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記事No.7908に関するスレッドです

ついでに、 / ubik0101
A=A。つまりB=B、C=C・・・です。たとえば赤は赤。見るは見る。喜びは喜び。これをA=Aと呼びます。では、赤と、青と、見るとか寒いとかの関係はどなってるでしょう。A〜B〜Cとかに変化する日常なくてA=Aは成立しないのです。

分類するならばですが、若葉がでて花が咲き虫が飛び実がなり紅葉する。それを木と呼ぶ・・その変化と、人が木を見る鳥の声を聞く暑さ寒さを感じ空の青さを知る・・・どうでしょう。これが、これ。これがA=A。です。

No.7905 - 2025/02/04(Tue) 06:50:59

Re: ついでに、 / 本の無い図書館
A=A
それが起こる以前も以後もなく。

A=A B=B
変化があるように見えて実は何も起こっていない…と言ってみたくなります。

No.7906 - 2025/02/04(Tue) 16:51:25

Re: ついでに、 / ubik0101
いろんなことが見えたり聞こえたりしますが、そのこっちというか奥というか、裏というか、は、ない、です。自分で探ろうとしたら、虚無です。風景や思考のように見えたり聞こえたりすることだけ知覚されある。

で、ない、の理由を探ります。たとえば♪襟裳の春はなにもない春です。この歌。友、酒、暖炉だけではなく・・・何でもあるから・・・特定の分離された個別のことがない・・・いつも言う譬えですが、

光の総ての色があるから特定の緑でも赤でもなく黄でもなく、透明光。そのためには好きも嫌いも葛藤も善も偽善も怠惰も勤勉も苦も楽も自我も真我も時間も即今も原因も結果も・・・ありとあらゆること、ありとありえないことに満ちて

・・・特段、個別のことがないので、ない。それで風景とか行動とか思考とかの知覚されることと、それを知覚する自分を区別しないなら、不増不減、なにも起こってない、それはそうです。

No.7907 - 2025/02/04(Tue) 17:50:53

Re: ついでに、 / hato

もう、・・

つまんないくらいに普通なこちらです。


庭がすっかり冬景色。

これもとてもいいです。

No.7908 - 2025/02/04(Tue) 17:52:27

好雪片片別処に落ちず / ubik0101
>龐居士、薬山を辞す。
>山、十人の禅客に命じ、相送りて門首に至らしむ。
>居士、空中の雪を指して云く、好雪片片別処に落ちず。
>時に全禅客ありて云く、什麼の処にか落在す。
>士打つこと一掌。
>全云く、居士また草草なることを得ざれ。
>士云く、汝恁麼に禅客と称せば、閻老子いまだ汝を>放さざること在らん。
>全云く、居士 作麼生。
>士また打つこと一掌、云く、眼は見るも盲の如く、口は説うも唖の如し。


>雪竇別して云く、初問の処に、ただ雪団を握って便ち打たん。

うろ覚えなので検索してみました。ひらひら雪は、どこに落ちる。もちろん虚空に落ちます。虚空とは自己。そして雪とは、あらゆる事象。見えること、見ること。聞こえること、聞くこと。考えられること。考えること。考えないこと・・・ありと

あらゆること、ありとありえないこと・・・森羅万象。それは虚空に落ちる。つまり森羅万象は、どこにも落ちません。と、同義です。虚空に何が落ちようがあるでしょう。

で、龐居士が平手打ちで、全禅客に、そこ、君にその雪が落ちてるだろう、しかもどこにも落ちない。この平手打ちの痛みはどこに落ちた。と、示します。ここで、痛みが痛みである必要はないのに痛み。雪。それを指す指。なぜそれがそれなのか、まったく知らない。

たとえば眼は見えてもなぜ見えるのか知らない。話しても、話すことが何か知らないのです。因果にあって因果の壊滅。好雪片片別処に落ちず、美しい一段です。そして雪竇・・・全禅客は、わかった、と、森羅万象である雪団子を握って龐居士、を打てばいい、と言った。

No.7909 - 2025/02/06(Thu) 20:15:01

Re: ついでに、 / 本の無い図書館
…ああ

雪が雪に落ちる
虚空が虚空に落ちる
痛みが痛みに落ちる
因果が因果に落ちる

…本当に跡形もなく…

とてもシン…として清らかですね
清らかすぎて何も住みつけません笑

No.7910 - 2025/02/08(Sat) 08:49:21