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記事No.3519に関するスレッドです

思考実験 / ubik0101
たとえば通りすがりの家のガレージの扉が開いて、車が出てきました。立ち止まって見送ります。そこで。ガレージの扉が閉まってた状態では、車が見えませんでした。そのときの、車は、あるのかないのか?を思考することはできます。

その車が知覚・意識されない状況では、ガレージには車はあるかないか不明です。とくになにか理由がなければ、日常でも、あるとかないとかは、考えてないでしょう。

(a)・・・そこで扉が開いたら車がありました。これを、扉を閉めてれば車はなく、扉をあけたら車がある。と、観測される、とします。

このことから、意識を離れて外界はない、あるいは意識はその内容、意識内容がなければ観察者もいない。と判定するとします。しかし、そう判定するのは意識です。つまり、そう判定する意識は、そう判定する、というだけのことです。

(b)・・・扉を開けて、車がありませんでした。これを、ガレージにあった車が扉を開けることで、消えてなくなる、と観測される、ということも考えられます。

この(a)(b)どちらも扉を開ける前の車は、あるかないか判らないのに、知覚の示すことと逆に空想した、思考による演繹です。

(c)・・・扉を開けて車がなければ扉を開ける前もありません。(d)・・・車があれば、扉を開ける前もあります。と考えるのが、一般かもしれません。これは知覚の示すことと同じに空想した、思考による演繹です。

ここから意識を離れて外界はある、あるいは意識はその内容ではない、と演繹しやすいかもしれません。

これも、そう判定するのは意識です。そして、この範疇でしか意識が動かないなら、観測者が、扉を開ける前からいた、という空想を要するかもしれません。

それで、細かく見れば、まだ縺れた思考が見つかりそうですが・・・おおまかに言えばですが、車にしても観測者にしても、扉を開ける前の状態は、まったく空想です。それに気がついてないために、(a)〜(d)の判定がなされるということです。

そこから、たとえば意識はその内容、あるいは意識はその内容ではない。観察者があるない、と見なされる。それだけのことです。

No.3512 - 2011/06/10(Fri) 08:31:32

Re: 思考実験 / ファルコン
通りすがりですが、一言。

>たとえば通りすがりの家のガレージの扉が開いて、車が出てきました。立ち止まって見送ります。

一時的な、ガレージの、知覚、観察がある。

>その車が知覚・意識されない状況では、ガレージには車はあるかないか不明です。
>とくになにか理由がなければ、日常でも、あるとかないとかは、考えてないでしょう。


(a),(b),(c),(d) は、予測を無視しています。
そしてまた、ガレージの観察が一時的であることが考察に入っていない。

ですから、それを考慮して、次のことが言える。
すぐ前に、車を入れたのを知っているなら、あるとかないとか、予測として考えることもあるでしょう。
持ち主がどこにいるかの情報でも、車の存在の予測は変わる。
正確に言うと、あるないは、たとえば、その確率によって、言える。
この予測の思考は、ものの知覚される性質を実によく表しているでしょう。
ですから、扉を開ける前の状態は、まったくの空想ではありません。

No.3513 - 2011/06/11(Sat) 12:17:28

Re: 思考実験 / ファルコン
予測には、時間的に、場所的に先の予測と、
時間的、場所的に過去に、元に戻った予測とがあります(内挿とでも言うのかな)。

No.3514 - 2011/06/11(Sat) 12:23:21

Re: 思考実験 / ubik0101
たまたま歩いていて。そこから車が出てきたので、そこがガレージと判ったという程度の・・・どんな過去の観察もない・・・そして、未来の予想も生じてない・・・まったくの通りがかりとして考えました。

というのも、ただ、見る聞くとかの、知覚が機能してるだけ・・・いまここ・・・そこから過去や未来を予想したりする意識が、どこかに偏ってたら、偏った世界観を持ってしまうのではないか?

それで、(a)(b)(c)(d)どれかを偏重することなく正確に思考するなら、偏った世界観を必要としない。ということを、探ろうとしたのです。

またその奥では。知覚されることは、ある。知覚されないことは、ない。あるいは、あることは知覚される。ないことは知覚されない。そんな暗黙の前提に疑問を提起したかったのです。

No.3515 - 2011/06/11(Sat) 14:02:48

Re: 思考実験 / ubik0101
それと。たとえば(a)というのは、その人の有り様の説明です。そこから見える風景、その世界観です。この世界の有り様が事実こうだ、という表現、認識、理解としては人為的な強調があって不完全です。なのに、そんな、なにかの世界観を、あたかも事実の世界の有り様として検討するのは、不整合、ということもあります。
No.3516 - 2011/06/11(Sat) 18:26:47

Re: 思考実験 / hato

青い鳥の羽を、じっと見つめると、うっすらと、背後に黄が映ってくるかも知れません。たとえばそのように強調されて判明する、世界にはものごとが知覚されやすい、仕組みがあります。感覚は差を取り、意識は焦点を当てます。

起きてきた、感覚、感情、思考・・・出来事、そこから前後左右その周辺と・・・関係していないものをことさら関係しているかのように見、人は現象に継続性を与えることで、自我を形成することができます。仕組みは用い、或いは、仕組みに用いられたりするでしょう。

たとえば連続・・・不連続・・・実際人は、連続、不連続、どちらでもあり、ない、どうでもない・・・不思議の最中です。

眼耳鼻舌心意、その世界。は、それら機能が元来まったく、相互に無関係、だからこそ、正常に関係していくことができます。この大事。これは人が、総てが起きている、総てが稼動、不可視の、空、中道、その不可知。を見ることから了解されます。そうでないなら、どうしても人は、知らないところを知っており、剥けないところを剥くのです。

みどりの庭に咲いてる白いコスモスの花に、関係するともなく咲いた、ピンクのゼフィランサス。蜜蜂が、おしべとめしべを交配しています。

No.3517 - 2011/06/11(Sat) 23:46:39

(No Subject) / 咆哮
叩けば開かれる
確かに気にもしなかったら車の所在は、その人にとっては不明に思います。
頭の中で悪口が聞こえます。
同じ一つの悪口でも思考により無数の欠点が見つかりました。

ubikさんには以前返事を頂いたのに返信が出来ませんでした。
今でも覚醒の為、努力する努力をしています。つまり怠っていると自覚しつつ、精進します。
また、消えます。
横槍失礼しました。

No.3518 - 2011/06/27(Mon) 11:44:51

Re: 思考実験 / ubik0101&hato

こんにちは。これからも、気軽に話しかけてください。

ubik0101

梅雨の頃、吹き込む風にも湿気がたっぷりの、こんなときもいいです。古家の狸は子を産んで、近所の人によると、最近子連れで散歩してるそうです。

hato

ほとんど雨の日が続いたのですが、気がつけば、プチトマト‘アイコ’の一番下の房が赤くなり始めました。

No.3519 - 2011/06/27(Mon) 16:23:30