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記事No.820に関するスレッドです

油分の洗浄方法 / noguchi jun no.951115 [関東]
Q:油分の洗浄はキッチン食器用洗剤でいいのですか?アクリルたわしでも取りにくい精油付着が在ります、どうされていますか

A:おっしゃる通り、植物の油分(精油)の性質は様々です
私の経験ですが、コンパッションとコーネリア同じ薔薇族なのですが精油の粘りと言うか粘着力が随分違います。コンパッションの油分と香りはアクリルたわしで簡単にとれる、コーネリアのしっかりした油分と香りは食器洗剤を柔らかいブラシに付けて隅々まで洗います。
13cmのガラス管も細いブラシで中を洗います。
せっかく時間をかけて抽出するのですから、油分、香りは取りきり,純粋な植物力を作ります。

A:また、他社銅製蒸溜器や銅管パイプの手作り蒸溜器の場合、管内掃除用の長いブラシを使って掃除します。高野理化などの専門店に便利なブラシが在りますのでクレンザーや中性洗剤で発生した酸化化合物と油分を取り除きます。

No.820 - 2011/01/15(Sat) 11:39:57

質問 ラベンダー蒸溜水の色について / noguchi jun no.951115 [関東]
Q:他の蒸溜器で抽出しています、蒸留液がこちらに載っている色と違うのですが、・・・・・・・(他省略、お使いの蒸溜器メーカーに問い合わせください)

A:何度か他の蒸溜器との差についての質問が寄せられます、こちらに回答を記載しておきます。
陶器蒸溜器(表面ガラス質)は植物エキス(精油や蒸留水は最初の頃はとても強い酸性が出てきます)との化学反応が非常に低いため、色の変化なく植物エキスを採集できます。植物エキスは金属蒸溜器の場合、精油色の変化、蒸留水の変化、それは金属との酸化化合物のため色が変化します。
銅蒸溜器もステンレス蒸溜器も古くから使われている素材なので心配はないと思いますが、安全性についてはそれぞれのメーカーに問い合わせください。

★ いろいろな蒸溜器について 
銅蒸溜器は江戸時代に日本に入ってきました。
当時の日本は銅緑青が身体に悪い物と考えられていて、また、
中国漢方の流れの日本だったので、銅蒸溜器から出る酸化化合物は緑青と考え、受け入れられなかったのではと推測できます。
それで日本の医療従事者は、その構造を簡略化、陶磁器で蒸溜器を作り替えて「らんびき」が生まれた。
各地のお殿様の博物館には素晴らしい染め付けの「らんびき」が展示されています。奇麗に彩色された美術品です♪

中国の漢方では蒸留液は使ってなかったのか?煎じ液利用が主流だったのか? 漢方が進んだ中国で蒸留エキスを使っていなかったのか??大変 興味が在ります。

インドのアーユルベーダは今も受け継がれています。 大きな鍋でオイル,多分パーム油ではないかと思います、その中に薬草を数種をぐつぐつ煮出して全身ケアに使われています。
他に陶土作りの蒸溜器があり利用されている様です。しかし磁器土でなく陶土は成分や香りの染み込みがあるので多分,植物毎に専用蒸溜器使いしていると思われます。
 
知識がないのでよくわかりませんが、西洋で蒸留液は香り利用が主立った使い方だったのでは?と感じます。
蒸留水、ハイドロゾルの薬用飲用利用は日本の「らんびき」が最初だったのでは?推測。 
ちょっとロマンティックです♪

No.824 - 2011/01/22(Sat) 22:00:29