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InDesignCS3からPostScript(の類)を書き出したとき。グラデーションのカラースペースは、DeviceCMYKでなく、SeparationやDeviceNになるようです。
カラースペースが異なることによって、分版出力、画面表示には問題ありません。 オーバープリント絡みでは、DeviceCMYKであるために発生する問題を回避できて、むしろ好ましいです。 #最近はIllustratorやQuarkもSeparation(やDeviceN)を積極的に使うようです。
ただ、一般的なAdobe純正仕様のPostScriptRIPでは、DeviceCMYKとDeviceGrayにしかカラーマネジメントが働かないので、プリンタの原色で出力されてしまうという問題が発生します。 #ちなみに、CS2でも直接PDFを書き出すと、DeviceNカラースペースで書き出されるので、やはり普通のRIPではカラーマネジメントされません。
プリントの設定を見ると、一般的にPostScriptを書き出すのに最適な「カラー:コンポジットの変更なし」を選択されているようです。 一般的なAdobe純正仕様のPostScriptRIPでプリントするときだけは「カラー:コンポジットCMYK」にして、かつ同じ画面下に表示される「オーバープリント処理」(オーバープリント処理結果のシミュレート)にチェックを入れてみてください。 すると、正しく分版出力した(にほぼ近い)結果を、DeviceCMYKカラースペースで表現できるよう、InDesignはオブジェクトを分割してくれます(透明効果の分割みたいに)。 グラデーションもDeviceCMYKカラースペースになりますので、一般的なAdobe純正仕様のPostScriptRIPでも、グラデーションにカラーマネジメントが働くようになります。 #同様の機能はAcrobatにもあります。
p.s.
データが重くなります。また、問題が起きたとき原因が分かりにくくなりますので、常用はおすすめしません。 あくまで該当RIPを使うときだけの対策と考えてください。
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No.696 2008/02/15(Fri) 14:44:05
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