝鮮王朝実録に琉球に琉球酒があったと記されて居ることからも、15世紀中頃に蒸留器が存在していたのではと推測されます。
16世紀初頭(1534年頃)には鹿児島に蒸留技術が上陸し、宮崎(日向)、熊本(肥後)と北進し九州の焼酎文化がつくられました。 江戸時代には、薩摩や長崎に東南アジア製アランビックが日本に上陸します。
長崎は、アランビックを参考にガラス製で似せて作りはじめ【レトルト】や【コルフ】と呼ぶ蒸留器を作り出したとの事。 その後、金属製とガラス製の蒸留器が参考にされ、陶器で蒸留器を作り【ランビキ】と名付ました。 ランビキの名は金属製のアランビック蒸留器が転じた事と蘭学者が医薬用に使用していた事からその名となり、漢字では【蘭引】となりました。
写真上左が「蘭引蒸留器」
蘭引蒸留器は、蘭学者や位の高い武家に伝わり、美容と健康のために使用され、明治まで使われてきましたが、以降の時代には使われなくなり博物館などで見かけるものとなりました。
ネマニャで氣水(陶器製蒸留器で造られる芳香蒸留水)造りに使用している純引蒸留器は、西伊豆の戸田舟山の野口純さんが蘭引蒸留器の進化版として開発されたもので、2007年より販売開始されたものです。
当店にご来店されたお客様から時々"アランビック蒸留器と純引蒸留器の違い"を聞かれます。 今日は使用している純引の特徴についてまとめてみました。
●純引蒸留器の特徴
1.轆轤つくられ、古瀬戸の椿山窯で製作される純国産品。 2.組み立てが簡単。 3.1つの蒸留器でハイドロ式とスチーム式の抽出法が可能。 4.植物の強酸に耐えられる陶製。 5.金属の酸化化合物の溶出がなくピュアな精油(精油成分が多い一部の植物のみ)や芳香蒸留水が造れる。 6.植物の精油付着時の洗浄が簡単、菅も13センチのガラス管のみなので簡単。 7.収納がコンパクト。
純引蒸留器もとても魅力ある蒸留器の一つです(^-^) 写真上は純引で造った当店の氣水の一部です。 ピュアな植物エネルギーの水やノンアルコール・ジン、オーガニック・シロップ、氣水ブレンドのビターズとそれを使用したカクテルも是非お楽しみ頂きたいとおもいます!
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No.2029 - 2017/09/22(Fri) 19:27:33
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