| 「ハイレゾ」とは高解像度という意味らしく、まあ昔のハイファイの 現代版みたいな流行語にしようと企んでるという噂もある。 高解像度化に意義を挟む人は、俺は蝙蝠じゃねえから、CDの規格の 音域とダイナミックレンジで十分だし、聴き分けできるわけない。 だから、商売上のインチキ戦略で人を騙すのはやめるべきと言う。
たしかに凄い高音域まで収録出来るし、大音量から小音量までを 余裕たっぷりに録音再生出来る規格なのだが、そこが良いのか? 私はそこが目的じゃなくて、CDなどの規格で録音再生した音楽が なんかアナログと違う耳触りになっていないか? といった素朴な 疑念から生まれた問題意識がベースだと思うのです。
だからCDの音質で十分だし、MP3の圧縮でも同じに聴こえると 言うのなら、それはご勝手に幸せな人だし、それでいい。 だが、もっと良い音質で聴きたいと思う人を馬鹿にするような 罵倒は絶対に許せない。 酒類やコーヒー、紅茶とか人それぞれ、味覚知覚に拘りがある。 みんな同じで違いが判るなんてウソだと言ったら殴られますぞ。 科学的に証明しろなんて言ったらケンカ売ってると思われるよ。
今回、ハイレゾ配信にあたって、下記のようなデジタル化を 行なっているということです。 http://www.e-onkyo.com/sp/news/256/ マスタリングはキングレコードの関口台スタジオで行われた。 1960年〜70年代を中心にレコーディングされたアナログ・マスター テープを、名器TELEFUNKENにかけ、PyramixでDSD音源化。
しかしながら、これ今回初めて行なったのでしょうか? 私はもう既に、LP紙ジャケコレクションシリーズの時点から アナログマスターテープから、DSD録音でのアーカイブスを 行なっているのではないかと推察しております。 すなわち、もうとっくにキングのザ・ピーナッツの全録音は DSD化されており、何時でもハイレゾ配信出来る態勢にあると 思っています。 だって、思い出して欲しいのですが、ハイビットでマスタリング して作ったと宣言してたじゃないですか。 最新デジタルリマスタリングという表記です。 オリジナル・アナログマスターからの高品質(ハイビット24bit) リマスタリングと謳っていましたよね。忘れてませんか?
DSD録音というのは、アナログを「ありのままで」デジタル化 するという方式なんです。 PCMにしないと音質的な加工や音楽的な編集が出来ませんが、 ザ・ピーナッツの時代のアナログテープをデジタル化するには 最適なのがDSDです。まさに適材適所なんです。
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No.625 - 2015/01/21(Wed) 12:06:34 |