| ザ・ピーナッツ以外のレコード・リリース状況には詳しくないのですが、当時のレコードは 非常に高価な代物なので、1000枚くらいしか売れなくてもペイ出来たように思います。 当時の物価をネット記事で探してみました。(昭和35年の例)
封書=10円 はがき=5円 新聞購読料(1ヶ月)=390円 週刊誌=30円 コロッケ=10円 カレーライス=100円 牛乳=14円 コーヒー=60円 蕎麦=60円 映画(封切り/大人)=200円 国鉄最短=10円 銭湯=17円
こういう時代にシングル・レコードは300円ですから、どんどん発売したくなりますよね。 プロマイドも300円でしたから、これも儲かりますよ。どんどん作ってたように思います。 出るレコードは欲しくなるのは当然なので、お袋に小遣いをもらうのが大変でした。
ちなみに、現在記録として残っている発売日よりも実際は何週間か早く現物がレコード店に 出ていましたよ。そういうケースが圧倒的に多かったです。 翌月の新譜予定の冊子もくれるのですが、来月分がもう店頭に出ているものばかりでした。 当時の発売日は、現在の雑誌や週刊誌の発売日みたいなものだったように記憶しています。 でも、記録は記録ですので尊重しなきゃいけませんが、録音日からリリースまで余りに長い と思えるのは、そういう背景もあるのではないでしょうか。
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No.152 - 2010/08/27(Fri) 19:05:47 |