なにかを思考しようとするのですが、思考する前に思考が打ち消されてしまうのを感じます。そこに世界が現前・・・見たり聞いたり・・・歩いたり・・・それでまったく問題が生じず安定して楽で。どうも、そういうことが日常の機能としてあるようです。
それがなぜそうなのか思考しようとしても、なかなか困難です。が、それは世界が対象でない、からかもしれません。たとえば意識には、その対象としての限定された内容が付き物で・・・それを思考と呼ぶとして・・・その内容は仮に世界から切り取ったこととして、生起するようです。
なんでもいいのですが、たとえば花と蜂。それぞれの関係を考えるということは。すでに花と蜂を世界から切り取って、特定の個別のこととして、関係を探ってるのではないでしょうか。その、花と蜂は、空想です。実際の、花と蜂ではないのです。それが実際の花と蜂ではないから、なんであれ関係が思考できるのではないでしょうか。
続きます。
|
No.4132 - 2012/08/18(Sat) 10:56:25
|