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記事No.1057に関するスレッドです

素晴らしき日々(仕事中を除く) / 淳吉郎
我々、サラリーマンにとって貴重なもの。それは会社に仕(つか)える心。それはそうかもしれませぬ。そして毎月の給料日。これは貴重。重要文化財みたいに。そして長期連休。世界遺産級。
5月の長期連休が終了。そしてぼくらサラリーマンは8月の長期連休を指折り数えて心待ち。リーマン・カウントダウン。

始業時間にタイムカードをガチャってin & out。10分経過した時点で「あと7時間50分か(残業時間は除く)・・・」なんつって毎日がリーマン・カウントダウン。5月8日はちょっぴり早く出社。倍速のリーマン・カウントダウンにて午後5時10分退社。タイムカードをガチャってin & out。機械仕掛けの声でタイムカードが言う「キョウハ ヤノアキコサンノ コンサートデスネ。タノシンデキテクダサイ」「ハイ ワカリマシタ」会社じゃわたしも機械仕掛け。

矢野顕子さんのコンサート『矢野顕子、忌野清志郎を歌うツアー』。ピアノ弾き語り。ボク自身のライブ経験としてはおそらくピアノ弾き語りのコンサートなんて初めて。客席は老若男女オール世代。ステージにはカラフルな大きな風船がいっぱい。開演。幼少の頃、駄菓子屋で飲んだみかん水のような声と緑葉に溜まった水晶がこぼれ落ちる様なピアノ。そのふたつが清志郎の楽曲を奏でる。それは想像を超える素晴らしさだった。そしてMCを含むコンサートの節々から伝わるアッコちゃんと清志郎との距離感。近いのに近過ぎない。好きなのに好き過ぎない。清志郎の曲なのに自分の曲として表現する。感極まった。

5月10日はTHE SLICKSのスタジオ練習。セコンド・ギアからサード・ギアに「ガクンっ」ってシフト・レバーを上げた感じ。ソレックスの3連ツイン・キャブが躍動してる。揺れるデュアル・マフラーから排煙が昇り始めた。

5月12日は豊橋:AVANTIへ。
☆Dee Dee Fever・・・個人的には通算3回目のライブ。初めて観た時は「?」。2回目に観た時は「!」。そんな感じだった。つまり「!」マークってのは「大ファンになってしまった」って事で。それ以来、事あるごとに、Dee Dee Feverのライブを観た事がないって人に会う度に「だーめだってそれじゃぁ!ぜーったい観た方がいいって!ブーっ飛ぶから!」と、まるで食卓に並んでから1時間経過した後の伸びたラーメンのような言い方で言い続けてきた。
開演。最近発売された2ndアルバムの曲メインのライブだった。素晴らしかった。あと、このバンドのスゴイところはカバー曲のアレンジ・センス。原曲の感じを変えて演奏するのは簡単。だがカッコよく演るのは至難の業だと思う。
サイコーなライブだった。

☆大江慎也・・・大江さんが音楽活動を再開されてどのくらい経つんだろう?何回かに渡るザ・ルースターズの再結成ライブも含め正直な気持ち、ボクは「そんなに大江さんを引っ張り出さないで」って気持ちだった。「本当に彼は自ら音楽を求めて活動してるんだろうか」って。
開演。ギターを弾きながら彼が唄いだした。彼の顔を観ながら思った「彼は音楽を求めて演っているんだ」って。
それが解かっただけで充分だった。

☆最後はDee Dee Feverの3人を迎えてのバンド形式での大江さん。数曲演って終演・・・かと思ったら大江&池畑のみステージに残ってライブが始まった。実はこれがすごかった。大江さんが50年代以降のロックンロールのスタンダードを弾きはじめると、すぐに池畑さんが呼応する。んでメドレーのようにどんどん大江さんがいろんな曲を演り続けるんだ、ルースターズの曲も入れながら。池畑さんは大江さんの方をじっと見ながらすぐに曲に反応してドラムの叩き方を変更していくのね。ふたりルースターズなの。「これはヤバいぜ!こんな風なジャムり方を初めて観た!井上さんや花田さんが居たとしたって、おそらくこうやってジャムったはず。これがザ・ルースターズってバンドなんだ!」。

写真はDee Dee Feverの新作『moa:』。

☆『HEAT-SHOCK 9』☆2013年5月25日(土)☆浜松 G-SIDE
☆O/S 17:00/17:30 ☆A/D \2000/\2500(1D別)
☆出演:FLORIANS,THE COKES,THE THUNDERROADS,
BALLADMEN,D/I/S/C/O/S,THE MUGGIES,
RONNIE&THE HIS PLAYMATES,THE SLICKS
☆DJ:PUJARI,RYUICHI,DAISUKE

No.1057 - 2013/05/14(Tue) 22:40:17