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記事No.1067に関するスレッドです

すべてはオーライ。 / 淳吉郎
日々の生活の中で、いろんな人々と接点を持つのだけれど、そんな中に少しだけひとりっきりの時間や空間ってのがあって、たとえば、それは、自家用車での移動時間だったりして、通勤途中とか、中古盤屋への買い出しとか、ペットショップにネコ草を買いに行くとか、そんなプライベート・マイルームだからカーステレオからの選曲には余念なく、90分カセット・テープは回り続ける、ボブ・ディランのネバー・エンディング・ツアーみたいに、グルグルと、でも一回か二回、つまり90分ないし180分間、ひとつを聴き続けると「他のバンドも聴きたいなあ」なんつってカセット・チェンジ、食事のメニューだってできれば毎回違う方が嬉しいように、そんな感じでチェンジ・ザ・カセットのエブリデイ・アイ・ハヴ・ザ・ミュージックだけども、なぜかここ2週間ほどクルマの中で鳴り続けてるのがストーンズの60年代マイ・ベスト。転がる4つのタイヤとアスファルトの石ころが同列に並んでるんだ。

土曜日は東京:吉祥寺へ。THE GROOVERSのワンマン・ライブ。超満員の店内。開演。2曲目でデビュー・シングルであり初期の代表曲でもある『現在地』演奏。その時点でわたしは現在地を見失い、ゆらゆらと舞い上がり、吉祥寺の夜空へ。いい街並み。飲み屋もいっぱい。若者もいっぱい。
わたしにとってのスリーピース・バンドの理想形。グルーヴァーズって。素晴らしいライブだった。新曲も披露。アルバムを早く聴きたい。終演後は飲み屋で打上げ。美味い酒。ホテルに戻ってから点けたテレビではジャニーズ制作の不良グループ同士の対決ドラマ。なにげなく視聴。番組終了。すると来週も続きを見たくなってた。
このようにサイコーなロック・ライブは「すべてはオーライ」な気分にしてしまうのです。

日曜日は昼過ぎに帰宅。夕方から浜松のライブ・バー:ビスケット・タイムへ。柳茶屋のワンマン・ライブ。友人いっぱい。開演。ライブハウスではないという事もあり音を抑えた演奏だった。実はこれが素晴らしかった。
常々、わたし自身がバンドの演奏で思っている事があって。ライブにおいて爆音でカッコいいのはサイコー。んで、それと同んなじくらいスゴイのは小さな音でも、そのバンドの世界を作りあげて演れるって事なのです。普段、大きな音で演ってるバンドがそれを演れたらホントにスゴイと思う。
そしてこの日の柳茶屋はそんな演奏だった。3人が今までのレパートリーをそれぞれにアレンジして演っていた。柳茶屋のみなさん、お疲れ様でした。
嫉妬感をわたしはポケットに詰め込むとチャリンコのペダルをこいだ。チェーンの回る音がまるで「スリックスにそれができるか?できるか?できるか?」って、わたしに言っているようだった。くやしいからもっと早くペダルをこいだ。予定よりも早く部屋に着いた。それなので、それはそれで良かったかもしれない。

『シーナ&ロケッツ 35thロッキンツアー2013』
AVANTI 3rd Anniversary Special
2013年8月23日(金) 豊橋AVANTI
O/S;19:00/20:00 前売\4500 当日\5000(1d \500別)
出演;SHEENA & THE ROKKETS,THE SLICKS

チケット発売は6月15日(土)から始まっています。
◎AVANTI 店頭販売
◎e+(イープラス・チケット)
◎THE SLICKSの手売り

写真はグルーヴァーズの新作Tシャツ。ギネス・ビール風?(笑い)
吉祥寺で飲んだ後、電車でホテルの街まで移動したんだけど、このTシャツをそのまま手に持っていたら同んなじ車両にいた方が近寄ってきて言ったんだ「ボクも今日これ買いました」だって!彼とグルーヴァーズ談義をして帰った。すごいでしょ。終演後2時間経過。こちらもあちらも吉祥寺で勝手に飲んでて、んでホテルへ帰ろうつったら同んなじ電車の同んなじ車両にグルーヴァーズ・ファンが共存してたんだよ。
このようにサイコーなロック・ライブは「すべてはオーライ」にしてしまうのです。

No.1067 - 2013/06/17(Mon) 22:45:14