[ 掲示板に戻る ]

記事No.3924に関するスレッドです

名称と形態 / ubik0101
たとえば視線を、上下左右前後に巡らせば人は、あらゆる方向の風景を見ることができます。では、その現実の裏側を見てみましょう。見えるでしょうか?知覚は見えるもの、ことしか見えないのです。だから裏側はない、とはいえないのです。このように、なにも解らないまま機能してる、この日常の解らなさに、裸で頭から突っ込んで行くことができるのではないでしょうか?

ところで、さて。また、総てが壊滅してしまってるのに、星は星、電車は電車、これが日常が不思議、神秘ということです。それがなんであれ、たとえば、空気、水晶、鉄、熱い、寒い、喜び、怒り、思考、自分、そのこと。それは、どうしても、それがそれである理由を探ることもできないのです。

たとえば、なぜ見えるのでしょう?なぜ水晶は水晶なのでしょう?もしこれに、あるいは科学の、あるいは心理の、あるいは宗教・哲学の、解答が見つかっても、どこまでも、なぜ、それは、それ?それが何であるか知らない、ではないでしょうか。けど、たとえば空気、水晶、鉄、見る、聞く、寒い、怒り、思考、自分、などは、それとして機能しています。これは、なんなのでしょう?

続きます。

No.3923 - 2012/01/09(Mon) 09:43:47

Re: 名称と形態 / ubik0101
そして人は、この、なにも知らない、知りようがない、たとえば水晶を、また寒い熱いを、喜んだり悲しんだり・・・好き嫌いや価値や美しさで、判断したり、ことさら判断しないという、意味づけて知ってるつもりを醸しだす・・・なかとなにかを繋げて認識する因果の思考・・・に依存しているのかもしれません。

そのようにして意識には、なにかを関連づけて、確認、認識、判断、評価することで、その意識に注意させしめる・・・たとえば一本の糸も、ぐしゃぐしゃにすれば縺れてしまう・・・それを解くために依存させしめる、そんな機能も、たしかにあるのです。そのようならば、たとえば世界を、自分を、日常を、未知と呼んだとしても、その意識に依存してるなら、思考としての、知らない、です。その実質は、いわゆる既知です。

そいう探査は、 たとえば、優越感劣等感、自我無我、あるない、原因結果、人間関係、愛、同一差異、星、電車・・・どう探っても、思考の内容、名称が変わるだけで、たとえば探究が深く、あるいは変化してるつもりで・・・その意識に依存の事態、その形態は、なにも変わらず、そのことに気がつかないかもしれません。

それはもしかして、人は意識を自分と思ってなくても、意識は自分、という事態かも知れません。その表現は同じでも、意識が何であるか知らないという叡智ではなく、意識が何であるか知らないという無知に乗って・・・そうであって日常生活ではなんの支障がないというだけで・・・それが成立してるかもしれません。

チョコレートの上の水晶と、ガラスの天使が窓からの朝日を浴びています。

続きます。

No.3924 - 2012/01/11(Wed) 08:19:31

Re: 名称と形態 / ubik0101
たとえば自分自身を知る。と、いうことは、とある状況の自分の、いわゆる思考や感情の反応、状態、有り様、観念や概念、その構造を認識、することではありません。それは、知覚や感情や意識の構造であり、知覚でき得ることであり、知覚でき得ることは、自分自身ではありません。

それでも、ふつうには知覚でき得ることは、さまざまな、もの、こと。人の感情、行動、発言、思考・・・つまり 世界でしかないのです。

これを纏めると、自分自身は知覚され得ない、そして知覚され得ることは世界、となります。そして自分は知覚、意識なら、知覚、意識はその内容であり、世界は自分ということになります。その意識や知覚の内容が世界のほかはないので、世界は、自分です。が、そのような「総てはひとつ」は自我の限界を示します。それは知覚、意識に依存してる、ということです。

また、過去、未来、自分の外のなにかを想定すれば、意識は意識を認めることができそうに感じるのですが・・・意識は意識を知覚できないのです。そして・・・自分自身も自分自身を知覚できませんが・・・だからといって、自分自身とは、そのような、意識ではありません。

No.3925 - 2012/01/12(Thu) 13:27:16

Re: 名称と形態 / ubik0101
ここでもまた、なにか人は、見えること、知覚され得ることではなく、その背後に隠れてることに、依存、同一化するのです。たとえば地位、なにかの主義、技術、なにかの境地、なんでもいいのですが、そいうことに優越感を持ってるとします。でもそうである根拠そのことは、そこで対象として見える、知覚され得る、たとえば自動車、地位・・・そのことには、ないのです。

その知覚され得ることは、どこかで自分自身ではないことは分かってるのであり、その知覚され得る同じことが、劣等感にもなり、努力、怠惰、安定、不安、後悔、満足にもなり得ることを人は、どこかでは知って、いるのです。その背後、知覚されないこと・・・それがあるとして・・・それがとくになにもないとしても・・・とくに根拠のない、理由のないことさえ・・・たとえば優越感そのことの背景となりえます。

