その頃はずっと、なにか思考が起きるその思考の裏、その思考の原因を探っていました。夜。うつ伏せになって布団に寝て、なにか思考されることをノートに書きながら、数時間かけてその思考を奥に奥に深く辿り、思考の前提を見つける。そのことで毎日のように発見があり、幸福感をもたらせてくれました。
そんなあるとき、この幸福感は、もしかして優越感かな?という疑問が生じました。それからはまったく、幸福感を感じることもなく。だからと言って、そのことに寂しさも感じず・・・と、いうことは感じたのですが・・・あいかわらず、思考の背後を辿り続けていました。
そして、ふつう思考は複雑に絡んで現れるのかもしれませんが、もう空中に筆で文字を書くように、一筋の思考しかなくなっていました。そこで、その思考の背後、裏ではなく、その思考してる、その自分の裏を振り返ることができたのだと思います。
続きます。
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No.4045 - 2012/04/16(Mon) 14:31:20
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