ときに悟った人が誰かに、その前と後、なにが違いますか?と聞かれることがあるようです。なにも違わないよ。と返事するかもしれません。元の木阿弥、と返事するかもしれません。
ひとつには、たとえば窓から積乱雲が見える。しゃわしゃわと蝉時雨が聞こえる・・・そんなことにあって、そんな知覚の機能は・・・なにも変わらないよ。という意味です。と、いうことは、
すでに、自分で自分を知覚しようとする、いわゆる自我の騒がしい問題が解決されてるということです。そこで見える聞こえる触る味わう思考される、なぜ、これが、これ。それが不思議、という感覚です。
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No.4919 - 2015/08/08(Sat) 07:42:02
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