私たちが住むこの敷地には、ナナ、という一匹の猫が、もうずっと前から、ひとりでいました。
前の家主さんがいた古家では、寝起きを共にしたり、出入り自由でしたが、家主さんが7,8年前に亡くなってからは、親戚の人に朝晩ご飯を貰ったり、庭の手入れをしているときだけ、人と一緒にいることができました。親戚の人は、自分の家に連れて行こうかととても迷ったのですが、ナナはやはり、この家と庭がいいだろう、ということで、仕方なくそうしたそうです。
一年半前の春から、私たちは、ナナと一緒に過ごすことができるようになりました。
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No.3720 - 2011/09/29(Thu) 21:23:09
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