8月23日はシーナ&ロケッツの豊橋ライブ。ボクのバンド;ザ・スリックスは前座にて演奏。
来てくれた皆様、ありがとうございました。主催のJ’s FACTORY様、豊橋AVANTI様、お世話になりました。誘って頂きありがとうございました。
午後6時過ぎ、ロケッツのリハーサル後にスリックスのリハーサルとなった。 ボクは自分のギター;レスポール・カスタムをギターケースから出して店壁に立て掛けた。すると鮎川さんがこっちに来られて「おっ?ジュンキチローのは黒やないんね」「はい、ワインレッドです、87年型の」「この色が発売された時は〜」とギターの説明をしてくれながらボクのギターを両手で抱えてくれた。鮎川さんが俺のギターを手に取ってくれてる!本当にうれしかった!履いてたドクター・マーチン製チェルシー・ブーツの裏っ側が爆発して、ピュウ〜ッって宇宙の果てまでロケットみたいに飛んでっちゃいそうだったぜ! そしてボクのギターの表とか裏とかを見ながら「うん、いいね」って鮎川さんは言われた。 25年前に初めて鮎川さんからレコードにサインをもらったんだけど、その時と変わらないくらいの感動でした。
午後8時ちょっと過ぎにザ・スリックスがライブ開始。 おそらくお客さんの8割以上は初めてボクらを観てくれたんだと思う。だけど曲が終わる度に聞こえる歓声とかで「あ、なんか関心を持ってくれてるな」って感じました。ありがとう。 全9曲のライブだったけど終演直後にボクだけでギターの弾き語りを演った。曲は山口冨士夫さんの『からかわないで』。 8月14日の悲報を聞いた時、ボクに何ができるか?って考えて。んで、この曲を演ろうって決めたのです。
午後9時からシーナ&ロケッツがライブ開始。 豊橋及び近郊在住のロックンロール・キッズが大盛り上がり。大好きなバンドが自分の街でライブを演ってくれるってのは本当に特別な瞬間だと思います。大好きなプロ野球チームが地元の球場で遠征試合をやってくれる、あの感じ。 ロケッツの今回のライブ、選曲がちょっと違ってた。冨士夫さんとの共演アルバム“ギャザード”からの選曲。音楽の仲間には音で、ライブで、気持ちをお伝えする。そんな感じだと思います。鮎川さんのMCにもそれがすごく出ていました。
今のところのロケッツの最新作は5年前に発表された“ジャパニック”。もう5年も経つのか。 鮎川さん、そろそろ新作をお願いします。ラヴ、ピース、そしてダンシング。そんなアルバムを。つまり、それは、ロックンロール。 初めてあなたのギターに打ちのめされたあの日みたいに俺の横っ面に一撃を。
写真は8月3日に発売されたDVD“Wilko Johnson Tokyo Session 2013 AT REDSHOES”。シーナ&ロケッツは全面参加。これは、とっても生々しいライブ映像だと思う。 「よぉし、目玉焼きを作るぞ」つってあなたは生卵をカチンってフライパンの角にぶつける。「ま〜るい黄身が壊れないかな」とか「タマゴの殻の破片が混入しないかな」とかドキドキするでしょ。ロックンロールのライブってそんなもんだと思います。ウィルコとロケッツなんつー歴戦のロックンローラーのワンナイト・セッション。太陽みたいな目玉焼きが焼けてますぜ! このDVDに感動したわたしは、打ち上げ時にお話をしてみた。当日のつぶさな様子を鮎川さんが教えてくれた。そして持参したDVD、ロケッツの皆様にサインを頂いた。 先程、この写真を撮る時に改めてジャケットを見てたら一番上に「FOR JUNKITIROCK」って記されてた。 わかるかい?鮎川さんはそういう方なんだ。
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No.1083 - 2013/08/25(Sun) 19:05:52
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