 | とうとう舟木さんの最後の恩師が旅立たれました。 最近のお姿から十分に予期できる状況だったとはいえ、現実になるととても寂しい思いで一杯です。弟子ではない舟木さんが偉大な作曲家から圧倒的に多い曲を提供されていたことは、世間一般では全く知られていないことが至極残念です。 どのマスコミも船村徹イコール演歌の記事ばかりで、映像に出てくる歌手は北島さん、鳥羽さん、そして細川さんばかり。船村さんが舟木さんの名曲を作り出したことはファンをはじめ、一部の人たちしか知られていないことも、とても残念に思っています。 舟木さんの最も好きな曲は、高校三年生でも絶唱でもなく、夕笛でありその人は昔です。 夕笛が発売されたのが昭和42年、映画は4年後の高校2年生の夏休みにテレビのゴールデンタイムで観ることになります。 たまたま家のテレビが故障していた為、アルバイト先であるクラスメイトの親が経営する測量事務所に無理をお願いして、休憩室に布団を持ち込み泊りがけで観たものでした。その時はこの機会を逃したら一生観られないと思ってしまいました。 そして今の女優にはない透明感のある松原千恵子さんの姿に、圧倒されたものでした。 今でもユーチューブで観ることができますが、松原さんが目が見えないことに気づいた舟木さんが詰め寄る迫真のシーンは、恥ずかしながら未だに胸が痛くなってしまいます。 夕笛は楽曲も映画も自分にとって最高の作品です。
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No.3039 - 2017/02/18(Sat) 19:19:20
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