>太陽は、人を蒸し焼きにしてしまえますもんね。たとえば愛は、表現としていつも慈愛とは、限らないでしょう。 >比喩としての北風と太陽・・・これはどちらの働きが・・・ということでは、ないでしょうね。
愛・・・愛と言うモノは、見えているものとは違って。
むかし越後の方に眉目秀麗の若いお坊さんがいました。 周りの女たちは、ほっておきません〜 いつでもいつでも、何か困った事はないか、と 尋ねて来ては、様々な仕事をしてくれます。 周りの、誰もかれも、下に置きません。
ある日ですね。子供を身ごもった女が 「お坊さん、助けて下さい」と言ってきます。 「誰にも言えない、子供を身ごもりました」 と言うのです。
お坊さんは、何も聞かず、置いてやります。 すると、周りの人は、怪しんで 「立派なお坊様になると思っていたのに・・・」 「あの女の子は、お坊さんの子供なのね」 となって、今度は誰ひとり、尋ねて来ません。 お坊さんは乞食のようになっても世話をする。
やがて子供を産んだ女は、姿を消す。 遺された子供を抱いて、哀れに思い お坊さんは我が子のように世話をします。
で、何年かして、その女は我が子を 取り返しに来る。年老いた両親を連れて。
不自由しながらも可愛がって育てた子です〜 「今になって、そんな・・・」とは、お坊さんは 言いませんね。「どうぞ、どうぞ」と。 来るもの拒まず、去るモノも追わず〜
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No.3802 - 2011/11/16(Wed) 12:42:15
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