「月曜日から二学期ね。あんた夏休みの宿題やったの?」 「やったって昨日から何回も言ってるだろ」 「ならいいけど。でもそんなTシャツ着て今からどこ行くの?そもそも黒いハートの柄ってなによ?ハートの色は赤でしょ」 「うるせー。オレが何を着てどこへ行こーが勝手じゃないか。そもそもハートは赤って決めつけるなよ。ケータイの絵文字じゃあるめーし」 「親に向かってなんていう口をきくの!この子ったら。きっとロックっていう音楽のせいだわ。悪魔の音楽よ、あれは。ア・ク・マ・ノ・オ・ン・ガ・ク」 「人がなにを聴こーが勝手じゃないか。ぐちぐちうるせーな」 「もーいや!あんたをそんな風に育てた覚えはありません!悪徳の音楽よ、あれは。ア・ク・ト・ク・ノ・オ・ン・ガ・ク」 「ア・ク・マ・ノ・オ・ン・ガ・クだかア・ク・ト・ク・ノ・オ・ン・ガ・クだか知らねーけどよ、無理やりカタカナ変換して行数を稼いでるのがまる解かりだぜ、おっかさ。っつーかさ、おっかさの日記はさ、いっつもダラダラなげーんだよ。見栄張って演ったはいいが最終的に収拾がつかなくなっちゃった三流ジャズ・ミュージシャンの抑揚の無いフリージャズみてーなもんだよ。グルグル皿が回ってるけど乗ってるのがどの皿もイナリ寿司だけっつーワン・パターン回転寿司みてーなもんだよ」 「あんた今なんて言った?あたしの日記をケーベツ?もしかしてブジョク?」 「軽蔑も侮辱もなにも真実を言っただけだよ!このカタカナ・クソばばあ!」 「カ・タ・カ・ナ・ク・ソ・バ・バ・アぁ〜ん?おとなしくしてりゃぁいい気になりやがって、このクソガキゃぁ!」 「なにー!おもしれー!やる気か!この、ふやけた冷やし昆布を吊り上げたようなまゆ毛の下に賞味期限切れの梅干しみてーな目ん玉ふたつと成長不良のゴーヤ鼻を投げ置いたような自称【俺は田舎のピカソさん】が描いた油彩画自画像みてーな顔したばばあが!」 「るせー!人の顔をまるで下町の八百屋の投げ売り台呼ばわりすんな!この出来そこないのたわしヤロー!」 「時間の無駄だ!勝手に行かせてもらうぜ!」 「上等だ!行先だけでも教えな!」 「渋谷クロールのイベント『We Love Jett! 2012』に決まってるじゃないか!これなくして夏は終わらねーんだよ」
夏が来て僕等 成長のドアを足であけた (From 夏が来て僕等/真島昌利)
☆☆☆☆☆
?@Harbor’s・・・ジョーンを始めとする女性ロッカーの曲を多く取り上げてた。マフスのカバーに俺は歓喜。 ?ABBG/05・・・ソロになったジョーンをリアルタイムで体験してると思われる世代の女性3人のバンド。この日がデビューとの事。何歳になってもバンドを始めること自体が最高だと思う。 ?BRICO JETT and THE WHITESPIDER・・・問答無用なJettロック!もう最高!途中でゲストVo.として東京を代表するパワーポップ・バンド:ロックボトムの稲垣さん登場。俺は感極まり歓喜。 ?CTHE SLICKS・・・終演後にいろんな方々から暖かい言葉を頂いた。ジョーンのカバーとして『LOVE IS PAIN』をニッポン語詞で演奏した。 ?DSOUTH DELTA・・・ハードロック色の強い楽曲と場馴れした演奏、そしてハイレベルな演奏力に脱帽。 ?ENumber3・・・主催者:Kumiちゃんのバンド。トリにふさわしい熱血ライブ。バンドの定番曲、ストーンズの『GIMME SHELTER』いつ聴いても最高だ!
今回を含めぼくはこのイベントを計3回観てる。んだけど今回は本当に出演バンド全部に強力なJETT LOVEを感じた。これは最高な事だと思う。 来てくれた皆様、本当にありがとうございました。 Kumiちゃん、本当にお疲れ様でした。そしてザ・スリックスを誘ってくれてありがとうございました。「いつかバンドで演りたい」っつー俺の念願がやーっと叶ったんだ。
The Solution『THEN NOW ALWAYS』レコ発 2012年9月23日(日) 浜松G-SIDE 開場16:30 開演17:00 前売¥1800 当日¥2300(1D別) 出演:TAKUMiX MITSUDER-MAN、The Solution、BOOTed COCKS、Traditional Asia 弾丸ノイズ、FLORIANS、THE SLICKS DJ:FUJJY、ミヤケン
写真は8月終わりにやっと咲いた我が家の鉢植えひまわり。去年の土に手を加えずにそのまま流用したらこんな立派な花が夏の終わりに咲いた。手を掛け過ぎるのは意味がない事もあるんだって思ったんだ。
|
No.1009 - 2012/09/02(Sun) 17:00:12
|