すると、対象がなんであれ、食べ物、技術、国籍、思考、反応・・・が優越感の発露になります。それは対象が現に知覚される必要さえありません。たとえば、昔は会社の役員だった、祖父は戦争で活躍した。またたとえば将来は出世する・・・それは自然には成立しにくいので、ことさら強い執着が必要です。

No.3926 - 2012/01/14(Sat) 09:40:20

Re: 名称と形態 / ubik0101
それでなにか特定の個別のことが、たとえば優越感の対象に、理由になり得て。その隠れたことが自明のこととして前提にされて、見えないと言うだけで、ない、とされて、その対象と理由が同一でもあり得ます。

そうなると、たとえば車を持ってるそのことが優越感、となり得ます。おなじように、なにかの思考、状態、状況が・・・劣等感、安定、不安、後悔、満足・・・その原因や理由が見つからない、劣等感、安定、不安、後悔、満足・・・意識依存という意味では、変わることはありません。また優越感と感じない、優越感に縛られることもあり得ます。

ここでも、たとえば優越感について熱心に思考するなら、たとえば、ほかの人との不公平、主観が、優越感を成り立たせてると、見つかるでしょう。つまり、熱心に思考するなら、思考の基礎に破綻が見つかるのです。そこに思考依存からの非常階段があります。

ただ、優越感を劣等感とセットになった思考、というだけで理解するなら、それもその背後に想定される、意識依存です。でも、ほんとーに人には、意識ってあるのでしょうか?こんな疑問も生じますが・・・。

ところで逆に言えば・・・たとえば優越感そのこと・・・意識は意識を見れない・・・に切り込んで行くこと、つまり自分が自分に切り込んでいくこと、それが探究になり得ます。それは見えないのではなく、たとえば優越感を成立させるために、自分で隠してるだけともいえます。それを自分で隠して感じなくして、意識の対象にしてないで、保持するという無知、愚かさ、もあるでしょう。

No.3927 - 2012/01/14(Sat) 09:53:09

Re: 名称と形態 / ubik0101
そしてそれは、見えないから、批判の対象にならないというだけで、正当性が与えられるかもしれません・・・それは、たとえば偽善・・・それを突き詰めると、意識は意識を見れない・・・意識に依存、執着に行き着くかもしれません。

たとえば、自分で自分を怒れるでしょうか?自分で自分を妬むことができるでしょうか。自分で自分を褒める、悲しむことができるでしょうか?とある特定の個別の状態とかを対象にする、自分で自分の要素、履歴、欠片、を対象にする・・・まるでジョーク・・・であればできるかもしれませんが、対象にならない自分を、怒ったり、妬んだり、悲しんだり、褒めたりは不可能です。

そのように人は自分を対象にできないことで、いや、できないようにしてるのでもあり・・・なにかを判断したり、比較したりするとしても、その自分を、見えない、というだけで・・・たとえばころころと、いわゆる心、思考が変わることで自分を自分で騙してることにも気がつかないように自分でして・・・自分に切り込まないことはあるかもしれません。でも、そんな自分、そんな有り様に切り込むのです。それはその、その人にしかできないことかもしれません。

No.3928 - 2012/01/14(Sat) 10:02:28

Re: 名称と形態 / ubik0101
つまりは、自分は自分の対象にならない・・・そこで無知であり得て、対象に依存でき得るのです。そしてまったく同一なこと。つまりは自分は自分の対象にならない・・・そこで依存から解脱するのです。 また今日一日、観察してみたのですが・・・もしかして人に意識は、ない、そんな感じです。
No.3929 - 2012/01/14(Sat) 21:26:49

Re: 名称と形態 / hato

神奈川の雑貨屋さんで見つけた、ガラスの小さな天使たち。
とてもかわいくて、買ったのでした。

ノンちゃんパパが、食べかけのチョコレートに乗せて、1ショット。ひとりは星を持って、ひとりはハートを持って、透明なガラスが、朝日に和らぎます。

No.3930 - 2012/01/15(Sun) 21:26:29

Re: 名称と形態 / ubik0101

ちらほらと今朝は、雪でした。蜘蛛の糸についた水滴が凍っていました。

No.3931 - 2012/01/17(Tue) 22:46:17

Re: 名称と形態 / ubik0101
小高い丘が、雪に溶けています。
No.3932 - 2012/01/17(Tue) 22:48:18

Re: 名称と形態 / ubik0101

この庭の雑草に降りかかる雪です。

No.3933 - 2012/01/17(Tue) 22:49:54

Re: 名称と形態 / ubik0101
白菜です。さすがに無農薬では、外側の葉は虫に食われていますが、切ってみると、なんか大丈夫でした。
No.3934 - 2012/01/17(Tue) 23:02:21