手前の丸く雪が融けている場所は、昨晩寝た跡です。 寒くないのですねこの犬は。ほとんど小屋では寝ません。 奥の犬小屋の彼は、釧路育ちながら、ヒーターを敷いている小屋からほとんど出てきません。犬それぞれ。
人は他と摩擦を起こして自他を造り、切磋琢磨して世界を進歩させる。子供は喧嘩しながら育つ。 年寄は他を非難することに依って、消えゆく自分の確認をする。故に頑固となり、他から批難されるが故に自我の確立という目的が果たされる。
引いて自分を見れば、この有様が理解できます。他と違う特別な自分と思いたがる自分は、自分から見ても滑稽です。ここら辺までは自我のままでも理解できます。 今のままで良い」という言葉は世界に一つだけの花である自分(自我)の肯定で、一時の慰み。これから脱するには、心(言葉)の沈黙。足を使って天敵より逃げる手段を知らないウサギの様に、沈黙にすべてを任せることが出来たらよいのですが、おいらはなんでもできる可能性があるとの確信から脱出できません。
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No.6399 - 2018/01/30(Tue) 09:10:01
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